JP2005214266A - 軸受装置 - Google Patents

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秀樹 秋田
Osamu Itsukida
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Abstract

【課題】 軸受装置の耐久性、寿命や信頼性を高めることができ、保守、点検時のメンテナンス性を向上することができるようにする。
【解決手段】 ボス22の内周側に設けるブッシュ23を、4〜40重量%の銅を含有し230〜1000cStなる粘度の高粘度油が含浸された焼結含油合金により形成する。そして、ボス22と連結ピン26との間に設けるシール装置29は、連結ピン26の外周側に嵌合された第1のシールリング30と、ボス22の内周側に嵌合されシールリング30に摺接する第2のシールリング33とにより構成する。また、ボス22の端面とブラケット部24,25との間には、自己潤滑性を有する材料を用いて形成され連結ピン26の径方向外側となる位置でボス22とブラケット部24,25とに摺動接触する摺動板34を設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に装備される作業装置のピン結合部等に好適に用いられる軸受装置に関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械には、作業装置(フロント部)を構成するブーム、アームおよびバケット等を互いに回動可能に連結するため、それぞれのピン結合部に軸受装置が設けられている。そして、このような軸受装置は、前記ブーム、アームおよびバケット等のうち一方の部材に設けられ内周側にブッシュを嵌着してなるボス部と、このボス部の左,右両側に配置された相手方の部材となる一対のブラケット部と、これらのブラケット部の間にボス部を回動可能に連結する連結ピンとにより構成されている。
この種の従来技術にあっては、ボス部とブラケット部とを円滑に回動動作させるために、油圧ショベルの稼動時間が一定時間を経過する毎に、前記ブッシュと連結ピンとの間に外部から潤滑油を供給し、両者の間を常に潤滑状態に保持する給脂作業が一般的に行われている。
一方、このような潤滑油の給脂間隔を可能な限り延ばして、実質的に無給脂とするために、ブッシュを多孔質な焼結金属材料により形成し、このブッシュの空孔内に高い粘度を有する潤滑油を含浸させる構成とした軸受装置が知られている(例えば、特許文献1,2等)。
この場合、ブッシュの空孔内に含浸させた高粘度の潤滑油は、ブッシュ内で連結ピンが摺動(回動)するときの摩擦熱等により粘度が下がり、空孔内からブッシュと連結ピンとの摺動面間に滲み出すようになり、この状態で連結ピンとブッシュとの摺動面に潤滑用の油膜を形成するものである。
特開平8−105444号公報 特開平11−336763号公報
ところで、上述した従来技術による軸受装置は、ブッシュに含浸させた潤滑油が外部に漏洩するのを防ぐため、ボス部の内周側には、前記ブッシュの軸方向両側に位置して遮油部材、ダストシール等を設ける構成としている。しかし、このようなブッシュに含浸させた潤滑油は、ブッシュ内で連結ピンが摺動するときの摩擦熱等により粘度が低下する。
このため、前述の如き遮油部材、ダストシールを用いただけでは、粘度が低下した液体状の潤滑油が、前記遮油部材と連結ピンとの間の隙間、ダストシールと連結ピンとの間の隙間を通じて外部に漏洩することがある。そして、このように漏洩した潤滑油は、軸受装置の周囲に付着するばかりでなく、この潤滑油に外部から土砂(砂粒を含む)等のダスト等が付着してしまい、その後のメンテナンス作業に手間がかかるという問題がある。
また、連結ピンの径方向外側に位置してボス部の端面とブラケット部との間に形成される隙間内には、隙間調整用のシム板等が一般的に配置されている。しかし、例えばボス部の端面に砂粒等が潤滑油を伴って付着すると、前記ボス部とブラケット部との間でシム板が砂粒等によって早期に摩耗、損傷されるという問題がある。
