JPH0746860Y2 - ロータリーカップリングのバックアップリング - Google Patents
ロータリーカップリングのバックアップリングInfo
- Publication number
- JPH0746860Y2 JPH0746860Y2 JP8687790U JP8687790U JPH0746860Y2 JP H0746860 Y2 JPH0746860 Y2 JP H0746860Y2 JP 8687790 U JP8687790 U JP 8687790U JP 8687790 U JP8687790 U JP 8687790U JP H0746860 Y2 JPH0746860 Y2 JP H0746860Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- backup
- seal ring
- mounting groove
- rotary coupling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joints Allowing Movement (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、上部旋回体から下部走行体へ回転部
分を介して作動油の供給を行う油圧走行車両等に備えら
れるロータリーカップリングのバックアップリングに関
する。
分を介して作動油の供給を行う油圧走行車両等に備えら
れるロータリーカップリングのバックアップリングに関
する。
ロータリーカップリングは、相対的に回転するアウター
リングとインナーリングを介して作動油の供給を行うの
で、アウターリングの管路口に合わせてインナーリング
のアウターリングとの対向面に凹溝を周設し、該凹溝に
連続してインナーリングの管路が形成されている。
リングとインナーリングを介して作動油の供給を行うの
で、アウターリングの管路口に合わせてインナーリング
のアウターリングとの対向面に凹溝を周設し、該凹溝に
連続してインナーリングの管路が形成されている。
そして、インナーリングとアウターリングとの隙間を密
封するために、インナーリングの凹溝をインナーリング
の軸方向に挾んでOリング等のシールリングを設けてお
り、さらに、これらのシールリングが管路を通る作動油
の圧力によってインナーリングとアウターリングとの隙
間にはみださないように、シールリング装着溝に、シー
ルリングを挾んでバックアップリングを配設している。
封するために、インナーリングの凹溝をインナーリング
の軸方向に挾んでOリング等のシールリングを設けてお
り、さらに、これらのシールリングが管路を通る作動油
の圧力によってインナーリングとアウターリングとの隙
間にはみださないように、シールリング装着溝に、シー
ルリングを挾んでバックアップリングを配設している。
このバックアップリングは、インナーリングの回転に連
れてとも廻りするので、アウターリングのインナーリン
グとの対向面及びシールリング装着溝の壁面と摺接する
ところから、従来は耐摩耗性に秀れたテフロン製やガラ
ス繊維強化プラスチック製のものが用いられているが、
耐久性に乏しかった。
れてとも廻りするので、アウターリングのインナーリン
グとの対向面及びシールリング装着溝の壁面と摺接する
ところから、従来は耐摩耗性に秀れたテフロン製やガラ
ス繊維強化プラスチック製のものが用いられているが、
耐久性に乏しかった。
このため、強度を増すために黄銅製のものが用いられた
が、高価であるとともに、アウターリングのインナーリ
ングとの対向面との摺接面にかじりが、シールリング装
着溝の壁面との摺接面に摩耗がそれぞれ発生する。
が、高価であるとともに、アウターリングのインナーリ
ングとの対向面との摺接面にかじりが、シールリング装
着溝の壁面との摺接面に摩耗がそれぞれ発生する。
そこで本考案は、耐久性と耐摩耗性を向上して、シール
リングの隙間へのはみだしを防止するロータリーカップ
リングのバックアップリングを提供することを目的とし
ている。
リングの隙間へのはみだしを防止するロータリーカップ
リングのバックアップリングを提供することを目的とし
ている。
上記目的達成のため本考案は、相対的に回転するアウタ
ーリングとインナーリングに互いに連通する管路をそれ
ぞれ形成し、両リングの対向面のいずれか一方に管路を
挾んで形成されるシールリング装着溝に、シールリング
を挾んで配設されるロータリーカップリングのバックア
ップリングにおいて、該バックアップリングを鉄等の金
属で形成するとともに、バックアップリングのシールリ
ング装着溝壁摺接面または前記対向面摺接面の少なくと
も一面にモリブデンの溶射層を設けたことを特徴として
いる。
ーリングとインナーリングに互いに連通する管路をそれ
ぞれ形成し、両リングの対向面のいずれか一方に管路を
挾んで形成されるシールリング装着溝に、シールリング
を挾んで配設されるロータリーカップリングのバックア
ップリングにおいて、該バックアップリングを鉄等の金
属で形成するとともに、バックアップリングのシールリ
ング装着溝壁摺接面または前記対向面摺接面の少なくと
も一面にモリブデンの溶射層を設けたことを特徴として
いる。
上記の構成により、耐久性と耐摩耗性が向上し、シール
リングの隙間へのはみだしを防止できる。
