JPH11129830A - 車両用カーペットの開口部処理構造 - Google Patents

車両用カーペットの開口部処理構造

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JPH11129830A
JPH11129830A JP29475797A JP29475797A JPH11129830A JP H11129830 A JPH11129830 A JP H11129830A JP 29475797 A JP29475797 A JP 29475797A JP 29475797 A JP29475797 A JP 29475797A JP H11129830 A JPH11129830 A JP H11129830A
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Japan
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carpet
lid
opening
floor
under material
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JP29475797A
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Hiroaki Kudo
広明 工藤
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Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーペット開口部回りの見栄えをより向上す
ると同時に、不織布等の装飾材を貼着するよりも簡単で
作業性に優れた開口部処理構造を実現する。 【解決手段】 フロア3が収納用凹所3aを有し、敷設
するカーペット6が凹所3aに対応してスリット10を
介在して略コ字状に分離することにより、コ字形の対向
する辺同士の先端間をヒンジ部9として、上下方向に回
動されて凹所3a上に開口部4を形成すると共に、凹所
3aを開閉可能に覆っている蓋部8を一体的に有してい
る車両用カーペットの開口部処理構造において、開口部
4に対応するカーペット6の内側周縁部分6aを挟み込
む断面略コ形の挟持部20aと、挟持部20aに対し段
差を持って設けられた蓋受け部20bと、蓋受け部20
bに連結されている取付用フランジ部20cとを一体に
形成しているガーニッシュ20を用いて、挟持部20a
により内側周縁部分6aを縁取りし、蓋受け部20b上
に蓋部8の対応縁部8aを支持すると共に、フランジ部
20cを介してフロア3に固定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用カーペット
の開口部処理構造に関し、特にフロア上に設けられてい
る収納用凹所を覆って敷き込まれる車両用カーペットに
好適な開口部処理構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明のカーペットは、本発明を適用し
た図3に示される如く、例えば、車体後部1のトランク
ルーム2のフロア上に敷設されるもののうち、車体側フ
ロアが工具類等を入れる収納用凹所を形成しており、こ
の凹所に対し開閉可能に覆う蓋部を一体的に形成されて
いるものが対象となる。図4はそのような場合の従来カ
ーペットの開口部処理構造例を示している。同図の車体
側フロア53には収納用凹所53aが設けられている。
カーペット56は、凹所53aを開閉可能に覆う蓋部5
8を一体的に形成していると共に、裏打ちされたアンダ
ー材57を有している。アンダー材57は遮音等を目的
としたものであり、蓋部58を除く部分のアンダー材5
7Aと、蓋部58のアンダー材57Bとが個別的に設け
られたり、一体的に設けられる場合もある。蓋部58
は、凹所53aに対応して略コ字状のスリット59にて
一部を分離することにより、コ字形の対向する辺同士の
先端間をヒンジ部60として、上下方向に回動されてカ
ーペット56に開口部61を形成すると共に、凹所53
aを開閉可能に覆っている。
【0003】また、この構造では開口部61回りの外観
や開閉処理等に次のような構成が採用されている。開口
部61の付近において、アンダー材57Aの開口周縁部
分は、カーペット56の開口周縁部分56aよりも内側
に延ばされた延長部57cに形成されている。これに対
応して、蓋部58のアンダー材57Bには延長部57c
を逃げる切欠部57dが形成されている。そして、蓋部
