JP4613839B2 - テープ印字装置 - Google Patents
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Description
例えば、印字ヘッドを含み、与えられたテキストのデータを印字媒体であるテープに印字する印字手段を備えたテープ印字装置において、前記テープに予め所定のフォーマットと共に印刷され、そのフォーマットに対する印字開始位置に前記印字ヘッドを位置決めするための基準となるマークと、そのマークを基準として、前記所定のフォーマットに対する前記印字ヘッドの印字開始位置を決定するように制御する制御手段と、を備えた構成のテープ印字装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
そして、このような構成のテープ印字装置においては、テープに予め印刷されたマークに基づいて、制御手段が所定のフォーマットに対する印字ヘッドの印字開始位置を決定するように制御するので、予めテープに印字されているフォーマットに対して、常に適切な位置に印字を行うことができる。
前記読取書込制御手段は、前記第2カセット情報に含まれる前記所定距離L3を示すデータに基づいて、前記第2無線情報回路素子が前記アンテナと対向する際に前記テープ搬送手段によるテープの搬送を停止させて前記読取書込手段に前記所定の情報の読み取り又は書き込みを行わせることを特徴とする。
また、請求項6のテープ印字装置は、請求項1乃至請求項5のテープ印字装置のいずれかにおいて、前記切断手段は、前記検出センサが前記各センサーマークを検出してから前記テープが距離L2搬送される時と、前記検出センサが前記各センサーマークを検出してから前記テープが距離(L−L1)搬送された時に前記テープを切断することを特徴とする。
また、請求項7のテープ印字装置は、請求項1乃至請求項6のテープ印字装置のいずれかにおいて、前記カセット情報特定手段は、前記テープカセット内に配設される無線タグ回路素子からなり、前記カセット情報読取手段は、前記テープ印字装置において前記無線タグ回路素子に対応する位置に設けられるアンテナと、当該アンテナを介して前記無線タグ回路素子の情報の読み取り及び書き取りを行うリード/ライトモジュールからなることを特徴とする。
これにより、テープ印字装置は、センサーマークを基準に印字領域及び搬送方向上流側の無線情報回路素子の配置位置を特定することが可能となり、被印字テープの無線情報回路素子のある凸状部分に印刷することを更に確実に防止でき、高品質の印字済みラベルテープを作成することが可能となる。
図1及び図2に示すように、本実施例に係るテープ印字装置1には、文書データからなるテキストを作成するための文字入力キー2、テキスト等の印字を指令する印字キー3、及び、改行指令や各種処理の実行、選択を指令するリターンキー4、文字等のキャラクタを複数行に渡って表示する液晶ディスプレイ(LCD)7上でカーソルを上下、左右に移動させるカーソルキー5等を設けたキーボード6、及び、テープカセット21を収納するカセット収納部8が収納カバー13で覆われて配設されている。また、このキーボード6の下側には、制御回路部が構成される制御基板12が配設されている。また、カセット収納部8の左側面部には、印字されたテープが排出されるラベル排出口16が形成されている。また、該カセット収納部8の右側面部には、電源アダプタが取り付けられるアダプタ挿入口17、及び不図示のパーソナルコンピュータと接続するためのUSBケーブルが取り付けられるコネクタ18が設けられている。
インクリボンを送るリボン巻取軸15等が配置されている。
このサーマルヘッド9は、正面視略縦長四角形の平板状で、前面の左端縁部には、所定個数の各発熱素子R1〜Rn(nは、例えば、128個又は256個である。)が、該左端縁部の辺に沿って一列に配列されて形成されている。また、該サーマルヘッド9は、メッキ鋼板やステンレス鋼板等により形成される正面視略四角形の放熱板9Aの前面の左端縁部に、各発熱素子R1〜Rn の配列方向が、該放熱板9Aの左端縁部の辺に平行になるよ
うに接着剤などによって固着されている。そして、該放熱板9Aは、各発熱素子R1〜Rnの配列方向が、テープカセット21の開口部22における感熱型の被印字テープ53(図3参照)の搬送方向に略直交するように、ビス止め等によってカセット収納部8の下側に取り付けられている。
また、図3に示すように、テープカセット21のテープ排出口27の近傍には、後述のように所定タイミングで印字済みラベル用テープ28を所定の長さに切断しラベル状の無線タグラベル(詳細は後述)を生成するテープ切断装置としてのはさみ式カッターユニット30が配置されている。このカッターユニット30は、固定刃30Aと、後述の切断用モータ54によって固定刃30Aに対して作動して印字済みラベル用テープ28を切断する可動刃30Bとから構成されている。
また、このカッターユニット30のテープ排出方向下流側には、後述のように印字済みラベル用テープ28に設けられる無線タグ回路素子32との間でUHF帯等の高周波を用いて無線通信により信号の送受を行うアンテナ33が設けられている。又、このアンテナ33の印字済みラベル用テープ28を挟んで反対側には、後述のように印字済みラベル用テープ28の背面部に印刷されたセンサマーク65(図5参照)を光学的に検出する反射型センサ35が設けられている。ここで、アンテナ33及び反射型センサ35とカッターユニット30とは、テープ搬送方向に、距離l1離間して配置されている。また、カッターユニット30とサーマルヘッド9とは、テープ搬送方向に距離l2離間して配置されている。
尚、図2中には、上ケース38に形成された各支持孔42、43のみしか図示されていないが、下ケース23についても同様に上ケース38の各支持孔42、43に対向して支持孔42、43が形成されている。
図4に示すように、被印字テープ53は、ベーステープ53Aの表面に感熱発色層が形成され、裏面に粘着剤層53Bを介して剥離紙53Cが剥離可能に貼付された3層構造に構成されている。また、粘着剤層53Bの裏側(図4中下側)には、無線タグ回路素子32が、後述のように所定ピッチLで設けられ、剥離紙53Cで覆われている。また、剥離紙53Cは、最終的にラベル状に完成した印字済みラベル用テープ28が所定の商品等に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着層53Bにより当該商品等に接着できるようにしたものである。また、剥離紙53Cの裏面には、後述のように各センサーマーク65が所定ピッチLで予め印刷されている(図5参照)。
ここで、本実施例の被印字テープ53は、センサーマーク65と無線タグ回路素子32の位置関係が異なるタイプ1の被印字テープ531、タイプ2の被印字テープ532、タイプ3の被印字テープ533の3種類のものが設けられており、先ず、タイプ1の被印字テープ531に係るセンサーマーク65と無線タグ回路素子32の位置関係について図5及び図6に基づいて説明する。
図5及び図6に示すように、被印字テープ531の剥離紙53Cの背面部には、テープ幅方向に長い正面視細長四角形の各センサーマーク65が、テープ幅方向の中心線に対して垂直且つ対称にテープ搬送方向に沿って所定ピッチLで予め印刷されている。また、被印字テープ531は、テープ幅方向の中心線上の各センサーマーク65の間に、各センサーマーク65からテープ排出方向(矢印A1方向)の距離l1に等しい位置に、各無線タグ回路素子32が配置されている。即ち、各センサーマーク65からテープ排出方向(矢印A1方向)に対してテープ搬送方向上流側の距離l3=(L−l1)に等しい位置に、各無線タグ回路素子32が配置されている。このため、被印字テープ531は各無線タグ回路素子32が、テープ幅方向の中心線上に、テープ搬送方向に沿って所定ピッチLで予
め搭載されている。尚、被印字テープ531のテープ幅が異なっても、各無線タグ回路素子32はテープ幅方向の中心線上に配置されている。
一方、アンテナ33及び反射型センサ35とカッターユニット30とは、テープ搬送方向に、距離l1離間して配置されている(図3参照)。また、カッターユニット30とサーマルヘッド9とは、テープ搬送方向に距離l2離間して配置されている(図3参照)。
図7に示すように、被印字テープ532の剥離紙の背面部には、上記被印字テープ531と同様に、幅方向に長い正面視細長四角形の各センサーマーク65が、テープ幅方向の中心線に対して垂直且つ対称にテープ搬送方向に沿って所定ピッチLで予め印刷されている。また、テープ幅方向の中心線上の各センサーマーク65の間に、各センサーマーク65からテープ排出方向(矢印A1方向)に対して反対の方向側、即ちテープ搬送方向上流側の距離l3(l3>l1+l2)に等しい位置に、各無線タグ回路素子32が配置されている。更に、無線タグ回路素子32を含む非印字領域のテープ長手方向長さがl5であり、l3=(l1+l2+l5/2)となっている。
