JP2006146054A - 無線タグラベル及びタグテープ並びにタグテープロール - Google Patents

無線タグラベル及びタグテープ並びにタグテープロール Download PDF

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Abstract

【課題】ラベル作成時に無線タグ回路素子の損傷や外観上の露出を防止する。
【解決手段】無線タグラベルTは、所定の印字Rが施されたカバーフィルム103と、無線タグ回路素子Toを配置するためのベースフィルム101bと、ベースフィルム101bをカバーフィルム103に貼り合わせるための粘着層101aと、無線タグ回路素子Toをベースフィルム101bに定置させるための粘着層101eと、無線タグ回路素子Toを貼り付け対象に貼り付けるために設けられた粘着層101cと、これを覆いかつ剥離可能に配置された剥離紙101dとを有する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、外部と情報の無線通信が可能な無線タグラベル、及びこの無線タグラベルを連続的に作成するためのタグテープ並びにタグテープロールに関する。
従来、被印字材となるテープをロール状にカートリッジ(カセット)内に収納し、ロールよりテープを繰り出しつつ所望の文字を印刷してラベル状に排出するテープ印字装置(ラベル作成装置)が既に提唱されている(例えば、特許文献1)。
この従来技術においては、基材テープ(両面粘着テープ)を巻回したロールと、この基材テープに貼り合わされる被印字テープ(フィルムテープ)を巻回したロールとを備え、これら2つのロールから上記基材テープ及び上記被印字テープをそれぞれ繰り出しつつ被印字テープに所定の印字を行い、印字後の被印字テープと上記基材テープとを貼り合わせ、ラベルを作成するようになっている。
このとき、基材テープのテープ本体(基材層)の一方側には、上記被印字テープと貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層が設けられ、テープ本体の反対側には、作成後のラベルを対象に貼り付けるための貼り付け用粘着剤層が設けられ、さらにこの貼り付け用粘着剤層は、貼り付け時には剥がされる雛形紙によって覆われている。この結果、被印字テープと基材テープとを貼り合わせた後のラベルにおいては、被印字テープ層、基材テープの上記貼り合わせ用粘着剤層、基材層、貼り付け用粘着剤層、雛形紙の5層構造となっている。
特開平7−314831号公報(図1及び図2)
近年、無線タグ回路素子を備えた小型のタグとリーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが注目されている。タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりタグに備えられた無線タグ回路素子にアクセス(情報の読み取り/書き込み)が可能であり、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されている。
ここで、このようなタグについて、内部に記憶されたタグ情報とは別にその無線タグ情報に関連した情報をラベルに印字して使用するようにすれば、ユーザ側から上記関連情報を視認できて何かと便利である。そこで上記従来技術を適用して無線タグ回路素子を内蔵した印字付き無線タグラベルを作成することが考えられ、この場合、無線タグ回路素子を上記5層構造のうちの貼り合わせ用粘着剤層か貼り付け用粘着剤層のいずれかに配置することとなる。
しかしながら、貼り付け用粘着剤層中に配置した場合は無線タグ回路素子より雛形紙側に位置する実質的に貼り付けに寄与する粘着剤層が薄く(粘着剤の量が少なく)なり、貼り付け時に十分な接着力が得られない可能性があり、また貼り付け時に押圧による貼り付け面からの反力が無線タグ回路素子に加わりやすく、損傷が発生する可能性がある。
また貼り合わせ用粘着剤層中に無線タグ回路素子を配置した場合は、上記同様、無線タグ回路素子より被印字テープ側に位置する実質的に貼り合わせに寄与する粘着剤層が薄く(粘着剤の量が少なく)なり、貼り合わせ時に十分な接着力が得られない可能性があり、また貼り合わせ時に押圧による貼り合わせ手段(ローラ)からの反力が無線タグ回路素子に加わりやすく、損傷が発生する可能性がある。さらには、被印字テープが透過性を備えている(透明又は半透明等)場合には、ラベル表面側から被印字テープ越しに貼り合わせ粘着剤層中の無線タグ回路素子が丸見え(外観上の露出)となる。この結果、外観上好ましくなかったり、又は印字が読みにくくなったりするという不都合が生じる。
本発明の目的は、作成時に無線タグ回路素子の損傷や外観上の露出を防止できる無線タグラベル及びこれを作成するためのタグテープ並びにタグテープロールを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明の無線タグラベルは、所定の印字が施された被印字テープ層と、無線タグ回路素子を配置するためのタグテープ基材層と、このタグテープ基材層を、前記被印字テープ層に貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層と、前記無線タグ回路素子を前記タグテープ基材層に定置させるための定置用粘着剤層と、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に貼り付けるために設けられた貼り付け用粘着剤層と、この貼り付け用粘着剤層を覆いその貼り付け用粘着剤層と剥離可能に配置された剥離材層とを有することを特徴とする。
本願第1発明においては、被印字テープ層とタグテープ基材層とを貼り合わせる貼り合わせ用粘着剤層、剥離材層を覆う貼り付け用粘着剤層のほかに、無線タグ回路素子をタグテープ基材層に定置させるための定置用粘着剤層を新たに設ける(言い換えれば粘着剤層を少なくとも3層設ける)。これにより、貼り合わせ用粘着剤層や貼り付け用粘着剤層の接着力を損ねることがなく、また押圧力作用時においても貼り合わせ用粘着剤層や貼り付け用粘着剤層の全厚さ寸法分が緩衝機能を果たすため、無線タグ回路素子に損傷が発生するのを防止できる。また定置用粘着剤層をタグテープ基材層よりも剥離材層側に設けることでラベル表面側からはタグテープ基材層が目隠しとなって無線タグ回路素子は見えなくなり、外観上の露出を避けることができる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記タグテープ基材層と前記剥離材層との間に位置するように設けられた中間タグテープ基材層を有することを特徴とする。
これにより、タグテープ基材層と剥離材層との間に中間タグテープ基材層を含む積層構造の無線タグラベルを実現することができる。
上記目的を達成するために、第3の発明のタグテープは、所定の印字が施される被印字テープ層と、複数の無線タグ回路素子を長手方向に所定の間隔で配置するためのタグテープ基材層と、このタグテープ基材層を、前記被印字テープ層に貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層と、前記無線タグ回路素子を前記タグテープ基材層に定置させるための定置用粘着剤層と、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に貼り付けるために設けられた貼り付け用粘着剤層と、この貼り付け用粘着剤層を覆いその貼り付け用粘着剤層と剥離可能に配置された剥離材層とを有することを特徴とする。
本願第3発明においては、被印字テープ層とタグテープ基材層とを貼り合わせる貼り合わせ用粘着剤層、剥離材層を覆う貼り付け用粘着剤層のほかに、無線タグ回路素子をタグテープ基材層に定置させるための定置用粘着剤層を新たに設ける(言い換えれば粘着剤層を少なくとも3層設ける)。これにより、貼り合わせ用粘着剤層や貼り付け用粘着剤層の接着力を損ねることがなく、また押圧力作用時においても貼り合わせ用粘着剤層や貼り付け用粘着剤層の全厚さ寸法分が緩衝機能を果たすため、無線タグ回路素子に損傷が発生するのを防止できる。また定置用粘着剤層をタグテープ基材層よりも剥離材層側に設けることでラベル作成後にその表面側からはタグテープ基材層が目隠しとなって無線タグ回路素子は見えなくなり、外観上の露出を避けることができる。
