JPH0717545Y2 - 車両用ドアトリムのポケット構造 - Google Patents
車両用ドアトリムのポケット構造Info
- Publication number
- JPH0717545Y2 JPH0717545Y2 JP9374889U JP9374889U JPH0717545Y2 JP H0717545 Y2 JPH0717545 Y2 JP H0717545Y2 JP 9374889 U JP9374889 U JP 9374889U JP 9374889 U JP9374889 U JP 9374889U JP H0717545 Y2 JPH0717545 Y2 JP H0717545Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- door trim
- recess
- vehicle door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両用ドアの室内側に取付けられるドアト
リムのポケット構造に関する。
リムのポケット構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種の車両用ドアのドアインナパネル1に取付
けられるドアトリム2は、第5図ないし第7図に示すよ
うにドアトリム基材3に成形表皮材4が取付けられると
ともに、同ドアトリム2の下部には別設のポケットアッ
センブリ5がその取付基部に形成された複数のねじ受け
部6を介してねじ7により止着されていた。このように
取付けられるポケットアッセンブリ5はドアトリム2の
下部のほぼ全長に亘る長さを有する場合(例えば2ドア
タイプの場合)、ドアを閉止する際にアシストグリップ
8を把持しないで、ポケットアッセンブリ5部分を把持
して閉止するため、複数箇所に取付けたリテーナ33とド
アトリム基材3の結合部分の破損およびリテーナ33とド
アインナパネル1との結合部分の破損、また、ねじ7と
ねじ受け部6との結合部分にガタを生じてポケットアッ
センブリ5が外れる問題点を生じ、このためポケットア
ッセンブリ5のポケット基材5aの内側のほぼ中央部に取
付補強部9が一体に形成され、この取付補強部9は左右
の側片10a,10bとその上部側に上下片11a,11bが設けられ
て室内側に開口する取付凹部13が形成され、同取付凹部
13の取付片14には取付孔15が貫設されている。このよう
に形成されたポケット基材5aの室内側の面にはカーペッ
ト16が接着剤等により貼着されるとともに、このカーペ
ット16の取付凹部13と対応する部分には取付用ビス18を
挿通するため十字状にスリット17が設けられている。こ
のように形成されたポケットアッセンブリ5はそのねじ
受け部6を介してねじ7により取付けられるとともに、
取付補強部9はドアインナパネル1に取付けられたグロ
メット19にスリット17より取付用ビス18が取付凹部13に
挿入されて螺着されていた。
けられるドアトリム2は、第5図ないし第7図に示すよ
うにドアトリム基材3に成形表皮材4が取付けられると
ともに、同ドアトリム2の下部には別設のポケットアッ
センブリ5がその取付基部に形成された複数のねじ受け
部6を介してねじ7により止着されていた。このように
取付けられるポケットアッセンブリ5はドアトリム2の
下部のほぼ全長に亘る長さを有する場合(例えば2ドア
タイプの場合)、ドアを閉止する際にアシストグリップ
8を把持しないで、ポケットアッセンブリ5部分を把持
して閉止するため、複数箇所に取付けたリテーナ33とド
アトリム基材3の結合部分の破損およびリテーナ33とド
アインナパネル1との結合部分の破損、また、ねじ7と
ねじ受け部6との結合部分にガタを生じてポケットアッ
センブリ5が外れる問題点を生じ、このためポケットア
ッセンブリ5のポケット基材5aの内側のほぼ中央部に取
付補強部9が一体に形成され、この取付補強部9は左右
の側片10a,10bとその上部側に上下片11a,11bが設けられ
て室内側に開口する取付凹部13が形成され、同取付凹部
13の取付片14には取付孔15が貫設されている。このよう
に形成されたポケット基材5aの室内側の面にはカーペッ
ト16が接着剤等により貼着されるとともに、このカーペ
ット16の取付凹部13と対応する部分には取付用ビス18を
挿通するため十字状にスリット17が設けられている。こ
のように形成されたポケットアッセンブリ5はそのねじ
