JP4677772B2 - 無線タグ回路素子カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、外部と情報の無線通信が可能な無線タグをテープ状に連続的に作成するタグテープロールを備えた無線タグ回路素子カートリッジに関する。
従来、被印字材となるテープをロール状にカートリッジ(カセット)内に収納し、ロールよりテープを繰り出しつつ所望の文字を印刷してラベル状に排出するテープ印字装置(ラベル作成装置)が既に提唱されている(例えば、特許文献1)。
この従来技術においては、片面側に粘着材層を備えた記録テープ(被印字テープ)を巻回したロールを備え、このロールから上記被印字テープを繰り出しつつ被印字テープに所定の印字を行い、これを所定の長さに切断して印字ラベルを作成するようになっている。また上記被印字テープの片面の粘着材層を覆うように剥離紙(剥離材)が貼着されており、この剥離材を剥離して粘着材層を露出させることで、上記印字ラベルを貼り付け対象に容易に貼り付けることができる。
特開2002−53248号公報(図1〜図5)
近年、無線タグ回路素子を備えた小型のタグとリーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが注目されている。タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりタグに備えられた無線タグ回路素子にアクセス(情報の読み取り/書き込み)が可能であり、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されている。
ここで、このようなタグについて、内部に記憶されたタグ情報とは別にその無線タグ情報に関連した情報をラベルに印字して使用するようにすれば、ユーザ側から上記関連情報を視認できて何かと便利である。この場合、上記剥離材と被印字テープとの間の粘着材層を比較的厚くし(少なくとも無線タグ回路素子の厚みより厚くするのが平坦性を保持するためには望ましい)、その厚くなった粘着材層中に無線タグ回路素子を配置してタグテープを形成し、これを巻回してタグテープロールとすることとなる。
このタグテープロールの製造時には、無線タグ回路素子の無駄をなくしコスト増大を防止する等の観点より、テープ基材層に定置用粘着材層を介し無線タグ回路素子を定置させ予め所定の幅に生成した基材テープの一方側に、これと同一幅に生成した粘着材(=貼り付け用粘着材)付き剥離材層(=剥離材テープ)を貼り付け、これらを一対として径方向に幾重にも巻回していく手法が検討されている(なお、粘着材つき剥離材層を一旦テープ基材層側に貼り付けた後は貼り付け用粘着材は定置用粘着材側に付着し、剥離材のみが剥離可能となる)。
しかしながらこの場合、上記のように基材テープの一方側を剥離材テープで覆うときに、両者の幅方向中心位置が一致するように位置決めを行ったとしても、その作業を行う装置の精度上、多少の中心位置のずれが生じる畏れがある。
ここで、上記のように無線タグ回路素子の挿入配置のために粘着材層(定置用粘着材層及び貼り付け用粘着材層)は比較的厚くなることから、剥離材テープを基材テープ側に貼り合わせたとき、その厚く量の多い粘着材がテープの幅方向端部よりその外方へ若干はみ出す可能性がある。このように粘着材がテープより幅方向外方へはみ出した状態で前述したような基材テープと剥離材テープとの位置ずれが生じると、本来剥離材テープで覆われるべき定置用粘着材層の一部(幅方向縁部)が剥離材テープで覆われなくなる結果、ある基材テープとこれに径方向に隣接する基材テープにおいて、上記のように幅方向縁部にはみ出した定置用粘着材どうしが互いに貼り付く(=粘着材どうしの誤粘着)可能性がある。また上記のように定置用粘着材がテープの幅方向端部よりはみ出すと、そのはみ出した部分がカートリッジ内のロール配置部の側壁面に当接してこれに貼り付く(=側壁への誤粘着)可能性もある。これらの現象が発生した場合、タグテープロールからタグテープが容易に繰り出せなくなる可能性がある。
本発明の目的は、粘着材の誤粘着を防止しタグテープを良好に繰り出せるようにすることができるタグテープロールを用いた無線タグ回路素子カートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、タグテープを巻回して構成したタグテープロールを備え、タグラベル作成装置に着脱可能に構成された無線タグ回路素子カートリッジであって、前記タグテープは、複数の無線タグ回路素子が長手方向に所定の間隔で配置されたタグテープ基材層を備えた基材テープと、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に貼り付けるために前記タグテープ基材層の一面側に設けられた貼り付け用粘着材層、及び、この貼り付け用粘着材層を覆いその貼り付け用粘着材層と剥離可能に配置された剥離材層を備えた剥離材テープとからなり、前記基材テープの長手方向と交差する幅方向寸法よりも前記剥離材テープの幅方向寸法を大きくなるように構成するとともに、前記基材テープの長手方向と略直交する軸の周りに巻回して構成され、かつ、前記タグテープロールから繰り出される前記タグテープと貼り合わされる被印字テープを巻回した被印字テープロールを有し、前記タグテープロールの前記基材テープは、前記タグテープ基材層を前記被印字テープに貼り合わせるための貼り合わせ用粘着材層を有することを特徴とする
無線タグ回路素子及びタグテープ基材層を備えた基材テープと、無線タグ回路素子を貼り付けるための貼り付け用粘着材層及び剥離材層を備えた剥離材テープとの積層構造を備えたタグテープを巻回し、タグテープロールとして無線タグ回路素子カートリッジに配置すると、タグテープロールにおいて上記基材テープと上記剥離材テープとが交互に径方向に重ね巻きされる。このとき、通常、基材テープには無線タグ回路素子をタグテープ基材層に定置させるための定置用粘着材層が備えられており、上記径方向の積層構造においては、径方向のある基材テープに含まれる上記定置用粘着材層とこれに径方向に隣接する基材テープに含まれる定置用粘着材層との間に剥離材テープが介在することとなる。
本願第1発明においては、剥離材テープの幅方向寸法を基材テープの長手方向と交差する幅方向寸法よりも大きくすることにより、タグテープの製造時にそれら剥離材テープと基材テープとで幅方向中心位置が多少ずれて積層された場合であっても、上記重ね巻きされるときの径方向に隣接する基材テープの上記定置用粘着材層どうしの間に、剥離材テープの幅方向端部を確実に介在させることができる。これにより、無線タグ回路素子を配置するために比較的厚く量の多くなった上記定置用粘着材がテープの幅方向端部より若干はみ出した状態で製造時のタグテープと剥離材との中心位置ずれが生じたとしても、定置用粘着材層どうしの誤粘着を防止できる。また結果として定置用粘着材層の幅方向寸法が剥離材の幅方向寸法よりも小さくなるので、上記はみ出し部分がロール配置部の側壁へ誤粘着するのも防止できる。これらにより、カートリッジ内におけるタグテープロールからのタグテープの繰り出し性を良好に維持することができる。