第4の発明は、上記第3発明において、前記タグテープ基材層と前記剥離材層との間に位置するように設けられた中間タグテープ基材層を有することを特徴とする。
これにより、タグテープ基材層と剥離材層との間に中間タグテープ基材層を含む積層構造のタグテープを実現することができる。
上記目的を達成するために、第5の発明のタグテープロールは、所定の印字が施される被印字テープ層と、複数の無線タグ回路素子を長手方向に所定の間隔で配置するためのタグテープ基材層と、このタグテープ基材層を、前記被印字テープ層に貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層と、前記無線タグ回路素子を前記タグテープ基材層に定置させるための定置用粘着剤層と、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に貼り付けるために設けられた貼り付け用粘着剤層と、この貼り付け用粘着剤層を覆いその貼り付け用粘着剤層と剥離可能に配置された剥離材層とを有するタグテープを、テープ長手方向と略直交する軸の周りに巻回して構成したことを特徴とする。
本願第5発明では、タグテープにおいて、被印字テープ層とタグテープ基材層とを貼り合わせる貼り合わせ用粘着剤層、剥離材層を覆う貼り付け用粘着剤層のほかに、無線タグ回路素子をタグテープ基材層に定置させるための定置用粘着剤層を新たに設ける(言い換えれば粘着剤層を少なくとも3層設ける)。これにより、貼り合わせ用粘着剤層や貼り付け用粘着剤層の接着力を損ねることがなく、また押圧力作用時においても貼り合わせ用粘着剤層や貼り付け用粘着剤層の全厚さ寸法分が緩衝機能を果たすため、無線タグ回路素子に損傷が発生するのを防止できる。また定置用粘着剤層をタグテープ基材層よりも剥離材層側に設けることでラベル作成後にその表面側からはタグテープ基材層が目隠しとなって無線タグ回路素子は見えなくなり、外観上の露出を避けることができる。
第6の発明は、上記第5発明において、前記貼り合わせ用粘着剤層、前記定置用粘着剤層、前記貼り付け用粘着剤層は、粘着特性が所望のものとなるように適宜に選択されて構成されていることを特徴とする。
例えば貼り合わせ用粘着剤層は被印字テープ層及びタグテープ基材層に対する接着性、定置用粘着剤層はタグテープ基材層、無線タグ回路素子及び貼り付け用粘着剤層に対する接着性、貼り付け用粘着剤層は無線タグ回路素子、定置用粘着剤層及び被着体に対する接着性等、当該粘着剤層に対し好適な性能の粘着特性を備えた適宜の粘着剤を選択して用いることで、タグテープとしての品質を向上することができる。
第7の発明は、上記第5又は第6発明において、前記貼り合わせ用粘着剤層、前記定置用粘着剤層、前記貼り付け用粘着剤層のうち少なくとも2つは、互いに粘着特性が異なるように構成されていることを特徴とする。
これにより、当該粘着剤層に対し好適な性能の粘着特性を備えた適宜の粘着剤を個別に用いることが可能となり、タグテープとしての品質を向上することができる。
第8の発明は、上記第5又は第6発明において、前記貼り合わせ用粘着剤層、前記定置用粘着剤層、前記貼り付け用粘着剤層は、互いに略同一の接着力を備えるように構成されていることを特徴とする。
これにより、全粘着剤層が略同一に構成され略同一の粘着性能を備えた安価で汎用のタグテープを実現することができる。
第9の発明は、上記第5発明において、前記タグテープロールは、前記タグテープ基材層と前記剥離材層との間に位置するように設けられた中間タグテープ基材層を有することを特徴とする。
これにより、タグテープ基材層と剥離材層との間に中間タグテープ基材層を含む積層構造のタグテープを実現することができる。
第10の発明は、上記第9発明において、前記タグテープロールは、前記定置用粘着剤層と前記中間タグテープ基材層との間に位置する中間粘着剤層を有することを特徴とする。
これにより、タグテープ基材層と剥離材層との間に中間タグテープ基材層を含み、さらにこの中間タグテープ基材層と定置用粘着剤層との間に中間粘着剤層を含む積層構造のタグテープを実現することができる。
第11の発明は、上記第10発明において、前記貼り合わせ用粘着剤層、前記定置用粘着剤層、前記中間粘着剤層、前記貼り付け用粘着剤層は、粘着特性が所望のものとなるように適宜に選択されて構成されていることを特徴とする。
例えば貼り合わせ用粘着剤層は被印字テープ層及びタグテープ基材層に対する接着性、定置用粘着剤層はタグテープ基材層、無線タグ回路素子及び中間粘着剤層に対する接着性、中間粘着剤層は無線タグ回路素子、定置用粘着剤層及び中間タグテープ基材層に対する接着性、貼り付け用粘着剤層は中間タグテープ基材層及び被着体に対する接着性等、当該粘着剤層に対し好適な性能の粘着特性を備えた適宜の粘着剤を選択して用いることで、タグテープとしての品質を向上することができる。
第12の発明は、上記第10又は第11発明において、前記貼り合わせ用粘着剤層、前記定置用粘着剤層、前記中間粘着剤層、前記貼り付け用粘着剤層のうち少なくとも2つは、互いに粘着特性が異なるように構成されていることを特徴とする。
これにより、当該粘着剤層に対し好適な性能の粘着特性を備えた適宜の粘着剤を個別に用いることが可能となり、タグテープとしての品質を向上することができる。
第13の発明は、上記第5又は第10発明において、前記貼り合わせ用粘着剤層、前記定置用粘着剤層、前記中間粘着剤層、前記貼り付け用粘着剤層は、互いに略同一の接着力を備えるように構成されていることを特徴とする。
これにより、全粘着剤層が略同一に構成され略同一の粘着性能を備えた安価で汎用のタグテープを実現することができる。
第14の発明は、上記第6又は第11発明において、前記貼り付け用粘着剤層は、他の粘着剤層より接着力が弱くなるように構成されていることを特徴とする。
これにより、一旦貼り付けた後に破壊することなく、再び引きはがすことが可能な、再使用可能なラベルを作成することができる。
第15の発明は、上記第6又は第11発明において、前記貼り付け用粘着剤層は、他の粘着剤層より接着力が強くなるように構成されていることを特徴とする。
これにより、一旦貼り付けた後は剥がすことが困難な、換言すれば剥がすと破壊されるような特性を有する貼り付きラベルを作成することができる。
第16の発明は、上記第6発明において、前記貼り合わせ用粘着剤層若しくは前記定置用粘着剤層は、他の粘着剤層より凝集力が弱くなるように構成されていることを特徴とする。
これにより、作成したラベルに引き剥がし方向の力が加わったときには、貼り合わせ用粘着剤層若しくは定置用粘着剤層が自ら分離破壊するので、それ以外の部分、特に無線タグ回路素子の破壊を防止できる。すなわち、内部情報の保存を図れるセキュリティテープを実現できる。
第17の発明は、上記第11発明において、前記貼り合わせ用粘着剤層、若しくは前記定置用粘着剤層、若しくは前記中間粘着剤層は、他の粘着剤層より接着力が強くなるように構成されていることを特徴とする。
これにより、作成したラベルに引き剥がし方向の力が加わったときには、貼り合わせ用粘着剤層、又は定置用粘着剤層、若しくは中間粘着剤層が自ら分離破壊するので、それ以外の部分、特に無線タグ回路素子の破壊を防止できる。すなわち、内部情報の保存を図れるセキュリティテープを実現できる。
第18の発明は、上記第5乃至第17発明のいずれか1つにおいて、前記貼り合わせ用粘着剤層及び前記定置用粘着剤層のうち、少なくとも一方を、所望の色に着色した粘着剤により構成したことを特徴とする。
被印字テープ層を透過性とすることで粘着剤の色がそのまま視覚的にはタグテープ及びラベルの色となるので、貼り合わせ用粘着剤層を着色することでよりカラフルな色彩のタグテープやラベルを作成することができ、また裏面側の無線タグ回路素子を確実に隠すことができる。また定置用粘着剤層を着色してもよい。
第19の発明は、上記第5乃至18のいずれか1項発明において、前記無線タグ回路素子の通信周波数の波長をλとした時に、前記貼り付け用粘着剤層の厚さをλ/50以上としたことを特徴とする。
