JP6447398B2 - 印刷装置、テープカートリッジ、カートリッジつき印刷装置 - Google Patents

印刷装置、テープカートリッジ、カートリッジつき印刷装置 Download PDF

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Description

本発明は、カートリッジから供給される被印字媒体に印刷を行う印刷装置、印刷装置に装着可能なテープカートリッジ、テープカートリッジを装着したカートリッジつき印刷装置に関する。
従来、カートリッジから供給される被印字媒体に印刷を行う印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この印刷装置(テープ印刷装置)のカートリッジホルダ(カートリッジ装着フレーム)には、カートリッジ(テープカートリッジ)が着脱自在とされ、印刷装置は、カートリッジを交換することで種々の形態の被印字媒体(ラベルテープ)に印字することができるようになっている。
特開2004−42468号公報
上記従来技術のように、多種多様な被印字媒体をそれぞれ備えた多種類のカートリッジがカートリッジホルダに選択的に装着されて使用される場合において、印刷手段が適切な印刷を行うためには、装着されたカートリッジの被印字媒体に係わる情報を正確に検出する必要がある。上記従来技術では、カートリッジに対し上記被印字媒体に係わる情報の光学的検出を行う光学式のセンサ(フォトセンサ)が設置されている。
ここで、光学式のセンサにより光学的検出を行う場合には、検出対象物であるカートリッジまでの距離が検出精度に大きく影響する。最適距離において光学的検出を行う場合には、高い検出精度を得ることができるが、カートリッジまでの距離が上記最適距離からずれるほど、検出精度が低下する。したがって、カートリッジに対する光学式のセンサの高精度な位置決めを行う必要がある。
本発明の目的は、光学式のセンサによるカートリッジに対する光学的検出を高精度に行うことができる、印刷装置、テープカートリッジ、カートリッジつき印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、被印字媒体を備えた媒体カートリッジを着脱可能なカートリッジホルダと、前記媒体カートリッジから供給される前記被印字媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し印刷を行う印刷手段と、前記媒体カートリッジに対し検出子を接触させ、その接触結果に基づき前記被印字媒体に係わる第1情報の検出を行う第1センサと、前記媒体カートリッジに対し投光し、その投光に対応した受光結果に基づき、前記被印字媒体に係わる第2情報の検出を行う第2センサと、を有し、前記第1センサ及び前記第2センサを、前記媒体カートリッジに対し進退動作可能なセンサユニットとして一体化し、前記センサユニットは、前記進退動作の基準軸と、前記基準軸に沿って当該センサユニットを第1方向に沿って付勢する第1付勢手段と、前記第1方向に直交する第2方向において前記基準軸よりも一方側の位置に設けられ、前記第1付勢手段の前記付勢による当該センサユニットの前進を規制する規制手段と、を備え、かつ、前記第2センサは、前記基準軸よりも前記第2方向の他方側の位置に設けられており、前記第2センサは、前記第2方向に配列された発光素子及び受光素子を備え、前記センサユニットは、前記第2方向の前記一方側に位置し、前記第1センサが設けられる第1部分と、前記第1部分の前記第2方向の前記他方側に位置し、前記第2センサの少なくとも一部が配置される略三角形の第2部分と、を備えていることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本願発明は、被印字媒体を備えた媒体カートリッジを着脱可能なカートリッジホルダと、前記媒体カートリッジから供給される前記被印字媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し印刷を行う印刷手段と、前記媒体カートリッジに対し検出子を接触させ、その接触結果に基づき前記被印字媒体に係わる第1情報の検出を行う第1センサと、前記媒体カートリッジに対し投光し、その投光に対応した受光結果に基づき、前記被印字媒体に係わる第2情報の検出を行う第2センサと、を有し、前記第1センサ及び前記第2センサを、前記媒体カートリッジに対し進退動作可能なセンサユニットとして一体化し、前記センサユニットは、前記進退動作の基準軸と、前記基準軸に沿って当該センサユニットを第1方向に沿って付勢する第1付勢手段と、を備え、かつ、前記第1センサは、前記第1方向に直交する第2方向において前記基準軸よりも一方側の位置に設けられ、前記第2センサは、前記基準軸よりも前記第2方向の他方側の位置に設けられ、前記第2センサは、前記第2方向に配列された発光素子及び受光素子を備え、前記センサユニットは、前記第2方向の前記一方側に位置し、前記第1センサが設けられる第1部分と、前記第1部分の前記第2方向の前記他方側に位置し、前記第2センサの少なくとも一部が配置される略三角形の第2部分と、を備えていることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本願発明は、被印字媒体を備えた媒体カートリッジを着脱可能なカートリッジホルダと、前記媒体カートリッジから供給される前記被印字媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し印刷を行う印刷手段と、前記媒体カートリッジに対し検出子を接触させ、その接触結果に基づき前記被印字媒体に係わる第1情報の検出を行う第1センサと、前記媒体カートリッジに対し投光し、その投光に対応した受光結果に基づき、前記被印字媒体に係わる第2情報の検出を行う第2センサと、を有し、前記第1センサ及び前記第2センサを、前記媒体カートリッジに対し進退動作可能なセンサユニットとして一体化し、前記センサユニットは、前記進退動作の基準軸と、前記基準軸に沿って当該センサユニットを第1方向に沿って付勢する第1付勢手段と、前記第1方向に直交する第2方向において前記基準軸よりも一方側の位置に設けられ、前記第1付勢手段の前記付勢による当該センサユニットの前進を規制する規制手段と、を備え、かつ、前記第2センサは、前記基準軸よりも前記第2方向の他方側の位置に設けられ、前記第2センサは、前記第2方向に配列された発光素子及び受光素子を備え、前記センサユニットは、前記印刷手段よりも前記搬送経路に沿って搬送方向上流側に設けられており、前記第2センサは、前記センサユニットのうち前記搬送経路に沿って搬送方向下流側の端部に設けられていることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本願発明は、被印字媒体を備えた媒体カートリッジを着脱可能なカートリッジホルダと、前記媒体カートリッジから供給される前記被印字媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し印刷を行う印刷手段と、前記媒体カートリッジに対し検出子を接触させ、その接触結果に基づき前記被印字媒体に係わる第1情報の検出を行う第1センサと、前記媒体カートリッジに対し投光し、その投光に対応した受光結果に基づき、前記被印字媒体に係わる第2情報の検出を行う第2センサと、を有し、前記第1センサ及び前記第2センサを、前記媒体カートリッジに対し進退動作可能なセンサユニットとして一体化し、前記センサユニットは、前記進退動作の基準軸と、前記基準軸に沿って当該センサユニットを第1方向に沿って付勢する第1付勢手段と、を備え、かつ、前記第1センサは、前記第1方向に直交する第2方向において前記基準軸よりも一方側の位置に設けられ、前記第2センサは、前記基準軸よりも前記第2方向の他方側の位置に設けられ、前記第2センサは、前記第2方向に配列された発光素子及び受光素子を備え、前記センサユニットは、前記印刷手段よりも前記搬送経路に沿って搬送方向上流側に設けられており、前記第2センサは、前記センサユニットのうち前記搬送経路に沿って搬送方向下流側の端部に設けられていることを特徴とする。
本願発明においては、被印字媒体に係わる第1情報(例えば被印字テープのテープ幅等)を機械的に検出する第1センサのみならず、被印字媒体に係わる第2情報(例えば切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられるシートを備えた被印字テープが用いられる場合の、印刷手段(印字ヘッド)に対するラベル部の相対位置等)を光学的に検出(検出対象物へ投光したときの受光結果に応じた光学的検出)する第2センサが用いられる。
本願発明においては、第2センサを、検出対象物に対する検出子の接触結果に応じた機械的検出を行う第1センサと一体化してセンサユニットとし、このセンサユニットを媒体カートリッジに対し進退可能に構成する。これにより、第1センサによる機械的検出(検出対象物である媒体カートリッジに接触しての検出)が行われ、第2センサから媒体カートリッジまでの距離が最適距離となるように高精度に位置決めされた状態で、第2センサによる光学的検出を行うことができる。この結果、第2センサによる媒体カートリッジの第2情報の光学的検出を、確実に高精度に行うことができる。
