JP4560827B2 - タグラベル作成装置用カートリッジ及びタグラベル作成装置 - Google Patents

タグラベル作成装置用カートリッジ及びタグラベル作成装置 Download PDF

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本発明は、無線通信により外部と情報の授受が可能な無線タグをテープ状に連続的に作成するタグラベル作成装置に係わり、特に、そのタグラベル作成装置に着脱可能に備えられるタグラベル作成装置用カートリッジ及びこれを用いたタグラベル作成装置に関する。
従来、例えば各種書類・物品の分類・整理用に添付するラベルを作成するために用いるものとして、帯状の被印字体に所定の印字を行ってテープ状のラベルを連続的に生成するタグラベル作成装置が既に提唱されている(例えば、特許文献1)。
この従来技術では、両面テープを巻回して収納したロールと被印字テープを巻回して収納したロールとを被印字体カートリッジに格納し、この被印字体カートリッジを印字ヘッド等を含む印字装置に装着する。そして、両面テープのロール及び被印字テープのロールを巻き出しつつ、被印字テープにその裏側(後に両面テープが接着される側)から印字を行い、印字後の被印字テープと両面テープとを貼り合わせてテープを作成する。消耗品である両面テープや被印字テープがなくなった場合には、カートリッジごと交換することによって容易かつ手軽に消耗品(両面テープのロール及び印字用テープのロール)の補充が可能となっている。
特開2002−361962号公報(段落番号0019〜0052、図1〜図5)
近年、小型の無線タグとリーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Ratio Frequency Identification)システムが知られている。無線タグに備えられた無線タグ回路素子は、所定の情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うアンテナ部とを備えており、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりIC回路部に対して情報の読み取り/書き込みが可能であり、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されている。
このような無線タグは、通常、ラベル状の素材上に無線タグ回路素子を設けて形成され、このタグラベルが対象物品に貼り付けられることが多い。また、この無線タグの管理上、タグ自体に併せて文字情報を印字しておくと非常に便利である。したがって、タグラベルを生成する装置として、上記従来技術のタグラベル作成装置を応用し、無線タグへの情報読み取り/書き込み及びタグへの印字を併せて行い、さらにカートリッジ化することで容易かつ手軽に消耗品(ロール)の補充を可能とすることが考えられるが、そのような装置は従来提唱されていなかった。
本発明の目的は、無線タグへの情報読み取り/書き込み及びタグへの印字を併せて行うことができ、かつ容易かつ手軽に消耗品の補充を行うことができるタグラベル作成装置用カートリッジ、及びこれを用いたタグラベル作成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、タグラベルを作成するタグラベル作成装置のカートリッジホルダに着脱可能に取り付けられるタグラベル作成装置用カートリッジであって、情報を記憶するIC回路部及びこのIC回路部に接続され情報の送受信を行うアンテナ部を備えた無線タグ回路素子が複数個配置されるとともに、第1粘着層を備えたタグテープを巻回した第1ロールと、被印字テープを巻回した第2ロールと、前記第1ロールから繰り出された前記タグテープの前記第1粘着層と、前記第2ロールから繰り出された前記被印字テープの被印字面とを、貼り合わせるテープ送りローラとを有し、前記カートリッジホルダへ装着された状態で、前記第2ロールから繰り出された前記被印字テープのうち、前記テープ送りローラより上流側の部分が、前記タグラベル作成装置の印字手段により押圧されて印字されることにより、前記上流側の部分において前記被印字テープへの印字が完了し、前記被印字テープと前記タグテープとが、前記被印字テープの印字が完了した前記被印字面と前記タグテープの前記IC回路部とが前記第1粘着層を介して一体となって、排出されるように構成したことを特徴とする。
第2の発明は、上記第1の発明において、前記タグテープは、前記第1粘着層と、前記IC回路部と、第2粘着層と、剥離紙とが、この順序で配列されており、前記被印字テープと前記タグテープとが、前記被印字テープ、前記第1粘着層、前記IC回路部、前記第2粘着層、及び前記剥離紙の順序で配列された状態で、排出されるように構成したことを特徴とする。
第1ロール及び第2ロールを備えたカートリッジをタグラベル作成装置に取り付けることにより、第2ロールから被印字テープを繰り出しつつ被印字テープに所定の印字を行う一方、第1ロールからタグテープを繰り出してその印字が完了した後の第2ロールと第1ロールとを貼り合わせ、タグラベルを作成する。このようにして、無線タグ情報の読み取り/書き込みが可能な無線タグ回路素子にさらに印字情報をも付した無線タグを完成させることができる。また、この第1ロールと第2ロールとを備えたカートリッジを用いることで、容易かつ手軽に消耗品の補充を行うことができる。