また、タグテープロールをカートリッジ化することにより、ロールをむき出しのまま取り扱うよりも、取り扱い性を大きく向上させることができ、さらにタグラベル装置の小型化にも容易に対応できるという効果もある。
また、基材テープが、タグテープ基材層を被印字テープに貼り合わせるための貼り合わせ用粘着材層を有することにより、タグテープに備えられる基材テープの貼り合わせ用粘着材層を用いてタグテープと被印字テープとを貼り合わせ、この貼り合わせたテープを用いて印字付き無線タグラベルを作成することができる。
また、基材テープが、無線タグ回路素子をタグテープ基材層に定置させるための定置用粘着材層を備える場合には、タグテープロールでは、剥離材→貼り付け用粘着材層→無線タグ回路素子→定置用粘着材層→タグテープ基材層→貼り合わせ用粘着材層→剥離材→貼り付け用粘着材層→…のように重ね巻きされていくこととなる。本願第1発明においては、タグテープにおいて、剥離材テープの幅方向寸法を基材テープの長手方向と交差する幅方向寸法よりも大きくすることにより、無線タグ回路素子を配置するために比較的厚く量の多くなった定置用粘着材がテープの幅方向端部より若干はみ出した状態でタグテープの製造時にそれら剥離材テープと基材テープとで幅方向中心位置が多少ずれて積層された場合であっても、上記重ね巻きされる貼り合わせ用粘着材層と、通常無線タグ回路素子の周囲部分に露出している定置用粘着材層との間に、剥離材テープの幅方向端部を確実に介在させることができる。これにより、それら貼り合わせ用粘着材層と定置用粘着材層との間の誤粘着を防止できるので、タグテープロールからのタグテープの繰り出し性を良好に維持することができる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記被印字テープの幅方向寸法は、前記基材テープの幅及び前記剥離材テープの幅よりも大きくなっていることを特徴とする。
基材テープ及び剥離材テープのいずれよりも大きい最大幅の被印字テープをタグテープに貼り合わせ、この貼り合わせたテープを用いて印字付き無線タグラベルを作成することができる。また被印字テープがもっとも幅が大きいことにより、上記貼り合わせ時において被印字テープの幅方向端部より基材テープがはみ出すのを防止でき、ユーザから見て視覚的に違和感のない美しい印字付き無線タグラベルを作成することができる。
本発明によれば、剥離材テープの幅方向寸法を基材テープの幅方向寸法よりも大きくすることにより、粘着材の誤粘着を防止しタグテープの繰り出し性を良好に維持することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。この実施形態は、本発明を無線タグラベルの生成システムに適用した場合の実施形態である。
図1は、本実施形態のタグテープロールを含む無線タグ回路素子カートリッジを備えるタグラベル作成装置が適用される無線タグ生成システムを表すシステム構成図である。
図1に示すこの無線タグ生成システム1において、タグラベル作成装置2は、有線あるいは無線による通信回線3を介してルートサーバ4、端末5、汎用コンピュータ6、及び複数の情報サーバ7に接続されている。
図2は、上記タグラベル作成装置2の詳細構造を表す概念的構成図である。
図2において、タグラベル作成装置2の装置本体8には、凹所としてのカートリッジホルダ部(図示せず)が設けられ、このホルダ部にカートリッジ(無線タグ回路素子カートリッジ)100が着脱可能に取り付けられている。
装置本体8は、カートリッジ100を嵌合させる上記カートリッジホルダ部を備えるとともに外郭を構成する筐体9と、カバーフィルム(被印字テープ)103に所定の印字(印刷)を行う印字ヘッド(サーマルヘッド)10と、カバーフィルム103への印字が終了したインクリボン105を駆動するリボン巻取りローラ駆動軸11と、カバーフィルム(被印字テープ)103と帯状のタグテープ101とを貼り合わせつつ印字済タグラベル用テープ110としてカートリッジ100から繰り出すためのテープ送りローラ駆動軸12と、印字済タグラベル用テープ110に備えられる無線タグ回路素子To(詳細は後述)との間でUHF帯等の高周波を用いて無線通信により信号の授受を行うアンテナ14と、上記印字済タグラベル用テープ110を所定のタイミングで所定の長さに切断しラベル状の無線タグラベルT(詳細は後述)を生成するカッタ15と、上記無線通信による信号授受時において無線タグ回路素子Toをアンテナ14に対向する所定のアクセスエリアに設定保持するとともに切断後の各無線タグラベルTを案内するための一対の搬送ガイド13と、その案内された無線タグラベルTを搬出口(排出口)16へと搬送し送出する送出ローラ17と、搬出口16における無線タグラベルTの有無を検出する排出センサ18とを有している。
排出センサ18は、例えば投光器及び受光器からなる反射型の光電センサである。投光器と受光器との間に無線タグラベルTが存在しない場合には、その投光器から出力された光が受光器に入力される。一方、投光器と受光器との間に無線タグラベルTが存在する場合には、投光器から出力された光が遮蔽されて受光器からの制御出力が反転させられるようになっている。
一方、装置本体8はまた、上記アンテナ14を介し上記無線タグ回路素子Toへアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ための高周波回路21と、無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理するための信号処理回路22と、前述したリボン巻取りローラ駆動軸11及びテープ送りローラ駆動軸12を駆動するカートリッジ用モータ23と、このカートリッジ用モータ23の駆動を制御するカートリッジ駆動回路24と、上記印字ヘッド10への通電を制御する印刷駆動回路25と、上記カッタ15を駆動して切断動作を行わせるソレノイド26と、そのソレノイド26を制御するソレノイド駆動回路27と、上記送出ローラ17を駆動する送出ローラ用モータ28と、この送出ローラ用モータ28を制御する送出ローラ駆動回路29と、上記高周波回路21、信号処理回路22、カートリッジ駆動回路24、印刷駆動回路25、ソレノイド駆動回路27、送出ローラ駆動回路29等を介し、タグラベル作成装置2全体の動作を制御するための制御回路30とを有する。
制御回路30は、いわゆるマイクロコンピュータであり、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU、ROM、及びRAM等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。またこの制御回路30は、入出力インターフェイス31を介し例えば通信回線3に接続され、この通信回線3に接続された前述のルートサーバ4、他の端末5、汎用コンピュータ6、及び情報サーバ7等との間で情報のやりとりが可能となっている。
図3は、上記タグラベル作成装置2に備えられた本実施形態によるタグテープロールを備えたカートリッジ100の詳細構造を説明するための説明図である。
