JPH0614142Y2 - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JPH0614142Y2
JPH0614142Y2 JP1988026740U JP2674088U JPH0614142Y2 JP H0614142 Y2 JPH0614142 Y2 JP H0614142Y2 JP 1988026740 U JP1988026740 U JP 1988026740U JP 2674088 U JP2674088 U JP 2674088U JP H0614142 Y2 JPH0614142 Y2 JP H0614142Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
lip portion
lip
dust lip
sealing device
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988026740U
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English (en)
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JPH01132866U (ja
Inventor
久夫 堀
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、密封装置、特に、外部のダストをシールする
密封装置に関する。
(従来の技術) 従来の密封装置としては、例えば、実公昭38−236
10号公報、実開昭61−129967号公報、に記載
されるように、ハウジングの端面に圧接する第2リップ
部が、軸に圧接する第1リップ部の他に設けられている
ものが知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来の密封装置にあっては、第
1リップ部と第2リップ部とは互いに他の動きには干渉
をしない独立したリップであるため、一方のリップ部の
押圧力が強過ぎたりなどして一方だけが早く摩耗する
と、その一方のリップ部のために密封装置全体が不用と
なってしまう。
また、第1リップ部と第2リップ部とは互いに他の動き
には干渉をしない独立したリップであるため、この従来
の密封装置をダストシールに用いると、第2リップ部の
付近にいったんダストが付くと、それを取り除く手段が
無いため、そのままそこに溜っていってしまう恐れがあ
る。
さらに、第1リップ部と第2リップ部とは互いに他の動
きには干渉をしない独立したリップであるため、一方の
リップ部がめくれてしまう恐れがある。
本考案は上記問題を解決するためになされたもので、そ
の目的とするところは、寿命が長く、かつダストが溜り
にくく、しかもリップ部のめくれも起こらない密封装置
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案にあっては、軸の外周
に互いに相対回転可能に配設されたハウジングに取付け
られて該ハウジングと前記軸との間をダスト側に対して
密封するダストシールを備えた密封装置であって、前記
ダストシールは、前記ハウジングのダスト側端部の径方
向への突部を囲むようにダストリップを備え、該ダスト
リップは、前記突部に対して径方向及び軸方向に間隙を
持って前記軸の外周及び前記ダスト側端部の端面に圧接
する第1ダストリップ部及び第2ダストリップ部から成
る。
(作用) 上記構成の本考案にあっては、ハウジングのダスト側端
部の径方向への突部を囲むようにダストリップを備え、
そのダストリップは、突部に対して径方向及び軸方向に
間隙を持って軸の外周及びダスト側端部の端面に圧接す
る第1ダストリップ部及び第2ダストリップ部から成
り、言い換えれば、ダストリップは、折り返された1本
の腕状を成しており、従って、第1ダストリップ部と第
2ダストリップ部とは互いに他の動きに連動することに
なる。
このため、第1ダストリップ部と第2ダストリップ部と
の押圧力は常にバランスが保たれ、一方のリップ部だけ
が早く摩耗していってその一方のリップ部のために密封
装置全体が不用となってしまうといっことが防がれる。
また、ダストリップは、折り返された一本の腕状を成し
て、端面のシールを行う第2ダストリップ部の支点が第
1ダストリップ部の圧接部のしめしろによって与えら
れ、各リップ部は互いに他の動きに連動するので、軸の
わずかな動きでも第2ダストリップ部が端面上を擦り動
き、これによって第2ダストリップ部付近のダストがは
じき飛ばされ、第2ダストリップ部周辺にダストが溜る
のが防がれる。
さらに、ダストリップは、折り返された一本の腕状を成
し、その形状によって剛性を持つので、一方のリップ部
がめくれてしまうといったことが防がれる。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。第1
図に本考案の密封装置の全体を示し、第2図に同密封装
置をハウジングに取付けた状態を示す。
この密封装置1は、軸としての回転軸2の外周に同心的
に配設されたハウジング3に取付けられてそのハウジン
グ3と前記回転軸2との間をダスト側Aに対して密封す
るダストシール4を備えたものである。
ハウジング3は、ダスト側端部の端面3aと、ダスト側
端部の径方向の突部3bと、ダストシール4のシール本
体5が取付けられる取付け溝3cと、を有している。
ダストシール4は、取付け溝3cに取付けられるシール
本体5と、シール本体5より突部3bを囲むようにダス
ト側Aに延びる主にゴムで形成されるダストリップ6
と、を有して成る。
ダストリップ6は、シール本体5よりダスト側Aに延び
突部3bと径方向に間隙S1を持ってその突部3bを越
え回転軸2の外周に圧接部7にて圧接する第1ダストリ
ップ部8と、第1ダストリップ部8の圧接部7にて端面
