JP4261852B2 - 通信装置、通信システム、記録装置、記憶媒体、記録システム、及び記録媒体発行システム - Google Patents

通信装置、通信システム、記録装置、記憶媒体、記録システム、及び記録媒体発行システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、媒体に付属しているメモリとアンテナを含む無線通信素子を備えた例えば、RF-ID素子に対して、非接触で情報を書き込むことが可能な通信装置、通信システム、記録装置又は、記録システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、非接触で情報を書き込み/読み出し可能である集積回路チップとアンテナを備えたRF-ID(Radio Frequency Identification)素子が開発されており、数十円〜数百円/個とコストが高いが、非接触で読み書き可能という利点を生かして、カット紙、ラベル紙、タグ紙、プラスチックカード等の媒体に付属されて使用されている。
【0003】
RF-ID素子はセキュリティー性が高い為、高付加価値な情報を書き込む用途に使用される場合が多く、RF-IDを内蔵した媒体を発行する場合には、不具合等が発生しないように媒体を発行した発行履歴を保存し、管理を厳重に行なう必要がある。
【0004】
従来は、RF-ID素子に書き込む情報を作成するホスト上のアプリケーションソフトが「実行したファイル名」や「発行日時」等の情報を履歴ファイルとしてメモリに記憶した後、RF-ID素子に書き込む情報をRF-ID素子に書き込むことが可能な装置に送信し、RF-ID情報を書き込むことが可能な装置はRF-ID素子に書き込む情報を受信し、装置にセットされている媒体をRF-IDアンテナの下部まで搬送させて、媒体に内蔵しているRF-ID素子に情報を書き込み、装置外へ排出して発行していた。
(例えば特許文献1参照)
【特許文献1】
特願2002-108942(第1−6頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
従来の方法では、ホストから複数毎連続でRF-ID素子に書き込む情報を送信した場合等に、ホストが発行履歴情報を記憶してから書き込み情報を送出しても、媒体搬送中にジャムエラーや、RF-ID素子へのデータ書き込みエラー等で発行が異常終了した場合、実際には発行されていないにも係わらず正常記録と同様に発行履歴に残ってしまう。
【0006】
さらに、ホストに記憶されている発行履歴情報の発行時間はホストから出力された時間であり、実際に媒体が発行された時間ではない。
【0007】
本発明は、正確にRF-ID素子内蔵媒体の発行履歴を記憶することが可能な通信装置及び通信システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
上記目的を達成するため本発明は、下記の手段を実施した。
【0009】
即ち、本発明の通信システムは、
メモリとアンテナを含む無線通信素子を内蔵する媒体の前記無線通信素子と通信を行なう為の通信アンテナと、
前記通信アンテナを介して前記メモリに情報を書き込む情報書き込み手段と、
前記媒体表面に記録情報を記録する情報記録手段と、
前記情報書き込み手段により前記メモリに情報を書き込んだ媒体の発行履歴を記憶する発行履歴記憶手段と、
前記発行履歴記憶手段により記憶した発行履歴情報を情報処理装置、又は外部に出力する発行履歴出力手段とを有する通信システムにおいて、
前記発行履歴出力手段からの前記発行履歴情報の出力は、前記情報書き込み手段による前記メモリへの書き込み動作と、前記情報記録手段による記録動作が終了した後行われることを特徴とする。
【0010】
又、本発明の通信システムの前記発行履歴出力手段は、発行履歴出力要求発生時に前記発行履歴情報を出力することを特徴とする。
【0011】
又、本発明の通信システムは発行履歴情報を記録する発行履歴記録手段を更に有し、前記発行履歴記録手段は前記発行履歴出力手段から出力された発行履歴情報を前記媒体に記録することを特徴とする。
【0012】
又、本発明の通信システムの前記発行履歴記録手段は、所定枚数の媒体発行後に前記発行履歴情報を記録することを特徴とする。
【0013】
本発明の記録装置は、
メモリとアンテナを含む無線通信素子を内蔵する媒体の前記無線通信素子と通信を行なう為の通信アンテナと、
前記通信アンテナを介して前記メモリに情報を書き込む情報書き込み手段と、
前記媒体表面に記録情報を記録する情報記録手段と、
前記情報書き込み手段により前記メモリに情報を書き込んだ媒体の発行履歴を記憶する発行履歴記憶手段と、
