JPH06123315A - 球面滑り軸受 - Google Patents
球面滑り軸受Info
- Publication number
- JPH06123315A JPH06123315A JP4299331A JP29933192A JPH06123315A JP H06123315 A JPH06123315 A JP H06123315A JP 4299331 A JP4299331 A JP 4299331A JP 29933192 A JP29933192 A JP 29933192A JP H06123315 A JPH06123315 A JP H06123315A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- spherical
- plain bearing
- lubricant
- spherical plain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C23/00—Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
- F16C23/02—Sliding-contact bearings
- F16C23/04—Sliding-contact bearings self-adjusting
- F16C23/043—Sliding-contact bearings self-adjusting with spherical surfaces, e.g. spherical plain bearings
- F16C23/045—Sliding-contact bearings self-adjusting with spherical surfaces, e.g. spherical plain bearings for radial load mainly, e.g. radial spherical plain bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/74—Sealings of sliding-contact bearings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 滑り面に潤滑剤を封入された球面滑り軸受に
おいて、潤滑剤の漏出防止用リップシールと海水中の異
物の侵入防止用ダストシールとをコンパクトに装着でき
るようにした。 【構成】 凸状の球面2を有する内輪1と、凹状の球面
4を有する外輪3とをそなえた潤滑剤封入型球面滑り軸
受において、潤滑剤の漏出防止用リップシール9と海水
中の異物や海洋生物の侵入防止用ダストシール10とをそ
なえたシール部材5を、外輪3の両側面に取付けること
により、球面滑り軸受のコンパクト化とリップシール等
の組付けの簡易化とを可能にした。
おいて、潤滑剤の漏出防止用リップシールと海水中の異
物の侵入防止用ダストシールとをコンパクトに装着でき
るようにした。 【構成】 凸状の球面2を有する内輪1と、凹状の球面
4を有する外輪3とをそなえた潤滑剤封入型球面滑り軸
受において、潤滑剤の漏出防止用リップシール9と海水
中の異物や海洋生物の侵入防止用ダストシール10とをそ
なえたシール部材5を、外輪3の両側面に取付けること
により、球面滑り軸受のコンパクト化とリップシール等
の組付けの簡易化とを可能にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海水等の水中下で使用
される球面滑り軸受に関し、特に滑り面に封入されたグ
リース等の潤滑剤をシールするためのリップシールと海
水中の異物が滑り面に侵入するのを防止するためのダス
トシールとをそなえた潤滑剤封入型球面滑り軸受の改良
に関する。
される球面滑り軸受に関し、特に滑り面に封入されたグ
リース等の潤滑剤をシールするためのリップシールと海
水中の異物が滑り面に侵入するのを防止するためのダス
トシールとをそなえた潤滑剤封入型球面滑り軸受の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、球面滑り軸受として、図8に示す
ようなものが知られており、軸と軸受のそれぞれの中心
線がある角度で交叉しても、内輪21の外周面および外輪
22の内周面をそれぞれ球面とすることで、軸の傾きを許
容するようになっている。そして、一般には滑り面にグ
リースが封入されており、さらにグリース漏れを防止す
るためのシールが設けられている。なお図8中の符号23
は銅合金の網で補強されたPTFEライナーを示してい
て、ライナー23は滑り面に固着されている。
ようなものが知られており、軸と軸受のそれぞれの中心
線がある角度で交叉しても、内輪21の外周面および外輪
22の内周面をそれぞれ球面とすることで、軸の傾きを許
容するようになっている。そして、一般には滑り面にグ
リースが封入されており、さらにグリース漏れを防止す
るためのシールが設けられている。なお図8中の符号23
は銅合金の網で補強されたPTFEライナーを示してい
て、ライナー23は滑り面に固着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の球面滑り軸受を海水中で用いる場合、海水中に
