JP2003178271A - 通信装置、記録装置、通信制御方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

通信装置、記録装置、通信制御方法、記憶媒体、及びプログラム

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JP2003178271A
JP2003178271A JP2001378390A JP2001378390A JP2003178271A JP 2003178271 A JP2003178271 A JP 2003178271A JP 2001378390 A JP2001378390 A JP 2001378390A JP 2001378390 A JP2001378390 A JP 2001378390A JP 2003178271 A JP2003178271 A JP 2003178271A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RF−ID素子が記録媒体のどの位置に内蔵
されていても、通信アンテナの位置を変更することなく
RF−ID素子に対して正しく情報を書き込むことが可
能なRF−ID通信ドライバ内蔵のRF−ID通信装置
を実現可能とした通信装置、記録装置、通信制御方法、
記憶媒体、及びプログラムを提供する。 【解決手段】 記録装置は、ラベル紙の位置を検出する
TOFセンサ401と、ラベル紙に内蔵されると共に記
憶機能及び通信機能を備えたRF−ID素子との間の通
信アンテナ408を介した通信を制御すると共に、TO
Fセンサ401で検出したラベル紙の位置情報及びPC
から送信された制御コマンドに存在するRF−ID調整
ギャップ508に基づき、RF−ID素子への通信タイ
ミングを決定する制御を行うMPU600とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置、記録装
置、通信制御方法、記憶媒体、及びプログラムに関し、
特に、集積回路チップと通信アンテナを備えたRF(Ra
dio Frequency)−ID素子を内蔵する記録媒体に対し
て、非接触で通信を行う手段を有するRF−ID通信装
置に適用する場合に好適な通信装置、記録装置、通信制
御方法、記憶媒体、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非接触で情報の書き込み/読み出
しが可能である集積回路チップと通信アンテナを備えた
RF−ID素子が開発されている。通常、RF−ID素
子は、ラベル紙、タグ紙、カット紙、プラスチックカー
ド等の記録媒体に内蔵されている。記録媒体に内蔵して
いるRF−ID素子に対して情報の書き込み/読み出し
を行う場合は、RF−ID素子と通信を行う「RF−I
D通信ドライバ」を内蔵しているRF−ID通信装置を
使用し、RF−ID通信ドライバを駆動すると共に記録
媒体に内蔵しているRF−ID素子と通信を行うこと
で、RF−ID素子に対して情報の書き込み/読み出し
を行っている。
【0003】近年は、記録装置内にRF−ID通信ドラ
イバを内蔵し、記録装置内でRF−ID素子内蔵の記録
媒体の表面に記録を行うと同時にRF−ID素子にも情
報を書き込むという記録装置が開発されている。
【0004】図22は従来例のRF−ID通信ドライバ
内蔵の長尺ラインヘッドを用いたインクジェット方式ラ
ベル記録装置(以下記録装置)とパーソナルコンピュー
タ(以下PC)を接続した構成を示す図である。記録装
置100とPCの制御装置102はプリンタケーブル1
01で接続されており、PCの制御装置102は記録情
報やRF−ID素子に書き込む情報等を、制御コマンド
としてプリンタケーブル101に出力する制御を行う。
尚、図中103はPCのモニタ、104はPCのキーボ
ード、105はPCのマウスである。
【0005】図23は上記図22に示した従来例の記録
装置の側面断面図である。記録装置は、RF−ID素子
が内蔵されているラベル紙204がセットされる給紙部
205、RF−ID素子の情報を書き込むための通信ア
ンテナ207、ラベル紙204に貼付されたラベルの位
置検出用のTOF(Top Of Form)センサ209等を備
えている。記録指示が発生すると記録ジョブが開始さ
れ、給紙部205にセットされているラベル紙204
を、搬送ローラ202を回転させることで搬送ベルト2
03上を搬送させ、TOFセンサ209でラベル紙20
4の先端を検知すると、ラベルに内蔵されているRF−
ID素子に通信アンテナ207により情報を書き込む。
【0006】TOFセンサ209でラベル紙204の先
端を検知した状態において、TOFセンサ209で先端
が検知されているラベル内のRF−ID素子は、通信ア
ンテナ207の下部に位置するようにラベルに内蔵され
ている。更にラベル紙204を搬送させ、画像を形成す
るインクジェット記録ヘッド201により、搬送ベルト
203上を搬送されているラベルの表面にインクを吹き
付けて記録を行う。記録済みのラベル紙204は、排紙
口に取り付けられているカッタ208によりカットさ
れ、未記録のラベル紙204は、先頭のラベルがTOF
センサ209より上流に位置するまで搬送ローラ202
を逆回転させることでバックフィードが行われる。これ
により、記録ジョブが終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては次のような問題があった。即ち、RF
−ID素子に情報を書き込む場合、情報を書き込む側の
通信アンテナの下部にRF−ID素子が位置する状態
で、情報の書き込みが可能となる。従来のRF−ID通
信ドライバ内蔵の記録装置では、記録装置内に内蔵する
通信アンテナを記録媒体の搬送部に固定するか、また
は、手動で通信アンテナの位置を移動可能とする構成で
あった。そのため、前者(通信アンテナを固定)の場合
は、記録媒体に内蔵するRF−ID素子は、記録媒体の
決まった位置に内蔵する必要があった。また、後者(通
信アンテナを移動)の場合は、記録媒体に内蔵されてい
るRF−ID素子の位置により記録前に手動で通信アン
テナの位置を移動させる必要があった。
【0008】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、RF−ID素子が記録媒体のどの位置に内蔵さ
れていても、通信アンテナの位置を変更することなくR
F−ID素子に対して正しく情報を書き込むことが可能
なRF−ID通信ドライバ内蔵のRF−ID通信装置を
実現可能とした通信装置、記録装置、通信制御方法、記
憶媒体、及びプログラムを提供することを第一の目的と
する。
【0009】また、本発明は、上述した点に鑑みなされ
たものであり、RF−ID素子が記録媒体のどの位置に
内蔵されていても、通信アンテナを手動で位置変更する
ことなく、RF−ID素子に対して正しく情報を書き込
むことが可能なRF−ID通信ドライバ内蔵のRF−I
D通信装置を実現可能とした通信装置、記録装置、通信
制御方法、記憶媒体、及びプログラムを提供することを
第二の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、通信アンテナを備えた通信装置であっ
て、媒体に内蔵されると共に記憶機能及び通信機能を備
えた通信素子と前記通信アンテナを介して非接触で通信
を行う通信制御手段と、前記媒体の位置を検出する位置
検出手段と、前記通信素子の位置情報を設定する位置設
定手段と、前記位置検出手段で検出した前記媒体の位置
情報及び前記位置設定手段で設定した前記通信素子の位
置情報に基づき、前記通信素子への通信タイミングを決
定する通信タイミング決定手段とを有することを特徴と
する。
【0011】また、本発明は、記録装置が、請求項1乃
至11の何れかに記載の通信装置と、記憶機能及び通信
機能を備えた通信素子が内蔵された媒体の表面に情報を
記録する記録手段とを有することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、通信アンテナを備えた通
信装置における通信制御方法であって、媒体に内蔵され
ると共に記憶機能及び通信機能を備えた通信素子と前記
通信アンテナを介して非接触で通信を行う通信制御工程
と、前記媒体の位置を検出する位置検出工程と、前記通
信素子の位置情報を設定する位置設定工程と、前記位置