この図3において、カートリッジ100は、上記タグテープ101が巻回された第1ロール(本実施形態によるタグテープロール)102と、上記タグテープ101と略同じ幅である透明な上記カバーフィルム103が巻回された第2ロール(被印字テープロール)104と、上記インクリボン105(熱転写リボン、但しカバーフィルム103が感熱テープの場合は不要)を繰り出すリボン供給側ロール111と、印字後のインクリボン105を巻き取る上記リボン巻取りローラ106と、上記タグテープ101とカバーフィルム103とを押圧し接着させ上記印字済タグラベル用テープ110としつつ矢印Aで示す方向にテープ送りをする圧着ローラ107とを有している。
第1ロール102は、リール部材102aの周りに、長手方向に複数の無線タグ回路素子Toが所定の等間隔で連続的に順次形成された上記タグテープ101を巻回している。
タグテープ101はこの例では5層構造となっており(図3中部分拡大図参照)、内側に巻かれる側(図3中右側)よりその反対側(図3中左側)へ向かって、適宜の粘着材からなる粘着層(貼り合わせ用粘着材層)101a、PET(ポリエチレンテレフタラート)等から成る色付きのベースフィルム(タグテープ基材層)101b、上記ベースフィルム101bと略同一の色彩を備えた適宜の粘着材からなる粘着層(定置用粘着材層)101e、適宜の粘着材からなり、上記ベースフィルム101bと略同一の色彩を備えた粘着層(貼り付け用粘着材層)101c、剥離紙(剥離材層)101dの順序で積層され構成されている。
ベースフィルム101bの表側(図3中右側)には、後にカバーフィルム103を接着するための上記粘着層101aが形成され、ベースフィルム101bの裏側(図3中左側)には、上記粘着層101eが形成されている。この粘着層101eにより、情報を記憶するIC回路部151及びこのIC回路部151に接続され情報の送受信を行うアンテナ(タグ側アンテナ)152によって構成される無線タグ回路素子Toがベースフィルム101bに接着されている。
また、粘着層101eの裏側(図3中左側)には、上記剥離紙101dをベースフィルム101bに接着するための上記粘着層101cが無線タグ回路素子Toを内包するように設けられている。これら粘着層101cと粘着層101eとは強固に接着されるようになっており、タグテープ101の製造時に粘着層101c,101eはほぼ一体的に付着した状態となる。そして、最終的にラベル状に完成した無線タグラベルTを所定の商品等に貼り付ける際には、剥離紙101dをタグテープ本体側(粘着層101c)から剥がし、無線タグラベルTが粘着層101cにより当該商品等に接着されるようになっている。
なお、ここでは粘着層101cを無線タグ回路素子Toを内包するように粘着層101eの裏側全面に設けているが、これに限られず、粘着層101eの裏側における無線タグ回路素子To設置箇所以外の部分に設けるようにしてもよい。
第2ロール104は、リール部材104aの周りに上記カバーフィルム103を巻回している。カバーフィルム103は、その裏面側(すなわち上記タグテープ101と接着される側)に配置されたリボン供給側ロール111及びリボン巻取りローラ106で駆動されるインクリボン105が、上記印字ヘッド10に押圧されることで当該カバーフィルム103の裏面に当接させられるようになっている。
リボン巻取りローラ106及び圧着ローラ107は、それぞれカートリッジ100外に設けた例えばパルスモータである上記カートリッジ用モータ23(前述の図2参照)の駆動力が上記リボン巻取りローラ駆動軸11及び上記テープ送りローラ駆動軸12に伝達されることによって回転駆動される。
上記構成のカートリッジ100において、上記第1ロール102より繰り出されたタグテープ101は、圧着ローラ107へと供給される。一方、第2ロール104より繰り出されるカバーフィルム103は、上述したようにその裏面にインクリボン105が当接させられるようになっている。
そして、カートリッジ100が上記装置本体8のカートリッジホルダ部に装着されロールホルダ(図示せず)が離反位置から当接位置に移動されると、カバーフィルム103及びインクリボン105が印字ヘッド10とプラテンローラ108との間に狭持されるとともに、タグテープ101及びカバーフィルム103が圧着ローラ107とサブローラ109との間に狭持される。そして、カートリッジ用モータ23の駆動力によってリボン巻取りローラ106及び圧着ローラ107が矢印B及び矢印Cで示す方向にそれぞれ同期して回転駆動される。このとき、前述のテープ送りローラ駆動軸12と上記サブローラ109及びプラテンローラ108はギヤ(図示せず)にて連結されており、テープ送りローラ駆動軸12の駆動に伴い圧着ローラ107、サブローラ109、及びプラテンローラ108が回転し、第1ロール102から5層構造のタグテープ101が繰り出され、上述のように圧着ローラ107へ供給される。一方、第2ロール104からはカバーフィルム103が繰り出されるとともに、上記印刷駆動回路25により印字ヘッド10の複数の発熱素子が通電される。この結果、カバーフィルム103の裏面(=粘着層101a側の面)に所定の文字、記号、バーコード等の印字R(後述の図7参照)が印刷(但し裏面から印刷するので印刷側から見て鏡面対称の文字等を印刷している)される。そして、上記5層構造のタグテープ101と上記印刷が終了したカバーフィルム103とが上記圧着ローラ107及びサブローラ109により接着されて一体化され、印字済タグラベル用テープ110として形成され、カートリッジ100外へと搬出される。なお、カバーフィルム103への印字が終了したインクリボン105は、リボン巻取りローラ駆動軸11の駆動によりリボン巻取りローラ106に巻取られる。
図4は、上記高周波回路21の詳細機能を表す機能ブロック図である。この図4において、高周波回路21は、アンテナ14を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部32と、アンテナ14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波を入力する受信部33と、送受分離器34とから構成される。
送信部32は、無線タグ回路素子ToのIC回路部151の無線タグ情報にアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ための搬送波を発生させる水晶振動子35、PLL(Phase
Locked Loop)36、及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)37と、上記信号処理回路22から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例では信号処理回路22からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路38(但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路38により変調された変調波を増幅する送信アンプ39とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、好適にはUHF帯の周波数を用いており、上記送信アンプ39の出力は、送受分離器34を介してアンテナ14に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部151に供給される。
