JPS6124727Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6124727Y2 JPS6124727Y2 JP7323280U JP7323280U JPS6124727Y2 JP S6124727 Y2 JPS6124727 Y2 JP S6124727Y2 JP 7323280 U JP7323280 U JP 7323280U JP 7323280 U JP7323280 U JP 7323280U JP S6124727 Y2 JPS6124727 Y2 JP S6124727Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil seal
- propeller shaft
- sliding
- spline
- felt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 6
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 6
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 3
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 13
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 6
- 229930182556 Polyacetal Natural products 0.000 description 4
- 210000002445 nipple Anatomy 0.000 description 4
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、プロペラシヤフト摺動部のシール構
造に係り、特に該摺動部のオイルシール用フエル
トの摩耗を減少させ、グリースの損失及びダスト
の侵入を防止することができるシール構造に関す
る。
造に係り、特に該摺動部のオイルシール用フエル
トの摩耗を減少させ、グリースの損失及びダスト
の侵入を防止することができるシール構造に関す
る。
従来のプロペラシヤフト1の摺動スプライン部
1aのシール構造は、第1図から第3図に示すよ
うに、オイルシール用フエルト2の両側を覆うオ
イルシール用プレート3,3のスプライン形状の
摺動穴3aの径が、プロペラシヤフト1のスプラ
イン部1aの径よりも大きく形成され、オイルシ
ールリテイナ4によりスライデイングヨーク5に
固着され、グリースニツプル6よりグリースを供
給されて、プロペラシヤフト1とスライデイング
ヨーク5が一体的に回転しながら、双方のスプラ
イン部1a,5aが互に摺動するように構成され
ていた。
1aのシール構造は、第1図から第3図に示すよ
うに、オイルシール用フエルト2の両側を覆うオ
イルシール用プレート3,3のスプライン形状の
摺動穴3aの径が、プロペラシヤフト1のスプラ
イン部1aの径よりも大きく形成され、オイルシ
ールリテイナ4によりスライデイングヨーク5に
固着され、グリースニツプル6よりグリースを供
給されて、プロペラシヤフト1とスライデイング
ヨーク5が一体的に回転しながら、双方のスプラ
イン部1a,5aが互に摺動するように構成され
ていた。
この構造によると、オイルシール用プレート3
とスプライン部1aとの間に、隙間が生じるの
で、オイルシール用フエルト2の該スプライン部
1aとの接触面2aのみに負担がかかり、該フエ
ルトが摩耗し易く、グリースニツプル6から注入
されるグリースが外部に漏出し、また外部からダ
ストが侵入し易いという欠点があつた。
とスプライン部1aとの間に、隙間が生じるの
で、オイルシール用フエルト2の該スプライン部
1aとの接触面2aのみに負担がかかり、該フエ
ルトが摩耗し易く、グリースニツプル6から注入
されるグリースが外部に漏出し、また外部からダ
ストが侵入し易いという欠点があつた。
本考案は、上記した従来技術の欠点を除くため
になされたもので、その目的とするところは、前
記オイルシール用プレートにもシール性を持たせ
ることによつて、オイルシール用フエルトの摩耗
を減少させ、グリースの漏出を防止して、グリー
スの無駄を省き、給脂間隔の延長を図ると共に、
外部からのダストの侵入を防ぐことができるシー
ル構造を提供することにある。また他の目的は、
オイルシール用プレートを自己潤滑性のある合成
樹脂、例えばポリアセタール樹脂で構成すること
によつて、プロペラシヤフトの摺動部との間の摩
擦力を小さくし、また摺動に伴う発熱や騒音の発
生を防止することである。
になされたもので、その目的とするところは、前
記オイルシール用プレートにもシール性を持たせ
ることによつて、オイルシール用フエルトの摩耗
を減少させ、グリースの漏出を防止して、グリー
スの無駄を省き、給脂間隔の延長を図ると共に、
外部からのダストの侵入を防ぐことができるシー
ル構造を提供することにある。また他の目的は、
オイルシール用プレートを自己潤滑性のある合成
樹脂、例えばポリアセタール樹脂で構成すること
によつて、プロペラシヤフトの摺動部との間の摩
擦力を小さくし、また摺動に伴う発熱や騒音の発
生を防止することである。
要するに本考案は、摺動スプライン部を備えた