貼り付け用粘着剤層の厚さを通信周波数の波長をλとしてλ/50以上と比較的厚くすることにより、作成した無線タグラベルを金属物に貼り付けた場合であっても、無線タグ回路素子の電波送受機能への悪影響を低減又は防止することができる。
第20の発明は、上記第5乃至第19発明のいずれか1つにおいて、前記剥離材層に代えて吸着用の磁石層を設け、前記貼り付け用粘着剤層に代えて、前記磁石層と前記定置用粘着剤層との間に位置し、前記磁石層を前記定置用粘着剤層に取り付ける取り付け用粘着剤層を設けたことを特徴とする。
これにより、作成した無線タグラベルを、磁石層を介し貼り付け対象に貼り付けることができる。
第21の発明は、上記第5乃至第19発明のいずれか1つにおいて、前記剥離材層に代えて脱着具を設け、前記貼り付け用粘着剤層に代えて、前記脱着具と前記定置用粘着剤層との間に位置し、前記脱着具を前記定置用粘着剤層に取り付ける取り付け用粘着剤層を設けたことを特徴とする。
これにより、作成した無線タグラベルを、脱着具を介し貼り付け対象に取り付けるとともに取り外し可能とすることもできる。
第22の発明は、上記第9乃至第12発明のいずれか1つにおいて、前記貼り付け用粘着剤層及び前記剥離材層を省略し、前記中間タグテープ基材層を最外層としたことを特徴とする。
これにより、貼り付けることを前提としない、カード型の無線タグを作成することができる。
本発明によれば、無線タグ回路素子に損傷が発生するのを防止でき、また外観上の露出を避けることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態の無線タグラベルを作成するためのタグラベル作成装置を含む無線タグ生成システムを表すシステム構成図である。
図1に示すこの無線タグ生成システム1において、タグラベル作成装置2は、有線あるいは無線による通信回線3を介してルートサーバ4、端末5、汎用コンピュータ6、及び複数の情報サーバ7に接続されている。
図2は、上記タグラベル作成装置2の詳細構造を表す概念的構成図である。
図2において、タグラベル作成装置2の装置本体8には、凹所としてのカートリッジホルダ部(図示せず)が設けられ、このホルダ部にカートリッジ(無線タグ回路素子カートリッジ)100が着脱可能に取り付けられている。
装置本体8は、カートリッジ100を嵌合させる上記カートリッジホルダ部を備えるとともに外郭を構成する筐体9と、カバーフィルム(被印字テープ)103に所定の印字(印刷)を行う印字ヘッド(サーマルヘッド)10と、カバーフィルム103への印字が終了したインクリボン105を駆動するリボン巻取りローラ駆動軸11と、カバーフィルム(被印字テープ)103と帯状のタグテープ101とを貼り合わせつつ印字済タグラベル用テープ110としてカートリッジ100から繰り出すためのテープ送りローラ駆動軸12と、印字済タグラベル用テープ110に備えられる無線タグ回路素子To(詳細は後述)との間でUHF帯等の高周波を用いて無線通信により信号の授受を行うアンテナ14と、上記印字済タグラベル用テープ110を所定のタイミングで所定の長さに切断しラベル状の無線タグラベルT(詳細は後述)を生成するカッタ15と、上記無線通信による信号授受時において無線タグ回路素子Toをアンテナ14に対向する所定のアクセスエリアに設定保持するとともに切断後の各無線タグラベルTを案内するための一対の搬送ガイド13と、その案内された無線タグラベルTを搬出口(排出口)16へと搬送し送出する送出ローラ17と、搬出口16における無線タグラベルTの有無を検出する排出センサ18とを有している。
排出センサ18は、例えば投光器及び受光器からなる反射型の光電センサである。投光器と受光器との間に無線タグラベルTが存在しない場合には、その投光器から出力された光が受光器に入力される。一方、投光器と受光器との間に無線タグラベルTが存在する場合には、投光器から出力された光が遮蔽されて受光器からの制御出力が反転させられるようになっている。
一方、装置本体8はまた、上記アンテナ14を介し上記無線タグ回路素子Toへアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ための高周波回路21と、無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理するための信号処理回路22と、前述したリボン巻取りローラ駆動軸11及びテープ送りローラ駆動軸12を駆動するカートリッジ用モータ23と、このカートリッジ用モータ23の駆動を制御するカートリッジ駆動回路24と、上記印字ヘッド10への通電を制御する印刷駆動回路25と、上記カッタ15を駆動して切断動作を行わせるソレノイド26と、そのソレノイド26を制御するソレノイド駆動回路27と、上記送出ローラ17を駆動する送出ローラ用モータ28と、この送出ローラ用モータ28を制御する送出ローラ駆動回路29と、上記高周波回路21、信号処理回路22、カートリッジ駆動回路24、印刷駆動回路25、ソレノイド駆動回路27、送出ローラ駆動回路29等を介し、タグラベル作成装置2全体の動作を制御するための制御回路30とを有する。
制御回路30は、いわゆるマイクロコンピュータであり、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU、ROM、及びRAM等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。またこの制御回路30は、入出力インターフェイス31を介し例えば通信回線3に接続され、この通信回線3に接続された前述のルートサーバ4、他の端末5、汎用コンピュータ6、及び情報サーバ7等との間で情報のやりとりが可能となっている。
図3は、上記タグラベル作成装置2に備えられたカートリッジ100の詳細構造を説明するための説明図である。
この図3において、カートリッジ100は、上記タグテープ101が巻回された第1ロール(タグテープロール)102と、上記タグテープ101と略同じ幅である光透過性の(透明又は半透明な)上記カバーフィルム103が巻回された第2ロール(被印字テープロール)104と、上記インクリボン105(熱転写リボン、但しカバーフィルム103が感熱テープの場合は不要)を繰り出すリボン供給側ロール111と、印字後のインクリボン105を巻き取る上記リボン巻取りローラ106と、上記タグテープ101とカバーフィルム103とを押圧し接着させ上記印字済タグラベル用テープ110としつつ矢印Aで示す方向にテープ送りをする圧着ローラ107とを有している。
第1ロール102は、リール部材102aの周りに、長手方向に複数の無線タグ回路素子Toが所定の等間隔で連続的に順次形成された上記タグテープ101を巻回している。
タグテープ101はこの例では5層構造となっており(図3中部分拡大図参照)、内側に巻かれる側(図3中右側)よりその反対側(図3中左側)へ向かって、適宜の色彩を備え所望の粘着特性が得られるように選択された適宜の粘着剤からなる粘着層(貼り合わせ用粘着剤層)101a、PET(ポリエチレンテレフタラート)等から成る色付きのベースフィルム(タグテープ基材層)101b、所望の粘着特性が得られるように選択された適宜の粘着剤からなる粘着層(定置用粘着剤層)101e、所望の粘着特性が得られるように選択された適宜の粘着剤からなる粘着層(貼り付け用粘着剤層)101c、剥離紙(剥離材層)101dの順序で積層され構成されている。
ベースフィルム101bの表側(図3中右側)には、後にカバーフィルム103を接着し貼り合わせるための上記粘着層101aが形成され、ベースフィルム101bの裏側(図3中左側)には、上記粘着層101eが形成されている。この粘着層101eにより、情報を記憶するIC回路部151及びこのIC回路部151に接続され情報の送受信を行うアンテナ(タグ側アンテナ)152によって構成される無線タグ回路素子Toがベースフィルム101bに接着定置されている。
また、粘着層101eの裏側(図3中左側)には、上記剥離紙101dをベースフィルム101bに接着するための上記粘着層101cが無線タグ回路素子Toを内包するように設けられている。これら粘着層101cと粘着層101eとは強固に接着されるようになっており、タグテープ101の製造時に粘着層101c,101eはほぼ一体的に付着した状態となる。そして、最終的にラベル状に完成した無線タグラベルTを所定の商品等に貼り付ける際には、剥離紙101dをタグテープ本体側(粘着層101c)から剥がし、無線タグラベルTが粘着層101cにより当該商品等に接着され貼り付けられるようになっている。
