JPH0634433Y2 - 作業機用部材の連結部隙間調整構造 - Google Patents

作業機用部材の連結部隙間調整構造

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JPH0634433Y2
JPH0634433Y2 JP1988139589U JP13958988U JPH0634433Y2 JP H0634433 Y2 JPH0634433 Y2 JP H0634433Y2 JP 1988139589 U JP1988139589 U JP 1988139589U JP 13958988 U JP13958988 U JP 13958988U JP H0634433 Y2 JPH0634433 Y2 JP H0634433Y2
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annular
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正志 武者
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新キャタピラー三菱株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/045Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2350/00Machines or articles related to building
    • F16C2350/26Excavators

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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、作業機等の関節部となる構成部材間の連結
部の隙間調整構造に関する。
【従来の技術】
一般に油圧ショベル等の作業機の構成部材は第3図に示
すように車輌本体に固着されたブラケット60にブーム4
1,アーム42,バケット43を順次枢着し、これらの各構成
部材に回転駆動力を与えるブームシリンダ44,アームシ
リンダ45,バケットシリンダ46がそれぞれ取付けられた
構成から成っている。 そして、相互に連結される一対の連結部材の枢着点とな
る連結部10を第4図に示すと、一方の連結部材として示
すアーム42の連結片、即ちアームボス部40を、他方の連
結部材として示すバケット43の左右一対のブラケットの
バケットボス部20間に嵌込み、上記バケットボス部20に
枢軸となる連結ピン30を該連結ピン30の回転を拘束する
ように取付け、前記アームボス部40には連結ピン30との
軸受面により生じる摩耗、焼付け等を防止するスリーブ
ベアリング50を嵌合した連結構造となっている。 この連結部10には作業機の作動(掘削、積込み等)によ
って連結ピン30の径方向に高荷重が繰り返し負荷される
と共に連結ピン30の軸方向にも横荷重が負荷され、これ
が各構成部材に加わるのでブラケットのバケットボス部
20とアームボス部40の対向する面A,B、が摩擦し、連結
ピン30を支承するアームボス部40とバケットボス部20と
の軸方向の隙間eが増大する。 このような連結ピンの径方向と軸方向の隙間の増大は作
業時に衝撃音を発生させ騒音の一因となるとともに関連
部品の摩耗を促進させる結果となっていた。 そして、軸方向の隙間増大はバケットボス部20及びアー
ムボス部40がコスト高の大型部品を使用している場合が
多いため容易に部品交換や修理ができないのが通常であ
り、交換、修理作業を行うにしても多大の時間と労力が
要求され費用が嵩む欠点がある。 また、シムにより隙間を調整する手段も用いられるが、
そのためには関連部品の分解、組立が必要である。 そこで、連結片に潤滑油によって枢軸側に移動するフロ
ートを設ける構成が知られているが、上記構成では、未
だ十分にフロートと連結片との隙間を維持することがで
きない。
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記事情に鑑みて鋭意研究の結果創案された
ものであって、その主たる課題は作業機等の関節となる
連結部の軸方向の隙間の調整を、連結片と枢軸との軸受
部分に注入される潤滑油を利用して行うことにある。
【問題点を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの考案は、 一方の連結部材の連結片を、他方の連結部材に設けられ
た左右一対のブラケットの間に嵌込み枢軸で回転可能に
連結すると共に、ブラケットと連結片との間に形成され
た隙間を調整可能とする作業機用部材の連結部隙間調整
構造において、 (a).連結片の外側に開口し枢軸との軸受面に潤滑油
を充填する注入口を設ける、 (b).連結片の孔の側端で枢軸の外周面との間に環状
溝を形成する環状段部を設ける、 (c).該環状段部に枢軸の軸方向に拘束された環状の
リテーナ部を嵌込む、 (d).該リテーナ部の先端は上記環状溝との間で軸方
向に空隙ができるように配置する、 (e).該リテーナ部に第1オイルシール部材を設けて
上記環状溝との間で上記空隙に充填された潤滑油が密封
できるよう嵌め込む、 (f).上記環状溝の径方向外側で対向する連結片とブ
ラケットとの端面間に隙間部分を形成し、該隙間部分に
外側から第2オイルシール部材を取付けてなる、 という技術的手段を講じている。
【作用】
注入口から注入された潤滑油は連結片と枢軸との軸受面
間を通って環状溝の空隙に浸入する。 そして潤滑油が空隙に溜るが、該空隙に溜った潤滑油は
軸方向に拘束されたリテーナ部で遮断され且つ第1オイ
ルシール部材によって密封されるので潤滑油が維持され
る。 また、これにより、上記環状溝の径方向外側で対向する
連結片とブラケットとの端面間に隙間部分が所定の隙間
だけ維持され、また、該隙間部分は外側に第2オイルシ
ール部材が設けられてシールされる。 このように、前記空隙を含む軸受面に充填されて密封さ
れた潤滑油によって連結片が両側のブラケットとの間に
保持されてブラケットと連結片との間の隙間を調整でき
る。
【実施例】
以下に、この考案に係わる連結部の隙間調整構造を油圧
ショベルの作業機の連結部に適用した場合の好適実施例
を図面を参照しつつ説明する。 第1図に示す連結部1の隙間調整構造は、第3図に概略
構成を示した油圧ショベルの作業機用部材の関節となる
連結部1であって、一方の連結部材として例示するアー