検出工程で検出した前記媒体の位置情報及び前記位置設
定工程で設定した前記通信素子の位置情報に基づき、前
記通信素子への通信タイミングを決定する通信タイミン
グ決定工程とを有することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、通信アンテナを備えた通
信装置に適用される通信制御方法を実行するプログラム
を記憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体
であって、前記通信制御方法は、媒体に内蔵されると共
に記憶機能及び通信機能を備えた通信素子と前記通信ア
ンテナを介して非接触で通信を行う通信制御ステップ
と、前記媒体の位置を検出する位置検出ステップと、前
記通信素子の位置情報を設定する位置設定ステップと、
前記位置検出ステップで検出した前記媒体の位置情報及
び前記位置設定ステップで設定した前記通信素子の位置
情報に基づき、前記通信素子への通信タイミングを決定
する通信タイミング決定ステップとを有することを特徴
とする。
【0014】また、本発明は、通信アンテナを備えた通
信装置に供給されるプログラムであって、媒体に内蔵さ
れると共に記憶機能及び通信機能を備えた通信素子と前
記通信アンテナを介して非接触で通信を行う通信制御ス
テップと、前記媒体の位置を検出する位置検出ステップ
と、前記通信素子の位置情報を設定する位置設定ステッ
プと、前記位置検出ステップで検出した前記媒体の位置
情報及び前記位置設定ステップで設定した前記通信素子
の位置情報に基づき、前記通信素子への通信タイミング
を決定する通信タイミング決定ステップとを有すること
を特徴とする。
【0015】また、本発明は、位置の変更が可能な通信
アンテナを備えた通信装置であって、媒体に内蔵される
と共に記憶機能及び通信機能を備えた通信素子の位置情
報を設定する位置設定手段と、前記位置設定手段で設定
した前記通信素子の位置情報に基づき前記通信アンテナ
の位置を変更するアンテナ位置変更手段と、前記媒体の
位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段で検
出した前記媒体の位置情報に基づき前記通信素子と前記
通信アンテナを介して非接触で通信を行う通信制御手段
とを有することを特徴とする。
【0016】また、本発明は、記録装置が、請求項26
乃至37の何れかに記載の通信装置と、記憶機能及び通
信機能を備えた通信素子が内蔵された媒体の表面に情報
を記録する記録手段とを有することを特徴とする。
【0017】また、本発明は、位置の変更が可能な通信
アンテナを備えた通信装置における通信制御方法であっ
て、媒体に内蔵されると共に記憶機能及び通信機能を備
えた通信素子の位置情報を設定する位置設定工程と、前
記位置設定工程で設定した前記通信素子の位置情報に基
づき前記通信アンテナの位置を変更するアンテナ位置変
更工程と、前記媒体の位置を検出する位置検出工程と、
前記位置検出工程で検出した前記媒体の位置情報に基づ
き前記通信素子と前記通信アンテナを介して非接触で通
信を行う通信制御工程とを有することを特徴とする。
【0018】また、本発明は、位置の変更が可能な通信
アンテナを備えた通信装置に適用される通信制御方法を
実行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み
出し可能な記憶媒体であって、前記通信制御方法は、媒
体に内蔵されると共に記憶機能及び通信機能を備えた通
信素子の位置情報を設定する位置設定ステップと、前記
位置設定ステップで設定した前記通信素子の位置情報に
基づき前記通信アンテナの位置を変更するアンテナ位置
変更ステップと、前記媒体の位置を検出する位置検出ス
テップと、前記位置検出ステップで検出した前記媒体の
位置情報に基づき前記通信素子と前記通信アンテナを介
して非接触で通信を行う通信制御ステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0019】また、本発明は、位置の変更が可能な通信
アンテナを備えた通信装置に供給されるプログラムであ
って、媒体に内蔵されると共に記憶機能及び通信機能を
備えた通信素子の位置情報を設定する位置設定ステップ
と、前記位置設定ステップで設定した前記通信素子の位
置情報に基づき前記通信アンテナの位置を変更するアン
テナ位置変更ステップと、前記媒体の位置を検出する位
置検出ステップと、前記位置検出ステップで検出した前
記媒体の位置情報に基づき前記通信素子と前記通信アン
テナを介して非接触で通信を行う通信制御ステップとを
有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0021】[第1の実施の形態]図2(a)は第1の
実施の形態のRF−ID素子内蔵のラベル紙を示す斜視
図、図2(b)はラベル紙の一部を拡大した上面図であ
る。ラベル紙300はロール状に巻かれており、台紙3
01上に複数枚のラベル302が長手方向へ所定間隔で
貼り付けられた状態に構成されている。ラベル紙への記
録時には、ラベル302の先端に余白307をあけて、
記録範囲306に記録が行われる。ラベル302にはR
F−ID素子303が内蔵されている。TOF(Top Of
Form)センサで検知するのはラベル302の先端部3
05であり、ラベル302の先端部305からRF−I
D素子303までの距離304(以下「RF−ID調整
ギャップ」)を設定可能とする。
【0022】図3は第1の実施の形態のRF−ID通信
ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用いたインクジェッ
ト方式ラベル記録装置(以下記録装置)の概略を示す構
成図である。記録装置は、ラベル紙に画像を形成する記
録ヘッド400、ラベル紙の位置検出用のTOFセンサ
401、ラベル紙を搬送するための搬送ローラ402、
搬送ベルト403、ラベル紙をカットするカッタ40
4、ラベル紙に内蔵されたRF−ID素子に情報を書き
込むための通信アンテナ408、記録装置に対する記録
媒体(ラベル紙)の着脱を検出する記録媒体着脱検出セ
ンサ410等を備えている。
【0023】記録装置には、RF−ID素子が内蔵され
ているラベル紙300がセットされる。記録指示が発生
すると記録ジョブが開始され、ラベル紙300を、搬送
ローラ402を回転させることで搬送ベルト403上を
搬送させ、TOFセンサ401でラベルの先端を検知し
た位置より、予め設定されているRF−ID調整ギャッ
プ304分搬送させた後、ラベル紙300に内蔵されて
いるRF−ID素子に情報を書き込む処理を実行する。
更に、ラベル紙300を、TOFセンサ401でラベル
の先端を検知した位置より、TOFセンサ401から記
録ヘッド400までの距離409(以下「記録ギャッ
プ」)とラベルの先端余白307を加算した距離分搬送
させた後、記録処理を開始する。
【0024】記録済みのラベル紙300は、記録装置の
排紙口に取り付けられているカッタ404によりカット
される。記録済みのラベル紙300のカット後、未記録
のラベル紙300は、先頭のラベルがTOFセンサ40
1より上流に位置するまで搬送ローラ402を逆回転さ
せることでバックフィードを行う。これにより、記録ジ
ョブが終了する。また、記録媒体着脱検出センサ410
により、記録媒体であるラベル紙300が交換されたこ
とを検出することが可能である。
【0025】図4・図5は第1の実施の形態の記録装置
に対しPCから送信される制御コマンドの構造を示す図
である。制御コマンドとしては、記録する連続紙の種類
等を設定する用紙設定コマンド500、記録データの基
準となる設定が存在するフォーマットコマンド501、
データコマンドの属性を示す属性部502、503、5
04、データコマンドのデータ部505、記録データの
終了を示しジョブを開始するジョブ開始コマンド506
が存在し、それらのコマンドを記録コマンド転送例50
7のように出力する。ラベル紙に内蔵されているRF−
ID素子に書き込むデータは、RF−IDコマンド50
4により指定する。RF−ID調整ギャップ508(図
2のラベル先端部305からRF−ID素子303まで
の距離304)は、用紙設定コマンド500内のパラメ
ータとして存在している。
【0026】図1は第1の実施の形態の記録装置の電気
的な構成を示す簡易ブロック図である。記録装置は、M