さらに、このような潤滑油の漏洩が続くと、前記ブッシュと連結ピンとの摺動面に潤滑用の油膜を形成することが難しくなり、両者の摺動面が早期に摩耗、損傷される原因になるという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ブッシュと連結ピンとの間から潤滑油が外部に漏洩するのを抑え、摺動面の摩耗、損傷を長期にわたって防止できると共に、保守、点検時のメンテナンス性を向上でき、耐久性や信頼性を高めることができるようにした軸受装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、内周側にブッシュが嵌着して設けられたボス部と、前記ブッシュの内周側に挿通され前記ボス部を相手方のブラケット部に回動可能に連結する連結ピンと、この連結ピンを前記ブラケット部に廻止め状態で固定する固定手段と、前記ブッシュの軸方向両端側に位置して前記ボス部と連結ピンとの間に設けられたシール手段とを備えてなる軸受装置に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴によると、前記ブッシュは、4〜40重量%の銅を含有し230〜1000cStなる粘度の高粘度油が含浸された焼結含油合金を用いて形成し、前記シール手段は、前記連結ピンの外周側に嵌合して設けられ前記ブッシュの端面に摺接するリップ部を有した第1のシールリングと、前記ボス部の内周側に嵌合して設けられ前記リップ部とは軸方向の反対側となる位置で前記第1のシールリングに摺接する第2のシールリングとにより構成し、前記ボス部の端面と前記ブラケット部との間には、自己潤滑性を有する材料を用いて板状に形成されこれらのボス部とブラケット部とに摺動接触する摺動板を設ける構成としている。
また、請求項2の発明によると、前記連結ピンの外周面には、自己潤滑性を有する材料を用いて表面処理層を形成する構成としている。
さらに、請求項3の発明によると、前記連結ピンの外周面には、潤滑油を保持するために多数の微小な凹窪部を形成する構成としている。
上述の如く、請求項1に記載の発明によれば、4〜40重量%の銅を含有し230〜1000cStなる粘度の油液が含浸された焼結含油合金によりブッシュを形成しているので、このブッシュに含浸させた高粘度の油液(潤滑油)により連結ピンとブッシュとの摺動面を潤滑状態に保持でき、摩耗や損傷等の発生を長期にわたって防止できる。また、連結ピンの外周側にはブッシュの端面に摺接するリップ部を有する第1のシールリングを嵌合して設け、ボス部の内周側には第2のシールリングを嵌合して設け、前記リップ部と軸方向の反対側となる位置で第1,第2のシールリングを互いに摺接させる構成としているので、第1のシールリングのリップ部をブッシュの端面に摺接させることにより、ブッシュと連結ピンとの摺接面間から外部に潤滑油が漏洩するのを抑えることができる。また、このときの潤滑油が第1のシールリングのリップ部とブッシュの端面との間から仮に漏出したとしても、第2のシールリングは、第1のシールリングにリップ部から離れた位置で摺接し続けるので、両者の摺接面をシール面として用いることができ、潤滑油が第1,第2のシールリング間から外部に漏洩するのをほぼ完全に防止することができる。
また、ボス部の端面とブラケット部との間に配置する摺動板を、自己潤滑性を有する材料により形成しているので、例えば掘削作業に伴って発生する土砂等の砂粒を含むダストがボス部の端面とブラケット部との間に侵入した場合でも、ボス部とブラケット部とを摺動板を介して摺動接触させつつ、両者が円滑に相対回転するのを補償することができ、両者の間で摺動板が摩耗、損傷されるのを防止できる。従って、第1,第2のシールリング等からなるシール手段を用いて、潤滑油がブッシュと連結ピンとの間から外部に漏洩するのを抑え、軸受装置の外側面等に潤滑油が付着するのを防止できると共に、保守、点検時等のメンテナンス性を確実に向上することができる。そして、連結ピンとブッシュとの間の摺動面や摺動板の表面等が早期に摩耗、損傷されるのを長期にわたって防止でき、軸受装置としての耐久性や寿命を高め、信頼性を向上することができる。これによって、軸受装置のメンテナンス作業等をほとんど不要にでき、メンテナンスフリー化を実現することができる。
また、請求項2に記載の発明は、連結ピンの外周面に、例えば二硫化モリブデン(MoS2)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、カーボン(C)、リン酸塩等の自己潤滑性を有する材料を用いて表面処理層を形成しているので、これによっても連結ピンとブッシュとの間の摺動面を潤滑状態に保持することができ、両者の摺動面が摩耗、損傷されるのを防止できる。
さらに、請求項3に記載の発明は、連結ピンの外周面に潤滑油を保持する多数の微小な凹窪部を、例えばディンプル加工等の手段を用いて形成しているので、これによっても連結ピンとブッシュとの間の摺動面に潤滑油による油膜を形成し続けることができ、両者の摺動面が摩耗、損傷されるのを防止できる。