本発明によれば、光学式のセンサによるカートリッジに対する光学的検出を高精度に行うことができる。
本発明の一実施形態の印刷装置の外観をカバーを省略した状態で表す斜視図である。 内部ユニットの構成を表す斜視図である。 内部ユニットの構成を表す平面図である。 内部ユニットの構成を表す断面図である。 内部ユニットの構成を表す平面図である。 図1中A部の拡大図である。 テープカートリッジの構成を表す斜視図である。 テープカートリッジの構成を表す平面図である。 テープカートリッジの構成を表す側面図である。 被印字テープの構造を説明するための模式図である。 接触非検出部における挿入孔及び面部の組み合わせ例を説明するための説明図である。 接触非検出部における挿入孔及び面部の組み合わせ例を説明するための説明図である。 センサユニットの構成を表す斜視図である。 センサユニット及びその周辺の構成を表す平面図である。 図14中B−B断面による断面図である。 ガイド部に対しテープカートリッジから離間する方向に作用する反力でセンサユニットが傾こうとした場合を表す説明図である。 機械式センサに対しテープカートリッジから離間する方向に作用する反力でセンサユニットが傾こうとした場合を表す説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。なお、図面中に「前」「後」「左」「右」「上」「下」の注記がある場合は、明細書中の説明における「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、その注記された方向を指す。
<印刷装置の概略構成>
まず、図1を参照しつつ、本実施形態の印刷装置の概略構成を説明する。
図1において、印刷装置1は、被印字テープ10に対する印刷処理と、被印字チューブ(図示せず)に対する印刷処理と、を選択的に実行可能である。被印字テープ10は、各請求項記載の被印字媒体、テープ、被印字テープに相当する。なお、印刷装置1は、被印字テープ10に対する印刷処理と被印字チューブに対する印刷処理との両方を実行可能な構成に限られず、被印字テープ10に対する印刷処理のみを実行可能な構成でもよい。
印刷装置1は、サーマルタイプ、レセプタタイプ、ラミネートタイプ等、各種のテープカートリッジ100が使用可能である。テープカートリッジ100は、各請求項記載の媒体カートリッジ、テープカートリッジに相当する。以下では、レセプタタイプのテープカートリッジ100を使用する場合を説明する。また、印刷装置1は、被印字テープ10の被印字シートにラベル部と非ラベル部とに分けるための切り込みがある、いわゆるダイカットラベルタイプと、被印字テープ10の被印字シートに上記切り込みがないタイプ(以下適宜「通常ラベルタイプ」という)と、のどちらのタイプのテープカートリッジ100も使用可能である。なお、図1では、上記ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100が使用されている。
印刷装置1は、略直方体の箱状の本体部2と、本体部2の上方の開口を開閉するカバー(図示せず)と、を有する。なお、図1では、本体部2からカバーを取り外した状態を図示しているが、本体部2にカバーを取り付けた状態では、カバーは、本体部2の後端上部において回動可能に支持される。
本体部2の後面や右面には、電源用や通信用のコネクタが設けられている。印刷装置1は、ケーブル等を介して(又は無線で)パーソナルコンピュータ等の操作端末(図示せず)と接続され、ユーザによる操作端末の操作に基づき、上記印刷処理を実行する。なお、印刷装置1は、操作端末の操作に基づき印刷処理を実行する構成に限られず、印刷装置1に設けた適宜の操作部の操作に基づき印刷処理を実行する構成(いわゆるスタンドアローンタイプ)でもよい。
本体部2の上面のうち右側寄りの位置には、上記被印字テープ10を備えた上記テープカートリッジ100を着脱可能な凹状の領域であるカートリッジホルダ4が設けられている。カートリッジホルダ4にテープカートリッジ100を装着した状態の印刷装置1は、各請求項記載のカートリッジつき印刷装置に相当する。なお、図1では、カートリッジホルダ4におけるテープカートリッジ100の装着位置よりも上方位置にテープカートリッジ100を配置した状態を図示している。
本体部2の前面のうち右側寄りの位置には、排出口6が設けられている。排出口6は、後述のサーマルヘッド22による印字形成後の被印字テープ10が、後述のプラテンローラ32等により搬送されつつカートリッジホルダ4から印刷装置1の外部へ排出される開口である。
<印刷装置の内部構造>
次に、図2〜図6を参照しつつ、印刷装置1の内部構造を説明する。なお、図2〜図5では、上記図1と同様、カートリッジホルダ4におけるテープカートリッジ100の装着位置よりも上方位置(図1に示す位置よりは下方位置)にテープカートリッジ100を配置した状態を図示している。また、図2〜図5では、上記ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100が使用されている。
図2〜図6において、本体部2内のうち右側寄りの位置には、内部ユニット8が設けられている。内部ユニット8は、上記カートリッジホルダ4の底面を構成する底板4Aを有する。
<カートリッジホルダ及びその周辺>
カートリッジホルダ4の前後方向略中央部のうち右側寄りの位置には、ヘッドホルダ20が立設されている。ヘッドホルダ20は、前後方向に延びる1枚の板状部材で構成されている。ヘッドホルダ20の右面には、発熱体(図示せず)を備えるサーマルヘッド22(印刷手段に相当)が設けられている。サーマルヘッド22は、テープカートリッジ100から供給され後述のプラテンローラ32等により所定の搬送経路に沿って搬送される被印字テープ10に対し印刷(印字形成)を行う。
カートリッジホルダ4のうち上記ヘッドホルダ20の左方位置には、リボン巻取軸25が立設されている。リボン巻取軸25は、テープカートリッジ100に備えられる後述のリボン巻取ローラ104の内部に嵌挿され、リボン巻取ローラ104を回転駆動する。カートリッジホルダ4のうち上記サーマルヘッド22よりも上記搬送経路に沿って搬送方向下流側(上記排出口6側)となる、上記ヘッドホルダ20の前方位置には、送りローラ駆動軸24が立設されている。送りローラ駆動軸24は、テープカートリッジ100に備えられる後述の送りローラ102の内部に嵌挿され、送りローラ102を回転駆動する。
カートリッジホルダ4の左後方の隅部近傍には、ピン26が立設されている。ピン26は、テープカートリッジ100に備えられる後述の貫通孔106に挿通(挿入)され、テープカートリッジ100の回り止め用のピンとして機能する。カートリッジホルダ4のうち上記送りローラ駆動軸24の左方位置には、ピン27が立設されている。ピン27は、テープカートリッジ100に備えられる後述の挿入孔117に挿入され、テープカートリッジ100の位置決め基準用のピンとして機能する。
本体部2のうちカートリッジホルダ4の外部には、ステッピングモータである駆動モータ(図示せず)が設けられている。上記リボン巻取軸25(リボン巻取ローラ104)、上記送りローラ駆動軸24(送りローラ102)、及び後述のプラテンローラ32は、図示しない複数のギアを介して駆動モータに接続され、駆動モータの駆動に伴って回転する。
<ダイカットラベルタイプのテープカートリッジの構造>
以下、図2〜図5、図7(a)(b)、図8、及び図9(a)(b)を参照しつつ、上記ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100の構造を説明する。
図2〜図5、図7(a)(b)、図8、及び図9(a)(b)において、ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100は、略直方体の筐体101を有する。筐体101は、上側(第2方向の他方側、直交方向における他方側に相当)の第1ケース部101Aと、下側(第2方向の一方側、直交方向における一方側、一方側に相当)の第2ケース部101Bと、を含む。ケース部101A,101Bは、固定されて一体化されている。
筐体101は、少なくとも一部が後述の被印字テープロール122の外形状に沿う形状のロール収納部120を有する。ロール収納部120には、被印字テープロール122(テープロールに相当)と、リボン供給側ロール124と、が収納されている。
被印字テープロール122は、ロール収納部120の左前部において、支持孔130により回転可能に支持されている。被印字テープロール122には、上記被印字テープ10が巻回されている。
<被印字テープの構造>
以下、図10(a)(b)を参照しつつ、被印字テープ10の構造を説明する。