3aに向けて折り返され突部3bと軸方向に間隙S2を
持って端面3aに延びその端面3aに圧接する第2ダス
トリップ部9と、から成る。
上記構成の本考案にあっては、ハウジング3のダスト側
端部の径方向への突部3bを囲むようにダストリップ6
を備え、そのダストリップ6は、突部3bに対して径方
向及び軸方向に間隙S1,S2を持って回転軸2の外周
及びダスト側端部の端面3aに圧接する第1ダストリッ
プ部8及び第2ダストリップ部9から成り、言い換えれ
ば、ダストリップ6は、折り返された一本の腕状を成し
ており、従って、第1ダストリップ部8と第2ダストリ
ップ部9とは互いに他の動きに連動することになる。
このため、第1ダストリップ部8と第2ダストリップ部
9との押圧力は常にバランスが保たれ、一方のリップ部
8又は9だけが早く摩耗していってその一方のリップ部
8又は9のために密封装置1全体が不用となってしまう
といっことが防がれる。
また、ダストリップ6は、折り返された一本の腕状を成
して、端面3aのシールを行う第2ダストリップ部9の
支点が第1ダストリップ部8の圧接部7のしめしろによ
って与えられ、各リップ部8,9は互いに他の動きに連
動するので、回転軸2のわずかな動きでも第2ダストリ
ップ部9が端面3a上を擦り動き、これによって第2ダ
ストリップ部9付近のダストがはじき飛ばされ、第2ダ
ストリップ部9周辺にダストが溜るのが防がれる。
さらに、ダストリップ6は、折り返された一本の腕状を
成し、その形状によって剛性を持つので、一方のリップ
部8又は9がめくれてしまうといったことが防がれる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、ダストリップは、
折り返された一本の腕状を成しており、従って、第1ダ
ストリップ部と第2ダストリップ部とは互いに他の動き
に連動することになる。
このため、第1ダストリップ部と第2ダストリップ部と
の押圧力は常にバランスが保たれ、一方のリップ部だけ
が早く摩耗していってその一方のリップ部のために密封
装置全体が不用となってしまうといっことが防がれる。
また、ダストリップは、折り返された一本の腕状を成し
て、端面のシールを行う第2ダストリップ部の支点が第
1ダストリップ部の圧接部のしめしろによって与えら
れ、各リップ部は互いに他の動きに連動するので、軸の
わずかな動きでも第2ダストリップ部が端面上を擦り動
き、これによって第2ダストリップ部付近のダストがは
じき飛ばされ、第2ダストリップ部周辺にダストが溜る
のが防がれる。
さらに、ダストリップは、折り返された一本の腕状を成
し、その形状によって剛性を持つので、一方のリップ部
がめくれてしまうといっことが防がれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の密封装置の一実施例の縦断面図、第2
図は同装置の取付後の縦断面図である。 符号の説明 1…密封装置 2…回転軸(軸) 3…ハウジング 3a…端面 3b…突部 3c…取付け溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸の外周に互いに相対回転可能に配設され
    たハウジングに取付けられて該ハウジングと前記軸との
    間をダスト側に対して密封するダストシールを備えた密
    封装置であって、 前記ダストシールは、前記ハウジングのダスト側端部の
    径方向への突部を囲むようにダストリップを備え、該ダ
    ストリップは、前記突部に対して径方向及び軸方向に間
    隙を持って前記軸の外周及び前記ダスト側端部の端面に
    圧接する第1ダストリップ部及び第2ダストリップ部か
    ら成る密封装置。
JP1988026740U 1988-02-29 1988-02-29 密封装置 Expired - Lifetime JPH0614142Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988026740U JPH0614142Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 密封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988026740U JPH0614142Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 密封装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01132866U JPH01132866U (ja) 1989-09-08
JPH0614142Y2 true JPH0614142Y2 (ja) 1994-04-13

Family

ID=31248642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988026740U Expired - Lifetime JPH0614142Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29 密封装置

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JP (1) JPH0614142Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61129967U (ja) * 1985-01-31 1986-08-14
JPH0223908Y2 (ja) * 1985-06-05 1990-06-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01132866U (ja) 1989-09-08

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