JPH11148560A - 建設機械のフロントの軸受シール装置 - Google Patents
建設機械のフロントの軸受シール装置Info
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- JPH11148560A JPH11148560A JP9314009A JP31400997A JPH11148560A JP H11148560 A JPH11148560 A JP H11148560A JP 9314009 A JP9314009 A JP 9314009A JP 31400997 A JP31400997 A JP 31400997A JP H11148560 A JPH11148560 A JP H11148560A
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- JP
- Japan
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- seal
- pressing
- construction machine
- bearing
- sealing
- Prior art date
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- Sealing Of Bearings (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】建設機械のフロントの軸受において、良好なシ
ール機能が得られ、摺動面への塵埃の侵入や塵埃の侵入
による摩耗の進行を回避することのできるシール装置を
提供する。 【解決手段】互いに連結されて相対的に回動する一方の
部材13に設けられたブラケット3に軸4を固定する。
他方の部材のボス1にブッシュ2を固定する。軸4とブ
ッシュ4とを回動自在に嵌合する。ブッシュ2とブラケ
ット3との間に、軸4に嵌合する円筒部5aと鍔部5b
とからなる端面部材5を設ける。端面部材5とボス1の
間に弾性材でなるシール材8を設ける。シール材8は端
面部材5の円筒部5aの外周に当接する第1のシール部
8bと、鍔部5bに当接する第2のシール部8bとを有
する。第1、第2のシール部8b、8cをそれぞれ円筒
部5a外周と、鍔部5bに押圧する第1、第2の押圧体
16、17を設ける。
ール機能が得られ、摺動面への塵埃の侵入や塵埃の侵入
による摩耗の進行を回避することのできるシール装置を
提供する。 【解決手段】互いに連結されて相対的に回動する一方の
部材13に設けられたブラケット3に軸4を固定する。
他方の部材のボス1にブッシュ2を固定する。軸4とブ
ッシュ4とを回動自在に嵌合する。ブッシュ2とブラケ
ット3との間に、軸4に嵌合する円筒部5aと鍔部5b
とからなる端面部材5を設ける。端面部材5とボス1の
間に弾性材でなるシール材8を設ける。シール材8は端
面部材5の円筒部5aの外周に当接する第1のシール部
8bと、鍔部5bに当接する第2のシール部8bとを有
する。第1、第2のシール部8b、8cをそれぞれ円筒
部5a外周と、鍔部5bに押圧する第1、第2の押圧体
16、17を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルその
他の掘削機やクレーン等の建設機械において、フロント
の油圧シリンダの連結部やフロントの関節部に使用され
る軸受における潤滑油のシール装置に関する。
他の掘削機やクレーン等の建設機械において、フロント
の油圧シリンダの連結部やフロントの関節部に使用され
る軸受における潤滑油のシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルにおける多関節フロントの
関節部や油圧シリンダの両端の連結部には、潤滑油が供
給されるすべり軸受が用いられる。これらの軸受は、関
節部等の円滑な回動動作を保証するため、潤滑油の漏れ
がなく、かじりのない状態で作動させるため、所定の作
動時間経過ごとに給脂作業を行う必要がある。
関節部や油圧シリンダの両端の連結部には、潤滑油が供
給されるすべり軸受が用いられる。これらの軸受は、関
節部等の円滑な回動動作を保証するため、潤滑油の漏れ
がなく、かじりのない状態で作動させるため、所定の作
動時間経過ごとに給脂作業を行う必要がある。
【0003】このような給脂間隔をなるべく長くして実
質的に無給脂(メンテナンスフリー化)とすることを目
的として、特開平8−105444号公報には、ブッシ
ュとして鉄系焼結体でなる多孔質ブッシュを用い、かつ
潤滑油の粘度をある範囲に特定したものが提案されてい
る。また、該公報に一実施例として開示された構造は、
油圧シリンダ等を取付けるための平行板状のブラケット
間に、油圧シリンダの端部のボスを嵌め込み、ボスに嵌
着したブッシュとして焼結金属を用い、ブッシュおよび
ブラケットに軸を貫挿し、ブッシュの両端面には、軸に
嵌着して、フェルト等の遮油部材とダストシールを設け
て油漏れを防止し、ボスの両端面とブラケットとの間に
シムを介在させている。
質的に無給脂(メンテナンスフリー化)とすることを目
的として、特開平8−105444号公報には、ブッシ