前記発行履歴記憶手段により記憶した発行履歴情報を情報処理装置に出力する発行履歴出力手段とを有する記録装置において、
前記発行履歴出力手段からの前記発行履歴情報の出力は、前記情報書き込み手段による前記メモリへの書き込み動作と、前記情報記録手段による記録動作が終了した後行われることを特徴とする。
【0024】
【作用】
本発明は、通信装置及び通信システムにおいて、正確にRF-ID素子内蔵媒体の発行履歴を記憶することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の通信システムに係わる実施例について詳細に説明する。
【0026】
(第1の実施例)
本実施例で使用するRF-ID素子内蔵のラベル紙を図7に示す。
【0027】
ラベル紙(700)はロール状に巻かれており、台紙(701)上に複数のラベル(702)が貼り付けられている。
【0028】
ラベル(702)には、例えばRF-ID素子(703)が内蔵されている。
【0029】
本実施例で使用する制御装置であるパーソナルコンピュータ(以下「PC」)のブロック図を図8に示す。
【0030】
PC(102)では、オペレーティングシステム(OS)の制御下でメインCPU(800)が各種プログラムを実行する。
【0031】
メインCPU(800)のシステムバスはローカルバスとしてのPCIバス、及びISAバスと夫々、ホスト/PCIブリッジ(802)、及びPCI/ISAブリッジ(805)を経由した階層的なバスを有して各ハードウェアと接続される。
【0032】
尚、メインCPU(800)のシステムバスにはL2-キャッシュ(801)と呼ぶSRAMを使用した高速のメモリをもち、メインCPU(800)が常時アクセスするような、コード、データを記憶する。
【0033】
メインメモリ(803)はオペレーティングシステム(OS)、本発明によるアプリケーションプログラム、記録装置(100)用プリンタドライバ等、実行プログラムの一時的記憶領域で且つ、各プログラム実行のための作業用メモリ領域としても用いられる。これらの実行プログラムは例えばハードディスクドライブHDD(804)から読み出されるものである。
【0034】
メインメモリ(803)にはアプリケーションプログラムによって編集されたRGBの表示データ、そして記録装置(100)用プリンタドライバによってRGBからCMYK信号に変換された記録データも一時的に記憶され、アプリケーションプログラムの実行指示によって、表示信号はビデオコントローラ(806)を介してVRAM(Video-RAM)(807)に書き込まれる。
【0035】
そしてメインメモリ(803)では記録装置へ送信するための、アプリケーションプログラムで生成する(図4にて後述する)各コマンド、記録データ、無線通信素子への書き込みデータ等も一時的に記憶する。
【0036】
各コマンド、記録データ、無線通信素子への書き込みデータは通信インタフェース(809)を介し、記録装置(100)に送信される。
【0037】
発行履歴情報は記録装置(100)から通信インタフェース(809)を介して受信し、メインメモリ(803)に記憶する。
【0038】
ビデオコントローラ(806)はVRAM(807)に書き込まれたRGBの表示データを連続的、且つ継続的に読み出し、CRT,LCD、PDP等のディスプレイ(106)にビデオ信号として継続的に転送する。
【0039】
記録装置(100)との通信インタフェース(809)はPCIバスに接続されており、使われるインタフェースは例えば双方向セントロニクス、USB、ネットワーク等がある。
【0040】
ROM(812)は入出力回路(図示せず)を介して接続されるキーボード(107)、マウス(108)、CDD(808)やFDD(810)等の入出力機器を制御するBIOS(Basic Input Output System)プログラム、パワーON時の初期化、自己診断プログラム等を格納し、EEPROM(811)は恒久的に利用する各種のパラメータを記憶させるための不揮発性のメモリである。
【0041】
本実施例で使用する、長尺のラインヘッドを用いたインクジェット方式によるラベル記録装置(100)(以下「記録装置」)とPCを接続した構成図を図1に示す。
【0042】
記録装置(100)の正面には操作パネル(105)が装着されており、給紙部(101)には記録媒体であるロール状に巻かれたラベル紙(104)がセットされている。
【0043】
PC(102)と記録装置(100)はプリンタケーブル(103)で接続され、PC(102)内のCPU(800)がアプリケーションソフトを実行することで、メインメモリ(803)に記憶されている記録情報を制御コマンドに変換し、通信インタフェース(809)を介してプリンタケーブル(103)に出力し、更に記録装置(100)から送信した発行履歴情報をプリンタケーブル(103)、通信インタフェース(809)を介して入力し、メインメモリ(803)に記憶する。
