JPS5825166Y2 - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
- Publication number
- JPS5825166Y2 JPS5825166Y2 JP1978003645U JP364578U JPS5825166Y2 JP S5825166 Y2 JPS5825166 Y2 JP S5825166Y2 JP 1978003645 U JP1978003645 U JP 1978003645U JP 364578 U JP364578 U JP 364578U JP S5825166 Y2 JPS5825166 Y2 JP S5825166Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- metal ring
- oil seal
- fixed
- sliding contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は密封装置に関し、更に詳しくは外部塵埃の著し
い個所に使用される機器に用いて有用な密封装置に関す
る。
い個所に使用される機器に用いて有用な密封装置に関す
る。
従来、例えば、防塵型プランマブロック等の如き外部塵
埃の機内侵入を嫌う機器においては、第１図に示される
様なオイルシールが使用されている。
埃の機内侵入を嫌う機器においては、第１図に示される
様なオイルシールが使用されている。
この種従来のオイルシールにおいては、外部塵埃の機内
への侵入は防止され得るが、オイルシールの軸との摺動
部近傍に至った砂等の塵埃の影響により長期の使用によ
って軸の摺動面が摩耗し、異常な場合には軸が折損する
危険性を有している。
への侵入は防止され得るが、オイルシールの軸との摺動
部近傍に至った砂等の塵埃の影響により長期の使用によ
って軸の摺動面が摩耗し、異常な場合には軸が折損する
危険性を有している。
本考案はこの種従来品の欠点を解消せんとするもので、
以下本考案をプランマブロックに使用した実施例に基づ
いて説明する。
以下本考案をプランマブロックに使用した実施例に基づ
いて説明する。
第２図は本考案による密封装置の一実施例を示し、この
密封装置は、プランマブロックハウジングＸ側に固定さ
れるオイルシールＡと軸Ｙに固定されるスリーブＢとを
組合せてなり、オイルシールＡは、外周に断面三角山状
の数条の環状突起を形成した弾性材被覆１２を有しハウ
ジングＸに固着される軸方向部１及びこの軸方向部１の
一端から径方向内方に伸び背面に弾性材製断面三角山状
突条２０を設けた径方向部２を持つ第１の金属環３と、
第１の金属環３の軸方向部１の外側端にかしめ固定され
径方向内側に伸びる部分を有する第２の金属環４、前記
金属環３の軸方向部１の外周に設けられた弾性材製の密
封手段１２と、上記した径方向部２の内端から斜方向内
側に伸び先端にシールエッヂ部５を持つ弾性材製シール
リップ６により構成されている。
密封装置は、プランマブロックハウジングＸ側に固定さ
れるオイルシールＡと軸Ｙに固定されるスリーブＢとを
組合せてなり、オイルシールＡは、外周に断面三角山状
の数条の環状突起を形成した弾性材被覆１２を有しハウ
ジングＸに固着される軸方向部１及びこの軸方向部１の
一端から径方向内方に伸び背面に弾性材製断面三角山状
突条２０を設けた径方向部２を持つ第１の金属環３と、
第１の金属環３の軸方向部１の外側端にかしめ固定され
径方向内側に伸びる部分を有する第２の金属環４、前記
金属環３の軸方向部１の外周に設けられた弾性材製の密
封手段１２と、上記した径方向部２の内端から斜方向内
側に伸び先端にシールエッヂ部５を持つ弾性材製シール
リップ６により構成されている。
又、スリーブＢは、軸方向に伸び弾性材層７を介して軸
表面に固着される円筒部８とその円筒部８の外側端より
外周方向に伸びるフランジ部９を持つ断面略り形の第３
の金属環１０とフランジ部９の外側面に添着された数条
の弾性材製環状突起部１１を有し、更に、このフランジ
部９の外周端には、外周側に伸びる弾性材製要部１３が
設けられている。
