JPH082494Y2 - 建設機械のピン連結部の軸受装置 - Google Patents

建設機械のピン連結部の軸受装置

Info

Publication number
JPH082494Y2
JPH082494Y2 JP1991026970U JP2697091U JPH082494Y2 JP H082494 Y2 JPH082494 Y2 JP H082494Y2 JP 1991026970 U JP1991026970 U JP 1991026970U JP 2697091 U JP2697091 U JP 2697091U JP H082494 Y2 JPH082494 Y2 JP H082494Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boss
fixed
pin
bush
flanged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991026970U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04121520U (ja
Inventor
主雄 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP1991026970U priority Critical patent/JPH082494Y2/ja
Publication of JPH04121520U publication Critical patent/JPH04121520U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH082494Y2 publication Critical patent/JPH082494Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/045Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2350/00Machines or articles related to building
    • F16C2350/26Excavators

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建設機械の固定部材
に回動部材を連結するために、固定ボスと揺動ボスにピ
ンを挿通して連結したときの、ピン連結部の軸受装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は建設機械の油圧ショベル部を示し
たものであり、ブーム1、アーム2、バケット3等のア
タッチメント類は、固定側の部材に回動部材がピン連結
部4,4…で連結されている。図2は従来の建設機械の
ピン連結部4の要部断面を示しており、揺動ボス5の両
側を固定ボス6,6が挟持し、双方のボス5,6へピン
7を挿通してある。揺動ボス5にはスチールブッシュ
8,8を内嵌してあり、このスチールブッシュ8,8が
焼き入れを施したピン7の表面を揺動して揺動ボス5が
回動する。又、揺動ボス5の中央部にはグリースニップ
ル9が設けられ、内部のグリース溜り10へグリースを
注入するようにしてある。
【0003】固定ボス6の一端にはピン7を貫通して係
止ボルト11を挿通してあり、ピン7は固定ボス6に支
持される。そして、固定ボス6,6と揺動ボス5との合
接部には間隙があり、ここからピン7の回動部位へ異物
が侵入しないように、前記スチールブッシュ8の外側へ
夫々シール12を嵌入してある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来のピン連
結部の軸受装置は、ピン7とスチールブッシュ8との摺
動部位にシール12を嵌入してあるが、該シール12は
リップ形の単品を装着してあるため耐久性の面で問題が
ある。従って、該シール12が破損し易く、土砂等の異
物がスチールブッシュ8の内部へ侵入してピン7やスチ
ールブッシュ8を損傷し、回動部位が異常摩耗したり喰
い付きを起こすことがある。
【0005】そこで、スチールブッシュの外部から摺動
部内への異物の侵入を防止し、ピン連結部の軸受装置の
寿命を向上させるために解決すべき技術的課題が生じて
くるのであり、本考案はこの課題を解決することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために提案されたものであり、固定部材に回動部
材を連結するために、一方の部材に揺動ボスを固着し、
他方の部材に固定ボスを固着して前記揺動ボスを挟持
し、双方のボスにピンを挿通して該ピンを固定ボスで支
持したピン連結構造であって、前記双方のボスの合接部
に夫々鍔付ブッシュを設け、夫々の鍔付ブッシュの当接
面に環状溝を対向して穿設し、この環状溝へシールを嵌
入すると共に鍔付ブッシュの合接部の外周縁部に弾性体
シールを嵌入し、ピン端面を蓋装するエンドプレートを
前記固定ボスの外端面にシムを介装してボルト締めし、
該エンドプレートの内側面を固定ボス側の鍔付ブッシュ
の外端面に当接すると共に、エンドプレートとピン端面
間にスラストプレートを介装し、更に、前記シムの増減
により固定ボス側の鍔付ブッシュを軸方向へ移動可能に
形成したことを特徴とする建設機械のピン連結部の軸受
装置を提供するものである。
【0007】
【作用】揺動ボスと固定ボスとの合接部に鍔付ブッシュ
を設けてあり、双方のボスの合接部の外周縁部に弾性体
シールを嵌入してあるので、外部から雨水や土砂等の異
物が侵入するのを防止できる。前記鍔付ブッシュの当接
面には夫々環状溝にシールを嵌入してあるので、各鍔付
ブッシュの摺動面の潤滑剤が外部へ流出するのが阻止さ
れ、潤滑剤の保持性が向上して給脂作業が軽減できる。
【0008】又、鍔付ブッシュの当接面が摩耗した場合
には双方のシール間にガタが生じ、異物が侵入し易くな
り潤滑剤の流出する虞があるが、エンドプレートと固定