【0044】
本実施例で使用する記録装置の概略構成を示す断面図を図2に示す。
【0045】
記録装置(100)は、画像を形成する記録部(200)、給紙部(101)を備えている。
【0046】
給紙部(101)は、給紙モータを駆動してラベル紙(104)を記録部(200)に繰り出す。
【0047】
記録部(200)は、ラベル紙(104)を搬送させるための搬送ベルト(204)と、搬送ベルト(204)を駆動する為に搬送モータにより駆動される搬送ローラ(203)と、インクを吐出する記録ヘッド(201)と、用紙の位置を検知する為のTOF(Top Of Form)センサ(205)と、インクタンク(207)等から成る。
【0048】
インクタンク(207)は、記録ヘッド(201)とチューブ(不図示)で接続されており、ポンプモータ(不図示)を制御することで記録ヘッド(201)へインクを供給する。
【0049】
記録部(200)では、搬送ベルト(204)上を搬送しているラベル紙に対してTOFセンサ(205)でラベルの先端位置を検出し、検出した位置を基準にして、RF-ID用通信アンテナ(202)でラベルに内蔵しているRF-ID素子にデータを書き込み、更に記録データに応じてヘッド(201)からインクを選択的に吐出させ、ラベルの表面に画像記録する。
【0050】
TOFセンサ(205)でラベルの先端を検出した状態で、RF−ID通信アンテナ(202)は、ラベルに内蔵しているRF-ID素子上部に位置するように予め調整されており、この時点でRF-ID素子に対してデータを書き込むことが可能である。
【0051】
本実施例で使用する記録装置の操作パネル(105)の概略を図3に示す。
【0052】
操作パネル上には、記録装置の状態等を表示する液晶ディスプレイ(305)、エラー発生を通知するエラーLED(303)、電源投入状態等を通知するレディLED(304)、記録ジョブを中止させる中止キー(301)、電源のON/OFFを行なう電源キー(300)、記録装置の状態を通知するブザー(302)が存在する。
【0053】
本実施例で使用するPC(102)から出力する制御コマンドの構造を図4に示す。
【0054】
制御コマンドとしては、記録する連続紙の種類等を設定する用紙設定コマンド(400)、記録データの基準となる設定が存在するフォーマットコマンド(401)、データコマンドの属性を示す属性部(402、403,404)、データコマンドのデータ部(405)、記録データの送信終了を示すと共にジョブ開始を指示するジョブ開始コマンド(406)が存在し、それらのコマンドを記録コマンド転送例(407)の様に出力する。
【0055】
ラベル紙に内蔵されているRF-ID素子に書き込むデータは、RF-IDコマンド(404)により指定する。
【0056】
フォーマットコマンド(401)の履歴モード(408)は各値に対して、
履歴モード=0:発行履歴情報をPCに送信しない
履歴モード=1:発行履歴情報をPCに送信する
に各々対応し、送信単位(409)は、「履歴モード=1」の場合、送信単位(409)に指定されている枚数が発行される毎に発行履歴テーブルに記憶されている発行履歴情報をPC(102)に送信する。
【0057】
本実施例で記録装置(100)からPC(102)に送信する発行履歴情報のコマンドを図9に示す。
【0058】
発行履歴情報としては、RF-ID素子への書き込み情報(900)と、RF-ID素子のユニークID情報(901)と、発行日付情報(902)と、発行時間情報(903)が存在し、送信する発行履歴情報の個数は履歴個数(904)で指定する。本コマンドを記録装置内(100)で作成し、PC(102)へ送信する。
【0059】
本実施例で記録装置(100)が記憶している発行履歴テーブルを図11に示す。
【0060】
本テーブルは、発行履歴情報を蓄積したテーブルであり、RF-ID書き込み情報(1100)と、RF-IDユニークID情報(1101)と、発行日付情報(1102)と、発行時間情報(1103)とを、テーブル化してRAM(502)に蓄積(1009)しているものである。
本実施例における記録装置の電気的な簡易ブロック図を図5に示す。
【0061】
MPU(マイクロプロセッサ)(500)は、プログラムROM(501)に格納され、例えば図6及び図13に示すフローに対応した制御プログラムを実行することで以下の制御を実現する。
1)PC(102)から出力された制御コマンドをインタフェースドライバ(505)を制御して受信する。