以下、本発明の実施の形態による軸受装置を、油圧ショベルのアームとバケットとの連結部に適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
ここで、図1ないし図5は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は油圧ショベルの走行体、2は走行体1上に旋回可能に搭載された旋回体で、この旋回体2は、旋回フレーム3を有し、該旋回フレーム3上には、操作運転部となるキャブ4、外装カバー5およびカウンタウエイト6等が設けられている。
7は旋回体2の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置で、この作業装置7は、旋回フレーム3の前部側にピン結合されたブーム8と、ブーム8の先端側にピン結合されたアーム9と、アーム9の先端側にピン結合されたバケット10とによって大略構成されている。
そして、作業装置7は、ブーム8がブームシリンダ11によって上,下に俯仰動され、アーム9はアームシリンダ12によりブーム8に対して俯仰動される。また、バケット10はバケットシリンダ13によりリンク14,15を介して回動されるものである。
ここで、作業装置7に設けた複数のピン結合部のうち、例えばアーム9とバケット10との間のピン結合部には、図2に示す軸受装置21が装備されている。そして、この軸受装置21は、後述のボス22、ブッシュ23、ブラケット部24,25、連結ピン26およびシール装置29等により構成されている。
22はアーム9の先端側に一体に設けられたボス部としての筒状のボス、23はボス22の内周側に圧入により嵌着して設けられたブッシュで、このブッシュ23は、例えば4〜40重量%の銅を含有し多孔質構造をなす多数の空孔をもった焼結金属材料を用いて形成され、その空孔内には潤滑油を含浸させることにより無給脂ブッシュとして構成されている。
即ち、ブッシュ23は、例えば鉄粉中に4〜40重量%の銅粉を混合し焼結させてなる焼結含油合金により形成され、その空孔内には粘度が230〜1000cStの範囲となる高粘度油(潤滑油)が含浸されている。この場合、ブッシュ23に含浸させる潤滑油は、その粘度が230cSt未満になると、流動性が高い油液となるため前述した空孔内に潤滑油を長期にわたり溜めておくことが難しくなる。
一方、潤滑油の粘度が1000cStを越えると、流動性が低いために後述の如く摩擦熱等で空孔から一旦滲み出した油液が再び空孔内に戻りずらくなり、無給脂ブッシュとして安定した特性を確保するのが難しくなるものである。また、ブッシュ23は、内周側がピン挿嵌穴23Aとなり、左,右の両端側は端面23B,23Bとなっている。
24,25はバケット10に一体に設けられた左,右のブラケット部で、このブラケット部24,25は、図2に示す如くボス22を左,右両側から挟むように配設され、後述の連結ピン26を用いてボス22に対し相対回転可能に連結されている。そして、ブラケット部24,25には、ブッシュ23のピン挿嵌穴23Aと対応する位置にピン穴24A,25Aが穿設されている。
26はボス22をブラケット部24,25間に連結する連結ピンで、この連結ピン26は、長さ方向中間部がブッシュ23のピン挿嵌穴23A内に摺動可能に挿嵌され、その両端側は、ブラケット部24,25のピン穴24A,25A内に挿通されている。また、連結ピン26には、ブラケット部25の外側面に当接される鍔部26Aが一体に形成され、この鍔部26Aには、後述の締結ボルト28が挿通されるボルト挿通穴26Bが穿設されている。
ここで、連結ピン26は、例えば鉄鋼等の剛性材料を用いて図3に示すように形成され、その外周面(表面側)には、例えば二硫化モリブデン(MoS2)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、カーボン(C)、リン酸塩等の自己潤滑性を有する材料を用いてなる表面処理層27が形成されている。即ち、この表面処理層27は、前述の如き自己潤滑性を有する材料を連結ピン26の外周面に焼付け、化成処理して表面に付着させることにより形成されるものである。
28はブラケット部24,25のうち一方のブラケット部25に連結ピン26を固定する固定手段としての締結ボルトで、この締結ボルト28は、図2に示すように連結ピン26の鍔部26Aをブラケット部25の外側面に当接させた状態で、ボルト挿通穴26B内に挿通するようにブラケット部25に螺着される。