ム42の連結片となるアームボス部4と、他方の連結部材
として例示するバケット43のブラケットとなるバケット
ボス部2、2とに枢軸3を嵌挿している。 そして、アームボス部4の外周面の中央には枢軸3との
軸受面に潤滑油を注入するグリースフィッチング17が設
けられており、またこのアームボス部4の孔4Aの内周面
には、その両側にスリーブベアリング5が嵌合してい
る。 また、上記アームボス部4の孔4Aの一側端には該孔4Aと
同心で大径の環状段部6が穿設されており、枢軸3の外
周面との間に環状溝7を形成する。 更に、枢軸3には環状にリテーナ部8が軸支されてお
り、上記環状段部6と枢軸3の外周面とで形成された環
状溝7に径方向に隙間なく嵌め込まれている。 このリテーナ部8には、その外周面と内周面にそれぞれ
第1オイルシール部材として小型のOリング9A、9Bが一
対に嵌合している。 このOリング9Aは、リテーナ部8の外周面と環状段部6
の軸方向に延びる周面との接触面の隙間をシールし、O
リング9Bは、リテーナ部8の内周面と枢軸3の外周面と
の軸受面の隙間をシールしている。 この第1オイルシール部材は、図示例の場合、Oリング
を用いたが、高負荷、高圧力に対しては該Oリングと共
にその外側にバックアップリングを重合して使用しても
よい。 次に、一対のバケットボス部2はアームボス部4の両側
との間に隙間eを隔てて対向するよう枢軸3に軸支され
る。 ここで、上記隙間eは、環状溝7に嵌合したリテーナ部
8の端面がバケットボス部2の対向面と衝合した際に、
前記環状溝7との間に空隙fを形成しうるよう設定され
る。 図示例の場合、リテーナ部8は環状段部6の窪み部分の
形状に対応して設定したので、バケットボス部2とアー
ムボス部4との間の隙間eがリテーナ部8と環状段部6
との間の空隙fと略同一の間隔となる。 このように構成されているので、グリースフィッチング
17からグリースを注入すると、注入されたグリースG1
は、アームボス部4と枢軸3との隙間を通ってスリーブ
ベアリング5と枢軸3の軸受面間へ浸入し、該スリーブ
ベアリング5を径方向のアームボス部4側に押圧する。 更に、注入が続行されるとグリースG1は外方へ進み、環
状溝7の空隙fに浸入する。 ここで、リテーナ部8はグリースG1の圧力でバケットボ
ス部2と衝合しており且つ前記第1オイルシール部材9
A、9Bで空隙fを密封しているので、上記空隙f内にグ
リースG1を充填することができる。 また、グリースG1の注入が更に続くことにより、空隙f
に収納されたグリースG1の僅かな量がその圧力を減殺さ
れてリテーナ部8のOリング9A、9Bを越えてその軸受面
間に浸出し油膜を形成する。 即ち、リテーナ部8とバケットボス部2、枢軸3及びア
ームボス部4との隙間に滲み出たグリースG2が油膜を形
成しつつ、バケットボス部2とアームボス部4間の隙間
eに溜るので、該隙間eの外側から嵌着された第2オイ
ルシール部材となる大型のOリング9Cによってシールさ
れる。 これにより、前記軸受面間と空隙fに収納されたグリー
スG1によってアームボス部4が位置決めされる。 本実施例でリテーナ部はバケットボス部と別体のリング
形状としたが、バケットボス部と一体に形成するもので
あってもよい。 第2図に示す連結部1の隙間調整構造は、左右のバケッ
トボス部2、2の軸方向内端面側にそれぞれ環状のリテ
ーナ部8を一体に突設した場合の異なる実施例を示す。 この実施例の場合、アームボス部4の両側に同様の隙間
調整構造を用いているので、アームボス部4と枢軸3と
の軸受面間で潤滑材が充填される隙間を軸方向の中央で
2分するよう仕切ることがOリング9Cを傷めることなく
好ましい。 即ち図示例の場合、上記軸受面間にはその中央にシール
部9Dが設けられている。 ここで一例として示されるシール部9Dは、アームボス部
4の孔4Aの内周面の中央に外端を嵌合した環状のスペー
サと、該スペーサに位置決めされた左右対称の一対のリ
ップ状のシールとからなっており、リテーナ部のOリン
グ9A,9Bと共にグリースG1の充填される軸受面間の隙間
を左右独立となるよう密封している。 そして、アームボス部4の外周面には上記二分された軸
受面間の隙間にグリースをそれぞれ充填するための一対
のグリースフィッチング17A、17Bが設けられている。 その他の構成は前記実施例と同様であるので同一構成に
は同一符号を付している。 このような構成なので、各グリースフィッチング17Aま
たは17Bから各別にグリースG1が注入されると、シール
部9Dで仕切られて独立したそれぞれのアームボス部4と
枢軸3との隙間を通ってスリーブベアリング5と枢軸3
の軸受面間へ浸入し、それぞれの環状溝7の空隙f内に
浸入する。 ここで、リテーナ部8はバケットボス部2と一体であり
且つ前記第1オイルシール部材9A、9Bで空隙fを密封し
ているので、上記空隙f内に充填されたグリースG1によ
って前記実施例と同様にアームボス部4を位置決めする
ことができる。 なお、上記した各実施例では作業機用部材の連結部とし
て油圧ショベルの連結部の1つを例示したが、この考案
はその他の建設機械、工作機械等、要するに関節点とな
る連結部を有するものであればよく、その連結部が用い
られる機械の種類を問わないこと勿論である。
【考案の効果】
この考案によれば、軸受面間と連通して連結片の端部と
リテーナ部との間に設けられた空隙に潤滑油を維持した
まま密封するので、潤滑油の充填が同時に隙間調整を行
なうことになり、隙間調整のための特別の作業を必要と
しない。 また、連結片に環状段部を設け、リテーナ部を嵌込むだ
けの簡単な構造からなるので部品点数が少なく、組立作
業や部品管理上でも優れる。 連結片とブラケットとの端面間の隙間部分は、環状溝に
嵌合されたリテーナ部との空隙の間隔を基に設定され隙
間を維持することができる。 更に前述の如く潤滑油を利用するので、軸受潤滑と隙間
調整油が共通となりメンテナンスが簡素化する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の連結部の隙間調整構造に係る実施
例の要部断面図、第2図はリテーナ部をアームボス部に
一体に設けた異なる実施例の断面図、第3図は従来の連
結部の断面図、第4図は作業機の一例を示す油圧ショベ
ルの各連結部材及び連結部を示す側面図である。 1……連結部 2……バケットボス部 3……枢軸 5……スリーブベアリング 4……アームボス部 6……環状段部 7……環状溝 8……リテーナ部 17……グリースフィッチング G1……グリース

