JPH0543288Y2 - - Google Patents

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JPH0543288Y2
JPH0543288Y2 JP4360589U JP4360589U JPH0543288Y2 JP H0543288 Y2 JPH0543288 Y2 JP H0543288Y2 JP 4360589 U JP4360589 U JP 4360589U JP 4360589 U JP4360589 U JP 4360589U JP H0543288 Y2 JPH0543288 Y2 JP H0543288Y2
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boss
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ring
lip
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/045Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として建設機械用ピン結合部の
シール構造に関する。
従来の技術 第8図は、建設機械のうち油圧シヨベル(図示
はない)の1個のピン結合部を示すたて断面図で
ある。図において、1は従来技術のピン結合部、
2はボス部材、3はボス部材2内部に嵌着された
ブツシユ、4はグリース室、5は給脂口、6はブ
ラケツト部材、7はピン、8はブラケツト部材6
外側部に取付けた蓋部材、9は締付ボルト、10
はOリングである。
次に、従来技術ピン結合部1の構成および作用
機能について述べる。ボス部材2をブラケツト部
材6に対してピン7を介して回動自在に連結し、
上記ボス部材2内部に嵌着したブツシユ3の内周
面と、ピン7外周面との摺動部に対して給脂する
ように形成し、またボス部材2とブラケツト部材
6との相対する対接面間隙間イの外周部全周にわ
たつてOリング10を嵌着している。なおOリン
グ10は、主として上記対接面間隙間イに外部よ
り泥水、異物などが侵入するのを阻止するはたら
きを行つている。それで、給脂口5より給脂を行
うと、給脂されたグリースはグリース室4に充填
される。そしてグリースは、ブツシユ3内周面と
ピン7との摺動部に供給される。
考案が解決しようとする課題 従来技術のピン結合部では、ブツシユ内周面と
ピン外周面との摺動部に供給されたグリースが、
ボス部材とブラケツト部材との対接面間隙間を通
り、さらにOリングを押し開く状態で、外部へ洩
出する。そのために、上記摺動部におけるグリー
スの保持時間が短く、摺動部におけるかじりや焼
付き事故などを発生した、またそのような事故を
防止するために、給脂時間間隔を短縮すると、そ
の給脂に要する手間がわずらわしかつた。
この考案は上記の課題を解決するために、ボス
部材とブラケツト部材との対接面間隙間およびピ
ン端部側の隙間を油密状態に形成し、給脂時間間
隔を延長できるピン結合部の構造を提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の
手段は、 イ ボス部材の左右両端部に段付径部を形成し、
その段付径部に側端面リツプ部を有するリング
状シール部材をボス部材軸心方向に摺動移動で
きるように嵌挿し、上記シール部材を内側へ移
動させたときにはシール部材の側端面リツプ部
がボス部材端面より突出しないように設定し、 ロ さらにボス部材にブラケツト部材を取付けた
ときシール部材のリツプ部先端をブラケツト部
材の内側端面に当接させて、弾性リングにてシ
ール部材を固定するようにし、 ハ また、ピン端部側のブラケツト部材外側部に
設けた蓋部材にOリング部材を嵌着し、上記ボ
ス部材とブラケツト部材との対接面間隙間およ
びピン端部側の隙間をそれぞれリツプ部付シー
ル部材およびOリング部材により外部に対して
油密状態に構成した。
作 用 イ ボス部材の左右両端部に形成した段付径部に
リツプ部付シール部材を嵌着し、そのシール部
材を弾性リングにて固定するとともに、上記シ
ール部材の側端面リツプ部をブラケツト部材の
内側端面に当接させるようにした。また、ピン
端部側の蓋部材にOリング部材を取付けた。そ
れにより給脂されたグリースは、上記リツプ部
付シール部材とOリング部材の油密作用によ
り、長時間にわたつて、ピン結合部内部に保持
される。
ロ 上記イ項により、ブツシユ内周面とピン外周
面との摺動部におけるかじりや焼付け事故など
を防止するとともに、給脂時間間隔を延長する
ことができる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。第1図は、この考案にかかるピン結
合部11を示すたて断面図である。図において、
従来技術と同一構成要素を使用するものに対して
は同符号を付す。12はボス部材、13は蓋部材
である。第2図は、第1図のA部詳細図である。
図において、14はボス部材12の端部に形成し
た段付径部、15はシール部材、16は弾性リン
グ、17はOリング部材、イ′はボス部材12と
ブラケツト部材6との相対する対接面間隙間であ
る。第3図は、シール部材15を示すたて断面図
である。図において、18はシール部材15の側
端面に形成したリツプ部である。第4図は弾性リ
ング16の斜視図である。図において、ロは弾性
リング16のスプリツト部である。弾性リング1
6の材料は、鋼材など弾性を有するリング部材で
ある。第5図は、シール部材15を固定する前の
状態を示すピン結合部11の部分断面図である。
この場合には、弾性リング16の内径を拡張し
て、ボス部材12段付径部14内側の大径部ハ
に、弾性リング16を予めセツトしておく。
次に、この考案にかかるピン結合部11の構成
を第1図〜第5図について述べる。ボス部材12
の左右両端部に段付径部14を形成し、その段付
径部14に側端面リツプ部18を有するリング状
のシール部材15をボス部材12軸心方向に摺動
移動できるように嵌挿し、上記シール部材15を
内側へ移動させたときにはシール部材15の側端
面リツプ部18がボス部材12の端面ニより突出
