JPH0444940Y2 - - Google Patents

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JPH0444940Y2
JPH0444940Y2 JP1985130391U JP13039185U JPH0444940Y2 JP H0444940 Y2 JPH0444940 Y2 JP H0444940Y2 JP 1985130391 U JP1985130391 U JP 1985130391U JP 13039185 U JP13039185 U JP 13039185U JP H0444940 Y2 JPH0444940 Y2 JP H0444940Y2
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JP
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fixing part
annular protrusion
sealing device
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JP1985130391U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、相対回転運動をなす2部材間の隙間
を密封する装置に関し、更に詳しくは、径方向面
と密封しゆう動する端面シールリツプを備える密
封装置に関する。
(従来の技術) 相対回転運動をなす2部材間に形成された隙間
を通つて外部のダスト等が機械装置の内部へ侵入
するのを阻止するために、一例を第3図に示すよ
うに、端面シールリツプを備えた密封装置が使用
されている。
同図の密封装置は、合成ゴム等の弾性材料をも
つて製せられ、金属板材による補強環6を付され
た環状の固定部1を相対回転運動2部材の一方で
ある回転軸11に取付け、固定部1から伸びて略
截頭円錐形を呈するシールリツプ部3を相対回転
運動2部材の他方であるハウジング13に形成さ
れた径方向面14に密封しゆう動させるものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来例においては、固定部1の取付対
象部材に対する嵌合力を強める補強環6を付され
ていることにより嵌合部の変形性が低下するため
に、取付対象部材の径寸法・形状等の加工精度を
高く保持することが必要となり、取付対象部材に
対する組合せ作業にも難度を伴う。
上記した補強環6を用いたことによる問題点を
回避するために、固定部1を弾性材料のみによつ
て成形したものが使用されているが、この場合に
は、取付対象部材に対する嵌合力に不足を来し、
特に、軸方向の取付位置が不安定となることによ
り端面シールリツプのしゆう動対象径方向面に対
する接触圧力が不足して密封機能の低下を惹起さ
せるおそれがある。
本考案は、上記した従来技術による密封装置に
おける問題点を解消して、取付作業が容易であ
り、しかも、取付対象部材に対する嵌合力の強固
な密封装置の構造を提供することを目的とするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の密封装置はは、上記した従来の密封装
置における問題点に鑑み、相対回転2部材の一方
に取付けられる固定部を略矩形状の断面形状に形
成されて該固定部の軸方向一方の端部から径方向
に伸びる環状突起を付され、略截頭円錐形状を呈
して相対回転2部材の他方に形成された径方向面
としゆう動するシールリツプ部を、前記環状突起
に対し、軸方向で同じ方へ傾斜させて前記固定部
の径方向反対側に付設され、更に、前記環状突起
に対し、前記固定部の軸方向反対側の端部に、取
付け相手面に対する前記固定部の嵌合圧力を付勢
するスプリングを埋設された構成となすものであ
る。
固定部が取付対象部に外挿されるものにおいて
は、予め、スプリングを伸張させて固定部を縮径
方向に付勢するプリロードを付与し、固定部がハ
ウジングの内孔に挿入されるものにあつては、予
め、スプリングを収縮させ、固定部を拡径側に付
勢するプリロードを付与する。
(作用) 上記した構成を備えた本考案の密封装置におい
ては、取付け対象への装着に際し、固定部から径
方向へ伸びた環状突起が弾性変形して装着操作を
容易化させ、固定部内に埋設されたスプリング及
び環状突起の軸方向位置のずれを設定された構造
が、環状突起の押圧力を増強させる。
(実施例) 第1図の実施例は、端面シール部材が、固定部
1を回転軸11側に取付けられてシールリツプ3
をハウジング13に形成された径方向面14に接
触させるもので、略矩形の断面形状を示す固定部
1に、内方へ伸びる環状突起2が付され、弾性金
属線材をコイル形状に曲げ加工され、両端末部を
互いに接続されて環状に形成されたスプリング5
が、環状突起2と軸方向位置を異にして固定部1
内に埋設されている。
固定部1が回転軸11に外嵌され、シールリツ
プ部3がハウジング13の径方向面14に接触し
た際に、図上に2点鎖線をもつて示すように、環
状突起2及びシールリツプ部3を弾性的に変形さ
せ、スプリング5と環状突起2の軸方向のオフセ
ツトによつてもたらされる図上で反時計方向のモ
ーメントにより固定部1の側面を回転軸11に形
成された段部の側面12に圧接させ、シールリツ
プ部3の弾性変形により密封機能を生起させる接
触圧力を保持している。
第2図は、第1図の密封装置を周面しゆう動タ
イプの通常のオイルシール17と組合せた使用例
を示すもので、回転軸11の段部側に、環状突起
2を支えれる環状溝15が形成されて、スプリン
グ5及び環状突起2間のオフセツトによるモーメ
ントがもたらす固定部1及び段部側面12間の圧
力を強めて両部材の軸方向相対位置を安定させる
とともに、シールリツプ部3及びハウジング13
の径方向面14間の接触圧力を安定させている。
(考案の効果) 本考案の密封装置が、上記したように、相対回
転運動をなす2部材の一方に取付けられる固定部
内に、伸縮可能なスプリングを埋設された構成を
備えていることにより、固定部を取付対象部に外
嵌する際に固定部が容易に拡径されるので、組立
作業が極めて容易であり、しかも、固定部の取付
対象部に対する嵌合力がスプリングに助勢されて
強固に保たれる。
尚、図示の実施例においては、端面シール部材
が回転軸側に取付けられてシールリツプ部がハウ
ジングの径方向面としゆう動する態様となつてい
るが、端面シール部材の固定部をハウジングの内
孔に挿入し、シールリツプ部を回転軸側に形成さ
れた段部の側面としゆう動させる態様となすこと
も可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の断面図、第2図
は、同実施例を周面しゆう動タイプの通常のオイ
ルシールと組合せた使用例を示す断面図、第3図
は、従来技術による密封装置の一例を示す断面図
である。 1……固定部、2……環状突起、3……シール
リツプ部、5……スプリング、6……補強環、1
1……回転軸、12……段部側面、13……ハウ
ジング、14……径方向面、15……環状溝、1
7……オイルシール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性材料をもつて環状体に成形され、略矩形状
    の断面形状を呈して相対回転2部材11,13の
    一方に取付けられる固定部1、該固定部1の軸方
    向端部から径方向に延びた環状突起2及び前記環
    状突起2に対し、前記固定部1の径方向反対方向
    へ伸び、略截頭円錐形状を呈して前記相対回転2
    部材11,13の他方に形成された径方向面14
    としゆう動するシールリツプ部3を有し、前記固
    定部1の前記環状突起2の軸方向反対側の端部
    に、取付け相手面に対する前記固定部1の嵌合力
    を付勢するスプリング5を埋設されている密封装
    置。
JP1985130391U 1985-08-27 1985-08-27 Expired JPH0444940Y2 (ja)

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JP1985130391U JPH0444940Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

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JP1985130391U JPH0444940Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

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JPS6239062U JPS6239062U (ja) 1987-03-09
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ID=31027843

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004232689A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Nok Corp 密封装置

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4841178A (ja) * 1971-09-27 1973-06-16
JPS577897U (ja) * 1980-06-13 1982-01-16

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JPS6239062U (ja) 1987-03-09

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