58が閉状態のときに、蓋部58の対応する周縁部分5
8aがアンダー材57Aの延長部57c上に重ねられて
保持される。これにより、カーペット56の開口周縁部
分56aと蓋部58との間の密閉性が確保される。な
お、符号62Aはリッド62B付きの容器であり、凹所
53a内に出し入れ可能に収容される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した開
口部処理構造にあっては次のような不具合があった。第
1に、蓋部58の開状態において、アンダー材57Aの
延長部57cが露出して見栄えを損ねる。このため、従
来は、その延長部57cに対し不織布等の装飾材54を
その水平部、或いは水平部から垂直部に沿って貼着する
ことで、外観処理を施すようにしていた。この装飾材5
4の貼着作業は、作業し難い段差部の処理であり、また
アンダー材57の材質が弾性に富むフェルト材等が用い
られているため、作業性が悪く、作業工数増の一因とな
っている。第2に、この種のカーペット56において、
端末や開口部周縁等には一般的に解れ等を防ぐためオー
バーロック処理される。上記の構造の場合でも、カーペ
ット56の開口周縁部分56aと、蓋部58の周縁部分
58aとがそのようなオーパーロック処理の対象とな
る。符号55はそのオーバーロックされた部分を模式的
に示している。ところが、このオーパーロック処理は、
面的に広いカーペット56であり、またスリット59を
介在した部分であることから、作業性が悪く、この点か
らも作業工数増となっている。第3に、この種のカーペ
ット56は、フロア53への取付として一般的にカーペ
ット上からフロア53に向けて複数個のクリップ等の止
め部材を押し込め方式やねじ込み方式等にて固定する構
造となっている。ところが、カーペット56が比較的厚
いアンダー材57Aを裏打ちしている場合、前記止め部
材もそれに対応して長くなるので取付操作性が悪くな
り、しかもカーペット56上に前記止め部材の頭部が露
出する関係でそのような止め部材をできるだけ少なくし
て、外観を維持したいとい要望もある。
【0005】本発明は以上のような問題を解消するため
開発されたものである。その第1の目的はカーペット開
口部回りの見栄えをより向上すると同時に、不織布等の
装飾材を貼着するよりも簡単で作業性に優れた開口部処
理構造を実現することにある。第2の目的はフロアへの
取付構造を兼ねることにより、カーペット全体の見栄え
も向上することにある。更に他の目的は、以下に説明す
る内容の中で順次明らかにして行く。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図1等に例示される如く、車体フロア3が収
納用凹所3aを有する一方、フロア3に敷設するカーペ
ット6が凹所3aに対応してスリット10を介在して略
コ字状に分離することにより、コ字形の対向する辺同士
の先端間をヒンジ部9として、上下方向に回動されて凹
所3a上に開口部4を形成すると共に、凹所3aを開閉
可能に覆っている蓋部8を一体的に有している車両用カ
ーペットの開口部処理構造において、前記開口部4に対
応するカーペット6の内側周縁部分6aを挟み込む断面
略コ形の挟持部20aと、挟持部20aに対し段差を持
って設けられた蓋受け部20bと、蓋受け部20bに連
結されている取付用フランジ部20cとを一体に形成し
ているガーニッシュ20を用いて、挟持部20aにより
内側周縁部分6aを縁取りし、蓋受け部20b上に蓋部
8の対応縁部8aを支持すると共に、フランジ部20c
を介してフロア3に固定する、構成としたものである。
【0007】この構造によれば、内側周縁部分6aがガ
ーニッシュ20の挟持部20aにより装飾処理され、同
時、フランジ部20cを介してフロア3に固定される。
蓋部8は、その対応縁部8aを挟持部20aから一体に
形成されている蓋受け部20b上に支持された状態で閉
じられる。蓋部8の閉状態では、フランジ部20cが対
応縁部8aに覆われて見えず、外観上、スリット10を
通して蓋受け部20bの部分だけが見えることになる。
したがって、本発明は、図4の処理構造に対し、ガーニ
ッシュ20を必須としているが、延長部7cがあっても
装飾材を廃止しその煩わしい貼着作業をなくすることが
できること、内側周縁部分6aのオーバーロック処理を
省略することが可能になること、フロア3への取り付け
部位をフランジ部20cに設定しており、このフランジ
部20cは蓋部8の閉状態で見えず外観処理として優れ
ていること、等の利点を同時に達成することができる。
