JPH0223908Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0223908Y2
JPH0223908Y2 JP1985084699U JP8469985U JPH0223908Y2 JP H0223908 Y2 JPH0223908 Y2 JP H0223908Y2 JP 1985084699 U JP1985084699 U JP 1985084699U JP 8469985 U JP8469985 U JP 8469985U JP H0223908 Y2 JPH0223908 Y2 JP H0223908Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust seal
dust
lip
seal lip
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985084699U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61200956U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985084699U priority Critical patent/JPH0223908Y2/ja
Publication of JPS61200956U publication Critical patent/JPS61200956U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0223908Y2 publication Critical patent/JPH0223908Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は建設、荷役等の各種産業用機械におい
て、主として屋外で使用される機械のシリンダ部
に組込まれるダストシールに関する。
ロ 従来の技術とその問題点 前記の諸機械に使用される油圧、空圧等の流体
圧シリンダのロツドカバー部にはロツドに付着す
る水、塵埃等がシリンダ内部へ侵入することを防
止するために、合成ゴム又は合成樹脂製のダスト
シール(ダストワイパー、スクレーパともいう)
が用いられている。
従来のダストシールにおいては、これらのロツ
ドが上向きに取り付けられるときには、第4図及
第5図の如くダストシールのリツプ32,32′
とロツドカバー22又はダストシール押え24の
間に塵埃や水が溜り、これらがロツドカバー22
とダストシール本体31の外周面との隙間を伝つ
てシリンダ内部に侵入し、ロツドカバー22の発
錆さらにはダストシールのリツプの損傷を招く等
の問題があつた。
かゝる問題点を解決する一つの方法として、実
公昭62−34054号公報に1つの工夫されたダスト
シールが開示されているが、このダストシールに
よつても固定側ダストシールリツプとロツド部分
の間及び固定側のダストシールリツプの当接面部
分にはごく僅かながら水又は塵埃が溜ることがさ
けられなかつた。
ハ 考案が解決しようとする問題点 本考案は従来技術の有する上記の如き諸問題点
を解決しようとするものである。即ち、本考案は
従来のダストシールの有する問題、即ち、水或い
は塵埃の滞留、及びこれらのシリンダ内への侵
入、シリンダのロツドカバー22の発錆さらには
ダストシールのリツプの損傷という諸問題を解決
することを目的とし、本考案はこれらの問題のな
い新しいダストシールを提供するものである。
問題点を解決するための手段 本考案は前記の諸問題を解決するための手段と
して、従来公知のダストシールに加えてダストシ
ール本体に第2のダストシールリツプを形成しこ
の第2のダストシールリツプによつて前記の諸間
題である水塵埃の滞留侵入をなくしたものであ
る。
本考案のダストシールは、本体1の上部におい
てロツド21の表面に当接してシールする第1の
ダストシールリツプ2と、該第1のダストシール
リツプ2の基部4の外周面から外方向外側に突き
出した第2のダストシールリツプ3とを有し、第
1のダストシールリツプ2の基部4と第2のダス
トシールリツプ3の基部5とが、夫々ダストシー
ル押え24の内周面26と、該ダストシール押え
の軸方向端部の径方向面23の一部を覆い、かつ
第2のダストシールリツプ3のリツプ先端7が、
該径方向面23に接触してシールすることを特徴
とする。本考案のダストシールがシリンダロツド
カバー22の溝部に装着されたとき、ロツド表面
に当接する第1のダストシールリツプ2と、径方
向面に当接する第2のダストシールリツプ3とが
協同して、ロツドカバーの上面23に水、塵埃等
の滞留する凹所を無くすることを可能にしたもの
である。
実施例 本考案の一実施例のダストシール本体1を第1
図に示し、第2図は該本体1をロツドカバー22
の溝に装着した状態を示している。
本実施例のダストシールはロツド21の表面に
対してダストシール作用を行う第1のダストシー
ルリツプ2と、該リツプ2の先端6或いは該先端
6よりややシール本体1に寄つた外周面から外周
方向に突出する第2のダストシールリツプ3とを