これにより締結ボルト28は、連結ピン26の鍔部26Aをブラケット部25に締結し、連結ピン26をブラケット部25に対して廻止め状態で固定すると共に、ブッシュ23およびブラケット部24,25に対して連結ピン26を抜止め状態に保持するものである。
29,29はブッシュ23の軸方向両側に位置してボス22と連結ピン26との間に設けられたシール手段としてのシール装置で、これらのシール装置29は、図2、図4に示すように後述する第1のシールリング30と第2のシールリング33とにより構成されている。
30は連結ピン26の外周側に嵌合して設けられた第1のシールリングで、この第1のシールリング30は、図4に拡大して示すようにリップシール31と、このリップシール31に一体に設けられた後述の摺動筒32とにより構成されている。そして、リップシール31は、例えばニトリルブタジエンゴム(NBR)、ウレタンゴム等の弾性材料を用いて形成されるものである。
ここで、リップシール31は、連結ピン26の外径よりも僅かに小さな内径を有して連結ピン26の外周側に嵌合され、軸方向の一側に後述の摺動筒32が設けられた円筒部31Aと、この円筒部31Aから軸方向の他側に向けテーパ状に拡径して延びたリップ部31Bとにより構成されている。
そして、第1のシールリング30は、リップシール31のリップ部31Bがブッシュ23の端面23Bに締代をもって摺接することにより端面23Bとの間を液密にシールし、ブッシュ23から連結ピン26との摺動面間に滲み出した潤滑油が外部に漏洩するのをリップ部31Bにより抑えるものである。
32はリップシール31と共に第1のシールリング30を構成する摺動部材としての摺動筒で、この摺動筒32は、例えばポリエチレン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリウレタン、フッ素樹脂等の自己潤滑性を有した合成樹脂材料を用いて、図4に示す如く断面L字状をなす筒状体として形成されている。そして、摺動筒32は、リップシール31の一側端面と外周面との角隅に、例えば接着、一体成形等の手段を用いて固着されている。
また、摺動筒32は、リップシール31の外周側に位置する筒部32Aと、この筒部32Aの一端側内周に一体形成されリップシール31の端面側に位置する環状部32Bとにより構成されている。そして、摺動筒32の環状部32Bは、後述する第2のシールリング33に摺接する摺接面32Cを有し、この摺接面32Cは、シールリング33との間にシール面を形成するものである。
33はボス22の内周側に嵌合して設けられた第2のシールリングで、第2のシールリング33は、第1のシールリング30のリップシール31、摺動筒32よりも硬質な材料(例えば、金属材料、合成樹脂材料)等を用いて断面略L字状をなした筒状体として形成されている。そして、第2のシールリング33は、図4に示す如くリップシール31のリップ部31Bとは軸方向の反対側となる位置で第1のシールリング30の摺動筒32に摺接し、摺動筒32との間をシールするものである。
ここで、第2のシールリング33は、ボス22の内周に沿って軸方向に延びる薄肉筒部33Aと、この薄肉筒部33Aの一側に一体形成され薄肉筒部33Aと同様に軸方向に延びる厚肉筒部33Bと、この厚肉筒部33Bから径方向内向きに延びた環状突部33Cとにより構成されている。
また、第2のシールリング33は、薄肉筒部33Aと厚肉筒部33Bがボス22の内周側に圧入により嵌着して取付けられ、厚肉筒部33Bの内周側には、第1のシールリング30(摺動筒32の筒部32A)との間に微小な径方向隙間Sが形成されるものである。
そして、シールリング33の環状突部33Cは、シールリング30の摺動筒32と摺接する摺接面33Dを有し、この摺接面33Dによってシールリング30の摺動筒32との間を液密にシールする。これにより、第2のシールリング33は、潤滑油が摺動筒32との間から外部に漏洩するのを抑えると共に、外部のダスト等が両者の間からブッシュ23側に侵入するのを防ぐものである。
また、シールリング33の環状突部33Cは、シールリング30の摺動筒32と摺接面32C,33Dを介して摺接することにより、ブッシュ23の端面23Bとの間で第1のシールリング30全体を軸方向に位置決めし、第1のシールリング30を抜止め状態に保持する。そして、第2のシールリング33は、第1のシールリング30(リップシール31および摺動筒32)に対してシール押えとして機能するものである。