は砂などの固形異物があり、固形異物により球面状の滑
りに切削摩耗が生じる。また、海洋生物(フジツボな
ど)が球面滑り軸受の滑り面に付着して球面滑り軸受の
耐久性を阻害する。特に潤滑剤封入型の球面滑り軸受の
場合、潤滑剤漏出防止用シールの損傷を生じさせる。こ
れを防止するために、従来はダストシールを球面滑り軸
受とは別に設けている。
な従来の球面滑り軸受を海水中で用いる場合、海水中に
は砂などの固形異物があり、固形異物により球面状の滑
りに切削摩耗が生じる。また、海洋生物(フジツボな
ど)が球面滑り軸受の滑り面に付着して球面滑り軸受の
耐久性を阻害する。特に潤滑剤封入型の球面滑り軸受の
場合、潤滑剤漏出防止用シールの損傷を生じさせる。こ
れを防止するために、従来はダストシールを球面滑り軸
受とは別に設けている。
【0004】このように、従来のものでは潤滑剤封入型
球面滑り軸受の場合、潤滑剤漏出防止用のシールのほか
に、ダストシールを付設しなければならないため、組立
て工数が増加するばかりか軸受が全体として大形化する
という問題点がある。本発明は、このような問題点の解
決をはかろうとするもので、潤滑剤封入型球面滑り軸受
において、潤滑剤の漏れ防止用のリップシールのほかに
固形物の滑り面への侵入防止用のダストシールを付設す
るに際し、予めリップシールとダストシールとを組込ま
れたシール部材を、球面滑り軸受に取付けることによ
り、組立て工数の低減化と軸受のコンパクト化をはかっ
た、球面滑り軸受を提供することを目的とする。
球面滑り軸受の場合、潤滑剤漏出防止用のシールのほか
に、ダストシールを付設しなければならないため、組立
て工数が増加するばかりか軸受が全体として大形化する
という問題点がある。本発明は、このような問題点の解
決をはかろうとするもので、潤滑剤封入型球面滑り軸受
において、潤滑剤の漏れ防止用のリップシールのほかに
固形物の滑り面への侵入防止用のダストシールを付設す
るに際し、予めリップシールとダストシールとを組込ま
れたシール部材を、球面滑り軸受に取付けることによ
り、組立て工数の低減化と軸受のコンパクト化をはかっ
た、球面滑り軸受を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の球面滑り軸受は、外周面を凸状球面に形成
された内輪と、内周面を上記凸状球面と滑動可能に係合
する凹状球面に形成された外輪と、同外輪に形成されて
上記の凸状球面と凹状球面との滑り面に潤滑剤を供給可
能な潤滑剤供給孔とをそなえ、上記外輪の両側面にシー
ル部材が取付けられ、同各シール部材に、上記潤滑剤の
漏れを防止するためのリップシールがそれぞれ一体に突
設形成されるとともに、各リップシールの外方にダスト
シールがそれぞれ設けられていることを特徴としてい
る。
め、本発明の球面滑り軸受は、外周面を凸状球面に形成
された内輪と、内周面を上記凸状球面と滑動可能に係合
する凹状球面に形成された外輪と、同外輪に形成されて
上記の凸状球面と凹状球面との滑り面に潤滑剤を供給可
能な潤滑剤供給孔とをそなえ、上記外輪の両側面にシー
ル部材が取付けられ、同各シール部材に、上記潤滑剤の
漏れを防止するためのリップシールがそれぞれ一体に突
設形成されるとともに、各リップシールの外方にダスト
シールがそれぞれ設けられていることを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】上述の本発明の球面滑り軸受では、球面滑り軸
受の摺動面に近い方に設けられたリップシールがグリー
ス,油などの潤滑剤の漏出を防止し、摺動面から遠い方
に設けられたダストシールが固形異物の摺動面側への侵
入を防止する。また、ダストシールは常に摺接して海洋
生物の付着を防止する。さらにダストシールが損傷して
海水が浸入してもダストシールよりも内方はダストシー
ルによって光が遮断されているため、海洋生物が付着し
たり生長したりすることがない。
受の摺動面に近い方に設けられたリップシールがグリー
ス,油などの潤滑剤の漏出を防止し、摺動面から遠い方
に設けられたダストシールが固形異物の摺動面側への侵
入を防止する。また、ダストシールは常に摺接して海洋
生物の付着を防止する。さらにダストシールが損傷して
海水が浸入してもダストシールよりも内方はダストシー
ルによって光が遮断されているため、海洋生物が付着し
たり生長したりすることがない。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1は第1実施例としての球面滑り軸受の側断面
図、図2は同変形例の側断面図である。図3は第2実施
例としての球面滑り軸受の側断面図、図4は同変形例の
側断面図である。図5は第3実施例としての球面滑り軸
受の側断面図、図6は同変形例の側断面図である。図7
はシール部材の取付け構造の変形例の側断面図である。
る。図1は第1実施例としての球面滑り軸受の側断面
図、図2は同変形例の側断面図である。図3は第2実施
例としての球面滑り軸受の側断面図、図4は同変形例の
側断面図である。図5は第3実施例としての球面滑り軸
受の側断面図、図6は同変形例の側断面図である。図7
はシール部材の取付け構造の変形例の側断面図である。
【0008】図1に示した第1実施例の球面滑り軸受
も、外周面を凸球面に形成された球面2を有する内輪1