図10(a)(b)において、被印字テープ10は、剥離性を備える長尺帯状の剥離シート11(第1シートに相当)と、剥離シート11の表面(図10(b)中紙面奥側の面。第1面に相当)に剥離可能に貼られた長尺帯状の被印字シート12(第2シートに相当)と、を有する。被印字テープ10は、上記被印字テープロール122において、被印字シート12の剥離シート11とは反対側の表面12a(図10(a)中紙面手前側の面)が内周側、剥離シート11の上記表面とは反対側の裏面11b(図10(b)中紙面手前側の面。第2面に相当)が外周側となる状態で、巻回されている。
被印字シート12は、剥離シート11と略同一の幅であり、上記表面12aとは反対側の裏面(図10(a)中紙面奥側の面)に設けられた適宜の粘着剤により剥離シート11の表面に剥離可能に貼られている。被印字シート12は、後述のインクリボン118を重ねることでインクの熱転写により印字形成されるシートであり、いわゆるハーフカット処理による切り込み14により、印字形成後に印字ラベルとしてケーブル等の被着体(図示せず)に対し裏面の粘着剤により貼付されるラベル部16と、それ以外の非ラベル部18と、に分けられている。
この例では、被印字シート12には、上記被着体の周囲に巻き付けるための2つの巻き付け部16Aと、印字形成が行われる1つのラベル本体部16Bと、を含むラベル部16が、搬送方向(被印字テープ10の長手方向)に亘って所定の間隔で形成されている。2つの巻き付け部16Aは、それぞれ搬送方向に長い略矩形の形状を備え、被印字テープ10の幅方向に沿って並べて配置されている。ラベル本体部16Bは、幅の広い略矩形の形状を備え、2つの巻き付け部16Aの搬送方向上流側に配置されている。なお、被印字シート12におけるラベル部16の態様は、上記に限られず、他の態様でもよい。
剥離シート11の裏面11bには、ラベル部16の位置に対応する、略矩形状の黒塗りマーク13(マークに相当)が、搬送方向に亘って所定の間隔で印刷により形成されている。黒塗りマーク13は、剥離シート11の裏面11bのうち、搬送方向に沿って各ラベル部16に対応する位置(この例では各ラベル本体部16Bの搬送方向中央部よりも少し下流側の位置)の、上記第1ケース部101Aの右壁部103に備えられる後述の貫通孔150に対向する部分となる、被印字テープ10の幅方向一方側(図10(a)(b)中上側)の縁部15の近傍位置に形成されている(図9(a)等も参照)。なお、黒塗りマーク13は、剥離シート11の裏面11bのうち、搬送方向に沿って各ラベル部16に対応しない位置に形成されてもよい。黒塗りマーク13の大きさは、貫通孔150の大きさよりも大きく形成されている(図9(a)等も参照)。
また、剥離シート11の裏面11bのうち搬送方向終端部近傍には、格子縞模様の終端マーク19が印刷により形成されている。
図2〜図5、図7(a)(b)、図8、及び図9(a)(b)に戻り、リボン供給側ロール124は、ロール収納部120の右後部において、支持孔132により回転可能に支持されている。リボン供給側ロール124には、インクリボン118が巻回されている。
筐体101内のうち被印字テープロール122とリボン供給側ロール124との間には、リボン巻取ローラ104が、回転可能に軸支されている。リボン巻取ローラ104は、テープカートリッジ100のカートリッジホルダ4への装着により内部に嵌挿される上記リボン巻取軸25により回転駆動され、リボン供給側ロール124からインクリボン118を引き出すと共に、使用済みのインクリボン118を巻き取る。
また、筐体101は、ロール収納部120の右後部から前方に延びるアーム部160を有する。アーム部160は、上記第1ケース部101A側の第1アーム部160Aと、第2ケース部101B側の第2アーム部160Bと、を含む。
アーム部160内には、被印字テープロール122から引き出された被印字テープ10が、幅方向が上下方向(第2方向に相当)となり、上記被印字シート12の表面12aが右側(短手方向の一方側に相当)、上記剥離シート11の裏面11bが左側となる状態で、案内されている。また、アーム部160内の被印字テープ10よりも左方位置には、リボン供給側ロール124から引き出されたインクリボン118が、幅方向が上下方向となる状態で、案内されている。アーム部160内に導入された被印字テープ10及びインクリボン118は、前方に向かって案内され、アーム部160の前端の開口161において重ね合わされて、アーム部160よりも前方へ排出される。
筐体101内のうちアーム部160よりも前方位置には、送りローラ102が、回転可能に軸支されている。送りローラ102は、テープカートリッジ100のカートリッジホルダ4への装着により内部に嵌挿される上記送りローラ駆動軸24により回転駆動され、対向配置される後述の圧接ローラ34と協働して、被印字テープロール122から被印字テープ10を引き出すと共に、印字形成後の被印字テープ10を、筐体101の右前方の角に設けられた排出案内部140を介して上記排出口6に向けて搬送する。なお、インクリボン118は、送りローラ102よりも搬送方向上流側において、リボン巻取ローラ104に向けて案内される。
また、上記第1ケース部101Aは、第1アーム部160Aの右壁部103(第1側壁部に相当)を備える。上記第2ケース部101Bは、第1アーム部160Aの右壁部103の下側に、第2アーム部160Bの第1右壁部105(第2側壁部に相当)を備え、第1右壁部105の下側に、第2アーム部160Bの第2右壁部107(第3側壁部に相当)を備える。
第1アーム部160Aの右壁部103のうち、アーム部160内を後側から前側に通過する被印字テープ10に備えられる剥離シート11の裏面11bの黒塗りマーク13の移動経路に対向する部分には、略矩形状の貫通孔150(第1孔に相当)を備えた光学被検出部152が設けられている。貫通孔150は、黒塗りマーク13を、印刷装置1の本体部2に備えられる後述の光学式センサ56により光学的に検出するのに用いられる(詳細は後述)。この例では、貫通孔150は、右壁部103のうち前側寄りの位置の上下方向略中央部に設けられている。
第2アーム部160Bの第2右壁部107には、テープカートリッジ100の被印字テープ10に係わる情報(第1情報に相当)を表す接触被検出部158が設けられている。接触被検出部158は、第2右壁部107に形成された少なくとも1つの略矩形状の挿入孔156(第3孔に相当)を備え、挿入孔156及び面部157の組み合わせにより、テープカートリッジ100の被印字テープ10に係わる情報を規定している。挿入孔156は、印刷装置1の本体部2に備えられる後述のセンサ突起66が挿入可能な孔であり、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ4に装着された場合に、センサ突起66が接触しない(センサ突起66を押圧しない)非接触部(非押圧部)として機能する。面部157は、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ4に装着された場合に、センサ突起66が接触する(センサ突起66を押圧する)接触部(押圧部)として機能する。本実施形態では、接触被検出部158は、挿入孔156及び面部157の組み合わせにより、テープカートリッジ100の被印字テープ10のテープ幅の情報を規定し、挿入孔156は、上記テープ幅に応じた数及び配置で、第2右壁部107に形成されている(詳細は後述)。
第2アーム部160Bの第1右壁部105には、略矩形状の挿入孔154(第2孔に相当)が設けられている。挿入孔154の前後方向(長手方向に相当)の位置は、貫通孔150の前後方向の位置、及び、挿入孔156の前後方向の位置よりも、アーム部160における被印字テープ10の搬送方向(言い換えれば、黒塗りマーク13の移動方向)における上流側となる、後側となっている。挿入孔154は、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ4に装着された状態において、印刷装置1の本体部2に備えられる後述のセンサユニット50が後述の検出位置に移動した場合に、センサユニット50に備えられる後述のガイド突起58が挿入される、センサユニット50の進退をガイドする孔である(詳細は後述)。
また、筐体101のうち、前後方向及び左右方向(短手方向に相当)に沿って上記ロール収納部120よりも外周側には、ロール収納部120の上下方向寸法よりも小さい略平板形状の外形を備えたフランジ部139と、凹み部111と、が設けられている。フランジ部139は、互いに略同一の上下方向寸法に形成された4つの角部141〜144(隅部に相当)と、ロール収納部120の左側の前後方向略中央部に設けられた中間部145と、を備える。
角部141は、フランジ部139の左後方の角部であり、角部142は、フランジ部139の右後方の角部であり、角部143は、フランジ部139の左前方の角部であり、角部144は、フランジ部139の右後方の角部である。角部141〜143は、平面視で略直角となるようにロール収納部120の側面から外側に突出している。角部144は、上記排出案内部140が角に設けられているため、平面視で略直角となっていない。