34,34はボス22の軸方向両側の端面とブラケット部24,25との間に設けられた摺動板で、この摺動板34は、例えばフッ素樹脂、二硫化モリブデン等の自己潤滑性を有する材料を含有したエステル系ウレタン等の合成樹脂材料を用いて、図5に示すような環状平板として形成されている。そして、このような合成樹脂材料からなる摺動板34は、例えば35〜270MPa(メガパスカル)の引張り強さをもって形成され、優れた耐摩耗性と摺動特性を有しているものである。
ここで、摺動板34は、その内周側に連結ピン26が挿通される円形の挿通穴34Aが形成され、摺動板34の外周側には、図5に示す如く径方向外向きに円弧状をなして突出する複数の突部34B,34B,…が一体に形成されている。そして、例えば軸受装置21の組立作業時等には、作業者が突部34Bを把持することにより摺動板34の組付け作業性(取扱い性)を後述の如く向上できるものである。
そして、摺動板34は、図2に示すように挿通穴34A内に連結ピン26を挿通した状態で、ボス22の端面とブラケット部24,25との間に配置され、両者の間の隙間調整を行うと共に、摺動板34の両面がボス22の端面とブラケット部24,25とに摺接し、ボス22の端面とブラケット部24,25とが直に金属対金属で接触するのを防ぐものである。
本実施の形態による油圧ショベルの軸受装置21は、上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、作業装置7を用いて土砂等の掘削作業を行うときには、軸受装置21を介してアーム9の先端側にピン結合されたバケット10が、バケットシリンダ13の伸縮動作に応じて連結ピン26を中心として上,下に回動される。
そして、バケット10の回動時には、ブッシュ23と連結ピン26とが摺動接触するために両者の摺動面間に摩擦熱等が発生する。これによりブッシュ23に含浸させた高粘度油(潤滑油)は、このときの摩擦熱等により粘度が下がるために、ブッシュ23のピン挿嵌穴23A側からブッシュ23と連結ピン26との摺動面に滲み出すようになり、この状態でブッシュ23と連結ピン26との摺動面に油膜を形成することができる。
ここで、ボス22と連結ピン26との間には、第1,第2のシールリング30,33からなるシール装置29を設け、第1のシールリング30は、連結ピン26の外周側に嵌合して設けると共に、リップシール31のリップ部31Bをブッシュ23の端面23Bに締代をもって摺接させる構成としている。
これにより、第1のシールリング30は、リップシール31のリップ部31Bとブッシュ23の端面23Bとの間を液密にシールすることができ、ブッシュ23と連結ピン26との摺動面間から潤滑油が外部に向けて漏出するのを、リップ部31B等によって防止することができる。
また、第2のシールリング33は、ボス22の内周側に嵌合して設け、このシールリング33の環状突部33Cをシールリング30の摺動筒32に摺接面32C,33Dを介して互いに摺接させる構成としているので、シールリング30の摺動筒32とシールリング33との間も液密にシールすることができる。
このため、ブッシュ23と連結ピン26との間の潤滑油が、リップシール31のリップ部31Bを通じて第1,第2のシールリング30,33間に仮に漏洩したとしても、この漏洩油が第2のシールリング33の外部に流出するのを、摺動筒32の摺接面32Cとシールリング33の摺接面33Dとの間で抑えることができ、例えばボス22の外側端面、摺動板34の表面、ブラケット部24,25の端面等に漏洩油(潤滑油)が付着するのを防止することができる。
また、このようなシール装置29をボス22と連結ピン26との間に装着するときには、まず、第1のシールリング30を第2のシールリング33の内側に予め組付けておき、この状態で第1のシールリング30(リップシール31)のリップ部31Bがブッシュ23の端面23Bに当接するまで、第2のシールリング33をボス22の内周側に圧入するように軸方向へと押込んでゆけばよい。
これにより、第1のシールリング30を第2のシールリング33の内側に組込んだままの状態で、第2のシールリング33とブッシュ23との間に第1のシールリング30を配置するように、第1,第2のシールリング30,33をボス22の内周側に一緒に組付けることができる。
そして、第2のシールリング33に設けた環状突部33Cを、シールリング30の摺動筒32に摺接面32C,33Dを介して摺接させた状態で、第1のシールリング30全体をブッシュ23の端面23Bと環状突部33Cとの間に軸方向に関して位置決めすることができ、ブッシュ23と第2のシールリング33との間で第1のシールリング30を抜止め状態に保持することができる。
