JPH11120763A - 半導体記憶装置及びシステム - Google Patents

半導体記憶装置及びシステム

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JPH11120763A
JPH11120763A JP9294920A JP29492097A JPH11120763A JP H11120763 A JPH11120763 A JP H11120763A JP 9294920 A JP9294920 A JP 9294920A JP 29492097 A JP29492097 A JP 29492097A JP H11120763 A JPH11120763 A JP H11120763A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ロウアドレス方向の連続アクセス機能を有す
るシンクロナスDRAM等を実現し、これを含む画像シ
ステム等の利便性を高める。 【解決手段】 ロウアドレスが順次連続して割り当てら
れる複数のバンクBNKを基本に構成するとともに、こ
れらのバンクの個数pを、バンクのアクセスタイムTb
ac及びクロック信号の周期Tcyに対して、p≧Tb
ac/Tcyなる値に設定する。また、これらのバンク
に共通にロウアドレスカウンタRC及びカラムアドレス
カウンタCCと、バンク選択回路BSとを設けるととも
に、クロック信号に従って正順又は逆順の歩進動作を行
うモードと、カラム又はロウアドレスカウンタのオーバ
ーフロー信号に従って正順又は逆順の歩進動作を行うモ
ードとを持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置及
びシステムに関し、例えば、シンクロナスDRAM(ダ
イナミック型ランダムアクセスメモリ)及びこれを含む
画像システムならびにその利便性の向上に利用して特に
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】直交して配置されるワード線及びビット
線を含むメモリアレイを具備し、所定のクロック信号に
従って同期動作するいわゆるシンクロナスDRAMがあ
り、このようなシンクロナスDRAMを含む画像システ
ムがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】画像システムを構成す
るシンクロナスDRAMは、メモリアレイのビット線に
対応して設けられる所定数の単位増幅回路を含むセンス
アンプを備え、メモリアレイの選択ワード線に結合され
た所定数のメモリセルから出力される読み出し信号は、
センスアンプの対応する単位増幅回路によりそれぞれ増
幅され、あるいは書き換えられる。このため、シンクロ
ナスDRAMは、選択ワード線に結合された所定数のメ
モリセルに対して保持データを連続して読み出し、ある
いは書き換えるいわゆるカラムアドレス(Yアドレス)
方向の連続アクセス機能を持つことが多い。しかし、ワ
ード線選択動作を含むロウアドレス方向のアクセスは、
比較的長い時間を必要とするため、シンクロナスDRA
Mにロウアドレス(Xアドレス)方向の連続アクセス機
能を持たせることは困難とされる。
【0004】一方、シンクロナスDRAM等を含む画像
システムでは、その画像処理を効率化する上で、画像の
反転機能や回転機能ならびに各方向への直線描写機能等
が有効となる。ところが、これらの機能を実現するため
には、画像メモリとなるシンクロナスDRAM等にロウ
アドレス方向の連続アクセス機能を持たせることが必要
となるが、前述のように、従来のシンクロナスDRAM
等にこの機能を持たせることは困難とされ、画像システ
ムの中央処理装置により画像処理のための演算処理を行
う必要がある。この結果、シンクロナスDRAM及びこ
れを含む画像システムの利便性が低下し、その画像処理
の効率化が妨げられている。
【0005】この発明の目的は、新しい機能を有するシ
ンクロナスDRAM等を実現することにある。この発明
の他の目的は、シンクロナスDRAM等ならびにこれを
含む画像システム等の利便性を高め、その画像処理を効
率化することにある。
【0006】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば次の
通りである。すなわち、画像システム等のシンクロナス
DRAM等を、直交して配置される複数のワード線及び
ビット線を含むメモリアレイと、上記メモリアレイに対
応して設けられそのワード線を択一的に選択状態とする
ロウアドレスデコーダとをそれぞれ含み、ロウアドレス
が順次連続して割り当てられる複数のバンクを基本に構
成するとともに、これらのバンクの個数pを、バンクの
アクセスタイムTbac及びクロック信号の周期Tcy
に対して、 p≧Tbac/Tcy なる値に設定する。また、これらのバンクに共通にロウ
アドレスカウンタ及びカラムアドレスカウンタと、ロウ
アドレスカウンタの下位所定ビットの出力信号を受けこ
れらの出力信号に対応するバンクを選択的に指定するバ
ンク選択回路とを設けるとともに、ロウアドレスカウン
タ及びカラムアドレスカウンタに、クロック信号に従っ
て正順又は逆順の歩進動作を行うクロックインクリメン
トモード及びクロックデクリメントモードと、カラムア
ドレスカウンタ又はロウアドレスカウンタのオーバーフ
ロー信号に従って正順又は逆順の歩進動作を行うスキャ
ンインクリメントモード及びスキャンデクリメントモー
ドとを持たせる。
【0008】上記した手段によれば、画像システム等の
シンクロナスDRAM等に、ロウアドレス方向の連続ア
クセス機能を持たせることができるとともに、そのロウ
アドレスカウンタ及びカラムアドレスカウンタを選択的
に組み合わせてクロックインクリメントモード,クロッ
クデクリメントモード,スキャンインクリメントモード
あるいはスキャンデクリメントモードとすることで、複
雑な演算処理を必要とすることなく、画像反転機能,画
像回転機能ならびに直線描写機能等を容易に実現でき
る。この結果、シンクロナスDRAM等ならびにこれを
含む画像システム等の利便性を高め、その画像処理を効
率化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
シンクロナスDRAMの一実施例のブロック図が示され
ている。また、図2には、図1のシンクロナスDRAM
に含まれるメモリアレイ及び周辺回路の一実施例のブロ
ック図が示されている。これらの図をもとに、まずこの
実施例のシンクロナスDRAMの構成及び動作の概要に
ついて説明する。なお、この実施例のシンクロナスDR
AMは、他の同様な複数のシンクロナスDRAMととも
に、所定の画像システムのフレームメモリを構成する。
図1の各ブロックを構成する回路素子は、公知のMOS
FET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。こ
の明細書では、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効
果トランジスタの総称とする)集積回路の製造技術によ
り、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成
される。また、図2は、図1のシンクロナスDRAMの
バンクBNK0〜BNK3のブロック構成をやや具体的
に示すものであるため、図1の説明に際して随時参照さ
れたい。
【0010】図1において、この実施例のシンクロナス
DRAMは、特に制限されないが、4個のバンクBNK
0〜BNK3を備え、これらのバンクのそれぞれは、図
2に示されるように、そのレイアウト面積の大半を占め
て配置されるメモリアレイMARYと、直接周辺回路と
なるロウアドレスデコーダRD,ロウアドレスレジスタ
RR,センスアンプSA,カラムアドレスデコーダC
D,カラムアドレスレジスタCRならびにライトアンプ
WA及びメインアンプMAとを備える。なお、バンクB
NK0〜BNK3は、そのワード線選択動作を含むアク
セスタイムとして比較的長いTbacを必要とし、その
個数pは、後述するクロック信号CLKの周期をTcy
とするとき、 p≧Tbac/Tcy なる条件を満たすべく設定される。本実施例の場合、各
バンクのアクセスタイムTbacはクロック信号CLK
の周期Tcyの約4倍とされるため、バンクの設置数p
は上記のように4とされる。
【0011】バンクBNK0〜BNK3を構成するメモ
リアレイMARYは、図の垂直方向に平行して配置され
る実質(m+1)/4本のワード線と、図の水平方向に
平行して配置される実質8×(n+1)組の相補ビット
線とをそれぞれ含む。各メモリアレイMARYを構成す
るワード線及び相補ビット線の交点には、情報蓄積キャ
パシタ及びアドレス選択MOSFETからなる実質2×
(m+1)×(n+1)個のダイナミック型メモリセル
がそれぞれ格子状に配置される。
【0012】この実施例において、バンクBNK0〜B
NK3には、順次連続してロウアドレスが割り当てられ
るとともに、共通のカラムアドレスが割り当てられる。
このため、シンクロナスDRAMは、ワード線つまりロ
ウアドレス方向に実質m+1のロウアドレスRA0〜R
Amを有し、ビット線つまりカラムアドレス方向に実質
n+1のカラムアドレスCA0〜CAnを有するものと
される。言うまでもなく、バンクBNK0には、ロウア
ドレスとしてRA0,RA4,RA8ないしRAm−3
が割り当てられ、バンクBNK1には、RA1,RA
