JPS6015731Y2 - 履板の連結装置 - Google Patents

履板の連結装置

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JPS6015731Y2
JPS6015731Y2 JP967979U JP967979U JPS6015731Y2 JP S6015731 Y2 JPS6015731 Y2 JP S6015731Y2 JP 967979 U JP967979 U JP 967979U JP 967979 U JP967979 U JP 967979U JP S6015731 Y2 JPS6015731 Y2 JP S6015731Y2
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JP
Japan
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seal ring
ring
pin
annular seal
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Expired
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JP967979U
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JPS55110383U (ja
Inventor
四三 木原
進 石橋
範幸 板倉
知己 政次
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は履板の連結装置に関するものである。
第1図にクローラ式走行体1を示し、スプロケットホイ
ール2、アイドラホイール3の外周をクローラシュー4
がエンドレスに巻かれている。
クローラシュー4はリンク5とボルト結合(図示せず)
されており、リンク5はピン6によって連結されている
そのリンク5は第2図に示す如く狭端部8をブツシュ7
で圧入結合し、ピン6でリンク5の拡端部9をヨーク状
にはさんだ後にピン6を圧入して連結されピン6とブツ
シュ7間で回転方向で揺動可能となっている。
クローラシュー4は常に走行体1が移動するとき土砂、
水と接しているので、ピン6、ブツシュ7には土砂、水
等が付着したり、土砂、水等が隙間に浸入し、異常摩耗
の原因となる。
ピン6、ブツシュ7の異常摩耗が進行すると、ピン6の
切断になることもあり、リンク5の全長が長くなるので
スプロケットホイール2から離脱することにもなる。
この状態が登板降板時等に発生すると重大事故に継がる
恐れがあった。
このため次のことを満足する必要性が生まれた。
(イ)ピンが無潤滑では発銹、焼付が発生し、異常摩耗
に発展するので油潤滑が可能な構造とする必要がある。
(ロ)ピンに油潤滑を導入してもピン周囲は土砂。
泥水に常に接しているので、この土砂、粉塵がピン部に
入ると異常摩耗に発展するのでこれらの浸入を強固に防
止する必要がある。
そこで本考案は上記点を満足した履板の連結装置を提供
することを目的としたものであり、クローラによる走行
体のりンクピンの油潤滑機構のみならず土砂等に接して
揺動するピン機構部の油潤滑機構として使用できる。
本考案の実施例を以下図面に従い詳細に説明する。
第3図は本考案の履板の連結装置であるシューリンクの
平断面図、第4図は第3図■部の詳細断面図である。
第3,4図において、10はビン13端部を圧入嵌合し
た、第1リンクであるリンクの拡端部、11はピン13
を嵌挿したブツシュ12を圧入嵌合した、第2リンクで
あるリンクの狭端部であり、リンクの拡端部10と狭端
部11は、ブツシュ12を通じてピン13にて連結され
、ブツシュ12とピン13間で回転方向で揺動可能に構
成されている。
なおリンクの狭端部11はブツシュ12が圧入されて2
本のリンクの狭端部11を結合する。
ピン13と接するブツシュ12の両端部には三角溝21
が形成され、その中に01Jング17が挿入され、ピン
13軸内に封入される油をシールする。
ピン13の一端には注油金具18が設けてあり、ピン1
3の軸心には油入19がほぼ中央まで穿孔され、中央部
より軸方向の油溝22に対して、前記油入19に連通す
る油入20が穿孔される。
油溝22は円周に数条もうけてあり、油溝22の終端が
前記Oリング17の装着位置より内側にあるように図示
するごとく設けである。
リンクの拡端部10は狭端部11と接する面がシール機
構16を収納する深さでくりぬいてリンク内孔部を形成
しており、シール機構16の内径側にはスペーサリング
15がピン13を通して挿入、装備されている。
スペーサリング15は拡端部10と狭端部11間のスラ
ストを受け、且つシール機構16の締代を保持し、かつ
直接外力がシール機構16に作用しないために設けであ
る。
