JP2007021902A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 RF−ID素子への情報の書き込みと、該RF−ID素子を有する記録媒体への印刷とが可能な印刷装置において、誤ってセットされた非RF−ID記録媒体が印刷されるのを回避する。
【解決手段】 媒体に付加されたRF−ID素子に情報の書き込みを行うかを判断する工程と(ステップS1020)、情報の書き込みを行うと判断された場合に、該RF−ID素子に情報を書き込む工程(ステップS1009)と、媒体に情報を印刷する工程(ステップS1011)と、媒体への印刷が指示された場合であって、ステップS1020において書き込みを行わないと判断された場合に、該媒体にRF−ID素子が付加されているか否かを判断する工程(ステップS1021)と、RF−ID素子が付加されていると判断された場合に、所定の報知を行う工程(ステップS1008)とを備える。
【選択図】 図10

Description

本発明は、例えば集積回路チップとアンテナとを備えたRF−ID(Radio Frequency IDentification)素子等、無線通信素子を有する媒体に対して、情報の書き込みを行うことが可能な印刷装置および該印刷装置における印刷方法に関するものである。
従来、非接触で情報の書き込み/読み出しが可能である集積回路チップと通信アンテナを備えたRF−ID素子が開発されている。通常、RF−ID素子は、ラベル紙、タグ紙、カット紙、プラスチックカード等の記録媒体に内蔵されている。記録媒体に内蔵されているRF−ID素子に対して情報の書き込み/読み出しを行う場合は、RF−ID素子と通信を行う「RF−ID通信ドライバ」を内蔵しているRF−ID通信装置を使用し、RF−ID通信ドライバを駆動すると共に記録媒体に内蔵されているRF−ID素子と通信を行うことで、RF−ID素子に対して情報の書き込み/読み出しを行っている。
さらに近年は、RF−ID通信ドライバを内蔵し、RF−ID素子に情報を書き込むと同時に、RF−ID素子内蔵の記録媒体の表面に印刷を行う印刷装置が開発されている。
図1は従来例のRF−ID通信ドライバ内蔵の、長尺ラインヘッドを用いたインクジェット方式ラベル印刷装置(以下、印刷装置)とパーソナルコンピュータ(以下、PC)とを接続したシステムの外観構成を示す図である。印刷装置100とPCの制御装置102はプリンタケーブル101で接続されており、PCの制御装置102はRF−ID素子に書き込む為の情報(書き込みブロック番号と書き込みデータ等)や、記録媒体表面に印刷する為の情報等を、制御コマンドとしてプリンタケーブル101に出力する制御を行う。尚、図中103はPCのディスプレイ、104はPCのキーボード、105はPCのマウスである。
図13は従来例で使用する制御装置の電気的なブロック図である。制御装置102は、全体を制御するCPU(Central Processing Unit)1300、CPUがプログラムを実行するための記憶領域であるRAM1301、プログラムを保存しておくHDD1302、ディスプレイ出力情報の処理を行うビデオコントローラ1303、印刷装置100と通信を行うためのプリンタインターフェース1306、マウスと通信を行うためのマウスインターフェース1305、キーボードと通信を行うためのキーボードインターフェース1304から構成される。
また、HDD1302内にはPC全体を制御するプログラムであるOSや、記録媒体表面に印刷するための情報やRF−ID素子に書き込む為の情報を作成するアプリケーションプログラムや、当該情報を制御コードに変換してプリンタインターフェース1306から出力するプログラムであるプリンタドライバが格納されていおり、これらの制御プログラムは、CPU1300により実行される。
図2は上記図1に示した従来例の印刷装置100の側面断面図である。印刷装置100は、ラベル紙204がセットされる給紙部205、RF−ID素子に書き込むための情報を書き込むための通信アンテナ207、ラベル紙204に貼付されたラベルの位置検出用のTOF(Top Of Form)センサ209等を備えている。印刷指示が発生すると印刷ジョブが開始され、給紙部205にセットされているラベル紙204を、搬送ローラ202を回転させることで搬送ベルト203上を搬送させ、TOFセンサ209でラベル紙204の先端を検知する。