PU(Micro Processing Unit)600、プログラムR
OM601、RAM602、CGROM(Character Ge
nerator ROM)603、VRAM(Video RAM)604、
インタフェースドライバ605、操作パネルキー61
8、TOFセンサ401、記録媒体着脱検出センサ41
0、入力ポート619、出力ポート610、搬送モータ
ドライバ611、搬送モータ612、給紙モータドライ
バ613、給紙モータ614、カッタモータドライバ6
15、カッタモータ616、操作パネルLED617、
LCDドライバ620、操作パネルLCD621、ヘッ
ド駆動回路606、記録ヘッド400、RF−ID通信
ドライバ608、通信アンテナ408を備えている。
【0027】MPU600は、プログラムROM601
に格納された制御プログラムを実行し、PCからの制御
コマンドをインタフェースドライバ605を制御するこ
とで受信する。また、MPU600は、PCから受信し
た制御コマンドのうち、用紙設定コマンド500やフォ
ーマットコマンド501の各種設定値はRAM602に
記憶し、イメージコマンド503のイメージデータはV
RAM604に展開し、キャラクタコマンド502のキ
ャラクタデータはCGROM603より該当するビット
マップデータを読み出しVRAM604に展開し、RF
−IDデータはRAM602に記憶する。また、MPU
600は、出力ポート610を介して各種パルスモータ
ドライバ611、613、615を制御することで、搬
送モータ612、給紙モータ614、カッタモータ61
6を駆動し、操作パネルLED617や警告発生通知用
LED(図8参照)のON/OFFも制御する。
【0028】また、MPU600は、K(ブラック)の
記録ヘッド400に関してはヘッド駆動回路606を制
御することにより駆動する。更に、MPU600は、R
F−ID通信(ラベル紙に内蔵されているRF−ID素
子との通信)に関しては、RF−ID通信ドライバ60
8を制御することにより通信アンテナ408を介して行
い、RF−ID素子へのデータの書き込みに関してもR
F−ID通信により行う。TOFセンサ401や、操作
パネルキー618や、記録媒体着脱検出センサ410
は、入力ポート619を介してMPU600に接続され
ている。MPU600は、操作パネルに装着されている
液晶表示部の操作パネルLCD621に関しては、LC
Dドライバ620を制御することにより駆動する。
【0029】次に、上記の如く構成された記録装置にお
ける動作を図6・図7を参照しながら詳細に説明する。
図6・図7は記録装置の記録ジョブを示すフローチャー
トである。かかるフローチャートに対応する制御プログ
ラムがプログラムROM601に記憶されている。本処
理は記録装置のMPU600がROM601に記憶され
ている制御プログラムに基づき記録装置各部を制御する
ことで実行する。
【0030】記録装置がPCより制御コマンド受信を開
始すると、本処理が起動される。先ず、データ展開処理
により、各種記録データをVRAM604に展開し、各
種設定値やRF−IDデータはRAM602に記憶する
(ステップS700)。次に、RAM602上に存在す
る領域A(RF−ID書き込み起動パルス数)に「RF
−ID調整ギャップ508」の値を記憶し(ステップS
701)、RAM602上に存在する領域B(記録起動
パルス数)に「記録ギャップ409+先端余白307」
の値を記憶する(ステップS702)。TOFセンサ4
01でラベルの先端を検知するまで、搬送モータ612
を1パルスずつ駆動し(ステップS703)、TOFセ
ンサ401でラベルの先端を検知すると(ステップS7
04でYES)、RAM602上に存在する領域C(駆
動ステップ数)に「0」を代入する(ステップS70
5)。
【0031】更に、搬送モータ612を1パルスずつ駆
動し(ステップS706)、1パルス駆動する毎に上記
領域Cの値をインクリメントする(ステップS70
7)。上記領域Cの値と上記領域Aの値が等しい時に
(ステップS708でYES)、RF−ID書き込み処
理を実行し(ステップS709)、上記領域Cの値が上
記領域Bの値以上の時に(ステップS710でYE
S)、1ラスタ記録処理を実行する(ステップS71
1)。上記処理を設定枚数分繰り返し(ステップS71
2)、設定枚数分終了すると(ステップS713でYE
S)、排紙処理により記録済みのラベル紙を記録装置の
排紙口に取り付けられているカッタ404により切断
し、未記録のラベル紙を所定パルス数(TOFセンサ4
01からカッタ404までの距離分)だけバックフィー
ドする(ステップS714)。
【0032】以上説明したように、第1の実施の形態に
よれば、ラベル紙に内蔵しているRF−ID素子の位置
情報をPCからの制御コードのパラメータで設定し、設
定したRF−ID素子の位置情報を基にRF−ID素子
への通信タイミングを決定することにより、RF−ID
素子がラベル紙のどの位置に内蔵されていても、通信ア
ンテナ408の位置を変更することなく、RF−ID素
子に対して正しく情報を書き込むことが可能なRF−I
D通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用いたインク
ジェット方式ラベル記録装置の構成を実現することがで
きる。
【0033】[第2の実施の形態]第1の実施の形態の
RF−ID通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用い
たインクジェット方式ラベル記録装置では、「RF−I
D調整ギャップ」(図2のラベル先端部305からRF
−ID素子303までの距離304)をPCからの制御
コマンドで設定した。これに対し、第2の実施の形態の
ように、記録装置の操作パネルキー618より「位置設
定指示」を行うことにより、自動的に「RF−ID調整
ギャップ」を検出することで、本発明を実施することが
できる。
【0034】図8は第2の実施の形態の記録装置の操作
パネルを示す図である。操作パネルは、RF−ID調整
ボタン800、記録中止ボタン801、エラー発生通知
用LED802、警告発生通知用LED803、メッセ
ージ表示用LCD804を備えている。例えば、記録装
置で記録媒体(ラベル紙)を交換した場合に、操作パネ
ル上のRF−ID調整ボタン800を押下すると、記録
装置のMPU600はRF−ID調整ギャップ自動検出
処理を行い、RF−ID調整ギャップを自動的に検出す
る。
【0035】次に、上記の如く構成された記録装置にお
ける動作を図9・図10を参照しながら詳細に説明す
る。図9・図10は記録装置のRF−ID調整ギャップ
自動検出処理を示すフローチャートである。かかるフロ
ーチャートに対応する制御プログラムがプログラムRO
M601に記憶されている。本処理は記録装置のMPU
600がROM601に記憶されている制御プログラム
に基づき記録装置各部を制御することで実行する。
【0036】記録装置の操作パネル上のRF−ID調整
ボタン800の押下を検出すると、本処理が起動され
る。先ず、TOFセンサ401でラベルの先端を検知す
るまで、搬送モータ612を1パルスずつ駆動し(ステ
ップS900)、TOFセンサ401でラベルの先端を
検知すると(ステップS901でYES)、RAM60
2上に存在する領域D(搬送パルスカウント1)に
「0」を代入し(ステップS902)、RAM602上
に存在する領域E(搬送パルスカウント2)に「0」を
代入する(ステップS903)。RF−ID通信処理
(ステップS904)が成功するまで、搬送モータ61
2を100パルスずつ駆動し(ステップS906、ステ
ップS907)、RF−ID通信処理(ステップS90
4)を行う。RF−ID通信処理(ステップS904)
が成功すると(ステップS905でYES)、上記領域
Dの値を上記領域Eに代入する(ステップS908)。
この時点で、上記領域Dの値はRF−ID通信が最初に
成功したTOF(Top Of Form)からのパルス数とな
る。
【0037】更に、RF−ID通信処理(ステップS9
10)が失敗するまで、搬送モータ612を100パル
スずつ駆動し(ステップS909)、RF−ID通信処
理(ステップS910)を行う。RF−ID通信処理
(ステップS910)が失敗した時点で(ステップS9
11でNO)、上記領域Eの値はRF−ID通信が最後