ボスの外端面との間に介装したシムの厚みを減少するこ
とにより、固定ボス側の鍔付ブッシュがピンの軸方向に
沿って揺動ボス側へ移動し、双方の鍔付ブッシュの当接
面の隙間がなくなってガタが解消し、更に、シール同志
が密着するので潤滑剤の保持性が保てる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って詳述
する。尚、説明の都合上、従来技術で説明した構成と同
一構成部分も同時に説明する。図1は建設機械の油圧シ
ョベル部を示し、固定部材である機体の取付部13に回
動部材であるブーム1をピン連結部4にて連結してあ
る。アーム2に対してはブーム1が固定部材となり、固
定部材のブーム1に回動部材のアーム2をピン連結部4
にて連結してある。又、バケット3に対してはアーム2
が固定部材となり、固定部材のアーム2に回動部材のバ
ケット3をピン連結部4にて連結してある。
【0010】図3は本考案のピン連結部4の軸受装置の
断面を示しており、中心線Lに対して左右対称に形成さ
れているので、略左側半分を示して説明する。回動部材
(図示せず)に固着した揺動ボス14の両側に、固定部
材(図示せず)に固着した固定ボス15,15を設けて
揺動ボス14を挟持し、夫々のボス14,15へピン1
6を挿通してある。
【0011】揺動ボス14と固定ボス15の合接部に、
夫々の鍔部が対向するように鍔付ブッシュ17及び18
を設ける。鍔付ブッシュ17及び18は焼き入れを施し
てあり、双方の鍔部の外径を略同寸法に形成してある。
鍔付ブッシュ17の鍔部の外周縁部に段付部19を設
け、この段付部19へOリング20等の弾性体シールを
嵌入して、ボスの合接部へ異物が侵入しないように防止
する。
【0012】揺動ボス14には油溜り21が設けられ、
ここへグリース等の潤滑剤を充填してプラグ22で閉塞
し、鍔付ブッシュ17の摺動面に設けた油溝23へ潤滑
剤を供給するようにしてある。鍔付ブッシュ17の鍔部
と鍔付ブッシュ18の鍔部に環状溝24,24を対向し
て穿設し、この環状溝24,24へ弾性体と金属体との
複合体で形成した端面シール25,25を嵌入し、夫々
のシール25,25を対向して当接させる。
【0013】固定ボス15と鍔付ブッシュ18とは若干
緩めに嵌合されており、鍔付ブッシュ18がピン16の
軸方向へスライドできるようになっている。鍔付ブッシ
ュ18の内周面には油溝26が設けられ、この油溝26
へ潤滑剤を供給すると共に、更に、鍔付ブッシュ18の
鍔部にも油溝27を設けて潤滑を良好にしている。又、
該鍔付ブッシュ18の外端部近傍の内周面には環状溝2
8を設けてあり、この環状溝28へOリング29等の弾
性体シールを装着して異物の侵入を防止する。依って、
ピン16の摺動部位は前記Oリング20と端面シール2
5,25及びOリング29とで密封され、外部からの異
物の侵入防止並びに内部潤滑剤の流出防止が図られてい
る。
【0014】而して、揺動ボス14及び固定ボス15,
15へピン16を挿通し、ピン16の両端面を蓋装する
エンドプレート30を固定ボス15の外端面に取り付け
てボルト31で締着し、ピン16が各ボスから抜けない
ようにする。固定ボス15の外端面とエンドプレート3
0との間には、シム32を介装してあり、且つ、エンド
プレート30側に打ち込まれた平行ピン33を鍔付ブッ
シュ18の外端面へ遊嵌して連結し、鍔付ブッシュ18
の回り止めとしている。前記シム32にはボルト31の
位置にばか穴を開穿してある。更に、ピン16の端面と
エンドプレート30間に自己潤滑性を有するスラストプ
レート34を介装する。
【0015】そして、組立時に於ける鍔付ブッシュ1
7,18の組立誤差の吸収、或いは使用中に鍔付ブッシ
ュ17,18間にガタが発生した場合に、上記シム32
の厚みを減少してエンドプレート30を締着すれば、エ
ンドプレート30が固定ボス15の外端面に近接して鍔
付ブッシュ18を押圧し、鍔付ブッシュ18がピン16
の軸方向に沿って鍔付ブッシュ17側へ移動し、端面シ
ール25,25が再び密着してシール間のガタが解消さ
れる。然るとき、固定ボス15の内端面と鍔付ブッシュ
18の鍔部の間の空隙部35が端面シール25のつぶし
代及び逃げ代となっている。又、作業中にピン16にス
ラスト力及び回転力が作用したとき、前記スラストプレ
ート34が緩衝材となってエンドプレート30へ直接ス
ラスト力が伝わらないため、ピン16の端部とエンドプ
レート30とが喰い付きを生じることがない。
【0016】尚、この考案は、この考案の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、この考
案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0017】
【考案の効果】この考案は上記一実施例に詳述したよう
に、揺動ボスと固定ボスの合接部に夫々鍔付ブッシュを
設け、対向した鍔部の環状溝にシールを嵌入してあるの
で、該シール同志が密着して外部からの異物の侵入を防
止すると共に、内部の潤滑剤の流出も阻止できる。又、
エンドプレートと固定ボスの外端部との間にシムを介装
してあるが、該シムの厚みを適宜増減することによって
双方の鍔付ブッシュの隙間及びシール同志の密着具合を
調整でき、組立時の調整並びに使用中のガタの発生によ
る密封度の劣化やガタ音の発生を防止できる。更に、ピ
ン端面にスラストプレートを介装してあるのでピンの回
転を円滑にし、異常磨耗や喰い付きを防止してピン連結
部の寿命を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建設機械の油圧ショベル部を示した側面図。
【図2】従来の建設機械に於けるピン連結部の軸受装置
の要部縦断面図。
【図3】本考案の一実施例なるピン連結部の軸受装置の
略左側半分を示した要部縦断面図。
【符号の説明】