なお、ここでは粘着層101cを無線タグ回路素子Toを内包するように粘着層101eの裏側全面に設けているが、これに限られず、粘着層101eの裏側における無線タグ回路素子To設置箇所以外の部分に設けるようにしてもよい。同様に粘着層101cについても無線タグ回路素子To設置個所以外の部分に設けるようにしてもよい。これらの場合、タグテープ101あるいは作成後の無線タグラベルTをより薄くできる効果がある。
第2ロール104は、リール部材104aの周りに上記カバーフィルム103を巻回している。カバーフィルム103は、その裏面側(すなわち上記タグテープ101と接着される側)に配置されたリボン供給側ロール111及びリボン巻取りローラ106で駆動されるインクリボン105が、上記印字ヘッド10に押圧されることで当該カバーフィルム103の裏面に当接させられるようになっている。
リボン巻取りローラ106及び圧着ローラ107は、それぞれカートリッジ100外に設けた例えばパルスモータである上記カートリッジ用モータ23(前述の図2参照)の駆動力が上記リボン巻取りローラ駆動軸11及び上記テープ送りローラ駆動軸12に伝達されることによって回転駆動される。
上記構成のカートリッジ100において、上記第1ロール102より繰り出されたタグテープ101は、圧着ローラ107へと供給される。一方、第2ロール104より繰り出されるカバーフィルム103は、上述したようにその裏面にインクリボン105が当接させられるようになっている。
そして、カートリッジ100が上記装置本体8のカートリッジホルダ部に装着されロールホルダ(図示せず)が離反位置から当接位置に移動されると、カバーフィルム103及びインクリボン105が印字ヘッド10とプラテンローラ108との間に狭持されるとともに、タグテープ101及びカバーフィルム103が圧着ローラ107とサブローラ109との間に狭持される。そして、カートリッジ用モータ23の駆動力によってリボン巻取りローラ106及び圧着ローラ107が矢印B及び矢印Cで示す方向にそれぞれ同期して回転駆動される。このとき、前述のテープ送りローラ駆動軸12と上記サブローラ109及びプラテンローラ108はギヤ(図示せず)にて連結されており、テープ送りローラ駆動軸12の駆動に伴い圧着ローラ107、サブローラ109、及びプラテンローラ108が回転し、第1ロール102から5層構造のタグテープ101が繰り出され、上述のように圧着ローラ107へ供給される。一方、第2ロール104からはカバーフィルム103が繰り出されるとともに、上記印刷駆動回路25により印字ヘッド10の複数の発熱素子が通電される。この結果、カバーフィルム103の裏面(=粘着層101a側の面)に所定の文字、記号、バーコード等の印字R(後述の図7参照)が印刷(但し裏面から印刷するので印刷側から見て鏡面対称の文字等を印刷している)される。そして、上記5層構造のタグテープ101と上記印刷が終了したカバーフィルム103とが上記圧着ローラ107及びサブローラ109により接着されて一体化され、印字済タグラベル用テープ110として形成され、カートリッジ100外へと搬出される。なお、カバーフィルム103への印字が終了したインクリボン105は、リボン巻取りローラ駆動軸11の駆動によりリボン巻取りローラ106に巻取られる。
図4は、上記高周波回路21の詳細機能を表す機能ブロック図である。この図4において、高周波回路21は、アンテナ14を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部32と、アンテナ14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波を入力する受信部33と、送受分離器34とから構成される。
送信部32は、無線タグ回路素子ToのIC回路部151の無線タグ情報にアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ための搬送波を発生させる水晶振動子35、PLL(Phase
Locked Loop)36、及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)37と、上記信号処理回路22から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例では信号処理回路22からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路38(但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路38により変調された変調波を増幅する送信アンプ39とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、好適にはUHF帯の周波数を用いており、上記送信アンプ39の出力は、送受分離器34を介してアンテナ14に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部151に供給される。
受信部33は、アンテナ14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生させられた搬送波とを掛け合わせる受信第1乗算回路40と、その受信第1乗算回路40の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第1バンドパスフィルタ41と、この第1バンドパスフィルタ41の出力を増幅して第1リミッタ42に供給する受信第1アンプ43と、上記アンテナ14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生された後に位相が90°遅延された搬送波とを掛け合わせる受信第2乗算回路44と、その受信第2乗算回路44の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第2バンドパスフィルタ45と、この第2バンドパスフィルタ45の出力を入力するとともに増幅して第2リミッタ46に供給する受信第2アンプ47とを備えている。そして、上記第1リミッタ42から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ46から出力される信号「RXS−Q」は、上記信号処理回路22に入力されて処理される。
また、受信第1アンプ43及び受信第2アンプ47の出力は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)回路48にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が信号処理回路22に入力されるようになっている。このようにして、本実施形態に係るタグラベル作成装置2では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの反射波の復調が行われる。
図5は、上記した印字済タグテープ110に備えられた無線タグ回路素子Toの機能的構成を表す機能ブロック図である。
この図5において、無線タグ回路素子Toは、タグラベル作成装置2側のアンテナ14とUHF帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行う上記アンテナ(タグ側アンテナ)152と、このアンテナ152に接続された上記IC回路部151とを有している。
IC回路部151は、アンテナ152により受信された搬送波を整流する整流部153と、この整流部153により整流された搬送波のエネルギを蓄積しIC回路部151の駆動電源とするための電源部154と、上記アンテナ152により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部155に供給するクロック抽出部156と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶手段として機能するメモリ部157と、上記アンテナ152に接続された変復調部158と、上記整流部153、クロック抽出部156、及び変復調部158等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部155とを備えている。