表面に固着される円筒部８とその円筒部８の外側端より
外周方向に伸びるフランジ部９を持つ断面略り形の第３
の金属環１０とフランジ部９の外側面に添着された数条
の弾性材製環状突起部１１を有し、更に、このフランジ
部９の外周端には、外周側に伸びる弾性材製要部１３が
設けられている。
そして、上記したオイルシールＡとスリーブＢとはスリ
ーブＢのフランジ部９がオイルシールＡの第２の金属環
４とシールリップ６間に位置するように構成されシール
リップ６はそのシールエッヂ５がスリーブＢの円筒部８
上を摺動する如く、又、スリーブＢの環状突起部１１は
オイルシールＡの第２の金属環４の内側面上を摺動する
如く組立てられる。
ーブＢのフランジ部９がオイルシールＡの第２の金属環
４とシールリップ６間に位置するように構成されシール
リップ６はそのシールエッヂ５がスリーブＢの円筒部８
上を摺動する如く、又、スリーブＢの環状突起部１１は
オイルシールＡの第２の金属環４の内側面上を摺動する
如く組立てられる。
更にスリーブＢの盾部１３はオイルシールＡの第２の金
属環４の軸方向部分と接して第３の摺動接触手段を形成
している。
属環４の軸方向部分と接して第３の摺動接触手段を形成
している。
次に、第３図に示す実施例においては、オイルシールＡ
は第１の金属環３の軸方向部１の外側端より外方に伸び
る径方向フランジ１４に平板状の第２の金属環４をその
外周端でかしめ固定し、プランマブロックハウジングＸ
に弾性材製Ｏリング１５を介してボルト１６により固着
され、又、スリーブＢは第２図のスリーブにおける盾部
１３を有しない点を除き、第２図のものと同様の形状を
備えて第２図の実施例と同様にオイルシールのシルリッ
プ６がスリーブＢの円筒部８上を摺動する如く、又、ス
リーブＢの環状突起部１１はオイルシールＡの第２の金
属環４の内側面上を摺動する如く組立てられる。
は第１の金属環３の軸方向部１の外側端より外方に伸び
る径方向フランジ１４に平板状の第２の金属環４をその
外周端でかしめ固定し、プランマブロックハウジングＸ
に弾性材製Ｏリング１５を介してボルト１６により固着
され、又、スリーブＢは第２図のスリーブにおける盾部
１３を有しない点を除き、第２図のものと同様の形状を
備えて第２図の実施例と同様にオイルシールのシルリッ
プ６がスリーブＢの円筒部８上を摺動する如く、又、ス
リーブＢの環状突起部１１はオイルシールＡの第２の金
属環４の内側面上を摺動する如く組立てられる。
更に、本実施例においては、オイルシールＡの第１の金
属環３の内周に、断面略逆り字形状の金属リング１７に
弾性材製で径方向斜め内側に伸びる第１のリップ部１８
と軸方向斜め外側に伸びる第２のリップ部１９を設けた
ものを嵌合固定してなる。
属環３の内周に、断面略逆り字形状の金属リング１７に
弾性材製で径方向斜め内側に伸びる第１のリップ部１８
と軸方向斜め外側に伸びる第２のリップ部１９を設けた
ものを嵌合固定してなる。
そして、これら第１及び第２のリップ部１８．１９はス
リーブＢの円筒部８及びプランジ部９上を摺動し、第三
の摺動接触手段を提供する如くなされている。
リーブＢの円筒部８及びプランジ部９上を摺動し、第三
の摺動接触手段を提供する如くなされている。
本考案による密封装置は上述の構成を有する結果、以下
の作用効果が期待される。
の作用効果が期待される。
即ち、オイルシールＡとスリーブＢとの間の空間Ｚには
両者の摺動による摩耗を防止するためにグリース等の潤
滑剤があらかじめ注入されるか、このグリースはオイル
シールＡのシールリップ６とスリーンＢの円筒部８との
摺動接触、及び第三の摺動接触手段（第２図におけるオ
イルシールＡの第２の金属環４とスリーブＢの盾部１３
との摺動接触、第３図におけるオイルシールＡの第１及
び第２のリップ部１８．１９とスリーブＢのフランジ部
９との摺動接触）により効果的に封入保持され、又一方
、外部からの塵埃はオイルシールＡの第２の金属環４と
スリーブＢのフランジ部９に設けた環状突起部１１との
間の摺動接触により密封装置内部に侵入することがない
。
両者の摺動による摩耗を防止するためにグリース等の潤
滑剤があらかじめ注入されるか、このグリースはオイル