と、内周面を球面2と滑動可能な凹球面に形成された球
面4を有する外輪3とをそなえ、球面2と球面4とが相
対的に滑動して、軸と軸受のそれぞれの中心線がある角
度まで交叉しても、軸の傾きを許容しながら軸支できる
ようになっている。
も、外周面を凸球面に形成された球面2を有する内輪1
と、内周面を球面2と滑動可能な凹球面に形成された球
面4を有する外輪3とをそなえ、球面2と球面4とが相
対的に滑動して、軸と軸受のそれぞれの中心線がある角
度まで交叉しても、軸の傾きを許容しながら軸支できる
ようになっている。
【0009】外輪3に潤滑剤供給孔11が設けられ、この
潤滑剤供給孔11を介して球面2と球面4との摺り面に、
油,グリースなどの潤滑剤が供給される。外輪3の両側
面にシール部材5が、シール部材5の内面に接して配設
されるバックアップ材6とともに外輪3の側面の一部7
をかしめて固定されている。シール部材5の内周部と外
輪3との間に空間8が形成され、この空間8にある油,
グリースなどの潤滑剤の漏れを防止するリップシール9
がシール部材5に一体に突設されており、さらにリップ
シール9の外方に、固形異物の侵入を防止するダストシ
ール10がシール部材5に設けられている。なおリップシ
ール9とダストシール10は、いずれもそれらの先端部で
内輪1の球面2と摺接するようになる。
潤滑剤供給孔11を介して球面2と球面4との摺り面に、
油,グリースなどの潤滑剤が供給される。外輪3の両側
面にシール部材5が、シール部材5の内面に接して配設
されるバックアップ材6とともに外輪3の側面の一部7
をかしめて固定されている。シール部材5の内周部と外
輪3との間に空間8が形成され、この空間8にある油,
グリースなどの潤滑剤の漏れを防止するリップシール9
がシール部材5に一体に突設されており、さらにリップ
シール9の外方に、固形異物の侵入を防止するダストシ
ール10がシール部材5に設けられている。なおリップシ
ール9とダストシール10は、いずれもそれらの先端部で
内輪1の球面2と摺接するようになる。
【0010】上述の構成により、球面軸受の摺動面(球
面2と球面4との滑り面)に近い方に設けられたリップ
シール9により、グリース,油などの潤滑剤をシールす
る作用効果が奏され、摺動面から遠い方に設けられダス
トシール10により、固形異物の摺動面側への侵入を防止
する作用効果が奏される。そしてこの実施例の場合、リ
ップシール9とダストシール10とがシール部材5に一体
化されて球面滑り軸受の外輪3の側面に固定される構成
なため、リップシール9とダストシール10との装着が簡
単な工程で行なえ、かつ軸受をコンパクト化することが
可能となる。
面2と球面4との滑り面)に近い方に設けられたリップ
シール9により、グリース,油などの潤滑剤をシールす
る作用効果が奏され、摺動面から遠い方に設けられダス
トシール10により、固形異物の摺動面側への侵入を防止
する作用効果が奏される。そしてこの実施例の場合、リ
ップシール9とダストシール10とがシール部材5に一体
化されて球面滑り軸受の外輪3の側面に固定される構成
なため、リップシール9とダストシール10との装着が簡
単な工程で行なえ、かつ軸受をコンパクト化することが
可能となる。
【0011】さらに海中で用いられたとき、海面からの
深さに応じた静水圧がシール部材5に外力として作用す
る。そしてこの外力でリップシール9およびダストシー
ル10が球面2へ押し付けられ、それぞれのシール面に必
要な押し付け荷重が発生する。この押し付け荷重が過大
となるとシール部材5が座屈する。これを防止するた
め、シール部材5の内面と接するようにバックアップ部
材6が配設されている。なお、このバックアップ部材6
とシール部材5との接する位置を変えることにより、静
水圧によるシール面への押し付け荷重の調整が可能とな
る。
深さに応じた静水圧がシール部材5に外力として作用す
る。そしてこの外力でリップシール9およびダストシー
ル10が球面2へ押し付けられ、それぞれのシール面に必
要な押し付け荷重が発生する。この押し付け荷重が過大
となるとシール部材5が座屈する。これを防止するた
め、シール部材5の内面と接するようにバックアップ部
材6が配設されている。なお、このバックアップ部材6
とシール部材5との接する位置を変えることにより、静
水圧によるシール面への押し付け荷重の調整が可能とな
る。
【0012】図2に示した変形例は、図1に示した球面
滑り軸受におけるダストシール10に代えて、第2のリッ
プシール12を、シール部材5に一体に突出形成した点で
構成上相違する。なお作用効果の点において図1に示し
た球面滑り軸受とほとんど異ならない。図3,図4に示
した第2実施例およびその変形例では、リップシール9
が内輪1の球面2に摺接するようにシール部材5に突設
されているが、ダストシール10あるいは第2のリップシ
ール12が、内輪1の側面1aと摺接するようになってい
る点で、第1実施例およびその変形例のものと構成上相
違している。なお作用効果は図1に示した球面滑り軸受
とほぼ同じである。
滑り軸受におけるダストシール10に代えて、第2のリッ
プシール12を、シール部材5に一体に突出形成した点で
構成上相違する。なお作用効果の点において図1に示し
た球面滑り軸受とほとんど異ならない。図3,図4に示
