JPH1110962A - 印刷装置及び方法 - Google Patents

印刷装置及び方法

Info

Publication number
JPH1110962A
JPH1110962A JP16476597A JP16476597A JPH1110962A JP H1110962 A JPH1110962 A JP H1110962A JP 16476597 A JP16476597 A JP 16476597A JP 16476597 A JP16476597 A JP 16476597A JP H1110962 A JPH1110962 A JP H1110962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
recording medium
completed
card
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16476597A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Ehata
公雄 江畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Aptex Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Aptex Inc filed Critical Canon Aptex Inc
Priority to JP16476597A priority Critical patent/JPH1110962A/ja
Publication of JPH1110962A publication Critical patent/JPH1110962A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続して搬送される記録媒体上に高速に印刷
させることができると共に、極度に複雑な印刷データが
あったとしても、時間を有効に活用して印刷を行わせ、
全体としてのスループットの低下を最小限に抑える。 【解決手段】 定速に搬送されてくるカード或いはラベ
ル等の記録媒体に対してカラー印刷を行う際、各色成分
のビットマップデータを発生し、印刷を行わせる。印刷
すべき位置にまで記録媒体が搬送されたにもかかわら
ず、その印刷媒体に印刷させるビットマップイメージの
発生が間に合わなかった場合には、その直前までの記録
媒体に対する印刷を行わせる。そして、その印刷が完了
した場合に、今度が逆に搬送させ、その過程で間に合わ
なかった記録媒体に対する印刷を行わせ、それが完了し
たら順方向に戻し、本来の処理に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は印刷装置及びその
制御方法、詳しくは、連続して入力するラベルに順次画
像を記録する印刷装置及びその制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷すべき情報に基づくデータを
順次入力し、その入力したデータに基づいてイメージを
発生し、順次搬送されてくるカードやラベル等の記録媒
体上に画像を印刷する装置がある。
【0003】一般に、このような装置においては、記録
媒体の搬送速度は一定に、その速度に間にあうようにイ
メージデータを発生し、印刷することになる。しかしな
がら、イメージデータの発生処理(たとえばアウトライ
ンフォントに基づくビットマップデータの発生や図形イ
メージ等の描画処理等)が複雑になると、往々にして搬
送速度に間に合わないことがある。
【0004】この場合には、搬送を一時的に停止させ、
イメージ展開が完了したことを見計らって再度搬送させ
るなどで対処していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これで
は常にその装置の動作を見守る人間が必要になる。ま
た、単純な解決策としては、記録媒体を十分な速度まで
落とすことであるが、これでは、一部のために大多数の
印刷スループットを下げてしまうことになり、効率が悪
い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
鑑みなされたものであり、連続して搬送される記録媒体
上に高速に印刷させることができると共に、極度に複雑
な印刷データがあったとしても、時間を有効に活用して
印刷を行わせ、全体としてのスループットの低下を最小
限に抑えることを可能ならしめる印刷装置及び制御方法
を提供しようとするものである。
【0007】この課題を解決するため、たとえば本発明
の印刷装置は以下の構成を備える。すなわち、順次搬送
されてくる記録媒体上に、印刷データに基づくビットマ
ップデータを生成し、当該生成したビットマップデータ
に基づいて印刷を行う印刷装置であって、ビットマップ
展開が印刷時期に間に合うか否かを監視する監視手段
と、該監視手段で間に合わないと判定した場合、当該印
刷対象であった記録媒体に対する印刷を一時的に中止
し、従前の記録媒体への印刷が完了するまで待つこと
で、ビットマップ展開にかかる時間を稼ぎ、前記従前の
記録媒体への印刷が完了し、注目記録媒体に対するビッ
トマップ展開が完了したのを受けて逆搬送させ、逆方向
での印刷を行わせ、その印刷が完了した場合に、順方向
に基づいて印刷を継続させる制御手段とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
かかる実施形態の一例を詳細に説明する。
【0009】まず、実施形態における印刷概要を図2