の発明は、上記第1又は第2の発明において、前記第2ロールは、カートリッジ内の、前記被印字テープに印字が行われる印字作業領域側に配置され、前記第1ロールは、カートリッジ内の、前記印字作業領域と反対側領域に配置されていることを特徴とする。
第1ロールは無線タグ回路素子を巻回して収納していることから、無線タグ回路素子の種類によってテープ自体の厚みが変動し、ロールが比較的大径となる可能性もある。本願第発明では、これに対応して、比較的小径となる被印字テープを巻回した第2ロールを印字作業領域側に配置し、その反対側に第1ロールを配置することにより、第1ロールの径が変動した場合でも第2ロールの配置位置は常時同一位置に固定とし、第1ロールの配置位置をその反印字作業領域側において適宜の位置に配置することができる。
の発明は、上記第2の発明において、前記印字作業領域において前記被印字テープに印字を行うためのインクリボンを繰り出すリボン供給側ロールと、前記被印字テープへの印字が終了したインクリボンを巻き取るリボン巻き取りロールとをさらに有し、前記リボン供給側ロール及び前記リボン巻き取りロールは、前記第2ロールの前記印字作業領域側に配置されていることを特徴とする。
リボン供給側ロールからインクリボンを繰り出すことで被印字テープに印字を行い、印字後のリボンをリボン巻き取りロールで巻き取ることにより、印字作業領域において円滑に印字を行うことができる。
[0014]
また、リボン供給側ロール及びリボン巻き取りロールを第2ロールのさらに印字作業領域側に配置することにより、小径のそれらリボン供給側ロール及び巻き取りロールをスペースの無駄なく効率的に配置することができる。
第5の発明は、上記第2乃至第4発明のいずれか1つにおいて、 前記第1ロールは、長手方向に前記複数の無線タグ回路素子が順次形成された前記タグテープを巻回するリール部材を備えていることを特徴とする。
第1ロールのリール部材からテープ状ラベル素材であるタグテープを繰り出すことにより、その長手方向に順次形成された複数の無線タグ回路素子を順次出現させ、これに対し印字後の第2ロールからの被印字テープを順次貼り合わせてタグテープを作成することができる。
第6の発明は、上記第2乃至第5発明のいずれか1つにおいて、前記第1ロールの前記タグテープの粘着面を覆う保護層を巻き取り前記粘着面を露出させる保護層巻き取りロールをさらに有することを特徴とする。
第1ロールのタグテープを巻回すときその第2ロールの被印字テープとの粘着面がロール巻き状態で隣接部に張り付かないように保護層(例えば剥離紙等)を設ける場合、第2ロールの被印字テープに貼り合わせる前にその保護層を取り去り粘着面を露出させる必要がある。本願第6発明においては、保護層巻き取りロールで保護層を巻き取ることにより、粘着面を円滑に露出させることができる。
第7の発明は、上記第6発明において、前記保護層巻き取りロールは、前記第1ロールよりも前記印字作業領域側に配置されていることを特徴とする。
これにより、第1ロールから繰り出されたタグテープが印字作業領域側で印字された後の第2ロールからの被印字テープと合流して貼り合わされるまでの間に確実に保護層の剥離を行うことができる。また、第1ロールが大径化してカートリッジ内のうち印字作業領域と反対側に配置された場合、その第1ロールの印字作業領域側にできた空きスペースを有効活用できるメリットもある。
上記目的を達成するために、第8の発明は、情報を記憶するIC回路部及びこのIC回路部に接続され情報の送受信を行うアンテナ部を備えた無線タグ回路素子が複数個配置されるとともに、第1粘着層を備えたタグテープ及び被印字テープがそれぞれ巻回された第1ロール及び第2ロールを内包するタグラベル装置用カートリッジを着脱可能なカートリッジホルダ部を筐体の一部に有するとともに、該カートリッジホルダ部に、前記被印字テープに印字を行う印字ヘッドと、前記タグテープと前記被印字テープとを前記第1ロール及び前記第2ロールからそれぞれ繰り出すための駆動軸とを備え、前記タグラベル作成用カートリッジを前記カートリッジホルダへ装着した状態で、前記第1ロール及び前記第2ロールから前記タグテープ及び前記被印字テープをそれぞれ繰り出しつつ、前記第2ロールから繰り出された前記被印字テープのうち前記テープ送りローラより上流側の部分に前記印字手段を押圧して所定の印字を行うことにより、前記上流側の部分において前記被印字テープへの印字を完了し記被印字テープの印字が完了した前記被印字面と前記タグテープの前記第1粘着層とを貼り合わせ、当該被印字テープ及びタグテープを前記被印字面と前記IC回路部とが前記第1粘着層を介し一体となった状態で排出し、タグラベルを作成することを特徴とする。
第9の発明は、上記第8発明において、前記タグテープは、前記第1粘着層と、前記IC回路部と、第2粘着層と、剥離紙とが、この順序で配列されており、前記被印字テープ及びタグテープを、前記被印字テープ、前記第1粘着層、前記IC回路部、前記第2粘着層、及び前記剥離紙の順序で配列された状態で排出し、タグラベルを作成することを特徴とする。
