JPH0234499Y2 - - Google Patents

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JPH0234499Y2
JPH0234499Y2 JP17258885U JP17258885U JPH0234499Y2 JP H0234499 Y2 JPH0234499 Y2 JP H0234499Y2 JP 17258885 U JP17258885 U JP 17258885U JP 17258885 U JP17258885 U JP 17258885U JP H0234499 Y2 JPH0234499 Y2 JP H0234499Y2
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
    • F16C33/7803Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members suited for particular types of rolling bearings
    • F16C33/7813Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members suited for particular types of rolling bearings for tapered roller bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/36Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
    • F16C19/364Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone

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  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ころがり軸受の密封装置、例えばバ
ギー車などに用いられる耐水性に優れたころがり
軸受の密封装置に関する。
(従来の技術) 例えば、バギー車などのスイングアームピボツ
トに使用される円すいころ軸受は、第4図〜第6
図に示すように、シール100を補助環101を
介して内輪201の大径端部外周面に固着し、先
端のシールリツプ102を外輪202の端面20
3およびハウジング300の内周面301に摺接
させた構造をなす。それにより、組み立て工数を
削減すると同時に、取り付けスペースの容易な確
保を図つている。
バギー車のスイングアーム付近は泥水などの浸
入の恐れが大きく、軸受シールは優れた耐水性が
要求される。しかし、上記第4図に示すシール1
00の場合、半径方向外方に延びる二又のシール
リツプ102はいずれも肉厚が薄いために充分な
剛性を有しておらず耐水性に欠ける。シールリツ
プ102の肉厚を増して剛性を高めると、シール
リツプ102は互いに逆方向に延びているため、
シール本体を形成しているゴムなどの弾性体の性
質上、いずれか一方の接触圧が大きいと他方の接
触圧が弱くなつたり、なくなつたりする。したが
つて、上記両シールリツプを外輪端面203もし
くはハウジング内周面301に適正な接触圧を維
持しつつ摺接することが難しくなる。接触圧の小
さいシールリツプの方では充分な密封機能を果た
すことができなくなり、接触圧の大きいシールリ
ツプの方では摩擦トルクが増大して不当な発熱や
動力損失をきたす。結果として、シールリツプの
摩耗が早まり、油もれや浸水および不純物の侵入
などが発生して確実な密封機能を得ることができ
ない。
これらの問題点を解決するために、第5図およ
び第6図に示すように、シール100の基部に、
さらに芯金103を埋め込んだり、補助環101
を半径方向に延接したりしたシールが試案されて
いる。
(考案が解決すべき問題点) しかし、いずれもシール本体が本来有している
弾力性を損なうため、シールリツプ102は外輪
202やハウジング300に対して適正な接触圧
を得ることができない場合がある。さらに、前者
の場合は、シール100の成形時に芯金103の
位置決めが難しい。後者の場合は、シール成形時
のシール本体と補助環101との相対的な位置決
めが難しく、かつシール組み込み時にシール10
0の軸方向の位置決めが難しい。製造コストも高
くなり実用的でない。また、第7図に示すよう
に、シールリツプ102を三重構造にしてシール
性を高めた密封装置が実公昭47−2245号公報に開
示されている。しかし、この場合も互いにシール
リツプ102の適正な接触圧を維持することが難
しく、シールリツプ数を増加させただけの効果を
得ているとは言い難い。
本考案は、上記従来技術の問題点を解決するも