プロペラシヤフトにおいて、フエルト等のシール
用部品の少なくとも片側を覆うオイルシール用プ
レートの摺動穴径をプロペラシヤフトの摺動部の
径よりも小さく形成し、前記オイルシール用プレ
ートが前記プロペラシヤフトの摺動部にシメシロ
をもつて嵌合するように構成し、かつ該オイルシ
ール用プレートを自己潤滑性のある合成樹脂で構
成したことを特徴とするものである。
プロペラシヤフトにおいて、フエルト等のシール
用部品の少なくとも片側を覆うオイルシール用プ
レートの摺動穴径をプロペラシヤフトの摺動部の
径よりも小さく形成し、前記オイルシール用プレ
ートが前記プロペラシヤフトの摺動部にシメシロ
をもつて嵌合するように構成し、かつ該オイルシ
ール用プレートを自己潤滑性のある合成樹脂で構
成したことを特徴とするものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明す
る。第4図乃至第6図において、プロペラシヤフ
ト11、オイルシール用フエルト12、オイルシ
ールリテイナ14、スライデイングヨーク15、
グリースニツプル16、プロペラシヤフト11及
びスライデイングヨーク15の摺動スプライン部
11a,15aは上記した従来例と同様であるの
で説明を省略する。
る。第4図乃至第6図において、プロペラシヤフ
ト11、オイルシール用フエルト12、オイルシ
ールリテイナ14、スライデイングヨーク15、
グリースニツプル16、プロペラシヤフト11及
びスライデイングヨーク15の摺動スプライン部
11a,15aは上記した従来例と同様であるの
で説明を省略する。
本考案のシール構造が従来例と異なる点は、オ
イルシール用フエルト12の両側を覆うオイルシ
ール用プレート13,13のスプライン形状の摺
動穴13aの径をプロペラシヤフト11の摺動部
の一例たるスプライン部11aの径よりよりも小
さく形成し、オイルシール用プレート13,13
をプロペラシヤフト11のスプライン部11aに
対してシメシロをもつて嵌合させてある点であ
る。
イルシール用フエルト12の両側を覆うオイルシ
ール用プレート13,13のスプライン形状の摺
動穴13aの径をプロペラシヤフト11の摺動部
の一例たるスプライン部11aの径よりよりも小
さく形成し、オイルシール用プレート13,13
をプロペラシヤフト11のスプライン部11aに
対してシメシロをもつて嵌合させてある点であ
る。
そしてオイルシール用プレート13は割形とさ
れ、円環状の一部に切断部13bが形成され、こ
の切断部13bによつてばね作用を持たせると共
に、スプライン部11aの径の変化や多少の曲り
を吸収しつつ常にスプライン部11を軽く締め付
けながらオイルシール用フエルト12と一体的に
摺動可能に構成されている。なおこのオイルシー
ル用プレート13は、自己潤滑性があり、かつ耐
摩耗性の極めて大きい合成樹脂、例えばポリアセ
タール樹脂等で構成されている。
れ、円環状の一部に切断部13bが形成され、こ
の切断部13bによつてばね作用を持たせると共
に、スプライン部11aの径の変化や多少の曲り
を吸収しつつ常にスプライン部11を軽く締め付
けながらオイルシール用フエルト12と一体的に
摺動可能に構成されている。なおこのオイルシー
ル用プレート13は、自己潤滑性があり、かつ耐
摩耗性の極めて大きい合成樹脂、例えばポリアセ
タール樹脂等で構成されている。
本考案は、上記のように構成されており、以下
その作用について説明すると、プロペラシヤフト
11がスライデイングヨーク15に対して摺動す
ると、オイルシール用フエルト12及びオイルシ
ール用プレート1313のスプライン形状の摺動
穴13aはプロペラシヤフト11のスプライン部
11aを軽く締め付けながら摺動するので、グリ
ースニツプル16から注入されたグリースが外部
に漏出せず、またオイルシール用フエルト12の
スプライン部11aとの接触面12aのみに負担
がかかることがなくなるので、オイルシール用フ
エルト12の損傷が少なくなる。また外側のオイ
ルシール用プレート13によつて常にスプライン
部11aのダストが外方へ押しやられるので、ス
プライン部11aは常時清浄に保たれる結果、ダ
ストが内部に侵入せず、スプライン部11a及び
15aの摩耗を防止することができる。またオイ
ルシール用プレート13は、自己潤滑性のある合
成樹脂、例えばポリアセタール樹脂で構成されて
いるため、該オイルシール用プレート13とプロ
ペラシヤフト11の摺動部との間の摺動に伴う摩
擦力が小さく、また発熱や騒音の発生がない。
その作用について説明すると、プロペラシヤフト
11がスライデイングヨーク15に対して摺動す
ると、オイルシール用フエルト12及びオイルシ
ール用プレート1313のスプライン形状の摺動
穴13aはプロペラシヤフト11のスプライン部
11aを軽く締め付けながら摺動するので、グリ
ースニツプル16から注入されたグリースが外部
に漏出せず、またオイルシール用フエルト12の
スプライン部11aとの接触面12aのみに負担
がかかることがなくなるので、オイルシール用フ
エルト12の損傷が少なくなる。また外側のオイ
ルシール用プレート13によつて常にスプライン
部11aのダストが外方へ押しやられるので、ス
プライン部11aは常時清浄に保たれる結果、ダ
ストが内部に侵入せず、スプライン部11a及び
15aの摩耗を防止することができる。またオイ
ルシール用プレート13は、自己潤滑性のある合