【0008】以上の本発明は次のように具体化されるこ
とがより好ましい。第1に、カーペット6は、蓋部8の
アンダー材7Bと同一又は別体のアンダー材7Aを裏打
ちしており、アンダー材7Aが前記内側周縁部分6aよ
りも延びた延長部7cを有し、これに対応して、蓋部8
のアンダー材7Bが延長部7cを逃げる切欠部7dを形
成している構成である。この構造では、蓋受け部20b
の下部に延長部7cが位置することになり、ガーニッシ
ュ20の取付状態が構造的に安定化する。それにより、
例えば、ガーニッシュ20をフロア3に固定した後、内
側周縁部分6aを挟持部20aのコ字形内に差し込むよ
うにして、作業をスムースに行うことが可能となる。第
2に、取付用フランジ部20cが、蓋受け部20bに対
し蓋部8のアンダー材7Bの厚さと概略同じ段差を持っ
て設けられている構成である。この構造は、蓋受け部2
0bの段差上に蓋部8の対応縁部8aを位置させ、フラ
ンジ部20cの段差により蓋部8のアンダー材7Bの厚
さを(この上にアンダー材7Bを直に載せるようにして
もよい)吸収して、全体の面一性を構造的に保障し、外
観をより確実に維持可能にする。以上の本発明対象のカ
ーペット6は、典型例としてトランクルームに敷設され
るトランクルームカーペットを挙げることができるが、
これに限られず、蓋部8が形成される仕様であれば乗員
用の車室内や通路等に敷設されるものでもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる形
態は、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲を何ら制約するものではない。
【0010】図3(a)は本発明を適用した自動車のト
ランクルーム内の構造例を概略的に示す斜視図、図3
(b)はその上面図である。そして、図1(a)は図3
(b)のA−A線に沿う概略的な拡大断面図、図1
(b)は図3(a)のB−B線に沿う概略的な拡大断面
図、図2はそのトランクルーム内の要部構造を示す斜視
図である。図1乃至図3において、この自動車は、車体
後部1にトランクルーム2が位置しており、このトラン
クルーム2のフロア3に工具類や小物用の収納凹所3a
が形成されていると共に、フロア3の全体にカーペット
6を敷設されている。この全体の構造はカーペット6を
除いて従来と同じくしている。
【0011】カーペット6は、フロア3と対向する裏面
にアンダー材7が一体的に裏打ちされている。アンダー
材7は遮音作用等を目的としたものであり、通常と同様
に所定厚さのフェルト材等にて構成されている。なお、
トランクルーム2に使用されるカーペット構成は、フロ
ア3に対応したメイン部及び各側壁部とを一体に形成し
た容器タイプ(例えば、実公平6−41886号等)
と、フロア3に対応した部分を独立に形成した平板タイ
プと大別される。本発明対象としてはアンダー材7を裏
打ちしたものであれば何れであってよい。この形態では
前者のタイプを採用している。
【0012】このカーペット6には、収納凹所3aある
いはその上部に位置している開口部4を覆っている部位
に対応してめくり上げ可能な蓋部8が形成されている。
この蓋部8は、カーペット6に略コ字状にスリット10
を入れた状態で分離ないしは区画されており、略コ字形
の対向する辺同士の先端間を(図1(b)に表れる部分
を)ヒンジ部9として形成されている。したがって、蓋
部8は、車体後方に位置している略コ字形の中間辺側を
持ち上げるとヒンジ部9を支点として上下方向に回動す
ることができる。こうして、蓋部8が開状態に操作され
ると、収納凹所3a内に容器11Aを出し入れしたり、
凹所3aに直に小物等を出し入れすることができる。蓋
部8におけるコ字形の周縁部8aには、従来と同様に解
れ等を防ぐためオーバーロック処理が施されている。図
1中、符号5はそのオーバーロックされた部分を模式的
に示している。これに対し、蓋部8を除くカーペット6
の内側周縁部分6aは、後述するガーニッシュ20によ
り端末処理されるためにそのオーバーロック処理が省略
されている。
【0013】前記アンダー材7は、蓋部8を除くカーペ
ット6に裏打ちされているアンダー材7Aと、蓋部8に
裏打ちされているアンダー材7Bとが独立した構成とな
っている。つまり、ヒンジ部9の対応裏面は、図1
(b)に示す如く各アンダー材7A,7Bが所定の間隔
を保って配置されており、ヒンジ部9の揺動を容易にし
ている。この構造は、アンダー材7の厚さ寸法が大きい
場合等に採用される。但し、各アンダー材7A,7B