ラベルに内蔵されているRF−ID素子に情報の書き込みを行う場合は、書き込みデータを通信アンテナ207により書き込む。TOFセンサ209でラベル紙204の先端を検知した状態において、TOFセンサ209で先端が検知されているラベル内のRF−ID素子は、通信アンテナ207の下部に位置するようにラベル内に内蔵されている。更にラベル紙204を搬送させ、画像を形成するインクジェット記録ヘッド201により、搬送ベルト203上を搬送されているラベルの表面にインクを吹き付けて印刷を行う。印刷済みのラベル紙204は、排紙口に取り付けられているカッタ208によりカットされ、未印刷のラベル紙204は、先頭のラベルがTOFセンサ209より上流に位置するまで搬送ローラ202を逆回転させることでバックフィードが行われる。これにより、印刷ジョブが終了する。
図3(a)は書き込みデータを書き込む前のRF−ID素子のメモリマップであり、図3(b)は、印刷装置100の通信アンテナ207とRF−ID素子との通信シーケンスであり、図3(c)は図3(a)のRF−ID素子に対して図3(b)の通信シーケンスにより書き込みデータを書き込んだ後のRF−ID素子のメモリマップである。RF−ID素子のメモリは4バイト単位のブロックとなっており、ブロック単位でアクセスを行う。RF−ID素子に書き込みデータを書き込む場合、PCは印刷装置100に対して制御コマンドで「書き込み先頭ブロック番号」と「書き込みデータ」とを指定することで、印刷装置100はRF−ID素子に対して通信アンテナ207を使用して識別コード(データ書き込み)300と、書き込みブロック番号301と書き込みデータ302を指示してブロック単位にデータを書き込む。本図は、「ブロック0」から、書き込みデータ16Byte(4ブロック分)303を書き込んだ例である。
特開2003−178271号公報
ここで、上記従来の印刷装置の場合、印刷対象となる媒体がRF−ID素子を内蔵していない非RF−ID記録媒体であった場合には、RF−ID素子に対するアクセスを行わずに印刷処理を行うこととしていた。
このため、非RF−ID記録媒体に対して印刷を行う際に、誤ってRF−ID記録媒体をセットしてしまった場合でも正常に印刷動作が行われてしまい、無駄にRF−ID記録媒体を使用してしまっていた。
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、無線通信素子への情報の書き込みと、記録媒体への印刷とが可能な印刷装置において、無線通信素子を有していない記録媒体に印刷を行うにあたり、誤って無線通信素子を有している記録媒体をセットしてしまった場合でも、当該無線通信素子を有している記録媒体にそのまま印刷が実行されてしまうことを回避する。
上記の目的を達成するために本発明に係る印刷装置は以下のような構成を備える。即ち、
媒体に付加されたRF−ID素子に情報の書き込みを行うか否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段において、RF−ID素子に情報の書き込みを行うと判断された場合に、該RF−ID素子に情報を書き込む書込手段と、
媒体に情報を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段による媒体への印刷が指示された場合であって、前記第1の判断手段において、RF−ID素子に情報の書き込みを行わないと判断された場合に、該媒体にRF−ID素子が付加されているか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段において、前記媒体にRF−ID素子が付加されていると判断された場合に、所定の報知を行う報知手段とを備える。
本発明によれば、無線通信素子への情報の書き込みと、記録媒体への印刷とが可能な印刷装置において、無線通信素子を有していない記録媒体に印刷を行うにあたり、誤って無線通信素子を有している記録媒体をセットしてしまった場合でも、当該無線通信素子を有している記録媒体にそのまま印刷が実行されてしまうことを回避することができる。
以下、本発明の各実施形態について、添付図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
<記録媒体>
図4(a)は第1の実施形態にかかる印刷装置の処理対象であるRF−ID素子内蔵のラベル紙を示す斜視図、図4(b)はラベル紙の一部を拡大した上面図である。ラベル紙400はロール状に巻かれており、台紙401上に複数枚のラベル402が長手方向へ所定間隔で貼り付けられた状態に構成されている。ラベル紙400への印刷時には、ラベル402の先端に余白407をあけて、印刷範囲406に印刷が行われる。TOF(Top Of Form)センサで検知するのはラベル402の先端部405であり、ラベル402の先端部405から距離404の場所にRF−ID素子403が内蔵されている。
<RF−ID素子のメモリマップ>
