JPS5912456Y2 - シ−ル要素 - Google Patents

シ−ル要素

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Publication number
JPS5912456Y2
JPS5912456Y2 JP1979141230U JP14123079U JPS5912456Y2 JP S5912456 Y2 JPS5912456 Y2 JP S5912456Y2 JP 1979141230 U JP1979141230 U JP 1979141230U JP 14123079 U JP14123079 U JP 14123079U JP S5912456 Y2 JPS5912456 Y2 JP S5912456Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
face
seal body
rotating shaft
annular protrusion
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979141230U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5659353U (ja
Inventor
義昭 大野
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by エヌオーケー株式会社 filed Critical エヌオーケー株式会社
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は端面リツプを備えるシール要素に関し、更に詳
しくは端面リツプのシール性及び耐久性を向上させたシ
ール要素を提示するものである。
従来、端面リツプを備えたシール要素として、第1図に
示す構造のものが知られている。
第1図において、ハウジング7に設けられた段部8に、
シール本体1が嵌合固定され、該シール本体1から、回
転軸9の外周面と密封摺動するオイルリツプ11及びダ
ストリツプ13が径方向内方に向って伸びており、又、
シール本体1の軸方向端部から、回転軸9側に設けられ
た端面10と密封接触する端面リツプ3が、径方向外方
に拡散して伸びている。
この様な構或になるシール要素においては、通常ハウジ
ング7と回転軸9との軸方向相対位置を正確に規定する
ことは困難であり、ハウジング7と回転軸9との間隔X
が設計値より小さくなる状態に維持された場合には、端
面リツプ3は、第2図に示す様に、その先端部が過大に
曲げられ、端面10と広幅の面接触状態となるばかりで
なく、先端部が端面10からうきあがった状態となるた
めに、外部から、ダスト等の異物が端面リツプ3と端面
10との摺動領域に侵入しゃすぐなり、端面リツプ3を
早期に摩耗損傷させるという問題を惹起していた。
本考案は、上述した従来品の問題点を解決したもので、
端面リツプの摺動対象端面に対向する面の端部近傍に、
先鋭な環状突起を設けることにより、端面リツプ先端の
うきあがり現象を防止して端面リツプと対向端面との接
触部を狭小に保つことにより、シール性を確保するとと
もに、端面リツプ先端と環状突起との間に潤滑剤を保持
する潤滑剤溜り部を形或することにより、端面リツプの
良好な密封性能が長期間にわたって維持されるようにす
るものである。
以下、本考案の実施例を第3図乃至第6図に基づいて詳
細に説明する。
第3図においては、ハウジング7に設けられた段部8に
、シール本体1が嵌合固定され、該シール本体1から、
回転軸9の外周面と密封摺動するオイルリツプ11及び
ダストリツプ13が径方向内方に向って伸びており、又
、シール本体1の軸方向端部(図上下端)から、回転軸
9側に付された端面10と密封接触する端面リツプ3が
径方向外方に拡散して伸びている。
端面リツプ3の端面10に対向する面の端部近傍に、三
角形の断面形状を示す環状突起5が設けられている。
該環状突起5は図に示す様な小突起に限らず、径方向内
方に向って収斂するリップ状の突起であってもよい。
ついで、本考案の他の実施例を第4図に基づいて説明す
る。
本実施例が前述した実施例と相違する点は、端面リツプ
3が、シール本体1の反対側の軸方向端部(図上上端)
に設けられ、端面10が下方に向いている点である。
上述した構戒を有する本考案に係るシール要素は、以下
に述べる様な作用効果が期待出来る。
本考案は、端面リツプ3に先鋭な環状突起5を設ける構
或を備えているため、端面リツプ3が、第5図に示す接
触状態から第6図に示すように過大に曲げられても、環
状突起5が端面10に接して端面リツプ3の端部近傍が
第2図に示す様に変形して、端面10に対する接触幅を
著しく増加させるのを抑止するので、端面リツプ3は安
定したシール性能を維持し得る。
又、第4図に示す様に、端面10が下方に向いている態
様のものにあっては、端面リツプ3と端面10との間に
存在する潤滑剤が下方に流出し、リップ面の潤滑切れを
惹起する危険性が大であるが、端面リツプ3と環状突起
5とにより潤滑剤溜り部6が形或されるため、端面リツ
プ3と端面10との間の潤滑剤の保持が長時間安定して
なされ、潤滑切れによるトラブルを惹起させることであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係るシール要素の断面図、第2図は
第1図に示した端面リツプの接触状態を示す図、第3図
及び第4図は本考案の実施例を示す断面図であり、第5
図及び第6図は本考案に係る端面リツプの接触状態を示
す図である。 1・・・・・・シール本体、3・・・・・・端面リツプ
、5・・・・・・環状突起、6・・・・・・潤滑剤溜り
部、7・・・・・・ハウジング、8・・・・・・段部、
9・・・・・・回転軸、10・・・・・・端面、11・
・・・・・オイルリップ、13・・・・・・ダストリッ
プ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対運動部材の一方に保持されているシール本体の1の
    軸方向一端から、相対運動部材の他方に設けられた端面
    10に向って、径方向外方に拡散して伸びる端面リツプ
    3を備えたシール要素において、前記端面リツプ3の前
    記端面10に対向する面の端部近傍に、先鋭な環状突起
    5を付されたことを特徴とするシール要素。
JP1979141230U 1979-10-12 1979-10-12 シ−ル要素 Expired JPS5912456Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979141230U JPS5912456Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12 シ−ル要素

Applications Claiming Priority (1)

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JP1979141230U JPS5912456Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12 シ−ル要素

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Publication Number Publication Date
JPS5659353U JPS5659353U (ja) 1981-05-21
JPS5912456Y2 true JPS5912456Y2 (ja) 1984-04-14

Family

ID=29372563

Family Applications (1)

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JP1979141230U Expired JPS5912456Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12 シ−ル要素

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59194663U (ja) * 1983-06-09 1984-12-24 冨田 博康 回転体の軸シ−ル装置
JPH0723657Y2 (ja) * 1989-09-11 1995-05-31 光洋精工株式会社 密封装置
JP7123658B2 (ja) * 2018-06-25 2022-08-23 Nok株式会社 密封装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5659353U (ja) 1981-05-21

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