JPS5913188Y2 - 無限軌道帯用ダストシ−ル装置 - Google Patents

無限軌道帯用ダストシ−ル装置

Info

Publication number
JPS5913188Y2
JPS5913188Y2 JP5038979U JP5038979U JPS5913188Y2 JP S5913188 Y2 JPS5913188 Y2 JP S5913188Y2 JP 5038979 U JP5038979 U JP 5038979U JP 5038979 U JP5038979 U JP 5038979U JP S5913188 Y2 JPS5913188 Y2 JP S5913188Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
bushing
pin
spacer
link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5038979U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55149478U (ja
Inventor
進 石橋
範幸 板倉
知己 政次
Original Assignee
三菱重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP5038979U priority Critical patent/JPS5913188Y2/ja
Publication of JPS55149478U publication Critical patent/JPS55149478U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5913188Y2 publication Critical patent/JPS5913188Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は無限軌道帯用ダストシール装置の改良に関する
ものである。
従来の無限軌道帯用ダストシール装置を第1゜2.3図
により説明すると、第1,2図のaか′無限軌道帯を構
成する多数の板、bが同各板aに2個づつ固定されたリ
ンク、blが同各リンクbの一端部、b2が同各リンク
bの他端部、Cが相隣る板aのリンクbの各端部b1.
b2に嵌挿されたブツシュ、dが同ブツシュCとリンク
bの一端部b1とに嵌挿されたリンク連結用ピンで、上
記無限軌道帯が駆動されて、ブルドーザやパワーショベ
ルが走行するときには、上記ブツシュCと上記ピンdと
が、連続的にではないが、主として一方向にではあるが
相対的に回転して、摺動するようになっている。
このとき、ブツシュCはピンdとの間を外部に対しシー
ルするのが第3図に示す平座金状のシール部材e、
fで、そのうち、一方のシール部材eの内周縁が他方の
シール部材fの内周縁に、また同各シール部材e、
fの外周縁がブツシュCの端面とリンクbの一端部b1
の内孔面とに、それぞれ強い面圧で接触しており、ブル
ドーザやパワーショベルがたとえ砂泥地等を走行しても
同各シール部材e、 fが前記ブツシュCとピンdと
の相対回転につれ摺動して、泥水g等のリンク端部b1
.b2間からブツシュe、ピッd間への浸入が防止され
るようになっている。
前記無限軌道帯用ダストシール装置は、各リンクbを連
結するときに、シール部材e、 fをリンクbの一端
部b1とブツシュCとの間へ組込まなければならないの
で、シール部材e、 fの面圧を所定の値にすること
がむづかしく、過大にしたときは、シール部材e、
fを早期に摩耗させる。
しかもリンクbの一端部b1とブツシュCとの間には上
記シール部材e、fLかなく、同シール部材が摩耗して
、或はその他の理由で損傷して、シールすべき部分に隙
間の生じたときには、泥水g等がリンク端部b1. b
、 、b2間からブツシュCとピンdとの間へ直ちに浸
入してこれらのブツシュC、ピンdを損傷させるという
欠陥があった。
なお、シールすべき部分は、シール部材eとブツシュ0
間のシール部S′3、シール部材e、 f間のシール部
S′2およびシール部材fとリンクbの端部b1のシー
ル部S′1であり、各々シールとしては厳しい条件とな
る摺動があり、この部分S′3.S′2.S′1全てが
シール状態を確保しなければ、シール効果は発揮し得な
い。
またこのシール部はシール面でシールすると共に、シー
ル面でスラスト力も受ける作用も行なっている。
従って、シール面はスラスト力を直接受けるため、シー
ルする泥水をシールするに必要な力(5〜6kgでよい
)に対して相当余分な力(スラストカ約200 kg以
上)が作用し、シール面の摩耗、シール表面の荒れがひ
どくなり、シール効果を損なう欠点があった。
更に今後第4図に示す如く、ピンd、ブツシュCの摩耗
を更に少なくすると共に、ピン、ブツシュ間で発生する
接触音を少なくし、低騒音化に向かうため、ピンにあけ
られた通油孔tよりピン、ブツシュ間に潤滑油を供給す
ることが考えられているが、従来のものでは潤滑油のシ
ールとしては前述の問題も兼ね合わせて考慮することが
むづかしい。
本考案は前記欠点を除去し、シール作用とスラストを受
ける部材を別個にし、シール部材にかかる余剰スラスト
力を軽減し、シール部材の摩耗を可及的に防止し、リン
クの端部間からブツシュとピン間への泥水等の侵入を完
全に防止したシール効果大であり、耐久性の向上した無
限軌道帯用ダストシール装置を提供することを目的とし
たものである。
つまり本考案の特徴とする処は、内部に潤滑油路を形成
したピンと、ピンに遊嵌し、端部に切欠溝を形成したブ
ツシュと、ピン端部に嵌入固定したリンクと、該リンク
とブツシュ切欠溝間に嵌装し、その外周に溝を形威した
スペーサと、該スペーサの溝に嵌入したOリングと、ス
ペーサ上部に設けた泥水シールとよりなり、スペーサ端
面に当接するブツシュ切欠溝側端面をスラスト面として
、Oリングに当接するブツシュ切欠溝内周面を潤滑油シ
ール面として、及び泥水シールに当接するブツシュ端面
