JPS5853229B2 - 一体化オイルシ−ル - Google Patents

一体化オイルシ−ル

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JPS5853229B2
JPS5853229B2 JP53069132A JP6913278A JPS5853229B2 JP S5853229 B2 JPS5853229 B2 JP S5853229B2 JP 53069132 A JP53069132 A JP 53069132A JP 6913278 A JP6913278 A JP 6913278A JP S5853229 B2 JPS5853229 B2 JP S5853229B2
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JP
Japan
Prior art keywords
radial
seal
sliding member
radial portion
cylindrical
Prior art date
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Expired
Application number
JP53069132A
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English (en)
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JPS54160953A (en
Inventor
一男 内野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nippon Oil Seal Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Oil Seal Industry Co Ltd filed Critical Nippon Oil Seal Industry Co Ltd
Priority to JP53069132A priority Critical patent/JPS5853229B2/ja
Publication of JPS54160953A publication Critical patent/JPS54160953A/ja
Publication of JPS5853229B2 publication Critical patent/JPS5853229B2/ja
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一体化オイルシールに関し、更に詳しくは構造
が簡単で、製作・組立て・取扱い・取付けが容易な一体
化オイルシールを提供するものである。
回転機構部において互いに摺動接触するシール部材及び
摺動部材からなるオイルシール装置においては第1図及
び第2図に示される様に両部材が単純に組合せられただ
けのもの或いは第3図に示される様に両部材が一体化さ
れたものが知られている。
第1図及び第2図に示される実施例はシール部材200
弾性材料によるシールリップ21と摺動部材10の径方
向面とが互いに加圧接触状態を保つ如くなして、それぞ
れが互いに相対回転運動をなす回転軸1、及び・・ウジ
ング2のいずれか一方に取付けられて、接触部において
シール作用をなす端面シール装置であるが、此の種のタ
イプのものは両部材がそれぞれ別々に製作されるので製
作は容易であるが、各部材の取扱い、取付けも個別にな
されるためにやや煩雑であり、特にリップ部先端が露出
状態にあるために取扱い時、取付は作業時等において損
傷させられてシール性を失する危険性が犬である。
第3図の実施例は摺動部材100周面に対し、シール部
材20のシールリップ21がシール性を保つ如くに加圧
接触して相対的に回転するもので摺動部材に付設された
径方向部がシール部材20を構成している2個の径方向
部に挾まれて両部材が一体化されているので取扱い、取
付は作業は簡単化されているが、シール部材側に2個の
径方向部を設けるためにシール部材20はシールリップ
を備える主体部22の他にL字状断面を示す補助環23
を必要とし、主体部22と補助環23との組合せに当っ
ては、摺動部材材10を主体部22に嵌め込んだ後に、
主体部22と補助環23とを互いに嵌合させ、更にかし
め等の手段によって主体部22と補助環23とを互いに
固定させてシール部材20と摺動部材10とを一体化さ
せるのであるが、主体部22と補助環23とを互いに嵌
合・固定させる作業の実施中にシール部材20に対する
摺動部材10の位置及び姿勢を正しく保たせるために、
適当な組合せ治具等を使用することが必要であり、その
作業実施が煩雑となることが避けられない。
本発明は前記した従来技術における問題点に鑑み、摺動
部材の軸方向両方の端部に径寸法が互いに異なる2個の