図5は第1の実施形態にかかる印刷装置において情報の書き込みが行われるRF−ID素子のメモリマップである。RF−ID素子は128バイト(32ブロック×4バイト)のメモリを有し、4バイト単位のブロックとなっており、ブロック単位でアクセスを行う。
<印刷装置のハードウェア構成>
図6は第1の実施形態にかかる、RF−ID通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用いたインクジェット方式ラベル印刷装置(以下「印刷装置」)の概略を示す構成図である。印刷装置は、ラベル紙400に画像を形成する記録ヘッド600、ラベル紙400の位置検出用のTOFセンサ601、ラベル紙400を搬送するための搬送ローラ602、搬送ベルト603、ラベル紙400をカットするカッタ604、ラベル紙400に内蔵されたRF−ID素子403に情報を書き込むための通信アンテナ608、印刷装置に対する記録媒体(ラベル紙)の着脱を検出する記録媒体着脱検出センサ610等を備えている。
印刷装置には、RF−ID素子が内蔵されているラベル紙400がセットされる。印刷指示が発生すると印刷ジョブが開始され、ラベル紙400を、搬送ローラ602を回転させることで搬送ベルト603上を搬送させ、TOFセンサ601でラベル402の先端を検知すると、ラベル紙400に内蔵されているRF−ID素子403に情報を書き込む処理を実行する。更に、ラベル紙400を、TOFセンサ601でラベル402の先端を検知した位置より、TOFセンサ601から記録ヘッド600までの距離609(以下、「記録ギャップ」)とラベルの先端余白407とを加算した距離分搬送させた後、印刷処理を開始する。
印刷済みのラベル紙400は、印刷装置の排紙口に取り付けられているカッタ604によりカットされる。印刷済みのラベル紙400のカット後、未印刷のラベル紙400は、先頭のラベルがTOFセンサ601より上流に位置するまで搬送ローラ602を逆回転させることでバックフィードを行う。これにより、印刷ジョブが終了する。また、記録媒体着脱検出センサ610により、記録媒体であるラベル紙400が交換されたことを検出することが可能である。
<制御コマンドの構造>
図7、図8は第1の実施形態にかかる印刷装置に対しPCから送信される制御コマンドの構造を示す図である。制御コマンドとしては、印刷する連続紙の種類等を設定する用紙設定コマンド700、印刷データの基準となる設定が存在するフォーマットコマンド701、データコマンドの属性を示す属性部702、703、704、データコマンドのデータ部705、印刷データの終了を示しジョブを開始するジョブ開始コマンド706が存在し、それらのコマンドは印刷コマンド転送例707(図8参照)のように出力される。ラベル紙に内蔵されているRF−ID素子に書き込む場合は先頭ブロック番号及び書き込みデータを、RF−IDコマンド704により指定し、RF−ID素子に書き込みを行わない場合はRF−IDコマンド704を送信しない。
<印刷装置の機能構成>
図9は第1の実施形態にかかる印刷装置の電気的な構成を示す簡易ブロック図である。印刷装置は、MPU(Micro Processing Unit)900、プログラムROM901、RAM902、CGROM(Character Generator ROM)903、VRAM(Video RAM)904、インタフェースドライバ905、操作パネルキー918、TOFセンサ601、記録媒体着脱検出センサ610、入力ポート919、出力ポート910、搬送モータドライバ911、搬送モータ912、給紙モータドライバ913、給紙モータ914、カッタモータドライバ915、カッタモータ916、操作パネルLED917、LCDドライバ920、操作パネルLCD921、ヘッド駆動回路906、記録ヘッド600、RF−ID通信ドライバ908、通信アンテナ608を備えている。
MPU900は、プログラムROM901に格納された制御プログラムを実行し、PCからの制御コマンドをインタフェースドライバ905を制御することで受信する。また、MPU900は、PCから受信した制御コマンドのうち、用紙設定コマンド700やフォーマットコマンド701の各種設定値はRAM902に記憶し、イメージコマンド703のイメージデータはVRAM904に展開し、キャラクタコマンド702のキャラクタデータはCGROM903より該当するビットマップデータを読み出しVRAM904に展開し、RF−IDの先頭ブロック番号やRF−IDデータはRAM902に記憶する。また、MPU900は、出力ポート910を介して各種パルスモータドライバ911、913、915を制御することで、搬送モータ912、給紙モータ914、カッタモータ916を駆動し、操作パネルLED917やエラー通知用LEDの点灯/消灯も制御する。