5,RA9ないしRAm−2が割り当てられる。また、
バンクBNK2には、ロウアドレスとしてRA2,RA
6,RA10ないしRAm−1が割り当てられ、バンク
BNK3には、RA3,RA7,RA11ないしRAm
が割り当てられる。
【0013】特に制限されないが、バンクBNK0〜B
NK3は、下位2ビットのXアドレス信号AX0〜AX
1つまり内部アドレス信号X0〜X1に従って択一的に
指定される。また、各バンク内のロウアドレスは、下位
2ビットを除くi−1ビットのXアドレス信号AX2〜
AXiつまり内部アドレス信号X2〜Xiにより指定さ
れ、各バンク内のカラムアドレスは、i+1ビットのY
アドレス信号AY0〜AYiつまり内部アドレス信号Y
0〜Yiに従って択一的に指定される。
【0014】バンクBNK0〜BNK3のメモリアレイ
MARYを構成するワード線は、その下方において対応
するロウアドレスデコーダRDに結合され、択一的に選
択状態とされる。各バンクのロウアドレスデコーダRD
には、ロウアドレスカウンタRCから対応するロウアド
レスレジスタRRを介してi−1ビットの内部アドレス
信号X2〜Xiが供給され、タイミング発生回路TGか
ら内部制御信号RGが供給される。また、各バンクのロ
ウアドレスレジスタRRには、バンク選択回路BSから
対応するバンク選択信号LRR0〜LRR3がそれぞれ
供給される。ロウアドレスカウンタRCには、アドレス
バッファABからi+1ビットのXアドレス信号AX0
〜AXiが供給されるとともに、タイミング発生回路T
Gから2ビットのモード制御信号MSR0〜MSR1と
内部制御信号RL及びCRが供給され、さらに後述する
カラムアドレスカウンタCCからそのオーバーフロー信
号FCが供給される。アドレスバッファABには、外部
のアクセス装置からアドレス入力端子A0〜Aiを介し
てi+1ビットのアドレス信号A0〜Aiが供給され
る。これらのアドレス信号は、その実質的な機能がシン
クロナスDRAMのコマンドに応じて選択的に変化し、
モード設定信号MC0〜MCi,Xアドレス信号AX0
〜AXiあるいはYアドレス信号AY0〜AYiとな
る。
【0015】アドレスバッファABは、アドレス入力端
子A0〜Aiを介してアドレス信号A0〜Aiとして入
力されるモード設定信号MC0〜MCi,Xアドレス信
号AX0〜AXiあるいはYアドレス信号AY0〜AY
iを取り込み、モードレジスタMR,ロウアドレスカウ
ンタRCあるいはカラムアドレスカウンタCCに伝達す
る。また、モードレジスタMRは、アドレスバッファA
Bから伝達されるモード設定信号MC0〜MCiを図示
されない内部制御信号MLに従って取り込み、保持する
とともに、タイミング発生回路TGに伝達する。これら
のモード設定信号は、タイミング発生回路TGのシーケ
ンス制御に供される。
【0016】一方、ロウアドレスカウンタRCは、アド
レスバッファABから伝達されるXアドレス信号AX0
〜AXiを内部制御信号RLに従って取り込み、保持す
るとともに、これらのXアドレス信号をその計数初期値
として、内部制御信号CR又はカラムアドレスカウンタ
CCのオーバーフロー信号FCに従った歩進動作を行
う。この実施例において、ロウアドレスカウンタRC
は、4種のカウンタモードすなわち内部制御信号CRつ
まりはクロック信号CLKに従って正順又は逆順の歩進
動作を行うクロックインクリメントモード及びクロック
デクリメントモードと、カラムアドレスカウンタCCの
オーバーフロー信号FCに従って正順又は逆順の歩進動
作を行うスキャンインクリメントモード及びスキャンデ
クリメントモードとを有し、これらのカウンタモード
は、モード制御信号MSR0〜MSR1に従って択一的
に指定される。ロウアドレスカウンタRCの上位i−1
ビットの出力信号つまり内部アドレス信号X2〜Xi
は、バンクBNK0〜BNK3のロウアドレスレジスタ
RRを介して対応するロウアドレスデコーダRDに供給
される。また、その下位2ビットの出力信号つまり内部
アドレス信号X0〜X1は、バンク選択回路BSに供給
され、そのオーバーフロー信号FRは、タイミング発生
回路TG及びカラムアドレスカウンタCCに供給され
る。なお、ロウアドレスカウンタRCのカウンタモード
については、後で詳細に説明する。
【0017】バンク選択回路BSには、上記内部アドレ
ス信号X0〜X1に加えて、タイミング発生回路TGか
らモード制御信号MSR0〜MSR1,MSC0〜MS
C1ならびに内部制御信号BL及びCRが供給され、カ
ラムアドレスカウンタCCからそのオーバーフロー信号
FCが供給される。バンク選択回路BSは、ロウアドレ
スカウンタRCから供給される下位2ビットの内部アド
レス信号X0〜X1を内部制御信号BLに従って取り込
み、保持するとともに、内部制御信号CR又はオーバー
フロー信号FCに従った歩進動作を行う。そして、その
2ビットの歩進出力をデコードして、対応するバンク選
択信号LRR0〜LRR3,LCR0〜LCR3ならび
にWMA0〜WMA3をそれぞれ所定のタイミングで択
一的にハイレベルとする。このうち、バンク選択信号L
RR0〜LRR3は、対応するバンクBNK0〜BNK
3のロウアドレスレジスタRRにそれぞれ供給され、バ
ンク選択信号LCR0〜LCR3は、そのカラムアドレ
スレジスタCRにそれぞれ供給される。バンク選択信号
WMA0〜WMA3は、バンクBNK0〜BNK3のラ
イトアンプWA及びメインアンプMAにそれぞれ供給さ
れる。
【0018】バンクBNK0〜BNK3のロウアドレス
レジスタRRは、ロウアドレスカウンタRCから供給さ
れる内部アドレス信号X2〜Xiを対応するバンク選択
信号LRR0〜LRR3に従ってそれぞれ取り込み、保
持するとともに、対応するロウアドレスデコーダRDに
それぞれ伝達する。また、各バンクのロウアドレスデコ
ーダRDは、内部制御信号RGがハイレベルとされるこ
とで選択的に動作状態とされ、ロウアドレスカウンタR
Cから対応するロウアドレスレジスタRRを介して供給
される内部アドレス信号X2〜Xiをデコードして、対
応するメモリアレイMARYの指定されたワード線を択
一的に選択レベルとする。
【0019】次に、バンクBNK0〜BNK3のメモリ
アレイMARYを構成する相補ビット線は、その左方に
おいて対応するセンスアンプSAに結合される。各バン
クのセンスアンプSAには、対応するカラムアドレスデ
コーダCDからn+1ビットのビット線選択信号YS0
〜YSnがそれぞれ供給され、タイミング発生回路TG
から内部制御信号PAが供給される。また、各バンクの
カラムアドレスデコーダCDには、カラムアドレスカウ
ンタCCから対応するカラムアドレスレジスタCRを介
して内部アドレス信号Y0〜Yiが供給され、タイミン
グ発生回路TGから内部制御信号CGが供給される。各
バンクのカラムアドレスレジスタCRには、バンク選択
回路BSから対応するバンク選択信号LCR0〜LCR
3がそれぞれ供給される。また、カラムアドレスカウン
タCCには、アドレスバッファABからYアドレス信号
AY0〜AYiが供給されるとともに、タイミング発生
回路TGからモード制御信号MSC0〜MSC1ならび
に内部制御信号CL及びCCが供給され、ロウアドレス
カウンタRCからそのオーバーフロー信号FRが供給さ
れる。カラムアドレスレジスタCRのオーバーフロー信
号FCは、タイミング発生回路TG及びロウアドレスカ
ウンタRCに供給される。
【0020】カラムアドレスカウンタCCは、アドレス
バッファABから伝達されるYアドレス信号AY0〜A
Yiを内部制御信号CLに従って取り込み、保持すると
ともに、これらのYアドレス信号をその計数初期値とし
て、内部制御信号CC又はロウアドレスカウンタRCの
オーバーフロー信号FRに従った歩進動作を行う。この
実施例において、カラムアドレスカウンタCCは、ロウ
アドレスカウンタRCと同様な4種のカウンタモードつ
まりクロックインクリメントモード,クロックデクリメ
ントモード,スキャンインクリメントモードならびにス
キャンデクリメントモードを有し、これらのカウンタモ
ードは、タイミング発生回路TGから供給されるモード
制御信号MSC0〜MSC1に従って択一的に指定され
る。カラムアドレスカウンタCCの出力信号つまり内部
アドレス信号Y0〜Yiは、バンクBNK0〜BNK3
の各カラムアドレスレジスタCRを介して対応するカラ
ムアドレスデコーダCDに供給される。カラムアドレス
カウンタCCのカウンタモードとその具体的動作等につ
いては、後で詳細に説明する。
【0021】バンクBNK0〜BNK3のカラムアドレ
スレジスタCRは、カラムアドレスカウンタCCから供
給される内部アドレス信号Y0〜Yiを対応するバンク
選択信号LCR0〜LCR3に従ってそれぞれ取り込
み、保持するとともに、対応するカラムアドレスデコー
ダCDに伝達する。また、各バンクのカラムアドレスデ
コーダCDは、内部制御信号CGがハイレベルとされる
ことで選択的に動作状態とされ、カラムアドレスカウン
タCCから対応するカラムアドレスレジスタCRを介し
て供給される内部アドレス信号Y0〜Yiをデコードし
て、ビット線選択信号YS0〜YSnの対応するビット
を択一的にハイレベルとする。
【0022】バンクBNK0〜BNK3のセンスアンプ
SAは、対応するメモリアレイMARYの各相補ビット
線に対応して設けられる実質8×(n+1)個の単位回
路をそれぞれ含み、これらの単位回路のそれぞれは、一
対のCMOS(相補型MOS)インバータが交差結合さ
れてなる単位増幅回路と、Nチャンネル型の一対のスイ
ッチMOSFETとを含む。このうち、各単位回路の単