有する。第2のダストシールリツプ3の基部5は
ダストシール本体1のダストシールリツプ側の側
面11との間にダストシール押え24の厚さより
やや広い間隔を有し、第2のダストシールリツプ
3の先端7とダストシール本体1の側面11との
間の間隔はダストシール押え24の厚さより狭
く、従つてリツプ3の先端7は側面11との間に
ダストシール押え24を挟んだときダストシール
押えの径方向面23に弾性接触してこれをシール
するに必要な押え代を付与される。
オイルシールリツプ8を併用したダストシール
の場合には、オイルシールリツプ8がロツド表面
に付着してパツキンから出る流体をシールし、シ
リンダの外部へ出さない働きをするが、パツキン
から出る流体の量によつては、オイルシールリツ
プ8とパツキンの間に圧力が発生し(以下この圧
力を背圧という)、そのためダストシール本体1
が溝から飛び出す或いは、損傷する等の不具合が
起こることがある。
ダストシール外周面13のダストシール底面1
2側に設けられたテーパー面9は、背圧がテーパ
ー面9に作用することによつて外周面13を内周
方向に押して、外周面13とロツドカバー22の
面との間に隙間を形成させ、ダストシールに作用
する背圧を、この隙間からダストシールリツプ側
の側面11に形成した浅い流路溝14を通して排
出する事により、ダストシール本体1の飛び出し
或いは、損傷を防止するものである。
該テーパー面9は、第3図にも示すように、ダ
ストシール底面12に、オイルシールリツプ8の
一部を構成し、外周面13との間に設けられた環
状の凹所10に作用する背圧によつて、ダストシ
ール外周面13がロツドカバー22の面に押し付
けられるので、この押し付け力に打勝つて、前記
の隙間を形成できるような充分の大きさとする必
要がある。
前述のように第1のダストシールリツプ2がロ
ツド21の表面を、また第1のダストシールリツ
プ2の基部4および第2のダストシールリツプ3
の基部5とがダストシール押え24の内周面26
および径方向面23を覆いかつこの面より水、塵
埃等がシリンダ内部へ侵入しないようにリツプ先
端7でシールをするように構成されている。
この様なダストシールリツプの構造、機能によ
つて、ロツド21、ロツドカバー22、又はダス
トシール押え24、第1のダストシールリツプ
2、第2のダストシールリツプ3によつて構成さ
れる部分には凹所は全くない。従つてこの部分に
は、たとえシリンダのロツドが上向きになるよう
に使用されても、水、塵埃等が滞留することがな
く、又前記の如くダストシール押え24が、ダス
トシール本体1のダストシールリツプ側の側面1
1と第2のダストシールリツプにより挟まれてシ
ールされているので、ダストシール本体1が軸方
向あるいは径方向に動かされても、リツプ先端7
が常に径方向面23に当接しているため水の侵入
が行われず、金属部分の発錆する等の不都合な事
は起こらない。さらにオイルシールリツプを併用
した場合に対して形成された上記の流体圧の減圧
機能はオイルシールリツプ8に異常な圧力が加わ
つた際に、ダストシールがロツド21とダストシ
ール押え24の間から飛び出したり、或いは損傷
を受けたりすることが避けられると同時に、ダス
トシールリツプ部が外部へ伸びだし、第2のダス
トシールリツプの先端7がロツドカバー側面23
との接触を失うことを防ぐためにも有効な機構で
ある。
なお本考案によるダストシールは、ロツド21
が大きく偏心するような使用条件の場合にも第2
のダストシールリツプ3が常に径方向面23に当
接しているため、ロツド21の偏心方向に対する
追従性に優れており、大きな偏心の加わるシリン
ダなどのダストシールとしても、優れた性能、機
能を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のダストシールの一部の垂直断
面を示す図面で、第2図は本考案のダストシール
をダストシールカバーの溝に装着した状態の説明
図である。第3図は本考案のダストシールにパツ
キンを組合せた図であり、第2図のダストシール
本体に流体が作用した場合の流体圧の作用の仕方
と流体の流れを示した図である。第4図と第5図
は従来からのダストシールをダストシールカバー
の溝に装着した状態の説明図である。 1……ダストシール本体、2……第1のダスト
シールリツプ、3……第2のダストシールリツ
プ、4……第1のダストシールリツプの基部、5
……第2のダストシールリツプの基部、6,7…
…リツプ先端、8……オイルシールリツプ、9…
…テーパー面、10……凹所、13……外周面、
21……ロツド、22……ロツドカバー、23…
…径方向面、24……ダストシール押え、26…
…内周面、27……装着溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロツドカバー22の軸方向端部に設けられた環
    状溝に取付けられたダストシール本体1の軸方向
    の端部に形成されロツド21の表面に接触して軸
    のシールを行う第1のダストシールリツプ2と、
    該ダストシールリツプ2の外周面から径方向に突