受け部6を介してねじ7により取付けられるとともに、
取付補強部9はドアインナパネル1に取付けられたグロ
メット19にスリット17より取付用ビス18が取付凹部13に
挿入されて螺着されていた。
(解決しようとする課題) しかしながら、このポケットアッセンブリ5のグロメッ
ト19に対する取付用ビス19により螺着はめくら作業とな
るので、ビス19の螺着状態が悪いと補強機能を失するこ
とから極めて手数を要して、ポケット取付作業の工数を
多く必要とするとともに、取付凹部13が室内側に開口
し、かつ開口部分にスリット17を設けたことと相俟っ
て、同カーペット16部分に凹みを生じて見栄えを悪くす
る等の問題点があった。
ト19に対する取付用ビス19により螺着はめくら作業とな
るので、ビス19の螺着状態が悪いと補強機能を失するこ
とから極めて手数を要して、ポケット取付作業の工数を
多く必要とするとともに、取付凹部13が室内側に開口
し、かつ開口部分にスリット17を設けたことと相俟っ
て、同カーペット16部分に凹みを生じて見栄えを悪くす
る等の問題点があった。
本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、めくら作業を排除し得るとともに、見栄えを向
上することのできる車両用ドアトリムのポケット構造を
提供することを目的とするものである。
もので、めくら作業を排除し得るとともに、見栄えを向
上することのできる車両用ドアトリムのポケット構造を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記技術課題を解決するため、ポケットの内
側面に形成される取付補強部の上部の上方に開口する凹
部を形成し、該凹部のドアトリム側の取付片に取付用ビ
スの取付孔を貫設するとともに、前記取付片の上縁に薄
肉状のヒンジ部を介して前記凹部内に回動可能に蓋部材
を設けて前記取付用ビスの頭部を遮蔽可能に構成した車
両用ドアトリムのポケット構造に存する。
側面に形成される取付補強部の上部の上方に開口する凹
部を形成し、該凹部のドアトリム側の取付片に取付用ビ
スの取付孔を貫設するとともに、前記取付片の上縁に薄
肉状のヒンジ部を介して前記凹部内に回動可能に蓋部材
を設けて前記取付用ビスの頭部を遮蔽可能に構成した車
両用ドアトリムのポケット構造に存する。
(作用) ポケットはその取付補強部の上部の開口部より目視によ
り取付用ビスによる取付けがなされ、同取付用ビスの頭
部は蓋部材により遮蔽される。
り取付用ビスによる取付けがなされ、同取付用ビスの頭
部は蓋部材により遮蔽される。
(実施例) 次に本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。な
お、本実施例においては従来における取付補強部19が異
るもので、その他の構成は同様であるので、本例取付補
強部21について説明する。この取付補強部21は従来と同
様にポケット基材5aの内側面のほぼ中央部に形成される
もので、所定の間隔で左右の側片22a,22bが設けられ、
この左右の側片22a,22bの上端部寄りの所定の高さ位置
には水平状に仕切片23が一体に設けられて、上方に開口
する凹部24が形成されている。また、この仕切片23のイ
ンナパネル1側の端部には図示のように所定の角度で上
斜状に取付片25が形成され、同取付片25の両縁は側片22
a,22bに接合されて凹部24は例えば小銭等の小物を収容
可能に形成されている。また、取付片25には取付用ビス
18を挿通する取付孔26が貫設されている。また、仕切片
23の取付片25寄りの幅方向にはスリット状の係止孔27が
形成されている。また、取付片25の上端部の内縁に沿っ
て薄肉状のヒンジ部29を介して蓋部材28が回動可能の設
けられている。この蓋部材28は断面略L形状で上記凹部
24内に納め可能な幅寸法に形成され、その端部には上記
仕切片23に形成したスリット状の係止孔27に係止可能な
係止爪30が一体に形成されている。このように形成され
た蓋部材28はヒンジ部29を中心として回動してその係止
爪30を係止孔27に係止して凹部24内に納めることで取付
用ビス18の頭部を遮蔽可能に設けられている。
お、本実施例においては従来における取付補強部19が異
るもので、その他の構成は同様であるので、本例取付補
強部21について説明する。この取付補強部21は従来と同
様にポケット基材5aの内側面のほぼ中央部に形成される