第2ロールから被印字テープを繰り出しつつ印字ヘッドで被印字テープに所定の印字を行う一方、第1ロールからタグテープを繰り出してその印字が完了した後の被印字テープとタグテープとを貼り合わせ、タグラベルを作成する。このようにして、無線タグ情報の読み取り/書き込みが可能な無線タグ回路素子にさらに印字情報をも付した無線タグを完成させることができる。またこのとき、第1ロールと第2ロールについてはカートリッジ化して着脱可能に構成することで、容易かつ手軽に消耗品の補充を行うことができる。さらに、複数の無線タグ回路素子を巻回して収納する第1ロールが比較的大径になったとしても、筐体の印字ヘッドと反対側の部分を開放可能としていることにより、その開放箇所より当該大径の第1ロールの一部又は全部をはみ出させるようにすることで、筐体自体を大型化することなく十分に対応することが可能である。
10の発明は、上記第8又は第9発明において、前記筐体は、前記印字ヘッドと反対側の部分に、前記タグラベル装置用カートリッジの装着時にそのカートリッジの一部を貫通し突出させる開口部を有しており、前記開口部を開閉する開閉手段をさらに設けたことを特徴とする。
第1ロールが比較的大径になったとしても、筐体の印字ヘッドと反対側の部分に設けた開口部を介し当該大径の第1ロールの一部又は全部をはみ出させるようにすることで、筐体自体を大型化することなく十分に対応することが可能である。
[0026]
また、開閉手段を設けたことにより、第1ロールの一部又は全部をはみ出させる必要がない場合(第1ロールが大径でない場合)には、当該開口部を閉塞することができる。このため、ほこりが入るのを防いだり、異物が入るのを防ぐことができる。
第11の発明は、上記第8乃至第10発明のいずれか1つにおいて、前記被印字テープへの印字が終了したインクリボンを巻き取るリボン巻き取りロールを駆動するリボン巻き取りロール駆動軸とをさらに有することを特徴とする。
これにより、リボン供給側ロールから巻き出され被印字テープに印字を行ったインクリボンを巻き取り駆動し、印字作業領域において円滑に印字を行うことができる。
第12の発明は、上記第8乃至第11発明のいずれか1つにおいて、前記無線タグ回路素子に備えられたIC回路部の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段と、このアクセス情報生成手段で生成したアクセス情報を、前記順次取り出した無線タグ回路素子の前記IC回路部に無線通信を介して非接触で伝達し、前記無線タグ情報にアクセスを行う情報アクセス手段とを有することを特徴とする。
これにより、アクセス情報生成部で無線タグ情報にアクセスする(読み取り/書き込みを行う)ためのアクセス情報を生成し、この情報を情報アクセス部から無線タグ回路素子のIC回路部に非接触で伝達することで、無線タグ情報にアクセスする(読み取り/書き込みを行う)ことができる。
本発明によれば、無線タグへの情報読み取り/書き込み及びタグへの印字を併せて行うことができ、かつ容易かつ手軽に消耗品の補充を行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のタグラベル作成装置(但し後述するカートリッジ100を取り付けた状態)の全体概略構造を表す斜視図である。
図1において、タグラベル作成装置(テープ作成装置)1は、装置本体2と、この装置本体2に着脱可能に取り付けられるカートリッジ100を収容するためのカートリッジホルダ部3Aとを有している。
装置本体2は、外郭を構成する筐体3と、後述の印刷動作に伴い、搬送ガイド(後述)を通過中の印字済タグテープ108(後述)に備えられる無線タグ回路素子To(後述)との間でUHF帯等の高周波を用いて無線通信により信号の授受を行うアンテナ4と、上記印字済タグテープ108を所定のタイミングで所定の長さに切断しラベル状の無線タグT(後述)を生成するカッタ5と、上記無線通信による信号授受時において無線タグ回路素子Toをアンテナ4に対向する所定のアクセスエリアに設定保持するとともに切断後の各無線タグTを案内するための一対の搬送ガイド(図示せず)と、その案内された無線タグTを搬出口6へと搬送し送出する送出ローラ(図示せず)とを有している。
カートリッジ100は、その長手方向に複数の上記無線タグ回路素子Toが順次形成された帯状の基材テープ107(詳細は後述)が巻回された第1ロール101と、透明なカバーフィルム103(被印字用テープ、詳細は後述)が巻回された第2ロール102とを有し、筐体3内の凹所である上記カートリッジホルダ部3Aに嵌合される。
図2は、図1中II方向からみた矢視側面図である。
図2において、上記タグラベル作成装置1には、第2ロール102から繰り出されたカバーフィルム103に所定の印字(印刷)を行う印字ヘッド(サーマルヘッド)8と、カバーフィルム103への印字が終了したインクリボン104を巻き取るリボン巻き取りロール105を駆動するリボン巻き取りロール駆動軸Aと、テープ送りローラBを駆動するテープ送りローラ駆動軸Cと、印字ヘッド8に対向する位置に当接離反可能に配置されプラテンローラDとサブローラEを保持するローラーホルダ(図示せず)とを備えている。
カートリッジ100が上記タグラベル作成装置1に装着され前記ローラホルダが離反位置から当接位置に移動された場合、カバーフィルム103及びインクリボン104が印字ヘッド8とプラテンローラDとの間に狭持されるとともに、基材テープ107及びカバーフィルム103がテープ送りローラBとサブローラEとの間に狭持される。前述のテープ送りローラ駆動軸CとサブローラE及びプラテンローラDはギヤにて連結されており、テープ送りローラ駆動軸Cの駆動に伴いテープ送りローラB、サブローラE及びプラテンローラDが回転し、基材テープ107及びカバーフィルム103が繰り出される。これと同時に、印字ヘッド8が通電されてカバーフィルム103に印字が行われる。カバーフィルム103への印字が終了したインクリボン104は、リボン巻き取りロール駆動軸Aの駆動によりリボン巻き取りロール105に巻き取られる。