した第2実施例およびその変形例では、リップシール9
が内輪1の球面2に摺接するようにシール部材5に突設
されているが、ダストシール10あるいは第2のリップシ
ール12が、内輪1の側面1aと摺接するようになってい
る点で、第1実施例およびその変形例のものと構成上相
違している。なお作用効果は図1に示した球面滑り軸受
とほぼ同じである。
【0013】図5,図6に示した第3実施例およびその
変形例では、リップシール9が内輪1の側面1aと摺接
するようにシール部材5に突設され、さらにダストシー
ル10あるいは第2のリップシール12が内輪1の円周外面
1bと摺接するようになっている点で、第1実施例およ
びその変形例のものと構成上相違している。なお作用効
果は図1に示した球面滑り軸受とほぼ同じである。
変形例では、リップシール9が内輪1の側面1aと摺接
するようにシール部材5に突設され、さらにダストシー
ル10あるいは第2のリップシール12が内輪1の円周外面
1bと摺接するようになっている点で、第1実施例およ
びその変形例のものと構成上相違している。なお作用効
果は図1に示した球面滑り軸受とほぼ同じである。
【0014】ところで、海中での使用中に、球面滑り軸
受に作用する力あるいは海流の影響で、シール部材5に
負の外力が作用する事態の発生もありうる。図7は、こ
のような事態に対処しうる変形例を示しており、シール
部材5の外面側にもバックアップ部材14を配してシール
部材5を内外両面からバックアップ部材6,14で挟み込
む構成となっている。そしてこの構成により、シール部
材5に負の外力が作用してもシール部材5が外方へ引き
離されることを防止できて、シール部材5の安定化をは
かることができるという利点がある。なお、この図7に
示した構成が、第1〜第3の各実施例ならびにそれらの
変形例のもののいずれにも適用でき、その場合上記の利
点が得られることは、言うまでもない。
受に作用する力あるいは海流の影響で、シール部材5に
負の外力が作用する事態の発生もありうる。図7は、こ
のような事態に対処しうる変形例を示しており、シール
部材5の外面側にもバックアップ部材14を配してシール
部材5を内外両面からバックアップ部材6,14で挟み込
む構成となっている。そしてこの構成により、シール部
材5に負の外力が作用してもシール部材5が外方へ引き
離されることを防止できて、シール部材5の安定化をは
かることができるという利点がある。なお、この図7に
示した構成が、第1〜第3の各実施例ならびにそれらの
変形例のもののいずれにも適用でき、その場合上記の利
点が得られることは、言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の球面滑り
軸受によれば、次のような効果ないし利点が得られる。 (1) 潤滑剤封入型球面滑り軸受において、リップシール
およびダストシールを簡単な組立て工程で球面滑り軸受
の本体へ組み付けることができ、かつリップシールとダ
ストシールとをそなえた球面滑り軸受をコンパクトなも
のにすることができる。 (2) ダストシールにより海水中の固形物や海洋生物が球
面滑り軸受の滑り面へ侵入するのを防止できるので、球
面滑り軸受の耐久性を向上させることができる。 (3) ダストシールがリップシールよりも外方に設けられ
ているため、ダストシールが破損し海水が浸入しても、
ダストシールよりも内方はダストシールによって光を遮
断されているため、海洋生物が付着したり生長したりす
るのを防止できる。
軸受によれば、次のような効果ないし利点が得られる。 (1) 潤滑剤封入型球面滑り軸受において、リップシール
およびダストシールを簡単な組立て工程で球面滑り軸受
の本体へ組み付けることができ、かつリップシールとダ
ストシールとをそなえた球面滑り軸受をコンパクトなも
のにすることができる。 (2) ダストシールにより海水中の固形物や海洋生物が球
面滑り軸受の滑り面へ侵入するのを防止できるので、球
面滑り軸受の耐久性を向上させることができる。 (3) ダストシールがリップシールよりも外方に設けられ
ているため、ダストシールが破損し海水が浸入しても、
ダストシールよりも内方はダストシールによって光を遮
断されているため、海洋生物が付着したり生長したりす
るのを防止できる。
【図1】本発明の第1実施例としての球面滑り軸受の側
断面図。
断面図。
【図2】同変形例の側断面図。
【図3】本発明の第2実施例としての球面滑り軸受の側
断面図。
断面図。
【図4】同変形例の側断面図。
【図5】本発明の第3実施例としての球面滑り軸受の側
断面図。
断面図。
【図6】同変形例の側断面図。
【図7】同シール部材の取付け構造の変形例の側断面
図。
図。
【図8】従来の球面滑り軸受の側断面図。
1 内輪 2,4 球面 3 外輪 5 シール部材 6,14 バックアップ部材 8 空間 9 リップシール 10 ダストシール 11 潤滑剤供給孔 12 第2のリップシール
Claims (1)
- 【請求項1】 球面滑り軸受において、外周面を凸状球
面に形成された内輪と、内周面を上記凸状球面と滑動可
能に係合する凹状球面に形成された外輪と、同外輪に形
成されて上記の凸状球面と凹状球面との滑り面に潤滑剤
を供給可能な潤滑剤供給孔とをそなえ、上記外輪の両側
面にシール部材が取付けられ、同各シール部材に、上記