リングの隙間へのはみだしを防止できる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
ロータリーカップリング1は、アウターリング2が固定
側で、インナーリング3が回転する。
側で、インナーリング3が回転する。
アウターリング2には、作動油の管路4がアウターリン
グ2を貫通して形成され、該管路4のアウターリング2
のインナーリング3との対向面2a側開口4aに合せて、イ
ンナーリング3の対向面3aには、凹溝5が周設され、該
凹溝5に連続してインナーリング3の管路6が形成され
ている。
グ2を貫通して形成され、該管路4のアウターリング2
のインナーリング3との対向面2a側開口4aに合せて、イ
ンナーリング3の対向面3aには、凹溝5が周設され、該
凹溝5に連続してインナーリング3の管路6が形成され
ている。
また、インナーリング3の対向面3aには、インナーリン
グ3の軸方向に凹溝5を挾んでシールリング装着溝7,7
が周設され、両シールリング装着溝7,7にOリング等の
シールリング8がそれぞれ嵌装され、アウターリング2
の対向面2aとインナーリング3の対向面3a間の隙間Cを
密封して管路3,4を連続している。
グ3の軸方向に凹溝5を挾んでシールリング装着溝7,7
が周設され、両シールリング装着溝7,7にOリング等の
シールリング8がそれぞれ嵌装され、アウターリング2
の対向面2aとインナーリング3の対向面3a間の隙間Cを
密封して管路3,4を連続している。
さらに、シールリング装着溝7には、シールリング8が
管路3,4を通る作動油の圧力によってアウターリング2
とインナーリング3との隙間Cにはみださないように、
シールリング8をインナーリング3の軸方向に挾んでバ
ックアップリング9,9が配設されている。
管路3,4を通る作動油の圧力によってアウターリング2
とインナーリング3との隙間Cにはみださないように、
シールリング8をインナーリング3の軸方向に挾んでバ
ックアップリング9,9が配設されている。
バックアップリング9は、鉄等の金属製で、アウターリ
ング2の対向面2aとの摺接面9aと、シールリング装着溝
7の壁面7aとの摺接面9bとにそれぞれモリブデンの溶射
層10を設けている。
ング2の対向面2aとの摺接面9aと、シールリング装着溝
7の壁面7aとの摺接面9bとにそれぞれモリブデンの溶射
層10を設けている。
バックアップリング9をこのように構成することによ
り、バックアップリング9が、鉄等の金属で形成されて
いるので、安価でかつ耐久性に秀れ、また、インナーリ
ング3の回転に連れてとも廻りしても、モリブデンの溶
射層10が耐摩耗性に秀れているので、アウターリング2
の対向面2a及びシールリング装着溝7の壁面7aと円滑に
摺動し、かじりや摩耗の発生を押さえることができる。
り、バックアップリング9が、鉄等の金属で形成されて
いるので、安価でかつ耐久性に秀れ、また、インナーリ
ング3の回転に連れてとも廻りしても、モリブデンの溶
射層10が耐摩耗性に秀れているので、アウターリング2
の対向面2a及びシールリング装着溝7の壁面7aと円滑に
摺動し、かじりや摩耗の発生を押さえることができる。
したがって、バックアップリング9の摺接面9aのアウタ
ーリング2の対向面2aへの押付け力が強くなり、シール
リング8の隙間Cへのはみだしを防止できるので、従来
よりも高圧の作動油の使用が可能となる。
ーリング2の対向面2aへの押付け力が強くなり、シール
リング8の隙間Cへのはみだしを防止できるので、従来
よりも高圧の作動油の使用が可能となる。
尚、上記実施例では、バックアップリング9のアウター
リング2の対向面2aとの摺接面9aと、シールリング装着
溝7の壁面7aとの摺接面9bとにそれぞれモリブデンの溶
射層10を設けたもので説明したが、モリブデンの溶射層
10を摺接面9a,9bのいずれか一面に設けても同様の効果
を発揮し、また、シールリング装着溝7の奥壁面7bとの
摺接面9cに設けても良い。
リング2の対向面2aとの摺接面9aと、シールリング装着
溝7の壁面7aとの摺接面9bとにそれぞれモリブデンの溶
射層10を設けたもので説明したが、モリブデンの溶射層
10を摺接面9a,9bのいずれか一面に設けても同様の効果
を発揮し、また、シールリング装着溝7の奥壁面7bとの
摺接面9cに設けても良い。
本考案は以上のように、ロータリーカップリングのバッ
クアップリングを、鉄等の金属で形成するとともに、バ
ックアップリングのシールリング装着溝壁摺接面または
アウターリングまたはインナーリングの対向面摺接面の
少なくとも一面にモリブデンの溶射層を設けたので、安
価でかつ耐久性に秀れ、また、モリブデンの溶射層が耐
摩耗性に秀れているので、対向面及びシールリング装着
溝の壁面と円滑に摺動し、かじりや摩耗の発生を押さえ
ることができる。
クアップリングを、鉄等の金属で形成するとともに、バ
ックアップリングのシールリング装着溝壁摺接面または
アウターリングまたはインナーリングの対向面摺接面の
少なくとも一面にモリブデンの溶射層を設けたので、安
価でかつ耐久性に秀れ、また、モリブデンの溶射層が耐
摩耗性に秀れているので、対向面及びシールリング装着
溝の壁面と円滑に摺動し、かじりや摩耗の発生を押さえ
ることができる。
したがって、バックアップリングの前記対向面への押付
け力が強くなり、作動油の圧力に押されてシールリング