またスペーサリング15はOリング17を三角溝21に
封入の作用もし、スペーサリング15の両端面で摺動、
揺動が可能となっている。
リンクの狭端部11の外径よりシール機構16の挿入さ
れる穴径が若干大となっており、リンク狭端部11を重
合する重合部14をリンク拡端部10の鍔部に形成し、
外部からの土砂が直接シール機構16に接しないように
なっている。
シール部材となるシール機構16は、その幅が第4図に
示す幅Bである。
スペーサリング15の幅に制限され、第5図に示す如く
、末拡がりU字断面形状の環状金属板からなる環状シー
ルリング23と、該リング23の内側に一体戒形された
ラバーシールリング26より構成され、狭端部11の端
面11aとスペーサリング15の外周部と拡端部10と
で形成された空間部に装着された時に適度な締代によっ
て外部からの土砂、水等の侵入をシールできるように構
成する。
環状シールリング23は外周部である底辺部25より両
側に腕部を末拡がりに伸ばして形成し、梯形断面形状に
成形されていて、先端のリップ24はシール機構16が
装着される溝幅Bより締代用(十α)だけ幅広く成形さ
れている。
一方梯形の底辺部25は前記溝幅Bより締代02〜3倍
分(−α)だけ幅狭く成形されている。
環状シールリング23はバネ作用、耐摩耗性を有する金
属薄板より成形されているので、リップ24が溝に装着
されると、+0分の締代をもって前記リップでリンクの
拡端部10、狭端部11の端面と接触して外部からの土
砂のシールを確実に行う。
また環状シールリング23の内側に一体モールド化され
たラバーリング26は、環状シールリング23のリップ
24を構成する延長上にある距離を置いてリップ27を
配置するように、また環状シールリング25の梯形溝に
対応して溝部28を形成してあって、ラバーリング26
の変形時の体積的な変形を受入れる。
またリップ27の曲げによるシール接触面圧を保持する
ように形成される。
環状シールリング23の外径はリンク内孔に軽く圧入す
ることで装着できる寸法となっている。
次にこのように構成されたシューリンクの作用及びその
効果を説明する。
注入金具18より注入された潤滑油は油入19,20を
通って軸方向油溝22に行きわたりOリング17でシー
ルされるのでブツシュ12とピン13間の隙間に充填さ
れる。
充填された潤滑油は内部に保持されピン13ブツシュ1
2間の揺動時の潤滑に供され、ピン13、ブツシュ12
の相対運動が揺動時に容易に油を摺動面に巻き込む。
組立時にOリング17、スペーサリング15、シール機
構16はピン13を圧入前に組立てられ、装着されてい
るが、スペーサリング15はリンクの狭端部11と拡端
部10のスラストを受け、かつシール機構16に外力が
加わらないよう、また環状シールリング23に適度の締
代を与える厚みとなっておる。
またラバーシールリング26の内径面とスペーサリング
15の外周面は適度の空間を有している。
シール機構16の環状シールリング23はリンク拡端部
10である第1リンクの鍔部内のリンク内孔に軽く圧入
されているが、組立てられたとき、環状シールリング2
3の両側にあるリップ24が拡端部10、狭端部11と
の端面10a、11aに金属接触による強固なシールを
形成する。
この場合ラバーシールリング26の両側に位置するリッ
プ27も拡端部10、狭端部11との端面にラバー自体
の有する弾性力による締代分の面圧でシール機構を形威
し、両会リップ24,27の二重ニヨるシール作用によ
り外部からノ土砂ノ侵入、内部からの潤滑油の洩出を防
止できることとなる。
尚ラバーシールリング26のリップ27の先端形状は一
般のUIJング等の作用効果を発揮できるものと同じで
あるが、環状シールリング23のリップ24からラバー
シールリング26のリップ27が弾性変形して拡端部1
0、狭端部11の端面にならうものであり、その弾性変
形による逃げ代およびリップ27のバネ作用を溝部28
で吸収する。
一部シール機構16は外部からの土砂等の直撃を受けな
いよう重合部14で保護される。
このように構成することによってピン13とブツシュ1
2の摺動面に潤滑油を容易に貯えることが可能となり、
外部からの土砂、水等の浸入、内部からの潤滑油の漏出
をシール機構16で二重に完全に防止し、ピン13、ブ
ツシュ12の異常摩耗を防止する。
なおシール機構16の他の例を第6図に示すと、環状シ
ールリング23のリップ24とラバーシールリング26
のリップ27の間に逃げ溝29を設けたもので、ラバー
シールリング26の切欠部の応力集中を排除するもので
ある。
このように本考案によれば、履板の連結装置において、
ピン端部に注油部を設け、注油部よりピンの油溝に内部
の油入を通じて注油を行なっても、ピンとブツシュの端
面のOリングにてピン、ブツシュ間で気密保持されてい
るので、潤滑油が保持可能である。
さらに末拡がりU字断面形状の環状シールリングと該リ