位増幅回路は、内部制御信号PAのハイレベルを受けて
選択的にかつ一斉に動作状態とされ、対応するメモリア
レイMARYの選択ワード線に結合される実質8×(n
+1)個のメモリセルから対応する相補ビット線を介し
て出力される微小読み出し信号をそれぞれ増幅して、所
定の2値読み出し信号とする。
【0023】一方、各単位回路のスイッチMOSFET
は、ビット線選択信号YS0〜YSnの対応するビット
が択一的にハイレベルとされることで8組ずつ選択的に
オン状態となり、メモリアレイMARYの対応する8組
の相補ビット線と相補共通データ線CD0*〜CD7*
(ここで、例えば非反転共通データ線CD0T及びCD
0Bを、合わせて相補共通データ線CD0*のように*
を付して表す。また、それが有効レベルとされるとき選
択的にハイレベルとされるいわゆる非反転信号等につい
てはその名称の末尾にTを付して表し、それが有効レベ
ルとされるとき選択的にロウレベルとされるいわゆる反
転信号等についてはその名称の末尾にBを付して表す。
以下同様)との間を選択的に接続状態とする。
【0024】相補共通データ線CD0*〜CD7*は、
対応するライトアンプWAの各単位ライトアンプの出力
端子にそれぞれ結合されるとともに、対応するメインア
ンプMAの各単位メインアンプの入力端子にそれぞれ結
合される。バンクBNK0〜BNK3のライトアンプW
A及びメインアンプMAは、相補共通データ線CD0*
〜CD7*に対応して設けられる8個の単位ライトアン
プ及び単位メインアンプを含む。また、データ入出力回
路IOは、データ入出力端子D0〜D7に対応して設け
られる8個の入力バッファ及び出力バッファを含む。
【0025】バンクBNK0〜BNK3のライトアンプ
WAの各単位ライトアンプの入力端子は、ライトデータ
バスWDB0〜WDB7を介してデータ入出力回路IO
の対応する入力バッファの出力端子にそれぞれ結合さ
れ、メインアンプMAの各単位メインアンプの出力端子
は、リードデータバスRDB0〜RDB7を介してデー
タ入出力回路IOの対応する出力バッファの入力端子に
それぞれ結合される。データ入出力回路IOの各入力バ
ッファの入力端子ならびに各出力バッファの出力端子
は、データ入出力端子D0〜D7にそれぞれ共通結合さ
れる。
【0026】ライトアンプWAの各単位ライトアンプに
は、タイミング発生回路TGから内部制御信号WPが共
通に供給され、メインアンプMAの各単位メインアンプ
には図示されない内部制御信号RPが共通に供給され
る。ライトアンプWAの各単位ライトアンプならびにメ
インアンプMAの各単位メインアンプには、さらにバン
ク選択回路BSから対応するバンク選択信号WMA0〜
WMA3がそれぞれ共通に供給される。データ入出力回
路IOの各出力バッファには、タイミング発生回路TG
から図示されない内部制御信号OCが共通に供給され
る。
【0027】データ入出力回路IOの各入力バッファ
は、シンクロナスDRAMが書き込みモードで選択状態
とされるとき、外部のアクセス装置からデータ入出力端
子D0〜D7を介して入力される8ビットの書き込みデ
ータを取り込み、保持するとともに、ライトデータバス
WDB0〜WDB7を介してバンクBNK0〜BNK3
のライトアンプWAに伝達する。このとき、バンクBN
K0〜BNK3のライトアンプWAの各単位ライトアン
プは、内部制御信号WPがハイレベルとされかつ対応す
るバンク選択信号WMA0〜WMA3がハイレベルとさ
れることで選択的に動作状態とされ、データ入出力回路
IOの対応する入力バッファからライトデータバスWD
B0〜WDB7を介して伝達される書き込みデータを所
定の相補書き込み信号に変換した後、相補共通データ線
CD0*〜CD7*を介してメモリアレイMARYの選
択状態にある8個のメモリセルに書き込む。
【0028】一方、バンクBNK0〜BNK3のメイン
アンプMAの単位メインアンプは、シンクロナスDRA
Mが読み出しモードで選択状態とされるとき、内部制御
信号RPがハイレベルとされかつ対応するバンク選択信
号WMA0〜WMA3がハイレベルとされることで選択
的に動作状態とされ、対応するメモリアレイMARYの
選択された8個のメモリセルから相補共通データ線CD
0*〜CD7*を介して出力される読み出し信号をそれ
ぞれ増幅した後、リードデータバスRDB0〜RDB7
を介してデータ入出力回路IOの対応する出力バッファ
に伝達する。このとき、データ入出力回路IOの各出力
バッファは、内部制御信号OCのハイレベルを受けて選
択的に動作状態とされ、活性状態にあるバンクBNK0
〜BNK3のメインアンプMAからリードデータバスR
DB0〜RDB7を介して出力される読み出しデータを
データ入出力端子D0〜D7から出力する。
【0029】タイミング発生回路TGは、外部のアクセ
ス装置から起動制御信号として供給されるチップ選択信
号CSB,ロウアドレスストローブ信号RASB,カラ
ムアドレスストローブ信号CASB,ライトイネーブル
信号WEB,入出力マスク信号DQMならびにクロック
信号CLK及びクロックイネーブル信号CKEと、モー
ドレジスタMRから供給されるモード設定信号MC0〜
MCiと、ロウアドレスカウンタRC及びカラムアドレ
スカウンタCCから供給されるオーバーフロー信号FR
及びFCとをもとに上記各種内部制御信号及びモード制
御信号等を選択的に形成し、シンクロナスDRAMの各
部に供給する。
【0030】図3及び図4には、図1のシンクロナスD
RAMに含まれるロウアドレスカウンタRC及びカラム
アドレスカウンタCCの一実施例の動作条件図がそれぞ
れ示されている。これらの図をもとに、この実施例のシ
ンクロナスDRAMに含まれるロウアドレスカウンタR
C及びカラムアドレスカウンタCCのカウンタモードの
種別と各カウンタモードの動作概要等について説明す
る。
【0031】図3において、この実施例のシンクロナス
DRAMに含まれるロウアドレスカウンタRC及びカラ
ムアドレスカウンタCCは、前述のように、ともに4種
類のカウンタモードつまりクロックインクリメントモー
ド,クロックデクリメントモード,スキャンインクリメ
ントモードならびにスキャンデクリメントモードを有
し、これらのカウンタモードは、2ビットのモード制御
信号MSR0〜MSR1あるいはMSC0〜MSC1に
従って択一的に指定される。
【0032】すなわち、まずロウアドレスカウンタRC
は、モード制御信号MSR0及びMSR1がともに論理
“0”つまりロウレベルとされることでスキャンインク
リメントモードとされ、カラムアドレスカウンタCCの
オーバーフロー信号FCの立ち下がりを受けてカウント
アップ動作を行う。ロウアドレスカウンタRCの計数値
つまりロウアドレスは、カウントアップ前のRAjから
RAj+1に順次正順で変化し、最終アドレスRAmと
なった時点でロウアドレスカウンタRCのオーバーフロ
ー信号FRがハイレベルとされる。ロウアドレスカウン
タRCの計数値は、カラムアドレスカウンタCCのオー
バーフロー信号FCの次の立ち下がりを受けて先頭アド
レスRA0に戻され、そのオーバーフロー信号FRもロ
ウレベルに戻される。以後、ロウアドレスカウンタRC
は、カラムアドレスカウンタCCのオーバーフロー信号
FCに従ったカウントアップ動作を繰り返す。
【0033】一方、ロウアドレスカウンタRCは、モー
ド制御信号MSR0が論理“1”つまりハイレベルとさ
れモード制御信号MSR1が論理“0”とされることで
スキャンデクリメントモードとされ、カラムアドレスレ
ジスタCRのオーバーフロー信号FCの立ち下がりを受
けてカウントダウン動作を行う。ロウアドレスカウンタ
RCの計数値つまりロウアドレスは、カウントアップ前
のRAjからRAj−1に逆順で変化し、先頭アドレス
RA0となった時点でロウアドレスカウンタRCのオー
バーフロー信号FRがハイレベルとされる。ロウアドレ
スカウンタRCの計数値は、カラムアドレスカウンタC
Cのオーバーフロー信号FCの次の立ち下がりを受けて
最終アドレスRAmに戻され、オーバーフロー信号FR
がロウレベルに戻される。以後、ロウアドレスカウンタ
RCはカラムアドレスカウンタCCのオーバーフロー信
号FCに従ったカウントダウン動作を繰り返す。
【0034】さらに、ロウアドレスカウンタRCは、モ
ード制御信号MSR0が論理“0”とされモード制御信
号MSR1が論理“1”とされることでクロックインク
リメントモードとされ、内部制御信号CRつまりクロッ
ク信号CLKに従って上記スキャンインクリメントモー
ドと同様なカウントアップ動作を行う。また、ロウアド
レスカウンタRCは、モード制御信号MSR0及びMS
R1がともに論理“1”とされることでクロックデクリ
メントモードとされ、内部制御信号CRに従ってスキャ
ンデクリメントモードと同様なカウントダウン動作を行
う。
【0035】なお、シンクロナスDRAMを構成するバ
ンクBNK0〜BNK3は、特に制限されないが、クロ
ック信号CLKの周期Tcyの約4倍に相当するアクセ
スタイムTbacを必要とする。このため、ロウアドレ
スカウンタRCがクロックインクリメントモード又はク
ロックデクリメントモードとされ、バンクBNK0〜B
NK3がロウアドレスカウンタRCの計数値に従って順
次活性状態とされるとき、各バンクは一つのロウアドレ
スに関して少なくとも4サイクル分に相当する期間だけ
活性状態とされ、その最後のサイクルつまり4サイクル
目のサイクルで記憶データの実質的な書き込み又は読み
出し動作が可能となる。
【0036】次に、カラムアドレスカウンタCCは、モ