上記筐体3は、この例では、少なくとも、テープ送りローラ駆動軸Cとリボン巻き取りロール駆動軸Aを内包しかつ印字ヘッド8と反対側の部分を解放可能に構成されており、この例では、印字ヘッド8と反対側の部分に、カートリッジ100の装着時にそのカートリッジ100の一部(上部、第1ロール101収納部分)を貫通し突出させる開口部3Bとなっている。
前述したカッタ5はカートリッジ100の出口部近傍に設けられており、後述のように、カートリッジ100の第1ロール101及び第2ロール102より繰り出された基材テープ107及び印字済のカバーフィルム103が貼り合わされ、さらに無線タグ回路素子のIC回路部に対する無線タグ情報読み取り/書き込みが終了した印字済タグテープ108を、所定のタイミングで所定の長さに切断し、無線タグ回路素子を備えた無線タグ(タグラベル)Tに分割生成する(詳細は後述)。
図3は、カートリッジ100の詳細構造を表す側面図である。
この図3において、カートリッジ100は、その長手方向に複数の無線タグ回路素子Toが順次形成された(詳細は後述)帯状の上記基材テープ(タグテープ;テープ状ラベル素材)107が巻回された上記第1ロール101と、上記基材テープ107と略同じ幅である透明な上記カバーフィルム103が巻回された上記第2ロール102と、上記リボン104を繰り出す上記リボン供給側ロール106と、印字後のリボン104を巻き取る上記リボン巻き取りロール105と、上記第1ロール101の基材テープ107の粘着面を覆う剥離紙(保護層、詳細は後述)を巻き取り粘着面を露出させる保護層巻き取りロール110と、上記基材テープ107とカバーフィルム103とを押圧し接着させ印字済タグテープ108としつつ矢印で示す方向にテープ送りをする上記テープ送りローラBとを有している。
第2ロール102は、リール部材102Aの周りに上記カバーフィルム103を巻回しており、カートリッジ100内のうち、印字ヘッド8による印字作業領域P側の第1室100Lに配置されている。同様に、第1ロール101は、リール部材101Aの周りに、長手方向に複数の無線タグ回路素子Toが順次形成された上記基材テープ107を巻回しており、カートリッジ100内のうち、上記印字作業領域Pと反対側領域である第2室100U(但し第1室100Lと第2室100Uとは、明確に仕切られている必要はない)に配置されている。
上記リボン供給側ロール106及びリボン巻き取りロール105は、第2ロール102の印字作業領域P側に配置されており、保護層巻き取りロール110は、第1ロール101よりも印字作業領域P側に配置されている。
リボン巻き取りロール105及びテープ送りローラBは、それぞれカートリッジ100外に設けた例えばパルスモータであるカートリッジ用モータ203(後述の図P参照)の駆動力が上記リボン巻き取りロール駆動軸A及び上記テープ送りローラ駆動軸Cに伝達されることによって回転駆動される。
第1ロール101に巻き回される基材テープ107はこの例では5層構造となっており(図3中部分拡大図参照)、内側に巻かれる側(図3中右側)よりその反対側(図3中左側)へ向かって、剥離紙(保護層、図示せず)、粘着層107a、PET(ポリエチレンテレフタラート)等から成る色付きのベースフィルム107b、粘着層107c、剥離紙107dの順序で積層され構成されている。そして、第1ロール101から巻き出された基材テープ107は図3中右側の剥離紙が保護層巻き取りロール110によりはぎ取られ、これによって上記粘着層107a、ベースフィルム107b、粘着層107c、剥離紙107dの順序で積層された4層構造となる(図3中拡大図参照)。
ベースフィルム107bの裏側(図3中左側)には、情報を記憶するIC回路部150が一体的に設けられており、ベースフィルム107bの裏側の表面にはIC回路部150に接続され情報の送受信を行うアンテナ151が形成されており、これらIC回路部150及びアンテナ151によって無線タグ回路素子Toが構成されている(後述の図8も参照)。
ベースフィルム107bの表側(図3中右側)には、後にカバーフィルム103を接着するための上記粘着層107aが形成され、またベースフィルム107bの裏側には、上記粘着層107cによって上記剥離紙107dがベースフィルム107bに接着されている。なお、この剥離紙107dは、最終的にラベル状に完成した無線タグTが所定の商品等に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着層107cにより当該商品等に接着できるようにしたものである。
第2ロール102より巻き出されるカバーフィルム103は、その裏面側(すなわち上記基材テープ107と接着される側)に配置されたリボン供給側ロール106及びリボン巻き取りロール105で駆動されるリボン104が、上記印字ヘッドに押圧されることで当該カバーフィルム103の裏面に当接させられるようになっている。