角部141〜144のうち、互いに対角線上に位置する角部141,144近傍には、それぞれ貫通孔106及び挿入孔117が設けられている。貫通孔106及び挿入孔117は、各請求項記載の挿入孔に相当する。貫通孔106は、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ4に装着された場合に、上記ピン26が挿通される孔である。挿入孔117は、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ4に装着された場合に、上記ピン27が挿入される孔である。
角部141には、突起部110が設けられている。突起部110は、各請求項記載の押下部、突起部に相当する。
突起部110は、角部141の一部を下方に向けて突出させた部分である。突起部110の下端部110aの上下方向の位置は、上記中間部145の下面145aよりも下側となっている。また、突起部110の前後方向の位置は、上記貫通孔106の前後方向の位置と略同一となっている。突起部110は、その存在により、テープカートリッジ100の被印字テープ10が上記剥離シート11及び被印字シート12を備える被印字テープ10である(言い換えれば、テープカートリッジ100が上記ダイカットラベルタイプである)ことを表している。突起部110は、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ4に装着された場合に、カートリッジホルダ4の底部に備えられる後述のセンサ突起23を押下する押下部として機能する。
凹み部111は、前後方向において上記突起部110に隣接する位置に設けられている。凹み部111の上下方向の位置は、上記フランジ部139の下面の下端部の上下方向の位置と略同一となっている。
中間部145の下面145aには、テープカートリッジ100に係わる情報を表す接触被検出部112が設けられている。接触被検出部112は、下面145aに形成された少なくとも1つの略円形状の挿入孔171(第4孔に相当)を備え、挿入孔171及び面部172の組み合わせにより、テープカートリッジ100に係わる情報を規定している。挿入孔171は、印刷装置1の本体部2に備えられる後述のセンサ突起63が挿入可能な孔であり、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ4に装着された場合に、センサ突起63が接触しない(センサ突起63を押下しない)非接触部(非押下部)として機能する。面部172は、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ4に装着された場合に、センサ突起63が接触する(センサ突起63を押下する)接触部(押下部)として機能する。本実施形態では、接触被検出部112は、挿入孔171及び面部172の組み合わせにより、テープカートリッジ100の被印字テープ10の上記ラベル部16の形状の情報を規定し、挿入孔171は、上記ラベル部16の形状に応じた数及び配置で、下面145aに形成されている。挿入孔171は、左右方向の位置が上記突起部110の左右方向の位置略同一となる、少なくとも1つの孔を含む。
<接触非検出部における挿入孔及び面部の組み合わせ例>
以下、図11(a)(b)及び図12(a)(b)を参照しつつ、接触被検出部158における挿入孔156及び面部157の組み合わせ例を説明する。なお、図11(a)(b)及び図12(a)(b)中では、被印字テープ10の図示を省略している。また、図11(a)(b)及び図12(a)(b)中では、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ4に装着された場合に、印刷装置1の本体部2に備えられる後述の5つのセンサ突起66に対向する位置にそれぞれ符号a,b,c,d,eを付している。
図11(a)には、テープ幅が所定の第1テープ幅(この例では24[mm])である被印字テープ10を備えたダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100を図示している。なお、図11(a)に示すテープカートリッジ100は、図1〜図9に示すテープカートリッジ100と同一のものである。このようなテープ幅が第1テープ幅(この例では24[mm])である被印字テープ10を備えたダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100では、上記突起部110の下端部110aの上下方向の位置は、上記ロール収納部120の下端部120aの上下方向の位置と略同一となっている。
図11(a)に示すテープカートリッジ100においては、第2右壁部107の符号c,dで示す位置に、それぞれ挿入孔156が形成され、符号a,b,eで示す位置に、それぞれ面部157が形成されている。符号cに示す位置に形成された挿入孔156と、符号dに示す位置に形成された挿入孔156と、は、前後方向の位置が互いに異なると共に上下方向の位置が互いに略同一となる配列状態(横並び)で、配列されている。また、符号cに示す位置に形成された挿入孔156は、前後方向の位置が上記貫通孔150の前後方向の位置と略同一(縦並び)となっている。
図11(b)には、テープ幅が上記第1テープ幅(この例では24[mm])である被印字テープ10を備えたダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100であって、上記図11(a)に示すテープカートリッジ100とは接触被検出部158における挿入孔156及び面部157の組み合わせが異なるパターンのテープカートリッジ100を図示している。
図11(b)に示すテープカートリッジ100においては、第2右壁部107の符号b,c,dで示す位置に、それぞれ挿入孔156が形成され、符号a,eで示す位置に、それぞれ面部157が形成されている。すなわち、図11(b)に示すテープカートリッジ100においては、上記図11(a)に示すテープカートリッジ100において面部157であった符号bで示す位置が挿入孔156となっている。符号bに示す位置に形成された挿入孔156と、符号cに示す位置に形成された挿入孔156、及び、符号dに示す位置に形成された挿入孔156と、は、前後方向の位置が互いに異なると共に上下方向の位置が互いに異なる配列状態(いわゆる千鳥配列)で、配列されている。
図12(a)には、テープ幅が上記第1テープ幅よりも大きい所定の第2テープ幅(この例では36[mm])である被印字テープ10を備えたダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100を図示している。
図12(a)に示すテープカートリッジ100においては、第2右壁部107の符号a,dで示す位置に、それぞれ挿入孔156が形成され、符号b,c,eで示す位置に、それぞれ面部157が形成されている。すなわち、図12(a)に示すテープカートリッジ100においては、上記図11(a)に示すテープカートリッジ100において挿入孔156であった符号aで示す位置が面部157となり、面部157であった符号cで示す位置が挿入孔156となっている。符号a,dに示す位置に形成された2つの挿入孔156それぞれの前後方向の位置は、上記貫通孔150の前後方向の位置と異なっている(貫通孔150よりも後方位置となっている)。また、符号aに示す位置に形成された挿入孔156と、符号dに示す位置に形成された挿入孔156と、は、前後方向の位置が互いに異なると共に上下方向の位置が互いに異なる配列状態(いわゆる千鳥配列)で、配列されている。
図12(b)には、テープ幅が上記第2テープ幅(この例では36[mm])である被印字テープ10を備えたダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100であって、上記図12(a)に示すテープカートリッジ100とは接触被検出部158における挿入孔156及び面部157の組み合わせが異なるパターンのテープカートリッジ100を図示している。
図12(b)に示すテープカートリッジ100においては、第2右壁部107の符号a,b,dで示す位置に、それぞれ挿入孔156が形成され、符号c,eで示す位置に、それぞれ面部157が形成されている。すなわち、図12(b)に示すテープカートリッジ100においては、上記図12(a)に示すテープカートリッジ100において面部157であった符号bで示す位置が挿入孔156となっている。符号bに示す位置に形成された挿入孔156の前後方向の位置も、上記符号a,dで示す位置に形成された2つの挿入孔156と同様、上記貫通孔150の前後方向の位置と異なっている(貫通孔150よりも後方位置となっている)。また、符号aに示す位置に形成された挿入孔156と、符号bに示す位置に形成された挿入孔156と、は、前後方向の位置が互いに異なると共に上下方向の位置が互いに略同一となる配列状態(横並び)で、配列されている。また、符号bに示す位置に形成された挿入孔156と、符号dに示す位置に形成された挿入孔156と、は、前後方向の位置が互いに異なると共に上下方向の位置が互いに異なる配列状態(いわゆる千鳥配列)で、配列されている。