に成功したTOFからのパルス数となる。「(D+E)
÷2」の計算でRF−ID通信が可能な範囲の中心値が
求まり、「RF−ID調整ギャップ」としてRAM60
2に記憶し(ステップS913)、上記図6のステップ
S701の記録ジョブ処理で使用する。RF−ID調整
ギャップ自動検出が終了すると、ラベル紙の位置をRF
−ID調整ギャップ自動検出処理前の状態に戻すため
に、バックフィード処理を行う(ステップS914)。
【0038】以上説明したように、第2の実施の形態に
よれば、ラベル紙に内蔵しているRF−ID素子の位置
情報を、記録装置の操作パネル上のRF−ID調整ボタ
ン800を押下することにより自動的に検出し、自動検
出したRF−ID素子の位置情報を基にRF−ID素子
への通信タイミングを決定することにより、RF−ID
素子がラベル紙のどの位置に内蔵されていても、通信ア
ンテナ408の位置を変更することなく、RF−ID素
子に対して正しく情報を書き込むことが可能なRF−I
D通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用いたインク
ジェット方式ラベル記録装置の構成を実現することがで
きる。
【0039】[第3の実施の形態]第2の実施の形態の
RF−ID通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用い
たインクジェット方式ラベル記録装置では、操作パネル
キー618より「位置設定指示」を行った。これに対
し、第3の実施の形態のように、記録装置の記録媒体着
脱検出センサ410により記録媒体(ラベル紙)の交換
を検知すると、自動的に上記図9・図10に示す「RF
−ID調整ギャップ自動検出処理」により「RF−ID
調整ギャップ」を検出することで、本発明を実施するこ
とができる。
【0040】[第4の実施の形態]第2の実施の形態の
RF−ID通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用い
たインクジェット方式ラベル記録装置では、操作パネル
キー618より「位置設定指示」を行った。これに対
し、第4の実施の形態のように、記録装置の記録媒体着
脱検出センサ410により記録媒体(ラベル紙)の交換
を検知後、記録指示が発生した場合に、自動的に上記図
9・図10に示す「RF−ID調整ギャップ自動検出処
理」により「RF−ID調整ギャップ」を検出し、記録
ジョブを行うことで、本発明を実施することができる。
【0041】[第5の実施の形態]図12は第5の実施
の形態のRF−ID通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッ
ドを用いたインクジェット方式ラベル記録装置(以下記
録装置)の概略を示す構成図である。記録装置は、ラベ
ル紙に画像を形成する記録ヘッド1400、ラベル紙の
位置検出用のTOFセンサ1401、ラベル紙を搬送す
るための搬送ローラ1402、搬送ベルト1403、ラ
ベル紙をカットするカッタ1404、ラベル紙に内蔵さ
れたRF−ID素子に情報を書き込むための、記録媒体
の搬送方向(図中矢印方向)に移動可能な通信アンテナ
1408、記録装置に対する記録媒体(ラベル紙)の着
脱を検出する記録媒体着脱検出センサ1410等を備え
ている。尚、ラベル紙の構成(上記図2参照)は第1の
実施の形態と同様であり説明を省略する。
【0042】記録装置には、RF−ID素子が内蔵され
ているラベル紙1300がセットされる。記録指示が発
生すると記録ジョブが開始され、予め設定されているア
ンテナ調整値304(上記図2参照、ラベル先端部30
5からRF−ID素子303までの距離304:以下
「RF−ID位置情報」)に通信アンテナ1408を移
動(ラベル紙長手方向)させる。次に、ラベル紙130
0を、搬送ローラ1402を回転させることで搬送ベル
ト1403上を搬送させ、TOFセンサ1401でラベ
ル紙1300の先端を検知した位置で、ラベル紙130
0に内蔵されているRF−ID素子に情報を書き込む処
理を実行する。更に、ラベル紙1300を、TOFセン
サ1401でラベル紙先端を検知した位置より、TOF
センサ1401から記録ヘッド1400までの距離40
9(以下「記録ギャップ」)とラベル先端余白307
(上記図2参照)を加算した距離分搬送させた後、記録
処理を開始する。
【0043】記録済みのラベル紙1300は、記録装置
の排紙口に取り付けられているカッタ1404によりカ
ットされる。記録済みのラベル紙1300のカット後、
未記録のラベル紙1300は、先頭のラベルがTOFセ
ンサ1401より上流に位置するまで搬送ローラ140
2を逆回転させることでバックフィードを行う。これに
より、記録ジョブが終了する。また、記録媒体着脱検出
センサ1410により、記録媒体であるラベル紙130
0が交換されたことを検出することが可能である。
【0044】図13・図14は第5の実施の形態の記録
装置に対しPCから送信される制御コマンドの構造を示
す図である。制御コマンドとしては、記録する連続紙の
種類等を設定する用紙設定コマンド1500、記録デー
タの基準となる設定が存在するフォーマットコマンド1
501、データコマンドの属性を示す属性部1502、
1503、1504、データコマンドのデータ部150
5、記録データの終了を示しジョブを開始するジョブ開
始コマンド1506が存在し、それらのコマンドを記録
コマンド転送例1507のように出力する。ラベル紙に
内蔵されているRF−ID素子に書き込むデータは、R
F−IDコマンド1504により指定する。RF−ID
位置情報1508は、用紙設定コマンド1500内のパ
ラメータとして存在している。
【0045】図11は第5の実施の形態の記録装置の電
気的な構成を示す簡易ブロック図である。記録装置は、
MPU1600、プログラムROM1601、RAM1
602、CGROM1603、VRAM1604、イン
タフェースドライバ1605、操作パネルキー161
8、TOFセンサ1401、記録媒体着脱検出センサ1
410、入力ポート1619、出力ポート1610、搬
送モータドライバ1611、搬送モータ1612、給紙
モータドライバ1613、給紙モータ1614、カッタ
モータドライバ1615、カッタモータ1616、通信
アンテナ移動モータドライバ1622、通信アンテナ移
動モータ1623、操作パネルLED1617、LCD
ドライバ1620、操作パネルLCD1621、ヘッド
駆動回路1606、記録ヘッド1400、RF−ID通
信ドライバ1608、通信アンテナ1408を備えてい
る。
【0046】MPU1600は、プログラムROM16
01に格納された制御プログラムを実行し、PCからの
制御コマンドをインタフェースドライバ1605を制御
することで受信する。また、MPU1600は、PCか
ら受信した制御コマンドのうち、用紙設定コマンド15
00やフォーマットコマンド1501の各種設定値はR
AM1602に記憶し、イメージコマンド1503のイ
メージデータはVRAM1604に展開し、キャラクタ
コマンド1502のキャラクタデータはCGROM16
03より該当するビットマップデータを読み出しVRA
M1604に展開し、RF−IDデータはRAM160
2に記憶する。また、MPU1600は、出力ポート1
610を介して各種パルスモータドライバ1611、1
613、1615、1622を制御することで搬送モー
タ1612、給紙モータ1614、カッタモータ161
6、通信アンテナ移動モータ1623を駆動し、操作パ
ネルLED1617のON/OFFも制御する。
【0047】また、MPU1600は、K(ブラック)
の記録ヘッド1400に関してはヘッド駆動回路160
6を制御することにより駆動する。更に、MPU160
0は、RF−ID通信(ラベル紙に内蔵されているRF
−ID素子との通信)に関しては、RF−ID通信ドラ
イバ1608を制御することにより通信アンテナ140
8を介して行い、RF−ID素子へのデータの書き込み
に関してもRF−ID通信により行う。TOFセンサ1
401や、操作パネルキー1618や、記録媒体着脱検
出センサ1410は、入力ポート1619を介してMP
U1600に接続されている。また、MPU1600
は、操作パネルに装着されている液晶表示部の操作パネ
ルLCD1621に関しては、LCDドライバ1620
を制御することにより駆動する。
【0048】次に、上記の如く構成された記録装置にお