受信部33は、アンテナ14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生させられた搬送波とを掛け合わせる受信第1乗算回路40と、その受信第1乗算回路40の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第1バンドパスフィルタ41と、この第1バンドパスフィルタ41の出力を増幅して第1リミッタ42に供給する受信第1アンプ43と、上記アンテナ14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生された後に位相が90°遅延された搬送波とを掛け合わせる受信第2乗算回路44と、その受信第2乗算回路44の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第2バンドパスフィルタ45と、この第2バンドパスフィルタ45の出力を入力するとともに増幅して第2リミッタ46に供給する受信第2アンプ47とを備えている。そして、上記第1リミッタ42から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ46から出力される信号「RXS−Q」は、上記信号処理回路22に入力されて処理される。
また、受信第1アンプ43及び受信第2アンプ47の出力は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)回路48にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が信号処理回路22に入力されるようになっている。このようにして、本実施形態に係るタグラベル作成装置2では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの反射波の復調が行われる。
図5は、上記した印字済タグテープ110に備えられた無線タグ回路素子Toの機能的構成を表す機能ブロック図である。
この図5において、無線タグ回路素子Toは、タグラベル作成装置2側のアンテナ14とUHF帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行う上記アンテナ(タグ側アンテナ)152と、このアンテナ152に接続された上記IC回路部151とを有している。
IC回路部151は、アンテナ152により受信された搬送波を整流する整流部153と、この整流部153により整流された搬送波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部154と、上記アンテナ152により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部155に供給するクロック抽出部156と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶手段として機能するメモリ部157と、上記アンテナ152に接続された変復調部158と、上記整流部153、クロック抽出部156、及び変復調部158等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部155とを備えている。
変復調部158は、アンテナ152により受信された上記タグラベル作成装置2のアンテナ14からの無線通信信号の復調を行うと共に、上記制御部155からの応答信号に基づき、アンテナ152より受信された搬送波を変調反射する。
制御部155は、上記変復調部158により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部157において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部158により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図6は、上述したようなタグラベル作成装置2による無線タグ回路素子ToのIC回路部151の無線タグ情報へのアクセス(この例では書き込み)に際して、上記した端末5又は汎用コンピュータ6に表示される画面の一例を表す図である。
図6において、この例では、タグラベルの種別(アクセス周波数及びテープ寸法)、無線タグ回路素子Toに対応して印刷された印字文字R、その無線タグ回路素子Toに固有のIDであるアクセス(この例では書き込み)ID、上記情報サーバ7に記憶された物品情報のアドレス、及び上記ルートサーバ4におけるそれらの対応情報の格納先アドレス等が前記端末5又は汎用コンピュータ6に表示可能となっている。そして、その端末5又は汎用コンピュータ6の操作によりタグラベル作成装置2が作動されて、カバーフィルム103に上記印字文字Rが印刷されると共に、IC回路部151へ対応する物品情報等の無線タグ情報が書き込まれる。
以上の基本構成において、本実施形態の最も大きな特徴は、タグテープ101の粘着層101c及び剥離紙101dからなる剥離材テープ101B(後述の図8参照)の幅方向寸法を、タグテープ101の粘着層101a、ベースフィルム101b、及び粘着層101eからなる基材テープ101A(後述の図8参照)の幅方向寸法よりも大きくしたことにある。以下、その詳細について説明する。
図7(a)及び図7(b)は、上述のようにして無線タグ回路素子Toの情報読み取り(又は書き込み)及び印字済タグラベル用テープ110の切断が完了し形成された無線タグラベルTの外観の一例を表す図であり、図7(a)は上面図、図7(b)は下面図である。また図8は、図7中VIII−VIII′断面による横断面図である。
これら図7(a)、図7(b)、及び図8において、無線タグラベルTは、図3に示した5層構造にカバーフィルム103が加わった6層構造となっており、カバーフィルム103側(図8中上側)よりその反対側(図8中下側)へ向かって、カバーフィルム103、粘着層101a、ベースフィルム101b、粘着層101e、粘着層101c、及び剥離紙101dから構成されている。そして、前述のようにアンテナ152を含む無線タグ回路素子Toが粘着層101eと粘着層101cとの間に内包されるとともに、カバーフィルム103の裏面に印字R(この例では無線タグラベルTの種類を示す「RF−ID」の文字)が印刷されている。
このとき、本実施形態においては、図8に示すように、基材テープ101A(粘着層101a、ベースフィルム101b、及び粘着層101e)の幅方向寸法に対して剥離材テープ101B(粘着層101c及び剥離紙101d)の幅方向寸法を大きく形成し、これら基材テープ101Aと剥離材テープ101Bとを接着してタグテープ101を構成している。そして、このように構成されたタグテープ101の粘着層101aに、剥離材テープ101Bよりも大きな幅方向寸法に形成されたカバーフィルム103が接着されて、印字済タグラベル用テープ110が形成される。