潤滑剤の漏れを防止するためのリップシールがそれぞれ
一体に突設形成されるとともに各リップシールの外方に
ダストシールがそれぞれ設けられていることを特徴とす
る、球面滑り軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4299331A JP3064124B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 球面滑り軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4299331A JP3064124B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 球面滑り軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06123315A true JPH06123315A (ja) | 1994-05-06 |
JP3064124B2 JP3064124B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=17871170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4299331A Expired - Fee Related JP3064124B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 球面滑り軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3064124B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007052427A1 (de) | 2007-11-02 | 2009-05-07 | Schaeffler Kg | Lageranordnung für ein Lager |
JP2009257366A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-05 | Starlite Co Ltd | シール付き滑り軸受及びその製造方法 |
US8721184B2 (en) | 2010-11-16 | 2014-05-13 | Roller Bearing Company Of America, Inc. | System and method for assembling a spherical plain bearing |
US8783953B2 (en) | 2011-07-21 | 2014-07-22 | Roller Bearing Company Of America, Inc. | Low friction seal for bearings |
US9316257B2 (en) | 2011-04-01 | 2016-04-19 | Roller Bearing Company Of America, Inc. | Spherical bearing with sealing member member |
US9562567B2 (en) | 2014-02-07 | 2017-02-07 | Roller Bearing Company Of America, Inc. | Spherical bearing with axially compressed annular seal |
US9958011B2 (en) | 2011-04-01 | 2018-05-01 | Roller Bearing Company Of America, Inc. | Bearing assembly having surface protrusions and a seal |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP4299331A patent/JP3064124B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
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US8783953B2 (en) | 2011-07-21 | 2014-07-22 | Roller Bearing Company Of America, Inc. | Low friction seal for bearings |
US9562567B2 (en) | 2014-02-07 | 2017-02-07 | Roller Bearing Company Of America, Inc. | Spherical bearing with axially compressed annular seal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3064124B2 (ja) | 2000-07-12 |
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Legal Events
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