がアウターリングとインナーリングの隙間へのはみだす
ことを防止できるので、従来よりも高圧の作動油の使用
が可能となる。
け力が強くなり、作動油の圧力に押されてシールリング
がアウターリングとインナーリングの隙間へのはみだす
ことを防止できるので、従来よりも高圧の作動油の使用
が可能となる。
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図はロータリ
ーカップリングの一部断面斜視図、第2図はバックアッ
プリグの詳細を示す拡大断面図である。 1……ロータリーカップリグ、2……アウターリング、
2a……アウターリングのインナーリングとの対向面、3
……インナーリング、3a……インナーリングのアウター
リングとの対向面、4……アウターリングの管路、5…
…凹溝、6……インナーリングの管路、7……シールリ
ング装着溝、7a……シールリング装着溝の壁面、8……
シールリング、9……バックアップリング、9a……アウ
ターリングの対向面2aとの摺接面、9b……シールリング
装着溝の壁面7aとの摺接面、10……モリブデンの溶射層
ーカップリングの一部断面斜視図、第2図はバックアッ
プリグの詳細を示す拡大断面図である。 1……ロータリーカップリグ、2……アウターリング、
2a……アウターリングのインナーリングとの対向面、3
……インナーリング、3a……インナーリングのアウター
リングとの対向面、4……アウターリングの管路、5…
…凹溝、6……インナーリングの管路、7……シールリ
ング装着溝、7a……シールリング装着溝の壁面、8……
シールリング、9……バックアップリング、9a……アウ
ターリングの対向面2aとの摺接面、9b……シールリング
装着溝の壁面7aとの摺接面、10……モリブデンの溶射層
Claims (1)
- 【請求項1】相対的に回転するアウターリングとインナ
ーリングに互いに連通する管路をそれぞれ形成し、両リ
ングの対向面のいずれか一方に管路を挾んで形成される
シールリング装着溝に、シールリングを挾んで配設され
るロータリーカップリングのバックアップリングにおい
て、該バックアップリングを鉄等の金属で形成するとと
もに、バックアップリングのシールリング装着溝壁摺接
面または前記対向面摺接面の少なくとも一面にモリブデ
ンの溶射層を設けたことを特徴とするロータリーカップ
リングのバックアップリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8687790U JPH0746860Y2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | ロータリーカップリングのバックアップリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8687790U JPH0746860Y2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | ロータリーカップリングのバックアップリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0444587U JPH0444587U (ja) | 1992-04-15 |
JPH0746860Y2 true JPH0746860Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=31818784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8687790U Expired - Lifetime JPH0746860Y2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | ロータリーカップリングのバックアップリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746860Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009079636A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Tokai Rubber Ind Ltd | スイベル継手 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3605999B2 (ja) * | 1997-05-27 | 2004-12-22 | コベルコクレーン株式会社 | スイベルジョイント |
-
1990
- 1990-08-20 JP JP8687790U patent/JPH0746860Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009079636A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Tokai Rubber Ind Ltd | スイベル継手 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0444587U (ja) | 1992-04-15 |
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