2)受信した制御コマンドのうち、用紙設定コマンド(400)やフォーマットコマンド(401)の履歴モード(408)、送信単位(409)を含む各種設定値はRAM(502)に記憶(図10、1000〜1007参照)し、イメージコマンド(43)のイメージデータはVRAM(504)に展開する。キャラクタコマンド(402)のキャラクタデータはCGROM(503)から該当するキャラクタデータを読み出しVRAM(504)に展開し、RF-ID書き込みデータはRAM(502)に記憶(図10、1008参照)する。
3)出力ポート(510)を介してモータドライバ(511、513、515)を制御することで搬送モータ(512)、給紙モータ(514)、ポンプモータ(516)を駆動する。
4)記録装置の状態に応じて、出力ポート(510)を介して、エラーLED(303)、レディLED(301)、のON(点灯)/OFF(消灯)を制御する。
5)RF-IDの情報書き込み状態に応じて、出力ポート(510)を介して、ブザー(302)のON(鳴らす) /OFF(鳴らさない)を制御する。
6)入力ポート(519)を介して、周期的に電源キー(300)、中止キー(301)、TOFセンサ(209)をスキャンし状態を監視する。
7)記録装置の状態に応じて液晶ドライバ(509)を制御することで、液晶ディスプレイ(305)に、キャラクタを表示させる。
8)TOFセンサ(209)からのラベル位置情報に応じて、ヘッド駆動回路(506)を制御することにより記録ヘッド(201)を駆動し、記録データに応じてインクを選択的に吐出させる。
9)TOFセンサ(209)からのラベル位置情報に応じて、RF-ID通信ドライバ(508)を制御することにより通信アンテナ(202)を介して、RF-ID素子のユニークIDを獲得するとともに、RF-ID素子への情報書き込みを行なう。
10)記録ヘッド(201)による記録と、RF-ID素子へのデータ通信が終了すると、RTC(Real Time Clock)(520)から現在の時刻を読み出し、発行履歴情報(RF-ID素子への書き込みデータ/RF-ID素子のユニークID/発行日時)を発行履歴情報テーブル(1009)に記憶して蓄積する。
11)インタフェースドライバ(505)を制御してPC(102)へ発行履歴テーブルに記憶されている発行履歴情報を送信する。
【0062】
本実施例における記録装置の記録ジョブのフローチャートを図6に示す。
【0063】
本フローチャートの動作はプログラムROM(501)に格納された前述の制御プログラムをMPU(500)が実行することで実現する。
【0064】
PC(102)から制御コマンドの受信開始すると、本処理がMPU(500)により起動され、データ展開処理(600)により、各種記録データをVRAM(504)に展開し、各種設定値やRF-IDデータはRAM(502)に記憶される。
【0065】
次に、RAM(502)上の領域であるN(1010)に0を代入(601)し、給紙モータと搬送モータを駆動開始(602)させ、記録媒体が搬送され、TOFセンサでラベル先端を検知(603:Yes)したらRF-ID情報書き込み処理(604)を実行する。
【0066】
次に、ラベル表面に記録データを記録(605)し、「履歴モード=1」の場合(607:Yes)は、Nをインクリメント(606)し、発行履歴情報を作成して発行履歴テーブルに記憶(608)する。
【0067】
続いて、送信単位(1007)とN(1010)を比較して等しい場合(609:Yes)は、発行履歴テーブルに記録されているN個の発行履歴情報をPC(102)へ送出(610)し、発行履歴テーブルをクリア(611)し、Nに0を代入(612)する。
【0068】
次に、記録ジョブが終了の場合(613:Yes)は、給紙モータと搬送モータを停止(614)させ、残データ送出処理(615)により、残データ(未発送の発行履歴情報)が存在する場合は残データをPC(102)へ送出する。
【0069】
上記の構成において、正確にRF―ID素子内蔵媒体の発行履歴を記憶することができる通信装置及び通信システムの構成を実現することができる。
【0070】
(第2の実施例)
第1の実施例の記録装置において、指定された枚数毎にPCに発行履歴情報を送信するのではなく、PCからの発行履歴情報要求コマンドにより、発行履歴情報テーブルに登録されている発行履歴情報を返信することにより本実施例を実現することができる。
【0071】
本実施例で記録装置(100)から出力する発行履歴情報要求コマンドを図12に示す。
【0072】
コマンドとしては、例えば識別コードのみである。
【0073】
本実施例における記録装置の記録ジョブのフローチャートを図13に示す。
【0074】