このため、被印字テープ532は各無線タグ回路素子32が、テープ幅方向の中心線上に、テープ搬送方向に沿って所定ピッチLで予め搭載されている。また、アンテナ33及び反射型センサ35とカッターユニット30とは、テープ搬送方向に、距離l1離間して配置されている(図3参照)。また、カッターユニット30とサーマルヘッド9とは、テープ搬送方向に距離l2離間して配置されている(図3参照)。そして、各センサーマーク65と各無線タグ回路素子32との距離l3は、距離l1と距離l2との和(l1+l2)よりも大きくなるように設けられている。
図8に示すように、被印字テープ533の剥離紙の背面部には、上記被印字テープ531と同様に、幅方向に長い正面視細長四角形の各センサーマーク65が、テープ幅方向の中心線に対して垂直且つ対称にテープ搬送方向に沿って所定ピッチLで予め印刷されている。また、テープ幅方向の中心線上の各センサーマーク65の間に、各センサーマーク65からテープ排出方向(矢印A1方向)に対して反対の方向側、即ちテープ搬送方向上流側の距離l3(例えば、l3=(L+(l1+l2))/2)である。即ち、印字可能領域のテープ長手方向略中央位置である。)に等しい位置に、各無線タグ回路素子32が配置されている。このため、被印字テープ533は各無線タグ回路素子32が、テープ幅方向の中心線上に、テープ搬送方向に沿って所定ピッチLで予め搭載されている。また、無線タグ回路素子32を含む非印字領域のテープ長手方向長さはl5であり、この無線タグ回路素子32が配置される非印字領域を挟んで搬送方向下流側にテープ長手方向長さl6の第1印字領域が設けられ、搬送方向上流側にテープ長手方向長さl7の第2印字領域が設けられている。
尚、無線タグ回路素子32のセンサーマーク65からテープ排出方向(矢印A1方向)に対して反対の方向側、即ちテープ搬送方向上流側の距離l3は、l3=(L+(l1+l2))/2だけでなく、無線タグ回路素子32が配置される非印字領域のテープ長手方向長さをl5とし、最小印字幅をaとした場合には、(l1+l2)+l5/2+a≦l3<L−l5/2−aの範囲内の寸法として、この無線タグ回路素子32が配置される非印字領域を挟んで搬送方向下流側に第1印字領域を設け、搬送方向上流側に第2印字領域を設けてもよい。
図9に示すように、テープ印字装置1の制御基板12上に形成される制御回路部80は、CPU81、CG(キャラクタジェネレータ)ROM82、ROM83、フラッシュメモリ(EEPROM)84、RAM85、入出力インターフェース(I/F)86、及び通信用インターフェース(I/F)87等を備えている。また、CPU81、CGROM82、ROM83、フラッシュメモリ84、RAM85、入出力インターフェース(I/F)86、及び通信用インターフェース(I/F)87は、バス線88により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
また、ROM83には、各種のプログラムを記憶させておくものであり、後述のようにテープカセット21の無線タグ回路素子25からテープカセット21に関するカセット情報を読み出し液晶ディスプレイ(LCD)7上に各被印字テープ531、532、533の印字領域を表す仮想テープを表示するプログラムや、印字条件を設定する処理プログラ
ムや、印字済みラベル用テープ28の無線タグ回路素子32に所定情報を書き込み、その後、この印字済みラベル用テープ28を切断する処理プログラム等が予め格納されている。
また、フラッシュメモリ84は、テープカセット21の無線タグ回路素子25からリード/ライトモジュール93を介して読み込んだカセット情報のデータや、コネクタ18を介して外部のコンピュータ装置から受信した印字データや各種図柄データのドットパターンデータ等に登録番号を付して記憶するものであり、テープ印字装置1の電源をオフしてもこれらの記憶内容を保持している。
また、通信用I/F87は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等から構成され、外部のコンピュータ装置とUSBケーブル等によって接続され、双方向データ通信が可能になっている。
よって、キーボード6の文字キーを介して文字等が入力された場合、そのテキスト(文書データ)が編集入力領域85Bに順次記憶されていくとともに、ドットパターン発生制御プログラム及び表示駆動制御プログラムに基づいてキーボード6を介して入力された文字等に対応するドットパターンが液晶ディスプレイ(LCD)7上に表示される。また、サーマルヘッド9は駆動回路91を介して駆動され、印字バッファ領域85Aに記憶されたドットパターンデータの印字を行い、これと同期してテープ送りモータ92が駆動回路95を介してテープの送り制御を行うものである。また、外部のコンピュータ装置から通信用I/F87を介して入力された印字データを編集入力領域85Bが順次記憶し、ドットパターン発生制御プログラムに基づいて印字バッファ領域85Aにドットパターンデー
タとして記憶されて、サーマルヘッド9を介して感熱型の各被印字テープ531、532、533に印字される。
図10に示すように、リード/ライトモジュール93は、制御回路100より切り替えられるアンテナスイッチ(切替)回路101と、このアンテナスイッチ回路101を経て各アンテナ26、33を介し各無線タグ回路素子25、32に対して信号を送信する送信部102と、各アンテナ26、33により受信された各無線タグ回路素子25、32からの反射波を入力する受信部103と、送受分離器104とから構成される。
このアンテナスイッチ回路101は、周知の高周波用FETやダイオードを用いたスイッチ回路であり、制御回路100からの選択信号によりアンテナ26、33のいずれかを送受分離器104に接続するものである。
また、受信第1アンプ114及び受信第2アンプ118の出力は、RSSI(Received
Signal Strength Indicator)回路119にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が信号処理回路110に入力されるようになっている。このようにして、本実施例のリード/ライトモジュール93では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子25、32からの反射波の復調が行われる。
図11に示すように、無線タグ回路素子32は、リード/ライトモジュール93側のアンテナ33とUHF帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行う上記アンテナ(I
C回路側アンテナ)68と、このアンテナ68に接続された上記IC回路部67とを有している。
IC回路部67は、アンテナ68により受信された搬送波を整流する整流部121と、この整流部121により整流された搬送波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部122と、上記アンテナ68により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部123に供給するクロック抽出部124と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶手段として機能するメモリ部125と、上記アンテナ68に接続された変復調部126と、上記整流部121、クロック抽出部124、及び変復調部126等を介して無線タグ回路素子32の作動を制御するための上記制御部123とを備えている。
制御部123は、変復調部126により復調された受信信号を解釈し、メモリ部125において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、この変復調部126により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
なお、詳細な図示を省略するが、テープカセット21に設けられる無線タグ回路素子25についても、上記無線タグ回路素子32と同様の構造であって、IC回路部67(図示せず)及びアンテナ68(図示せず)等が備えられている。
図12に示すように、テープカセット21に備えられた無線タグ回路素子25のメモリ部125には、「データの種類」と、この各「データ種類」に対応する「データの内容」とから構成されている。
また、「データ種類」には、収納された被印字テープ531のテープ幅を表す「テープ幅」が格納され、この「テープ幅」に対応する「データ内容」として「12mm」が格納されている。また、「データ種類」には、収納された被印字テープ531のテープ種類を表す「テープ種類」が格納され、この「テープ種類」に対応する「データ内容」として「感熱テープ(糊付)が格納されている。また、「データ種類」には、収納されているテープ長さを表す「テープ長さ」が格納され、この「テープ長さ」に対応する「データ内容」として「8m」が格納されている。また、「データ種類」には、無線タグ回路素子32の配置される所定ピッチ長さ、即ちセンサーマーク65の配置される所定ピッチ長さを表す「ICチップのピッチ長L」が格納され、この「ICチップのピッチ長L」に対応する「データ内容」として「100mm」が格納されている。また、「データ種類」には、印字領域を表す「印字範囲」が格納され、この「印字範囲」に対応する「データ内容」として、搬送方向側のセンサーマーク65からの印字領域の長手方向の長さを表す「センサーマーク位置(左)から25〜90mmの範囲」が格納されている。これにより、l4=25mmである。また、「データ種類」には、搬送方向側のセンサーマーク65から搬送方向上流側の無線タグ回路素子32までの距離l3(図6参照)を表す「センサーマーク=ICチップセンタ位置l3」が格納され、この「センサーマーク=ICチップセンタ位置l3」に対応する「データ内容」として「95mm」が格納されている。また、「データ種類」には、被印字テープ531の印字される文字等の色を表す「印字色」が格納され、この「印字色」に対応する「データ内容」として「黒」が格納されている。