<通常ラベルタイプのテープカートリッジの構造>
また、図示を省略するが、上記通常ラベルタイプのテープカートリッジ100の構造は、上記ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100の構造と基本的には同様である。但し、通常ラベルタイプのテープカートリッジ100では、被印字テープ10は(上記切り込み14や黒塗りマーク13がない)通常ラベルタイプであり、筐体101の第1アーム部160Aの右壁部103には上記光学被検出部152がなく、筐体101の角部141には上記突起部110がない。また、通常ラベルタイプのテープカートリッジ100では、上記接触被検出部112は、挿入孔171及び面部172の組み合わせにより、テープカートリッジ100の被印字テープ10のテープ色の情報及びインクリボン118のインク色の情報を規定し、挿入孔171は、上記テープ色及びインク色に応じた数及び配置で、下面145aに形成されている。
<カートリッジホルダ及びその周辺>
図2〜図6に戻り、カートリッジホルダ4の左後方の隅部となる、上記ピン26よりも左方位置には、1つの被押下用のセンサ突起23が立設されたセンサ21(第3センサに相当)が設けられている。カートリッジホルダ4に上記ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100が装着される場合には、ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100の上記突起部110がセンサ突起23に対向し、センサ突起23は、突起部110により押下されてオンされる。一方、カートリッジホルダ4に上記通常ラベルタイプのテープカートリッジ100が装着される場合には、通常ラベルタイプのテープカートリッジ100に上記突起部110のようなセンサ突起23を押下する部分がないため、センサ突起23は、押下されずオフのままとなる。センサ21は、このときのセンサ突起23の押下の有無(言い換えれば突起部110の有無)によるオン・オフ情報に基づき、カートリッジホルダ4に装着されたテープカートリッジ100がダイカットラベルタイプであるか通常ラベルタイプであるかを検出し、対応する検出信号を図示しない制御回路へ出力する。制御回路は、この検出信号に基づき、カートリッジホルダ4に装着されたテープカートリッジ100がダイカットラベルタイプであるか通常ラベルタイプであるかを識別することができる。
カートリッジホルダ4の左部のうち前後方向略中央位置には、複数(この例では5つ)の被押下用のセンサ突起63が立設されたセンサ55が設けられている。カートリッジホルダ4にテープカートリッジ100が装着された場合には、テープカートリッジ100の上記接触被検出部112がセンサ突起63に対向し、接触被検出部112により、テープカートリッジ100に係わる情報に対応するセンサ突起63が選択的に押下されてオンされる。センサ55は、このときの複数のセンサ突起63の押下の有無によるオン・オフの組み合わせ(接触被検出部112に対するセンサ突起63の接触結果)に基づき、テープカートリッジ100に係わる情報を検出し、対応する検出信号を上記制御回路へ出力する。制御回路は、この検出信号に基づき、テープカートリッジ100に係わる情報を取得することができる。このとき、制御回路は、上記センサ21の検出信号に基づき識別した、カートリッジホルダ4に装着されたテープカートリッジ100が、ダイカットラベルタイプであった場合には、上記センサ55の検出信号に基づき取得したテープカートリッジ100に係わる情報を、上記ラベル部16の形状の情報として取り扱うことができる。一方、制御回路は、上記センサ21の検出信号に基づき識別した、カートリッジホルダ4に装着されたテープカートリッジ100が、通常ラベルタイプであった場合には、上記センサ55の検出信号に基づき取得したテープカートリッジ100に係わる情報を、上記テープ色及びインク色の情報として取り扱うことができる。
カートリッジホルダ4の後部のうち左右方向略中央位置には、カートリッジホルダ4に装着されたテープカートリッジ100の被印字テープ10の上記終端マーク19を光学的に検出するためのセンサ29が設けられている。
<ホルダアーム、ローラホルダ、リリースモータ、リリースロッド>
カートリッジホルダ4のうち上記ヘッドホルダ20の右方位置には、前後方向に延びるコ字状部材で構成された回動支持部38が設けられている。回動支持部38には、前後方向に延びるホルダアーム36A,36Bが、上下方向に延びる支持軸40により軸心AX1回りに回動可能に狭持されている。第1ホルダアーム36Aは、回動支持部38の内側の空間うち下側に配置されている。第2ホルダアーム36Bは、回動支持部38の内側の空間のうち上側、つまり第1ホルダアーム36Aの上方位置に配置されており、第1ホルダアーム36Aとの上下方向における距離が後側(軸心AX1側)から前側(後述のプラテンローラ32側)に向かって拡大するような、斜め形状部361を備える。ホルダアーム36A,36Bの前部には、ローラホルダ28が設けられている。
ローラホルダ28は、ホルダアーム36A,36Bにより、ホルダアーム36A,36Bと共に軸心AX1回りに回動可能に支持されている。ローラホルダ28には、プラテンローラ32(搬送ローラに相当)及び圧接ローラ34が回転可能に設けられている。上記送りローラ駆動軸24、プラテンローラ32、及び圧接ローラ34は、各請求項記載の搬送手段を構成する。プラテンローラ32は、ローラ面を左方に露出しつつ、ローラホルダ28のうち上記サーマルヘッド22に対向する位置に配置されている。圧接ローラ34は、ローラ面を左方に露出しつつ、ローラホルダ28のうち上記送りローラ駆動軸24(送りローラ102)に対向する位置に配置されている。
支持軸40のうち第1ホルダアーム36Aの近傍に位置する下端部には、トーションばね(図示せず。第2付勢手段に相当)が装着されている。このトーションばねは、ホルダアーム36A,36B及びローラホルダ28を、軸心AX1回りに右側(サーマルヘッド22とは反対側)へ向かって回動するように弾性付勢している。
これにより、ホルダアーム36A,36B及びローラホルダ28は、左側(サーマルヘッド22側)に押圧されていない状態では、上記トーションばねの付勢力により、プラテンローラ32及び圧接ローラ34がそれぞれサーマルヘッド22及び送りローラ102から離間した、リリース位置(図5に示す位置)に保持される。また、ホルダアーム36A,36B及びローラホルダ28は、右側に押圧されると、上記トーションばねの付勢力に抗して上記リリース位置から右側へ向かって回動し、プラテンローラ32及び圧接ローラ34が上記搬送経路上の被印字テープ10をそれぞれサーマルヘッド22及び送りローラ102に押圧可能な、印字位置(図3、図4に示す位置)に移動する。カートリッジホルダ4にテープカートリッジ100が装着され、ホルダアーム36A,36B及びローラホルダ28が上記印字位置に移動した状態において、プラテンローラ32、圧接ローラ34、送りローラ駆動軸24(送りローラ102)が回転すると、テープカートリッジ100から供給される被印字テープ10が所定の搬送経路に沿って搬送される。
また、本体部2には、リリースモータ71と、上記ホルダアーム36A,36Bの右方に設けられた、前後方向に延びるリリースロッド70と、が設けられている。リリースモータ71の駆動出力ギア71aは、クランクギア機構72を介して、カム軸73に設けられたカムギア73aに作動連結されている。カム軸73は、リリースロッド70の前後方向に延びるクランク軸孔75に挿入配置されている。これにより、適宜のタイミングでリリースモータ71が一の方向に回転してその駆動力がカムギア73aに伝達されカム軸73が対応する方向に回転することにより、リリースロッド70が前側へ移動する。一方、適宜のタイミングでリリースモータ71が上記一の方向とは反対側の他の方向に回転してその駆動力がカムギア73aに伝達されカム軸73が対応する方向に回転することにより、リリースロッド70が前側から離間するように後側に移動する。
リリースロッド70の前端部には、コロ状の押圧部74が設けられている。リリースモータ71の上記一の方向への回転駆動によりリリースロッド70が前側に移動すると、押圧部74も前側に移動して上記ローラホルダ28に当接する。これにより、ホルダアーム36A,36B及びローラホルダ28が軸心AX1回りに右側へ向かって回転して上記印字位置に移動する。また、ホルダアーム36A,36B及びローラホルダ28が印字位置にある状態からリリースモータ71の上記他の方向への回転駆動によりリリースロッド70が後側に移動すると、押圧部74も後側に移動して上記ローラホルダ28への当接が解除される。これにより、ホルダアーム36A,36B及びローラホルダ28が軸心AX1回りに左側へ向かって回転して上記リリース位置に移動する。
