JPS621496Y2 - - Google Patents

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JPS621496Y2
JPS621496Y2 JP1981011140U JP1114081U JPS621496Y2 JP S621496 Y2 JPS621496 Y2 JP S621496Y2 JP 1981011140 U JP1981011140 U JP 1981011140U JP 1114081 U JP1114081 U JP 1114081U JP S621496 Y2 JPS621496 Y2 JP S621496Y2
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JP
Japan
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bearing
lip
side plate
seal
grease
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JP1981011140U
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JPS57124663U (ja
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、圧延ロール軸受用のシール装置にお
いて、冷却水浸入防止と、軸受内の潤滑剤の漏出
防止を目的とするシール装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
圧延ロールの稼動時は、ロールに多量の水をか
けて冷却するため、その冷却水が、ロール軸受内
部に入らないよう、ロールネツク部にシール装置
を備えている。しかし、ロールネツクのシール装
置だけでは十分な密封ができないために、軸受自
体に軸受用としてのシール装置が必要である。
軸受の潤滑剤には、グリースを使用しており、
水が浸入するとグリースは劣化し、潤滑剤として
の機能を失い、軸受の寿命を極度に短縮すること
になる。この問題を解決するために、種々の軸受
用シール装置が使用されている。
第5図は、従来使用されてるシール装置1で、
側板2の内周に嵌合される円筒部3と、該円筒部
3の両端から半径方向内方に延在するフランジ部
4,4からなる断面コの字状の環状のケース5内
にシール6が収容されている。このシール6は軸
受内輪7の端部に固着されている。
シール6は、ゴム様弾性体製で、内部にガータ
スプリング8を挿入し、軸受内輪7と共に回転で
きるように固着力を高めている。
また、シール6の両側に、外周部から中心方向
に向き、かつ外方に拡開した一対のリツプ9,9
を有している。前記リツプ9,9は所要の接触面
圧で、ケース5のフランジ部4内壁面と密封接触
し、外部からの水やダストの浸入と軸受内部の潤
滑剤の漏れを防止する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のシール装置のリツプ9,9は、遠心力の
作用によりリツプ9,9が拡開し接触面圧が増大
する形状である。したがつて回転時にリツプの接
触部が発熱する。そのために、リツプ9,9の接
触部が硬化して微細な亀裂を生じ、シール性能が
低下するという大きな欠点がある。
そこで、本考案は、この問題を解消するため
に、端面シールを前提とし、遠心力の作用によ
り、リツプの接触面圧が過剰とならず、また極端
に減少せず、常に適切な接触面圧をを維持できる
シール装置の開発を課題とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の課題を解決するために、軸受内輪に固着
されるシール基部と、該シール部から半径方向垂
直に外方に延在する一対の脚部と、該脚部の一方
にリツプを設け、該リツプの先端を軸受幅面に配
した側板の外方側面に、軸受側に向かつて傾斜さ
せて摺接させ、他方の脚部の先端部と前記側板の
内周面との間にラビリンス隙間を形成したもので
ある。
〔作用〕
この手段の各要素の作用は次のとおりである。
軸受側の脚部は、側板内周面との間で、僅かな
間隙(ラビリンス隙間)を形成することにより、
軸受内部のグリースが外部方向へ移動するのを阻
止する働きをするものである。他方の脚部は、リ
ツプに剛性を持たせると共に、リツプに適切な接
触面圧を与える。
リツプは、その先端を側板に密封接触して軸受
内への水等の浸入を防ぐと同時に、軸受内のグリ
ースが前記ラビリンス隙間を通過しても軸受外部
への漏れを防止する。シール基部は、軸受内輪を
緊迫力によつて締め付け、固着状態を維持する。
〔実施例〕
第1図に本考案の第一の実施例を示す。
シール10はゴム製弾性体で作られ、軸受内輪
7に固着されるシール基部11と、該シール基部
11から半径方向外方に垂直に延在する一対の脚
部12,13と、該脚部12(外部側)に設けた
リツプ14から成る。
脚部12は、リツプ14に剛性を持たせるため
に設けてあり、リツプ14に対して遠心力の影響
を少なくし、安定して接触面圧を与えている。
前記脚部12を設けず直接基部よりリツプを形
成すると、リツプの剛性が低くなり、遠心力で接
触面圧が低下し、リツプが側板から離れ、非接触
状態となり、水等の浸入およびグリースの漏れを
生じることになる。
リツプ14には、軸受内輪7の軸方向の摺動量
や、遠心力による拡開等を考慮し、適正な締代を
維持するような傾斜角を付与されている。
このようにリツプ14自体も、遠心力の影響が
少ないようにしてあるので、面圧の低下が比較的
小さく、装置の停止状態から高速回転時まで、安
定した接触面圧を維持できる。
他方の脚部13(軸受側)は、軸受内部に封入
されているグリースが、回転時にコロの両側に押