    出する第2のダストシールリツプ3とを有し、前
    記第2のダストシールリツプ3は前記ダストシー
    ル本体1を支持するダストシール押え24の軸方
    向先端部の径方向面23に対して押え代をもつて
    弾性的に当接し該径方向面23をシールすること
    を特徴とするダストシール。
JP1985084699U 1985-06-05 1985-06-05 Expired JPH0223908Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985084699U JPH0223908Y2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985084699U JPH0223908Y2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61200956U JPS61200956U (ja) 1986-12-16
JPH0223908Y2 true JPH0223908Y2 (ja) 1990-06-29

Family

ID=30634428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985084699U Expired JPH0223908Y2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0223908Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614142Y2 (ja) * 1988-02-29 1994-04-13 エヌオーケー株式会社 密封装置
JP2002181198A (ja) * 2000-12-13 2002-06-26 Nok Corp 密封装置
ATE441054T1 (de) 2007-05-30 2009-09-15 Freudenberg Carl Kg Dichtungsanordnung, dichtring und deren verwendung
JP6346533B2 (ja) * 2014-09-17 2018-06-20 Nok株式会社 バルブステムシール

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055708B2 (ja) * 1980-12-26 1985-12-06 日産自動車株式会社 ト−チ点火機関の吸気路装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59108866U (ja) * 1983-01-14 1984-07-23 株式会社阪上製作所 ダストシ−ル
JPS6055708U (ja) * 1983-09-26 1985-04-18 エヌオーケー株式会社 バルブステムシ−ル

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055708B2 (ja) * 1980-12-26 1985-12-06 日産自動車株式会社 ト−チ点火機関の吸気路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61200956U (ja) 1986-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4449717A (en) Sealing mechanism for bearings
US4106781A (en) Unitized, grease-purgeable seal
JPH0433493Y2 (ja)
US4449721A (en) Split piston ring having stepped ends
US4906009A (en) Sealing apparatus
US5056799A (en) Lip seal device
US4928979A (en) Sealing apparatus
US5582412A (en) Cartridge type water stopper
US5024450A (en) Seal cartridge assembly
JPH0223908Y2 (ja)
US4278261A (en) Sealing device
JPH0637240Y2 (ja) パッキン
JP2506246Y2 (ja) パッキン
JPH071552Y2 (ja) オイルシール
JPH0736212Y2 (ja) ステアリング入力軸の密封装置
JPH0128379Y2 (ja)
JPH054616Y2 (ja)
JPH0747650Y2 (ja) 組合せシール
JPS5931967Y2 (ja) パツキン
JPH026303Y2 (ja)
JPH0446125Y2 (ja)
JPS5912456Y2 (ja) シ−ル要素
ATE36892T1 (de) Grubenstempel-dichtungsanordnung.
JPH0614141Y2 (ja) ポンプの軸封装置
JPS5827167Y2 (ja) シ−ル装置