また、軸受装置21の組立時に連結ピン26を挿入するときには、例えばシールリング30の内周面、ブッシュ23の内周面に予めグリース等の潤滑油を塗布しておくことにより、第1のシールリング30の内周面およびブッシュ23の内周面に沿って連結ピン26を軸方向に容易に挿入でき、挿入作業を円滑に行うことができる。
一方、ボス22の軸方向両側の端面とブラケット部24,25との間で両者の隙間を埋めるように配置した摺動板34,34は、例えばフッ素樹脂、二硫化モリブデン等の自己潤滑性を有する材料を含有したエステル系ウレタン等の合成樹脂材料を用いて、図5に示すような環状平板として形成されているので、例えば35〜270MPa(メガパスカル)の引張り強さを摺動板34に与え、優れた耐摩耗性と摺動特性を発揮することができる。
このため、ボス22の端面とブラケット部24,25との間にそれぞれ摺動板34を配置し、この摺動板34の挿通穴34A内に連結ピン26を挿通した状態では、ボス22とブラケット部24,25との間の隙間調整を、摺動板34を用いて良好に行うことができる。
そして、例えばバケット10を回動するときには、摺動板34の両面がボス22の端面とブラケット部24,25とに摺動接触するので、ボス22の端面とブラケット部24,25とが直に接触するのを防ぐことができ、両者が円滑に相対回転するのを補償することができる。
また、掘削作業に伴って発生する土砂等の砂粒を含むダストが、ボス22の端面とブラケット部24,25との間に侵入した場合でも、両者の間で摺動板34が砂粒等により摩耗、損傷されるのを防止でき、ボス22とブラケット部24,25とを摺動板34を介して円滑に摺動接触させ、ガタ付き等による異音(金属音)の発生を良好に抑えることができる。
また、摺動板34の外周側には、図5に示す如く径方向外向きに円弧状をなして突出する複数の突部34B,34B,…を形成している。このため、例えば軸受装置21の組立作業時やメンテナンス作業時には、作業者が突部34Bを把持して摺動板34を、ボス22の端面とブラケット部24,25との間に容易に配置でき、摺動板34の取扱い性、組付け作業性を向上することができる。
かくして、本実施の形態によれば、ボス22の内周側に嵌着するブッシュ23を、4〜40重量%の銅を含有し、230〜1000cStなる粘度の油液が含浸された焼結含油合金により形成しているので、このブッシュ23に含浸させた高粘度の油液(潤滑油)によって、連結ピン26とブッシュ23との摺動面を潤滑状態に保持でき、両者の摺動面に摩耗や損傷等が発生するのを長期にわたって防ぐことができる。
また、連結ピン26の外周側にはブッシュ23の端面23Bに摺接するリップ部31Bを有するリップシール31(第1のシールリング30)を嵌合して設け、ボス22の内周側には第2のシールリング33を嵌合して設け、リップ部31Bとは軸方向の反対側となる位置で第1,第2のシールリング30,33を摺動筒32の位置で互いに摺接させる構成としている。
これにより、第1,第2のシールリング30,33からなるシール装置29を用いて、ブッシュ23と連結ピン26との間に潤滑油を2段階で封止することができ、両者の間を常に潤滑状態に保持しておくことができる。そして、バケット10の回動時等には、ブッシュ23と連結ピン26とを円滑に相対回転させることができる。
また、第1のシールリング30には、自己潤滑性を有する材料からなり第2のシールリング33と摺接する摺動筒32を設けているので、バケット10の回動時等には第1,第2のシールリング30,33間で生じる摺動抵抗を摺動筒32により低減でき、両者を円滑に摺動接触させることができると共に、シールリング30,33が早期に摩耗されるのを抑えることでき、シール装置29全体の耐久性、寿命を高めることができる。
しかも、第2のシールリング33には環状突部33Cを一体に形成し、この環状突部33Cとブッシュ23との間で第1のシールリング30を軸方向に位置決めする構成としているので、この環状突部33Cを用いてリップシール31のリップ部31Bを、ブッシュ23の端面23Bにほぼ一定の面圧で安定して摺接させることができ、そのシール性能、摺動性能を高めることができる。
また、例えば連結ピン26の内部等に給脂通路(図示せず)を設けておき、ブッシュ23と連結ピン26との摺動面間に外部からグリースガン等を用いてグリース等の潤滑油を給脂する場合には、グリースの給脂圧力によってリップシール31のリップ部31Bを、ブッシュ23の端面23Bから離間する方向に弾性変形させることができる。