変復調部158は、アンテナ152により受信された上記タグラベル作成装置2のアンテナ14からの無線通信信号の復調を行うと共に、上記制御部155からの応答信号に基づき、アンテナ152より受信された搬送波を変調反射する。
制御部155は、上記変復調部158により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部157において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部158により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図6は、上述したようなタグラベル作成装置2による無線タグ回路素子ToのIC回路部151の無線タグ情報へのアクセス(読み取り又は書き込み)に際して、上記した端末5又は汎用コンピュータ6に表示される画面の一例を表す図である。
図6において、この例では、タグラベルの種別(アクセス周波数及びテープ寸法)、無線タグ回路素子Toに対応して印刷された印字文字R、その無線タグ回路素子Toに固有のIDであるアクセスID、上記情報サーバ7に記憶された物品情報のアドレス、及び上記ルートサーバ4におけるそれらの対応情報の格納先アドレス等が前記端末5又は汎用コンピュータ6に表示可能となっている。そして、その端末5又は汎用コンピュータ6の操作によりタグラベル作成装置2が作動されて、カバーフィルム103に上記印字文字Rが印刷されると共に、IC回路部151へ対応する物品情報等の無線タグ情報が書き込まれる(又はIC回路部151より読み出される)。
本実施形態の最も大きな特徴は、積層構造のラベルに無線タグ回路素子を含ませて無線タグラベルTを作成するために、既に述べたように粘着剤層を3層設けたことにある。以下、その詳細について説明する。
図7(a)及び図7(b)は、上述のようにして無線タグ回路素子Toの情報読み取り(又は書き込み)及び印字済タグラベル用テープ110の切断が完了し形成された無線タグラベルTの外観の一例を表す図であり、図7(a)は上面図、図7(b)は下面図である。また図8は、図7中VIII−VIII′断面による横断面図である。
これら図7(a)、図7(b)、及び図8において、無線タグラベルTは、図3に示した5層構造にカバーフィルム103が加わった6層構造となっており、カバーフィルム103側(図8中上側)よりその反対側(図8中下側)へ向かって、カバーフィルム(被印字テープ層)103、粘着層(貼り合わせ用粘着剤層)101a、ベースフィルム(タグテープ基材層)101b、粘着層(定置用粘着剤層)101e、粘着層(貼り付け用粘着剤層)101c、及び剥離紙(剥離材層)101dから構成されている。そして、前述のようにアンテナ152を含む無線タグ回路素子Toが粘着層101eと粘着層101cとの間に内包されるとともに、カバーフィルム103の裏面に印字R(この例では無線タグラベルTの種類を示す「RF−ID」の文字)が印刷されている。
上記のように構成した本実施形態においては、タグラベル作成装置2のカートリッジ100から印刷済みタグラベル用テープ110として取り出され搬送ガイド13によってアンテナ14に対向する所定位置(アクセスエリア)に設定保持された無線タグ回路素子Toに対し、順次アクセス(IC回路部151の無線タグ情報の読み取り又はIC回路部151への書き込み)が行われ、カッタ15により各無線タグ回路素子Toごとに切断されて無線タグラベルTが生成される。生成された無線タグラベルTは、ユーザによって上記剥離紙101dが剥がされて粘着層101cが露出された後、この粘着層101cを介し対象となる各種物品等に貼り付けられ使用される。
このようにして構成された本実施形態のタグテープ101、及びこれを備えた第1ロール102、及びタグテープ101を用いて作成した無線タグラベルTによれば、以下の効果が得られる。すなわち、本実施形態においては、カバーフィルム103とベースフィルム101bとを貼り合わせる貼り合わせ用の粘着層101a、剥離紙101dを覆う貼り付け用の粘着層101cのほかに、無線タグ回路素子Toをベースフィルム101bに定置させるための定置用の粘着層101eを新たに設ける(言い換えれば粘着剤層を少なくとも3層設ける)。これにより、貼り合わせ用の粘着層101aや貼り付け用の粘着層101cの接着力を損ねることがなく、また押圧力作用時においても貼り合わせ用の粘着層101aや貼り付け用の粘着層101cの全厚さ寸法分が緩衝機能を果たすため、無線タグ回路素子Toに損傷が発生するのを防止できる。また定置用の粘着層101eをベースフィルム101bよりも剥離紙101d側(言い換えればタグラベルの裏側)に設けることでラベル表面側からはベースフィルム101bが目隠しとなって無線タグ回路素子Toは見えなくなり、外観上の露出を避けることができる。
特に、この実施形態では、上述したように、貼り合わせ用の粘着層101a、定置用の粘着層101e、貼り付け用の粘着層101cが、粘着特性が所望のものとなるように適宜に選択されて構成されている。すなわち例えば、貼り合わせ用の粘着層101aはカバーテープ103及びベースフィルム101bに対する接着性を考慮し、定置用の粘着層101eはベースフィルム101b、無線タグ回路素子To及び貼り付け用の粘着層101cに対する接着性を考慮し、貼り付け用の粘着層101cは無線タグ回路素子To、定置用の粘着層101e、及び貼り付け対象物(被着体)に対する接着性を考慮して、当該粘着層に対し好適な性能の粘着特性を備えた適宜の粘着剤を選択して用いる(別の見方をすれば、貼り合わせ用の粘着層101a、定置用の粘着層101e、貼り付け用の粘着層101cのうち少なくとも2つを、互いに粘着特性が異なるように構成する)ことで、当該粘着層に対し好適な性能の粘着特性を備えた適宜の粘着剤を個別に用いることが可能となり、タグテープ又はラベルとしての品質を向上することができる。以下、そのような粘着特性の具体例を挙げて説明する。
(A)汎用テープ及びラベル
すなわち例えば、貼り合わせ用の粘着層101a、定置用の粘着層101e、貼り付け用の粘着層101cを、互いに略同一の接着力を備えるように粘着剤を選択する(すべて同一の粘着剤を用いる等)ことにより、全粘着剤層が略同一に構成され略同一の粘着性能を備えた安価で汎用のタグテープ及びラベルを実現することができる。
(B)再剥離テープ及びラベル
すなわち例えば、貼り付け用の粘着層101cを、他の粘着層101a,101eより接着力が弱くなるように粘着剤を選択する(あるいは少なくとも粘着層101cについては弱粘着タイプの粘着剤を用いる等)ことにより、一旦貼り付けた後に破壊することなく、再び引きはがすことが可能な、再使用可能なラベルを作成することができる。
(C)強粘着テープ及びラベル
すなわち例えば、貼り付け用の粘着層101cを、他の粘着層101a,101eより接着力が強くなるように粘着剤を選択する(あるいは少なくとも粘着層101cについては強粘着タイプの粘着剤を用いる等)ことにより、一旦貼り付けた後は剥がすことが困難な、換言すれば剥がすと破壊されるような特性を有する貼り付きラベルを作成することができる。
(D)セキュリティテープ及びラベル
すなわち例えば、貼り合わせ用の粘着層101aを他の粘着層101c,101eよりも凝集力(固化後の強度)が弱くなるように粘着剤を選択する(あるいは、定置用の粘着層101eを他の粘着層101a,101cよりも凝集力が弱くなるように粘着剤を選択する)。これにより、作成した無線タグラベルTに引き剥がし方向の力が加わったとき、凝集力の弱い貼り合わせ用の粘着層101a(あるいは定置用の粘着層101e)が自ら分離破壊するので、それ以外の部分、特に無線タグ回路素子Toの破壊を防止できる。すなわち、無線タグ回路素子ToのIC回路部151に保持した内部情報の保存を図れるセキュリティテープ及びラベルを実現できる。
(E)曲面用テープ及びラベル