上記構成において、リボン巻き取りロール105及びテープ送りローラBが上記カートリッジ用モータ203の駆動力によって矢印で示す方向にそれぞれ同期して自転される。この駆動力によって第1ロール101から5層構造の基材テープ107が繰り出されるとともに前述のように保護層巻き取りロール110で剥離紙が巻き取られて4層構造となる。一方このとき上記駆動力によって第2ロール102からはカバーフィルム103が繰り出されるとともに、印刷駆動回路205(後述)によりサーマルヘッド8の複数の発熱素子が通電される。この結果、カバーフィルム103の裏面(=粘着層107a側の面、後述の図T参照)に所定の文字、記号、バーコード等の印字R(後述の図7(a)参照)が印刷(但し裏面から印刷するので印刷側から見て鏡面対象の文字等を印刷している)される。
そして、上記のように4層構造となった基材テープ107と、上記印刷が終了したカバーフィルム103とが上記テープ送りローラにより接着されて一体化され、印字済タグテープ108として形成され、カートリッジ100外へと搬出される。
図4は、コントローラ200の詳細構造を表す機能ブロック図である。
この図4において、コントローラ200は、上記アンテナ4を介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150の情報(無線タグ情報)へアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ための高周波回路201と、無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み出された信号を処理して情報を読み出すとともに無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスするためのアクセス情報を生成する信号処理回路202と、上記カートリッジ用モータ203の駆動を制御するカートリッジ駆動回路204と、上記サーマルヘッド8への通電を制御する印刷駆動回路205と、上記カッタ5を駆動して切断動作を行わせるソレノイド206と、そのソレノイド206を制御するソレノイド駆動回路207と、上記送出ローラを駆動する送出ローラ用モータ208を制御する送出ローラ駆動回路209と、上記高周波回路201、信号処理回路202、カートリッジ駆動回路204、印刷駆動回路205、ソレノイド駆動回路207、送出ローラ駆動回路209等を介し、タグラベル作成装置1全体の動作を制御するための制御回路210とを有する。
制御回路210は、いわゆるマイクロコンピュータであり、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU、ROM、及びRAM等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。またこの制御回路210は、入出力インターフェイス211を介し例えば通信回線に接続され、この通信回線に接続された図示しないルートサーバ、他の端末、汎用コンピュータ、及び情報サーバ等との間で情報のやりとりが可能となっている。
図5は、上記高周波回路201の詳細機能を表す機能ブロック図である。この図5において、高周波回路201は、アンテナ4を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部212と、アンテナ4により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波を入力する受信部213と、送受分離器214とから構成される。
送信部212は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の無線タグ情報にアクセスする(読み取り/書き込みを行う)ための搬送波を発生させる搬送波発生部として機能する水晶発振回路215と、上記信号処理回路212から供給される信号に基づいて上記搬送波発生部により発生させられた搬送波を変調(この例では信号処理回路212からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する搬送波変調部として機能する第1乗算回路216(但し「TX_ASK信号」の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その第1乗算回路216により変調された変調波を増幅(この例では制御回路210からの「TX_PWR」信号によって増幅率を決定される増幅)する変調波増幅部として機能する第1アンプ217とを備えている。そして、上記搬送波発生部により発生される搬送波は、好適には周波数300MHz以上とされ、上記第1アンプ217の出力は、送受分離器214を介してアンテナ4に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部150に供給される。