ュとして鉄系焼結体でなる多孔質ブッシュを用い、かつ
潤滑油の粘度をある範囲に特定したものが提案されてい
る。また、該公報に一実施例として開示された構造は、
油圧シリンダ等を取付けるための平行板状のブラケット
間に、油圧シリンダの端部のボスを嵌め込み、ボスに嵌
着したブッシュとして焼結金属を用い、ブッシュおよび
ブラケットに軸を貫挿し、ブッシュの両端面には、軸に
嵌着して、フェルト等の遮油部材とダストシールを設け
て油漏れを防止し、ボスの両端面とブラケットとの間に
シムを介在させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、ボスとブラケットとがシムを介して対面する構
造とすると、スラスト荷重がかかった場合、給脂を受け
ないシムとボスとの間、またはブラケットとシムとの間
の潤滑の悪い状態で摺動するため、摺動音が発生し、近
隣やオペレータの不快感を与えるという問題点がある。
また、無給脂の状態で前記ボスの端面が接触するため、
摩耗が発生し、これによりスラスト方向のガタが発生
し、操作性が悪くなるという問題点がある。
ように、ボスとブラケットとがシムを介して対面する構
造とすると、スラスト荷重がかかった場合、給脂を受け
ないシムとボスとの間、またはブラケットとシムとの間
の潤滑の悪い状態で摺動するため、摺動音が発生し、近
隣やオペレータの不快感を与えるという問題点がある。
また、無給脂の状態で前記ボスの端面が接触するため、
摩耗が発生し、これによりスラスト方向のガタが発生
し、操作性が悪くなるという問題点がある。
【0005】本発明者等はこのような問題点を解決する
構成の軸受として、建設機械の関節部または油圧シリン
ダの連結部に用いられ、互いに連結される部材のうちの
1つの部材に設けられたブラケットに固定される軸と、
他の部材のボスに固定されるブッシュとを回動自在に嵌
合してなる建設機械用軸受において、前記ブッシュの端
面と前記ブラケットとの間に、端面部材を、前記軸に嵌
合し、かつ前記ブラケットまたは前記軸の少なくともい
ずれかに固定して設け、前記端面部材と前記ブッシュま
たは/および前記ボスとの間に、潤滑油の漏れを防止す
るシール材を設けてなり、前記端面部材と前記ブッシュ
とが、潤滑油を介して当接する構造のものを開発し、特
願平9−121864号として提案している。
構成の軸受として、建設機械の関節部または油圧シリン
ダの連結部に用いられ、互いに連結される部材のうちの
1つの部材に設けられたブラケットに固定される軸と、
他の部材のボスに固定されるブッシュとを回動自在に嵌
合してなる建設機械用軸受において、前記ブッシュの端
面と前記ブラケットとの間に、端面部材を、前記軸に嵌
合し、かつ前記ブラケットまたは前記軸の少なくともい
ずれかに固定して設け、前記端面部材と前記ブッシュま
たは/および前記ボスとの間に、潤滑油の漏れを防止す
るシール材を設けてなり、前記端面部材と前記ブッシュ
とが、潤滑油を介して当接する構造のものを開発し、特
願平9−121864号として提案している。
【0006】本発明は、前記先出願における建設機械の
フロントの軸受において、良好なシール機能が得られ、
摺動面への塵埃の侵入や塵埃の侵入による摩耗の進行を
回避することのできるシール装置を提供することを目的
とする。
フロントの軸受において、良好なシール機能が得られ、
摺動面への塵埃の侵入や塵埃の侵入による摩耗の進行を
回避することのできるシール装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による建設機械の
フロントの軸受シール装置は、建設機械のフロントの関
節部または油圧シリンダの連結部に用いられ、互いに連
結されて相対的に回動する一方の部材に設けられたブラ
ケットに固定される軸と、他方の部材のボスに固定され
るブッシュとを回動自在に嵌合してなる建設機械のフロ
ントの軸受シール装置において、前記ブッシュと前記ブ
ラケットとの間に、前記軸に嵌合する円筒部と鍔部とか
らなる端面部材を設け、前記端面部材と前記ボスの間
に、前記端面部材の前記円筒部外周に当接する第1のシ
ール部と、前記鍔部に当接する第2のシール部とを有す
る弾性材でなるシール材を設け、前記シール材の第1、
第2のシール部をそれぞれ前記円筒部外周、前記鍔部に
押圧する第1、第2の押圧体を設けたことを特徴とする
(請求項1)。
フロントの軸受シール装置は、建設機械のフロントの関
節部または油圧シリンダの連結部に用いられ、互いに連
結されて相対的に回動する一方の部材に設けられたブラ
ケットに固定される軸と、他方の部材のボスに固定され
るブッシュとを回動自在に嵌合してなる建設機械のフロ
ントの軸受シール装置において、前記ブッシュと前記ブ
ラケットとの間に、前記軸に嵌合する円筒部と鍔部とか
らなる端面部材を設け、前記端面部材と前記ボスの間
に、前記端面部材の前記円筒部外周に当接する第1のシ
ール部と、前記鍔部に当接する第2のシール部とを有す
る弾性材でなるシール材を設け、前記シール材の第1、
第2のシール部をそれぞれ前記円筒部外周、前記鍔部に
押圧する第1、第2の押圧体を設けたことを特徴とする
(請求項1)。
【0008】また、本発明による建設機械のフロントの