をシール面として形成したことにあり、シール作用と、
スラストを受ける部材を別個にしたので、シール部にか
・る余剰スラスI・力は軽減され、シール部材の摩耗は
可及的に防止される。
さらにシールは、潤滑油のシール、泥水のシールのニラ
の機能を付設し、各々のシールは、スラストを受ける部
材に嵌入または取付けられ、分散しないように組立てら
れるので、ピン、ブツシュ間へのセツティングか゛容易
である。
第5図に本考案であるピン、ブツシュ間に組込まれたシ
ール装置を示し、第6図にそのシール部材の構成を示す
第6図における本シール部材は、樹脂または鋼などで作
られるスペーサ1と、ゴムなどの弾性体で作られる泥水
シール2と、ゴムはどの弾性体よりなる潤滑油シールの
Oリング3より形威される。
Oリング3はスペーサ1外周に設けた溝1aに嵌入され
、泥水シール2はスペーサ1上部に一体成型されて取付
けられる。
泥水シール2は、弾性体2aと、硬くて摩耗特性のよい
金属でできたシールリング2bよりなり、シールリング
2bは弾性体2aと一体成型される。
弾性体2aは切欠部2Cを設け、切欠部2eを境に鍔H
1,H2を形成し、鍔H1の外径D2はリンク4のシー
ル嵌入部外径d2と同等か少し大きく形威されており、
スペーサ1の一端部1Cより突出して鍔H1を形威され
ている。
またシールリング2bの摺動シール面2dのある鍔H2
はスペーサ1の他端部1bよりもへこんだ状態に位置す
るように形威される。
その他端部1bと摺動シール面2d間の距離11は、ブ
ツシュ5に設けた切欠溝5aの長さ12よりも小さい。
スペーサ1の長さLlはブツシュ5の切欠溝5aの側端
部5bとリンク端面4a間の距離L2と同じで、またブ
ツシュ5の端面5Cとリンク端面4a間とでシール挿入
長さL3を保つ。
またOノング3の外径φ1は切欠溝内周面5dの内径φ
2よりも大きい寸法に形成する。
尚6は内部に潤滑油路を形成し、ブツシュ5を遊嵌し、
リンク4を端部で嵌入固定したピンである。
このようなシール装置によると、ブツシュ5の切欠溝側
端面5bとリンク4の端面4aと、スペーサ11の両端
面1 b、 I Cとでスラス1〜力を受け、泥水シー
ル2に余剰な力を作用させない。
ブツシュ端面5Cと泥水シール2のシールリング2bの
摺動シール面2dで泥水シール面を形成し、またOリン
グ、3の外周面とブツシュ5の内周面5dで、ピン6よ
り供給される潤滑油が外気にでないように潤滑油シール
面を形威し、泥水と潤滑油のシールを完全に行なえる。
また泥水シール2を鍔H1によりリンク4に圧着固定さ
れ、(12−1、)長さ分だけ鍔H2を圧縮し、シール
リング2bの摺動シール面2dにシールに必要な面圧を
与える。
尚シール構成として第7図に示すようにスペーサ1に突
起1dを設け、ピン6に嵌入してもよい。
また第9図に示すようにスペーサ1上部に溝1eを設け
、鉄製1eに泥水シール2に設けた突起を嵌入してもよ
い。
そのシールをピンブツシュ間に組み込んだのが第8図で
ある。
さらに第10図に示すようにスペーサ1上に泥水シール
2をのせ、一体化するだけでも良い。
このように本考案によれば、シール部材によるシール性
能が向上し、しかもその耐久性が向上し、外部からピン
、ブツシュ間への泥水を浸入を完全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の無限軌道帯用ダストシール装置の既略を
示す斜視図、第2図は第1図矢視II −II線に沿う
横断平面図、第3図は第2図矢印III部分の拡大横断
平面図、第4図は従来装置に潤滑油路を形成したときの
横断平面図、第5図は本考案に係る無限軌道帯用ダスト
シール装置の第1実施例を示す横断平面図、第6図はそ
のシール構成を示す断面図、第7図はシール構成の第2
例を示す断面図、第8図は第2実施例を示す横断平面図
、第9図は第2実施例におけるシール構成を示す断面図
、第10図はシール構成の第3例を示す断面図である。 1・・・スペーサ、1a・・・溝、lb、IC・・・端
面、2・・・泥水シール、2a・・・弾性体、2b・・
・シールリング、2C・・・溝、2d・・・摺動シール
面、3・・・Oリング、4・・・リンク、4a・・・リ
ンク内孔端面、5・・・ブツシュ、5a・・・切欠溝、
5b・・・切欠溝側端面、5C・・・端面、5d・・・
切欠溝内周面、6・・・ピン、Hl。 H2・・・鍔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に潤滑油路を形成したピンと、ピンに遊嵌し、端部
    に切欠溝を形成したブツシュと、ピン端部に嵌入固定し
    たリンクと、該リンクとブツシュ切欠溝間に嵌装し、そ
    の外周に溝を形成したスペーサと、該スペーサの溝に嵌
    入したOリングと、スペーサ上部に設けた泥水シールと
    よりなり、スペーサ端面に当接するブツシュ切欠溝側端
    面をスラスト面として、Oリングに当接するブツシュ切
    欠溝内周面を潤滑油シール面として、及び泥水シールに
    当接するブツシュ端面をシール面として形成したことを
    特徴とする無限軌道帯用ダストシール装置。
JP5038979U 1979-04-16 1979-04-16 無限軌道帯用ダストシ−ル装置 Expired JPS5913188Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5038979U JPS5913188Y2 (ja) 1979-04-16 1979-04-16 無限軌道帯用ダストシ−ル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5038979U JPS5913188Y2 (ja) 1979-04-16 1979-04-16 無限軌道帯用ダストシ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55149478U JPS55149478U (ja) 1980-10-28
JPS5913188Y2 true JPS5913188Y2 (ja) 1984-04-19