ード制御信号MSC0及びMSC1がともに論理“0”
とされることでクロックインクリメントモードとされ、
内部制御信号CCつまりクロック信号CLKの立ち上が
りを受けてカウントアップ動作を行う。カラムアドレス
カウンタCCの計数値つまりカラムアドレスは、カウン
トアップ前のCAkからCAk+1に順次正順で変化
し、最終アドレスCAnとなった時点でカラムアドレス
カウンタCCのオーバーフロー信号FCがハイレベルと
される。カラムアドレスカウンタCCの計数値は、内部
制御信号CCの次の立ち上がりを受けて先頭アドレスC
A0に戻され、オーバーフロー信号FCもロウレベルに
戻される。以後、カラムアドレスカウンタCCは内部制
御信号CCに従ったカウントアップ動作を繰り返す。
【0037】一方、カラムアドレスカウンタCCは、モ
ード制御信号MSC0が論理“1”とされモード制御信
号MSC1が論理“0”とされることでクロックデクリ
メントモードとされ、内部制御信号CCの立ち上がりを
受けてカウントダウン動作を行う。カラムアドレスカウ
ンタCCの計数値つまりカラムアドレスは、カウントア
ップ前のCAkからCAk−1に逆順で変化し、先頭ア
ドレスCA0となった時点でカラムアドレスカウンタC
Cのオーバーフロー信号FCがハイレベルとされる。カ
ラムアドレスカウンタCCの計数値は、内部制御信号C
Cの次の立ち上がりを受けて最終アドレスCAnに戻さ
れ、そのオーバーフロー信号FCもロウレベルに戻され
る。以後、カラムアドレスカウンタCCは、内部制御信
号CCに従ったカウントダウン動作を繰り返す。
【0038】さらに、カラムアドレスカウンタCCは、
モード制御信号MSC0が論理“0”とされモード制御
信号MSC1が論理“1”とされることでスキャンイン
クリメントモードとされ、ロウアドレスカウンタRCの
オーバーフロー信号FRに従って上記クロックインクリ
メントモードと同様なカウントアップ動作を行う。ま
た、カラムアドレスカウンタCCは、モード制御信号M
SC0及びMSC1がともに論理“1”とされることで
スキャンデクリメントモードとされ、ロウアドレスカウ
ンタRCのオーバーフロー信号FRに従ってクロックデ
クリメントモードと同様なカウントダウン動作を行う。
【0039】なお、シンクロナスDRAMのモードレジ
スタMRに対する設定が行われない初期の状態におい
て、モード制御信号MSR0〜MSR1ならびにMSC
0〜MSC1はすべて論理“0”とされる。このとき、
ロウアドレスカウンタRCは、前述のように、スキャン
インクリメントモードとされ、カラムアドレスカウンタ
CCはクロックインクリメントモードとされる。この結
果、シンクロナスDRAMは通常のシリアルアクセスモ
ードとされ、カラムアドレスカウンタCCのオーバーフ
ロー信号FCに従ってロウアドレスカウンタRCをカウ
ントアップしながらカラムアドレス方向の連続読み出し
又は書き込み動作を行う。
【0040】図5には、図1のシンクロナスDRAMに
含まれるロウアドレスカウンタ及びカラムアドレスカウ
ンタのカウンタモードの組み合わせと画像処理との関係
を説明するための一実施例の動作条件図が示されてい
る。また、図6には、図1のシンクロナスDRAMの通
常動作時のアドレス進行を説明するための一実施例のタ
イミング図が示され、図7,図8ならびに図9には、そ
の画像左右反転時,画像左90°回転時ならびに右下方
向直線描写時のアドレス進行を説明するための一実施例
のタイミング図がそれぞれ示されている。さらに、図1
0には、図1のシンクロナスDRAMの格納画像つまり
通常読み出し画像を説明するための一実施例の画像イメ
ージ図が示され、図11,図12ならびに図13には、
その反転画像,回転画像ならびに直線描写画像を説明す
るための一実施例の画像イメージ図がそれぞれ示されて
いる。これらの図をもとに、この実施例のシンクロナス
DRAMの機能を利用した画像処理の概要とその特徴に
ついて説明する。
【0041】なお、図5の第1項ないし第6項の組み合
わせは、リードつまり読み出し動作とライトつまり書き
込み動作の両方で使用されるが、動作説明に関する以下
の記述では、特に言明しない限り読み出し動作の場合を
例に説明する。また、以下の画像イメージ図において、
画像の各点はシンクロナスDRAMの各アドレスに入力
又は出力される8ビットのデータに対応する。各画像イ
メージ図におけるロウアドレス及びカラムアドレスの実
数ならびに方向は、必ずしもバンクBNK0〜BNK3
のメモリアレイMARYの物理的な配置とは対応しな
い。
【0042】図5において、シンクロナスDRAMのロ
ウアドレスカウンタRC及びカラムアドレスカウンタC
Cは、前述のように、モード制御信号MSR0〜MSR
1ならびにMSC0〜MSC1が所定の組み合わせで論
理“0”又は論理“1”とされることで選択的にクロッ
クインクリメントモード,クロックデクリメントモー
ド,スキャンインクリメントモードあるいはスキャンデ
クリメントモードとされる。すなわち、まず、モード制
御信号MSR0〜MSR1ならびにMSC0〜MSC1
が全ビット論理“0”とされるとき、ロウアドレスカウ
ンタRC及びカラムアドレスカウンタCCは、図5の第
1項に示されるように、それぞれスキャンインクリメン
トモード及びクロックインクリメントモードとされ、シ
ンクロナスDRAMは通常動作つまり通常のシリアルア
クセス動作を行う。
【0043】このとき、カラムアドレスカウンタCC
は、図6に示されるように、例えば先頭カラムアドレス
CA0を計数初期値として、内部制御信号CCに従った
カウントアップ動作を行い、ロウアドレスカウンタRC
は、例えば先頭ロウアドレスRA0を計数初期値とし
て、カラムアドレスカウンタCCのオーバーフロー信号
FCの立ち下がりを受けて、言い換えるならばカラムア
ドレスカウンタCCの計数値が最終カラムアドレスCA
nから先頭カラムアドレスCA0に戻される時点でカウ
ントアップ動作を行う。バンク選択回路BSでは、ロウ
アドレスカウンタRCが歩進開始し又は更新された直後
のサイクルで、ロウアドレスカウンタRCの計数値に対
応するバンク選択信号LRR0〜LRR3が順次択一的
にハイレベルとされる。また、ロウアドレスカウンタR
Cの計数値に対応するバンク選択信号LCR0〜LCR
3がクロックサイクルごとに順次択一的ハイレベルとさ
れ、ロウアドレスカウンタRCの計数値に対応するバン
ク選択信号WMA0〜WMA3が4サイクル遅れてサイ
クルごとに順次ハイレベルとされる。
【0044】これにより、ロウアドレスカウンタRCの
最初の計数値つまりロウアドレスRA0の上位i−1ビ
ットすなわち内部アドレス信号X2〜Xiが、バンクB
NK0のロウアドレスレジスタRRに取り込まれ、次の
計数値つまりロウアドレスRA1の上位i−1ビット
は、バンクBNK1のロウアドレスレジスタRRに取り
込まれる。また、カラムアドレスカウンタCCの計数値
つまりカラムアドレスCA0〜CAnは、まずn+1サ
イクルだけバンクBNK0のカラムアドレスレジスタC
Rに順次取り込まれた後、ロウアドレスの切り換えにと
もなってバンクBNK1〜BNK3のカラムアドレスレ
ジスタCRに順次取り込まれる。
【0045】バンクBNK0のメモリアレイMARYで
は、まずロウアドレスRA0に対応する1本のワード線
が所定の時間をおいて所定の選択レベルとされ、これに
結合された8×(n+1)個のメモリセルの保持データ
に対応する微小読み出し信号が対応する相補ビット線に
出力される。これらの微小読み出し信号は、センスアン
プSAの対応する単位増幅回路によってそれぞれ増幅さ
れ、所定の時間つまり例えば3サイクル分に相当する時
間が経過した時点で、ハイレベル又はロウレベルの2値
読み出し信号となる。これらの読み出しデータは、バン
ク選択信号WMA0のハイレベルを受けてデータ入出力
回路IOに伝達され、データ入出力端子D0〜D7を介
して外部のアクセス装置に出力される。以後、データ入
出力端子D0〜D7には、カラムアドレスCA0〜CA
nに対応する読み出しデータが順次8ビットずつシリア
ルに出力され、n+1サイクルをもって選択ワード線に
結合される8×(n+1)個のメモリセルの読み出し動
作が終了する。
【0046】なお、シンクロナスDRAMを構成するバ
ンクBNK0〜BNK3は、前述のように、クロック信
号CLKの周期Tcyの約4倍に相当するアクセスタイ
ムTbacを必要とする。このため、指定されたアドレ
スの8個のメモリセルの読み出しデータをメインアンプ
MAからデータ入出力回路IOに伝達するバンク選択信
号WMA0〜WMA3は、上記のように、ワード線の選
択動作から4サイクル遅れで形成され、これによってタ
イミング整合が図られる。
【0047】ロウアドレスRA0に関する読み出しデー
タの出力動作が終了し、ロウアドレスカウンタRCがカ
ウントアップされると、その計数値つまりロウアドレス
RA1はバンクBNK1のロウアドレスレジスタRRに
取り込まれ、これを受けてバンクBNK1のメモリアレ
イMARYの対応するワード線が択一的に選択レベルと
される。この選択ワード線に結合される8×(n+1)
個のメモリセルの読み出しデータは、ロウアドレスカウ
ンタRCのカウントアップから4サイクル後のサイクル
で、データ入出力端子D0〜D7に出力される。以後、
カラムアドレスカウンタCCのオーバーフロー信号FC
に従ってロウアドレスカウンタRCをカウントアップし
ながら、同様なシリアル出力動作が繰り返される。言う
までもなく、シンクロナスDRAMを含む画像システム
では、カウンタモードの組み合わせに関係なく、ディス