(a)〜(d)に従って説明する。
【0010】図(a)において、100は実施形態にお
ける印刷ヘッド部を示しており、ここに、順次搬送され
てくるカード(或いはラベル等)と実質的に同じ幅を有
する、K(ブラック)成分のヘッド、C(シアン)成分
のヘッド、M(マゼンタ)成分のヘッド、そして、Y
(イエロー)成分のヘッドが等間隔で搭載されている。
また、20、21は記録媒体のカードであって、11は
印刷ヘッド部100内にカードが搬入されたことを検出
するセンサ、12は排出されたことを検出するセンサで
ある。30は搬送ベルトであって、後述するモータの駆
動を受け、図示矢印方向40に向けてカードを順次搬送
させる。
【0011】さて、同図(a)では、カード20に対す
るK成分の記録がほぼ終了し、C成分の記録を開始する
段階、且つ、後続するカード21の先頭を搬入センサ1
1で検出した状態を示している。
【0012】図示の搬入センサ11によって、カード2
1の先頭の検出することで、K成分のヘッドによる記録
開始タイミングを取っている。また、図示の構造をする
ことで、あるカードに対してY成分のヘッドで記録を行
っている最中に、別のヘッドでは他の色成分のヘッドに
よる記録が行われることも有り得る。つまり同時に複数
の記録ヘッドが駆動状態になし得るし、複数のカードに
対して同時に記録動作が行われるようになっている。
【0013】以上の動作を順次行っているわけである
が、ここで搬入センサ11でカードの搬入を検出し、そ
のカードの先頭がK成分の記録ヘッドの記録開始位置に
到達したにもかかわらず、印刷データに基づくイメージ
展開が完了していない場合があったとする。たとえば、
図2(a)におけるカード21の場合である。このと
き、それより前のカード20についてはイメージ展開が
間に合っていることになるら、カード21についての印
刷は行わず、カード20についての各色成分の印字は正
常時と同様に行う。
【0014】そして、図2(b)に示すように、カード
20に対する全色成分の印刷が完了し、印刷を行ってい
ないカード21の後端を排出センサ24で検出したとき
(実際にはY成分のヘッドを越えていることが検出でき
れば良い)、搬送方向を逆にし、今度は排出センサ12
を搬入センサと見たてて、未記録のカード21に対して
逆方向での記録を行う。なお、この間、カード21に対
するイメージ展開処理は平行して行っている。
【0015】こうして、カード21に対して全色成分の
記録の完了した場合(実施形態では、同図(c)に示す
ように、カード21に対する先端を搬入センサ11で検
出したときとしたが、実際にはK成分の記録が完了した
場合で十分である)、その次のカード22以降に対し
て、図2(d)に示すように印刷処理を行う。
【0016】以上の結果、印刷処理に伴うイメージデー
タの生成処理が間に合わない場合であっても、そのカー
ドに対しては逆搬送させている期間で逆順に記録するこ
とにより、時間ロスを最小限にできるようになり、且
つ、通常の印刷での高速印刷を維持させることも可能に
なる。
【0017】上記動作を実現する本実施形態の印刷シス
テムの構成を図1に示す。
【0018】図示において、1はシステム全体の制御を
司る制御部であり、CPU、BIOS等を記憶している
ROM、ワークエリアとして使用するRAMを含んでい
る。2はキーボード等の入力部であり、カードに印刷さ
せるための画像の編集等に使われる。3は外部記憶装置
であって、印刷しようといる情報を記憶保持したり、印
刷用画像の編集を行うためのアプリケーション等を記憶
している。制御部はこのアプリケーション等をRAMに
読み込みじっこうすることで、印刷すべき画像の作成等
を行う。5はモータドライバ、6は図2におけるベルト
30を搬送させるためのモータである。7K、7C、7
M、7Yはそれぞれタイマであって、不図示のクロック
信号をカウントし、セットされた値になった場合に制御
部1に対して割り込み信号を発生する。なお、符号中の
K、C、M、Yはそれぞれ色成分を示しており、7Kは
黒成分用のタイマを示している。これは以下でも同様で
ある。
【0019】8K〜8Yは、イメージ発生部であり、そ
れぞれ同じ構成をしている。たとえば、イメージ発生部
8Kは、その駆動指示を制御部1から受けた場合には、
印刷すべきデータを読み込み(この印刷すべきデータは
外部記憶部3等に記憶されているものとする)、そのデ
ータに従ってビットマップデータを発生し、内部のバッ
ファメモリに展開する。発生するビットマップデータと
しては、文字パターン、図形パターン等の他に写真等の
イメージデータ(この場合にはイメージデータを読み込
んでそのまま展開するだけで良い)等がある。文字パタ
ーンは、たとえば、外部記憶部3に記憶さているフォン
トファイル等から該当するアウトラインフォントデータ
を読み込み、そのデータに従って文字パターンを発生す
る。
【0020】なお、各イメージ発生部は、自身のバッフ
ァメモリ内への展開が完了すると、その旨を制御部1に
通知し、制御部1は通知を受け、各色成分毎の書込み完
了フラグ(RAM内に確保されている)をオンにする。
そして、このオンになっていることを検出することで、
制御部1は印刷すべきビットマップデータの展開が完了
しているか否かを判断する。フラグには各色成分毎に設
けられており、色成分と対応付ける意味で、以下ではフ
ラグK、C、M、Yという。また、制御部1内のRAM
にはエラーフラグも確保されている。このエラーフラグ
は、イメージ展開が間に合ったか否かを示すものであ
り、各色成分毎に設けられている。以下では、エラーフ