上記のように構成した本実施形態においては、タグラベル作成装置2のカートリッジ100から印刷済みタグラベル用テープ110として取り出され搬送ガイド13によってアンテナ14に対向する所定位置(アクセスエリア)に設定保持された無線タグ回路素子Toに対し、順次アクセス(IC回路部151の無線タグ情報の読み取り又はIC回路部151への書き込み)が行われ、カッタ15により各無線タグ回路素子Toごとに切断されて無線タグラベルTが生成される。生成された無線タグラベルTは、ユーザによって上記剥離紙101dが剥がされて粘着層101cが露出された後、この粘着層101cを介し対象となる各種物品等に貼り付けられ使用される。
以上説明した本実施形態により得られる効果を比較例を用いて以下に詳細に説明する。
図9は上記第1ロール102の詳細な構造を表す概念的側面図であり、図10は上記第1ロール102の径方向に隣接する2つのタグテープ101の積層構造を表す図9中X−X′断面による横断面図である。
これら図9及び図10に示すように、粘着層101a、ベースフィルム101b、粘着層101e、粘着層101c、及び剥離紙101dからなる積層構造を備えたタグテープ101を巻回して第1ロール102とすると、その積層構造がロールの径方向に重ね巻きされ、図10に示すように径方向外側(図10中上側)のタグテープ101の層に含まれる粘着層101eとこれに対し径方向内側(図10中下側)に隣接するタグテープ101の層に含まれる粘着層101aとの間に剥離材テープ101B(粘着層101c及び剥離紙101d)が介在することとなる。
ここで、タグテープロール102の製造は、無線タグ回路素子Toの無駄をなくしコスト増大を防止する等の観点より、通常、ベースフィルム101bに粘着層101eを介し無線タグ回路素子Toを定置させ予め所定の幅に生成した基材テープ101Aの粘着層101e側に剥離材テープ101Bを貼り付け、これらを一対として径方向に幾重にも巻回していくことにより行われる(なお、剥離材テープ101Bを一旦基材テープ101Aに貼り付けた後は、剥離材テープ101B側の粘着層101cは基材テープ101A側の粘着層101eに付着し、前述したように剥離紙101dのみが剥離可能となる)。しかしながらこの場合、基材テープ101Aに剥離材テープ101Bを貼り付けるときに、両者の幅方向中心位置が一致するように位置決めを行ったとしても、その作業を行う装置の精度上、多少の中心位置のずれが生じる可能性がある。
このとき、例えば比較例として、上記基材テープ101Aにほぼ同じ幅方向寸法の剥離材テープ101B′を組み合わせてなるタグテープ101′を巻きまわしてタグテープロールを構成する場合を考える。図11は、この比較例におけるタグテープ101′を巻きまわしたタグテープロールの径方向に隣接する2つのタグテープ101′の積層構造を表す横断面図であり、上記図10に相当する図である。図10と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
この図11に示すように、本比較例のタグテープ101′は、幅方向寸法がほぼ等しく形成された粘着層101a、ベースフィルム101b、粘着層101e、粘着層101c′、及び剥離紙101d′からなる積層構造を備えている。
このような構成の本比較例において、タグテープロールの製造時に、仮に、上記した精度上の理由による基材テープ101Aと剥離材テープ101B′との中心位置ずれが生じたとすると(このずれた状態を図11中一点鎖線で示す)、本来剥離材テープ101B′で覆われるべき基材テープ101A側の粘着層101eの一部101e1が露出する結果、径方向外側(図11中上側)のタグテープ101′の層に含まれる粘着層101e(一部101e1)とこれに対し径方向内側(図11中下側)に隣接するタグテープ101′の層に含まれる粘着層101aとが互いに貼り付く(=粘着材どうしの誤粘着が生じる)可能性がある。
また、この図11ではタグテープ101′の各層をほぼ同等の厚さとして図示しているが、一般に粘着層101eは無線タグ回路素子Toの接着のために比較的厚く形成されることから、剥離材テープ101B′を基材テープ101Aに貼り合わせたときにその厚く量の多い粘着層101eの粘着材がテープの幅方向端部よりその外方へ若干はみ出す可能性がある(このはみ出した状態を図11中破線で示す)。このように粘着材がテープより幅方向外方へはみ出した状態で、仮に上記したような精度上の理由による基材テープ101Aと剥離材テープ101B′との中心位置ずれが生じると、上記誤粘着が生じる可能性が一層高くなる。
さらにこのように粘着材がテープの幅方向端部よりはみ出すと、そのはみ出し部101e2がカートリッジ100内において第1ロール102配置部の側壁面に当接してこれに貼り付く(=側壁への誤粘着)可能性もある。
以上のような現象が発生した場合、第1ロール102からタグテープ101′が容易に繰り出せなくなる畏れがある。
これに対し、本実施形態においては、図10に示すように剥離材テープ101Bの幅方向寸法を基材テープ101Aの幅方向寸法よりも大きく形成しているので、仮に上記したように製造時に基材テープ101Aと剥離材テープ101Bの幅方向中心位置が多少ずれて積層された場合(このずれた状態を図10中一点鎖線で示す)であっても、径方向に隣接するタグテープ層の粘着層どうし(すなわち粘着層101eと粘着層101a)の間に、剥離材テープ101Bの幅方向端部を確実に介在させることができる。これにより、粘着層101eと粘着層101aとが互いに貼り付く(=粘着材どうしの誤粘着が生じる)のを防止することができる。
また、上記したように無線タグ回路素子Toを接着するために比較的厚く量の多くなった粘着層101eの粘着材がテープの幅方向端部より若干はみ出した状態(このはみ出した状態を図10中破線で示す)で基材テープ101Aと剥離材テープ101Bとの中心位置ずれが生じた場合であっても、そのはみ出し量を考慮に入れて剥離材テープ101Bの幅方向寸法を大きく形成しておくことにより、粘着層101eのはみ出し部101e2と粘着層101aとの間に剥離材テープ101Bの幅方向端部101B1を確実に介在させて誤粘着を防止できる。
さらに、粘着層101eの幅方向寸法が剥離材テープ101Bの幅方向寸法よりも小さくなるので、上記はみ出し部101e2がカートリッジ100内において第1ロール102配置部の側壁へ誤粘着するのも防止できる。
以上の結果、第1ロール102からのタグテープ101の繰り出し性を良好に維持することができる。