プレイ装置の表示制御が通常形態すなわちカラムアドレ
スカウンタCCがクロックインクリメントモードとされ
ロウアドレスカウンタRCがスキャンインクリメントモ
ードとされるのと同じような形態で行われる。この結
果、シンクロナスDRAMを含む画像システムのディス
プレイ装置には、図10に示されるように、格納画像と
同じ向きの画像が得られる。
【0048】次に、図5の第2項に示されるように、モ
ード制御信号MSR0及びMSR1がともに論理“1”
とされることでロウアドレスカウンタRCがスキャンイ
ンクリメントモードとされ、モード制御信号MSC0及
びMSC1がそれぞれ論理“1”及び“0”とされるこ
とでカラムアドレスカウンタCCがクロックデクリメン
トモードとされるとき、シンクロナスDRAMは、言わ
ば画像左右反転モードとされ、ロウアドレス方向に正順
のスキャン動作を繰り返しながらカラムアドレス方向に
逆順のシリアルアクセス動作を行う。
【0049】このとき、カラムアドレスカウンタCC
は、図7に示されるように、例えば最終カラムアドレス
CAnを計数初期値として内部制御信号CCに従ったカ
ウントダウン動作を行い、ロウアドレスカウンタRC
は、カラムアドレスカウンタCCのオーバーフロー信号
FCの立ち下がりを受けて通常動作と同様なカウントア
ップ動作を行う。バンク選択回路BSでは、やはりロウ
アドレスカウンタRCが更新された直後のサイクルで、
ロウアドレスカウンタRCの計数値に対応するバンク選
択信号LRR0〜LRR3が選択的にハイレベルとされ
る。また、ロウアドレスカウンタRCの計数値に対応す
るバンク選択信号LCR0〜LCR3がクロックサイク
ルごとにハイレベルとされ、同様に対応するバンク選択
信号WMA0〜WMA3が4サイクル遅れてサイクルご
とにハイレベルとされる。
【0050】これにより、ロウアドレスカウンタRCの
最初の計数値つまりロウアドレスRA0が、バンクBN
K0のロウアドレスレジスタRRに取り込まれ、次の計
数値つまりロウアドレスRA1は、バンクBNK1のロ
ウアドレスレジスタRRに取り込まれる。また、カラム
アドレスカウンタCCの計数値つまりカラムアドレスC
An〜CA0は、まずn+1サイクルだけバンクBNK
0のカラムアドレスレジスタCRに順次取り込まれた
後、ロウアドレスの切り換えにともなってバンクBNK
1〜BNK3のカラムアドレスレジスタCRに順次取り
込まれる。
【0051】バンクBNK0のメモリアレイMARYで
は、まずロウアドレスRA0に対応する1本のワード線
が所定の時間をおいて所定の選択レベルとされ、これに
結合された8×(n+1)個のメモリセルの保持データ
に対応する微小読み出し信号が対応する相補ビット線に
出力される。これらの微小読み出し信号は、センスアン
プSAの対応する単位増幅回路によってそれぞれ増幅さ
れ、所定の時間が経過した時点で、ハイレベル又はロウ
レベルの2値読み出し信号となる。また、バンク選択信
号WMA0の4サイクル遅れのハイレベルを受けてメイ
ンアンプMAからデータ入出力回路IOに伝達され、デ
ータ入出力端子D0〜D7を介して外部のアクセス装置
に出力される。以後、データ入出力端子D0〜D7に
は、カラムアドレスCAn〜CA0に対応する読み出し
データが逆順で8ビットずつシリアルに出力され、n+
1サイクルをもって選択ワード線に結合される8×(n
+1)個のメモリセルの読み出し動作が終了する。
【0052】ロウアドレスRA0に関する読み出しデー
タの出力動作が終了し、ロウアドレスカウンタRCがカ
ウントアップされると、その計数値つまりロウアドレス
RA1は、バンクBNK1のロウアドレスレジスタRR
に取り込まれ、これを受けてバンクBNK1のメモリア
レイMARYの対応するワード線が択一的に選択レベル
とされる。この選択ワード線に結合される8×(n+
1)個のメモリセルの読み出しデータは、ロウアドレス
カウンタRCがカウントアップされて4サイクル目のサ
イクルから、データ入出力端子D0〜D7に逆順で出力
される。以後、カラムアドレスカウンタCCのオーバー
フロー信号FCに従ってロウアドレスカウンタRCをカ
ウントアップしながら、同様なシリアル出力動作が繰り
返される。この結果、画像システムのディスプレイ装置
には、図11(a)に示されるように、シンクロナスD
RAMの格納画像を左右反転した画像が得られる。
【0053】なお、図5の第3項に示されるように、ロ
ウアドレスカウンタRCをスキャンデクリメントモード
とし、カラムアドレスカウンタCCをクロックインクリ
メントモードとすれば、シンクロナスDRAMを含む画
像システムのディスプレイ装置には、図11(b)に示
されるように、シンクロナスDRAMの格納画像を上下
反転した画像が得られる。また、図5の第4項に示され
るように、ロウアドレスカウンタRCをスキャンデクリ
メントモードとし、カラムアドレスカウンタCCをクロ
ックデクリメントモードとした場合、ディスプレイ装置
には、図11(c)に示されるように、格納画像を左右
上下反転した画像が得られる。
【0054】一方、図5の第5項に示されるように、モ
ード制御信号MSR0及びMSR1がそれぞれ論理
“0”及び“1”とされることでロウアドレスカウンタ
RCがクロックインクリメントモードとされ、モード制
御信号MSC0及びMSC1がともに論理“1”とされ
ることでカラムアドレスカウンタCCがスキャンデクリ
メントモードとされるとき、シンクロナスDRAMは、
言わば画像左90°回転モードとされ、カラムアドレス
方向に逆順のスキャン動作を繰り返しながらロウアドレ
ス方向に対する正順のシリアルアクセス動作を行う。
【0055】このとき、ロウアドレスカウンタRCは、
図8に示されるように、例えば先頭ロウアドレスRA0
を計数初期値として、内部制御信号CRつまりクロック
信号CLKに従ったカウントアップ動作を行い、カラム
アドレスカウンタCCは、例えば先頭カラムアドレスC
A0を計数初期値として、ロウアドレスカウンタRCの
オーバーフロー信号FRの立ち下がりを受けて比較的ゆ
っくりとしたカウントダウン動作を行う。バンク選択回
路BSでは、サイクルごとにロウアドレスカウンタRC
の計数値に対応するバンク選択信号LRR0〜LRR3
が順次択一的にハイレベルとされる。また、カラムアド
レスカウンタCCが更新された直後の4サイクルにおい
て、ロウアドレスカウンタRCの計数値に対応するバン
ク選択信号LCR0〜LCR3がサイクルごとに順次ハ
イレベルとされるとともに、ロウアドレスカウンタRC
の計数値に対応するバンク選択信号WMA0〜WMA3
が4サイクル遅れで順次ハイレベルとされる。
【0056】これにより、バンクBNK0のロウアドレ
スレジスタRRには、ロウアドレスカウンタRCの最初
の計数値を含むロウアドレスRA0,RA4ないしRA
m−3が順次取り込まれ、4サイクルずつ保持される。
また、バンクBNK1のロウアドレスレジスタRRに
は、ロウアドレスカウンタRCの2番目の計数値を含む
ロウアドレスRA1,RA5ないしRAm−2が順次取
り込まれ、4サイクルずつ保持される。さらに、バンク
BNK2のロウアドレスレジスタRRには、ロウアドレ
スRA2,RA6ないしRAm−1が順次取り込まれて
4サイクル保持され、バンクBNK3のロウアドレスレ
ジスタRRには、ロウアドレスRA3,RA7ないしR
Amが順次取り込まれて4サイクル保持される。
【0057】前述のように、シンクロナスDRAMを構
成するバンクBNK0〜BNK3はクロック信号CLK
の周期Tcyの約4倍に相当するアクセスタイムTba
cを必要とする。上記のように、ロウアドレスカウンタ
RCにより生成されるロウアドレスがバンクBNK0〜
BNK3に順次取り込まれ、4サイクルずつ保持される
とともに、メインアンプMA及びライトアンプWAによ
る実質的なアクセス動作を制御するバンク選択信号WM
A0〜WMA3が各バンクのロウアドレスレジスタRR
へのアドレス取り込みから4サイクル遅れて形成される
ことで、アクセスタイミングを整合できるとともに、ク
ロックサイクルに同期した記憶データのシリアル入力又
はシリアル出力動作が可能となる。
【0058】バンクBNK0〜BNK3のメモリアレイ
MARYでは、ロウアドレスRA0RAm−3,RA1
〜RAm−2,RA2〜RAm−1あるいはRA3〜R
Amに対応するワード線が順次1サイクルずつシフトし
て選択レベルとされ、それぞれ4サイクル分に相当する
期間だけ選択状態とされる。これらの選択ワード線に結
合される8×(n+1)個のメモリセルの保持データに
対応する微小読み出し信号は、センスアンプSAの対応
する単位増幅回路によってそれぞれ増幅され、所定の時
間が経過した時点で、ハイレベル又はロウレベルの2値
読み出し信号となる。そして、各バンクアクセスタイム
Tbacに相当する4サイクル後、対応するバンク選択
信号WMA0〜WMA3のハイレベルを受けてデータ入
出力回路IOに伝達され、データ入出力端子D0〜D7
を介して出力される。
【0059】以後、データ入出力端子D0〜D7には、
ロウアドレスRA0〜RAmに対応する読み出しデータ
が正順で8ビットずつシリアル出力され、同様な動作が
すべてのカラムアドレスCAn〜CA0に関して逆順で
繰り返される。この結果、画像システムのディスプレイ
装置には、図12(a)に示されるように、シンクロナ
スDRAMの格納画像を左方向に90°回転した画像が
得られる。
【0060】なお、図5の第6項に示されるように、ロ
ウアドレスカウンタRCをクロックデクリメントモード