ラグK、C、M、Yと言う。
【0021】9K〜9Yはヘッド駆動部であって、制御
部1から所定の指示があると、各イメージ発生部内のバ
ッファメモリに展開されたビットマップデータを順次読
み取り、そのデータに従いヘッド10K〜10Yを駆動
する。
【0022】次に、上記構成における具体的な動作を以
下に説明する。なお、以下の説明において各カードに記
録すべき印刷データは既に外部記憶装置3に記憶されて
いるものとする。
【0023】先に説明した印刷シーケンスを、よりわか
りやすく示すと図3に示す通りである。
【0024】図示は、各色成分の記録ヘッドの駆動期間
を示しており、各駆動期間に相当する部分は、ヘッド駆
動部9K〜9Yがイメージ発生部8K〜8Y内のバッフ
ァメモリからデータを読み取り、ヘッドを駆動している
区間を示している。
【0025】ここでたとえば、各色成分の駆動期間の間
の非駆動期間が、イメージ展開に使用可能な時間になる
ことは理解できよう。つまり、この時間は、搬送速度と
下記記録媒体の間の距離によりもとめられる。
【0026】実施形態における制御部、イメージ発生
部、ヘッド駆動部は、このシーケンスになるよう動作す
ることになるが、ここで制御部1の動作について図5〜
図7のフローチャートに従って説明する。
【0027】図5は実施形態におけるK成分のイメージ
展開の監視タスクを示している。
【0028】まず、ステップS1で、フラグKがオフに
なるまで待機する。フラグKがオフになるのは、イメー
ジ発生部8KのバッファメモリにK成分のビットマップ
データが存在しない、或いは、既に印刷されており、次
のビットマップの展開可能状態であることを示すもので
ある。
【0029】従って、このフラグKがオフになっている
場合には、ステップS2に進み、次に印刷すべきデータ
を入力してイメージ発生部8Kに対してセットし、ステ
ップS3でイメージ発生部8Kに対してイメージ発生の
開始指示を与える。
【0030】これを受け、イメージ発生部8Kは、セッ
トされたデータに従い、自身のバッファメモリに対して
ビットマップデータの転送を開始する。
【0031】以上のタスク(図5)は、各色成分毎に同
時に実行されているものであるが、処理内容は同じであ
るので、その説明は省略する。
【0032】また、これ以降についても、各色成分につ
いては実質的に同じであるので、K成分について説明す
る。
【0033】図6は、イメージ発生部8Kからイメージ
展開の完了通知を受けた場合の処理を示している。ここ
通知を受けた場合には、制御部1に割り込み信号が発生
し、図示の通り、ステップS5でフラグKをオンにす
る。
【0034】また、図7はヘッド駆動部9Kに対して印
刷指示を行った後、その印刷が完了した場合に通知され
る信号を割り込み信号として動作する処理である。
【0035】ここでは、単純にフラグKをオフにするス
テップS7の処理があるだけである。
【0036】つまり、図5は常時動作しているものであ
り、図6ではK成分のイメージ展開が完了した場合にフ
ラグKをオンにし、図7ではK成分の印刷が完了した場
合にフラグKをオフにするものである。フラグKのオン
/オフが図5のステップS1の判定で使用されることに
なる。
【0037】なお、先に説明したように、他の色成分に
ついても図5〜図7と同様に動作している。
【0038】図8は、タイマ7Kから割り込み信号を受
信した際の処理を示している。タイマ7Kは、他の色成
分とは異なり、搬入センサ11によりカードの搬入を検
出した際にカウンタをリセットされ、カードがヘッド1
0Kによる記録位置に到達する時期になった場合に割り
込み信号を発生する。
【0039】つまり、この割り込み信号は、K成分の印
刷開始時期を通知する信号と考えてもよい。
【0040】さて、この割り込み信号を受けると、ステ
ップS11でフラグKがオンになっているか否かを判断
する。フラグKがオンになっているというのは、K成分
の印刷すべきビットマップイメージの展開処理が完了し
ていることになるわけであるから、ステップS12に進
み、K成分の印刷を開始させる。すなわち。ヘッド駆動
部9Kに対して印刷を指示する信号を出力する。
【0041】そして、このK成分に対する印刷開始指示
を行うと共に、ステップS13で次に印刷すべきC成分
のタイマ7Cをリセットさせる。
【0042】以上の結果、K成分に対する印刷が行われ
ることになり、その印刷が完了するとヘッド駆動部9K
はその旨を制御部に通知することで、図7のフローチャ
ートが起動され、フラグKがリセットされ、次のK成分
の印刷データに基づくビットマップの開始環境が整うこ
とになる。
【0043】一方、ステップS11の判断で、フラグK
がオフにままであると判断した場合には、K成分の印刷
開始時期になったにもかかわらず、K成分のビットマッ
プイメージ展開が完了していない(完了していれば図6
の処理が実行されるはずである)ことを意味するから、
ステップS14でK成分のエラーフラグをオンにし、本
処理を終える。
【0044】なお、ステップS13において、C成分の
タイマがリセットされることで、K成分の記録開始時点
から適当な時間(カードがC成分のヘッドによる記録位
置に到達した時)に割り込み信号が発生するようにな
る。
【0045】この結果、C成分の印刷時期になると、タ
イマ7Cから割り込み信号を受けることになるが、この
場合の処理は、図8のステップS13を除く各ステップ
における「K」を「C」として動作し、ステップS13
ではM成分のタイマをリセットする。
【0046】この結果、今度はM成分の割り込みが発生
するようになるが、ここでも同じように動作するもの