本フローチャートの動作はプログラムROM(501)に格納された前述の制御プログラムをMPU(500)が実行することで実現する。
【0075】
RAM(502)上の領域であるN(1010)は、記録装置の電源投入時の初期化処理で0を代入している。
【0076】
PC(102)から制御コマンドの受信開始すると、本処理がMPU(500)により起動され、受信コマンドが発行履歴情報要求コマンドであった場合(1300:Yes)は、発行履歴テーブルに記憶されているN個の発行履歴情報を送出(1312)、続いて発行履歴テーブルをクリア(1313)し、Nに0を代入(1314)する。
【0077】
発行履歴情報要求コマンドでなかった場合(1300:No)は、データ展開処理(1302)により、各種記録データをVRAM(504)に展開し、各種設定値やRF-IDデータはRAM(502)の所定エリアに記憶される。
【0078】
次に、給紙モータと搬送モータを駆動開始(1303)し、記録媒体を搬送、TOFセンサでラベル先端を検知(1304:Yes)したらRF-ID情報書き込み処理(1305)を実行する。
次に、ラベル表面に記録データを記録(1306)し、「履歴モード=1」の場合(1307:Yes)は、Nをインクリメント(1308)し、発行履歴情報を作成して発行履歴テーブルに記憶(1309)する。
次に、記録ジョブの終了確認(1310)を行ない、終了の場合(1210:Yes)は、給紙モータと搬送モータを停止(1311)させる。
【0079】
(第3の実施例)
第2実施例の記録装置を使用した記録システムにおいて、PCに発行履歴記録用の第2の記録装置を接続し、発行履歴情報を記録することにより本実施例を実現することができる。
【0080】
本実施例で使用する、長尺のラインヘッドを用いたインクジェット方式によるラベル記録装置(100)(以下「記録装置」)と、PC(102)と、発行履歴情報記録装置であるレーザービームプリンタ(以下「LBP」)(1400)を接続したシステム構成図を図14に示す。
【0081】
PC(102)の通信インタフェース(813)と、LBP(1400)はプリンタケーブル(1401)で接続され、PC(102)内のCPU(800)がアプリケーションソフトを実行することで、メインメモリ(803)に記憶されている発行履歴情報を制御コマンドに変換し、通信インタフェース(813)を介してプリンタケーブル(1401)に出力する。
【0082】
本実施例におけるPC(102)内で動作するアプリケーションソフトのフローチャートを図15に示す。
【0083】
本フローチャートの動作はハードディスクドライブHDD(804)からメインメモリ(803)にロードされた前述の制御プログラムをPC(102)内のCPU(800)が実行することで実現する。
【0084】
ユーザが、RF-ID書き込みを行なう記録処理を実行することで、本処理がCPU(800)により起動され、ユーザが指定したRF-IDデータ(RF-ID書き込み情報と媒体表面への記録情報を含む)を読み込み(1501)、該RF-IDデータを記録装置(100)に対応したコマンドに変換(1502)後、出力する(1503)。
【0085】
PC(102)内のアプリケーションソフトは、プリンタケーブル(1401)を介して記録装置のステータスを受信し、記録装置の記録処理が終了(1504:Yes)すると、発行履歴情報要求コマンドを記録装置(100)に送出(1505)し、記録装置から発行履歴情報を受信(1506)する。
【0086】
次に、受信した発行履歴情報を、LBP(1400)に対応したコマンドに変換(1507)し、LBP(1400)へ送出(1508)し、LBP(1400)は受信した発行履歴情報をプリントアウトする。
【0087】
(その他の実施例)
実施例では、記録媒体が台紙上に複数のラベルが貼られたラベル紙であったが、メモリとアンテナを含む無線通信素子を内蔵する媒体であれば、カット紙、プラスチックカード等の如何なる媒体であっても良い。
【0088】
また実施例では、長尺ラインヘッドを用いたインクジェット方式のラベル記録装置で説明したが、メモリとアンテナを含む無線通信素子を内蔵する媒体と通信可能な記録装置であれば、インクリボン等を使用する熱転写方式の記録装置など、記録装置の種類や記録方式に限定されるものではない。
【0089】
また実施例では、記録装置を用いて説明したが、メモリとアンテナを含む無線通信素子を内蔵する媒体と通信可能な通信装置であれば、その装置の種類に限定されるものではない。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の実施によりRF-ID素子内蔵媒体の発行履歴を正確に記憶することができる。