とし、カラムアドレスカウンタCCをスキャンインクリ
メントモードとする場合、シンクロナスDRAMは、ロ
ウアドレス方向にクロック同期した逆順のシリアルアク
セス動作を行い、カラムアドレス方向にオーバーフロー
信号FCに同期した正順のスキャン動作を行う。この結
果、シンクロナスDRAMを含む画像システムのディス
プレイ装置には、図12(b)に示されるように、格納
画像を右方向に90°回転した画像が得られる。
【0061】次に、図5の第7項及び第8項に示される
ように、ロウアドレスカウンタRCの歩進動作を停止し
た状態でカラムアドレスカウンタCCをクロックインク
リメントモード又はクロックデクリメントモードとする
書き込み動作の場合、シンクロナスDRAMは、同一の
ロウアドレスでカラムアドレス方向のクロック同期した
正順又は逆順のシリアル書き込み動作を行い、シンクロ
ナスDRAMを含む画像システムは、図13(a)に示
されるように、右方向又は左方向の直線描写を容易に実
現することができる。また、図5の第9項及び第10項
に示されるように、カラムアドレスカウンタCCの歩進
動作を停止した状態でロウアドレスカウンタRCをクロ
ックインクリメントモード又はクロックデクリメントモ
ードとする書き込み動作の場合、シンクロナスDRAM
は、同一のカラムアドレスでロウアドレス方向のクロッ
ク同期した正順又は逆順のシリアル書き込み動作を行
い、シンクロナスDRAMを含む画像システムは、図1
3(b)に示されるように、下方向又は上方向の直線描
写を容易に実現することができる。
【0062】一方、図5の第11項に示されるように、
ロウアドレスカウンタRC及びカラムアドレスカウンタ
CCをともにクロックインクリメントモードとする書き
込み動作の場合、シンクロナスDRAMでは、図9に示
されるように、ロウアドレスカウンタRC及びカラムア
ドレスカウンタCCがクロックサイクルに同期してカウ
ントアップされる。バンクBNK0〜BNK3は、ロウ
アドレスRA0ないしRAm−3,RA1ないしRAm
−2,RA2ないしRAm−1ならびにRA3ないしR
Amを順次取り込み、4サイクルずつ保持するととも
に、カラムアドレスCA0ないしCAn−3,CA1な
いしCAn−2,CA2ないしCAn−1ならびにCA
3ないしCAnを順次取り込み、4サイクルずつ保持す
る。バンク選択信号WMA0〜WMA3は、クロックサ
イクルごとに順次更新され、これによってバンクBNK
0〜BNK3に対するライトアクセスが4サイクルごと
に繰り返される。この結果、シンクロナスDRAMを含
む画像システムは、図13(c)に示されるように、右
下方向の直線描写を容易に実現できる。
【0063】なお、図5の第12項に示されるように、
ロウアドレスカウンタRCをクロックインクリメントモ
ードとしカラムアドレスカウンタCCをクロックデクリ
メントモードとする書き込み動作の場合、シンクロナス
DRAMを含む画像システムでは、図13(d)に示さ
れるように、左下方向の直線描写を容易に実現すること
ができる。また、図5の第13項に示されるように、ロ
ウアドレスカウンタRCをクロックデクリメントモード
としカラムアドレスカウンタCCをクロックインクリメ
ントモードとする書き込み動作の場合、図13(d)に
併記されるように、左上方向の直線描写を容易に実現す
ることができ、図5の第14項に示されるように、ロウ
アドレスカウンタRC及びカラムアドレスカウンタCC
をともにクロックデクリメントモードとする書き込み動
作の場合、図13(c)に併記されるように、右上方向
の直線描写を容易に実現することができる。
【0064】以上のように、この実施例のシンクロナス
DRAMは、そのカウンタモードがモード制御信号MS
R0〜MSR1あるいはMSC0〜MSC1に従って選
択的にクロックインクリメントモード,クロックデクリ
メントモード,スキャンインクリメントモードあるいは
スキャンデクリメントモードとされるロウアドレスカウ
ンタRC及びカラムアドレスカウンタCCと、それぞれ
ロウアドレスレジスタRR及びカラムアドレスレジスタ
CRならびにロウアドレスデコーダRD及びカラムアド
レスデコーダCDを含む4個のバンクBNK0〜BNK
3とを備える。バンクBNK0〜BNK3は、クロック
信号CLKの周期Tcyの4倍に相当するアクセスタイ
ムTbacを必要とするが、ロウアドレスが順次連続し
て割り当てられ、メインアンプMA及びライトアンプW
Aの実質的な動作を制御するためのバンク選択信号WM
A0〜WMA3が下位2ビットのロウアドレス信号に従
って順次形成されることで、ロウアドレス方向にクロッ
ク同期したシリアルアクセス動作を行うことができる。
したがって、モード制御信号MSR0〜MSR1ならび
にMSC0〜MSC1を所定の組み合わせとし、ロウア
ドレスカウンタRC及びカラムアドレスカウンタCCを
所望のカウンタモードとすることで、複雑な演算処理を
必要とすることなく、画像の反転・回転ならびに直線描
写を容易に実現することができるため、シンクロナスD
RAM及びこれを含む画像システムの利便性を高め、そ
の画像処理を効率化することができる。
【0065】図14には、この発明が適用されたシンク
ロナスDRAMに含まれるメモリアレイ及び周辺回路の
第2の実施例のブロック図が示されている。なお、この
実施例のシンクロナスDRAMは、前記図1〜図13の
実施例を基本的に踏襲するものであるため、これと異な
る部分についてのみ説明を追加する。
【0066】図14において、この実施例のシンクロナ
スDRAMは、4個のバンクBNK0〜BNK3と、こ
れらのバンクに共通に設けられるカラムアドレスカウン
タCC及びカラムアドレスデコーダCDならびに図示さ
れないロウアドレスカウンタRCとを備える。バンクB
NK0〜BNK3のそれぞれは、メモリアレイMAR
Y,ロウアドレスデコーダRD,ロウアドレスレジスタ
RR,センスアンプSAならびにライトアンプWA及び
メインアンプMAを備え、各バンクのセンスアンプSA
には、図示されないバンク選択回路BSから対応するバ
ンク選択信号BYS0〜BYS3がそれぞれ供給され
る。これらのバンク選択信号BYS0〜BYS3は、カ
ラムアドレスカウンタCCがクロックインクリメントモ
ード又はクロックデクリメントモードとされるとき、ク
ロックサイクルに同期した所定のタイミングで順次正順
又は逆順で択一的にハイレベルとされ、カラムアドレス
カウンタCCがスキャンインクリメントモード又はスキ
ャンデクリメントモードとされるときには、ロウアドレ
スカウンタRCのオーバーフロー信号FRに同期した所
定のタイミングで順次正順又は逆順でハイレベルとされ
る。
【0067】この実施例において、バンクBNK0〜B
NK3のセンスアンプSAは、メモリアレイMARYの
各相補ビット線に対応して設けられる8×(n+1)個
の単位回路を備え、これらの単位回路のそれぞれは、一
対のCMOSインバータが交差結合されてなる単位増幅
回路と、Nチャンネル型の一対のスイッチMOSFET
とを含む。カラムアドレス方向に連続する8対のスイッ
チMOSFETの共通結合されたゲートには、対応する
Nチャンネル型の選択制御MOSFETを介して、対応
するビット線選択信号YS0〜YSnが選択的に供給さ
れる。これらの選択制御MOSFETのゲートには、バ
ンク選択回路BSから対応する上記バンク選択信号BY
S0〜BYS3が共通に供給される。
【0068】これらのことから、この実施例のシンクロ
ナスDRAMでは、カラムアドレスデコーダCDがバン
クBNK0〜BNK3に共通に設けられるにもかかわら
ず、その出力信号たるビット線選択信号YS0〜YSn
は、バンク選択信号BYS0〜BYS3に従って順次正
順又は逆順でバンクBNK0〜BNK3のセンスアンプ
SAの対応する8対のスイッチMOSFETに伝達され
る。この結果、カラムアドレスデコーダCDを共有化す
ることでシンクロナスDRAMひいてはこれを含む画像
システムの低コスト化を図りつつ、前記図1〜図13の
実施例と同様なロウアドレス方向のシリアルアクセス動
作を実現することができる。
【0069】図15には、この発明が適用されたシンク
ロナスDRAMを含む画像システムの一実施例のブロッ
ク図が示されている。同図をもとに、シンクロナスDR
AMを応用した画像システムの概要とその特徴について
説明する。
【0070】図15において、この実施例の画像システ
ムは、ストアドプログラム方式の中央処理装置CPUを
その基本構成要素とする。中央処理装置CPUには、特
に制限されないが、システムバスSBUSを介して例え
ば通常のスタティック型RAM等からなるランダムアク
セスメモリRAMと、マスクROM等からなるリードオ
ンリーメモリROMと、ディスプレイ制御装置DPYC
ならびに周辺装置コントローラPERCとが結合され
る。ディスプレイ制御装置DPYCには、図1〜図13
あるいは図14のシンクロナスDRAMが複数個組み合
わされてなるフレームメモリFLMが結合されるととも
に、例えばCRTディスプレイを中心とするディスプレ
イ装置DPYが結合される。また、周辺装置コントロー
ラPERCには、キーボードKBD及び外部記憶装置E
XMが結合される。
【0071】中央処理装置CPUは、予めリードオンリ
ーメモリROMに格納されたプログラムに従ってステッ
プ動作し、画像処理に必要な各種の演算処理を実行する
とともに、画像システムの各部を制御・統轄する。ま
た、ランダムアクセスメモリRAMは、いわゆる一時記
憶装置として使用され、例えばリードオンリーメモリR
