JPH0122792Y2 - - Google Patents

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JPH0122792Y2
JPH0122792Y2 JP1984085628U JP8562884U JPH0122792Y2 JP H0122792 Y2 JPH0122792 Y2 JP H0122792Y2 JP 1984085628 U JP1984085628 U JP 1984085628U JP 8562884 U JP8562884 U JP 8562884U JP H0122792 Y2 JPH0122792 Y2 JP H0122792Y2
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JP
Japan
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shaft
collar
side frame
roller body
thrust load
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JP1984085628U
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JPS613083U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はクローラクレーン、油圧シヨベル等の
クローラ式走行体におけるトラツクローラ装置に
関するものである。
(従来技術) 従来のトラツクローラ装置は、第5,6図に示
すように、内面にブツシユa1が固着されたロー
ラ本体aを、両端部に平坦面b1を備えたシヤフ
トbに回転自在に嵌着し、かつシヤフトbには、
ローラ本体aの両側部に、リング状のシール受け
部c1と、断面略ハツト状の軸受部c2とを備えたカ
ラーcを嵌合させ、このカラーcのシール受け部
c1が走行体サイドフレームdの内側面d1に所定
の隙間を存して対向し、かつシヤフト平坦面b1
が同サイドフレームdの下面d2に密着する状態
で、カラーcの軸受部c2をサイドフレーム下面
d2に複数本のボルトe…で取付けて成つている。
fはカラーcのシール受け部c1とローラ本体aの
相対向する側面間に設けたフローテイングシー
ル、gは同カラーシール受け部c1とシヤフトbと
の間に介装したOリング等のシール部材、hはシ
ヤフトbの端面に設けた給油口、iは該給油口h
からシヤフトbとブツシユa1との間(回転摺動
部)に通じる給油路である。
この従来のトラツクローラ装置においては、走
行体のターン等によつて図示しないシユーからロ
ーラ本体aに加えられる第5図矢印方向のスラス
ト荷重をブツシユa1からカラーcに伝え、この
カラーcからボルトe…を介してサイドフレーム
dに伝える構成としている。したがつて、スラス
ト荷重がボルトe…に剪断方向に加えられるた
め、該ボルトe…に高強度を確保する必要がある
ことから、ボルト径を大きくするか、ボルト材料
として高強度のものを用いなければならない。こ
のため、ボルト単価が高くなり、またボルト径を
大きくした場合には組立性が悪くなるといつた欠
点を有していた。
また、上記のようにスラスト荷重をカラーcか
らサイドフレームdに伝える従来構造では、該両
者c,dをボルト結合する必要があることから、
カラーcに、サイドフレームdに対するボルト結
合部としての軸受部c2が必要となる。このため、
カラー形状が複雑化し、その製作(鋳型成形)が
面倒でコスト高となつていた。
(考案の目的) そこで本考案は、スラスト荷重をカラー経由で
シヤフトからサイドフレームに伝えることがで
き、これによりボルトのスラスト荷重負担をなく
することができるとともに、カラーの軸受部を不
要としてカラー形状を簡素化することができるク
ローラ式走行体のトラツクローラ装置を提供せん
とするものである。
(考案の構成) 本考案の特徴とするところは、ローラ本体を回
転自在に支持せるシヤフトに、ローラ本体に作用
するスラスト荷重を受けるリング状のカラーを、
該シヤフトに対して軸方向および周方向に一体的
に嵌着し、かつ同シヤフトの両端部に段部を設
け、この段部がサイドフレームの内側面に当接す
る状態で該シヤフトをサイドフレームにボルト固
定することにより、上記ローラ本体からカラーに
伝えられるスラスト荷重を上記シヤフト段部を介
してサイドフレームに伝達しうるように構成した
クローラ式走行体のトラツクローラ装置、に存す
る。
(実施例) 第1図乃至第4図に本考案の実施例を示してい
る。1は内面にブツシユ11が一体的に固着され
たローラ本体、2は該ローラ本体1を回転自在に
支持せるシヤフトである。このシヤフト2には、
ローラ本体1から突出せる軸方向両端部の外周面
に、第1および第2の段部21,22、それに平
坦面23を、ローラ本体1側から先端側に向けて
階段状に連続して形成し、第1段部21が設けら
れた部分に厚板リング状のカラー3を、該カラー
3とローラ本体1の相対向する側面間にフローテ
イングシール4を介装した状態で嵌着している。
このカラー3には、内周面一部に、第1段部21
に対応するまわり止め突部31を設け、この突部
31と第1段部21が係合する状態で該カラー3
をシヤフト2に周方向に一体状態で嵌着してい
る。また、カラー3の、ローラ本体1側と反対側
の側面にリング状のキーパプレート5をボルト固
定している。このキーパプレート5は、二つ割リ
ング状の一対の分割プレート51,52を、シヤ
フト2に設けられた周溝24に外周側から係合さ
せてシヤフト2に嵌合させ、相対向する平直面同
士当接する状態でカラー3に固定して成つてい
る。このキーパプレート5により、カラー3をシ
ヤフト2に対して軸方向にも一体的に結合し、ロ
ーラ本体1からブツシユ11を介してカラー3に
伝えられるスラスト荷重が、該カラー3からシヤ
フト2に伝達されるように構成している。
しかしてシヤフト2は、両側第2段部22が走
行体サイドフレーム6の内側面61に当接し、か
つ平坦面23がサイドフレーム下面62に密着す
る状態で、直接、ボルト7にてサイドフレーム6
に固定している。なお、キーパプレート5とサイ
ドフレーム内側面61とは所定の隙間を存して相
対向する状態となる。8はカラー3内周面とシヤ
フト2との間に介装したOリング等のシール部材
である。
このトラツクローラ装置においては、上記のよ
うにカラー3とシヤフト2とを軸方向に一体的に