軸受シール装置は、前記第1、第2の押圧体を弾性材で
なる中空リングにより構成する(請求項2)か、あるい
はガータスプリングにより構成する(請求項3)ことを
特徴とする。
軸受シール装置は、前記第1、第2の押圧体を弾性材で
なる中空リングにより構成する(請求項2)か、あるい
はガータスプリングにより構成する(請求項3)ことを
特徴とする。
【0009】また、本発明による建設機械のフロントの
軸受シール装置は、前記シール材の第1のシール部と第
2のシール部との間に、押圧体の受部を設け、前記押圧
体の受部に、前記第1、第2の押圧体の代わりに、前記
第1、第2のシール部を前記円筒部と鍔部に対して押圧
する兼用の押圧体を設けたことを特徴とする(請求項
4)。
軸受シール装置は、前記シール材の第1のシール部と第
2のシール部との間に、押圧体の受部を設け、前記押圧
体の受部に、前記第1、第2の押圧体の代わりに、前記
第1、第2のシール部を前記円筒部と鍔部に対して押圧
する兼用の押圧体を設けたことを特徴とする(請求項
4)。
【0010】また、本発明による建設機械のフロントの
軸受シール装置は、前記第2のシール部の前記鍔部に対
する押圧力を、前記第1のシール部の前記円筒部外周に
対する押圧力より大としたことを特徴とする(請求項
5)。
軸受シール装置は、前記第2のシール部の前記鍔部に対
する押圧力を、前記第1のシール部の前記円筒部外周に
対する押圧力より大としたことを特徴とする(請求項
5)。
【0011】
【作用】本発明の軸受シール装置は、端面部材の円筒
部、鍔部に対し、それぞれシール材の第1のシール部、
第2のシール部が、第1の押圧体、第2の押圧体によっ
て押圧されることにより、良好なシール作用がなされ
る。
部、鍔部に対し、それぞれシール材の第1のシール部、
第2のシール部が、第1の押圧体、第2の押圧体によっ
て押圧されることにより、良好なシール作用がなされ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明による軸受の一実施
例を示す断面図、図2は該軸受の適用箇所を示す油圧シ
ョベルの側面図である。本実施例の軸受は、図2の油圧
ショベルにおけるブームシリンダ51の上部旋回体52
との連結部の軸受k、アームシリンダ53の両端、すな
わちブーム54側、アーム55側の連結部の軸受h、
g、バケットシリンダ56のアーム55側連結部の軸受
eとして用いられるものについて示す。
例を示す断面図、図2は該軸受の適用箇所を示す油圧シ
ョベルの側面図である。本実施例の軸受は、図2の油圧
ショベルにおけるブームシリンダ51の上部旋回体52
との連結部の軸受k、アームシリンダ53の両端、すな
わちブーム54側、アーム55側の連結部の軸受h、
g、バケットシリンダ56のアーム55側連結部の軸受
eとして用いられるものについて示す。
【0013】図1において、3は軸4により相対回動可
能に連結する一方の部材13(前記上部旋回体52、ブ
ーム54あるいはアーム55)に設けられたブラケット
である。
能に連結する一方の部材13(前記上部旋回体52、ブ
ーム54あるいはアーム55)に設けられたブラケット
である。
【0014】1は軸4により前記一方の部材13に相対
回動自在に連結される他方の部材であって、前記各油圧
シリンダ51、53あるいは56の端部の連結部のボス
である。2は該ボス1に圧入嵌着されたブッシュであ
り、該ブッシュ2としては、鉄ブッシュ、多孔質の焼結
体でなるブッシュ、高力黄銅ブッシュ、固体潤滑剤埋め
込みブッシュ、プラスチックブッシュ等が用いられ、特
に多孔質焼結体ブッシュが、潤滑油を長期にわたり保持
し潤滑性を維持しうる点において好ましい。
回動自在に連結される他方の部材であって、前記各油圧
シリンダ51、53あるいは56の端部の連結部のボス
である。2は該ボス1に圧入嵌着されたブッシュであ
り、該ブッシュ2としては、鉄ブッシュ、多孔質の焼結
体でなるブッシュ、高力黄銅ブッシュ、固体潤滑剤埋め
込みブッシュ、プラスチックブッシュ等が用いられ、特
に多孔質焼結体ブッシュが、潤滑油を長期にわたり保持
し潤滑性を維持しうる点において好ましい。
【0015】軸4は該ブラケット3に設けた孔3aに貫
挿され、かつブッシュ2に相対的に回動自在となるよう
に貫挿される。5はブラケット3とブッシュ2との間に
介在させた端面部材であり、該端面部材5は中心孔5a
に軸4が貫挿される。ブラケット3と軸4とは、軸の鍔
部4aとブラケット3とを結合するボルト6によって固
定される。端面部材5とブラケット3とはピン7によっ
て固定される。
挿され、かつブッシュ2に相対的に回動自在となるよう
に貫挿される。5はブラケット3とブッシュ2との間に
介在させた端面部材であり、該端面部材5は中心孔5a
に軸4が貫挿される。ブラケット3と軸4とは、軸の鍔
部4aとブラケット3とを結合するボルト6によって固
定される。端面部材5とブラケット3とはピン7によっ
て固定される。
【0016】前記端面部材5は円周部5aと鍔部5bと
からなり、該端面部材5と対応するボス1の内周の角部
にも段部1aとの間にシール材8が装着される。また、
端面部材5の内周にもゴム製のOリング14が設けられ