リリースロッド70の左部は、第1係合部70aと、第2係合部70bと、が設けられている。第1係合部70aは、第2係合部70bよりも右前側に延設されている。
<センサユニット>
本体部2のうちリリースロッド70の左側には、機械式センサ54(第1センサに相当)及び光学式センサ56(後述の図13(a)等参照)が、カートリッジホルダ4に装着されたテープカートリッジ100に対し進退動作可能なセンサユニット50として一体化されて設けられている。光学式センサ56は、各請求項記載の第2センサ、光学式センサに相当する。
以下、図3〜図5、図13(a)(b)、図14、及び図15を参照しつつ、センサユニット50について説明する。
図3〜図5、図13(a)(b)、図14、図15において、センサユニット50は、下側に位置する略四角形の略四角形部53(第1部分に相当)と、略四角形部53の上側に位置する、斜辺縁部521を備えた略三角形の略三角形部52(第2部分に相当)と、を備える。センサユニット50は、略三角形部52の斜辺縁部521が上記第2ホルダアーム36Bの斜め形状部361に沿うように、上記サーマルヘッド22よりも上記搬送方向上流側となる、上記ホルダアーム36A,36B間の空間37(図2参照)に挿入配置されている。
センサユニット50は、右側に位置する板状の基板60と、左側に位置する箱状のユニット本体51と、を有する。
基板60の右面のうち略四角形部53の下端部には、ケーブル接続用のコネクタ61が設けられている。基板60は、コネクタ61により接続されるケーブル(図示せず)を介して、上記制御回路に接続されている。
基板60の左面のうち略四角形部53には、ユニット本体51に形成された開口51a,51bを介してユニット本体51の左面よりも左方に突出した複数(この例では5つ)の被押圧用のセンサ突起66(検出子、接触スイッチに相当)が立設された、上記機械式センサ54が設けられている。カートリッジホルダ4にテープカートリッジ100が装着され、センサユニット50が後述の検出位置に移動した場合には、テープカートリッジ100の上記アーム部160の上記接触被検出部158がセンサ突起66に対向し、接触被検出部158により、テープカートリッジ100の被印字テープ10のテープ幅の情報に対応するセンサ突起66が選択的に押下されてオンされる。機械式センサ54は、このときの5つのセンサ突起66の押下の有無によるオン・オフの組み合わせ(接触被検出部158に対するセンサ突起66の接触結果)に基づき、テープカートリッジ100の被印字テープ10のテープ幅の情報を検出し、対応する検出信号を上記制御回路へ出力する。制御回路は、この検出信号に基づき、テープ幅を取得することができる。なお、機械式センサ54は、複数のセンサ突起66の動きを光学的に間接検出し、その検出結果に基づき、テープカートリッジ100の被印字テープ10のテープ幅の情報を検出する構成でもよい。
基板60の左面のうち略三角形部52の、上記搬送方向下流側の端部となる、前端部には、ユニット本体51に形成された開口51cを介して光学的検出可能に、反射型の上記光学式センサ56が設けられている。光学式センサ56は、発光素子56a及び受光素子56bを備え、発光素子56a及び受光素子56bは、上下方向に配列されている(この例では発光素子56aが上側、受光素子56bが下側に配置されている)。カートリッジホルダ4にテープカートリッジ100が装着され、センサユニット50が後述の検出位置に移動した場合には、テープカートリッジ100の上記アーム部160の貫通孔150を備えた光学被検出部152が光学式センサ56に対向する。光学式センサ56は、この状態で、発光素子56aが光学被検出部152(貫通孔150を通過する被印字テープ10の右面)に対し投光し、その反射光を受光素子56bが受光して、その受光結果に基づき、テープカートリッジ100の被印字テープ10に係わる情報(第2情報に相当)を検出し、対応する検出信号を上記制御回路へ出力する。本実施形態では、光学式センサ56は、上記受光結果に基づき、上記サーマルヘッド22に対する、テープカートリッジ100の被印字テープ10における上記ラベル部16の相対位置を検出する。制御回路は、この検出信号に基づき、サーマルヘッド22に対するラベル部16の相対位置を取得することができる。なお、光学式センサ56を透過型の光学式センサにより実装してもよい。
ユニット本体51のうち略四角形部53の後側かつ上側寄りの位置には、ガイド突起58が設けられている。カートリッジホルダ4にテープカートリッジ100が装着され、センサユニット50が後述の検出位置に移動した場合には、テープカートリッジ100の上記アーム部160の上記挿入孔154がガイド突起58に対向し、ガイド突起58が挿入孔154に挿入される。
ユニット本体51のうち略四角形部53の後側寄りの位置には、基板60に形成された貫通孔601を介して基板60の右面よりも右方に延びる円筒部62が設けられている。円筒部62の軸孔621には、コイルバネ64(第1付勢手段に相当)が装着された、上記進退動作の基準軸68が挿入されている。基準軸68の右側の先端部は、そのよりも左部がリリースロッド70のクランク軸孔75に挿入配置された状態で、壁部69に固定されている。コイルバネ64は、センサユニット50を、基準軸68の軸心AX2に沿って左側へ弾性付勢している。
このとき、上記機械式センサ54の上下方向の位置は、基準軸68の上下方向の位置よりも下側となっている。また、上記光学式センサ56の上下方向の位置は、基準軸68の上下方向の位置よりも上側となっている。
円筒部62の右側の開口縁部には、下方に向けて延びるガイド部62a(規制手段に相当)が設けられている。ガイド部62aは、リリースロッド70の上記第1係合部70a又は第2係合部70bに係合される。センサユニット50は、ガイド部62aと第1係合部70a又は第2係合部70bとの係合により、コイルバネ64の上記付勢による左側への移動(前進)が規制されている。壁部69に対するセンサユニット50の左右方向の位置は、ガイド部62aが係合するリリースロッド70の係合部に応じて決まる。センサユニット50は、リリースロッド70が前後方向に移動するのに伴い、リリースロッド70の第1係合部70a及び第2係合部70bに案内されつつ左右方向に移動する。
すなわち、リリースモータ71の上記一の方向への回転駆動によりリリースロッド70が前側に移動する場合には、センサユニット50は左方に移動し、ガイド部62aは、第1係合部70aから第2係合部70bへ案内され第2係合部70bに係合する。これにより、センサユニット50は、機械式センサ54のセンサ突起66が上記接触被検出部158に対向し挿入孔156に挿入されるか又は面部157により押圧されると共に、ガイド突起58が上記挿入孔154に挿入され、かつ、光学式センサ56が上記光学被検出部152(貫通孔150)に対向する、検出位置(図2、図3、図4、図15に示す位置)に保持される。また、センサユニット50が検出位置にある状態からリリースモータ71の上記他の方向への回転駆動によりリリースロッド70が後側に移動する場合には、センサユニット50は右方に移動し、ガイド部62aは、第2係合部70bから第1係合部70aへ案内され第1係合部70aに係合する。これにより、センサユニット50は、機械式センサ54のセンサ突起66が上記接触被検出部158から離間すると共に、ガイド突起58が上記挿入孔154から離間し、かつ、光学式センサ56が上記光学被検出部152(貫通孔150)から離間する、リリース位置(図5に示す位置)に保持される。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、被印字テープ10に係わる情報(上記の例では被印字テープ10のテープ幅の情報)を機械的に検出する機械式センサ54のみならず、被印字テープ10に係わる情報(上記の例では、ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100が用いられる場合の、サーマルヘッド22に対するラベル部16の相対位置の情報)を光学的に検出(検出対象物へ投光したときの受光結果に応じた光学的検出)する光学式センサ56が用いられる。
そして、本実施形態においては、光学式センサ56を、検出対象物に対する検出子の接触結果に応じた機械的検出を行う機械式センサ54と一体化してセンサユニット50とし、このセンサユニット50をテープカートリッジ100に対し進退可能に構成する。これにより、機械式センサ54による機械的検出(検出対象物であるテープカートリッジ100に接触しての検出)が行われ、光学式センサ56からテープカートリッジ100までの距離が最適距離となるように高精度に位置決めされた状態で、光学式センサ56による光学的検出を行うことができる。この結果、光学式センサ56によるテープカートリッジ100の情報の光学的検出を、確実に高精度に行うことができる。