受信部213は、アンテナ4により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記搬送波発生部により発生させられた搬送波とを掛け合わせる第2乗算回路218と、その第2乗算回路218の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第2バンドパスフィルタ219と、この第2バンドパスフィルタ219の出力を増幅して第1リミッタ220に供給する第2アンプ221と、上記アンテナ4により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記搬送波発生部により発生された後に位相が90°ずらされた搬送波とを掛け合わせる第3乗算回路222と、その第3乗算回路222の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第1バンドパスフィルタ223と、この第1バンドパスフィルタ223の出力を入力するとともに増幅して第2リミッタ224に供給する第3アンプ225とを備えている。そして、上記第1リミッタ220から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ224から出力される信号「RXS−Q」は、上記信号処理回路202に入力されて処理される。
また、第2アンプ221及び第3アンプ225の出力は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)回路226にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が信号処理回路202に入力されるようになっている。このようにして、本実施形態のタグラベル作成装置1では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの反射波の復調が行われる。
図6は、上記した印字済タグテープ108に備えられた無線タグ回路素子Toの機能的構成を表す機能ブロック図である。
この図6において、無線タグ回路素子Toは、タグラベル作成装置1側のアンテナ4とUHF帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行う上記アンテナ151と、このアンテナ151に接続されたIC回路部150とを有している。
IC回路部150は、アンテナ151により受信された搬送波を整流する整流部152と、この整流部152により整流された搬送波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部153と、上記アンテナ151により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部(後述)157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶部として機能するメモリ部155と、上記アンテナ151に接続された変復調部156と、上記整流部152、クロック抽出部154、及び変復調部156等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための制御部157とを備えている。
変復調部156は、アンテナ151により受信された上記タグラベル作成装置1のアンテナ4からの通信信号の復調を行うと共に、上記制御部157からの返信信号に基づき、アンテナ4より受信された搬送波を反射変調する。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部156により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図7(a)及び図7(b)は、上記のようにして無線タグ回路素子Toの情報読み取り(又は書き込み)及び印字済タグテープ108の切断が完了し形成された無線タグTの外観の一例を表す図であり、図7(a)は上面図、図7(b)は下面図である。また図8は、図7中VIII‐VIII′断面による横断面図である。
これら図7(a)、図7(b)、及び図8において、無線タグTは、図3に示した4層構造にカバーフィルム103が加わった5層構造となっており、カバーフィルム103側(図T中上側)よりその反対側(図T中下側)へ向かって、カバーフィルム103、粘着層107a、ベースフィルム107b、粘着層107c、剥離紙107dで5層を構成している。そして、前述のように ベースフィルム107bの裏側に、IC回路部150及びアンテナ151からなる無線タグ回路素子Toが備えられるとともに、カバーフィルム103の裏面に印字R(この例では無線タグTの種類を示す「RF−ID」の文字)が印刷されている。
以上において、信号処理回路202は、各請求項記載の、無線タグ回路素子に備えられたIC回路部の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段を構成し、送信部213及びアンテナ4は、アクセス情報生成部で生成したアクセス情報を、順次取り出した無線タグ回路素子のIC回路部に無線通信を介して非接触で伝達し、無線タグ情報にアクセスを行う情報アクセス手段を構成する。
以上のように構成した本実施形態のタグラベル作成装置1においては、第2ロール102からカバーフィルム103を繰り出しつつ印字ヘッド8でカバーフィルム103に所定の印字を行う一方、第1ロール101より基材テープ107を繰り出してその印字終了後のカバーフィルム103とを貼り合わせ、印字済タグテープ108を作成する。このようにして、無線タグ情報の読み取り/書き込みが可能な無線タグ回路素子Toにさらに印字情報Rをも付した無線タグTを完成させることができる。またこのとき、第1ロール101と第2ロール102についてはカートリッジ化して着脱可能に構成することで、容易かつ手軽に無線タグTの作成に必要である消耗品(カバーフィルム103及び基材テープ107)の補充を行うことができる。