OMから中央処理装置CPUに伝達されるプログラム及
び演算データ等を一時的に格納し中継するために供され
る。さらに、ディスプレイ制御装置DPYCは、フレー
ムメモリFLMに格納された画像データをもとにディス
プレイ装置DPYの表示制御を行い、周辺装置コントロ
ーラPERCは、キーボードKBD及び外部記憶装置E
XM等の周辺装置を制御する。画像システムは、さら
に、100Vの交流入力電源をもとに安定した所定の直
流電源電圧を形成し、画像システムの各部に動作電源と
して供給する電源装置POWSを備える。
【0072】この実施例において、フレームメモリFL
MとなるシンクロナスDRAMは、前述のように、その
カウンタモードがモード制御信号MSR0〜MSR1あ
るいはMSC0〜MSC1に従って選択的にクロックイ
ンクリメントモード,クロックデクリメントモード,ス
キャンインクリメントモードあるいはスキャンデクリメ
ントモードとされるロウアドレスカウンタRC及びカラ
ムアドレスカウンタCCと、4個のバンクBNK0〜B
NK3とを備える。また、バンクBNK0〜BNK3
は、クロック信号CLKの周期Tcyの4倍に相当する
アクセスタイムTbacを必要とするが、ロウアドレス
が順次連続して割り当てられ、その実質的なアクセス動
作が所定のバンク選択信号に従って制御されることで、
ロウアドレス方向にクロック同期したシリアルアクセス
動作を行うことができる。したがって、モード制御信号
MSR0〜MSR1ならびにMSC0〜MSC1を所定
の組み合わせとし、ロウアドレスカウンタRC及びカラ
ムアドレスカウンタCCを所望のカウンタモードとする
ことで、中央処理装置CPUによる複雑な演算処理を必
要とすることなく、画像の反転・回転ならびに直線描写
を容易に実現することができるため、シンクロナスDR
AM及びこれを含む画像システムの利便性を高め、その
画像処理を効率化することができるものである。
【0073】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)画像システム等を構成するシンクロナスDRAM
等を、直交して配置される複数のワード線及びビット線
を含むメモリアレイと、上記メモリアレイに対応して設
けられそのワード線を択一的に選択状態とするロウアド
レスデコーダとをそれぞれ含み、ロウアドレスが順次連
続して割り当てられる複数のバンクを基本に構成すると
ともに、これらのバンクの個数pを、バンクのアクセス
タイムTbac及びクロック信号の周期Tcyに対し
て、 p≧Tbac/Tcy なる値に設定する。また、これらのバンクに共通にロウ
アドレスカウンタ及びカラムアドレスカウンタと、ロウ
アドレスカウンタの下位所定ビットの出力信号を受けこ
れらの出力信号に対応するバンクを選択的に指定するバ
ンク選択回路とを設けるとともに、ロウアドレスカウン
タ及びカラムアドレスカウンタに、クロック信号に従っ
て正順又は逆順の歩進動作を行うクロックインクリメン
トモード及びクロックデクリメントモードと、カラムア
ドレスカウンタ又はロウアドレスカウンタのオーバーフ
ロー信号に従って正順又は逆順の歩進動作を行うスキャ
ンインクリメントモード及びスキャンデクリメントモー
ドとを持たせることで、画像システム等のシンクロナス
DRAM等に、容易にロウアドレス方向の連続アクセス
機能を持たせることができるという効果が得られる。
【0074】(2)上記(1)項により、ロウアドレス
カウンタ及びカラムアドレスカウンタを選択的に組み合
わせてクロックインクリメントモード,クロックデクリ
メントモード,スキャンインクリメントモードあるいは
スキャンデクリメントモードとすることで、画像反転機
能,画像回転機能ならびに直線描写機能等を容易に実現
することができるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、シンクロナス
DRAM等ならびにシンクロナスDRAM等を含む画像
システムの利便性を高め、その画像処理を効率化するこ
とができるという効果が得られる。
【0075】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1及び図2において、シンクロナスDRAMは、
所定の条件つまり、バンクの設置数pが各バンクのアク
セスタイムTbac及びクロック信号CLKの周期Tc
yに対して、 p≧Tbac/Tcy なる関係を満たすことを条件に、任意数のバンクを備え
ることができる。また、シンクロナスDRAMは、×1
6ビット又は×32ビット等、任意のビット構成を採る
ことができるし、そのアドレス構成も任意である。バン
クBNK0〜BNK3のメモリアレイMARYは、その
直接周辺回路を含めて複数のマットに分割できるし、い
わゆるシェアドセンス方式を採るものであってもよい。
さらに、シンクロナスDRAMのブロック構成は、種々
の実施形態を採りうるし、起動制御信号,アドレス信号
ならびに内部制御信号等の名称及び組み合わせならびに
その有効レベル等も、この実施例による制約を受けな
い。
【0076】図3及び図4において、ロウアドレスカウ
ンタRC及びカラムアドレスカウンタCCのカウンタモ
ードとモード制御信号MSR0〜MSR1ならびにMS
C0〜MSC1との間の関係は、種々の実施形態を採り
うるし、各カウンタモードの名称も、本発明に制約を与
えない。図5において、ロウアドレスカウンタRC及び
カラムアドレスカウンタCCのカウンタモードの組み合
わせと等価的な画像処理との間の関係は、種々の実施形
態が考えられよう。また、本実施例のクロックインクリ
メントモードでは、ロウアドレスカウンタRC及びカラ
ムアドレスカウンタCCともにクロック信号CLKに同
期する内部制御信号CR又はCCが用いられているが、
例えば内部制御信号CCをクロック信号CLKの倍周期
とすることも可能である。この場合、斜線描画となる。
【0077】図6ないし図9において、ロウアドレスカ
ウンタRC及びカラムアドレスカウンタCCは、その先
頭アドレスRA0又はCA0を計数初期値とし、最終ア
ドレスRAm又はCAnを計数最終値とする歩進動作を
行うが、これらの計数初期値及び計数最終値は、外部か
ら選択的に指定できるようにしてもよい。
【0078】図15において、画像システムは、他の各
種入出力デバイスを含むことができるし、そのブロック
構成及びバス構成は、種々の実施形態を採りうる。
【0079】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるシン
クロナスDRAMならびにこれをフレームメモリとして
含む画像システムに適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、例えば、同様なシリア
ルアクセス機能を持つ各種の半導体記憶装置やこのよう
な半導体記憶装置を含む各種システムに広く適用でき
る。
【0080】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、画像システムのシンクロナ
スDRAM等を、直交して配置される複数のワード線及
びビット線を含むメモリアレイと、上記メモリアレイに
対応して設けられそのワード線を択一的に選択状態とす
るロウアドレスデコーダとをそれぞれ含み、ロウアドレ
スが順次連続して割り当てられる複数のバンクを基本に
構成するとともに、これらのバンクの個数pを、バンク
のアクセスタイムTbac及びクロック信号の周期Tc
yに対して、 p≧Tbac/Tcy なる値に設定する。また、これらのバンクに共通にロウ
アドレスカウンタ及びカラムアドレスカウンタと、ロウ
アドレスカウンタの下位所定ビットの出力信号を受けこ
れに対応するバンクを選択的に指定するバンク選択回路
とを設けるとともに、ロウアドレスカウンタ及びカラム
アドレスカウンタに、クロック信号に従って正順又は逆
順の歩進動作を行うクロックインクリメントモード及び
クロックデクリメントモードと、カラムアドレスカウン
タ又はロウアドレスカウンタのオーバーフロー信号に従
って正順又は逆順の歩進動作を行うスキャンインクリメ
ントモード及びスキャンデクリメントモードとを持たせ
る。これにより、画像システム等のシンクロナスDRA
M等に、ロウアドレス方向の連続アクセス機能を持たせ
ることができるとともに、ロウアドレスカウンタ及びカ
ラムアドレスカウンタを選択的に組み合わせてクロック
インクリメントモード,クロックデクリメントモード,
スキャンインクリメントモードあるいはスキャンデクリ
メントモードとし、画像反転機能,画像回転機能ならび
に直線描写機能等を容易に実現することができる。この
結果、シンクロナスDRAM等ならびにこれを含む画像
システムの利便性を高め、その画像処理を効率化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたシンクロナスDRAMの
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のシンクロナスDRAMに含まれるメモリ
アレイ及び周辺回路の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】図1のシンクロナスDRAMに含まれるロウア
ドレスカウンタの一実施例を示す動作条件図である。
【図4】図1のシンクロナスDRAMに含まれるカラム
アドレスカウンタの一実施例を示す動作条件図である。
【図5】図1のシンクロナスDRAMに含まれるロウア
ドレスカウンタ及びカラムアドレスカウンタのカウンタ