は、ヒンジ部9の揺動作用が確保される限り、ヒンジ部
9の対応部分にて一体に連結したり、薄肉状部分を介し
て一体にしてもよい。また、開口部4の付近において、
アンダー材7Aの開口周縁部分は、カーペット6の内側
周縁部分6aよりも内側に更に延ばされた延長部7cに
形成されている。したがって、カーペット6の内側周縁
部分6aと、アンダー材7Aの延長部7cとは階段状な
いしは段付きになっており、その段付き部分がガーニッ
シュ20により覆われている。これに対応して、蓋部8
のアンダー材7Bには、延長部7cを逃げる切欠部7d
が比較的余裕を持たせて大きく形成されている。
【0014】ガーニッシュ20は、スリット10に対応
した断面略コ字状に形成されて、カーペット6と同様な
色をなした樹脂成形体である。縦断面的には、開口を外
側へ向けた断面略コ形の挟持部20aと、挟持部20a
に連結された蓋受け部20bと、蓋受け部20bに連結
されている取付用フランジ部20cとを一体に有してい
る。挟持部20aは、対向片部分の間が内側周縁部分6
aを差し込み可能な間隔に設定されている。蓋受け部2
0bは、挟持部20aの下片部分に対し段差を持って設
けられていると共に、下側に延長部7cを差し込んでそ
の延長部7cに支持される板幅をなしている。フランジ
部20cも蓋受け部20bに対し段差を持って設けられ
ている。前者の段差は蓋部8の周縁部8aの厚さと略同
じ寸法であり、後者の段差はアンダー材7Bの厚さと略
同じ寸法に設定されている。フランジ部20には必要に
応じて上下方向の取付孔21が設けられる。なお、この
ようなガーニッシュ20は、全体が形成されるスリット
10に沿った形状をなしている。したがって、カーペッ
ト構成が上記の平板タイプにおいて、カーペットの後方
縁部をコ字形の中間片部分に対応可能なケースの場合
は、その後方縁部のスリットを特に設けなくてもよいこ
とから、コ字形の両側片部分に対応した2本のガーニッ
シュにて構成されることもある。
【0015】次に、以上のガーニッシュ20を使用した
場合の処理又は組み込み要領例を概説する。この構造で
は、ガーニッシュ20がフロア3の凹所3a上の対応部
に取り付けられる。ガーニッシュ20のフロア3への取
付け時期としては、カーペット6をフロア3に配置する
前後何れであってもよいが、通常はカーペット6の配置
後に取付操作される。この場合、ガーニッシュ20は、
延長部7cに沿ってその上に蓋受け部20bを載せた状
態から、挟持部20aを内側周縁部分6aに対応させて
位置決め配置する。そして、フランジ部20c上から複
数のネジ22を上記した取付孔21を介してフロア3に
固定操作する。ネジ22はタッピングスクリューであっ
てもよい。このように、ガーニッシュ20がフロア3に
固定された後、内側周縁部分6aが挟持部20aのコ字
形内に順次に差し込み操作される。この場合、カーペッ
ト6の内側周縁部分6aは、アンダー材7Aの対応部に
接合されているので、内側周縁部分6aを上側に引っ張
って必要部だけ剥離される。このような部分的な剥離は
比較的容易に行うことができる。
【0016】このような、開口部処理構造では、収納凹
所3a内に容器11A等を出し入れする場合、蓋部8を
持ち上げつつヒンジ部9を支点して回動する点は従来と
同じくしている。しかし、蓋部8の開状態では、蓋受け
部20bが延長部7cの表面を被覆した状態となる。こ
のため、この構造では、延長部7cを従来の如く不織布
等の装飾材を付設して外観処理する構成に対し、外観的
により優れている。加えて、延長部7cが長期使用等に
より初期の形状を維持できなくなって見栄えを悪くする
というなよう不具合もなく、また、延長部7cがフロア
3から浮き上がったり、リッド11B付き容器11A等
を出し入れする際に押しつぶされるというような虞もな
くなる。また、内側周縁部分6aは、フロア3にフラン
ジ部20cを介して固定された挟持部20aに対し挟み
込まれており、一旦、挟み込まれると不用意に外れない
ことから、通常、必要とされるオーバーロック処理を省
略することができる。
【0017】蓋部8の閉状態ではスリット10の溝幅に
対応して下側が見える。この構造では、スリット10の
下に蓋受け部20bが位置しており、またフランジ部2
0c自体は蓋部8に覆われて見えないことから、外観的
に優れている。しかも、蓋部8の周縁部8aは、上記し
た如く蓋受け部20bが延長部7cの表面全体を覆った
状態で、その蓋受け部20a上に保持されていることか
ら、間の密閉性も良好に保たれる。なお、以上の形態で
は、収納凹所3aに対しリッド11B付き容器11Aを