ここで、第1ロール101は無線タグ回路素子Toを巻回して収納していることから、無線タグ回路素子Toの種類によって基材テープ107自体の厚みが変動し、ロールが比較的大径となる可能性もある。本実施形態においては、基材テープ107を巻回した第1ロール101が比較的大径になったとしても、筐体3の印字ヘッド8と反対側の部分を開放可能な構造(開口部3B)としていることにより、その開口部3Bより当該大径の第1ロール101の一部又は全部をはみ出させるようにすることで、筐体3自体を大型化することなく十分に対応することが可能である。そして、上記大径でない第1ロール101を備えたカートリッジ100′(この場合のカートリッジ100′の構造を図9に、またカートリッジ100′を装着したときのタグラベル作成装置1の全体図を図10に示す。図1〜3と同等の部分には同一の符号を使用)と共通で使用することができる。
また、保護層巻き取りロール110を設け保護層(剥離紙)を巻き取ることにより、繰り出された第1ロール101からの基材テープ107が印字作業領域P側で印字された後の第2ロール102からのカバーフィルム103と合流して貼り合わされるまでの間に確実に保護層の剥離を行うことができる。特に、第1ロール101が大径化してカートリッジ100内のうち印字作業領域Pと反対側に配置されていることから、その第1ロール101の印字作業領域側にできた空きスペースを有効活用できる効果もある。
さらに、リボン供給側ロール106及びリボン巻き取りロール105を第2ロール102のさらに印字作業領域P側に配置したことにより、小径のそれらロール105,106をスペースの無駄なく効率的に配置することができる。
なお、上記実施形態においては、筐体3の一方側(図2、図10中上方側)を開口部3Bのままとしたが、これに限られず、この開口部3Bを開閉する開閉手段(例えばシャッター等)を設けてもよい。この場合、第1ロール101の一部又は全部をはみ出させる必要がない場合(第1ロール101が大径でない場合、図9及び図10参照)に、当該開口部3Bを閉塞することが可能となる。
また上記実施形態においては、カートリッジ100内に保護層を巻き取る保護層巻き取りロール110を設けたが、これに限られない。すなわち、上記実施形態においては、第1ロール101を巻回するとき粘着層107aがロール巻き状態で隣接部に貼り付かないように保護層(剥離紙等)を設けたが、巻き状態において隣接部への貼り付きが生じない場合(あるいは生じても巻き出しに支障がない場合)には保護層を設ける必要がなくなるため、この場合には保護層巻き取りロール110を省略してもよい。
本発明の一実施形態のタグラベル作成装置の全体概略構造を表す斜視図である。 図1中II方向からみた矢視側面図である。 カートリッジの詳細構造を表す側面図である。 コントローラの詳細構造を表す機能ブロック図である。 高周波回路の詳細機能を表す機能ブロック図である。 タグテープに備えられた無線タグ回路素子Toの機能的構成を表す機能ブロック図である。 無線タグの外観の一例を表す、上面図及び下面図である。 図7中VIII‐VIII′断面による横断面図である。 大径でない第1ロールを備えたカートリッジの構造を表す図である。 図9に示すカートリッジを取り付けた場合のタグラベル作成装置の全体概略構造を表す矢視側面図である。
1 タグラベル作成装置
3 筐体
3A カートリッジホルダ部
3B 開口部
4 アンテナ(情報アクセス手段)
8 サーマルヘッド(印字ヘッド)
100 カートリッジ
101 第1ロール
101A リール部材
102 第2ロール
103 カバーフィルム(被印字テープ)
104 インクリボン
105 リボン巻き取りロール
106 リボン供給側ロール
107 基材テープ(タグテープ)
108 印字済タグテープ
110 保護層巻き取りロール
150 IC回路部
151 アンテナ(アンテナ部)
202 信号処理回路(アクセス情報生成手段)
213 送信部(情報アクセス手段)
A リボン巻き取りロール駆動軸
C テープ送りローラ駆動軸
P 印字作業領域
R 印字
To
無線タグ回路素子

Claims (12)

  1. タグラベルを作成するタグラベル作成装置のカートリッジホルダに着脱可能に取り付けられるタグラベル作成装置用カートリッジであって、
    情報を記憶するIC回路部及びこのIC回路部に接続され情報の送受信を行うアンテナ部を備えた無線タグ回路素子が複数個配置されるとともに、第1粘着層を備えたタグテープを巻回した第1ロールと、
    被印字テープを巻回した第2ロールと、
    前記第1ロールから繰り出された前記タグテープの前記第1粘着層と、前記第2ロールから繰り出された前記被印字テープの被印字面とを、貼り合わせるテープ送りローラと
    を有し、
    前記カートリッジホルダへ装着された状態で、前記第2ロールから繰り出された前記被印字テープのうち、前記テープ送りローラより上流側の部分が、前記タグラベル作成装置の印字手段により押圧されて印字されることにより、前記上流側の部分において前記被印字テープへの印字が完了し、
    前記被印字テープと前記タグテープとが、前記被印字テープの印字が完了した前記被印字面と前記タグテープの前記IC回路部とが前記第1粘着層を介して一体となって、排出される
    ように構成したことを特徴とするタグラベル作成装置用カートリッジ。