モードの組み合わせと画像との間の関係を説明するため
の一実施例を示す動作条件図である。
【図6】図1のシンクロナスDRAMの通常動作時のア
ドレス進行を説明するための一実施例を示すタイミング
図である。
【図7】図1のシンクロナスDRAMの画像左右反転時
のアドレス進行を説明するための一実施例を示すタイミ
ング図である。
【図8】図1のシンクロナスDRAMの画像左90°回
転時のアドレス進行を説明するための一実施例を示すタ
イミング図である。
【図9】図1のシンクロナスDRAMの右下方向直線描
写時のアドレス進行を説明するための一実施例を示すタ
イミング図である。
【図10】図1のシンクロナスDRAMの格納画像及び
通常読み出し画像を説明するための一実施例を示す画像
イメージ図である。
【図11】図1のシンクロナスDRAMの反転画像を説
明するための一実施例を示す画像イメージ図である。
【図12】図1のシンクロナスDRAMの回転画像を説
明するための一実施例を示す画像イメージ図である。
【図13】図1のシンクロナスDRAMの直線描写画像
を説明するための一実施例を示す画像イメージ図であ
る。
【図14】この発明が適用されたシンクロナスDRAM
に含まれるメモリアレイ及び周辺回路の第2の実施例を
示すブロック図である。
【図15】図1又は図14のシンクロナスDRAMを含
む画像システムの一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
BNK0〜BNK3……バンク、MARY……メモリア
レイ、RD……ロウアドレスデコーダ、RR……ロウア
ドレスレジスタ、SA……センスアンプ、CD……カラ
ムアドレスデコーダ、CR……カラムアドレスレジス
タ、WA……ライトアンプ、MA……メインアンプ、R
C……ロウアドレスカウンタ、CC……カラムアドレス
カウンタ、BS……バンク選択回路、AB……アドレス
バッファ、IO……データ入出力回路、RDB0〜RD
B7……リードデータバス、WDB0〜WDB7……ラ
イトデータバス、MR……モードレジスタ、TG……タ
イミング発生回路、D0〜D7……データ入出力端子、
CLK……クロック信号又はその入力端子、CKE……
クロックイネーブル信号又はその入力端子、CSB……
チップ選択信号又はその入力端子、RASB……ロウア
ドレスストローブ信号又はその入力端子、CASB……
カラムアドレスストローブ信号又はその入力端子、WE
B……ライトイネーブル信号又はその入力端子、DQM
……データマスク信号又はその入力端子、A0〜Ai…
…アドレス信号又はその入力端子。MSR0〜MSR
1,MSC0〜MSC1……モード制御信号。CPU…
…中央処理装置、SBUS……システムバス、RAM…
…ランダムアクセスメモリ、SDRAM……シンクロナ
スDRAM、ROM……リードオンリーメモリ、DPY
C……ディスプレイ制御装置、FLM……フレームメモ
リ、DPY……ディスプレイ装置、PERC……周辺装
置コントローラ、KBD……キーボード、EXM……外
部記憶装置、POWS……電源装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11C 11/34 371H

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交して配置される複数のワード線及び
    ビット線を含むメモリアレイと、上記メモリアレイに対
    応して設けられそのワード線を択一的に選択状態とする
    ロウアドレスデコーダとをそれぞれ含み、ロウアドレス
    が順次連続して割り当てられる複数のバンクを具備する
    ものであって、かつロウアドレス方向への連続アクセス
    機能を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記半導体記憶装置は、ワード線選択動作を含めてTb
    acなるアクセスタイムを有するp個の上記バンクを具
    備し、かつその周期をTcyとする所定のクロック信号
    に従って同期動作するものであって、 上記バンクの個数pは、上記バンクのアクセスタイムT
    bac及び上記クロック信号の周期Tcyに対して、 p≧Tbac/Tcy なる値とされるものであることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記半導体記憶装置は、上記複数のバンクに共通に設け
    られるロウアドレスカウンタ及びカラムアドレスカウン
    タと、上記ロウアドレスカウンタの下位所定ビットの出
    力信号を受けこれらの出力信号に対応する上記バンクを
    選択的に指定するバンク選択回路とを具備するものであ
    って、 上記バンクのそれぞれは、上記ロウアドレスカウンタの
    上位所定ビットの出力信号を共通に受け対応する上記ロ
    ウアドレスデコーダにそれぞれ伝達するロウアドレスレ
    ジスタを含むものであることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2又は請求項3におい
    て、 上記ロウアドレスカウンタ及びカラムアドレスカウンタ
    は、上記クロック信号に従って正順又は逆順の歩進動作
    を行うクロックインクリメントモード及びクロックデク
    リメントモードと、カラムアドレスカウンタ又はロウア
    ドレスカウンタのオーバーフロー信号に従って正順又は
    逆順の歩進動作を行うスキャンインクリメントモード及
    びスキャンデクリメントモードとをそれぞれ有するもの
    であることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3又は請求
    項4において、 上記半導体記憶装置は、所定のシステムに含まれるもの
    であって、 上記システムは、上記ロウアドレスカウンタ及びカラム
    アドレスカウンタが選択的に組み合わされて上記クロッ
    クインクリメントモード,クロックデクリメントモー
    ド,スキャンインクリメントモードあるいはスキャンデ
    クリメントモードとされることにより実現される画像反
    転機能,画像回転機能あるいは直線描写機能を備えるも
    のであることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 直交して配置される複数のワード線及び
    ビット線を含むメモリアレイと、上記メモリアレイに対
    応して設けられそのワード線を択一的に選択状態とする
    ロウアドレスデコーダとをそれぞれ含み、ロウアドレス
    が順次連続して割り当てられる複数のバンクを備え、ロ
    ウアドレス方向への連続アクセス機能を有する半導体記
    憶装置を具備するものであって、かつ画像反転機能,画
    像回転機能あるいは直線描写機能を備えることを特徴と
    するシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 上記半導体記憶装置は、ワード線選択動作を含めてTb
    acなるアクセスタイムを有するp個の上記バンクを具
    備し、かつその周期をTcyとするクロック信号に従っ
    て同期動作するものであって、 上記バンクの個数pは、上記バンクのアクセスタイムT
    bac及び上記クロック信号の周期Tcyに対して、 p≧Tbac/Tcy なる値とされるものであることを特徴とするシステム。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7において、 上記半導体記憶装置は、上記複数のバンクに共通に設け
    られ、上記クロック信号に従って正順又は逆順の歩進動
    作を行うクロックインクリメントモード及びクロックデ
    クリメントモードと、カラムアドレスカウンタ又はロウ
    アドレスカウンタのオーバーフロー信号に従って正順又
    は逆順の歩進動作を行うスキャンインクリメントモード
    及びスキャンデクリメントモードとをそれぞれ有するロ
    ウアドレスカウンタ及びカラムアドレスカウンタと、上
    記ロウアドレスカウンタの下位所定ビットの出力信号を
    受けこれらの出力信号に対応する上記バンクを選択的に
    指定するバンク選択回路とを具備するものであり、 上記バンクのそれぞれは、上記ロウアドレスカウンタの
    上位所定ビットの出力信号を受け、対応する上記ロウア
    ドレスデコーダにそれぞれ伝達するロウアドレスレジス
    タを含むものであって、 上記システムの画像反転機能,画像回転機能ならびに直
    線描写機能は、上記ロウアドレスカウンタ及びカラムア
    ドレスカウンタが選択的に組み合わされて上記クロック
    インクリメントモード,クロックデクリメントモード,
    スキャンインクリメントモードあるいはスキャンデクリ
    メントモードとされることにより選択的に実現されるも
    のであることを特徴とするシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003527724A (ja) * 2000-03-15 2003-09-16 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド フラッシュ・メモリの複数バンク同時操作
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