ングと一体戒形されたラバーシールリングを組合せたシ
ール機構が狭端部の端面、スペーサリングの外周、拡端
部の穴部で構成されるリンク内孔部に適度の締代で装置
され、また環状シールリングのリップ部、ラバーシール
リングのリップ部のバネ作用で拡、狭端部の接触面に適
度の摺動面圧を得るような形状として装着されているの
で、前記土砂、水等の浸入を防止する。
またリンクの狭端部に拡端部のっぽ部による重合部をも
たせているので、土砂等がシール機構への直撃を防止す
る。
したがって、潤滑油をピンとブツシュ間に注油部より容
易に注入でき、且つ貯えることが可能となり、さらに外
部からの土砂、水等の浸入をシール機構で完全に防止し
、ピン、ブツシュの異常摩耗が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はクローラ式走行体の側面図、第2図はそのリン
ク連結を示す一部断面した平面図、第3図は本考案であ
る履板の連結装置の実施例を示す平断面図、第4図は第
3図■部詳細図、第5図はそのシール機構の断面図、第
6図は他のシール機構を示す断面図である。 10・・・・・・リンク拡端部(第1リンク)、11・
・・・・・リンク狭端部(第2リンク)、12・・・・
・・ブツシュ、13・・・・・ゼン、14・・・・・・
重合部、15・・・・・・スペーサリング、16・・・
・・・シール機構(シール部材)、17・・・・・・0
リング、18・・・・・・注油金具、19.20・・・
・・・油入、22・・・・・・油溝、23・・・・・・
環状シールリング、24,27・・・・・・リップ、2
5・・・・・・底辺部、26・・・・・・ラバーシール
リング、2B・・・・・・溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピン端部を圧入嵌合した第1リンクと、ピンを嵌挿した
    ブツシュを圧入嵌合した第2リンクとよりなる履板の連
    結装置において、ピン端部にその外周に形成した油溝に
    油欠を介し連通ずる注油部を設け、ブツシュ端面にOリ
    ングを前記油溝内の気密を保持するように挿入し、第1
    リンクと第2リンクとで形成するリンク内孔部にスペー
    サリングを挿入し、該リンク内孔部におけるスペーサリ
    ングの外周部に末拡がりU字断面形状の環状シールリン
    グと該環状シールリングの内側に一体戒形されたラバー
    シールリングとよりなるシール部材を前記環状シールリ
    ングの底辺部が第1リンクの鍔部側にあり、且つ環状シ
    ールリングのリップ延長線とラバーシールリングのリッ
    プ延長線とが一致するように装着し、第1リンクの鍔部
    に重合部を第2リンクに重合するように形成したことを
    特徴とする履板の連結装置。
JP967979U 1979-01-29 1979-01-29 履板の連結装置 Expired JPS6015731Y2 (ja)

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JP967979U JPS6015731Y2 (ja) 1979-01-29 1979-01-29 履板の連結装置

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JP967979U JPS6015731Y2 (ja) 1979-01-29 1979-01-29 履板の連結装置

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Publication Number Publication Date
JPS55110383U JPS55110383U (ja) 1980-08-02
JPS6015731Y2 true JPS6015731Y2 (ja) 1985-05-17

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ID=33045023

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JP967979U Expired JPS6015731Y2 (ja) 1979-01-29 1979-01-29 履板の連結装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3683060B2 (ja) * 1996-12-13 2005-08-17 株式会社小松製作所 装軌式車両の履帯装置

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JPS55110383U (ja) 1980-08-02

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