成樹脂、例えばポリアセタール樹脂で構成されて
いるため、該オイルシール用プレート13とプロ
ペラシヤフト11の摺動部との間の摺動に伴う摩
擦力が小さく、また発熱や騒音の発生がない。
なお本考案シール構造は、プロペラシヤフト1
1の摺動スプライン部1aのシールに限らず、同
様の構造をスプラインの切つてない軸1bに設け
てもよく、この場合には、オイルシール用プレー
ト13,13及びオイルシール用フエルト12の
穴の形状は円形でよい。
1の摺動スプライン部1aのシールに限らず、同
様の構造をスプラインの切つてない軸1bに設け
てもよく、この場合には、オイルシール用プレー
ト13,13及びオイルシール用フエルト12の
穴の形状は円形でよい。
本考案は、上記のように構成され、作用するも
のであるから、摺動スプライン部を備えたプロペ
ラシヤフトにおいて、オイルシール用フエルトの
摩耗を減少させ、グリースの漏出を防止して、グ
リースの無駄を省き、給脂間隔の延長を図ること
ができる効果が得られる。また外からのダストの
侵入を防ぐことができ、スプライン部の摩耗によ
る損傷を防止し得る効果が得られる。更にはオイ
ルシール用プレートを自己潤滑性のある合成樹
脂、例えばポリアセタール樹脂で構成したので、
プロペラシヤフトの摺動部との間の摩擦力を小さ
くし、また摺動に伴う発熱や騒音の発生を防止す
ることができる効果がある。
のであるから、摺動スプライン部を備えたプロペ
ラシヤフトにおいて、オイルシール用フエルトの
摩耗を減少させ、グリースの漏出を防止して、グ
リースの無駄を省き、給脂間隔の延長を図ること
ができる効果が得られる。また外からのダストの
侵入を防ぐことができ、スプライン部の摩耗によ
る損傷を防止し得る効果が得られる。更にはオイ
ルシール用プレートを自己潤滑性のある合成樹
脂、例えばポリアセタール樹脂で構成したので、
プロペラシヤフトの摺動部との間の摩擦力を小さ
くし、また摺動に伴う発熱や騒音の発生を防止す
ることができる効果がある。
第1図乃第3図は従来例に係り、第1図は要部
縦断面、第2図は要部拡大縦断面図、第3図は第
2図の−矢視縦断面図、第4図乃至第6図は
本考案の実施例に係り、第4図は要部縦断面図、
第5図は要部拡大縦断面図、第6図は第5図の
−矢視縦断面図である。 11はプロペラシヤフト、11aはプロペラシ
ヤフトの摺動スプライン部、12はオイルシール
用フエルト、13はオイルシール用プレート、1
3aはスプライン形状の摺動穴である。
縦断面、第2図は要部拡大縦断面図、第3図は第
2図の−矢視縦断面図、第4図乃至第6図は
本考案の実施例に係り、第4図は要部縦断面図、
第5図は要部拡大縦断面図、第6図は第5図の
−矢視縦断面図である。 11はプロペラシヤフト、11aはプロペラシ
ヤフトの摺動スプライン部、12はオイルシール
用フエルト、13はオイルシール用プレート、1
3aはスプライン形状の摺動穴である。
Claims (1)
- 摺動スプライン部を備えたプロペラシヤフトに
おいて、フエルト等のシール用部品の少なくとも
片側を覆うオイルシール用プレートの摺動穴径を
プロペラシヤフトの摺動部の径よりも小さく形成
し、前記オイルシール用プレートが前記プロペラ
シヤフトの摺動部にシメシロをもつて嵌合するよ
うに構成し、かつ該オイルシール用プレートを自
己潤滑性のある合成樹脂で構成したことを特徴と
するプロペラシヤフト摺動部のシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7323280U JPS6124727Y2 (ja) | 1980-05-29 | 1980-05-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7323280U JPS6124727Y2 (ja) | 1980-05-29 | 1980-05-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56175229U JPS56175229U (ja) | 1981-12-24 |
JPS6124727Y2 true JPS6124727Y2 (ja) | 1986-07-25 |
Family
ID=29436155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7323280U Expired JPS6124727Y2 (ja) | 1980-05-29 | 1980-05-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6124727Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5947115B2 (ja) * | 2012-06-11 | 2016-07-06 | 日本信号株式会社 | 防水潤滑構造及びこれを備える転てつ機 |
-
1980
- 1980-05-29 JP JP7323280U patent/JPS6124727Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56175229U (ja) | 1981-12-24 |
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