図13に示すように、テープカセット21に備えられた無線タグ回路素子25のメモリ
部125には、「データの種類」と、この各「データ種類」に対応する「データの内容」とから構成されている。
また、「データ種類」には、収納された被印字テープ532のテープ幅を表す「テープ幅」が格納され、この「テープ幅」に対応する「データ内容」として「12mm」が格納されている。また、「データ種類」には、収納された被印字テープ532のテープ種類を表す「テープ種類」が格納され、この「テープ種類」に対応する「データ内容」として「感熱テープ(糊付)が格納されている。また、「データ種類」には、収納されているテープ長さを表す「テープ長さ」が格納され、この「テープ長さ」に対応する「データ内容」として「8m」が格納されている。また、「データ種類」には、無線タグ回路素子32の配置される所定ピッチ長さ、即ちセンサーマーク65の配置される所定ピッチ長さを表す「ICチップのピッチ長L」が格納され、この「ICチップのピッチ長L」に対応する「データ内容」として「100mm」が格納されている。また、「データ種類」には、印字領域を表す「印字範囲」が格納され、この「印字範囲」に対応する「データ内容」として、搬送方向側のセンサーマーク65からの印字領域の長手方向の長さを表す「センサーマーク位置(左)から35〜100mmの範囲」が格納されている。これにより、l4=35mmである。また、「データ種類」には、搬送方向側のセンサーマーク65から搬送方向上流側の無線タグ回路素子32までの距離l3(図7参照)を表す「センサーマーク=ICチップセンタ位置l3」が格納され、この「センサーマーク=ICチップセンタ位置l3」に対応する「データ内容」として「30mm」が格納されている。また、「データ種類」には、被印字テープ532の印字される文字等の色を表す「印字色」が格納され、この「印字色」に対応する「データ内容」として「黒」が格納されている。
図14に示すように、テープカセット21に備えられた無線タグ回路素子25のメモリ部125には、「データの種類」と、この各「データ種類」に対応する「データの内容」とから構成されている。
また、「データ種類」には、収納された被印字テープ533のテープ幅を表す「テープ幅」が格納され、この「テープ幅」に対応する「データ内容」として「12mm」が格納されている。また、「データ種類」には、収納された被印字テープ533のテープ種類を表す「テープ種類」が格納され、この「テープ種類」に対応する「データ内容」として「感熱テープ(糊付)が格納されている。また、「データ種類」には、収納されているテープ長さを表す「テープ長さ」が格納され、この「テープ長さ」に対応する「データ内容」として「8m」が格納されている。また、「データ種類」には、無線タグ回路素子32の配置される所定ピッチ長さ、即ちセンサーマーク65の配置される所定ピッチ長さを表す「ICチップのピッチ長L」が格納され、この「ICチップのピッチ長L」に対応する「データ内容」として「100mm」が格納されている。また、「データ種類」には、第1印字領域と第2印字領域を表す「印字範囲」が格納され、この「印字範囲」に対応する「データ内容」として、搬送方向側のセンサーマーク65からの第1印字領域と第2印字領域の各長手方向の長さを表す「センサーマーク位置(左)から25〜57.5mm、67.5〜100mmの範囲」が格納されている。これにより、センサーマーク65から被印字テープ533の第1印字領域の先端縁部までのテープ長手方向長さl4=25mm、非印字領域のテープ長手方向長さl5=10mm、第1印字領域のテープ長手方向長さl6=32.5mm、第2印字領域のテープ長手方向長さl7=32.5mmである。また、「データ種類」には、搬送方向側のセンサーマーク65から搬送方向上流側の無線タグ回路素子32までの距離l3(図8参照)を表す「センサーマーク=ICチップセンタ位置l3」が格納され、この「センサーマーク=ICチップセンタ位置l3」に対応する「データ内容」として「62.5mm」が格納されている。また、「データ種類」には、被印字テープ533の印字される文字等の色を表す「印字色」が格納され、この「印字色」に
対応する「データ内容」として「黒」が格納されている。
尚、被印字テープ53の「テープ種類」がレセプターテープ(糊無し)、感熱テープ(糊無し)の場合には、それぞれベーステープの裏面に直接各無線タグ回路素子32及び各センサーマーク65が設けられている。
図15に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、テープ印字装置1のCPU81は、起動時又はテープカセット21の装着時にリード/ライトモジュール93を介してテープカセット21に備えられた無線タグ回路素子25から該無線タグ回路素子25のメモリ部125に記憶される「テープ幅」、「テープ種類」、「テープ長さ」、「ICチップのピッチ長L」、「印字範囲」、「センサーマーク=ICチップセンタ位置l3」、「印字色」の各データを読み込み、RAM85に記憶する。
そして、S2において、CPU81は、印字データ入力処理のサブ処理を実行する。
続いて、S3において、CPU81は、印字処理のサブ処理を実行後、当該処理を終了する。
図16に示すように、S11において、CPU81は、テープカセット21にタイプ3の被印字テープ533が収納されているか否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU81は、RAM85から「印字範囲」のデータを読み出し、該「印字範囲」が2個の印字範囲のデータから構成されている場合には、テープカセット21にタイプ3の被印字テープ533が収納されていると判定する。一方、CPU81は、この読み出した「印字範囲」が1個の印字範囲のデータから構成されている場合には、テープカセット21にタイプ1又はタイプ2の被印字テープ531又は被印字テープ532が収納されていると判定する。
そして、テープカセット21にタイプ3の被印字テープ533が収納されていないと判定した場合には(S11:NO)、S12において、CPU81は、「ICチップのピッチ長L」と「印字範囲」のデータをRAM85から読み出し、液晶ディスプレイ7に、被印字テープ53上の無線タグ回路素子32を含まない印字領域を表す仮想テープを作成して表示する。即ち、印字テープ53上の無線タグ回路素子32を含む部分は非印字領域となる。
テープ種類」を表示する。そして、CPU81は、「印字範囲」のデータ値から仮想テープ201上に印字領域202を表示し、その右側部分は非印字領域となる。
また、図18に示すように、CPU81は、テープカセット21にタイプ2の被印字テープ532が収納されていると判定した場合には(例えば、RAM85から「印字範囲」のデータを読み出し、該「印字範囲」の右端側データが「ICチップのピッチ長L」データとほぼ同じ場合に、テープカセット21にタイプ2の被印字テープ532が収納されていると判定する。)、「ICチップのピッチ長L」のデータ値からアンテナ33からサーマルヘッド9までの長さ(l1+l2)を減算した長さの仮想テープ204を表示する。また、仮想テープ204の右側に「テープ幅」を表示する。また、その下側に仮想テープ204のテープ長さを表示する。また、その下側に「テープ種類」を表示する。そして、CPU81は、「印字範囲」のデータ値から仮想テープ204上に印字領域205を表示し、その左側部分は非印字領域となる。
そしてまた、S14において、CPU81は、キーボード6を介して入力された印字データを印字領域に表示すると共に、印字データが全て入力されてリターンキー4が押下されるのを待つ(S14:NO)。例えば、図20に示すように、印字領域202に印字データ「ABCDE」を表示し、リターンキー4が押下されるのを待つ。また、図21に示すように、印字領域205に印字データ「ABCDE」を表示し、リターンキー4が押下されるのを待つ。
例えば、図19に示すように、CPU81は、テープカセット21にタイプ3の被印字テープ533が収納されていると判定した場合には、「ICチップのピッチ長L」のデータ値からアンテナ33からサーマルヘッド9までの長さ(l1+l2)を減算した長さの仮想テープ207を表示する。また、仮想テープ201の右側に「テープ幅」を表示する。また、その下側に仮想テープ201のテープ長さを表示する。また、その下側に「テープ種類」を表示する。そして、CPU81は、「印字範囲」のデータ値から仮想テープ207上に中央部分の非印字領域を挟んで第1印字領域208、第2印字領域209を表示する。