のであり、その目的とするところは、外輪およ
び/もしくはハウジングに対する接触圧が適正で
追従性に富みかつ摩擦トルクが小さく、したがつ
て、確実な密封機能を長期間にわたり発揮しうる
ころがり軸受の密封装置を提供することにある。
本考案の他の目的は、組み込みの容易なころがり
軸受の密封装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案のころがり軸受の密封装置は、内輪の端
部にシールを固着したころがり軸受の密封装置で
あつて、該密封装置が該内輪端部から補助環を介
して一端は半径方向外方に延び他端は軸方向に延
びた環状弾性体でなり、該弾性体の半径方向外方
に延びた一端はさらに三方向に分枝してシールリ
ツプを形成し、その第一先端部は該軸受の外輪の
端面に略軸方向に適度な接触圧で摺接しうる内リ
ツプを形成し、第二先端部は該軸受のハウジング
の内周面に半径方向に関し該内リツプと逆方向に
適度な角度で傾斜しかつ適度な接触圧で摺接しう
る外リツプを形成し、そして、第三先端部は該内
リツプと外リツプとの間にあつてその外径寸法が
該ハウジングの内径と同等もしくはわずかに大き
く設定され該ハウジングの内周面に適度な接触圧
で摺接しうる中リツプを形成し、該弾性体の軸方
向に延びた他端は該軸に適度な接触圧で摺接しう
る軸用リツプを形成し、そのことにより、上記目
的が達成される。
(作用) 本考案のころがり軸受の密封装置は、中リツプ
をその外径がハウジングの内径と同等もしくはわ
ずかに大きくなるように設けることにより、内・
外リツプを適正な接触圧に維持することができ
る。したがつて、上記三つのシールリツプにより
効果的な密封機能を確保しうる。組み込みも容易
に行うことができる。
(実施例) 以下に本考案を実施例について説明する。
例えば、第1図に示すように、本考案の密封装
置1は、軸3の段部31と相対応するハウジング
4との間に配置される円すいころ軸受2に取り付
けられる。密封装置1は、例えば、ゴムや合成樹
脂製の環状弾性体でなり、軸受2の内輪21の大
径側端部211に、例えば、横断面L字形の補助
環10を介して一体に設けられている。密封装置
1の一端11は半径方向外方に延び他端12は軸
方向に延びている。一端11の先端部はさらに三
方向に分枝してそれぞれ内リツプ111、外リツ
プ112および内リツプ111と外リツプ112
との間に配置される中リツプ113を形成してい
る。軸方向に延びる他端12は軸用リツプ114
を形成している。外輪22の小径側端面222と
ハウジング4との間にはグリースキヤツプ5が設
けられている。
内リツプ111は、軸受2の外輪22の大径側
端面221に軸方向に適度な接触圧を有して摺接
している。内リツプ111は、その先端部116
を内リツプ111の延伸方向からハウジング4の
内周面41側へ適度に傾斜させることにより、外
部から塵埃や水などの異物が軸受2内へ侵入する
のを効果的に防止している。中リツプ111は、
また、軸受2内の潤滑油が外部へ流出するのを防
ぐ機能を有していることは言うまでもない。外リ
ツプ112は、ハウジング内周面41に半径方向
に関し上記内リツプ111と逆方向に適度な角度
で傾斜しかつ適度な接触圧を有して摺接してい
る。外リツプ112は、主に、外部から塵埃や水
などの異物が軸受2内へ侵入するのを防止してい
る。
中リツプ113は、ハウジング内周面41に、
例えば半径方向に関し上記内リツプ111側へ適
度な角度で傾斜して摺接している。中リツプ11
3は、その外径寸法がハウジング内周面41の径
と同等もしくはわずかに大きく設定されている。
それにより、組み込みが容易に行われると同時
に、内・外リツプ111および112に対して互
いのしめしろによる変形を誘発する恐れがなくな
る。組み込み後には、中リツプ113は、内・外
リツプ111および112の接触圧の影響を受
け、ハウジング内周面41に対し充分な接触圧を
発生する。それによつて、内・外リツプ111お
よび112は互いに影響されることなく、それぞ
れ外輪大径端面221およびハウジング内周面4
1に適正な接触圧を維持しつつ摺接することがで
きる。また、ハウジング内周面41には外リツプ
112と中リツプ113とが摺接することにな
り、軸受2内への外部からの異物の侵入を二重に
防止しうる。結果として、長期間にわたり確実な
密封機能を発揮しうる。従来のように、接触圧が
過大となつて摩擦トルクの増大を起こし、不当な
発熱や動力損失をきたすこともない。上記中リツ
プ113は、半径方向に関し内リツプ側へ傾斜し
ていることにより、シール成形時のむり抜きなど
による不良の発生の恐れがなく成形が容易に行わ
れうる。
また、外リツプ112の中リツプ113側根元
には、適当な溝幅を有するぬすみ115が適宜周
設される。それにより、内・外リツプ111およ
び112の互いの干渉がさらに極小化される。
軸用リツプ114は、軸受3に対して適度な接