14 揺動ボス 15 固定ボス 16 ピン 17,18 鍔付ブッシュ 20,29 Oリング 24 環状溝 25 端面シール 30 エンドプレート 32 シム 34 スラストプレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に回動部材を連結するために、
    一方の部材に揺動ボスを固着し、他方の部材に固定ボス
    を固着して前記揺動ボスを挟持し、双方のボスにピンを
    挿通して該ピンを固定ボスで支持したピン連結構造であ
    って、前記双方のボスの合接部に夫々鍔付ブッシュを設
    け、夫々の鍔付ブッシュの当接面に環状溝を対向して穿
    設し、この環状溝へシールを嵌入すると共に鍔付ブッシ
    ュの合接部の外周縁部に弾性体シールを嵌入し、ピン端
    面を蓋装するエンドプレートを前記固定ボスの外端面に
    シムを介装してボルト締めし、該エンドプレートの内側
    面を固定ボス側の鍔付ブッシュの外端面に当接すると共
    に、エンドプレートとピン端面間にスラストプレートを
    介装し、更に、前記シムの増減により固定ボス側の鍔付
    ブッシュを軸方向へ移動可能に形成したことを特徴とす
    る建設機械のピン連結部の軸受装置。
JP1991026970U 1991-04-20 1991-04-20 建設機械のピン連結部の軸受装置 Expired - Lifetime JPH082494Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991026970U JPH082494Y2 (ja) 1991-04-20 1991-04-20 建設機械のピン連結部の軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991026970U JPH082494Y2 (ja) 1991-04-20 1991-04-20 建設機械のピン連結部の軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04121520U JPH04121520U (ja) 1992-10-30
JPH082494Y2 true JPH082494Y2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=31911359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991026970U Expired - Lifetime JPH082494Y2 (ja) 1991-04-20 1991-04-20 建設機械のピン連結部の軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH082494Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7234871B2 (en) 2004-06-23 2007-06-26 Hitachi Powdered Metals Co., Ltd. Sliding bearing for use under high load
JP2015137385A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 住友重機械工業株式会社 建設機械の摺動部の加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7234871B2 (en) 2004-06-23 2007-06-26 Hitachi Powdered Metals Co., Ltd. Sliding bearing for use under high load
JP2015137385A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 住友重機械工業株式会社 建設機械の摺動部の加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04121520U (ja) 1992-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5928099A (en) Crawler drive unit
US4961667A (en) Pivot joint for loader linkages and the like
CN112534103B (zh) 轴承装置和施工机器
JPH082494Y2 (ja) 建設機械のピン連結部の軸受装置
US8430593B2 (en) Two-member connection structure for working machine
JP5898896B2 (ja) 作業機械の軸部シール構造
JPH09151482A (ja) 軸受装置
JPH04121519U (ja) 建設機械のピン連結部の軸受装置
US11346394B2 (en) Bearing device and construction machine
JP3155654B2 (ja) 作業機の連結構造
JP3360976B2 (ja) 軸受装置
JPS6330814Y2 (ja)
JPH0236971Y2 (ja)
CN112128403B (zh) S阀总成、泵送系统和工程机械
JPH04119621U (ja) 建設機械のピン連結部の軸受装置
US20220372727A1 (en) Snubber apparatus for earth-working bucket
JPH08270637A (ja) 軸受装置
JPH0725049U (ja) 作業機の連結構造
JPH11148560A (ja) 建設機械のフロントの軸受シール装置
JP3149381B2 (ja) 軸受装置
JP3245117B2 (ja) ボールレースのシール
JPH0547797Y2 (ja)
JPH0122792Y2 (ja)
JP2002155922A (ja) 軸受装置
JPS6015731Y2 (ja) 履板の連結装置