そしてまた、S17において、CPU81は、キーボード6を介して入力された印字データを第1印字領域に表示すると共に、印字データが全て入力されてリターンキー4が押下されるのを待つ(S17:NO)。
そして、リターンキー4が押下された場合には(S17:YES)、S18において、CPU81は、第2印字領域への印字データの入力を要求する。例えば、第2印字領域209にカーソルマークを点滅表示する。
そしてまた、S19において、CPU81は、キーボード6を介して入力された印字データを第2印字領域に表示すると共に、印字データが全て入力されてリターンキー4が押下されるのを待つ(S19:NO)。
例えば、図22に示すように、第1印字領域208に印字データ「ABC」を表示し、また、第2印字領域209に印字データ「DEF」を表示し、リターンキー4が押下され
るのを待つ。
続いて、S21において、CPU81は、無線タグ回路素子32に書き込む書込データの入力を要求する旨を液晶ディスプレイ7に表示する。この書込データとしては、キーボード6を介して直接ユーザが入力する商品の価格、賞味期限、製造年月日、製造工場名等のデータや、通信用インタフェース87を介して外部のコンピュータ装置から入力されてRAM85に予め記憶する製品情報に関するファイルデータなどがある。
その後、S24において、CPU81は、印字キー3が押下されるのを待つ(S24:NO)。そして、印字キー3が押下された場合には(S24:YES)、CPU81は、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻る。
図23に示すように、S31において、CPU81は、テープカセット21にタイプ1の被印字テープ531が収納されているか否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU81は、RAM85から「印字範囲」のデータを読み出し、該「印字範囲」が1個の印字範囲のデータから構成され、且つ、該「印字範囲」の右端側データが「ICチップのピッチ長L」データよりも所定幅以下の場合に、テープカセット21にタイプ1の被印字テープ531が収納されていると判定する。尚、この所定幅とは、「印字範囲」の右端側に無線タグ回路素子32がある場合で、例えば、10mm以上20mm以下が該当する。ここで、例えば、20mm以下としたのは、無線タグ回路素子32の横幅を除いた残りの部分が、印字に必要な最小長さ以下の場合を想定している。
そして、テープカセット21にタイプ1の被印字テープ531が収納されていると判定した場合には(S31:YES)、S32において、CPU81は、「印字処理1」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
そして、テープカセット21にタイプ2の被印字テープ532が収納されていると判定した場合には(S33:YES)、S34において、CPU81は、「印字処理2」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
他方、テープカセット21にタイプ2の被印字テープ532が収納されていないと判定した場合、即ち、テープカセット21に「印字範囲」が2個の印字範囲のデータから構成されたタイプ3の被印字テープ533が収納されていると判定した場合には(S33:NO)、S35において、CPU81は、「印字処理3」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図24に示すように、S41において、CPU81は、先ず、テープ送りモータ92を駆動してテープ送りローラ63を回転させ、該テープ送りローラ63とテープサブローラ11とによって印字済みラベル用テープ28の搬送を開始する。
そして、S42において、反射型センサ35を介して印字済みラベル用テープ28の背面部に印刷されるセンサーマーク65を検出したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、反射型センサ35を介してセンサーマーク65を検出しない場合は(S42:NO)、CPU81は、再度S41以降の処理を実行する。一方、反射型センサ35を介してセンサーマーク65の搬送方向先端部分を検出した場合は(S42:YES)、S43において、CPU81は、テープ送りモータ92を続けて駆動して被印字テープ531を搬送しながらサーマルヘッド9を介して印字データの印字を開始する。
一方、センサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が搬送方向距離l2に達した場合には(S44:YES)、S45において、CPU81は、テープ送りモータ92を停止して印字済みラベル用テープ28の搬送を停止すると共にサーマルヘッド9を停止後、切断用モータ96を駆動して印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端側を切断する。即ち、印字領域202(図17参照)の先端側端縁部が切断される。
これにより、アンテナ33及び反射型センサ35とサーマルヘッド9との搬送方向距離(l1+l2)に相当する印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端部分の余白を自動的に切断することができ、ユーザが印字済みラベル用テープ28作成後、この搬送方向先端部分の余白を切断する必要がなくなり、作業効率の向上を図ることができる。
続いて、S47において、CPU81は、印字領域202(図17参照)の印字が終了したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、印字領域202の印字が終了していない場合には(S47:NO)、CPU81は、再度S46以降の処理を実行する。これにより、被印字テープ531の印字領域202に印字データが印字される。
一方、印字領域202の印字が終了した場合には(S47:YES)、CPU81は、S48の処理に移行する。S48において、CPU81は、サーマルヘッド9の駆動を停止すると共に、テープ送りモータ92の駆動を継続して印字済みラベル用テープ28を搬送する。
一方、反射型センサ35を介してセンサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が「センサーマークからICチップセンタ位置l3」である距離l3に達した場合には(S49:YES)、S50において、CPU81は、テープ送りモータ92を停止して印字済みラベル用テープ28の搬送を停止後、RAM85から書込データを読み出して、リード/ライトモジュール93を介してこの書込データを無線タグ回路素子32のメモリ部125に記憶させる。
図26及び図27に示すように、S61において、CPU81は、先ず、テープ送りモータ92を駆動してテープ送りローラ63を回転させ、該テープ送りローラ63とテープサブローラ11とによって印字済みラベル用テープ28の搬送を開始する。
また、S62において、反射型センサ35を介して印字済みラベル用テープ28の背面部に印刷されるセンサーマーク65を検出したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、反射型センサ35を介してセンサーマーク65を検出しない場合は(S62:NO)、CPU81は、再度S61以降の処理を実行する。
一方、反射型センサ35を介してセンサーマーク65の搬送方向先端部分を検出した場合は(S62:YES)、S63において、CPU81は、テープ送りモータ92の駆動を継続して印字済みラベル用テープ28を搬送する。
他方、センサーマーク65を検出してからの搬送量が、該センサーマーク65から印字領域205の先端側端縁部までの距離l4に到達した場合には(S64:YES)、S65において、CPU81は、テープ送りモータ92を続けて駆動して被印字テープ532を搬送しながらサーマルヘッド9を介して印字データの印字を開始する。
続いて、S66において、CPU81は、ROM83からカッターユニット30とサーマルヘッド9との搬送方向距離l2を読み出し、反射型センサ35を介してセンサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が搬送方向距離l2に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、センサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が搬送方向距離l2に達していない場合には(S66:NO)、再度S65以降の処理を実行する。
これにより、アンテナ33及び反射型センサ35とサーマルヘッド9との搬送方向距離(l1+l2)に相当する印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端部分の余白を自動的に切断することができ、ユーザが印字済みラベル用テープ28作成後、この搬送方向先端部分の余白を切断する必要がなくなり、作業効率の向上を図ることができる。