すなわち例えば、貼り合わせ用の粘着層101a、定置用の粘着層101e、貼り付け用の粘着層101cについて、それぞれ通常よりも耐反発性が高くなるように粘着剤を選択することにより、無線タグラベルTを曲面状に折り曲げても粘着を維持できるようになるので、曲面貼り付けに対応可能となる。
(F)高耐熱テープ及びラベル
すなわち例えば、貼り合わせ用の粘着層101a(またはこれを含むすべての粘着層101a,101c,101e)について、通常よりも耐熱性が高くなるように粘着剤を選択することにより、高耐熱テープ及びラベルを作製可能となる。
(G)高耐光性テープ及びラベル
すなわち例えば、貼り合わせ用の粘着層101a(またはこれを含むすべての粘着層101a,101c,101e)について、通常よりも耐光性が高くなるように粘着剤を選択することにより、高耐光テープ及びラベルを作製可能となる。
(H)フラッグ状貼り付けテープ及びラベル
すなわち例えば、貼り付け用の粘着層101cについて、それぞれ通常よりも自己接着性が高くなるように粘着剤を選択することにより、無線タグラベルTの全体又は一部をフラッグ状に折り曲げその端部同士を強力に互いに粘着できるようになるので、フラッグ状に貼り付けて使用することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で、種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を説明する。
(1)貼り付け用粘着剤以外の手段で対象への取り付けを行う場合
図9は、このような変形例を表す横断面図であり、上記図8に相当する図である。
図9において、この無線タグラベルTでは、図8に示した剥離紙101dに代えて吸着用の磁石層(マグネット)200を設け、さらに貼り付け用の粘着層101cに代えて、磁石層200と定置用の粘着層101eとの間に、磁石層200を定置用の粘着層101eに取り付けるための粘着層101h(取り付け用粘着剤層)を設けている。これにより、作成した無線タグラベルTを、磁石層200を介し貼り付け対象に貼り付けるとともに、取り外し可能とできる。
なお、磁石層200にも限られず、例えば、貼り付け・引き剥がし自在のテープ、吸盤、ボタン等の脱着具を設け、その脱着具を上記取り付け用の粘着層101hで定置用の粘着層101eに取り付けてもよい。この場合も同様の効果を得る。
(2)中間テープ層を設ける場合
図10は、この変形例を表す横断面図であり、上記図8に対応する図である。
図10において、この無線タグラベルTでは、ベースフィルム101bと剥離紙101dとの間に位置するように(詳細には定置用の粘着層101eと貼り付け用の粘着層101cとの間に)、中間ベースフィルム(中間タグテープ基材層)101gを設け、さらにこの中間ベースフィルム101gと定置用の粘着層101eとの間に中間粘着層(中間粘着剤層)101fを備えている。この中間ベースフィルム101gは、例えば上記ベースフィルム101bと同様の材質で構成されている。また、上記中間粘着層101fが定置用の粘着層101eに対し無線タグ回路素子Toを内包するように接着され、中間ベースフィルム101gの裏側(図10中下側)には、上記貼り付け用の粘着層101cが接着される。
なお、図10に示す構造において、貼り合わせ用の粘着層101a、ベースフィルム101b、定置用の粘着層101eの3層構造と、中間粘着層101f、中間ベースフィルム101g、貼り付け用の粘着層101cの3層構造とは、いずれも粘着剤−フィルム−粘着剤の構造であることから、材質を共通化できる場合には同一の組み合わせを使用可能であり、互いに入れ替えて配置することも可能となる。
本変形例によっても、上記実施形態と同様の効果を得られる。すなわち、貼り合わせ用の粘着層101a、粘着層101cのほかに、定置用の粘着層101e及び中間粘着層101fを新たに設ける(言い換えれば粘着剤層を少なくとも4層設ける)ことにより、貼り合わせ用の粘着層101aや貼り付け用の粘着層101cの接着力を損ねることがなく、また押圧力作用時においても貼り合わせ用の粘着層101aや貼り付け用の粘着層101cの全厚さ寸法分が緩衝機能を果たすため、無線タグ回路素子Toに損傷が発生するのを防止できる。また定置用の粘着層101eをベースフィルム101bよりも剥離紙101d側(言い換えればタグラベルの裏側)に設けることでラベル表面側からはベースフィルム101bが目隠しとなって無線タグ回路素子Toは見えなくなり、外観上の露出を避けることができる。
また、この変形例でも、上記実施形態と同様、貼り合わせ用の粘着層101a、定置用の粘着層101e、貼り付け用の粘着層101c、中間粘着層101fが、粘着特性が所望のものとなるように適宜に選択されて構成されている。すなわち例えば、貼り合わせ用の粘着層101aはカバーテープ103及びベースフィルム101bに対する接着性を考慮し、定置用の粘着層101eはベースフィルム101b、無線タグ回路素子To、及び中間粘着層101fに対する接着性を考慮し、中間粘着層101fは無線タグ回路素子To、定置用の粘着層101e、及び中間ベースフィルム101gに対する接着性を考慮し、貼り付け用の粘着層101cは中間ベースフィルム101g及び貼り付け対象物(被着体)に対する接着性を考慮して、当該粘着層に対し好適な性能の粘着特性を備えた適宜の粘着剤を選択して用いる(別の見方をすれば、貼り合わせ用の粘着層101a、定置用の粘着層101e、貼り付け用の粘着層101c、中間粘着層101fのうち少なくとも2つを、互いに粘着特性が異なるように構成する)ことで、当該粘着層に対し好適な性能の粘着特性を備えた適宜の粘着剤を個別に用いることが可能となり、タグテープ又はラベルとしての品質を向上することができる。この場合も、上記実施形態と同様、以下のような粘着特性の具体例を挙げることができる。
(A′)汎用テープ及びラベル
例えば貼り合わせ用の粘着層101a、定置用の粘着層101e、貼り付け用の粘着層101c、中間粘着層101fを、互いに略同一の接着力を備えるように粘着剤を選択する(すべて同一の粘着剤を用いる等)ことにより、全粘着剤層が略同一に構成され略同一の粘着性能を備えた安価で汎用の(4層粘着層構造の)タグテープ及びラベルを実現することができる。
(B′)再剥離テープ及びラベル
例えば貼り付け用の粘着層101cを、他の粘着層101a,101e,101fより接着力が弱くなるように粘着剤を選択する(あるいは少なくとも粘着層101cについては弱粘着タイプの粘着剤を用いる等)ことにより、一旦貼り付けた後に破壊することなく、再び引きはがすことが可能な、再使用可能なラベルを作成することができる。
(C′)強粘着テープ及びラベル
例えば貼り付け用の粘着層101cを、他の粘着層101a,101e,101fより接着力が強くなるように粘着剤を選択する(あるいは少なくとも粘着層101cについては強粘着タイプの粘着剤を用いる等)ことにより、一旦貼り付けた後は剥がすことが困難な、換言すれば剥がすと破壊されるような特性と有する貼り付きラベルを作成することができる。
(D′)セキュリティテープ及びラベル
例えば、貼り合わせ用の粘着層101aを他の粘着層101c,101e,101fよりも凝集力が弱くなるように粘着剤を選択する(あるいは、定置用の粘着層101eを他の粘着層101a,101c,101fよりも凝集力が弱くなるように粘着剤を選択する、若しくは、中間粘着層101fを他の粘着層101a,101c、101eよりも凝集力が弱くなるように粘着剤を選択する)。これにより、作成した無線タグラベルTに引き剥がし方向の力が加わったとき、凝集力の弱い貼り合わせ用の粘着層101a(あるいは定置用の粘着層101e、若しくは中間粘着層101f)が自ら分離破壊するので、それ以外の部分、特に無線タグ回路素子Toの破壊を防止できる。すなわち、無線タグ回路素子ToのIC回路部151に保持した内部情報の保存を図れるセキュリティテープ及びラベルを実現できる。
(E′)曲面用テープ及びラベル
例えば貼り合わせ用の粘着層101a、定置用の粘着層101e、貼り付け用の粘着層101c、中間用粘着層101fについて、それぞれ通常よりも耐反発性が高くなるように粘着剤を選択することにより、無線タグラベルTを曲面状に折り曲げても粘着を維持できるようになるので、曲面貼り付けに対応可能となる。