ている。
からなり、該端面部材5と対応するボス1の内周の角部
にも段部1aとの間にシール材8が装着される。また、
端面部材5の内周にもゴム製のOリング14が設けられ
ている。
【0017】軸4とブッシュ2との摺動面に対して潤滑
油を供給するため、軸心方向の給油孔9aと半径方向の
給油孔9bが設けられる。10は給油孔9aの入口に設
けられたグリースニップルである。
油を供給するため、軸心方向の給油孔9aと半径方向の
給油孔9bが設けられる。10は給油孔9aの入口に設
けられたグリースニップルである。
【0018】また、本実施例においては、軸4の外周面
における負荷面(シリンダの向きに対向する面とその反
対側の面)に8の字形の溝11を設け、かつ負荷面に直
角をなす面に軸心方向に溝12を設け、負荷面において
は、ラジアル方向とスラスト方向について潤滑油の流れ
を伴う潤滑油の保持と、潤滑性能の向上を図っている。
における負荷面(シリンダの向きに対向する面とその反
対側の面)に8の字形の溝11を設け、かつ負荷面に直
角をなす面に軸心方向に溝12を設け、負荷面において
は、ラジアル方向とスラスト方向について潤滑油の流れ
を伴う潤滑油の保持と、潤滑性能の向上を図っている。
【0019】次に前記シール材8とその取付け構造につ
いて図3により説明する。シール材8はリング状をなす
ゴムや高分子材料等の弾性材からなり、基部8aに芯金
15を埋設して構成され、前記ボス1の段部1a内に嵌
合して取付けられる。該シール材8は断面形状が内周側
に略V字形をなすように突出して前記端面部材5の円筒
部5aの外周に当接させる第1のシール部8bが設けら
れ、さらに、前記端面部材5の鍔部5bに当接させる第
2のシール部8cが設けられ、該第1のシール部8bか
ら第2のシール部8cにわたって傾斜部8dが形成され
ている。
いて図3により説明する。シール材8はリング状をなす
ゴムや高分子材料等の弾性材からなり、基部8aに芯金
15を埋設して構成され、前記ボス1の段部1a内に嵌
合して取付けられる。該シール材8は断面形状が内周側
に略V字形をなすように突出して前記端面部材5の円筒
部5aの外周に当接させる第1のシール部8bが設けら
れ、さらに、前記端面部材5の鍔部5bに当接させる第
2のシール部8cが設けられ、該第1のシール部8bか
ら第2のシール部8cにわたって傾斜部8dが形成され
ている。
【0020】前記第1のシール部8bの外周側には、該
第1のシール部8bを端面部材5の円筒部5aに押圧す
る第1の押圧体16として、ゴムあるいは合成樹脂製の
中空リングを嵌め、また、傾斜部8dの外周にも凹状の
受部8eを設けてその受部8eに第2の押圧体17とし
て前記第1の押圧体16と同様の材質でなる中空リング
を嵌め、それぞれ前記第1のシール部8b、第2のシー
ル部8cを円筒部5aの外周と鍔部5bに押圧してい
る。
第1のシール部8bを端面部材5の円筒部5aに押圧す
る第1の押圧体16として、ゴムあるいは合成樹脂製の
中空リングを嵌め、また、傾斜部8dの外周にも凹状の
受部8eを設けてその受部8eに第2の押圧体17とし
て前記第1の押圧体16と同様の材質でなる中空リング
を嵌め、それぞれ前記第1のシール部8b、第2のシー
ル部8cを円筒部5aの外周と鍔部5bに押圧してい
る。
【0021】この構成においては、シール材8の弾性力
と共に、押圧体16、17の締め付け作用によって第1
のシール部8b、第2のシール部8cをそれぞれ円筒部
5a、鍔部5bに押圧してシール作用を果たす。組付け
時に、スラスト方向(軸方向)にブッシュ2は軸4に対
して1mm〜2mm程度のクリアランスを要し、また、
ブッシュ2の摩耗の進行により、ブッシュ2の半径方向
のクリアランスも1mm〜2mm程度に増大する。そし
て、スラスト方向の相対移動に対しては、第1のシール
部8bにおいて潤滑油のシールを行い、ラジアル方向の
相対移動に対しては、第2のシール部8cが潤滑油のシ
ールを行う。
と共に、押圧体16、17の締め付け作用によって第1
のシール部8b、第2のシール部8cをそれぞれ円筒部
5a、鍔部5bに押圧してシール作用を果たす。組付け
時に、スラスト方向(軸方向)にブッシュ2は軸4に対
して1mm〜2mm程度のクリアランスを要し、また、
ブッシュ2の摩耗の進行により、ブッシュ2の半径方向
のクリアランスも1mm〜2mm程度に増大する。そし
て、スラスト方向の相対移動に対しては、第1のシール
部8bにおいて潤滑油のシールを行い、ラジアル方向の
相対移動に対しては、第2のシール部8cが潤滑油のシ
ールを行う。
【0022】このような構造にあっては、第1のシール
部8b、第2のシール部8cが第1、第2の押圧体1
6、17により押圧されるので、シール作用が良好に行
えると共に、ブッシュ2の内周面や両端面の摩耗により
クリアランスが増大しても、シール材8自体の弾性のみ
ならず、押圧体16、17の作用によって第1のシール
部8b、第2のシール部8cをそれぞれ円筒部5a、鍔
部5bに押圧するので、そのクリアランスの増大に拘ら
ず、シール作用が損なわれない。このように、シール材
8によるシール作用が良好に行われるため、土砂等の入
り込みが防止され、土砂等の侵入によるかじり等が回避