シールＡのシールリップ６とスリーンＢの円筒部８との
摺動接触、及び第三の摺動接触手段（第２図におけるオ
イルシールＡの第２の金属環４とスリーブＢの盾部１３
との摺動接触、第３図におけるオイルシールＡの第１及
び第２のリップ部１８．１９とスリーブＢのフランジ部
９との摺動接触）により効果的に封入保持され、又一方
、外部からの塵埃はオイルシールＡの第２の金属環４と
スリーブＢのフランジ部９に設けた環状突起部１１との
間の摺動接触により密封装置内部に侵入することがない
。
特に本考案においては、塵埃を密封する部分とシールリ
ップ６が面する空間Ｚとの間には中間空間Ｚｌが設けら
れているので、万一塵埃が第２の金属環４とスリーブＢ
の環状突起部１１により形成される密封部分を通過して
も中間空間７ ／に至るのみでシールリップ又はシール
リップ６が摺動接触するスリーブＢの円筒部８には悪影
響をおよぼさない。
ップ６が面する空間Ｚとの間には中間空間Ｚｌが設けら
れているので、万一塵埃が第２の金属環４とスリーブＢ
の環状突起部１１により形成される密封部分を通過して
も中間空間７ ／に至るのみでシールリップ又はシール
リップ６が摺動接触するスリーブＢの円筒部８には悪影
響をおよぼさない。
更に本願考案は、金属環３の軸方向部１の外周に設けら
れた弾性材製の密封手段１２．１５を有するために、プ
ランマブロックハウジングＸに形成された凹所内周面と
オイルシールＡの外周面との間を完全に密封することが
できる。
れた弾性材製の密封手段１２．１５を有するために、プ
ランマブロックハウジングＸに形成された凹所内周面と
オイルシールＡの外周面との間を完全に密封することが
できる。
尚、第２図に示される実施例の突条２０は、上下２ツ割
のプランマブロック等に使用される場合において、密封
装置の外周側から装着されるハウジングＸの案内面とな
る傾斜面２１を提供し、ハウジングＸの組立て時にオイ
ルシールＡに損傷を与えることを防止する。
のプランマブロック等に使用される場合において、密封
装置の外周側から装着されるハウジングＸの案内面とな
る傾斜面２１を提供し、ハウジングＸの組立て時にオイ
ルシールＡに損傷を与えることを防止する。
第１図は従来技術を示す断面図、第２図、第３図は各々
本考案の異なった実施例を示す断面図である。 Ａ・・・・・−オイルシール、Ｂ・・・・・・スリーブ
、Ｘ・・・・・・プランマブロックハウジング、Ｙ・・
・・・・軸、Ｚ・・・・・・空間、７ ／・・・・・・
中間空間、１・・・・・・軸方向部、２・・・・・・径
方向部、３・・・・・・第１の金属環、４・・・・・・
第２の金属環、５・・・・・・シールエッヂ、６・・・
・・・シールリップ、７・・・・・・弾性材層、８・・
・・・・円筒部、９・・・・・・フランジ部、１０・・
・・・・第３の金属環、１１・・・・・・環状突起部、
１２・・・・・・弾性材被覆、１３・・・・・・盾部、
１４・・・・・・径方向フランジ、１５・・・・・・Ｏ
リング、１６・・・・・・ボルト、１７・・・・・・金
属リング、１８・・・・・・第１のリップ部、１９・・
・・・・第２のリップ部、２０・・・・・・突条、２１
・・・・・・傾斜面。
本考案の異なった実施例を示す断面図である。 Ａ・・・・・−オイルシール、Ｂ・・・・・・スリーブ
、Ｘ・・・・・・プランマブロックハウジング、Ｙ・・
・・・・軸、Ｚ・・・・・・空間、７ ／・・・・・・
中間空間、１・・・・・・軸方向部、２・・・・・・径
方向部、３・・・・・・第１の金属環、４・・・・・・
第２の金属環、５・・・・・・シールエッヂ、６・・・
・・・シールリップ、７・・・・・・弾性材層、８・・
・・・・円筒部、９・・・・・・フランジ部、１０・・
・・・・第３の金属環、１１・・・・・・環状突起部、
１２・・・・・・弾性材被覆、１３・・・・・・盾部、
１４・・・・・・径方向フランジ、１５・・・・・・Ｏ
リング、１６・・・・・・ボルト、１７・・・・・・金
属リング、１８・・・・・・第１のリップ部、１９・・
・・・・第２のリップ部、２０・・・・・・突条、２１
・・・・・・傾斜面。
Claims (1)
- 二相対回転部材の一方に固定されるオイルシールＡと他