径方向部を設け、シール部材がこの両径方向部の間に挾
まれる様になすとともに、シール部材のシールリップ部
が弾性的に変形させられて摺動部材に設けられた前記径
方向部のいずれか一方の径方向端縁を超し得る構造とす
ることにより、それぞれ別個に製作されたシール部材及
び摺動部材がワンタッチで容易に組合せ、一体化されて
、以後の取扱い、及び回転機構部への取付けが一体化さ
れた状態で実施されることを可能にするものである。
以下、図面により、本発明の実施例について説明する。
第4図に示される第1の実施例は第1図の従来技術の実
施例に対応するもので、摺動部材10は円筒部及び径方
向部を備えてL字形状断面を示す2個の部材を径方向部
が軸方向両端に位置する如くなして互いに組合され、か
しめ等の手段により互いに固定されて、円筒部11並び
に円筒部11の軸方向両端部に位置する第1の径方向部
12及び第2の径方向部13を備えており、一方、シー
ル部材20はL字状の断面形状を示す補強環を内蔵して
、円筒状装着部25の軸方向一端から径方向内方へ伸び
る第3の径方向部26、及び第3の径方向部26に連な
って径寸法を次第に減少させながら軸方向円筒状装着部
25と同じ方向に伸び、次いで、径寸法を漸増させて同
方向に伸び、先端にシールリップを備えるシールリップ
部21から構成されており、摺動部材10の第1の径方
向部12の外径寸法はシール部材20の第3の径方向部
26の内径寸法に比して小さく、第2の径方向部13の
外径寸法は第3の径方向部26の内径寸法に比し大きく
なされている。
摺動部材10及びシール部材20はそれぞれ別個に製作
された後に、シール部材20のシー)1y リップ部2
1を弾性的に外径方向へ拡張変形させて摺動部材10の
第1の径方向部12の外周端縁を超えさせて第3の径方
向部26及びシールリップ部21が第1の径方向部12
と第2の径方向部13との間に挾まれることくなして互
いに組合せられ一体化される。
前述の如くに一体化されたシール部材及び摺動部材は摺
動部材10が回転軸10周面に、シール部材20が・・
ウジング2の内周面に同時に嵌合・取付けられる。
第5図に示される第2の実施例は摺動部材10の第2の
径方向部13とシール部材20の第3の径方向部26に
それぞれ段部を設けて両者の互いに対向する部分の面積
を増加させることにより、両者間の小間隙にラビリンス
シール作用をさせて、図上左側の機械装置の外部にある
土砂等の粉末が装置内へ侵入するのを阻止する作用を増
大させる様にした点以外は第4図の実施例と同様の構成
を備えている。
第6図に示される第3の実施例は第2図の従来技術の実
施例に対応するもので、摺動部材10が・・ウジング2
に、シール部材20が回転軸1にそれぞれ嵌合させられ
る様になされた点以外は前記した第4図の第1の実施例
と同様の構成となっている。
第7図に示される第4の実施例はハウジング側に固定さ
れる摺動部材10の第1の径方向部12が2個の截頭円
錐部を小径側の端金において互いに接合してV字状の断
面を呈する構造を備えており、両部材の組合せに際して
は第1の径方向部12の外側の截頭円錐形状内周面によ
ってシールリップ部21を弾性的に変形させて、その内
方端縁を超えさせて、先端のシールリップを第1の径方
向部12の内側の截頭円錐形状内周面と密封的に摺動接
触させるもので、本実施例においては回転軸1とともに
回転するシール部材20のシールリップ部21が回転に
伴なう遠心力により外方へ拡張して内側の截頭円錐形状
内周面に対する接触圧力を増大させてシール能力を増加
させる如くなされている。
第8図及び第9図に示される第5、及び第6の実施例は
ともにシール部材20のシールリップ部21の先端が摺
動部材100円筒部110周面と密封的に摺動接触する
如くなっている点において、第1乃至第4の実施例がと
もに、シールリップ部21の先端縁と第1の径方向部1
2の端面とが互いに摺動接触する如くなされている点と
相違しており、シール部材20は円筒状の装着部25の
軸方向一方の端部に径方向に伸びるシールリップ部21
を、又他方の端部に環状突起27を備え、シールリップ
部21及び環状突起27が摺動部材10の第1の径方向
部12と第2の径方向部13との間に挾まれる如くなし
て摺動部材10とシール部材20とが互いに組合せられ
て一体化される。
第8図の実施例は摺動部材10が回転軸1側にシール部
材20が・・ウジフグ2側に装着されるのに対し、第9
図の実施例は摺動部材10がハウジング2側にシール部
材20が回転軸1側に装着される構造となされている。
本発明の一体化オイルシールが前述の様な構成要件を備
えていることにより下記する様な作用効果をもたらすこ
とが期待される。
すなわち、シール部材20のシールリップ部21の先端
側を径方向に弾性的に変形させることによって、摺動部
材10の第1の径方向部12の径方向端縁を容易にシー
ルリップ部21を損傷することなく越すことができるか
ら、それぞれ別個に製作されたシール部材20と摺動部