ける動作を図15・図16を参照しながら詳細に説明す
る。図15・図16は記録装置の記録ジョブを示すフロ
ーチャートである。かかるフローチャートに対応する制
御プログラムがプログラムROM601に記憶されてい
る。本処理は記録装置のMPU1600がROM601
に記憶されている制御プログラムに基づき記録装置各部
を制御することで実行する。
【0049】記録装置がPCより制御コマンド受信を開
始すると、本処理が起動される。先ず、データ展開処理
により、各種記録データをVRAM1604に展開し、
各種設定値やRF−IDデータはRAM1602に記憶
する(ステップS1700)。次に、RAM1602に
記憶されているRF−ID位置情報値1508で設定さ
れている位置に通信アンテナ1408を移動させ(ステ
ップS1701)、RAM1602上に存在する領域B
(記録起動パルス数)に「記録ギャップ409+ラベル
先端余白307」の値を記憶する(ステップS170
2)。TOFセンサ1401でラベル紙の先端を検知す
るまで、搬送モータ1612を1パルスずつ駆動する
(ステップS1703)。TOFセンサ1401でラベ
ル紙の先端を検知すると(ステップS1704でYE
S)、RF−ID書き込み処理を実行し(ステップS1
709)、RAM1602上に存在する領域C(駆動ス
テップ数)に「0」を代入する(ステップS170
5)。
【0050】更に、通信アンテナ移動モータ1623を
1パルスずつ駆動し(ステップS1706)、1パルス
駆動する毎に上記領域Cの値をインクリメントし(ステ
ップS1707)、上記領域Cの値が上記領域Bの値以
上の時に(ステップS1710でYES)、1ラスタ記
録処理を実行する(ステップS1711)。上記処理を
設定枚数分繰り返し(ステップS1712)、設定枚数
分終了すると(ステップS1713でYES)、排紙処
理により記録済みのラベル紙を記録装置の排紙口に取り
付けられているカッタ1404により切断し、未記録の
ラベル紙を所定パルス数(TOFセンサ1401からカ
ッタ1404までの距離分)だけバックフィードする
(ステップS1714)。
【0051】以上説明したように、第5の実施の形態に
よれば、ラベル紙に内蔵しているRF−ID素子の位置
情報をPCからの制御コードのパラメータで設定し、設
定したRF−ID素子の位置情報を基に通信アンテナ1
408を移動することにより、RF−ID素子がラベル
紙のどの位置に内蔵されていても、通信アンテナ140
8を手動で位置変更することなく、RF−ID素子に対
して正しく情報を書き込むことが可能なRF−ID通信
ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用いたインクジェッ
ト方式ラベル記録装置の構成を実現することができる。
【0052】[第6の実施の形態]第5の実施の形態の
RF−ID通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用い
たインクジェット方式ラベル記録装置では、「RF−I
D位置情報」を制御コマンドで設定し、記録ジョブの先
頭で通信アンテナ1408を移動させる処理を行った。
これに対し、第6の実施の形態のように、記録装置の操
作パネルキー1618より「位置設定指示」を行うこと
により、自動的に「RF−ID位置情報」を検出し、通
信アンテナ1408を移動することで、本発明を実施す
ることができる。
【0053】図17は第6の実施の形態の記録装置の操
作パネルを示す図である。操作パネルは、アンテナ位置
調整ボタン1800、記録中止ボタン1801、エラー
発生通知用LED1802、警告発生通知用LED18
03、メッセージ表示用LCD1804を備えている。
例えば、記録装置で記録媒体(ラベル紙)を交換した場
合に、操作パネル上のアンテナ位置調整ボタン1800
を押下すると、記録装置のMPU1600はRF−ID
位置情報自動検出を行い、検出したRF−ID位置情報
により通信アンテナ1408を移動する。
【0054】次に、上記の如く構成された記録装置にお
ける動作を図18・図19を参照しながら詳細に説明す
る。図18・図19は記録装置の通信アンテナ位置調整
処理を示すフローチャートである。かかるフローチャー
トに対応する制御プログラムがプログラムROM601
に記憶されている。本処理は記録装置のMPU1600
がROM601に記憶されている制御プログラムに基づ
き記録装置各部を制御することで実行する。
【0055】記録装置の操作パネル上のアンテナ位置調
整ボタン1800の押下を検出すると、本処理が起動さ
れる。先ず、TOFセンサ1401でラベル紙の先端を
検知するまで、搬送モータ1612を1パルスずつ駆動
し(ステップS1900)、TOFセンサ1401でラ
ベル紙の先端を検知すると(ステップS1901でYE
S)、通信アンテナ1408をホームポジション(最も
TOFセンサ側に近い位置)へ移動し(ステップS19
15)、RAM1602上に存在する領域D(パルスカ
ウント1)に「0」を代入し(ステップS1902)、
RAM1602上に存在する領域E(パルスカウント
2)に「0」を代入する(ステップS1903)。
【0056】RF−ID通信処理(ステップS190
4)が成功するまで、通信アンテナ移動モータ1623
を100パルスずつ駆動し(ステップS1906、ステ
ップS1907)、RF−ID通信処理(ステップS1
904)を行う。RF−ID通信処理(ステップS19
04)が成功すると(ステップS1905でYES)、
上記領域Dの値を上記領域Eに代入する(ステップS1
908)。この時点で、上記領域Dの値はRF−ID通
信が最初に成功した通信アンテナ1408のホームポジ
ションからのパルス数となる。
【0057】更に、RF−ID通信処理(ステップS1
910)が失敗するまで、通信アンテナ移動モータ16
23を100パルスずつ駆動し(ステップS190
9)、RF−ID通信処理(ステップS1910)を行
う。RF−ID通信処理(ステップS1910)が失敗
した時点で(ステップS1911でNO)、上記領域E
の値はRF−ID通信が最後に成功した通信アンテナ1
408のホームポジションからのパルス数となる。
「(D+E)÷2」の計算でRF−ID通信が可能な範
囲の中心値が求まり、「通信アンテナ位置情報」として
RAM1602に記憶し(ステップS1913)、算出
した通信アンテナ位置情報の位置に通信アンテナ140
8を移動させる(ステップS1916)。通信アンテナ
位置調整が終了すると、ラベル紙の位置を通信アンテナ
位置調整処理前の状態に戻すために、バックフィード処
理を行う(ステップS1914)。
【0058】以上説明したように、第6の実施の形態に
よれば、ラベル紙に内蔵しているRF−ID素子の位置
情報を、操作パネル上のアンテナ位置調整ボタン180
0を押下することにより自動的に検出し、自動検出した
RF−ID素子の位置情報を基に通信アンテナ1408
を移動することにより、RF−ID素子がラベル紙のど
の位置に内蔵されていても、通信アンテナ1408を手
動で位置変更することなく、RF−ID素子に対して正
しく情報を書き込むことが可能なRF−ID通信ドライ
バ内蔵の長尺ラインヘッドを用いたインクジェット方式
ラベル記録装置の構成を実現することができる。
【0059】[第7の実施の形態]第6の実施の形態の
RF−ID通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用い
たインクジェット方式ラベル記録装置では、操作パネル
キー1618より「位置設定指示」を行った。これに対
し、第7の実施の形態のように、記録装置の記録媒体着
脱検出センサ1410により記録媒体(ラベル紙)の交
換を検知すると、自動的に上記図18・図19に示す
「通信アンテナ位置調整処理」によりRF−ID位置情
報を検出し、通信アンテナ1408を移動することで、
本発明を実施することができる。
【0060】[第8の実施の形態]第6の実施の形態の
RF−ID通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用い
たインクジェット方式ラベル記録装置では、操作パネル
キー1618より「位置設定指示」を行った。これに対
し、第8の実施の形態のように、記録装置の記録媒体着
脱検出センサ1410により記録媒体(ラベル紙)の交