また、MPU900は、K(ブラック)の記録ヘッド600に関してはヘッド駆動回路906を制御することにより駆動する。更に、MPU900は、RF−ID通信(ラベル紙に内蔵されているRF−ID素子との通信)に関しては、RF−ID通信ドライバ908を制御することにより通信アンテナ608を介して行い、RF−ID素子へのデータの読み込みや、書き込みをRF−ID通信により行う。TOFセンサ601や、操作パネルキー918や、記録媒体着脱検出センサ610は、入力ポート919を介してMPU900に接続されている。なお、操作パネルに装着されている液晶表示部の操作パネルLCD921に関しては、LCDドライバ920を制御することにより駆動する。
図12は第1の実施形態にかかる印刷装置の操作パネルを示す図である。操作パネルは、印刷中止ボタン918、エラー通知用LED917、メッセージ表示用の操作パネルLCD921を備えている。
<印刷装置における処理の流れ>
次に、上記の如く構成された印刷装置における動作を図10・図11を参照しながら詳細に説明する。
図10は印刷装置の印刷ジョブを示すフローチャートである。かかるフローチャートに対応する制御プログラムがプログラムROM901に記憶されている。本処理は印刷装置のMPU900がROM901に記憶されている制御プログラムに基づき印刷装置各部を制御することで実行される。
印刷装置がPCより制御コマンド受信を開始すると、本処理が起動される。先ず、データ展開処理により、各種印刷データをVRAM904に展開し、各種設定値や書き込みデータをRAM902に記憶する(ステップS1000)。次に、RAM902上に存在する領域B(記録起動パルス数)に「記録ギャップ609+先端余白407」の値を記憶する(ステップS1002)。
TOFセンサ601でラベルの先端を検知するまで、搬送モータ912を1パルスずつ駆動し(ステップS1003)、TOFセンサ601でラベルの先端を検知すると(ステップS1004でYES)、用紙設定コマンド−用紙種類(700)にて、対象媒体としてRF−ID素子が内蔵されている媒体が指定されているか否かを判断し(ステップS1020)、RF−ID素子が内蔵されている媒体が指定されている場合は(ステップS1020でYES)ステップS1009へ分岐する。
RF−ID素子が内蔵されている媒体が指定されていない場合は(ステップS1020でNO)ステップS1021へ進み、搬送されてきた媒体がRF−ID素子を内蔵しているか否かの判断をし、RF−ID素子が内蔵されていなければ(ステップS1021でNO)ステップS1005へ分岐する。RF−ID素子が内蔵されている場合は、エラー処理(搬送モータ912を停止/操作パネルのエラー通知用LEDを点灯)を実行し(ステップS1008)、本処理を終了する。
RF−ID素子への書き込み指示がある場合はRF−ID素子に書き込みデータを書き込む(ステップS1009)。RF−ID素子へのデータの書き込み処理が異常終了した場合は(ステップS1002でNO)、エラー処理(搬送モータ912を停止/操作パネルのエラー通知用LEDを点灯)を実行し(ステップS1008)、本処理を終了する。RF−ID素子へのデータの書き込み処理が正常終了した場合は(ステップS1002でYES)、RAM902上に存在する領域C(駆動ステップ数)に「0」を代入する(ステップS1005)。
更に、搬送モータ912を1パルスずつ駆動し(ステップS1006)、1パルス駆動する毎に上記領域Cの値をインクリメントする(ステップS1007)。上記領域Cの値が上記領域Bの値以上の時に(ステップS1010でYES)、1ラスタ印刷処理を実行する(ステップS1011)。上記処理を設定枚数分繰り返し(ステップS1012)、設定枚数分終了すると(ステップS1013でYES)、排紙処理により印刷済みのラベル紙を印刷装置の排紙口に取り付けられているカッタ604により切断し、未印刷のラベル紙を所定パルス数(TOFセンサ601からカッタ604までの距離分)だけバックフィードする(ステップS1014)。
次に、RF−ID素子への書き込み処理(ステップS1009)動作を図11を参照しながら詳細に説明する。図11はRF−ID素子への書き込み処理を示すフローチャートである。かかるフローチャートに対応する制御プログラムがプログラムROM901に記憶されている。本処理は印刷装置のMPU900がROM901に記憶されている制御プログラムに基づき印刷装置各部を制御することで実行される。
記録媒体に内蔵されたRF−ID素子が所定の位置(通信アンテナ608の下)に搬送されると、本処理が起動される。先ず、RAM902上に存在する領域Y(先頭ブロック番号)に「0」を代入する(ステップS1100)。次に、RF−ID素子のブロック番号Yのデータを読み出し、RAM902上に存在する1ブロック分のバックアップ領域に退避する(ステップS1101)。
