JPS6337565Y2 - - Google Patents

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JPS6337565Y2
JPS6337565Y2 JP1983140764U JP14076483U JPS6337565Y2 JP S6337565 Y2 JPS6337565 Y2 JP S6337565Y2 JP 1983140764 U JP1983140764 U JP 1983140764U JP 14076483 U JP14076483 U JP 14076483U JP S6337565 Y2 JPS6337565 Y2 JP S6337565Y2
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JP
Japan
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shaft member
cross
groove
drive
section
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JP1983140764U
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English (en)
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JPS6047960U (ja
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  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は苛酷な雰囲気中で使用される回転伝達
軸の伝達部の独自のシール部品を含むシール構造
に関する。
連続鋳造設備の鋳片駆動ピンチロールを例とす
ると、第1図イおよびロの概要図に示すように、
回転伝達の被駆動部材となる1対の駆動ロール
1,1はそれぞれ鋳片案内ロールスタンド2に両
側の軸受3により枢支され、端方に延びるその受
動端部4は2面幅加工により概略小判形の断面に
形成される。これに対し駆動軸部材のユニバーサ
ルスピンドル5はその駆動端部6が受動端部4と
同じ断面形の承孔を設けた筒状に形成されて、端
部4,6が嵌合されトルク伝達を行う構造となつ
ている。7はユニバーサルスピンドル5と駆動端
部6を連結するピン軸である。この構造による
と、ロールスタンド交換時の駆動ロール1とユニ
バーサルスピンドル5との着脱は、ユニバーサル
スピンドル5を駆動ロール1の軸線の延長方向に
移動させることにより可能となり、着脱作業は著
しく簡素化され、ロールスタンド交換時間を短縮
することが可能である。
しかしこの従来構造では次のような諸問題が派
生する。すなわち、()連続鋳造設備のように、
高温、発生蒸気、スケール等の粉体を含む流水下
の苛酷な雰囲気下で使用されるため、ロールの受
動端部4とユニバーサルスピンドルの駆動端部6
との嵌合部に水蒸気等が浸入し、この嵌合部に錆
が発生し、錆によつて両部が回着状態となるため
ユニバーサルスピンドルの着脱の際に着脱作業が
阻害されることになる。()上記嵌合部の隙間
すなわちガタは少い方がトルク伝達上望ましい
が、前記の固着現象を防止するためには実際には
必要以上の隙間を設けている。隙間でのガタツキ
によりトルク伝達部の2面幅の部分にヘタリが生
ずる。()上記の発錆を防止するため、嵌合部
に硬質クロムメツキ、その他の被膜処理等の防錆
処理加工を施して対処することが考慮されるが、
実際には伝達トルクによつて発生する2面幅部の
面圧が高いため、実用に耐えられない。()上
記の嵌合部の錆の発生原因となる水、蒸気の侵入
を防止するため、第2図に示すように嵌合部の開
放側をオイルシール、U−パツキン、O−リング
等のシール環8で封止することが考えられる。し
かし市販のオイルシール、U−パツキン等はリツ
プの方向性があるため、駆動ロール1の受動端部
4にその軸線延長方向からユニバーサルスピンド
ル5の駆動端部6の承孔を装着する際に、前者の
円筒状外端周9の外端肩部10がシール環8のリ
ツプと干渉するため、装着に支障を来す。またO
リングは、封止面間に径方向に0.1〜0.4mm程度の
隙間を設けることがこの種装着の作業上必要で、
この隙間寸法と比較しO−リングの追従性が小さ
いために不完全な封止となり易い。
本考案はこれらの諸問題に解決を与えるために
なされたものであつて、トルク伝達部をシールす
る構造とする場合に、トルク伝達部の装着に支障
がなくシール間隙が大きくても充分な追従性によ
り確実なシール機能を発揮するシール構造部品を
創案したものである。本考案の伝達軸のシール装
置は、一般的には、端方に延びる受動端部を有す
る被駆動部材と受動端部にはまり合う承孔を有す
る筒状の駆動端部を有する駆動軸部材とを連結し
て回転伝達を行うようにしたものにおいて、被駆
動部材の円筒状外端周に間隙を隔てて重なる駆動
端部の端方延長筒状部の内周に方形パツキン溝を
設け、該溝内に環状で断面が内周側に狭められ内
周端が狭幅平坦稜状に形成された弾性を有するパ
ツキンを密嵌し、該内周端が被駆動部材の円筒状
外端周に圧接するようにしたことを特徴とする。
以下、本考案を第3図イおよびロに示す連続鋳
造の鋳片案内ロールの実施例により具体的かつ詳
細に説明する。
第1図を併せ参照し、被駆動部材となる駆動ロ
ール1は鋳片案内ロールスタンド2に両側の軸受
3により枢支され、端方に延びるその受動端部4
は2面幅加工により概略小判形の断面に形成され
る。これに対して駆動軸部材のユニバーサルスピ