材10とを簡単に組付けすることができ、組付時に於け
るシールリップ部21の損傷を効果的に防止することが
できる。
又、シール部材20のシールリップ部21及び第3の径
方向部26が摺動部材の第1の径方向部12と第2の径
方向部13との間に挾まれる如くなして、シール部材2
0が長くされた第2の径方向部13によって軸方向一方
にはずれないように成されているから、この両部材を接
合することによりシール部材20と摺動部材10とを一
体化に組付して保管することができると共に、両者は互
に強く固定されていないから、一体化オイルシールを回
転軸1及ヒハワジング2側へ装着するときは芯合せが簡
単であるから極めて容易に挿入できるので、組付のため
のコストを大きく低減することが期待できる。
しかも取扱い中等においてシールリップ部21の先端縁
を損傷させる等のトラブルが防止される。
そして、泥水等を有する使用条件に於てシール性能に勝
れた一体化オイルシールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はシール部材と摺動部材がシールリッ
プ部の端縁と径方向部の端縁との間で摺動接触する如く
なした単純な純合せタイプのオイルシールの従来技術の
実施例の断面図、第3図はシール部材のシールリップ端
縁と摺動部材の円筒周面とが摺動接触する如くなした一
体化オイルシールの従来技術の実施例の断面図、第4図
乃至第9図はそれぞれ本発明による一体化オイルシール
の実施例の断面図である。 1・・・・・・回転軸、2・・・・・・ハウジング、1
0・・−・・−摺動部材、11・・・・・・円筒部、1
2・・・・・・第1の径方向部、13・・・・・・第2
の径方向部、20・・・・・・シール部材、21・・・
・・−シールリップ部、22・・・・・・主体部、23
・・・・・・補助環、25・・凹円筒状装着部、26・
・・・・・第3の径方向部、21・・・・・・環状突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ハウジング2の穴と数式に貫入する回転軸1との間
    の各対向周面の一方に嵌着する円筒部11の一端から略
    径方向に伸びる第1の径方向部12と前記円筒部の他端
    から略径方向に伸びる第2の径方向部13とを備えた摺
    動部材10、及び前記対向周面の他方に嵌着する円筒状
    装着部25から伸びて前記摺動部材の第1の径方向部1
    2の内側面又は円筒部11の内周面に接触する環状のシ
    ールリップ部21を備えたシール部材20を有し、前記
    シールリップ部21を弾性的に折り曲げた状態に於ける
    径寸法に対し、前記第■の径方向部12が通過できる径
    方向長さであると共に前記第2の径方向部13は通過で
    きない径方向長さに形成されている一体化オイルシール
JP53069132A 1978-06-08 1978-06-08 一体化オイルシ−ル Expired JPS5853229B2 (ja)

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JP53069132A JPS5853229B2 (ja) 1978-06-08 1978-06-08 一体化オイルシ−ル

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JP53069132A JPS5853229B2 (ja) 1978-06-08 1978-06-08 一体化オイルシ−ル

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JPS54160953A JPS54160953A (en) 1979-12-20
JPS5853229B2 true JPS5853229B2 (ja) 1983-11-28

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60110766U (ja) * 1983-12-29 1985-07-27 光洋精工株式会社 密封装置
JPS60178658U (ja) * 1984-05-08 1985-11-27 エヌオーケー株式会社 オイルシ−ル
JPS6147160U (ja) * 1984-08-31 1986-03-29 エヌオーケー株式会社 密封装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4710322A (ja) * 1970-11-10 1972-05-24 Siemens Ag
GB1326332A (en) * 1971-01-26 1973-08-08 Forsheda Ideutveckling Ab Sealing arrangement

Patent Citations (2)

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