し出され、軸受外部に漏出するのを防止するため
のものである。該脚部13がないと、押し出され
たグリースによりリツプ14が開いてしまう。
前記脚部13の先端部15と、前記側板16の
内周面との間で僅かな間隙17を形成し、ラビリ
ンス効果を持たせている。
また、前記間隙17がないと、空間18が密閉
状態となり、空間内の空気が装置等の発熱により
膨張して、リツプ14が拡開し、側板16から離
れる危険性がある。
本実施例においては前記シール基部11の外周
に、ガータスプリング8が設けられ、軸受内輪7
への固着力を高めている。該ガータスプリング8
は、本考案の構成要件ではなく、シール10が十
分な緊迫力を持ち、回転時に軸受内輪との間で滑
りを生じることがなく回転すれば使用する必要は
ない。
空間18は、グリースポケツトとして内部にグ
リースを保持するので、リツプ14は常に潤滑状
態を保つ。更に、軸受内部より間隙17を通つて
僅かに漏出するグリースを溜めることができ、ま
た、万一、外部より少量の水等が浸入しても、該
空間18に溜まるので、軸受内部に入ることはな
い。なお、前記空間18内には、あらかじめグリ
ースを封入しておいても良いが、軸受内部より間
隙17を通つて僅かに漏出するグリースを利用し
ても良い。
第2図は本考案の第二の実施例を示し、側板1
9の内周面に設けた環状凹部20に先端部15を
突出させ、間隙17にラビリンスを形成したもの
であり、該ラビリンスによりグリースの漏出防止
効果、および水等の浸入防止効果を持たせたもの
である。
第3図は、本考案の第三の実施例を示し、側板
22に環状凹部23を形成し、シール21は該凹
部23に膨出した屈曲先端部24を脚部13に設
けられたもので、第2図のラビリンス効果を更に
向上させたものである。
第4図に本考案の第一の実施例を使用した圧延
ロールネツク部分の一例を示す。
チヨツク25にロールネツク26が複列コロ軸
受27を介して軸承されている。軸受内輪7の外
側に本考案のシール10が固着されている。チヨ
ツク25のボア部28に前蓋29により側板16
が取付けられている。
冷却水、圧延油等は、ロールネツクシール30
により内部への浸入を阻止されるが、使用条件が
非常に激しいため、ロールネツクシール30だけ
では長期にわたつてシール性能を保持できない。
このため、本考案のシール10を軸受端部に設け
て、外部からの冷却水、圧延油等の浸入を阻止し
て、軸受内部のグリースの劣化を防ぎ、かつ、グ
リースの漏出を防いでいる。
〔考案の効果〕
本考案は、次の特有な効果を有する。
リツプに連続した脚部を有することにより、端
面シールの形状でありながら、遠心力の影響によ
る接触面圧の変動が少ない。リツプが軸受側へ傾
斜し、側板に摺接しているため、冷却水、圧延油
等の浸入を阻止し、安定したシール性能を長期に
わたつて維持できる。
また、他方の脚部を有し、側板とのラビリンス
効果により、グリースの外部への移動が抑えら
れ、軸受内のグリースの漏出を防止する。
すなわち、冷却水、圧延油等の浸入による軸受
内のグリースの劣化がなくなり、かつ、グリース
の漏れもなくなるので、軸受の耐久性能に大きく
寄与することができる。このことは、本考案の目
的が達せられることになり、考案の特有な効果と
いえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一の実施例を示す断面図、
第2図、第3図は本考案の他の実施例を示す断面
図、第4図は本考案の第一の実施例を使用した圧
延ロールネック部分の一例をを示す断面図、第5
図は従来のシール装置の断面図である。 7……内輪、10,21……シール、11……
シール基部、12,13……脚部、14……リツ
プ、15,24……先端部、16,19,22…
…側板、17……間隙、20,23……環状凹
部、27……複列コロ軸受、30……ロールネツ
クシール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸受内輪に固着されるシール基部と、該シール
    基部から半径方向垂直に外方に延在する一対の脚
    部と、該脚部の一方にリツプを設け、該リツプの
    先端を軸受幅面に配した側板の外方側面に、軸受
    側に向かつて傾斜させて摺接させ、他方の脚部の
    先端部と前記側板の内周面との間にラビリンス隙
    間を形成したことを特徴とする圧延ロール軸受用
    シール装置。
JP1981011140U 1981-01-30 1981-01-30 Expired JPS621496Y2 (ja)

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JP1981011140U JPS621496Y2 (ja) 1981-01-30 1981-01-30

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JPS57124663U JPS57124663U (ja) 1982-08-03
JPS621496Y2 true JPS621496Y2 (ja) 1987-01-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0444940Y2 (ja) * 1985-08-27 1992-10-22
JP4704057B2 (ja) * 2005-02-07 2011-06-15 Ntn株式会社 密封装置付き軸受

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS612855U (ja) * 1984-06-13 1986-01-09 米吉 太田 塵取

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