方に固定されるスループＢの組み合せから成り、前記オ
イルシールＡは、前記一方の部材に固着される軸方向部
１と該軸方向部１の一端から径方向に伸びる径方向部２
とを有する第１の金属環３、前記第１の金属環３に固定
されて径方向に伸びる第２の金属環４、前記金属環３の
軸方向部１の外周に設けられた弾性材製の密封手段１２
゜１５及び前記径方向部２の先端に固着されて斜方向に
伸び、先端にシールエッヂ部５を有する弾性材製シール
リップ６を含み、前記スリーブＢは、軸方向に伸びて前
記他方の部材に固着される円筒部８と該円筒部８の一端
から径方向に伸びるフランジ部９とを有する第３の金属
環１０及び前記フランジ部９の外側面に付された弾性材
製環状突起部１１を含み、前記オイルシールＡのシール
エッヂ部５が前記スリーブＢの円筒部８周面と摺動接触
し、前記スリーブＢの環状突起部１１が前記オイルシー
ルＡの第２の金属環４と摺動接触し、前記両摺動接触部
の中間に前記オイルシールＡ及び前記スリー１８間の第
三の摺動接触手段を設けたことを特徴とする密封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978003645U JPS5825166Y2 (ja) | 1978-01-17 | 1978-01-17 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978003645U JPS5825166Y2 (ja) | 1978-01-17 | 1978-01-17 | 密封装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54107755U JPS54107755U (ja) | 1979-07-28 |
| JPS5825166Y2 true JPS5825166Y2 (ja) | 1983-05-30 |
Family
ID=28807823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978003645U Expired JPS5825166Y2 (ja) | 1978-01-17 | 1978-01-17 | 密封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5825166Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59164457A (ja) * | 1983-02-12 | 1984-09-17 | Nippon Seiko Kk | 密封装置組立体 |
| JPS60129556U (ja) * | 1984-02-08 | 1985-08-30 | エヌオーケー株式会社 | オイルシ−ル |
| JPS60159270U (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-23 | エヌオーケー株式会社 | オイルシ−ル |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB922642A (en) * | 1961-09-26 | 1963-04-03 | Victor Mfg & Gasket Co | Self-contained fluid seal |
-
1978
- 1978-01-17 JP JP1978003645U patent/JPS5825166Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB922642A (en) * | 1961-09-26 | 1963-04-03 | Victor Mfg & Gasket Co | Self-contained fluid seal |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54107755U (ja) | 1979-07-28 |
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