の、ステップS13ではY成分のタイマ7Yをリセット
させる。
【0047】そして、最後のY成分のタイマ割り込みに
よる処理では、ステップS13の処理をない。
【0048】以上の結果、搬入センサ11によってカー
ドが搬入されてから、そのカードがK成分の記録時期に
なると割り込み信号が発生し、K成分の記録開始される
と共に、次のC色成分の割り込みの準備をセットする。
以下、これが下位の処理に順次波及していくことなる。
【0049】図9は制御部1のメイン処理を示してい
る。
【0050】ステップS21で各イメージ展開タスク
(図5に示す処理)を起動させる。電源投入時では、フ
ラグK〜Yはオフに設定されているので、これによって
各イメージ発生部8K〜8Yはそれぞれ自身のバッファ
メモリ内にビットマップ展開を行なうことになるが、一
旦展開が完了すると、印刷完了によるフラグがリセット
されることがないので、ステップS1をループすること
になる。
【0051】さて、上記のように各展開タスクを起動さ
せると、次に処理はステップS22に進み、搬入センサ
11によるカードの先頭を検出したか否かを判断する。
カードの搬入を検出しない場合には、ステップS24に
進み、エラーフラグがオンになっているかを判断し、オ
ン状態になっていないと判断した場合には、ステップS
22、S24をループすることになる。
【0052】このループにおいて、搬入センサ11から
カードの搬入が検出されると、処理はステップS22か
らステップS23に進み、K成分のタイマ7Kをリセッ
トさせ、駆動を開始させる。
【0053】この結果、カードがK成分のヘッドの記録
位置まで搬送されると、先に説明したようにK成分の記
録が開始され、それがトリガになってC成分のタイマが
起動され、以下、連鎖的に記録が行われていく。
【0054】正常な印刷過程では、上記のステップS2
2、ステップS24の判定をループしている最中に、カ
ードの搬送速度に依存する割合で、ステップS23が実
行されることになる。
【0055】ここで、ある色成分のエラーフラグがオン
になると、処理はステップS24からステップS25に
移ることになる。
【0056】ステップS25では、エラーフラグがオン
になっているヘッド駆動部を停止させる。すなわち、こ
の時点で印刷を行わせても、既に印刷すべき位置を過ぎ
てしまっているからである。
【0057】そして、ステップS26に進んで、印刷不
能となったカードの前に位置していたカードに対する印
刷が完了し、その排出が終了するまで待つ。
【0058】そして、ステップS27では、印刷不能に
なったカードに対する各色成分毎のイメージ発生が完了
したかをフラグK〜Yをモニタすることで判断し、それ
を待つ。
【0059】各色成分についてのイメージデータの展開
完了をすると、処理はステップS28に進み、印刷不能
になったカードの後端が排出センサ12で検出されたの
を確認し、今度は搬送ベルト30を逆回転させるべくモ
ータドライバ5を駆動し、印刷不能となったカードに対
して今度は逆順、つまり、Y、M、C、Kの順番で印刷
を行わせる。ただし、各ヘッド駆動部9K〜9Yは、各
イメージ発生部内のバッファメモリの最下ラインから読
み込むように動作する。この指示が制御部1から行うも
のである。
【0060】そして、その印刷が完了したことをステッ
プS29で判定したら、処理はステップS21に戻り、
本来の印刷処理に復帰する。
【0061】図4は逆搬送印刷から正常印刷処理に戻る
シーケンスを示している。なお、図示では、逆搬送で全
ての成分について印刷を行うように示しているが、間に
合わなかった色成分だけの印刷を行わないのであれば、
エラーフラグがオンになった色成分についてのみ行うよ
うにすればよい。
【0062】なお、上記実施形態では、各色成分のイメ
ージ発生部内のバッファメモリに対して印刷中は読み取
り専用、展開中は書込み専用に割り当てたが、たとえば
印刷処理時には1ライン単位に印刷済みの空きエリアが
発生するから、この空きエリアに対して次の印刷データ
に基づくビットマップ展開を行わせてもよい。この場合
には、望ましくはバッファメモリはデュアルポートメモ
リが望ましいが、普通のメモリであっても、読み込みと
書込みを調停する回路を設けることでも実現できる。こ
の結果、イメージ展開可能時間は、上記実施形態に対し
てカード1枚の搬送方向の長さ分だけ追加されることに
なり、印刷処理を更に早くしても良くなる。
【0063】なお、上記実施形態では、印刷システムと
して説明したが、実施形態の上記動作を行う印刷装置
と、印刷すべき情報を作成する装置とを別個にしてもよ
い。
【0064】すなわち、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、
プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1
つの機器からなる装置(例えば複写機、ファクシミリ
等)に適用しても良い。
【0065】また、本発明の目的は、上述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、その
システム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出
して実行することによっても、達成されることは言うま
でのもない。
【0066】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0067】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