もので、所定の間隔で左右の側片22a,22bが設けられ、
この左右の側片22a,22bの上端部寄りの所定の高さ位置
には水平状に仕切片23が一体に設けられて、上方に開口
する凹部24が形成されている。また、この仕切片23のイ
ンナパネル1側の端部には図示のように所定の角度で上
斜状に取付片25が形成され、同取付片25の両縁は側片22
a,22bに接合されて凹部24は例えば小銭等の小物を収容
可能に形成されている。また、取付片25には取付用ビス
18を挿通する取付孔26が貫設されている。また、仕切片
23の取付片25寄りの幅方向にはスリット状の係止孔27が
形成されている。また、取付片25の上端部の内縁に沿っ
て薄肉状のヒンジ部29を介して蓋部材28が回動可能の設
けられている。この蓋部材28は断面略L形状で上記凹部
24内に納め可能な幅寸法に形成され、その端部には上記
仕切片23に形成したスリット状の係止孔27に係止可能な
係止爪30が一体に形成されている。このように形成され
た蓋部材28はヒンジ部29を中心として回動してその係止
爪30を係止孔27に係止して凹部24内に納めることで取付
用ビス18の頭部を遮蔽可能に設けられている。
さて、本実施例はポケット基材5aの内側面に形成される
取付補強部21の上部の上方に開口する凹部24を形成し、
この凹部24のドアトリム1側の取付片25に取付用ビス18
の取付孔26を貫設するとともに、取付片25の上縁に薄肉
状のヒンジ部29を介して凹部24内に回動可能に蓋部材28
を設けて取付用ビス18の頭部を遮蔽可能に構成したもの
である。したがって、この取付補強部21は上記のように
形成したものであるから、その取付片25をドアインナパ
ネル1に取付けたグロメット31の斜状の取付面32の当接
することで取付用ビス18による取付けは凹部24の上方よ
り目視によりグロメット31に対し正確かつ確実に螺着す
ることができて、ポケット5の取付作業を能率的に行な
うことができ、また、ビス着後に蓋部材28をヒンジ部29
を中心として回動しその係止爪30を係止孔27に係止して
凹部24内に納めることで取付用ビス18の頭部を遮蔽する
ことができるとともに、カーペット16を貼着する側には
開口部がないことから、ポケットアッセンブリ5の見栄
えを向上することができる。
取付補強部21の上部の上方に開口する凹部24を形成し、
この凹部24のドアトリム1側の取付片25に取付用ビス18
の取付孔26を貫設するとともに、取付片25の上縁に薄肉
状のヒンジ部29を介して凹部24内に回動可能に蓋部材28
を設けて取付用ビス18の頭部を遮蔽可能に構成したもの
である。したがって、この取付補強部21は上記のように
形成したものであるから、その取付片25をドアインナパ
ネル1に取付けたグロメット31の斜状の取付面32の当接
することで取付用ビス18による取付けは凹部24の上方よ
り目視によりグロメット31に対し正確かつ確実に螺着す
ることができて、ポケット5の取付作業を能率的に行な
うことができ、また、ビス着後に蓋部材28をヒンジ部29
を中心として回動しその係止爪30を係止孔27に係止して
凹部24内に納めることで取付用ビス18の頭部を遮蔽する
ことができるとともに、カーペット16を貼着する側には
開口部がないことから、ポケットアッセンブリ5の見栄
えを向上することができる。
(考案の効果) さて、本考案は車両用ドアトリムに取付けられるポケッ
トであって、該ポケットの内側面に形成される取付補強
部の上部の上方に開口する凹部を形成し、該凹部のドア
トリム側の取付片に取付用ビスの取付孔を貫設するとと
もに、前記取付片の上縁に薄肉状のヒンジ部を介して前
記凹部内に回動可能に蓋部材を設けて前記取付用ビスの
頭部を遮蔽可能に構成したことにより、取付用ビスによ
る取付けは凹部の上方より目視によりドアインナパネル
側に対し正確かつ確実に螺着することができて、ポケッ
トの取付作業を能率的に行なうことができ、また、ビス
着後に蓋部材をヒンジ部を中心として回動しその係止爪
を係止孔に係止して凹部内に納めることで取付用ビスの
頭部を遮蔽することができるとともに、カーペットを貼
着する側には開口部がないことから、ポケットアッセン
ブリの見栄えを向上することができる。
トであって、該ポケットの内側面に形成される取付補強
部の上部の上方に開口する凹部を形成し、該凹部のドア
トリム側の取付片に取付用ビスの取付孔を貫設するとと
もに、前記取付片の上縁に薄肉状のヒンジ部を介して前