また、S69において、CPU81は、RAM85からセンサーマーク65と無線タグ回路素子32との距離l3を表す「センサーマークからICチップセンタ位置l3」のデータを読み出し、反射型センサ35を介してセンサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が「センサーマークからICチップセンタ位置l3」である距離l3に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、センサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が距離l3に達していない場合には(S69:NO)、再度S68以降の処理を実行する。
また、S72において、CPU81は、ROM83からアンテナ33及び反射型センサ35とカッターユニット30との搬送方向距離l1と、カッターユニット30とサーマルヘッド9との搬送方向距離l2とを読み出し、また、RAM85から「ICチップのピッチ長L」のデータ値Lを読み出し、印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端部分の余白を切断してからのテープ搬送量が(L−(l1+l2))に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端部分の余白を切断してからのテープ搬送量が(L−(l1+l2))に達していない場合には(S72:NO)、CPU81は、再度S71以降の処理を実行する。
即ち、センサーマーク65の搬送方向先端縁部に沿って切断され、印字済みラベル用テープ28がラベル排出口16から排出される。
図29に示すように、S81において、CPU81は、第1印字領域208のテープ搬送方向長さl6がカッターユニット30とサーマルヘッド9との搬送方向距離l2よりも小さいか否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU81は、RAM85から「印字範囲」のデータを読み出し、1番目(左側)の印字範囲の長さ(図8及び図14参照)を第1印字領域208のテープ搬送方向長さl6とすると共に、ROM83からカッターユニット30とサーマルヘッド9との搬送方向距離l2を読み出し、第1印字領域208のテープ搬送方向長さl6が搬送方向距離l2よりも小さいか否かを判定する。
そして、第1印字領域208のテープ搬送方向長さl6が搬送方向距離l2よりも小さいと判定した場合には(S81:YES)、S82において、CPU81は、「印字処理31」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了して「印字処理」のサブ処理に戻る。
そして、第2印字領域209のテープ搬送方向長さl7が搬送方向距離l2よりも小さいと判定した場合には(S83:YES)、S84において、CPU81は、「印字処理32」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了して「印字処理」のサブ処理に戻る。
他方、第2印字領域209のテープ搬送方向長さl7が搬送方向距離l2以上であると判定した場合には(S83:NO)、S85において、CPU81は、「印字処理33」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了して「印字処理」のサブ処理に戻る。
図30及び図31に示すように、S101において、CPU81は、先ず、テープ送りモータ92を駆動してテープ送りローラ63を回転させ、該テープ送りローラ63とテープサブローラ11とによって印字済みラベル用テープ28の搬送を開始する。
そして、S102において、反射型センサ35を介して印字済みラベル用テープ28の背面部に印刷されるセンサーマーク65を検出したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、反射型センサ35を介してセンサーマーク65を検出しない場合は(S102:NO)、CPU81は、再度S101以降の処理を実行する。
一方、反射型センサ35を介してセンサーマーク65の搬送方向先端部分を検出した場合は(S102:YES)、S103において、CPU81は、テープ送りモータ92を続けて駆動して被印字テープ533を搬送しながらサーマルヘッド9を介して第1印字領域208(図19参照)の印字データの印字を開始する。
ーマーク65の搬送方向先端部分が検出され、サーマルヘッド9を介して第1印字領域208(図19参照)の印字データの印字が開始される。
一方、第1印字領域208の印字が終了した場合には(S104:YES)、CPU81は、S105の処理に移行する。S105において、CPU81は、サーマルヘッド9の駆動を停止すると共に、テープ送りモータ92の駆動を継続して印字済みラベル用テープ28を搬送する。
一方、センサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が搬送方向距離l2に達した場合には(S106:YES)、S107において、CPU81は、テープ送りモータ92を停止して印字済みラベル用テープ28の搬送を停止すると共にサーマルヘッド9を停止後、切断用モータ96を駆動して印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端側を切断する。即ち、第1印字領域208(図19参照)の先端側端縁部が切断される。
これにより、アンテナ33及び反射型センサ35とサーマルヘッド9との搬送方向距離(l1+l2)に相当する印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端部分の余白を自動的に切断することができ、ユーザが印字済みラベル用テープ28作成後、この搬送方向先端部分の余白を切断する必要がなくなり、作業効率の向上を図ることができる。
また、S109において、CPU81は、サーマルヘッド9が第2印字領域209(図19参照)の搬送方向先端側端縁部に到達したか否かを判定する判定処理を実行する。この判定は、CPU81は、先ずRAM85から「印字範囲」のデータを読み出し、第2印字領域209の印字範囲のデータから先端側の長さデータを求め、センサーマーク65を検出してからの印字済みラベル用テープ28の搬送量がこの長さデータに達したか否かを判定する。そして、サーマルヘッド9が第2印字領域209の搬送方向先端側端縁部に到達していない場合には(S109:NO)、CPU81は、再度S108以降の処理を実行する。
そして、S111において、CPU81は、テープ送りモータ92を続けて駆動して、サーマルヘッド9を介して第2印字領域209の印字データの印字を継続する。
また、S112において、CPU81は、RAM85からセンサーマーク65と無線タグ回路素子32との距離l3を表す「センサーマークからICチップセンタ位置l3」のデータを読み出し、反射型センサ35を介してセンサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が「センサーマークからICチップセンタ位置l3」である距離l3に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、センサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が距離l3に達していない場合には(S112:NO)、再度S111以降の処理を実行する。
また、S115において、CPU81は、第2印字領域209の印字が終了したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、第2印字領域209の印字が終了していない場合には(S115:NO)、CPU81は、再度S114以降の処理を実行する。これにより、被印字テープ533の第2印字領域209に継続して印字データが印字される。
また、S117において、CPU81は、ROM83からアンテナ33及び反射型センサ35とカッターユニット30との搬送方向距離l1と、カッターユニット30とサーマルヘッド9との搬送方向距離l2とを読み出し、また、RAM85から「ICチップのピッチ長L」のデータ値Lを読み出し、印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端部分の余白を切断してからのテープ搬送量が(L−(l1+l2))に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端部分の余白を切断してからのテープ搬送量が(L−(l1+l2))に達していない場合には(S11
7:NO)、CPU81は、再度S116以降の処理を実行する。
図33及び図34に示すように、S121乃至S123において、CPU81は、上記S101乃至S103の処理を実行する。