【0068】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって
実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言う
までもない。
【0069】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行な
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、連
続して搬送される記録媒体上に高速に印刷させることが
できると共に、極度に複雑な印刷データがあったとして
も、時間を有効に活用して印刷するので、全体としての
スループットの低下を最小限に抑えることが可能にな
る。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における印刷システムのブロック構成
図である。
【図2】実施形態における印刷動作を示す図である。
【図3】実施形態における正常な印刷時におけるシーケ
ンスを示す図である。
【図4】実施形態における逆搬送時の印刷処理から正常
な印刷処理に移り変わる際のシーケンスを示す図であ
る。
【図5】実施形態におけるイメージ展開タスクの動作内
容を示すフローチャートである。
【図6】実施形態におけるイメージ展開完了通知を受け
た場合の動作処理内容を示すフローチャートである。
【図7】実施形態における印刷完了通知を受けた場合の
動作処理内容を示すフローチャートである。
【図8】実施形態におけるタイマ割り込みの処理内容を
示すフローチャートである。
【図9】実施形態における制御部のメイン処理を示すフ
ローチャートである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次搬送されてくる記録媒体上に、印刷
    データに基づくビットマップデータを生成し、当該生成
    したビットマップデータに基づいて印刷を行う印刷装置
    であって、 ビットマップ展開が印刷時期に間に合うか否かを監視す
    る監視手段と、 該監視手段で間に合わないと判定した場合、当該印刷対
    象であった記録媒体に対する印刷を一時的に中止し、従
    前の記録媒体への印刷が完了するまで待つことで、ビッ
    トマップ展開にかかる時間を稼ぎ、前記従前の記録媒体
    への印刷が完了し、注目記録媒体に対するビットマップ
    展開が完了したのを受けて逆搬送させ、逆方向での印刷
    を行わせ、その印刷が完了した場合に、順方向に基づい
    て印刷を継続させる制御手段とを備えることを特徴とす
    る印刷装置。
  2. 【請求項2】 印刷方式はインク液滴を吐出するインク
    ジェットプリンタであることを特徴とする請求項第1項
    に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷装置には、前記印刷媒体の幅を
    有する、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの固定
    されたヘッドが設けられていることを特徴とする請求項
    第1項に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 順次搬送されてくる記録媒体上に、印刷
    データに基づくビットマップデータを生成し、当該生成
    したビットマップデータに基づいて印刷を行う印刷装置
    の制御方法であって、 ビットマップ展開が印刷時期に間に合うか否かを監視す
    る監視工程と、 該監視工程で間に合わないと判定した場合、当該印刷対
    象であった記録媒体に対する印刷を一時的に中止し、従
    前の記録媒体への印刷が完了するまで待つことで、ビッ
    トマップ展開にかかる時間を稼ぎ、前記従前の記録媒体
    への印刷が完了し、注目記録媒体に対するビットマップ
    展開が完了したのを受けて逆搬送させ、逆方向での印刷
    を行わせ、その印刷が完了した場合に、順方向に基づい
    て印刷を継続させる制御工程とを備えることを特徴とす
    る印刷装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 印刷方式はインク液滴を吐出するインク
    ジェットプリンタであることを特徴とする請求項第4項
    に記載の印刷装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記印刷装置には、前記印刷媒体の幅を
    有する、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの固定
    されたヘッドが設けられていることを特徴とする請求項
    第4項に記載の印刷装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータが読出し、実行すること
    で、順次搬送されてくる記録媒体上に、印刷データに基
    づくビットマップデータを生成し、当該生成したビット
    マップデータに基づいて印刷を行わせることを可能にす
    るプログラムを格納した記憶媒体あって、 ビットマップ展開が印刷時期に間に合うか否かを監視す
    る監視工程のプログラムコードと、 該監視工程で間に合わないと判定した場合、当該印刷対
    象であった記録媒体に対する印刷を一時的に中止し、従
    前の記録媒体への印刷が完了するまで待つことで、ビッ