(F′)高耐熱テープ及びラベル
例えば貼り合わせ用の粘着層101a(またはこれを含むすべての粘着層101a,101c,101e,101f)について、通常よりも耐熱性が高くなるように粘着剤を選択することにより、高耐熱テープ及びラベルを作製可能となる。
(G′)高耐光性テープ及びラベル
例えば貼り合わせ用の粘着層101a(またはこれを含むすべての粘着層101a,101c,101e,101f)について、通常よりも耐光性が高くなるように粘着剤を選択することにより、高耐光テープ及びラベルを作製可能となる。
(H′)フラッグ状貼り付けテープ及びラベル
例えば、貼り付け用の粘着層101cについて、それぞれ通常よりも自己接着性が高くなるように粘着剤を選択することにより、無線タグラベルTの全体又は一部をフラッグ状に折り曲げその端部同士を強力に互いに粘着できるようになるので、フラッグ状に貼り付けて使用することが可能となる。
さらに、上記中間ベースフィルム101g及び中間粘着層101fを備える積層構造のタグテープ及び無線タグラベルにおいても、上記(1)で説明したように、粘着剤以外の手段で取り付けを行うようにしてもよい。図11は、このような変形例を表す横断面図であり、上記図10に相当する図である。
図11において、この無線タグラベルTでは、図10に示した剥離紙101dに代えて吸着用の磁石層(マグネット)200を設け、さらに貼り付け用の粘着層101cに代えて、磁石層200と中間ベースフィルム101gとの間に、磁石層200を中間ベースフィルムに取り付けるための粘着層101h(取り付け用粘着剤層)を設けている。これにより、作成した無線タグラベルTを、磁石層200を介し貼り付け対象に貼り付けるとともに、取り外し可能とできる。
なお、磁石層200にも限られず、例えば、貼り付け・引き剥がし自在のテープ、吸盤、ボタン等の脱着具を設け、その脱着具を上記取り付け用の粘着層101hで中間ベースフィルム101gに取り付けてもよい。この場合も同様の効果を得る。
また上記図10に示した構造では、ベースフィルム101bと中間ベースフィルム101gとの間に定置用の粘着層101eと中間粘着層101fとの2つの粘着剤層を設け、それらに挟まれるように無線タグ回路素子Toを配置したが、これにも限られない。例えば図12に示すようにそれら粘着層101e,101fのうち中間粘着層101fを省略して定置用の粘着層101eのみとしこの粘着層101e内に無線タグ回路素子Toを配置したり、例えば図13に示すように粘着層101e,101fのうち定置用の粘着層101eを省略して中間粘着層101fのみとしこの粘着層101f内に無線タグ回路素子Toを配置してもよい。この場合、粘着層を1つ減らしたぶん、ラベルやタグテープの厚さ寸法を低減できる効果がある。
さらに、図10に示した構造の剥離紙101d及び貼り付け用粘着層101cを削除した(中間ベースフィルム101gを最外層とした)図14に示す構造(無線タグ回路素子To入りのタグカードCA)も考えられる。この場合は、粘着剤の層は、貼り合わせ用の粘着層101a、定置用の粘着層101e、中間粘着層101fの3層となるが、この場合も粘着剤層を3層設けることにより、上記実施形態や以上説明した変形例と類似の効果を得る。すなわち、貼り合わせ用の粘着層101aの接着力を損ねることがなく、また製造時の押圧力作用時においても貼り合わせ用の粘着層101aの全厚さ寸法分が緩衝機能を果たすため、無線タグ回路素子Toに損傷が発生するのを防止でき、さらに定置用の粘着層101eをベースフィルム101bよりも中間ベースフィルム101g側(言い換えればカードの裏側)に設けることでカード表面側からはベースフィルム101bが目隠しとなって無線タグ回路素子Toは見えなくなり、外観上の露出を避けることができる。
(3)その他
(a)粘着剤の着色
すなわち、以上説明した各構造において、貼り合わせ用の粘着層101aを、所望の色に着色した粘着剤により構成してもよい。この場合、例えばカバーフィルム103が透過性であることで当該粘着剤の色がそのまま視覚的にはタグテープ及びラベルの色となるので、上記貼り合わせ用の粘着層101aを着色することでよりカラフルな色彩のタグテープやラベルを作成することができ、また裏面側の無線タグ回路素子Toを確実に隠すことができる。また定置用の粘着層101eを着色してもよい。
(b)粘着剤厚さ
すなわち、以上説明した各構造において、貼り付け用の粘着層101cの厚さの最小値を規定するようにしてもよい。この場合、無線タグ回路素子Toの通信周波数の波長をλとして、貼り付け用の粘着層101cの厚さをλ/50以上とすることが好ましい。このことを、図15を用いて説明する。
図15は、無線タグ回路素子の近くに金属が存在する場合に、無線タグ回路素子Toと装置側のアンテナとの通信状態に与える影響の一例を表す図である。横軸には無線タグ回路素子と金属との間の距離kをとり、縦軸にはアンテナからの通信距離Lの最大値(最大通信距離Lmax)をとっている。なおLmaxは金属がない場合の通信距離である152cmを100%とした相対距離で表している。
図15において、この例では、通信電波の周波数が2.45GHz帯(波長λ=12cm)である場合を表しており、図示のように、金属との間の距離kが0から増大するにつれて最大通信距離Lmaxは放物線状に増大、減少し、k≒6cm(=λ/2)で極小値を迎える。さらにkがこれより増大すると、再び最大通信距離Lmaxは放物線状に増大していく。
この図に示すように、無線タグ回路素子と金属との間が0に向かって近いほど最大通信距離Lmaxは急激に減少する特性となるが、k≧0.24cm(=λ/50)であれば、少なくとも最大通信距離Lmax≧50%程度を確保できることがわかる。
このようにして貼り付け用の粘着層101の厚さの下限値を設定する(言い換えれば比較的厚くする)ことにより、作成した無線タグラベルTを金属物に貼り付けた場合であっても、無線タグ回路素子Toの電波送受機能への悪影響を低減又は防止できるという効果がある。さらに、ベースフィルム101aと同様の層(タグテープ基材層)をさらに貼り付け用の粘着層101cより剥離紙101d側に追加して設け、この層と粘着層101cとの合計で距離を稼ぐようにしてもよい。
さらに、以上において、カートリッジ100等のようなタグラベル作成装置本体側に着脱可能なものに限られず、装置本体側に着脱不能のいわゆる据え付け型あるいは一体型のものを用い、その中に上記第1ロール102等を設けてもよい。この場合も同様の効果を得る。
またさらに、以上においては、タグラベル作成装置2は、無線タグ回路素子ToのIC回路部151から無線タグ情報の読み取り又は書き込みを行うと共に、サーマルヘッド10によってその無線タグ回路素子Toを識別するための印刷(印字)を行うものであったが、この印刷は必ずしも行われなくともよく、無線タグ情報の読み取り又は書き込みのみを行うものであっても構わない。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施形態の無線タグラベルを作成するタグラベル作成装置が適用される無線タグ生成システムを表すシステム構成図である。 図1に示したタグラベル作成装置の詳細構造を表す概念的構成図である。 図2に示したカートリッジの詳細構造を説明するための説明図である。 図2に示した高周波回路の詳細機能を表す機能ブロック図である。 無線タグ回路素子の機能的構成を表す機能ブロック図である。 無線タグ情報へのアクセスに際し、端末又は汎用コンピュータに表示される画面の一例を表す図である。 本実施形態の無線タグラベルの外観の一例を表す上面図及び下面図である。 図7中VIII−VIII′断面による横断面図である。 粘着剤以外の手段で対象への取り付けを行う変形例を表す横断面図である。 中間テープ層を設ける変形例を表す横断面図である。 中間テープ層を設けるとともに粘着剤以外の手段で対象への取り付けを行う変形例を表す横断面図である。 中間粘着層を省略して定置用の粘着層のみとしこの粘着層内に無線タグ回路素子を配置した変形例を表す横断面図である。 定置用の粘着層を省略して中間粘着層のみとしこの粘着層内に無線タグ回路素子を配置した変形例を表す横断面図である。 図10に示した構造の剥離紙及び貼り付け用粘着層を削除し、(中間ベースフィルムを最外層とした変形例を表す図である。 無線タグ回路素子の近くに金属が存在する場合に、無線タグ回路素子Toと装置側のアンテナとの通信状態に与える影響の一例を表す図である。