また、本実施形態では特に、コイルバネ64の付勢力で前進するセンサユニット50の機械式センサ54が、テープカートリッジ100に対し接触して検出を行う。このとき、センサユニット50の前進を規制するガイド部62aが、センサユニット50における基準軸68よりも下側の位置に設けられる一方、光学式センサ56がセンサユニット50における基準軸68よりも上側の位置に設けられる。これにより、例えば図16に示すように、上記接触時において、ガイド部62aに対しテープカートリッジ100から離間する方向に作用する反力(黒矢印参照)でセンサユニット50が傾こうとした場合(白矢印参照)であっても、基準軸68に関してガイド部62aとは反対側に設けられている光学式センサ56は、図中想像線で示すように、上記傾きによりテープカートリッジ100に対し近接する。これにより、光学式センサ56からテープカートリッジ100までの距離が大きくなるのを確実に防止することができるので、確実に高い検出精度を確保することができる。
また、本実施形態では特に、機械式センサ54が、センサユニット50における基準軸68よりも下側の位置に設けられる一方、光学式センサ56がセンサユニット50における基準軸68よりも上側の位置に設けられる。これにより、例えば図17に示すように、上記接触時において、機械式センサ54に対しテープカートリッジ100から離間する方向に作用する反力(黒矢印参照)でセンサユニット50が傾こうとした場合(白矢印参照)であっても、基準軸68に関してガイド部62aとは反対側に設けられている光学式センサ56は、図中想像線で示すように、上記傾きによりテープカートリッジ100に対し近接する。これにより、光学式センサ56からテープカートリッジ100までの距離が大きくなるのを確実に防止することができるので、確実に高い検出精度を確保することができる。
また、本実施形態では特に、光学式センサ56の発光素子56a及び受光素子56bは、上下方向に配列されている。これにより、被印字テープ10のカールに対する有利性を高めることができる。
また、本実施形態では特に、センサユニット50は、略四角形部53の下端部にケーブル接続用のコネクタ61を備える。これにより、コネクタ61を、センサユニット50の略三角形部52に配置された発光素子56aや受光素子56bから遠い位置に配置することができるので、コネクタ61の耐久性低下を防止することができる。
また、本実施形態では特に、センサユニット50は、サーマルヘッド22よりも搬送経路に沿って搬送方向上流側に設けられており、光学式センサ56は、センサユニット50のうち搬送経路に沿って搬送方向下流側の端部に設けられている。これにより、光学式センサ56をサーマルヘッド22から近い位置に配置することができるので、印字開始位置を高精度に制御することができる。
また、本実施形態では特に、センサユニット50外に、ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100に備えられた突起部110による押下を検出するセンサ21を設ける。これにより、テープカートリッジ100の種類や被印字テープ10に関してさらに多様な情報を検出する必要がある場合に、センサ21による突起部110の押下の有無に基づき、上記ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100が用いられる場合の、サーマルヘッド22に対するラベル部16の相対位置の情報や、上記テープ幅の情報以外の情報をさらに取得することができる。
また、本実施形態では、第1アーム部160Aの右壁部103のうち黒塗りマーク13の移動経路に対向する部分に、貫通孔150を設け、第2アーム部160Bの第1右壁部105に、挿入孔154を設け、第2アーム部160Bの第2右壁部107に、挿入孔156を設ける。そして、挿入孔154の前後方向の位置を、貫通孔150の前後方向の位置、及び、挿入孔156の前後方向の位置よりも、黒塗りマーク13の移動方向における上流側としている。これにより、挿入孔156に対し機械式センサ54を行い、貫通孔150に対し光学式センサ56の検出を行うことができる。このとき、貫通孔150及び挿入孔156が近傍のアーム部160の側壁部に設けられているので、機械式センサ54及び光学式センサ56を、一体のセンサユニット50として構成することが可能である。その結果、上記と同様にして、光学検出精度を向上することができる。また、ユーザは貫通孔150からテープカートリッジ100の内部の被印字テープ10の状態(しわ等)を確認することができるので、テープカートリッジ100の組み立て後に当該確認を行うことにより、テープカートリッジ100の組み立て時のアーム部160での被印字テープ10の挟み込み等による組み付け不良品の流出を防ぐことができる。
また、本実施形態では特に、黒塗りマーク13の大きさを、貫通孔150の大きさよりも大きくする。これにより、黒塗りマーク13が貫通孔150を通過する際に、貫通孔150の全部を黒塗りマーク13により塞ぐことができる。その結果、光量の偏差を大きくすることができ、光学検出精度を向上することができる。
また、本実施形態では特に、筐体101の角部141に、上下方向に沿った突起部110を設ける。これにより、突起部110の有無をセンサ21により検出することで、情報量をさらに増やすことができる。また、突起部110の存在により、ユーザはテープカートリッジ100がダイカットラベルタイプのものであると認識することができる。また、突起部110の存在により、ダイカットラベルタイプのテープカートリッジ100に未対応機種への誤装着を防止することができる。
また、本実施形態では特に、突起部110の下端部110aの上下方向の位置を、ロール収納部120の下端部120aの上下方向の位置と略同一とした、テープカートリッジ100を設ける。このようなテープカートリッジ100を設けることにより、突起部110がロール収納部120よりも突出する場合のような載置時バランスの悪さを回避しつつ、突起部110の検出用のセンサ21の迎え量を少なくすることができる。
<変形例等>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、被印字テープ10が巻回されて被印字テープロール122を構成し、テープカートリッジ100内にその被印字テープロール122が配置されて被印字テープ10が繰り出される場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシート(ロールに巻回されたテープを繰り出した後に適宜の長さに切断して形成したものを含む)を、所定の収納部にスタックして(例えばトレイ状のものに平積み積層して)カートリッジ化し、このカートリッジを印刷装置側のカートリッジホルダに装着して、上記収納部から移送、搬送して印刷を行うようにしてもよい。
また、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」等とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」等という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」等とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」等という意味である。但し、例えばしきい値や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印刷装置(カートリッジつき印刷装置)
4 カートリッジホルダ
10 被印字テープ(被印字媒体、テープ)
11 剥離シート(第1シート)
11b 裏面(第2面)
12 被印字シート(第2シート)
13 黒塗りマーク(マーク)
14 切り込み
16 ラベル部
18 非ラベル部
21 センサ(第3センサ)
22 サーマルヘッド(印刷手段)
24 送りローラ駆動軸
28 ローラホルダ
32 プラテンローラ(搬送ローラ)
34 圧接ローラ
36A 第1ホルダアーム
36B 第2ホルダアーム
50 センサユニット
52 略三角形部(第2部分)
53 略四角形部(第1部分)
54 機械式センサ(第1センサ)
56 光学式センサ(第2センサ)
56a 発光素子
56b 受光素子
61 コネクタ
62a ガイド部(規制手段)
64 コイルバネ(第1付勢手段)
66 センサ突起(検出子、接触スイッチ)
68 基準軸
100 テープカートリッジ(媒体カートリッジ)
101 筐体
101A 第1ケース部
101B 第2ケース部
103 右壁部(第1側壁部)
105 第1右壁部(第2側壁部)
106 貫通孔(挿入孔)
107 第2右壁部(第3側壁部)
110 突起部(押下部)
111 凹み部
117 挿入孔
120 ロール収納部
122 被印字テープロール(テープロール)
139 フランジ部
150 貫通孔(第1孔)
152 光学被検出部
154 挿入孔(第2孔)
156 挿入孔(第3孔)
158 接触被検出部
171 挿入孔(第4孔)
361 斜め形状部
AX1 軸心

Claims (29)

  1. 被印字媒体を備えた媒体カートリッジを着脱可能なカートリッジホルダと、