そして、このようにリップ部31Bを弾性変形させた状態では、ブッシュ23と連結ピン26との摺動面間に溜まったエア、スラッジ等を外部に効率よく排出できると共に、ブッシュ23と連結ピン26との摺動面間にグリースを円滑に供給することができる。また、この場合でもシールリング30,33間の摺動筒32等によりグリースが外部に漏洩するのを防止できる。
従って、本実施の形態によれば、第1,第2のシールリング30,33からなるシール装置29を用いて、潤滑油がブッシュ23と連結ピン26との間から外部に漏洩するのを抑えることができ、軸受装置21の外側面等に潤滑油が付着するのを防止できると共に、洗浄作業等を大幅に簡略化することができ、外観品質等を確実に向上することができる。
そして、連結ピン26とブッシュ23との間の摺動面、さらにはボス22の端面とブラケット部24,25との間に配置した摺動板34の表面等が、早期に摩耗、損傷されるのを長期にわたって防止することができ、軸受装置21としての耐久性や寿命を高め、信頼性を向上することができる。これにより、軸受装置21のメンテナンス作業等をほとんど不要にでき、メンテナンスフリー化を実現することができる。
また、連結ピン26の外周面には、例えば二硫化モリブデン(MoS2)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、カーボン(C)、リン酸塩等の自己潤滑性を有する材料からなる表面処理層27を形成しているので、これによっても連結ピン26とブッシュ23との間の摺動面を潤滑状態に保持することができ、両者の摺動面が摩耗、損傷されるのを長期にわたって防止できる。
また、本実施の形態による軸受装置21の評価試験を、摩耗検査装置等を用いて現時点で約450時間以上に亘り行っている。この場合、例えば図2に示すボス22とブラケット部24,25との間に連結ピン26の径方向(ラジアル方向)で互いに逆向きとなる所定の荷重を付加しながら、ブッシュ23内で連結ピン26を連続的に正,逆方向に回動させ、ブッシュ23と連結ピン26との摺動面における摩耗量を計測している。
そして、この約450時間に亘る摩耗検査によっても、ブッシュ23の摩耗量は、0.01mm以下となり、ブッシュ23のピン挿嵌穴23Aがほとんど摩耗していないことが確認できている。これに対して、従来品(例えば、特許文献1に記載の軸受装置)の場合には、同様の摩耗検査を行うと、ブッシュの摩耗量が0.065mmにまで達している。また、連結ピン26の摩耗量は、0.024mmとなり、従来品の場合には、連結ピンの摩耗量が0.030mmにまで達している。
このように、本実施の形態によれば、ブッシュ23の摩耗量を従来品に比較して約1/6まで低減することができ、連結ピン26の摩耗量についても、4/5程度に低減できることが確認されている。
次に、図6は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
しかし、本実施の形態の特徴は、例えばディンプル加工等の手段を用いて連結ピン41の外周面に、潤滑油を保持するため多数の微小な凹窪部42,42,…を形成する構成としたことにある。
ここで、連結ピン41は、第1の実施の形態で述べた連結ピン26とほぼ同様に構成されている。しかし、この場合の連結ピン41は、第1の実施の形態で述べた表面処理層27に替えて、その外周面に多数の凹窪部42を形成している点で第1の実施の形態とは異なっている。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、連結ピン41の外周面に多数の微小な凹窪部42を形成しているので、これによっても連結ピン41とブッシュ23との間の摺動面に潤滑油による油膜を形成し続けることができ、両者の摺動面が摩耗、損傷されるのを長期にわたって防止することができる。
次に、図7は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
しかし、本実施の形態の特徴は、ボス22を左,右両側から挟むように配設されるブラケット部51,52に、ブッシュ53,54を抜止め状態で嵌着して設ける構成としたことにある。
ここで、ブラケット部51,52は、第1の実施の形態で述べたブラケット部24,25とほぼ同様に構成されている。しかし、この場合のブラケット部51,52は、内周側にブッシュ53,54を介して連結ピン26の両端側が挿嵌されるている点で異なるものである。