    トマップ展開にかかる時間を稼ぎ、前記従前の記録媒体
    への印刷が完了し、注目記録媒体に対するビットマップ
    展開が完了したのを受けて逆搬送させ、逆方向での印刷
    を行わせ、その印刷が完了した場合に、順方向に基づい
    て印刷を継続させる制御工程のプログラムコードとを備
    えることを特徴とする記憶媒体。
JP16476597A 1997-06-20 1997-06-20 印刷装置及び方法 Withdrawn JPH1110962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16476597A JPH1110962A (ja) 1997-06-20 1997-06-20 印刷装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16476597A JPH1110962A (ja) 1997-06-20 1997-06-20 印刷装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1110962A true JPH1110962A (ja) 1999-01-19

Family

ID=15799510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16476597A Withdrawn JPH1110962A (ja) 1997-06-20 1997-06-20 印刷装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1110962A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005262734A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Noritsu Koki Co Ltd プリンタ
JP2005262735A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Noritsu Koki Co Ltd プリンタ
US7949279B2 (en) 2008-06-18 2011-05-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and control method thereof

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005262734A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Noritsu Koki Co Ltd プリンタ
JP2005262735A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Noritsu Koki Co Ltd プリンタ
JP4492163B2 (ja) * 2004-03-19 2010-06-30 ノーリツ鋼機株式会社 プリンタ
US7949279B2 (en) 2008-06-18 2011-05-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and control method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05254185A (ja) プリンタ装置
JP3156927B2 (ja) 両面印刷機能をもつプリンタ及び両面印刷制御装置
JPH1110962A (ja) 印刷装置及び方法
EP0976568B1 (en) Printing apparatus, method of resetting it, and storage medium
JPH0250865A (ja) 印刷装置
JP3432105B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法
JP3083251B2 (ja) ページプリンタ
JPH02239058A (ja) 両面印刷装置
JPH11232056A (ja) プリントシステム、処理装置、プリンタ、及び処理装置を動作させるプログラムを記憶した記憶媒体
JP2009073131A (ja) 印刷装置
JP2004082345A (ja) 印字装置
JP2007021901A (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2877607B2 (ja) データ出力制御方法
JP2007021902A (ja) 印刷装置および印刷方法
JPS6321178A (ja) プリンタ制御装置
JPH0220358A (ja) 印字装置
JPH09188015A (ja) 印刷装置及び印刷制御方法
JP2000335049A (ja) 印刷装置、排紙制御方法及び記憶媒体
JP2745514B2 (ja) プリンタ制御装置
JPH02116571A (ja) 印刷装置
JP2005149211A (ja) データ記録装置およびデータ書き換え方法
JPH106574A (ja) 画像処理装置及びその方法及び媒体
JPH11221929A (ja) 印刷装置およびその方法
JP2859976B2 (ja) 印刷装置
JP2002137460A (ja) 印刷システムおよび記憶制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040907