JPH054616Y2 - - Google Patents

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JPH054616Y2
JPH054616Y2 JP1984180244U JP18024484U JPH054616Y2 JP H054616 Y2 JPH054616 Y2 JP H054616Y2 JP 1984180244 U JP1984180244 U JP 1984180244U JP 18024484 U JP18024484 U JP 18024484U JP H054616 Y2 JPH054616 Y2 JP H054616Y2
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ring
piston
lip
sealing device
cylinder
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JP1984180244U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、油圧或いは空圧シリンダ内のピスト
ン等に配置され、軸受機能及び密封機能を発揮す
る密封装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、第2図に示す如く、ピストン1の外周に
溝10を設け、樹脂材製リング11を溝10に嵌
合させた密封装置が知られている。この密封装置
は、シリンダ12の内周面にリング11が摺動接
触することにより、軸受機能及び密封機能を発揮
するものである。
しかし、この密封装置においては、溝10にリ
ング11を嵌合する構成であるため、溝10とリ
ング11との間には軸方向隙間δ1及びピストン
1とシリンダ12との間には径方向隙間δ2が設
けられている。
従つて、ピストン1がシリンダ12の内周面に
押圧された場合、樹脂材製のリング11が軸方向
隙間δ1内及び径方向隙間δ2内にはみ出し、リ
ング11の肉厚を減ずることとなり、シリンダ1
2の内周面とリング11の外周面との間に隙間を
生じることとなる。その結果、密封装置の軸受機
能及び密封機能が早期に低下するという問題点を
有していた。
本考案は、この問題点を解決するために、第3
図に示す密封装置を案出した。
同図の密封装置は、略円筒形状を呈し、軸方向
一端に径方向外方へ向かつて拡開するリツプ4が
形成された樹脂材製リング3と、略円筒形状を呈
し、外周に複数個の突起2が形成されたピストン
1とからなり、前記突起2がリング内に食い込ん
で圧着されて成る構造によつて、ピストン1およ
びリング3間に生起される軸方向の相対移動を抑
止するとともに、シリンダの内周面に対するリツ
プ4の弾性接触によつて、密封機能を維持させる
ものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、第3図の密封装置においては、
密封機能が、リング3の端部に付されて径方向外
方へ向かつて拡開するリツプ4の弾性力によつて
維持される態様となつているので、密封対象流体
の圧力が高い場合には、リツプ4の内側に付加さ
れる流体圧力に助勢されて良好な密封機能が維持
されるが、密封流体の圧力が低い場合には、流体
圧力によるリツプ4に対する助勢効果がないため
に、長期間の良好な密封機能を維持し得なくなる
おそれがある。
そこで、本考案は、上記の問題点を解消するた
めに、下記の構成を備えるものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本考案の密封装置は、略円筒形状を
呈し、軸方向一端に径方向外方へ向かつて拡開す
るリツプが形成された樹脂材製リングと、略円筒
形状を呈し、外周に複数個の突起が形成されたピ
ストンと、前記ピストンに形成された環状溝内に
配置されて前記リツプを径方向外方へ向かつて押
圧するゴム状弾性部材とからなり、前記突起がリ
ング内に食い込んで圧着されて成るものである。
(作用) 上記した構成を備えた本考案の密封装置におい
ては、複数個の突起がリング内に食い込んで圧着
されている構造が、ピストンおよびリング間の軸
方向の相対運動を抑止し、リングの軸方向端部に
付されて径方向外方へ向かつて拡開するリツプ
が、ピストンおよびリング間に偏芯を生じた際
に、曲げ変形を生起させてシリンダの内周面に対
する弾性接触状態を維持し、さらに、ピストンに
形成された環状溝内に配置されたゴム状弾性部材
が、シリンダの内周面に対するリングのリツプの
接触圧力を助勢するとともに、シリンダ内周面に
対するピストンの摺動接触部の軸方向幅を広く保
つ。
(実施例) 本考案に係る密封装置の実施例を第1図に示
す。
シリンダ内に配置されるピストン1の外周に
は、複数個の突起2が設けられており、前記突起
2上に樹脂材製リング3が圧着され、前記樹脂材
製リング3の軸方向一端に径方向外方に向つて拡
開するリツプ4が設けられている。リング3は、
ピストン1をシリンダ内周面に沿つて円滑に往復
動させる軸受部5と前記したリツプ4を備えてい
る。
リング3とピストン1とは、ピストン外周に設
けられた複数個の突起2がリング3内に食い込ん
でいるため、確実に固着される。図上において、
台形の突起形状を示したが、これに限られるもの
でなく三角形や半円形等適宜選択することができ
る。
リツプ4と対面するピストン1の外周には環状
溝7が設けられ、該環状溝7にゴム状弾性部材6
が装着されてリツプ4を径方向外方へ押圧する。
尚、第1図には実施例として円形断面形状のゴ
ム状弾性部材6を示したが、円形断面形状に限ら
れるものでなく、矩形断面形状等その他適宜選択
することができる。
(考案の効果) 以上、詳述したように本考案の密封装置が、略
円筒形状を呈し、軸方向一端に径方向外方へ向か
つて拡開するリツプが形成された樹脂材製リング
と、略円筒形状を呈し、外周に複数個の突起が形
成されたピストンと、前記ピストンに形成された
環状溝内に配置されて前記リツプを径方向外方へ
向かつて押圧するゴム状弾性部材とからなり、前
記突起がリング内に食い込んで圧着されて成るこ
とによつて、突起及びリング間の接触面圧が高め
られるとともに、接触部の面積が広く保たれてピ
ストンに対するリングの結合力が強化されるの
で、複数個の突起を備えていることと相俟つて、
軸方向に作用する流体圧力及び軸方向の往復運動
に伴うピストン及びリング間の軸方向の相対的な
ズレを生起させるおそれが完全に解消するととも
に、シリンダ内周面に対するピストンの摺動接触
部の軸方向幅が広く保たれるので、ピストンの往
復運動がスムーズに案内され、長期間にわたつて
良好な密封機能が維持される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る密封装置の半断面図、
第2図乃至第3図は従来例に係る密封装置の半断
面図を示すものである。 1……ピストン、2……突起、3……リング、
4……リツプ、5……軸受部、6……弾性部材、
7……環状溝、10……溝、11……リング、1
2……シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略円筒形状を呈し、軸方向一端に径方向外方へ
    向かつて拡開するリツプ4が形成された樹脂材製
    リング3と、略円筒形状を呈し、外周に複数個の
    突起2が形成されたピストン1と、前記ピストン
    1に形成された環状溝7内に配置されて前記リツ
    プ4を径方向外方へ向かつて押圧するゴム状弾性
    部材6とからなり、前記突起2がリング3内に食
    い込んで圧着されて成る密封装置。
JP1984180244U 1984-11-28 1984-11-28 Expired - Lifetime JPH054616Y2 (ja)

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JP1984180244U JPH054616Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

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JPS6194653U JPS6194653U (ja) 1986-06-18
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