記凹部内に回動可能に蓋部材を設けて前記取付用ビスの
頭部を遮蔽可能に構成したことにより、取付用ビスによ
る取付けは凹部の上方より目視によりドアインナパネル
側に対し正確かつ確実に螺着することができて、ポケッ
トの取付作業を能率的に行なうことができ、また、ビス
着後に蓋部材をヒンジ部を中心として回動しその係止爪
を係止孔に係止して凹部内に納めることで取付用ビスの
頭部を遮蔽することができるとともに、カーペットを貼
着する側には開口部がないことから、ポケットアッセン
ブリの見栄えを向上することができる。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はドアトリムの
斜視図、第2図は第1図のII-II線拡大断面図、第3図
は取付補強部の斜視図、第4図は同じく取付補強部の上
部側を室内側から見た斜視図、第5図は従来のドアトリ
ムの斜視図、第6図は同じく取付補強部の斜視図、第7
図は第5図のII-II線断面図である。 2……車両用ドアトリム 5……ポケットアッセンブリ(ポケット) 18……取付用ビス 21……取付補強部 24……凹部 25……取付片 26……取付孔 28……蓋部材 29……ヒンジ部
斜視図、第2図は第1図のII-II線拡大断面図、第3図
は取付補強部の斜視図、第4図は同じく取付補強部の上
部側を室内側から見た斜視図、第5図は従来のドアトリ
ムの斜視図、第6図は同じく取付補強部の斜視図、第7
図は第5図のII-II線断面図である。 2……車両用ドアトリム 5……ポケットアッセンブリ(ポケット) 18……取付用ビス 21……取付補強部 24……凹部 25……取付片 26……取付孔 28……蓋部材 29……ヒンジ部
Claims (1)
- 【請求項1】車両用ドアトリムに取付けられるポケット
であって、該ポケットの内側面に形成される取付補強部
の上部の上方に開口する凹部を形成し、該凹部のドアト
リム側の取付片に取付用ビスの取付孔を貫設するととも
に、前記取付片の上縁に薄肉状のヒンジ部を介して前記
凹部内に回動可能に蓋部材を設けて前記取付用ビスの頭
部を遮蔽可能に構成した車両用ドアトリムのポケット構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9374889U JPH0717545Y2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 車両用ドアトリムのポケット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9374889U JPH0717545Y2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 車両用ドアトリムのポケット構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0335815U JPH0335815U (ja) | 1991-04-08 |
JPH0717545Y2 true JPH0717545Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=31643116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9374889U Expired - Lifetime JPH0717545Y2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 車両用ドアトリムのポケット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717545Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6497545B2 (ja) * | 2015-01-30 | 2019-04-10 | スズキ株式会社 | 車両用内装の収納構造 |
-
1989
- 1989-08-09 JP JP9374889U patent/JPH0717545Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0335815U (ja) | 1991-04-08 |
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