また本実施形態においては、前述したように、剥離材テープ101Bの粘着層101cの色彩を基材テープ101Aのベースフィルム101bと略同一の色彩とする。すなわち、本実施形態においては、剥離材テープ101Bの幅方向寸法を基材テープ101Aよりも広く形成することから、剥離材テープ101Bの粘着層101cのうち基材テープ101Aより幅が広い部分は基材テープ101Aの幅方向端部からはみ出て露出することとなるが、上記のように粘着層101cの色彩をベースフィルム101bと略同一とすることにより、ユーザから見て、基材テープ101Aの色(すなわちベースフィルム101bの色)と、この基材テープ101Aの幅方向寸法からはみ出た粘着層101cの色とをほぼ同じとすることができる。これにより、無線タグラベルTとなったときの上記はみ出し部分における色合いの違和感を確実になくすことができる。
また前述のように無線タグ回路素子Toを配置するために比較的厚く量の多くなった粘着材層101eについても、貼り合わせたときその厚く量の多い粘着材がテープの幅方向端部よりその外方へ若干はみ出した場合に備え、基材テープ101Aの色(すなわちベースフィルム101bの色)とほぼ同じ色としておくことで、上記同様、上記はみ出し部分における色合いの違和感を確実になくすことができる。
さらに本実施形態においては、前述したように、カバーフィルム103の幅方向寸法を、基材テープ101Aよりも幅の大きな剥離材テープ101Bよりもさらに大きく形成する。このように、カバーフィルム103の幅方向寸法を最も大きくすることにより、タグテープ101にカバーフィルム103を貼り合わせた際に、カバーフィルム103の幅方向端部より基材テープ101A及び剥離材テープ101Bがはみ出すのを防止でき、ユーザから見て視覚的に違和感のない美しい印字付き無線タグラベルTを作成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で、種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を説明する。
(1)貼り合わせを行わない場合
すなわち、上記実施形態のように、無線タグ回路素子Toを備えたタグテープ101とは別のカバーフィルム103に印字を行ってこれらを貼り合わせるのではなく、感熱テープに備えられたベースフィルムに印字を行う無線タグ回路素子カートリッジに本発明を適用した場合である。
図12は、この変形例のカートリッジ100′の詳細構造を説明するための説明図であり、前述の図3に対応する図である。図3と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図12において、カートリッジ100′は、感熱テープ(タグテープ)101−1が巻回された第1ロール(タグテープロール)102′と、感熱テープ101−1をカートリッジ100′外部方向にテープ送りをするテープ送りローラ107′と、感熱テープ101−1の搬送方向を転向させつつ搬送を行うガイドローラ120とを有している。
第1ロール102′は、リール部材102′aの周りに、長手方向に複数の上記無線タグ回路素子Toが順次形成された帯状の(例えば無線タグ回路素子Toが印字側から見えないよう所定の色に着色された)上記感熱テープ101−1を巻回している。
第1ロール102′に巻き回される感熱テープ101−1はこの例では4層構造となっており(図12中部分拡大図参照)、外側に巻かれる側(図12中右側)よりその反対側(図12中左側)へ向かって、PET(ポリエチレンテレフタラート)等から成るベースフィルム(タグテープ基材層)101−1a、上記ベースフィルム101−1aと略同一の色彩を備えた適宜の粘着材からなる粘着層(定置用粘着材層)101−1e、適宜の粘着材からなり、上記ベースフィルム101−1aと略同一の色彩を備えた粘着層(貼り付け用粘着材層)101−1b、及び剥離紙(剥離材層)101−1cの順序で積層され構成されている。ベースフィルム101−1aの表側表面には熱により発色する感熱剤が塗布されている。
ベースフィルム101−1aの裏側には、上記粘着層101−1eが形成されている。この粘着層101−1eにより、情報を記憶するIC回路部151及びこのIC回路部151に接続され情報の送受信を行うアンテナ(タグ側アンテナ)152によって構成される無線タグ回路素子Toがベースフィルム101−1aに接着されている。
また、粘着層101−1eの裏側(図12中左側)には、上記剥離紙101−1cをベースフィルム101−1aに接着するための上記粘着層101−1bが無線タグ回路素子Toを内包するように設けられている。これら粘着層101−1bと粘着層101−1eとは強固に接着されるようになっており、感熱テープ101−1の製造時に粘着層101−1b,101−1eはほぼ一体的に付着した状態となる。そして、最終的にラベル状に完成した無線タグラベルTを所定の商品等に貼り付ける際には、剥離紙101−1cを感熱テープ側本体(粘着層101−1b)から剥がし、無線タグラベルTが粘着層101−1bにより当該商品等に接着されるようになっている。
カートリッジ100′が上記タグラベル作成装置2のカートリッジホルダ部に装着されローラホルダ(図示せず)が離反位置から当接位置に移動されると、感熱テープ101−1が印字ヘッド10とプラテンローラ108との間に狭持されるとともに、テープ送りローラ107′とサブローラ109との間に狭持される。そして、カートリッジ用モータ23(図2参照)の駆動力によるテープ送りローラ駆動軸12の駆動に伴い、テープ送りローラ107′、サブローラ109、及びプラテンローラ108が同期して回転し、第1ロール102Bから感熱テープ101−1が繰り出され、ガイドローラ120で方向を転向された後、印字ヘッド10側へと供給される。
印字ヘッド10は、その複数の発熱素子が上記印刷駆動回路25(図2参照)により通電され、これにより感熱テープ101−1のベースフィルム101−1aの表面に印字が印刷され、印字済タグラベル用テープ110′として形成された後、カートリッジ100′外へと搬出される。なお、前述の実施形態のようなインクリボンを用いた印字としてもよいことは言うまででもない。
カートリッジ100′外へ搬出した後の、前述のアンテナ14を介した無線タグ情報へのアクセス(情報読み取り/書き込み)、送出ローラ17による搬送、カッタ15による切断等については上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
図13は上記第1ロール102′の詳細な構造を表す概念的側面図であり、図14は上記第1ロール102′の径方向に隣接する2つの感熱テープ101−1の積層構造を表す図13中XIV−XIV′面による横断面図である。この図14に示すように、感熱テープ101−1の粘着層101−1b及び剥離紙101−1cからなる剥離材テープ101−1Bは、その幅方向寸法が、感熱テープ101−1のベースフィルム101−1a及び粘着層101−1eからなる基材テープ101Aよりも大きくなるように形成されている。
以上のような構成の本変形例においても、上記実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。このことを、比較例を用いて以下に詳細に説明する。