されるため、この点からもさらにシール作用を長期にわ
たり確保することが可能となる。
部8b、第2のシール部8cが第1、第2の押圧体1
6、17により押圧されるので、シール作用が良好に行
えると共に、ブッシュ2の内周面や両端面の摩耗により
クリアランスが増大しても、シール材8自体の弾性のみ
ならず、押圧体16、17の作用によって第1のシール
部8b、第2のシール部8cをそれぞれ円筒部5a、鍔
部5bに押圧するので、そのクリアランスの増大に拘ら
ず、シール作用が損なわれない。このように、シール材
8によるシール作用が良好に行われるため、土砂等の入
り込みが防止され、土砂等の侵入によるかじり等が回避
されるため、この点からもさらにシール作用を長期にわ
たり確保することが可能となる。
【0023】また、ボス1と端面部材5あるいはブラケ
ット3は接触せず、端面部材5とブッシュ2とはシール
材8によって潤滑油がシールされた状態で接触し、無潤
滑状態での接触はないため、端面部からの摺動音(キー
キー音)をなくすことができる。また、ブッシュ2の端
面と端面部材5との間に潤滑油膜が介在した潤滑状態の
良好な状態で摺動するので、スラスト力が発生した状態
でブッシュ2と端面部材5が摺動しても、摺動面におけ
るキーキーという摺動音の発生がなく、かつ端面部材5
とブッシュ2の摩耗が防止されると共に、耐焼付け性も
向上する。
ット3は接触せず、端面部材5とブッシュ2とはシール
材8によって潤滑油がシールされた状態で接触し、無潤
滑状態での接触はないため、端面部からの摺動音(キー
キー音)をなくすことができる。また、ブッシュ2の端
面と端面部材5との間に潤滑油膜が介在した潤滑状態の
良好な状態で摺動するので、スラスト力が発生した状態
でブッシュ2と端面部材5が摺動しても、摺動面におけ
るキーキーという摺動音の発生がなく、かつ端面部材5
とブッシュ2の摩耗が防止されると共に、耐焼付け性も
向上する。
【0024】また、従来のように、ボス1とブラケット
3とが摺動する構造においては、ブラケットは他の部材
に溶接される関係上、構造用炭素鋼など、建設機械の構
造材として一般的に使用される溶接可能で安価な材料に
限定され、材料選択の余地は少ないが、本発明のよう
に、ブッシュ2に対して摺動する部材(端面部材5)と
ブラケット3と別部材とすることにより、端面部材5と
して摺動性のよい部材を選択することができ、これによ
り長期にわたって摩擦抵抗の小さな摺動部を維持するこ
とが可能となり、完全なメンテナンスフリー化も可能と
なる。
3とが摺動する構造においては、ブラケットは他の部材
に溶接される関係上、構造用炭素鋼など、建設機械の構
造材として一般的に使用される溶接可能で安価な材料に
限定され、材料選択の余地は少ないが、本発明のよう
に、ブッシュ2に対して摺動する部材(端面部材5)と
ブラケット3と別部材とすることにより、端面部材5と
して摺動性のよい部材を選択することができ、これによ
り長期にわたって摩擦抵抗の小さな摺動部を維持するこ
とが可能となり、完全なメンテナンスフリー化も可能と
なる。
【0025】なお、軸4に端面部材5を固定する構造と
して、軸4に端面部材5をスプライン結合、キー結合す
る構造としてもよい。また、端面部材5とブラケット3
との固定は、ピン7等による固定具によるのではなく、
端面部材5とブラケット3の当接面を粗面に形成して相
対回動不能にする構造としてもよい。
して、軸4に端面部材5をスプライン結合、キー結合す
る構造としてもよい。また、端面部材5とブラケット3
との固定は、ピン7等による固定具によるのではなく、
端面部材5とブラケット3の当接面を粗面に形成して相
対回動不能にする構造としてもよい。
【0026】また、ラジアルおよびスラスト方向の摺動
面の潤滑油はOリングでなるシール材14によりスラス
ト方向に漏れることが防止されるため、ラジアル負荷、
スラスト負荷に対して優れた潤滑性能、潤滑油の保持機
能を発揮し、さらにメンテナンスフリー化の効果を良好
に達成できる。
面の潤滑油はOリングでなるシール材14によりスラス
ト方向に漏れることが防止されるため、ラジアル負荷、
スラスト負荷に対して優れた潤滑性能、潤滑油の保持機
能を発揮し、さらにメンテナンスフリー化の効果を良好
に達成できる。
【0027】なお、前記Oリングでなるシール材14の
代わりに、ゴムまたは合成樹脂製弾性体でなる円筒状の
シール材を、端面部材5の内周面に固着して設けること
により、端面部材5と軸4との間からの潤滑油の漏れを
防止し、かつ該端面部材5を弾性体でなるシール材によ
って軸4に固定してもよい。
代わりに、ゴムまたは合成樹脂製弾性体でなる円筒状の
シール材を、端面部材5の内周面に固着して設けること
により、端面部材5と軸4との間からの潤滑油の漏れを
防止し、かつ該端面部材5を弾性体でなるシール材によ
って軸4に固定してもよい。
【0028】図4は図3における中空リング16、17
の代わりに前記第1の押圧体20、第2の押圧体21と
してガータスプリングを用いたものであり、本実施例に
よっても同様の効果を奏することができる。
の代わりに前記第1の押圧体20、第2の押圧体21と
してガータスプリングを用いたものであり、本実施例に