また、ブッシュ53,54は、第1の実施の形態で述べたブッシュ23とほぼ同様に構成され、その内周側がピン挿嵌穴53A,54Aとなっている。しかし、この場合のブッシュ53,54は、ブラケット部51,52の板厚等に対応して軸方向長さが短く形成されているものである。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。しかし、本実施の形態では、ボス22の内周側にブッシュ23を設けると共に、ブラケット部51,52にもピン穴に相当する位置に同様のブッシュ53,54を設ける構成としている。
このため、締結ボルト28を用いてブラケット部25に締結されることによりブラケット部25に対して廻止めされた連結ピン26が、ブラケット部24,25に対して僅かに相対回転する場合でも、ブッシュ53,54を用いることによって連結ピン26をブッシュ53,54内で摩耗、損傷されるのを防止できる。
また、この場合のブッシュ53,54も無給脂ブッシュであるから、ブッシュ53,54と連結ピン26との間の摺動面を潤滑状態に保持することができ、両者の摺動面が摩耗、損傷されるのを長期にわたって防止できる。そして、ガタ付き等による異音(金属音)の発生を良好に抑えることができる。
なお、前記第1の実施の形態では、連結ピン26の外周面に自己潤滑性を有する材料からなる表面処理層27を形成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばリン酸マンガン被膜等の塩浴処理または熱処理等を連結ピン26の外周面に施す構成としてもよい。また、連結ピン26の表面にクロムメッキ等を施す構成としてもよい。
また、前記実施の形態では、軸受装置21をアーム9とバケット10との間のピン結合部に適用する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば作業装置7を構成するブーム8とアーム9との間のピン結合部、ブーム8のフート部と旋回フレーム3との間のピン結合部、各シリンダ11,12,13のピン結合部等に軸受装置を適用してもよい。
さらに、前記実施の形態では、軸受装置を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン、ホイールローダ、ブルドーザ、またはリフトトラックと呼ばれる作業車両等の他の建設機械にも広く適用できるものである。
本発明の第1の実施の形態による軸受装置が適用された油圧ショベルを示す正面図である。 軸受装置を図1中の矢示II−II方向からみた拡大断面図である。 図2中の連結ピンを単体で示す一部破断の外観図である。 図2中のシール装置等を拡大して示す断面図である。 図2中の摺動板を単体で示す側面図である。 第2の実施の形態で用いる連結ピンの要部拡大断面図である。 第3の実施の形態による軸受装置を示す拡大断面図である。
符号の説明
21 軸受装置
22 ボス(ボス部)
23 ブッシュ
23B 端面
24,25,51,52 ブラケット部
26,41 連結ピン
27 表面処理層
28 締結ボルト(固定手段)
29 シール装置(シール手段)
30 第1のシールリング
31 リップシール
31A 円筒部
31B リップ部
32 摺動筒
33 第2のシールリング
33C 環状突部
34 摺動板
42 凹窪部
53,54 ブッシュ

Claims (3)

  1. 内周側にブッシュが嵌着して設けられたボス部と、前記ブッシュの内周側に挿通され前記ボス部を相手方のブラケット部に回動可能に連結する連結ピンと、この連結ピンを前記ブラケット部に廻止め状態で固定する固定手段と、前記ブッシュの軸方向両端側に位置して前記ボス部と連結ピンとの間に設けられたシール手段とを備えてなる軸受装置において、
    前記ブッシュは、4〜40重量%の銅を含有し230〜1000cStなる粘度の高粘度油が含浸された焼結含油合金を用いて形成し、
    前記シール手段は、前記連結ピンの外周側に嵌合して設けられ前記ブッシュの端面に摺接するリップ部を有した第1のシールリングと、前記ボス部の内周側に嵌合して設けられ前記リップ部とは軸方向の反対側となる位置で前記第1のシールリングに摺接する第2のシールリングとにより構成し、
    前記ボス部の端面と前記ブラケット部との間には、自己潤滑性を有する材料を用いて板状に形成されこれらのボス部とブラケット部とに摺動接触する摺動板を設ける構成としたことを特徴とする軸受装置。
  2. 前記連結ピンの外周面には、自己潤滑性を有する材料を用いて表面処理層を形成してなる請求項1に記載の軸受装置。
  3. 前記連結ピンの外周面には、潤滑油を保持するために多数の微小な凹窪部を形成する構成としてなる請求項1に記載の軸受装置。
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