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の連結部材の連結片を、他方の連結部
    材に設けられた左右一対のブラケットの間に嵌込み枢軸
    で回転可能に連結すると共に、ブラケットと連結片との
    間に形成された隙間を調整可能とする作業機用部材の連
    結部隙間調整構造において、 連結片の外側に開口し枢軸との軸受面に潤滑油を充填す
    る注入口を設けると共に、連結片の孔の側端で枢軸の外
    周面との間に環状溝を形成する環状段部を設け、 該環状段部に枢軸の軸方向に拘束された環状のリテーナ
    部をその先端が上記環状溝との間で軸方向に空隙ができ
    るように配置し、且つリテーナ部に第1オイルシール部
    材を設けて上記空隙に充填された潤滑油が密封できるよ
    う嵌め込み、 上記環状溝の径方向外側で対向する連結片とブラケット
    との端面間に隙間を形成し、該隙間部分に外側から第2
    オイルシール部材が取付けられていることを特徴とする
    作業機用部材の連結部隙間調整構造。
  2. 【請求項2】リテーナ部が、環状段部の空隙形状に沿う
    環状部材からなって、その径方向外側の外周面と内側の
    内周面にそれぞれ第1オイルシール部材が取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の作業機用部材の
    連結部隙間調整構造。
JP1988139589U 1988-10-26 1988-10-26 作業機用部材の連結部隙間調整構造 Expired - Lifetime JPH0634433Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0262947U JPH0262947U (ja) 1990-05-10
JPH0634433Y2 true JPH0634433Y2 (ja) 1994-09-07

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JPH0343455Y2 (ja) * 1985-03-27 1991-09-11

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JPH0262947U (ja) 1990-05-10

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