よっても同様の効果を奏することができる。
【0029】図5は本発明の他の実施例であり、シール
材23を金属環24に接着等によって固定して設け、該
金属環24と共にシール材23をボス1の段部1aに嵌
合して取付けてなり、該シール材23には、端面部材5
の円筒部5aに対する第1のシール部23aと、鍔部5
bに対する第2のシール部23bに押圧力を付与するた
めの押圧体25として、これらのシール部23a、23
bに兼用したゴムや合成樹脂材料等の弾性材でなる中空
リングを備えたものである。25dは押圧体25による
ラジアル方向の押圧力を、第2のシール部23bによる
端面部材5の鍔部5bにスラスト方向の押圧力として作
用させるために形成された傾斜部である。
材23を金属環24に接着等によって固定して設け、該
金属環24と共にシール材23をボス1の段部1aに嵌
合して取付けてなり、該シール材23には、端面部材5
の円筒部5aに対する第1のシール部23aと、鍔部5
bに対する第2のシール部23bに押圧力を付与するた
めの押圧体25として、これらのシール部23a、23
bに兼用したゴムや合成樹脂材料等の弾性材でなる中空
リングを備えたものである。25dは押圧体25による
ラジアル方向の押圧力を、第2のシール部23bによる
端面部材5の鍔部5bにスラスト方向の押圧力として作
用させるために形成された傾斜部である。
【0030】この場合、シール材23には、第1のシー
ル部23aと第2のシール部23bとの間に押圧力を付
与するため、第1のシール部23aと第2のシール部2
3bとの間の外周面に凹状受部23cの中心を設定し、
該受部23cに前記押圧体25を嵌合する。
ル部23aと第2のシール部23bとの間に押圧力を付
与するため、第1のシール部23aと第2のシール部2
3bとの間の外周面に凹状受部23cの中心を設定し、
該受部23cに前記押圧体25を嵌合する。
【0031】この構成によれば、前記実施例における第
1の押圧体16と第2の押圧体17とが1つの押圧体2
5で兼用されるため、部品点数の削減による構成の簡略
化が達成できる。
1の押圧体16と第2の押圧体17とが1つの押圧体2
5で兼用されるため、部品点数の削減による構成の簡略
化が達成できる。
【0032】図6は図5の変形例に係る本発明の他の実
施例であり、この実施例は、第1のシール部23a、第
2のシール部23bを共通に押圧する押圧体26の押圧
面と、該押圧体26を収容する凹状受部23cを断面形
状が円形をなす形状に形成し、これにより、スラスト方
向、ラジアル方向に押圧力がまんべんなく作用し、安定
したシール作用を発揮させることができる。
施例であり、この実施例は、第1のシール部23a、第
2のシール部23bを共通に押圧する押圧体26の押圧
面と、該押圧体26を収容する凹状受部23cを断面形
状が円形をなす形状に形成し、これにより、スラスト方
向、ラジアル方向に押圧力がまんべんなく作用し、安定
したシール作用を発揮させることができる。
【0033】本発明は、図2に示した前記ブームシリン
ダ51のボトム側の軸受k、アームシリンダ53の両端
の軸受h、i、バケットシリンダ56のボトム側の軸受
eのみならず、ブーム54のブームフート部の軸受j、
ブームシリンダ51のロッド側軸受i、ブーム54とア
ーム55との連結部の軸受f、アーム55とバケット5
9の連結部の軸受b、アーム55とリンク57との連結
部の軸受d、リンク57と58およびバケットシリンダ
56との連結部の軸受c、リンク58とバケット59に
設けたブラケット60との連結部の軸受aにも、各軸の
両端あるいは一端あるいは中間部のシール装置として用
いることができる。
ダ51のボトム側の軸受k、アームシリンダ53の両端
の軸受h、i、バケットシリンダ56のボトム側の軸受
eのみならず、ブーム54のブームフート部の軸受j、
ブームシリンダ51のロッド側軸受i、ブーム54とア
ーム55との連結部の軸受f、アーム55とバケット5
9の連結部の軸受b、アーム55とリンク57との連結
部の軸受d、リンク57と58およびバケットシリンダ
56との連結部の軸受c、リンク58とバケット59に
設けたブラケット60との連結部の軸受aにも、各軸の
両端あるいは一端あるいは中間部のシール装置として用
いることができる。
【0034】上記各実施例において、シール材8、23
の断面形状や押圧体16、17、20、21、25、2
6の取付け位置や締め付け力の選定により、第1のシー
ル部8b、23aにおける押圧力よりも第2のシール部
8c、23bにおける押圧力の方が大きくなるように構
成することにより、最外部における潤滑油の漏れをより
確実に防止することができ、かつ第2のシール部8c、
23bにおける潤滑性を確保することができる。
の断面形状や押圧体16、17、20、21、25、2
6の取付け位置や締め付け力の選定により、第1のシー
ル部8b、23aにおける押圧力よりも第2のシール部
8c、23bにおける押圧力の方が大きくなるように構
成することにより、最外部における潤滑油の漏れをより
確実に防止することができ、かつ第2のシール部8c、
23bにおける潤滑性を確保することができる。
【0035】本発明は、油圧ショベルのみならず、他の