上記図13及び図14に示すように、基材テープ101−1A及び剥離材テープ101−1Bからなる積層構造を備えた感熱テープ101−1を巻回して第1ロール(タグテープロール)102′とすると、その積層構造がロールの径方向に重ね巻きされ、図14に示すように径方向外側(図14中上側)の感熱テープ101−1の層に含まれる粘着層101−1eとこれに対し径方向内側(図14中下側)に隣接する感熱テープ101−1の層に含まれる粘着層101−1eとの間に剥離材テープ101−1B及びベースフィルム101−1aが介在することとなる。
ここで、前述したように、一般に粘着層101−1eは無線タグ回路素子Toの接着のために比較的厚く形成されることから、剥離材テープ101−1Bを基材テープ101−1Aに貼り合わせたときにその厚く量の多い粘着層101−1eの粘着材がテープの幅方向端部よりその外方へ若干はみ出す可能性がある(このはみ出した状態を図14中破線で示す)。
このとき、例えば比較例として、基材テープ101−1Aとほぼ同じ幅方向寸法の剥離材テープ101−1B′を有する感熱テープ101−1′を巻きまわして感熱テープロールを構成する場合を考える。図15は、この比較例における感熱テープ101−1′を巻きまわした感熱テープロールの径方向に隣接する2つの感熱テープ101−1′の積層構造を表す横断面図であり、上記図14に相当する図である。図14と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
この図15に示すように、本比較例の感熱テープ101−1′は、幅方向寸法がほぼ等しく形成されたベースフィルム101−1a、粘着層101−1e、粘着層101−1b′、及び剥離紙101−1c′からなる積層構造を備えている。
このような構成である本比較例においては、感熱テープロールの製造時に、仮に、径方向外側(図15中上側)の感熱テープ101−1′の層に含まれる粘着層101−1eの上記したはみ出し部101−1e1とこれに対し径方向内側(図15中下側)に隣接する感熱テープ101−1′の層に含まれる粘着層101−1eのはみ出し部101−1e1との間に介在する物がないため、図15中矢印Dで示すようにそれらはみ出し部101−1e1,101−1e1が互いに貼り付く(=粘着材どうしの誤粘着が生じる)可能性がある。
特に、感熱テープ101−1′の製造時に前述した基材テープ101−1Aと剥離材テープ101−1B′との中心位置ずれ(前述したような精度上の理由による中心位置ずれ。このずれた状態を図15中一点鎖線で示す)が生じると、本来剥離紙101−1B′で覆われるべき粘着層101−1eの一部101−1e2が露出する結果、上記はみ出し部101−1e1,101−1e1が誤粘着を生じる可能性が一層高くなる。
これに対し、本実施形態においては、図14に示すように剥離材テープ101−1Bの幅方向寸法を基材テープ101−1Aの幅方向寸法よりも大きく形成しているので、径方向に隣接する感熱テープ101−1の層の上記粘着材のはみ出し部101−1e1どうしの間に剥離材テープ101−1Bの幅方向端部を確実に介在させて誤粘着が生じるのを防止することができる。
また、仮に上記した製造時における基材テープ101−1Aと剥離材テープ101−1Bとの幅方向中心位置のずれが生じた場合(このずれた状態を図14中一点鎖線で示す)であっても、はみ出し部101−1e1どうしの間に剥離紙101−1Bの幅方向端部101−1B1を確実に介在させて誤粘着を防止できる。
さらに、粘着層101−1eの幅方向寸法が剥離材テープ101−1Bの幅方向寸法よりも小さくなるので、上記はみ出し部101−1e1がカートリッジ100′内において第1ロール102′配置部の側壁へ誤粘着するのも防止できる。
以上の結果、第1ロール102′からの感熱テープ101−1の繰り出し性を良好に維持することができる。
また、前述したように剥離材テープ101−1Bの粘着層101−1bの色彩を基材テープ101−1Aのベースフィルム101−1aと略同一の色彩とするので、上記実施形態と同様に、無線タグラベルTとなったときのはみ出し部分における色合いの違和感をなくすことができるという効果も得ることができる。
また前述のように無線タグ回路素子Toを配置するために比較的厚く量の多くなった粘着材層101−1eについても、貼り合わせたときその厚く量の多い粘着材がテープの幅方向端部よりその外方へ若干はみ出した場合に備え、ベースフィルム101−1aの色)とほぼ同じ色としておくことで、上記同様、上記はみ出し部分における色合いの違和感を確実になくすことができる。
なお、上記変形例では、印字ヘッド10によりカートリッジ100′の外方からベースフィルム101Baに当接させて印字を行ったが、これに限られず、前述の実施形態と同様、カートリッジ100′の内方から印字を行ってもよい。
(2)中間層テープを設ける場合
図16は本変形例におけるタグテープロールの径方向に隣接する2つのタグテープ101″の積層構造を表す横断面図である。
この図16に示すように、本変形例のタグテープ101″は、粘着層101a、ベースフィルム101b、及び粘着層101eからなる基材テープ101Aと、粘着層101c及び剥離紙101dからなる剥離材テープ101Bとの間に、粘着層101f及びベースフィルム101gからなる中間層テープ(中間テープ層)101Cを備えている。この中間層テープ101Cは、例えば基材テープ101Aのベースフィルム101bを透明に構成し、中間層テープ101Cのベースフィルム101gを色つきとすることで、無線タグラベルTのテープ色をこの中間層テープ101Cにより種々変更するような場合に用いられるものである。
中間層テープ101Cは、基材テープ101Aとほぼ同じ幅方向寸法に形成されており、その粘着層101fが基材テープ101Aの粘着層101eに対して無線タグ回路素子Toを内包するように接着される。また、中間層テープ101Cのベースフィルムgの裏側(図16中下側)には、剥離材テープ101Bの粘着層101cが接着される。
上記構成のタグテープ101″を巻回してタグテープロールとすると、その積層構造がロールの径方向に重ね巻きされ、図16に示すように径方向外側(図16中上側)のタグテープ101″の層に含まれる粘着層101eとこれに対し径方向内側(図16中下側)に隣接するタグテープ101″の層に含まれる粘着層101eとの間に中間層テープ101C、剥離材テープ101B、及び粘着層101a及びベースフィルム101bが介在することとなる。
ここで、前述したように、一般に粘着層101eは無線タグ回路素子Toの接着のために比較的厚く形成されることから、中間層テープ101Cを基材テープ101Aに貼り合わせたときにその厚く量の多い粘着層101eの粘着材がテープの幅方向端部よりその外方へ若干はみ出す可能性がある(このはみ出した状態を図16中破線で示す)。
このとき、特に図面を用いて説明はしないが、例えば比較例として、基材テープ101A及び中間層テープ101Cとほぼ同じ幅方向寸法の剥離材テープを有するタグテープを巻きまわしてタグテープロールを構成する場合を考えると、径方向外側のタグテープの層に含まれる粘着層101eの上記したはみ出し部101e2とこれに対し径方向内側に隣接するタグテープの層に含まれる粘着層101eのはみ出し部101e2との間に介在する物がないため、それらはみ出し部101e2,101e2が互いに貼り付く(=粘着材どうしの誤粘着が生じる)可能性がある。特に、タグテープの製造時に前述した基材テープ101A及び中間層テープ101Cと剥離材テープとの中心位置ずれ(前述したような精度上の理由による中心位置ずれ)が生じると、上記はみ出し部101e2,101e2が誤粘着を生じる可能性が一層高くなる。