【0091】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜2に使用した記録装置とPCの接続図である。
【図2】実施例1〜3に使用した記録装置の断面図である。
【図3】実施例1〜3に使用した記録装置の操作パネル図である。
【図4】実施例1〜3に使用したPCから送信する制御コマンドの構造図である。
【図5】実施例1〜3に使用した記録装置の電気的な簡易ブロック図である。
【図6】実施例1に使用した記録装置の記録ジョブのフローチャートである。
【図7】実施例1〜3に使用したラベル紙を示す図である。
【図8】実施例1〜3に使用したPCのブロック図である。
【図9】実施例1〜3に使用した発行履歴情報のコマンド構造図である。
【図10】実施例1〜3に使用した記録装置のRAMマップを示す図である。
【図11】実施例1〜3に使用した記録装置が記憶している発行履歴テーブルを示す図である。
【図12】実施例2〜3に使用した発行履歴情報要求コマンド構造図である。
【図13】実施例2〜3に使用した記録装置の記録ジョブのフローチャートである。
【図14】実施例3に使用した記録装置とPCとLBPの接続図である。
【図15】実施例3に使用したアプリケーションソフトのフローチャートである。
【符号の説明】
200 記録部
201 記録ヘッド
202 RF−ID通信アンテナ
203 搬送ローラ
204 搬送ベルト
205 TOFセンサ
207 インクタンク
500 MPU
501 プログラムROM
502 RAM
503 CGROM
504 VRAM
505 インタフェースドライバ
506 ヘッド制御回路
508 RF−ID通信ドライバ
509 液晶ドライバ
510 出力ポート
519 入力ポート
520 RTC(Real Time Clock)
700 ラベル紙
701 台紙
702 ラベル
703 RF−ID素子
800 CPU
801 L2-キャッシュ
802 ホスト/PCIブリッジ
803 メインメモリ
804 ハードディスクドライブHD
805 PCI/ISAブリッジ
806 ビデオコントローラ
807 VRAM
808 CDD
809 通信インタフェース
810 FDD
811 EEPROM
812 ROM
813 通信インタフェース
1400 LBP
1401 プリンタケーブル

Claims (5)

  1. メモリとアンテナを含む無線通信素子を内蔵する媒体の
    前記無線通信素子と通信を行なう為の通信アンテナと、
    前記通信アンテナを介して前記メモリに情報を書き込む情報書き込み手段と、
    前記媒体表面に記録情報を記録する情報記録手段と、
    前記情報書き込み手段により前記メモリに情報を書き込んだ媒体の発行履歴を記憶する発行履歴記憶手段と、
    前記発行履歴記憶手段により記憶した発行履歴情報を情報処理装置、又は外部に出力する発行履歴出力手段とを有する通信システムにおいて、
    前記発行履歴出力手段からの前記発行履歴情報の出力は、前記情報書き込み手段による前記メモリへの書き込み動作と、前記情報記録手段による記録動作が終了した後行われることを特徴とする通信システム。
  2. 前記発行履歴出力手段は、発行履歴出力要求発生時に前記発行履歴情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信装置は発行履歴情報を記録する発行履歴記録手段を更に有し、
    前記発行履歴記録手段は前記発行履歴出力手段から出力された発行履歴情報を前記媒体に記録することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記発行履歴記録手段は、所定枚数の媒体発行後に前記発行履歴情報を記録することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. メモリとアンテナを含む無線通信素子を内蔵する媒体の
    前記無線通信素子と通信を行なう為の通信アンテナと、
    前記通信アンテナを介して前記メモリに情報を書き込む情報書き込み手段と、
    前記媒体表面に記録情報を記録する情報記録手段と、
    前記情報書き込み手段により前記メモリに情報を書き込んだ媒体の発行履歴を記憶する発行履歴記憶手段と、
    前記発行履歴記憶手段により記憶した発行履歴情報を情報処理装置に出力する発行履歴出力手段とを有する記録装置において、
    前記発行履歴出力手段からの前記発行履歴情報の出力は、前記情報書き込み手段による前記メモリへの書き込み動作と、前記情報記録手段による記録動作が終了した後行われることを特徴とする記録装置。
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