例えば、図35(B)〜(C)に示すように、印字キー3が押下された場合に、カッターユニット30にセンサーマーク65の搬送方向先端部分が対向していたときは、テープ送りモータ92を駆動してテープ送りローラ63を回転させ、該テープ送りローラ63とテープサブローラ11とによって印字済みラベル用テープ28の搬送を開始する。そして、印字済みラベル用テープ28の搬送量がアンテナ33及び反射型センサ35とカッターユニット30との搬送方向距離l1に達した場合には、反射型センサ35によってセンサーマーク65の搬送方向先端部分が検出され、サーマルヘッド9を介して第1印字領域208(図19参照)の印字データの印字が開始される。
一方、センサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が搬送方向距離l2に達した場合には(S124:YES)、S125において、CPU81は、テープ送りモータ92を停止して印字済みラベル用テープ28の搬送を停止すると共にサーマルヘッド9を停止後、切断用モータ96を駆動して印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端側を切断する。即ち、第1印字領域208(図19参照)の先端側端縁部が切断される。
これにより、アンテナ33及び反射型センサ35とサーマルヘッド9との搬送方向距離(l1+l2)に相当する印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端部分の余白を自動的に切断することができ、ユーザが印字済みラベル用テープ28作成後、この搬送方向先端部分の余白を切断する必要がなくなり、作業効率の向上を図ることができる。
印字が開始されてから第1印字領域208の印字データ「ABCDE」のうちの印字データ「AB」の文字が印字されると共に、該被印字テープ533の搬送量、即ち印字済みラベル用テープ28の搬送量が、印字開始位置からカッターユニット30とサーマルヘッド9との搬送方向距離l2に達した場合、即ち第1印字領域208の先端側端縁部がカッターユニット30と対向した場合には、テープ送りモータ92が停止されると共にサーマルヘッド9が停止された後、切断用モータ96が駆動されて印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端部分の余白が切断される。
また、S127において、CPU81は、第1印字領域208の印字が終了したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、第1印字領域208の印字が終了していない場合には(S127:NO)、CPU81は、再度S126以降の処理を実行する。これにより、被印字テープ533の第1印字領域208に継続して印字データが印字される。
また、S129において、CPU81は、サーマルヘッド9が第2印字領域209(図19参照)の搬送方向先端側端縁部に到達したか否かを判定する判定処理を実行する。この判定は、CPU81は、先ずRAM85から「印字範囲」のデータを読み出し、第2印字領域209の印字範囲のデータから先端側の長さデータを求め、センサーマーク65を検出してからの印字済みラベル用テープ28の搬送量がこの長さデータに達したか否かを判定する。そして、サーマルヘッド9が第2印字領域209の搬送方向先端側端縁部に到達していない場合には(S129:NO)、CPU81は、再度S128以降の処理を実行する。
そして、S131において、CPU81は、テープ送りモータ92を続けて駆動して、サーマルヘッド9を介して第2印字領域209の印字データの印字を継続する。
また、S132において、CPU81は、第2印字領域209の印字が終了したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、第2印字領域209の印字が終了していない場合には(S132:NO)、CPU81は、再度S131以降の処理を実行する。これにより、被印字テープ533の第2印字領域209に継続して印字データが印字される。
また、S134において、CPU81は、RAM85からセンサーマーク65と無線タグ回路素子32との距離l3を表す「センサーマークからICチップセンタ位置l3」のデータを読み出し、反射型センサ35を介してセンサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が「センサーマークからICチップセンタ位置l3」である距離l3に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、センサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が距離l3に達していない場合には(S
134:NO)、再度S133以降の処理を実行する。
図36及び図37に示すように、S141乃至S143において、CPU81は、上記S101乃至S103の処理を実行する。
例えば、図38(B)〜(C)に示すように、印字キー3が押下された場合に、カッターユニット30にセンサーマーク65の搬送方向先端部分が対向していたときは、テープ送りモータ92を駆動してテープ送りローラ63を回転させ、該テープ送りローラ63とテープサブローラ11とによって印字済みラベル用テープ28の搬送を開始する。そして、印字済みラベル用テープ28の搬送量がアンテナ33及び反射型センサ35とカッターユニット30との搬送方向距離l1に達した場合には、反射型センサ35によってセンサーマーク65の搬送方向先端部分が検出され、サーマルヘッド9を介して第1印字領域208(図19参照)の印字データの印字が開始される。
NO)、再度S143以降の処理を実行する。
一方、センサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が搬送方向距離l2に達した場合には(S144:YES)、S145において、CPU81は、テープ送りモータ92を停止して印字済みラベル用テープ28の搬送を停止すると共にサーマルヘッド9を停止後、切断用モータ96を駆動して印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端側を切断する。即ち、第1印字領域208(図19参照)の先端側端縁部が切断される。
これにより、アンテナ33及び反射型センサ35とサーマルヘッド9との搬送方向距離(l1+l2)に相当する印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端部分の余白を自動的に切断することができ、ユーザが印字済みラベル用テープ28作成後、この搬送方向先端部分の余白を切断する必要がなくなり、作業効率の向上を図ることができる。
また、S147において、CPU81は、第1印字領域208の印字が終了したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、第1印字領域208の印字が終了していない場合には(S147:NO)、CPU81は、再度S146以降の処理を実行する。これにより、被印字テープ533の第1印字領域208に継続して印字データが印字される。
また、S149において、CPU81は、サーマルヘッド9が第2印字領域209(図19参照)の搬送方向先端側端縁部に到達したか否かを判定する判定処理を実行する。この判定は、CPU81は、先ずRAM85から「印字範囲」のデータを読み出し、第2印字領域209の印字範囲のデータから先端側の長さデータを求め、センサーマーク65を検出してからの印字済みラベル用テープ28の搬送量がこの長さデータに達したか否かを判定する。そして、サーマルヘッド9が第2印字領域209の搬送方向先端側端縁部に到達していない場合には(S149:NO)、CPU81は、再度S148以降の処理を実行する。
そして、S151において、CPU81は、テープ送りモータ92を続けて駆動して、サーマルヘッド9を介して第2印字領域209の印字データの印字を継続する。
また、S152において、CPU81は、RAM85からセンサーマーク65と無線タグ回路素子32との距離l3を表す「センサーマークからICチップセンタ位置l3」の
データを読み出し、反射型センサ35を介してセンサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が「センサーマークからICチップセンタ位置l3」である距離l3に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、センサーマーク65の搬送方向先端部分を検出してからのテープ搬送量が距離l3に達していない場合には(S152:NO)、再度S151以降の処理を実行する。
また、S155において、CPU81は、ROM83からアンテナ33及び反射型センサ35とカッターユニット30との搬送方向距離l1と、カッターユニット30とサーマルヘッド9との搬送方向距離l2とを読み出し、また、RAM85から「ICチップのピッチ長L」のデータ値Lを読み出し、印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端部分の余白を切断してからのテープ搬送量が(L−(l1+l2))に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、印字済みラベル用テープ28の搬送方向先端部分の余白を切断してからのテープ搬送量が(L−(l1+l2))に達していない場合には(S155:NO)、CPU81は、再度S154以降の処理を実行する。