換を検知後、記録指示が発生した場合に、自動的に上記
図18・図19に示す「通信アンテナ位置調整処理」に
よりRF−ID位置情報を検出し、通信アンテナ140
8を移動することで、本発明を実施することができる。
【0061】[第9の実施の形態]第5の実施の形態の
RF−ID通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用い
たインクジェット方式ラベル記録装置では、PCからの
制御コマンドで設定する「RF−ID位置情報」をY方
向(ラベル紙長手方向)だけとした。これに対し、第9
の実施の形態のように、「RF−ID位置情報」をX方
向(記録ヘッド1400のノズル列方向)とY方向(ラ
ベル紙長手方向)の2方向のパラメータとし、更に通信
アンテナ1408に関してもX方向移動用のモータを追
加し、X方向及びY方向の移動が可能な構成とすること
で、本発明を実施することができる。
【0062】図20は第9の実施の形態の記録装置に対
しPCから送信される制御コマンドの用紙設定コマンド
を示す図である。用紙設定コマンド1000に、X方向
のRF−ID位置情報1001と、Y方向のRF−ID
位置情報1002のパラメータが存在する。
【0063】図21は第9の実施の形態の記録装置の通
信アンテナの移動方向を示す図である。本図は通信アン
テナ部の上断面図の概略構成図であり、通信アンテナ1
104はラベル1101の上部に位置している。本図で
は通信アンテナ1104はホームポジションに位置して
おり、用紙設定コマンド1000のX方向のRF−ID
位置情報1001と、Y方向のRF−ID位置情報10
02のパラメータで示す位置に通信アンテナ1104を
移動させる。尚、図中1100は台紙、1102はTO
Fセンサ、1103はラベル1101に内蔵しているR
F−ID素子である。
【0064】[他の実施の形態]上記第1〜第9実施形
態では、長尺ラインヘッドを用いたインクジェット方式
ラベル記録装置を例に説明したが、情報の書き込み/読
み出しが可能なRF−ID素子との通信機能を有するR
F−ID通信装置であれば、記録媒体に内蔵されている
RF−ID素子に情報を書き込む装置や、記録媒体に内
蔵されているRF−ID素子より情報を読み出す装置
や、記録媒体としてのプラスチックカード、カット紙等
に内蔵されたRF−ID素子と通信を行うRF−ID通
信ドライバ内蔵のカード記録装置や、記録媒体としての
インクリボン等に内蔵されたRF−ID素子と通信を行
うRF−ID通信ドライバ内蔵の熱転写方式の記録装置
など、RF−ID通信装置の種類に限定されるものでは
なく、また、記録装置の場合はその記録方式に限定され
るものではない。
【0065】また、通信アンテナの位置は、ヘッド上流
の記録媒体の上側に限らず、通信アンテナは、ヘッドの
上流の下側、ヘッドの下(記録媒体の下側)、ヘッドの
下流の上側、ヘッドの上流の下側に設けても良い。
【0066】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体
をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装
置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体
等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0067】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プロ
グラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体として
は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、
ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなど
を用いることができる。
【0068】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に
含まれることは言うまでもない。
【0069】更に、記憶媒体等の媒体から読み出された
プログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡
張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニット
に備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記憶機能及び通信機能を備えた通信素子が内蔵された媒
体の位置を検出し、通信素子の位置情報を設定し、検出
した媒体の位置情報及び設定した通信素子の位置情報に
基づき、通信素子への通信タイミングを決定するため、
通信素子が媒体のどの位置に内蔵されていても、通信ア
ンテナの位置を変更することなく、通信素子に対して正
しく情報を書き込むことが可能となる効果が得られる。
【0071】また、本発明によれば、媒体に内蔵される
と共に記憶機能及び通信機能を備えた通信素子の位置情
報に基づき通信アンテナの位置を変更し、通信素子が内
蔵された媒体の位置を検出し、検出した媒体の位置情報
に基づき通信素子と通信アンテナを介して非接触で通信
を行うため、通信素子が媒体のどの位置に内蔵されてい
ても、通信アンテナを手動で位置変更することなく、通
信素子に対して正しく情報を書き込むことが可能となる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第4の実施の形態のRF−ID
通信ドライバ内蔵の長尺ラインヘッドを用いたインクジ
ェット方式ラベル記録装置の電気的な構成を示す簡易ブ
ロック図である。
【図2】図1の記録装置に用いるRF−ID素子内蔵の
ラベル紙を示す図であり、(a)はラベル紙の全体を示
す図、(b)はラベル紙を拡大した図である。
【図3】図1の記録装置の概略を示す構成図である。
【図4】図1の記録装置に対しPCから送信される制御
コマンドの構造を示す図である。
【図5】図4の続きを示す図である。
【図6】第1の実施の形態の記録装置の記録ジョブを示
すフローチャートである。
【図7】図6の続きを示すフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態の記録装置の操作パネルを示
す図である。
【図9】第2〜第4の実施の形態の記録装置のRF−I
D調整ギャップ自動検出処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】図9の続きを示すフローチャートである。
【図11】第5〜第9の実施の形態の記録装置の電気的
な構成を示す簡易ブロック図である。
【図12】図11のインクジェット方式ラベル記録装置
の概略を示す構成図である。
【図13】図11の記録装置に対しPCから送信される
制御コマンドの構造を示す図である。
【図14】図13の続きを示す図である。
【図15】第5の実施の形態の記録装置の記録ジョブを
示すフローチャートである。
【図16】図15の続きを示すフローチャートである。
【図17】第6の実施の形態の記録装置の操作パネルを
示す図である。
【図18】第6〜第8の実施の形態の記録装置の通信ア
ンテナ位置調整処理を示すフローチャートである。
【図19】図18の続きを示すフローチャートである。
【図20】第9の実施の形態の記録装置に対しPCから
送信される制御コマンドの用紙設定コマンドを示す図で
ある。
【図21】図20の記録装置の通信アンテナの移動方向
を示す図である。
【図22】従来例のインクジェット方式ラベル記録装置
とPCを接続した構成を示す図である。
【図23】図22の記録装置の側面断面図である。
【符号の説明】
302 ラベル(媒体) 303 RF−ID素子(通信素子) 400 記録ヘッド(記録手段) 401 TOFセンサ(位置検出手段) 408 通信アンテナ 508 RF−ID調整ギャップ(位置設定手段) 600 MPU(通信制御手段、通信タイミング決定手
段) 608 RF−ID通信ドライバ(通信制御手段) 1001 RF−ID位置情報X 1002 RF−ID位置情報Y 1400 記録ヘッド(記録手段) 1401 TOFセンサ(位置検出手段) 1408 通信アンテナ 1508 RF−ID位置情報(位置設定手段) 1600 MPU(通信制御手段、アンテナ位置変更手