触圧を有して摺接している。この軸用リツプ11
4は軸受3と軸受内輪21との間からの異物の侵
入を防止する機能を有している。
上記各シールリツプ111,112,113お
よび114は、それぞれ各機能を充分に果たしう
るだけの肉厚を有していることはいうまでもな
い。
本考案の他の実施例について以下に述べる。第
2図に示す例は、上記実施例の中リツプ113を
半径方向に関して外リツプ112側へ適度な角度
で傾斜させたものである。中リツプ113の傾斜
が外リツプ112側であるため、外部からの異物
の侵入に対して、さらに効果的である。
また、第3図に示すように、弾性体の立ち上が
り部13において芯金14を補助環10に近接し
て半径方向外方に配設することもできる。それに
より、弾性体は立ち上がり部13において曲がり
やたおれが少なくあるため、中リツプ113はそ
の接触圧をハウジング内周面41に対し半径方向
に確実に伝えることができる。したがつて、内・
外リツプ111および112は外輪大径側端面2
21もしくはハウジング内周面41に対しそれぞ
れ独立に適正な接触圧を維持することが可能とな
る。上記芯金14は補助環10と別体に設けるこ
とにより、密封装置1の成形時や組み込み時の位
置決めが容易に行われうる。芯金14は、また、
弾性体の中央部に半径方向に埋設することも可能
である。芯金14の代わりに、補助環10を半径
方向外方に延設することもできる。
(考案の効果) 本考案の密封装置は、このように、従来の二又
シールリツプの間に中リツプをその外径がハウジ
ングの内径と同等もしくはわずかに大きくなるよ
うに設けることにより、内・外シールリツプを外
輪および/もしくはハウジングに対し適正な接触
圧に維持することができる。したがつて、外輪お
よび/もしくはハウジングに対する追従性を良好
にしかつ摩擦トルクを小さくすることができるた
め、確実な密封機能を長期間にわたり確保するこ
とができる。組み込みが容易であるため作業性も
良好である。さらに、このシールリツプは成形加
工が容易な形状であるため安価に供給しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の密封装置の一実施例を示す部
分正面断面図、第2図および第3図はそれぞれ本
考案の密封装置の他の実施例を示す部分正面断面
図、第4図〜第7図はそれぞれ従来技術を示す部
分正面断面図である。 1……密封装置、2……円すいころ軸受、3…
…軸、4……ハウジング、10……補助環、13
……立ち上がり部、14……芯金、21……内
輪、22……外輪、111……内リツプ、112
……外リツプ、113……中リツプ、114……
軸用リツプ、15……ぬすみ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内輪の端部にシールを固着したころがり軸受
    の密封装置において、 (1) 該密封装置が該内輪端部から補助環を介し
    て一端は半径方向外方に延び他端は軸方向に
    延びた環状弾性体でなり、 (2) 該弾性体の半径方向外方に延びた一端はさ
    らに三方向に分枝してシールリツプを形成
    し、その第一先端部は該軸受の外輪の端面に
    略軸方向に適度な接触圧で摺接しうる内リツ
    プを形成し、第二先端部は該軸受のハウジン
    グの内周面に半径方向に関し該内リツプと逆
    方向に適度な角度で傾斜しかつ適度な接触圧
    で摺接しうる外リツプを形成し、そして、第
    三先端部は該内リツプと外リツプとの間にあ
    つてその外径寸法が該ハウジングの内径と同
    等もしくはわずかに大きく設定され該ハウジ
    ングの内周面に適度な接触圧で摺接しうる中
    リツプを形成し、 (3) 該弾性体の軸方向に延びた他端は該軸に適
    度な接触圧で摺接しうる軸用リツプを形成し
    たころがり軸受の密封装置。 2 前記中リツプが半径方向に関し前記内リツプ
    側へ適度な角度で傾斜した実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載のころがり軸受の密封装置。 3 前記中リツプが半径方向に関し前記外リツプ
    側へ適度な角度で傾斜した実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載のころがり軸受の密封装置。 4 前記環状弾性体が芯金で補強された実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載のころがり軸受の
    密封装置。 5 前記外リツプの中リツプ側根元にぬすみを設
    けた実用新案登録請求の範囲第1項に記載のこ
    ろがり軸受の密封装置。
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