符号の説明
101 タグテープ
101a 粘着層(貼り合わせ用粘着剤層)
101b ベースフィルム(タグテープ基材層)
101c 粘着層(貼り付け用粘着剤層)
101d 剥離紙(剥離材層)
101e 粘着層(定置用粘着剤層)
101f 中間粘着層(中間粘着剤層)
101g 中間ベースフィルム(中間た具テープ基材層)
101h 粘着層(取り付け用粘着剤層)
102 第1ロール(タグテープロール)
103 カバーフィルム(被印字テープ層)
200 磁石層
R 印字
T 無線タグラベル
To 無線タグ回路素子

Claims (22)

  1. 所定の印字が施された被印字テープ層と、
    無線タグ回路素子を配置するためのタグテープ基材層と、
    このタグテープ基材層を、前記被印字テープ層に貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層と、
    前記無線タグ回路素子を前記タグテープ基材層に定置させるための定置用粘着剤層と、
    前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に貼り付けるために設けられた貼り付け用粘着剤層と、
    この貼り付け用粘着剤層を覆いその貼り付け用粘着剤層と剥離可能に配置された剥離材層とを有することを特徴とする無線タグラベル。
  2. 請求項1記載の無線タグラベルにおいて、
    前記タグテープ基材層と前記剥離材層との間に位置するように設けられた中間タグテープ基材層を有することを特徴とする無線タグラベル。
  3. 所定の印字が施される被印字テープ層と、
    複数の無線タグ回路素子を長手方向に所定の間隔で配置するためのタグテープ基材層と、
    このタグテープ基材層を、前記被印字テープ層に貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層と、
    前記無線タグ回路素子を前記タグテープ基材層に定置させるための定置用粘着剤層と、
    前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に貼り付けるために設けられた貼り付け用粘着剤層と、
    この貼り付け用粘着剤層を覆いその貼り付け用粘着剤層と剥離可能に配置された剥離材層とを有することを特徴とするタグテープ。
  4. 請求項3記載のタグテープにおいて、
    前記タグテープ基材層と前記剥離材層との間に位置するように設けられた中間タグテープ基材層を有することを特徴とするタグテープ。
  5. 所定の印字が施される被印字テープ層と、
    複数の無線タグ回路素子を長手方向に所定の間隔で配置するためのタグテープ基材層と、
    このタグテープ基材層を、前記被印字テープ層に貼り合わせるための貼り合わせ用粘着剤層と、
    前記無線タグ回路素子を前記タグテープ基材層に定置させるための定置用粘着剤層と、
    前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に貼り付けるために設けられた貼り付け用粘着剤層と、
    この貼り付け用粘着剤層を覆いその貼り付け用粘着剤層と剥離可能に配置された剥離材層とを有するタグテープを、
    テープ長手方向と略直交する軸の周りに巻回して構成したことを特徴とするタグテープロール。
  6. 請求項5記載のタグテープロールにおいて、
    前記貼り合わせ用粘着剤層、前記定置用粘着剤層、前記貼り付け用粘着剤層は、粘着特性が所望のものとなるように適宜に選択されて構成されていることを特徴とするタグテープロール。
  7. 請求項5又は6記載のタグテープロールにおいて、
    前記貼り合わせ用粘着剤層、前記定置用粘着剤層、前記貼り付け用粘着剤層のうち少なくとも2つは、互いに粘着特性が異なるように構成されていることを特徴とするタグテープロール。
  8. 請求項5又は6記載のタグテープロールにおいて、
    前記貼り合わせ用粘着剤層、前記定置用粘着剤層、前記貼り付け用粘着剤層は、互いに略同一の接着力を備えるように構成されていることを特徴とするタグテープロール。
  9. 請求項5記載のタグテープロールにおいて、
    前記タグテープロールは、前記タグテープ基材層と前記剥離材層との間に位置するように設けられた中間タグテープ基材層を有することを特徴とするタグテープロール。
  10. 請求項9記載のタグテープロールにおいて、
    前記タグテープロールは、前記定置用粘着剤層と前記中間タグテープ基材層との間に位置する中間粘着剤層を有することを特徴とするタグテープロール。
  11. 請求項10記載のタグテープロールにおいて、
    前記貼り合わせ用粘着剤層、前記定置用粘着剤層、前記中間粘着剤層、前記貼り付け用粘着剤層は、粘着特性が所望のものとなるように適宜に選択されて構成されていることを特徴とするタグテープロール。
  12. 請求項10又は11記載のタグテープロールにおいて、
    前記貼り合わせ用粘着剤層、前記定置用粘着剤層、前記中間粘着剤層、前記貼り付け用粘着剤層のうち少なくとも2つは、互いに粘着特性が異なるように構成されていることを特徴とするタグテープロール。
  13. 請求項5又は10記載のタグテープロールにおいて、
    前記貼り合わせ用粘着剤層、前記定置用粘着剤層、前記中間粘着剤層、前記貼り付け用粘着剤層は、互いに略同一の接着力を備えるように構成されていることを特徴とするタグテープロール。
  14. 請求項6又は11記載のタグテープロールにおいて、
    前記貼り付け用粘着剤層は、他の粘着剤層より接着力が弱くなるように構成されていることを特徴とするタグテープロール。
  15. 請求項6又は11記載のタグテープロールにおいて、
    前記貼り付け用粘着剤層は、他の粘着剤層より接着力が強くなるように構成されていることを特徴とするタグテープロール。
  16. 請求項6記載のタグテープロールにおいて、
    前記貼り合わせ用粘着剤層若しくは前記定置用粘着剤層は、他の粘着剤層より凝集力が弱くなるように構成されていることを特徴とするタグテープロール。
  17. 請求項11記載のタグテープロールにおいて、
    前記貼り合わせ用粘着剤層、若しくは前記定置用粘着剤層、若しくは前記中間粘着剤層は、他の粘着剤層より接着力が強くなるように構成されていることを特徴とするタグテープロール。
  18. 請求項5乃至17のいずれか1項記載のタグテープロールにおいて、
    前記貼り合わせ用粘着剤層及び前記定置用粘着剤層のうち、少なくとも一方を、所望の色に着色した粘着剤により構成したことを特徴とするタグテープロール。
  19. 請求項5乃至18のいずれか1項記載のタグテープロールにおいて、
    前記無線タグ回路素子の通信周波数の波長をλとした時に、
    前記貼り付け用粘着剤層の厚さをλ/50以上としたことを特徴とするタグテープロール。
  20. 請求項5乃至19のいずれか1項記載のタグテープロールにおいて、
    前記剥離材層に代えて吸着用の磁石層を設け、
    前記貼り付け用粘着剤層に代えて、前記磁石層と前記定置用粘着剤層との間に位置し、前記磁石層を前記定置用粘着剤層に取り付ける取り付け用粘着剤層を設けたことを特徴とするタグテープロール。
  21. 請求項5乃至19のいずれか1項記載のタグテープロールにおいて、
    前記剥離材層に代えて脱着具を設け、
    前記貼り付け用粘着剤層に代えて、前記脱着具と前記定置用粘着剤層との間に位置し、前記脱着具を前記定置用粘着剤層に取り付ける取り付け用粘着剤層を設けたことを特徴とするタグテープロール。
  22. 請求項9乃至12のいずれか1項記載のタグテープロールにおいて、
    前記貼り付け用粘着剤層及び前記剥離材層を省略し、前記中間タグテープ基材層を最外層としたことを特徴とするタグテープロール。
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