次に、ブロック番号Yの全領域にテストデータ(55h)を書き込む(ステップS1102)。次に、ブロック番号Yのデータを読み出し(ステップS1103)、ブロック番号Yの全領域とテストデータ(55H)と比較し(ステップS1104)、テストデータ(55H)と異なるデータが存在する場合(ステップS1104でNO)は、異常終了する。ブロック番号Yの全領域とテストデータ(55H)が同一ならば(ステップS1104でYES)、次に、テストデータを変更(AAH)して、同様に再度メモリチェックを行う(ステップS1105〜S1107)。
メモリチェックが正常終了(ステップS1107でYES)ならば、RAM902上に存在する1ブロック分のバックアップ領域に退避していたデータをブロック番号Yの領域に書き込む(ステップS1108)。次に、ブロック番号のYをインクリメント(ステップS1109)し、全てのブロックのメモリチェックが正常に終了した(ステップS1110でYES)場合は、RAM902に記憶されているブロック番号から書き込みデータをブロック単位でRF−ID素子へ書き込む(ステップS1111)。
以上説明したように、本実施形態によれば、通信アンテナを介して媒体に内蔵されたRF−ID(Radio Frequency Identification)素子へ情報を書き込み、媒体に印刷する印刷装置において、RF−ID素子が内蔵されていない媒体が指定された場合には、RF−ID素子が内蔵されていないことを確認した後、印刷処理を行うことにより、RF−ID素子が内蔵されている媒体が誤って印刷処理されることを防ぐことが可能となる。
[他の実施形態]
上記第1実施形態では、長尺ラインヘッドを用いたインクジェット方式ラベル印刷装置を例に説明したが、情報の書き込み/読み出しが可能なRF−ID素子との通信機能を有する印刷装置であれば、特に限定されるものではない。
例えば、記録媒体としてのプラスチックカード、カット紙等に内蔵されたRF−ID素子と通信を行うRF−ID通信ドライバ内蔵のカード印刷装置や、記録媒体としてのインクリボン等に内蔵されたRF−ID素子と通信を行うRF−ID通信ドライバ内蔵の熱転写方式の印刷装置などであってもよく、その印刷方式に限定されるものではない。
また、印刷装置は、記録媒体に内蔵されているRF−ID素子に情報を書き込む装置や、記録媒体に内蔵されているRF−ID素子より情報を読み出す装置を有してさえいればよく、RF−ID通信装置の種類について限定されるものではない。
また、通信アンテナの位置は、ヘッド上流の記録媒体の上側に限らず、通信アンテナは、ヘッドの上流の下側、ヘッドの下(記録媒体の下側)、ヘッドの下流の上側、ヘッドの上流の下側に設けても良い。
また、使用するRF−ID素子より、RF−ID素子に通信可能なRF−ID通信ドライバを取り替え、使用するRF−ID素子によりメモリチェックの方法や、メモリチェックを実行する容量等を変更しても良い。
また、1種類のRF−ID素子に限らず、複数種類のRF−ID素子に通信可能なRF−ID通信ドライバを設け、使用するRF−ID素子によりメモリチェックの方法や、メモリチェックを実行する容量等を変更しても良い。
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
従来例のRF−ID通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用いたインクジェット方式ラベル印刷装置とパーソナルコンピュータとを接続したシステムの外観構成を示す図である。 従来例の印刷装置の側面断面図である。 従来のRF−ID素子のメモリマップ、通信シーケンスの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる印刷装置における処理対象である、RF−ID素子内蔵のラベル紙を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる印刷装置における処理対象である、RF−ID素子のメモリマップを示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる、RF−ID通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用いたインクジェット方式ラベル印刷装置の概略を示す構成図である。 