結合するとともに、シヤフト2の第2段部22を
サイドフレーム内側面61に当接させているた
め、走行体のターン等によつてシユーからローラ
本体1に加えられる第1図矢印方向のスラスト荷
重を、ブツシユ11からカラー3を経てシヤフト
2に伝え、該シヤフト2からサイドフレーム6に
伝達することができる。すなわち、カラー3とサ
イドフレーム6との間のスラスト荷重の伝達を、
第5,6図に示す従来装置のようにボルトe…を
介してではなく、シヤフト2を介して行なわせる
構成としているため、ボルト7のスラスト荷重負
担をなくすることができる。したがつて、ボルト
7は、シヤフト2をサイドフレーム6に取付ける
に必要な強度のみを基準として強度設定すればよ
いため、ボルトコストが安くてすむ。また、従来
装置のようにカラーcとサイドフレームdとをボ
ルト結合する必要がなくなり、前記したようにシ
ヤフト2を、直接、ボルト7にてサイドフレーム
6に取付けることができるため、カラー3を、従
来のカラーcにおける軸受部c2を省略した、たん
なるリング状とすることができる。したがつて、
カラー形状を大幅に簡素化でき、該カラー3を、
従来カラーcよりも遥かに容易に、かつ低コスト
で製作することができる。
さらに、本装置によるときは、上記のようにカ
ラー3をたんなるリング状とすることができるた
め、図示の如く該カラー3に直接、フローテイン
グシール4部分に通じる給油口9を設けることが
可能となる。こうすれば、シヤフトbに給油口h
および給油路iを設ける従来装置と比較して給油
構造を遥かに簡略化することができ、とくにシヤ
フト2の加工が容易となる。なお、53はキーパ
プレート5に設けた給油用開口部である。
ところで、シヤフト2の第2段部22とサイド
フレーム内側面61とは、隙間零で密着させるの
が望ましいが、現実問題として、ごくわずかの隙
間(JISの嵌め合い等級相当の隙間)をもつた当
接状態であつても差支えない。また、カラー3の
まわり止めを、上記した突部31とシヤフト2の
第1段部21の係合によつて行なう手段に代え
て、たとえばキーによつて行なうようにすれば、
シヤフト2の第1段部21は不要となり、第2段
部22のみを設ければよい。
(考案の効果) 上記のように本考案によれば、スラスト荷重を
カラー経由でシヤフトからサイドフレームに伝達
することができ、これによりボルトのスラスト荷
重負担をなくすることができるとともに、カラー
の軸受部を省略してカラー形状を簡素化でき、か
つ給油構造を簡略化しうるものである。したがつ
て、部品コスト、およびカラー、シヤフトの加工
コストを低廉化できるとともに、トラツクローラ
装置全体の組立性を向上できる等、実用上のすぐ
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す半部断面正面
図、第2図は第1図−線に沿う断面図、第3
図は第2図−線に沿う拡大断面図、第4図は
第1図−線に沿う断面図、第5図は従来例を
示す半部断面正面図、第6図は同側面図である。 1…ローラ本体、2…シヤフト、22…段部、
3…カラー、5…カラーとシヤフトを軸方向一体
化するためのキーパプレート、6…サイドフレー
ム、7…シヤフトをサイドフレームに固定するボ
ルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ローラ本体を回転自在に支持せるシヤフトに、
    ローラ本体に作用するスラスト荷重を受けるリン
    グ状のカラーを、該シヤフトに対して軸方向およ
    び周方向に一体的に嵌着し、かつ、同シヤフトの
    両端部に段部を設け、この段部が走行体サイドフ
    レームの内側面に当接する状態で該シヤフトをサ
    イドフレームにボルト固定することにより、上記
    ローラ本体からカラーに伝えられるスラスト荷重
    を上記シヤフト段部を介してサイドフレームに伝
    達しうるように構成したことを特徴とするクロー
    ラ式走行体のトラツクローラ装置。
JP8562884U 1984-06-08 1984-06-08 クロ−ラ式走行体のトラツクロ−ラ装置 Granted JPS613083U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8562884U JPS613083U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 クロ−ラ式走行体のトラツクロ−ラ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8562884U JPS613083U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 クロ−ラ式走行体のトラツクロ−ラ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS613083U JPS613083U (ja) 1986-01-09
JPH0122792Y2 true JPH0122792Y2 (ja) 1989-07-10

Family

ID=30636194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8562884U Granted JPS613083U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 クロ−ラ式走行体のトラツクロ−ラ装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS613083U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517638A (ja) * 1974-06-13 1976-01-22 Caterpillar Tractor Co

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517638A (ja) * 1974-06-13 1976-01-22 Caterpillar Tractor Co

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Publication number Publication date
JPS613083U (ja) 1986-01-09

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