しないように設定した。そしてさらに、ボス部材
12にブラケツト部材6を取付けたときシール部
材15のリツプ部18先端をブラケツト部材6の
内側端面ホに当接させて、弾性リング16にてシ
ール部材15を固定するようにした。また、ピン
7端面側のブラケツト部材6外側部の設けた蓋部
材13にOリング部材17を嵌着し、上記ボス部
材12とブラケツト部材6との対接面間隙間イ′
およびピン7端面側の隙間(ブラケツト部材6外
側端面と蓋部材との組付け面隙間という)を、そ
れぞれリツプ部18付シール部材15およびOリ
ング部材17により、外部に対して油密状態に構
成した。
次に、この考案にかかるピン結合部11の作用
機能について述べる。ピン結合部11のグリース
室4に給脂されたグリースは、上記リツプ部18
付シール部材15とOリング部材17の油密作用
により、長時間にわたつて、ピン結合部11内部
に保持される。それにより、ブツシユ3内周面と
ピン7外周面との摺動部におけるかじりや焼付き
事故などを防止するとともに、給脂時間間隔を延
長することができる。
第6図は、この考案の他実施例ピン結合部19
を示すたて断面図である。図において、20はブ
ラケツト部材、21は回り止め付ピン、22は回
り止め付ピン21の回り止め用止め板、23はO
リング部材、24は固定板である。第7図は、第
6図のBより見た部分側面図である。このピン結
合部19がピン結合部11と異なる点は、回り止
め付ピン21を使用している。そのために、Oリ
ング部材23を止め板22の内面側に設けてい
る。ピン結合部19の作用機能は、ピン結合部1
1の場合と同様である。
考案の効果 従来技術のピン結合部では、ブツシユ内周面と
ピン外周面との摺動部に供給されたグリースが、
ボス部材とブラケツト部材との対接面間隙間を通
り、さらにOリングを押し開く状態で、外部へ洩
出する。そのために、上記摺動部におけるグリー
スの保持時間が短く、摺動部におけるかじりや焼
付き事故などを発生した。またそのような事故を
防止するために、給脂時間間隔を短縮すると、そ
の給脂に要する手間がわずらわしかつた。
しかしこの考案にかかるピン結合部では、ボス
部材の左右両端部に段付径部を形成し、その段付
径部にリツプ部付シール部材を嵌着し、そのリツ
プ部付シール部材を弾性リングにて固定するよう
にした。それとともに、ピン端部側の蓋部材にO
リング部材を嵌着するようにした。それにより、
ピン結合部内部、すなわちブツシユ内周面とピン
外周面との摺動部には、給脂されたグリースが長
時間にわたつて保持される。そこで上記摺動部に
おけるかじりや焼付け事故などが防止されるとと
もに、給脂時間間隔を延長することができる。な
お、上記リツプ部付シール部材は、ピン結合部に
おけるがたつき音を低減するはたらきもそなえて
いる。
したがつて、この考案にかかるピン結合部をそ
なえた建設機械では、ピン結合部における潤滑機
能を向上し、給脂時間間隔を延長することにより
作業性をたかめ、グリースの省資源対策に役立
つ。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるピン結合部を示すた
て断面図、第2図は第1図のA部詳細図、第3図
はシール部材を示すたて断面図、第4図は弾性リ
ングの斜視図、第5図はシール部材を固定する前
の状態を示すこの考案のピン結合部の部分断面
図、第6図はこの考案の他実施例ピン結合部を示
すたて断面図、第7図は第6図のBより見た部分
側面図、第8図は従来技術ピン結合部を示すたて
断面図である。 1,11,19……ピン結合部、2,12……
ボス部材、3……ブツシユ、6,20……ブラケ
ツト部材、7,21……ピン、8,13……蓋部
材、14……段付、径部、15……シール部材、
16……弾性リング、17,23……Oリング部
材、18……リツプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボス部材をブラケツト部材に対してピンを介し
    て回動自在に連結し、上記ボス部材内部に嵌着し
    たブツシユの内周面と、ピン外周面との摺動部に
    対して給脂するように形成し、またボス部材とブ
    ラケツト部材との相対する対接面間隙間の外周部
    全周にわたつてシール部材を嵌着するようにした
    ピン結合部において、上記ボス部材の左右両端部
    に段付径部を形成し、その段付径部に側端面リツ
    プ部を有するリング状シール部材をボス部材軸心
    方向に摺動移動できるように嵌挿し、上記シール
    部材を内側へ移動させたときにはシール部材の側
    端面リツプ部がボス部材端面より突出しないよう
    に設定し、さらにボズ部材にブラケツト部材を取
    付けたときシール部材のリツプ部先端をブラケツ
    ト部材の内側端面に当接させて、弾性リングにて
    シール部材を固定するようにし、またピン端部側
    のブラケツト部材外側部に設けた蓋部材にOリン
    グ部材を嵌着し、上記ボス部材とブラケツト部材
    との対接面間隙間およびピン端部側の隙間をそれ
    ぞれ上記リツプ部付シール部材およびOリング部
    材により外部に対して油密状態に構成したことを
    特徴とするピン結合部構造。
JP4360589U 1989-04-12 1989-04-12 Expired - Lifetime JPH0543288Y2 (ja)

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JPH02134315U JPH02134315U (ja) 1990-11-07
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JP4724048B2 (ja) * 2006-05-31 2011-07-13 本田技研工業株式会社 自動二輪車のシートヒンジ構造
JP5241433B2 (ja) * 2008-11-10 2013-07-17 下西技研工業株式会社 ヒンジ

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