掘削機やクレーン等他の建設機械に適用することができ
る。
掘削機やクレーン等他の建設機械に適用することができ
る。
【0036】
【発明の効果】請求項1〜3によれば、ラジアル方向の
シール部である第1のシール部と第2のシール部とをシ
ール材に設け、それぞれのシール部を第1、第2の押圧
体によって押圧するように構成したので、軸とブッシュ
との間のスラスト方向、ラジアル方向のクリアランスの
存在にかかわらず、双方向について、良好な潤滑油のシ
ール状態を、ブッシュの摩耗の増大にも拘らず、長期に
わたって維持することができる。また、ブッシュの端面
が、潤滑油膜を介して端面部材と当接するため、スラス
ト荷重による摩耗や摺動音の発生を防止し得、かつ潤滑
油の供給間隔を長期化しうる。
シール部である第1のシール部と第2のシール部とをシ
ール材に設け、それぞれのシール部を第1、第2の押圧
体によって押圧するように構成したので、軸とブッシュ
との間のスラスト方向、ラジアル方向のクリアランスの
存在にかかわらず、双方向について、良好な潤滑油のシ
ール状態を、ブッシュの摩耗の増大にも拘らず、長期に
わたって維持することができる。また、ブッシュの端面
が、潤滑油膜を介して端面部材と当接するため、スラス
ト荷重による摩耗や摺動音の発生を防止し得、かつ潤滑
油の供給間隔を長期化しうる。
【0037】請求項4によれば、請求項1〜3の効果に
加え、さらに、第1のシール部と第2のシール部におけ
るシール作用を維持するための押圧体を1つの押圧体で
兼用させたので、請求項1〜3の効果に加え、さらに部
品点数の削減効果が得られる。
加え、さらに、第1のシール部と第2のシール部におけ
るシール作用を維持するための押圧体を1つの押圧体で
兼用させたので、請求項1〜3の効果に加え、さらに部
品点数の削減効果が得られる。
【0038】請求項5によれば、第1のシール部におけ
る押圧力より、第2のシール部における押圧力を大とす
ることにより、最外部における潤滑油の漏れをより確実
に防止することができ、かつ第2のシール部における潤
滑性を確保することができる。
る押圧力より、第2のシール部における押圧力を大とす
ることにより、最外部における潤滑油の漏れをより確実
に防止することができ、かつ第2のシール部における潤
滑性を確保することができる。
【図1】本発明による建設機械用フロントの軸受シール
装置の一実施例を示す断面図である。
装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明において適用する軸受を有する油圧ショ
ベルの側面図である。
ベルの側面図である。
【図3】本発明による建設機械用フロントの軸受シール
装置の図1に示す実施例の詳細を示す拡大断面図であ
る。
装置の図1に示す実施例の詳細を示す拡大断面図であ
る。
【図4】本発明による建設機械用フロントの軸受シール
装置の他の実施例を示す断面図である。
装置の他の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明による建設機械用フロントの軸受シール
装置の他の実施例を示す断面図である。
装置の他の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明による建設機械用フロントの軸受シール
装置の他の実施例を示す断面図である。
装置の他の実施例を示す断面図である。
1:ボス(他方の部材)、2:ブッシュ、3:ブラケッ
ト、4:軸、5:端面部材、5a:円筒部、5b:鍔
部、6:ボルト、7:ピン、8:シール材、8a:基
部、8b:第1のシール部、8c:第2のシール部、8
e:受部、9a、9b:給油孔、10:グリスニップ
ル、11、12:溝、13:一方の部材、14:Oリン
グ、15:芯金、16:第1の押圧体、17:第2の押
圧体、20:第1の押圧体、21:第2の押圧体、2
3:シール材、23a:第1のシール部、23b:第2
のシール部、23c:受部、24:金属環、25、2
6:押圧体、51:ブームシリンダ、52:上部旋回
体、54:ブーム、55:アーム、56:バケットシリ
ンダ、57、58:リンク、59:バケット、60:ブ
ラケット、a〜j:軸受
ト、4:軸、5:端面部材、5a:円筒部、5b:鍔
部、6:ボルト、7:ピン、8:シール材、8a:基
部、8b:第1のシール部、8c:第2のシール部、8
e:受部、9a、9b:給油孔、10:グリスニップ
ル、11、12:溝、13:一方の部材、14:Oリン
グ、15:芯金、16:第1の押圧体、17:第2の押
圧体、20:第1の押圧体、21:第2の押圧体、2
3:シール材、23a:第1のシール部、23b:第2
のシール部、23c:受部、24:金属環、25、2
6:押圧体、51:ブームシリンダ、52:上部旋回
体、54:ブーム、55:アーム、56:バケットシリ
ンダ、57、58:リンク、59:バケット、60:ブ
ラケット、a〜j:軸受
Claims (5)
- 【請求項1】建設機械のフロントの関節部または油圧シ
リンダの連結部に用いられ、互いに連結されて相対的に
回動する一方の部材に設けられたブラケットに固定され
る軸と、他方の部材のボスに固定されるブッシュとを回
動自在に嵌合してなる建設機械のフロントの軸受シール