縁部に沿って切断され、印字済みラベル用テープ28がラベル排出口16から排出される。
また、テープ印字装置1では、各被印字テープ531、532、533のセンサーマーク65を検出後、所定距離搬送することにより、アンテナ33を介して無線タグ回路素子32に所定の情報を書き込むことが可能となる。
更に、無線タグ回路素子25を介して各無線タグ回路素子32と該各無線タグ回路素子32のテープ搬送方向上流側の直前に配置されるセンサマーク65との相対距離を得ることが可能となるため、センサーマーク65を基準に搬送方向上流側の無線タグ回路素子32の配置位置を特定することが可能となり、各被印字テープ531、532、533の無線タグ回路素子32のある凸状部分に印刷することを更に確実に防止でき、高品質の印字済みラベル用テープ28を作成することが可能となる。
例えば、無線タグ回路素子25に替えて、テープカセット21の本体部分の所定位置に被印字テープ53の種類などを特定する複数個の凸部や凹部で構成されるテープ特定部を設け、アンテナ26に替えてテープ印字装置1のカセット収納部8の底面部にこの凸部や凹部の有・無を検出するセンサ手段(例えばメカニカルスイッチ等である。)を設けてもよい。これにより、テープ印字装置1は、予め各被印字テープ531、532、533の各印字領域202、205、208、209に関するデータを記憶しておくことによって、センサ手段を介してテープ特定部によって特定される被印字テープ53の種類などから、液晶ディスプレイ7に各印字領域202、205、208、209を有する各仮想テープ201、204、207を表示することが可能となる。
6 キーボード
7 液晶ディスプレイ
8 カセット収納部
8A 側壁部
9 サーマルヘッド
10 プラテンローラ
11 テープサブローラ
14 テープ駆動ローラ軸
16 ラベル排出口
24 外周側壁面
21 テープカセット
25、32 無線タグ回路素子
26、33、68 アンテナ
28 印字済みラベル用テープ
27 テープ排出口
30 カッターユニット
35 反射型センサ
63 テープ送りローラ
65 センサーマーク
67 IC回路部
80 制御回路部
81 CPU
83 ROM
85 RAM
84 フラッシュメモリ
92 テープ送りモータ
93 リード/ライトモジュール
125 メモリ部
201、204、207 仮想テープ
202、205 印字領域
208 第1印字領域
209 第2印字領域
Claims (7)
- 長尺状のテープを搬送するためのテープ搬送手段と、入力手段と、前記入力手段によって入力又は編集された印字データを表示する表示手段と、サーマルヘッドを有して前記印字データを前記テープに印字する印字手段と、前記サーマルヘッドからテープ搬送方向下流側に所定距離L2離れて配設され印字済みテープを切断する切断手段と、前記切断手段からテープ搬送方向下流に所定距離L1離れて配置される検出センサと、を備え、前記テープが収納された第1のテープカセットを装着可能なテープ印字装置において、
前記第1のテープカセットは、
テープカセット本体に設けられて該テープカセットに関する所定の第1カセット情報を特定する第1カセット情報特定手段と、
前記印字手段によって印字される第1被印字テープが巻回されて回転可能に設けられるテープスプールと、
前記第1被印字テープの一方の面の長手方向に所定距離Lのピッチで形成されて前記検出センサに検出される第1センサーマークと、
前記第1被印字テープにおいて、前記各第1センサーマークから搬送方向上流側にそれぞれ所定距離L3離れるように設けられ、所定の情報を記憶するIC回路部及び前記IC回路部に接続されて情報の送受信を行うIC回路側アンテナを有する第1無線情報回路素子と、を備え、
前記各第1無線情報回路素子を中心とする非印字領域の所定幅をL5、印字領域の最小長さをaとしたときに、前記所定距離L3は、L1+L2+L5/2+a≦L3<L−L5/2−aを満たし、
前記第1被印字テープの長手方向には、前記各第1センサーマークからテープ搬送方向上流に距離(L1+L2)離れた位置から距離L離れた位置までの領域から前記非印字領域を除いてなる第1印字領域と第2印字領域が繰り返され、
前記所定の第1カセット情報は、前記所定距離L3を示すデータと、前記第1印字領域及び前記第2印字領域の位置を、各々の印字領域の搬送方向両端部と第1印字領域の搬送方向下流側隣における第1センサーマークとの距離により表す第1印字範囲データと、を含み、
前記テープ印字装置は、
前記第1のテープカセットがテープ印字装置に装着されると前記カセット情報特定手段と協働して前記所定の第1カセット情報を読み取るカセット情報読取手段と、
前記カセット情報読取手段を介して読み込んだ前記第1印字範囲データに基づいて前記被印字テープ上の前記第1印字領域及び前記第2印字領域を表す仮想テープを作成して前記表示手段に表示させて第1印字領域と第2印字領域のそれぞれへの印字データの入力要求を行うと共に、入力された印字データを前記第1印字領域及び前記第2印字領域に印字した状態で表示するように表示制御する仮想テープ表示制御手段と、
前記切断手段のテープ搬送方向下流に設けられるアンテナを介して前記第1無線情報回路素子から前記所定の情報を無線通信により読み取り又は書き込む読取書込手段と、
前記第1印字範囲データに基づいて、前記印字手段に、前記入力された印字データを前記第1印字領域及び前記第2印字領域に印刷させる印字制御手段と、
前記第1カセット情報に含まれる前記所定距離L3を示すデータに基づいて、前記第1無線情報回路素子が前記アンテナと対向する際に前記テープ搬送手段によるテープの搬送を停止させて前記読取書込手段に前記所定の情報の読み取り又は書き込みを行わせる読取書込制御手段と、を備えることを特徴とするテープ印字装置。 - 前記テープ印字装置には、長尺状のテープが収納された第2のテープカセットが装着可能であって、
前記第2のテープカセットは、
テープカセット本体に設けられて該テープカセットに関する所定の第2カセット情報を特定する第2カセット情報特定手段と、
前記印字手段によって印字される第2被印字テープが巻回されて回転可能に設けられるテープスプールと、
前記第2被印字テープの一方の面の長手方向に前記所定距離Lのピッチで形成されて前記検出センサに検出される第2センサーマークと、
前記第2被印字テープにおいて、前記各第2センサーマークから搬送方向上流側にそれぞれ前記所定距離L3離れるように設けられ、所定の情報を記憶するIC回路部及び前記IC回路部に接続されて情報の送受信を行うIC回路側アンテナを有する第2無線情報回路素子と、を備え、
前記各第2無線情報回路素子を中心とする非印字領域の所定幅をL5としたときに、前記所定距離L3は、L3=L−L1を満たし、
前記第2被印字テープの長手方向には、前記各第2センサーマークから搬送方向上流に距離(L1+L2)離れた位置から、距離(L3−L5/2)離れた位置までの第3印字領域が繰り返され、
前記所定の第2カセット情報は、前記所定距離L3を示すデータと、前記第3印字領域の位置を、第3印字領域の搬送方向両端部と第3印字領域の搬送方向下流側隣における第2センサーマークとの距離により表す第2印字範囲データとを含み、
前記テープ印字装置に前記第2のテープカセットが装着されると、前記カセット情報読取手段は、前記第2カセット情報特定手段と協働して前記所定の第2カセット情報を読み取り、
前記仮想テープ表示制御手段は、前記第2カセット情報読取手段を介して読み込んだ前記第2印字範囲データに基づいて前記第2被印字テープ上の前記第3印字領域を表す仮想テープを作成して前記表示手段に表示させ、第3印字領域への印字データの入力要求を行うと共に、入力された印字データを前記第3印字領域に印字した状態で表示するように表示制御し、
前記印字制御手段は、前記第2印字範囲データに基づいて、前記印字手段に、前記入力された印字データを前記第3印字領域に印刷させ、
前記読取書込制御手段は、前記第2カセット情報に含まれる前記所定距離L3を示すデータに基づいて、前記第2無線情報回路素子が前記アンテナと対向する際に前記テープ搬送手段によるテープの搬送を停止させて前記読取書込手段に前記所定の情報の読み取り又は書き込みを行わせることを特徴とする請求項1に記載のテープ印字装置。 - 前記テープ印字装置には、長尺状のテープが収納された第3のテープカセットが装着可能であって、
前記第3のテープカセットは、
テープカセット本体に設けられて該テープカセットに関する所定の第3カセット情報を特定する第3カセット情報特定手段と、
前記印字手段によって印字される第3被印字テープが巻回されて回転可能に設けられるテープスプールと、
前記第3被印字テープの一方の面の長手方向に前記所定距離Lのピッチで形成されて前記検出センサに検出される第3センサーマークと、