ンドル5はその端部にピン軸7で連結した駆動端
部6が受動端部4と同じ断面形の承孔を有する筒
状に形成されて端部4,6が嵌合されて一体的に
回転しトルク伝達を行う構造である。
そして本考案では被駆動部材であるロール1の
円筒状外端周9に小間隙を隔てて重なるように駆
動端部6がさらに端方に延長された筒状部12に
形成され、筒状部12の内周には角断面のパツキ
ン溝13を削成する。パツキン溝13には環状の
ニトリルゴム、フツソゴム等の弾性を有する独自
形状のパツキン14を密嵌する。パツキン14は
第3図ロに断面形を示すように環体の内周側に向
つて傾斜面14a,14aにより幅を狭められ、
内周端14bは幅0.5〜3mm程度の平坦な稜状に
形成され、この内周端14bでロール1の円筒状
外端周9に圧接し、嵌合する受動端部4、駆動端
部6間の空隙をシールするようになつている。
駆動端部6にはボルト15をねじ込んでその先
端を受動端部4に挿入して抜止を施し、またグリ
ースニツプル16を取付けて両部4,6間の空隙
にグリースを充填する。ボルト15には空隙への
水等の侵入を防止するためOリング17を施す。
上記の被動側と駆動側との嵌合の雌雄関係は逆
にして実施できることは勿論である。
以上の本考案によれば、パツキン14の断面形
が近似かまぼこ形のため、ユニバーサルスピンド
ル5をロール1に装着する際に、U−パツキンと
異り、ロールの肩部10がパツキンのリツプと干
渉することなくまたリツプの反転を起すようなこ
となく、容易かつ円滑に着脱することが可能であ
る。また、このパツキン14はO−リングに比較
し大きい断面を有するため、弾性戻りによるシー
ル部での追従性がよく、2mm程度まで追従可能で
ある。こうして嵌合部はパツキン14、Oリング
17により完全に外部から遮断されさらにグリー
ス充填によつて発錆から完全に防護されるととも
に、トルク伝達部分に必要な接触すべりは潤滑さ
れる。
本考案の適用対象は上記実施例の連鋳片駆動ロ
ールに限られることなく、ロールスタンドに設置
される減速機の入力軸に採用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イは本考案を実施する連続鋳造の鋳片駆
動ロールの概要を示す側面図、第1図ロはその受
動端部の断面図、第2図は伝達軸の部分のU−パ
ツキンシール構造を示す縦断側面図、第3図イは
本考案実施例の伝達軸のシール部分の縦断側面
図、第3図ロはそのシール部品の断面図である。 1…鋳片駆動ロール、2…鋳片案内ロールスタ
ンド、3…軸受、4…受動端部、5…ユニバーサ
ルスピンドル、6…駆動端部、7…ピン軸、8…
シール環、9…円筒状外端周、10…肩部、12
…筒状部、13…パツキン溝、14…パツキン、
14a…傾斜面、14b…内周端、15…ボル
ト、16…グリースニツプル、17…Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続鋳造設備において、受動軸部材の2面幅加
    工により概略小判形の断面に形成される受動端部
    と駆動軸部材のユニバーサルスピンドルの同じ断
    面形に形成される駆動端部とのはめあいによるト
    ルク伝達部分に関し、これを囲んで受動軸部材の
    円筒状外端周に対し、駆動軸部材の駆動端部の端
    方延長筒状部の内周が間隙を隔てて重なるよう構
    成し、さらに前記内周に方形断面のパツキン溝を
    設け、該溝内に環状で断面が内周側に狭められ内
    周端が狭幅平坦稜状に形成された弾性を有するパ
    ツキンを密嵌し、該内周端が被駆動部材の円筒状
    外端周に圧接するようにしたことを特徴とする伝
    達軸のシール装置。
JP1983140764U 1983-09-10 1983-09-10 伝達軸のシール装置 Granted JPS6047960U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983140764U JPS6047960U (ja) 1983-09-10 1983-09-10 伝達軸のシール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983140764U JPS6047960U (ja) 1983-09-10 1983-09-10 伝達軸のシール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6047960U JPS6047960U (ja) 1985-04-04
JPS6337565Y2 true JPS6337565Y2 (ja) 1988-10-04

Family

ID=30315045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983140764U Granted JPS6047960U (ja) 1983-09-10 1983-09-10 伝達軸のシール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6047960U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5882561U (ja) * 1981-11-30 1983-06-04 エヌオーケー株式会社 オイルシ−ル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6047960U (ja) 1985-04-04

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