段) 1608 RF−ID通信ドライバ(通信制御手段) 1622 通信アンテナ移動モータドライバ(アンテナ
位置変更手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ05 AS06 AS08 AS11 CG01 CG15 HK15 HL01 HL05 HN05 HN16 HN19 5B035 BA07 BB09 BC00 CA23 5B058 CA17 KA02 KA04 KA11 KA12 YA20

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信アンテナを備えた通信装置であっ
    て、 媒体に内蔵されると共に記憶機能及び通信機能を備えた
    通信素子と前記通信アンテナを介して非接触で通信を行
    う通信制御手段と、前記媒体の位置を検出する位置検出
    手段と、前記通信素子の位置情報を設定する位置設定手
    段と、前記位置検出手段で検出した前記媒体の位置情報
    及び前記位置設定手段で設定した前記通信素子の位置情
    報に基づき、前記通信素子への通信タイミングを決定す
    る通信タイミング決定手段とを有することを特徴とする
    通信装置。
  2. 【請求項2】 前記通信制御手段は、前記通信に基づき
    前記通信素子に情報を書き込むことを特徴とする請求項
    1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記通信制御手段は、前記通信に基づき
    前記通信素子から情報を読み込むことを特徴とする請求
    項1又は2記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記位置設定手段における前記位置情報
    は、前記通信装置と通信可能な外部装置から送信される
    情報内に存在するものであることを特徴とする請求項1
    記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記位置設定手段における前記位置情報
    は、位置設定指示に基づき自動検出されるものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記位置設定指示は、前記媒体の交換を
    トリガとして発生するものであることを特徴とする請求
    項5記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記位置設定指示は、前記通信装置と通
    信可能な外部装置から指示されるものであることを特徴
    とする請求項5記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記位置設定指示は、操作パネルから指
    示されるものであることを特徴とする請求項5記載の通
    信装置。
  9. 【請求項9】 前記媒体とは、台紙に複数枚のラベルが
    貼付されたラベル紙、TOF(Top of Form)マークを
    有する連続紙を含み、媒体表面に情報が記録されるもの
    であることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 前記媒体とは、カット紙、プラスチッ
    クカードを含み、媒体表面に情報が記録されるものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  11. 【請求項11】 前記媒体とは、インクリボンを含み、
    媒体表面に情報が記録されるものであることを特徴とす
    る請求項1記載の通信装置。
  12. 【請求項12】 前記請求項1乃至11の何れかに記載
    の通信装置と、記憶機能及び通信機能を備えた通信素子
    が内蔵された媒体の表面に情報を記録する記録手段とを
    有することを特徴とする記録装置。
  13. 【請求項13】 通信アンテナを備えた通信装置におけ
    る通信制御方法であって、 媒体に内蔵されると共に記憶機能及び通信機能を備えた
    通信素子と前記通信アンテナを介して非接触で通信を行
    う通信制御工程と、前記媒体の位置を検出する位置検出
    工程と、前記通信素子の位置情報を設定する位置設定工
    程と、前記位置検出工程で検出した前記媒体の位置情報
    及び前記位置設定工程で設定した前記通信素子の位置情
    報に基づき、前記通信素子への通信タイミングを決定す
    る通信タイミング決定工程とを有することを特徴とする
    通信制御方法。
  14. 【請求項14】 前記通信制御工程では、前記通信に基
    づき前記通信素子に情報を書き込むことを特徴とする請
    求項13記載の通信制御方法。
  15. 【請求項15】 前記通信制御工程では、前記通信に基
    づき前記通信素子から情報を読み込むことを特徴とする
    請求項13又は14記載の通信制御方法。
  16. 【請求項16】 前記位置設定工程における前記位置情
    報は、前記通信装置と通信可能な外部装置から送信され
    る情報内に存在するものであることを特徴とする請求項
    13記載の通信制御方法。
  17. 【請求項17】 前記位置設定工程における前記位置情
    報は、位置設定指示に基づき自動検出されるものである
    ことを特徴とする請求項13記載の通信制御方法。
  18. 【請求項18】 前記位置設定指示は、前記媒体の交換
    をトリガとして発生するものであることを特徴とする請
    求項17記載の通信制御方法。
  19. 【請求項19】 前記位置設定指示は、前記通信装置と
    通信可能な外部装置から指示されるものであることを特
    徴とする請求項17記載の通信制御方法。
  20. 【請求項20】 前記位置設定指示は、操作パネルから
    指示されるものであることを特徴とする請求項17記載
    の通信制御方法。
  21. 【請求項21】 前記媒体とは、台紙に複数枚のラベル
    が貼付されたラベル紙、TOF(Top of Form)マーク
    を有する連続紙を含み、媒体表面に情報が記録されるも
    のであることを特徴とする請求項13記載の通信制御方
    法。
  22. 【請求項22】 前記媒体とは、カット紙、プラスチッ
    クカードを含み、媒体表面に情報が記録されるものであ
    ることを特徴とする請求項13記載の通信制御方法。
  23. 【請求項23】 前記媒体とは、インクリボンを含み、
    媒体表面に情報が記録されるものであることを特徴とす
    る請求項13記載の通信制御方法。
  24. 【請求項24】 通信アンテナを備えた通信装置に適用
    される通信制御方法を実行するプログラムを記憶したコ
    ンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記通信制御方法は、媒体に内蔵されると共に記憶機能
    及び通信機能を備えた通信素子と前記通信アンテナを介
    して非接触で通信を行う通信制御ステップと、前記媒体
    の位置を検出する位置検出ステップと、前記通信素子の
    位置情報を設定する位置設定ステップと、前記位置検出
    ステップで検出した前記媒体の位置情報及び前記位置設
    定ステップで設定した前記通信素子の位置情報に基づ
    き、前記通信素子への通信タイミングを決定する通信タ
    イミング決定ステップとを有することを特徴とする記憶
    媒体。
  25. 【請求項25】 通信アンテナを備えた通信装置に供給
    されるプログラムであって、 媒体に内蔵されると共に記憶機能及び通信機能を備えた
    通信素子と前記通信アンテナを介して非接触で通信を行
    う通信制御ステップと、前記媒体の位置を検出する位置
    検出ステップと、前記通信素子の位置情報を設定する位
    置設定ステップと、前記位置検出ステップで検出した前
    記媒体の位置情報及び前記位置設定ステップで設定した
    前記通信素子の位置情報に基づき、前記通信素子への通
    信タイミングを決定する通信タイミング決定ステップと
    を有することを特徴とするプログラム。
  26. 【請求項26】 位置の変更が可能な通信アンテナを備