前記第3被印字テープにおいて、前記各第3センサーマークから搬送方向上流側にそれぞれ前記所定距離L3離れるように設けられ、所定の情報を記憶するIC回路部及び前記IC回路部に接続されて情報の送受信を行うIC回路側アンテナを有する第3無線情報回路素子と、を備え、
前記各第3無線情報回路素子を中心とする非印字領域の所定幅をL5としたときに、前記所定距離L3は、L3=(L1+L2+L5/2)を満たし、
前記第3被印字テープの長手方向には、前記各第3センサーマークからテープ搬送方向上流に距離(L1+L2+L5)離れた位置から距離L離れた位置までの第4印字領域が繰り返され、
前記所定の第3カセット情報は、前記所定距離L3を示すデータと、前記第4印字領域の位置を、第4印字領域の搬送方向両端部と、第4印字領域の搬送方向下流側隣における第3センサーマークとの距離により表す第3印字範囲データと、を含み、
前記テープ印字装置の前記カセット読取手段は、前記第3のテープカセットが装着されると、前記第3カセット情報特定手段と協働して前記所定の第3カセット情報を読み取り、
前記仮想テープ表示制御手段は、前記カセット情報読取手段を介して読み込んだ前記第3印字範囲データに基づいて前記第3被印字テープ上の前記第4印字領域を表す仮想テープを作成して前記表示手段に表示させ、前記第4印字領域への印字データの入力要求を行うと共に入力された印字データを前記第4印字領域に印字した状態で表示するように表示制御し、
前記印字制御手段は、前記第3印字範囲データに基づいて、前記印字手段に、前記入力された印字データを前記第4印字領域に印刷させ、
前記読取書込制御手段は、前記第3カセット情報に含まれる所定距離L3を示すデータに基づいて、前記第3無線情報回路素子が前記アンテナと対向する際に前記テープ搬送手段によるテープの搬送を停止させて前記読取書込手段に前記所定の情報の読み取り又は書き込みを行わせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテープ印字装置。 - 長尺状のテープを搬送するためのテープ搬送手段と、入力手段と、前記入力手段によって入力又は編集された印字データを表示する表示手段と、サーマルヘッドを有して前記印字データを前記テープに印字する印字手段と、前記サーマルヘッドからテープ搬送方向下流側に所定距離L2離れて配設され印字済みテープを切断する切断手段と、前記切断手段からテープ搬送方向下流に所定距離L1離れて配置される検出センサと、を備え、前記テープが収納された第2のテープカセットを装着可能なテープ印字装置において、
前記第2のテープカセットは、
テープカセット本体に設けられて該テープカセットに関する所定の第2カセット情報を特定する第2カセット情報特定手段と、
前記印字手段によって印字される第2被印字テープが巻回されて回転可能に設けられるテープスプールと、
前記第2被印字テープの一方の面の長手方向に所定距離Lのピッチで形成されて前記検出センサに検出される第2センサーマークと、
前記第2被印字テープにおいて、前記各センサーマークから搬送方向上流側にそれぞれ所定距離L3離れるように設けられ、所定の情報を記憶するIC回路部及び前記IC回路部に接続されて情報の送受信を行うIC回路側アンテナを有する第2無線情報回路素子と、を備え、
前記各第2無線情報回路素子を中心とする非印字領域の所定幅をL5としたときに、前記所定距離L3は、L3=L−L1を満たし、
前記第2被印字テープの長手方向には、前記各第2センサーマークから搬送方向上流に距離(L1+L2)離れた位置から、距離(L3−L5/2)離れた位置までの第3印字領域が繰り返され、
前記所定の第2カセット情報は、前記所定距離L3を示すデータと、前記第3印字領域の位置を、第3印字領域の搬送方向両端部と第3印字領域の搬送方向下流側隣における第2センサーマークとの距離により表す第2印字範囲データとを含み、
前記テープ印字装置は、
前記第2のテープカセットがテープ印字装置に装着されると前記カセット情報特定手段と協働して前記所定の第2カセット情報を読み取るカセット情報読取手段と、
前記カセット情報読取手段を介して読み込んだ前記第2印字範囲データに基づいて前記被印字テープ上の前記第3印字領域を表す仮想テープを作成して前記表示手段に表示させて第3印字領域への印字データの入力要求を行うと共に、入力された印字データを前記第3印字領域に印字した状態で表示するように表示制御する仮想テープ表示制御手段と、
前記切断手段のテープ搬送方向下流に設けられるアンテナを介して前記第2無線情報回路素子から前記所定の情報を無線通信により読み取り又は書き込む読取書込手段と、
前記第2印字範囲データに基づいて、前記印字手段に、前記入力された印字データを前記前記第3印字領域に印刷させる印字制御手段と、
前記第2カセット情報に含まれる前記所定距離L3を示すデータに基づいて、前記第2無線情報回路素子が前記アンテナと対向する際に前記テープ搬送手段によるテープの搬送を停止させて前記読取書込手段に前記所定の情報の読み取り又は書き込みを行わせる読取書込制御手段と、を備えることを特徴とするテープ印字装置。 - 長尺状のテープを搬送するためのテープ搬送手段と、入力手段と、前記入力手段によって入力又は編集された印字データを表示する表示手段と、サーマルヘッドを有して前記印字データを前記テープに印字する印字手段と、前記サーマルヘッドからテープ搬送方向下流側に所定距離L2離れて配設され印字済みテープを切断する切断手段と、前記切断手段からテープ搬送方向下流に所定距離L1離れて配置される検出センサと、を備え、前記テープが収納された第3のテープカセットを装着可能なテープ印字装置において、
前記第3のテープカセットは、
テープカセット本体に設けられて該テープカセットに関する所定の第3カセット情報を特定する第3カセット情報特定手段と、
前記印字手段によって印字される第3被印字テープが巻回されて回転可能に設けられるテープスプールと、
前記第3被印字テープの一方の面の長手方向に所定距離Lのピッチで形成されて前記検出センサに検出される第3センサーマークと、
前記第3被印字テープにおいて、前記各第3センサーマークから搬送方向上流側にそれぞれ所定距離L3離れるように設けられ、所定の情報を記憶するIC回路部及び前記IC回路部に接続されて情報の送受信を行うIC回路側アンテナを有する第3無線情報回路素子と、を備え、
前記各第3無線情報回路素子を中心とする非印字領域の所定幅をL5としたときに、前記所定距離L3は、L3=(L1+L2+L5/2)を満たし、
前記第3被印字テープの長手方向には、前記各第3センサーマークからテープ搬送方向上流に距離(L1+L2+L5)離れた位置から距離L離れた位置までの第4印字領域が繰り返され、
前記所定の第3カセット情報は、前記所定距離L3を示すデータと、前記第4印字領域の位置を、第4印字領域の搬送方向両端部と、第4印字領域の搬送方向下流側隣における第3センサーマークとの距離により表す第3印字範囲データと、を含み、
前記テープ印字装置は、
前記第3のテープカセットがテープ印字装置に装着されると前記カセット情報特定手段と協働して前記所定の第3カセット情報を読み取るカセット情報読取手段と、
前記カセット情報読取手段を介して読み込んだ前記第3印字範囲データに基づいて前記被印字テープ上の前記第4印字領域を表す仮想テープを作成して前記表示手段に表示させて第4印字領域への印字データの入力要求を行うと共に、入力された印字データを前記第4印字領域に印字した状態で表示するように表示制御する仮想テープ表示制御手段と、
前記切断手段のテープ搬送方向下流に設けられるアンテナを介して前記第3無線情報回路素子から前記所定の情報を無線通信により読み取り又は書き込む読取書込手段と、
前記第3印字範囲データに基づいて、前記印字手段に、前記入力された印字データを前記前記第4印字領域に印刷させる印字制御手段と、
前記第3カセット情報に含まれる前記所定距離L3を示すデータに基づいて、前記第3無線情報回路素子が前記アンテナと対向する際に前記テープ搬送手段によるテープの搬送を停止させて前記読取書込手段に前記所定の情報の読み取り又は書き込みを行わせる読取書込制御手段と、を備えることを特徴とするテープ印字装置。 - 前記切断手段は、前記検出センサが前記各センサーマークを検出してから前記テープが距離L2搬送される時と、前記検出センサが前記各センサーマークを検出してから前記テープが距離(L−L1)搬送された時に前記テープを切断することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のテープ印字装置。
- 前記カセット情報特定手段は、前記テープカセット内に配設される無線タグ回路素子からなり、
前記カセット情報読取手段は、前記テープ印字装置において前記無線タグ回路素子に対応する位置に設けられるアンテナと、当該アンテナを介して前記無線タグ回路素子の情報の読み取り及び書き取りを行うリード/ライトモジュールからなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のテープ印字装置。
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