  2. 請求項1記載のタグラベル作成装置用カートリッジにおいて、
    前記タグテープは、前記第1粘着層と、前記IC回路部と、第2粘着層と、剥離紙とが、この順序で配列されており、
    前記被印字テープと前記タグテープとが、前記被印字テープ、前記第1粘着層、前記IC回路部、前記第2粘着層、及び前記剥離紙の順序で配列された状態で、排出される
    ように構成したことを特徴とするタグラベル作成装置用カートリッジ。
  3. 請求項1又は2記載のタグラベル作成装置用カートリッジにおいて、
    前記第2ロールは、カートリッジ内の、前記被印字テープに印字が行われる印字作業領域側に配置され、
    前記第1ロールは、カートリッジ内の、前記印字作業領域と反対側領域に配置されていることを特徴とするタグラベル作成装置用カートリッジ。
  4. 請求項2記載のタグラベル作成装置用カートリッジにおいて、
    前記印字作業領域において前記被印字テープに印字を行うためのインクリボンを繰り出すリボン供給側ロールと、
    前記被印字テープへの印字が終了したインクリボンを巻き取るリボン巻き取りロールとをさらに有し、
    前記リボン供給側ロール及び前記リボン巻き取りロールは、前記第2ロールの前記印字作業領域側に配置されていることを特徴とするタグラベル作成装置用カートリッジ。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項記載のタグラベル作成装置用カートリッジにおいて、
    前記第1ロールは、長手方向に前記複数の無線タグ回路素子が順次形成された前記タグテープを巻回するリール部材を備えていることを特徴とするタグラベル作成装置用カートリッジ。
  6. 請求項2乃至5のいずれか1項記載のタグラベル作成装置用カートリッジにおいて、
    前記第1ロールの前記タグテープの粘着面を覆う保護層を巻き取り前記粘着面を露出させる保護層巻き取りロールをさらに有することを特徴とするタグラベル作成装置用カートリッジ。
  7. 請求項6記載のタグラベル作成装置用カートリッジにおいて、
    前記保護層巻き取りロールは、前記第1ロールよりも前記印字作業領域側に配置されていることを特徴とするタグラベル作成装置用カートリッジ。
  8. 情報を記憶するIC回路部及びこのIC回路部に接続され情報の送受信を行うアンテナ部を備えた無線タグ回路素子が複数個配置されるとともに、第1粘着層を備えたタグテープ及び被印字テープがそれぞれ巻回された第1ロール及び第2ロールを内包するタグラベル装置用カートリッジを着脱可能なカートリッジホルダ部を筐体の一部に有するとともに、
    該カートリッジホルダ部に、前記被印字テープに印字を行う印字ヘッドと、前記タグテープと前記被印字テープとを前記第1ロール及び前記第2ロールからそれぞれ繰り出すための駆動軸とを備え、
    前記タグラベル作成用カートリッジを前記カートリッジホルダへ装着した状態で、前記第1ロール及び前記第2ロールから前記タグテープ及び前記被印字テープをそれぞれ繰り出しつつ、前記第2ロールから繰り出された前記被印字テープのうち前記テープ送りローラより上流側の部分に前記印字手段を押圧して所定の印字を行うことにより、前記上流側の部分において前記被印字テープへの印字を完了し
    記被印字テープの印字が完了した前記被印字面と前記タグテープの前記第1粘着層とを貼り合わせ、当該被印字テープ及びタグテープを前記被印字面と前記IC回路部とが前記第1粘着層を介し一体となった状態で排出し、タグラベルを作成することを特徴とするタグラベル作成装置。
  9. 請求項8記載のタグラベル作成装置において、
    前記タグテープは、前記第1粘着層と、前記IC回路部と、第2粘着層と、剥離紙とが、この順序で配列されており、
    前記被印字テープ及びタグテープを、前記被印字テープ、前記第1粘着層、前記IC回路部、前記第2粘着層、及び前記剥離紙の順序で配列された状態で排出し、タグラベルを作成することを特徴とするタグラベル作成装置。
  10. 請求項8又は9記載のタグラベル作成装置において、
    前記筐体は、前記印字ヘッドと反対側の部分に、前記タグラベル装置用カートリッジの装着時にそのカートリッジの一部を貫通し突出させる開口部を有しており、
    前記開口部を開閉する開閉手段をさらに設けた
    ことを特徴とするタグラベル作成装置。
  11. 請求項8乃至10のいずれか1項記載のタグラベル作成装置において、
    前記被印字テープへの印字が終了したインクリボンを巻き取るリボン巻き取りロールを駆動するリボン巻き取りロール駆動軸とをさらに有することを特徴とするタグラベル作成装置。
  12. 請求項8乃至11のいずれか1項記載のタグラベル作成装置において、
    前記無線タグ回路素子に備えられたIC回路部の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段と、
    このアクセス情報生成手段で生成したアクセス情報を、前記順次取り出した無線タグ回路素子の前記IC回路部に無線通信を介して非接触で伝達し、前記無線タグ情報にアクセスを行う情報アクセス手段とを有することを特徴とするタグラベル作成装置。
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