これに対し、本変形例においては、図16に示すように剥離材テープ101Bの幅方向寸法を基材テープ101A及び中間層テープ101Cの幅方向寸法よりも大きく形成しているので、径方向に隣接するタグテープ101″の層の上記粘着材のはみ出し部101e2どうしの間に剥離材テープ101Bの幅方向端部を確実に介在させて誤粘着が生じるのを防止することができる。
また、仮に上記した製造時における基材テープ101A及び中間層テープ101Cと剥離材テープ101Bとの幅方向中心位置のずれが生じた場合(このずれた状態を図16中一点鎖線で示す)であっても、はみ出し部101e2どうしの間に剥離紙101Bの幅方向端部101B1を確実に介在させて誤粘着を防止でき、さらに上記はみ出し部101e2がカートリッジ100内において第1ロール102配置部の側壁へ誤粘着するのも防止できる。
以上の結果、本変形例においても、第1ロール102からのタグテープ101″の繰り出し性を良好に維持することができる。
なお、以上説明した実施形態や上記(1)及び(2)の変形例の構成を適宜部分的に組み合わせて構成してもよいことは言うまでもなく、これらの場合も同様の効果を得る。
さらに、以上において、カートリッジ100,100′等のような無線タグ情報通信装置本体側に着脱可能なものに限られず、装置本体側に着脱不能のいわゆる据え付け型あるいは一体型のものを用い、その中に上記第1ロール102等を設けてもよい。この場合も同様の効果を得る。
またさらに、以上においては、タグラベル作成装置2は、無線タグ回路素子ToのIC回路部151から無線タグ情報の読み取り又は書き込みを行うと共に、サーマルヘッド10によってその無線タグ回路素子Toを識別するための印刷(印字)を行うものであったが、この印刷は必ずしも行われなくともよく、無線タグ情報の読み取り又は書き込みのみを行うものであっても構わない。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施形態のタグテープロールを含む無線タグ回路素子カートリッジを備えるタグラベル作成装置が適用される無線タグ生成システムを表すシステム構成図である。 図1に示したタグラベル作成装置の詳細構造を表す概念的構成図である。 図2に示したカートリッジの詳細構造を説明するための説明図である。 図2に示した高周波回路の詳細機能を表す機能ブロック図である。 無線タグ回路素子の機能的構成を表す機能ブロック図である。 無線タグ情報へのアクセスに際し、端末又は汎用コンピュータに表示される画面の一例を表す図である。 本発明の一実施形態のタグテープロールを含む無線タグ回路素子カートリッジを備えるタグラベル作成装置により形成された無線タグラベルの外観の一例を表す上面図及び下面図である。 図7中VIII−VIII′断面による横断面図である。 図3に示す第1ロールの詳細な構造を表す概念的側面図である。 第1ロールの径方向に隣接する2つの基材テープの積層構造を表す図9中X−X′断面による横断面図である。 剥離材テープの幅方向寸法を基材テープとほぼ等しくした比較例における第1ロールの径方向に隣接する2つの基材テープの積層構造を表す横断面図である。 貼り合わせを行わない変形例におけるカートリッジの詳細構造を説明するための説明図である。 図12に示す第1ロールの詳細な構造を表す概念的側面図である。 第1ロールの径方向に隣接する2つの感熱テープの積層構造を表す図13中XIV−XIV′断面による横断面図である。 剥離材テープの幅方向寸法を基材テープとほぼ等しくした比較例における第1ロールの径方向に隣接する2つの感熱テープの積層構造を表す横断面図である。 中間層テープを設ける変形例における第1ロールの径方向に隣接する2つの基材テープの積層構造を表す横断面図である。
符号の説明
2 タグラベル作成装置
100 カートリッジ(無線タグ回路素子カートリッジ)
100′ カートリッジ(無線タグ回路素子カートリッジ)
101 タグテープ
101A 基材テープ
101B 剥離材テープ
101C 中間層テープ(中間テープ層)
101′ タグテープ
101B′ 剥離材テープ
101a 粘着層(貼り合わせ用粘着材層)
101b ベースフィルム(タグテープ基材層)
101c 粘着層(貼り付け用粘着材層)
101d 剥離紙(剥離材層)
101c′ 粘着層(貼り付け用粘着材層)
101d′ 剥離紙(剥離材層)
101e 粘着層(定置用粘着材層)
101−1 感熱テープ(タグテープ)
101−1A 基材テープ
101−1B 剥離材テープ
101−1′ タグテープ
101−1B′ 剥離材テープ
101−1a ベースフィルム(タグテープ基材層)
101−1b 粘着層(貼り付け用粘着材層)
101−1c 剥離紙(剥離材層)
101−1e 粘着層(定置用粘着材層)
101−1b′ 粘着層(貼り付け用粘着材層)
101−1c′ 剥離紙(剥離材層)
102 第1ロール(タグテープロール)
102′ 第1ロール(タグテープロール)
103 カバーフィルム(被印字テープ)
104 第2ロール(被印字テープロール)
To 無線タグ回路素子

Claims (2)

  1. タグテープを巻回して構成したタグテープロールを備え、タグラベル作成装置に着脱可能に構成された無線タグ回路素子カートリッジであって、
    前記タグテープは、
    複数の無線タグ回路素子が長手方向に所定の間隔で配置されたタグテープ基材層を備えた基材テープと、
    前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に貼り付けるために前記タグテープ基材層の一面側に設けられた貼り付け用粘着材層、及び、この貼り付け用粘着材層を覆いその貼り付け用粘着材層と剥離可能に配置された剥離材層を備えた剥離材テープとからなり、
    前記基材テープの長手方向と交差する幅方向寸法よりも前記剥離材テープの幅方向寸法を大きくなるように構成するとともに、前記基材テープの長手方向と略直交する軸の周りに巻回して構成され、
    かつ、
    前記タグテープロールから繰り出される前記タグテープと貼り合わされる被印字テープを巻回した被印字テープロールを有し、
    前記タグテープロールの前記基材テープは、
    前記タグテープ基材層を前記被印字テープに貼り合わせるための貼り合わせ用粘着材層を有する
    ことを特徴とする無線タグ回路素子カートリッジ。
  2. 請求項1記載の無線タグ回路素子カートリッジにおいて、
    前記被印字テープの幅方向寸法は、前記基材テープの幅及び前記剥離材テープの幅よりも大きくなっている
    ことを特徴とする無線タグ回路素子カートリッジ。
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