    えた通信装置であって、 媒体に内蔵されると共に記憶機能及び通信機能を備えた
    通信素子の位置情報を設定する位置設定手段と、前記位
    置設定手段で設定した前記通信素子の位置情報に基づき
    前記通信アンテナの位置を変更するアンテナ位置変更手
    段と、前記媒体の位置を検出する位置検出手段と、前記
    位置検出手段で検出した前記媒体の位置情報に基づき前
    記通信素子と前記通信アンテナを介して非接触で通信を
    行う通信制御手段とを有することを特徴とする通信装
    置。
  27. 【請求項27】 前記通信制御手段は、前記通信に基づ
    き前記通信素子に情報を書き込むことを特徴とする請求
    項26記載の通信装置。
  28. 【請求項28】 前記通信制御手段は、前記通信に基づ
    き前記通信素子から情報を読み込むことを特徴とする請
    求項26又は27記載の通信装置。
  29. 【請求項29】 前記位置設定手段における前記位置情
    報は、前記通信装置と通信可能な外部装置から送信され
    る情報内に存在するものであることを特徴とする請求項
    26記載の通信装置。
  30. 【請求項30】 前記位置設定手段における前記位置情
    報は、前記通信素子の前記媒体上における所定方向の位
    置を示す第一の位置情報と、前記通信素子の前記媒体上
    における前記所定方向に直交する方向の位置を示す第二
    の位置情報とを含み、前記アンテナ位置変更手段は、前
    記通信素子の前記第一及び第二の位置情報に基づき前記
    通信アンテナの位置を変更することを特徴とする請求項
    26又は29記載の通信装置。
  31. 【請求項31】 前記位置設定手段における前記位置情
    報は、位置設定指示に基づき自動検出されるものである
    ことを特徴とする請求項26記載の通信装置。
  32. 【請求項32】 前記位置設定指示は、前記媒体の交換
    をトリガとして発生するものであることを特徴とする請
    求項31記載の通信装置。
  33. 【請求項33】 前記位置設定指示は、前記通信装置と
    通信可能な外部装置から指示されるものであることを特
    徴とする請求項31記載の通信装置。
  34. 【請求項34】 前記位置設定指示は、操作パネルから
    指示されるものであることを特徴とする請求項31記載
    の通信装置。
  35. 【請求項35】 前記媒体とは、台紙に複数枚のラベル
    が貼付されたラベル紙、TOF(Top of Form)マーク
    を有する連続紙を含み、媒体表面に情報が記録されるも
    のであることを特徴とする請求項26記載の通信装置。
  36. 【請求項36】 前記媒体とは、カット紙、プラスチッ
    クカードを含み、媒体表面に情報が記録されるものであ
    ることを特徴とする請求項26記載の通信装置。
  37. 【請求項37】 前記媒体とは、インクリボンを含み、
    媒体表面に情報が記録されるものであることを特徴とす
    る請求項26記載の通信装置。
  38. 【請求項38】 前記請求項26乃至37の何れかに記
    載の通信装置と、記憶機能及び通信機能を備えた通信素
    子が内蔵された媒体の表面に情報を記録する記録手段と
    を有することを特徴とする記録装置。
  39. 【請求項39】 位置の変更が可能な通信アンテナを備
    えた通信装置における通信制御方法であって、媒体に内
    蔵されると共に記憶機能及び通信機能を備えた通信素子
    の位置情報を設定する位置設定工程と、前記位置設定工
    程で設定した前記通信素子の位置情報に基づき前記通信
    アンテナの位置を変更するアンテナ位置変更工程と、前
    記媒体の位置を検出する位置検出工程と、前記位置検出
    工程で検出した前記媒体の位置情報に基づき前記通信素
    子と前記通信アンテナを介して非接触で通信を行う通信
    制御工程とを有することを特徴とする通信制御方法。
  40. 【請求項40】 前記通信制御工程では、前記通信に基
    づき前記通信素子に情報を書き込むことを特徴とする請
    求項39記載の通信制御方法。
  41. 【請求項41】 前記通信制御工程では、前記通信に基
    づき前記通信素子から情報を読み込むことを特徴とする
    請求項39又は40記載の通信制御方法。
  42. 【請求項42】 前記位置設定工程における前記位置情
    報は、前記通信装置と通信可能な外部装置から送信され
    る情報内に存在するものであることを特徴とする請求項
    39記載の通信制御方法。
  43. 【請求項43】 前記位置設定工程における前記位置情
    報は、前記通信素子の前記媒体上における所定方向の位
    置を示す第一の位置情報と、前記通信素子の前記媒体上
    における前記所定方向に直交する方向の位置を示す第二
    の位置情報とを含み、前記アンテナ位置変更工程では、
    前記通信素子の前記第一及び第二の位置情報に基づき前
    記通信アンテナの位置を変更することを特徴とする請求
    項39又は42記載の通信制御方法。
  44. 【請求項44】 前記位置設定工程における前記位置情
    報は、位置設定指示に基づき自動検出されるものである
    ことを特徴とする請求項39記載の通信制御方法。
  45. 【請求項45】 前記位置設定指示は、前記媒体の交換
    をトリガとして発生するものであることを特徴とする請
    求項44記載の通信制御方法。
  46. 【請求項46】 前記位置設定指示は、前記通信装置と
    通信可能な外部装置から指示されるものであることを特
    徴とする請求項44記載の通信制御方法。
  47. 【請求項47】 前記位置設定指示は、操作パネルから
    指示されるものであることを特徴とする請求項44記載
    の通信制御方法。
  48. 【請求項48】 前記媒体とは、台紙に複数枚のラベル
    が貼付されたラベル紙、TOF(Top of Form)マーク
    を有する連続紙を含み、媒体表面に情報が記録されるも
    のであることを特徴とする請求項39記載の通信制御方
    法。
  49. 【請求項49】 前記媒体とは、カット紙、プラスチッ
    クカードを含み、媒体表面に情報が記録されるものであ
    ることを特徴とする請求項39記載の通信制御方法。
  50. 【請求項50】 前記媒体とは、インクリボンを含み、
    媒体表面に情報が記録されるものであることを特徴とす
    る請求項39記載の通信制御方法。
  51. 【請求項51】 位置の変更が可能な通信アンテナを備
    えた通信装置に適用される通信制御方法を実行するプロ
    グラムを記憶したコンピュータにより読み出し可能な記
    憶媒体であって、前記通信制御方法は、媒体に内蔵され
    ると共に記憶機能及び通信機能を備えた通信素子の位置
    情報を設定する位置設定ステップと、前記位置設定ステ
    ップで設定した前記通信素子の位置情報に基づき前記通
    信アンテナの位置を変更するアンテナ位置変更ステップ
    と、前記媒体の位置を検出する位置検出ステップと、前
    記位置検出ステップで検出した前記媒体の位置情報に基
    づき前記通信素子と前記通信アンテナを介して非接触で
    通信を行う通信制御ステップとを有することを特徴とす
    る記憶媒体。
  52. 【請求項52】 位置の変更が可能な通信アンテナを備
    えた通信装置に供給されるプログラムであって、媒体に
    内蔵されると共に記憶機能及び通信機能を備えた通信素
    子の位置情報を設定する位置設定ステップと、前記位置
    設定ステップで設定した前記通信素子の位置情報に基づ
    き前記通信アンテナの位置を変更するアンテナ位置変更
    ステップと、前記媒体の位置を検出する位置検出ステッ
    プと、前記位置検出ステップで検出した前記媒体の位置
    情報に基づき前記通信素子と前記通信アンテナを介して
    非接触で通信を行う通信制御ステップとを有することを
    特徴とするプログラム。
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