装置において、 前記ブッシュと前記ブラケットとの間に、前記軸に嵌合
する円筒部と鍔部とからなる端面部材を設け、 前記端面部材と前記ボスの間に、前記端面部材の前記円
筒部外周に当接する第1のシール部と、前記鍔部に当接
する第2のシール部とを有する弾性材でなるシール材を
設け、 前記シール材の第1、第2のシール部をそれぞれ前記円
筒部外周、前記鍔部に押圧する第1、第2の押圧体を設
けたことを特徴とする建設機械のフロントの軸受シール
装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記第1、第2の押圧体が弾性材でなる中空リングによ
り構成されることを特徴とする建設機械のフロントの軸
受シール装置。 - 【請求項3】請求項1において、 前記第1、第2の押圧体がガータスプリングからなるこ
とを特徴とする建設機械のフロントの軸受シール装置。 - 【請求項4】請求項1において、 前記シール材の第1のシール部と第2のシール部との間
に、押圧体の受部を設け、 前記押圧体の受部に、前記第1、第2の押圧体の代わり
に、前記第1、第2のシール部を前記円筒部と鍔部に対
して押圧する兼用の押圧体を設けたことを特徴とする建
設機械のフロントの軸受シール装置。 - 【請求項5】請求項1から4までのいずれかにおいて、 前記第2のシール部の前記鍔部に対する押圧力を、前記
第1のシール部の前記円筒部外周に対する押圧力より大
としたことを特徴とする建設機械のフロントの軸受シー
ル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9314009A JPH11148560A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 建設機械のフロントの軸受シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9314009A JPH11148560A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 建設機械のフロントの軸受シール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11148560A true JPH11148560A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18048120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9314009A Pending JPH11148560A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 建設機械のフロントの軸受シール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11148560A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008232439A (ja) * | 2007-03-21 | 2008-10-02 | Ab Skf | シール組立体 |
JP2009522528A (ja) * | 2006-01-05 | 2009-06-11 | サン−ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション | 環状シールおよび環状シールを含むポンプ |
JP2010053988A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Honda Motor Co Ltd | 湿式多板クラッチのオイル通路 |
CN104769339A (zh) * | 2012-10-16 | 2015-07-08 | 舍弗勒技术有限两合公司 | 用于调节阀的密封装置 |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP9314009A patent/JPH11148560A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009522528A (ja) * | 2006-01-05 | 2009-06-11 | サン−ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション | 環状シールおよび環状シールを含むポンプ |
JP2008232439A (ja) * | 2007-03-21 | 2008-10-02 | Ab Skf | シール組立体 |
JP2010053988A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Honda Motor Co Ltd | 湿式多板クラッチのオイル通路 |
CN104769339A (zh) * | 2012-10-16 | 2015-07-08 | 舍弗勒技术有限两合公司 | 用于调节阀的密封装置 |
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