出し入れする例を挙げたが、スペアタイヤ等を直に入れ
ることもある。また、開口部4には、リッド11B上に
位置して別途に遮蔽板を着脱自在に配置することもあ
る。このように、本発明は、請求項1の技術要素を除い
て、具体的な車体仕様等に応じて種々変形されるもので
ある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の開口部処
理構造は、従来の処理構造に対し、アンダー材付きで、
かつ延長部を設ける場合にも不織布等の装飾材を廃止し
その煩わしい貼着作業をなくすることができ、またカー
ペット開口部における内側周縁部分のオーバーロック処
理を省略することができ、しかも外観処理に優れたフロ
ア取付構造も兼ねることができる、等の利点が同時に達
成される。これにより、作業性を改善できると共に、見
栄えをより向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3(b)のA−A線及び図3(a)のB−B
線に沿う概略断面図である。
【図2】本発明を適用した自動車のトランクルーム内の
要部構造を示す概略斜視図である。
【図3】上記自動車のトランクルーム内を外側から見た
概略斜視図である。
【図4】車両用カーペットにおける従来の開口部処理構
造例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
2はトランクルーム、3はフロア、3aは収納用凹所、
4は開口部、6はカーペット、6aは開口周縁部分 7はアンダー材、7Aはカーペット側のアンダー材 7Bは蓋部側のアンダー材、7cは延長部、8は蓋部 9はヒンジ部、10はスリット、20はガーニッシュ 20aは挟持部、20bは蓋受け部、20dはフランジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フロアが収納用凹所を有する一方、
    前記フロアに敷設するカーペットが前記凹所に対応して
    スリットを介在して略コ字状に分離することにより、前
    記コ字形の対向する辺同士の先端間をヒンジ部として、
    上下方向に回動されて前記凹所上に開口部を形成すると
    共に、前記凹所を開閉可能に覆っている蓋部を一体的に
    有している車両用カーペットの開口部処理構造におい
    て、 前記開口部に対応するカーペットの内側周縁部分を挟み
    込む断面略コ形の挟持部と、前記挟持部に対し段差を持
    って設けられた蓋受け部と、前記蓋受け部に連結されて
    いる取付用フランジ部とを一体に形成しているガーニッ
    シュを用いて、 前記挟持部により前記内側周縁部分を縁取りし、前記蓋
    受け部上に前記蓋部の対応縁部を支持すると共に、前記
    フランジ部を介して前記フロアに固定することを特徴と
    する車両用カーペットの開口部処理構造。
  2. 【請求項2】 前記カーペットは前記蓋部側と同一又は
    別体のアンダー材を裏打ちしており、前記アンダー材が
    前記内側周縁部分よりも延びた延長部を有し、これに対
    応して、前記蓋部のアンダー材が前記延長部を逃げる切
    欠部を形成している請求項1に記載の車両用カーペット
    の開口部処理構造。
  3. 【請求項3】 前記取付用フランジ部が、前記蓋受け部
    に対し前記蓋部のアンダー材の厚さと概略同じ段差を持
    って設けられている請求項2に記載の車両用カーペット
    の開口部処理構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1666303A1 (fr) * 2004-12-03 2006-06-07 Centre d'Etude et de Recherche pour l'Automobile ( CERA) Element de garnissage de sol d'un habitacle de vehicule automobile comprenant un medaillon d'aspect
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US7597372B2 (en) * 2003-02-06 2009-10-06 Honda Motor Co., Ltd. Underfloor storage structure for vehicle

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