本発明の第1の実施形態にかかる印刷装置に対しPCより送信される制御コマンドの構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる印刷装置に対しPCより送信される制御コマンドの構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる印刷装置の電気的な構成を示す簡易ブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかる印刷装置の印刷ジョブを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態にかかる印刷装置における、RF−ID書き込み処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態にかかる印刷装置の操作パネルを示す図である。 従来例で使用する制御装置の電気的なブロック図である。
符号の説明
100 記録装置
204 ラベル紙
207 通信アンテナ
209 TOFセンサ
400 ラベル紙
401 台紙
402 ラベル
403 RF−ID素子

Claims (8)

  1. 媒体に付加されたRF−ID素子に情報の書き込みを行うか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段において、RF−ID素子に情報の書き込みを行うと判断された場合に、該RF−ID素子に情報を書き込む書込手段と、
    媒体に情報を印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段による媒体への印刷が指示された場合であって、前記第1の判断手段において、RF−ID素子に情報の書き込みを行わないと判断された場合に、該媒体にRF−ID素子が付加されているか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段において、前記媒体にRF−ID素子が付加されていると判断された場合に、所定の報知を行う報知手段と
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第1の判断手段は、媒体にRF−ID素子が付加されているか否かを示す媒体情報に基づいて、情報の書き込みを行うか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記媒体情報は、前記印刷装置と通信可能に接続される外部装置より受信することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記媒体情報は、前記印刷装置が備える操作パネルを介して入力されることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記媒体には、台紙に複数枚のラベルが貼付されたラベル紙、TOFマークを有する連続紙、カット紙、プラスチックカードが含まれることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  6. 媒体に付加されたRF−ID素子に情報の書き込みを行うか否かを判断する第1の判断工程と、
    前記第1の判断工程において、RF−ID素子に情報の書き込みを行うと判断された場合に、該RF−ID素子に情報を書き込む書込工程と、
    媒体に情報を印刷する印刷工程と、
    前記印刷工程による媒体への印刷が指示された場合であって、前記第1の判断工程において、RF−ID素子に情報の書き込みを行わないと判断された場合に、該媒体にRF−ID素子が付加されているか否かを判断する第2の判断工程と、
    前記第2の判断工程において、前記媒体にRF−ID素子が付加されていると判断された場合に、所定の報知を行う報知工程と
    を備えることを特徴とする印刷方法。
  7. 請求項6に記載の印刷方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  8. 請求項6に記載の印刷方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
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JP2010026397A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Oki Data Corp 媒体搬送装置、印刷媒体、画像形成装置、及び画像形成方法
JP2020108931A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 サトーホールディングス株式会社 プリンタ、プリンタの制御方法、及びプログラム

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