Family

ID=28937769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5038979U Expired JPS5913188Y2 (ja) 1979-04-16 1979-04-16 無限軌道帯用ダストシ−ル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5913188Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55149478U (ja) 1980-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5860748A (en) Sealing device for roller bearing
US4256315A (en) Mechanical end face seal with dirt excluder lip
US4089531A (en) Crescent seal with reinforcing ring
US20080231110A1 (en) Track Chain Joint With Radial Seal Unit
KR19980071309A (ko) 확동 핀 지지부를 포함한 트랙 링크 조립체.
US4062550A (en) Seal assembly with backup ring
US4392657A (en) Belleville spring loaded seal
US4568090A (en) Oil seal for lubricated tracks on a crawler tractor
EP0980999B1 (en) An annular seal assembly, in particular for the drive shaft of a vehicle
JPS60203502A (ja) 一体式ホイール・ベアリング・シール組立体
US5390997A (en) End face sealing assembly device for track shoe coupling
JP2605197Y2 (ja) 密封装置
US5879257A (en) Chain having seal with annular sealing projection
JPS5913188Y2 (ja) 無限軌道帯用ダストシ−ル装置
US4030730A (en) Symmetrical seal assembly for a hinge joint
JPH0645099Y2 (ja) 密封装置
JP3965559B2 (ja) 密封装置
US4422650A (en) Flexible seal assembly
JPS6015731Y2 (ja) 履板の連結装置
JPS6015732Y2 (ja) 履板の連結装置
JPH06123315A (ja) 球面滑り軸受
JPS5933735Y2 (ja) 履帯密封装置
JPS6117907Y2 (ja)
JPS5918951Y2 (ja) 履帯密封装置
JPH0723656Y2 (ja) 組合せシール