    前記媒体カートリッジから供給される前記被印字媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し印刷を行う印刷手段と、
    前記媒体カートリッジに対し検出子を接触させ、その接触結果に基づき前記被印字媒体に係わる第1情報の検出を行う第1センサと、
    前記媒体カートリッジに対し投光し、その投光に対応した受光結果に基づき、前記被印字媒体に係わる第2情報の検出を行う第2センサと、
    を有し、
    前記第1センサ及び前記第2センサを、前記媒体カートリッジに対し進退動作可能なセンサユニットとして一体化し、
    前記センサユニットは、
    前記進退動作の基準軸と、
    前記基準軸に沿って当該センサユニットを第1方向に沿って付勢する第1付勢手段と、
    前記第1方向に直交する第2方向において前記基準軸よりも一方側の位置に設けられ、前記第1付勢手段の前記付勢による当該センサユニットの前進を規制する規制手段と、
    を備え、
    かつ、前記第2センサは、前記基準軸よりも前記第2方向の他方側の位置に設けられており、
    前記第2センサは、
    前記第2方向に配列された発光素子及び受光素子を備え、
    前記センサユニットは、
    前記第2方向の前記一方側に位置し、前記第1センサが設けられる第1部分と、
    前記第1部分の前記第2方向の前記他方側に位置し、前記第2センサの少なくとも一部が配置される略三角形の第2部分と、
    を備えている
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 被印字媒体を備えた媒体カートリッジを着脱可能なカートリッジホルダと、
    前記媒体カートリッジから供給される前記被印字媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し印刷を行う印刷手段と、
    前記媒体カートリッジに対し検出子を接触させ、その接触結果に基づき前記被印字媒体に係わる第1情報の検出を行う第1センサと、
    前記媒体カートリッジに対し投光し、その投光に対応した受光結果に基づき、前記被印字媒体に係わる第2情報の検出を行う第2センサと、
    を有し、
    前記第1センサ及び前記第2センサを、前記媒体カートリッジに対し進退動作可能なセンサユニットとして一体化し、
    前記センサユニットは、
    前記進退動作の基準軸と、
    前記基準軸に沿って当該センサユニットを第1方向に沿って付勢する第1付勢手段と、
    を備え、
    かつ、
    前記第1センサは、前記第1方向に直交する第2方向において前記基準軸よりも一方側の位置に設けられ、
    前記第2センサは、前記基準軸よりも前記第2方向の他方側の位置に設けられ、
    前記第2センサは、
    前記第2方向に配列された発光素子及び受光素子を備え、
    前記センサユニットは、
    前記第2方向の前記一方側に位置し、前記第1センサが設けられる第1部分と、
    前記第1部分の前記第2方向の前記他方側に位置し、前記第2センサの少なくとも一部が配置される略三角形の第2部分と、
    を備えている
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 被印字媒体を備えた媒体カートリッジを着脱可能なカートリッジホルダと、
    前記媒体カートリッジから供給される前記被印字媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し印刷を行う印刷手段と、
    前記媒体カートリッジに対し検出子を接触させ、その接触結果に基づき前記被印字媒体に係わる第1情報の検出を行う第1センサと、
    前記媒体カートリッジに対し投光し、その投光に対応した受光結果に基づき、前記被印字媒体に係わる第2情報の検出を行う第2センサと、
    を有し、
    前記第1センサ及び前記第2センサを、前記媒体カートリッジに対し進退動作可能なセンサユニットとして一体化し、
    前記センサユニットは、
    前記進退動作の基準軸と、
    前記基準軸に沿って当該センサユニットを第1方向に沿って付勢する第1付勢手段と、
    前記第1方向に直交する第2方向において前記基準軸よりも一方側の位置に設けられ、前記第1付勢手段の前記付勢による当該センサユニットの前進を規制する規制手段と、
    を備え、
    かつ、前記第2センサは、前記基準軸よりも前記第2方向の他方側の位置に設けられ、
    前記第2センサは、
    前記第2方向に配列された発光素子及び受光素子を備え、
    前記センサユニットは、
    前記印刷手段よりも前記搬送経路に沿って搬送方向上流側に設けられており、
    前記第2センサは、
    前記センサユニットのうち前記搬送経路に沿って搬送方向下流側の端部に設けられている
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 被印字媒体を備えた媒体カートリッジを着脱可能なカートリッジホルダと、
    前記媒体カートリッジから供給される前記被印字媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し印刷を行う印刷手段と、
    前記媒体カートリッジに対し検出子を接触させ、その接触結果に基づき前記被印字媒体に係わる第1情報の検出を行う第1センサと、
    前記媒体カートリッジに対し投光し、その投光に対応した受光結果に基づき、前記被印字媒体に係わる第2情報の検出を行う第2センサと、
    を有し、
    前記第1センサ及び前記第2センサを、前記媒体カートリッジに対し進退動作可能なセンサユニットとして一体化し、
    前記センサユニットは、
    前記進退動作の基準軸と、
    前記基準軸に沿って当該センサユニットを第1方向に沿って付勢する第1付勢手段と、
    を備え、
    かつ、
    前記第1センサは、前記第1方向に直交する第2方向において前記基準軸よりも一方側の位置に設けられ、
    前記第2センサは、前記基準軸よりも前記第2方向の他方側の位置に設けられ、
    前記第2センサは、
    前記第2方向に配列された発光素子及び受光素子を備え、
    前記センサユニットは、
    前記印刷手段よりも前記搬送経路に沿って搬送方向上流側に設けられており、
    前記第2センサは、
    前記センサユニットのうち前記搬送経路に沿って搬送方向下流側の端部に設けられている
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項2又は4記載の印刷装置において、
    前記センサユニットは、
    前記第1方向に直交する第2方向において前記基準軸よりも一方側の位置に設けられ、前記第1付勢手段の前記付勢による当該センサユニットの前進を規制する規制手段
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1又は3記載の印刷装置において、
    前記第1センサは、前記第1方向に直交する第2方向において前記基準軸よりも一方側の位置に設けられている
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項3又は4記載の印刷装置において、
    前記センサユニットは、
    前記第2方向の前記一方側に位置し、前記第1センサが設けられる第1部分と、
    前記第1部分の前記第2方向の前記他方側に位置し、前記第2センサの少なくとも一部が配置される略三角形の第2部分と、
    を備えている
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1,2,7のいずれか1項記載の印刷装置において、
    前記センサユニットは、
    前記第1部分の前記第2方向の前記一方側の端部にケーブル接続用のコネクタを備えている
    ことを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項1,2,7,8のいずれか1項記載の印刷装置において、
    前記搬送手段に含まれる搬送ローラが前記印刷手段に対向するように設けられるローラホルダと、
    前記ローラホルダを軸心まわりに回転可能に支持する、前記第2方向の前記一方側及び前記他方側にそれぞれ配置された第1及び第2ホルダアームと、
    第1ホルダアームの近傍に設けられ、前記第1及び第2ホルダアーム及び前記ローラホルダを、前記軸心回りに前記印刷手段とは反対側へ向かって回動するように付勢する第2付勢手段と、
    を有し、
    前記第2ホルダアームは、
    前記第1ホルダアームとの前記第2方向における距離が前記軸心側から前記搬送ローラ側に向かって拡大するような、斜め形状部を備えており、
    前記センサユニットは、
    前記第2部分の縁部が前記第2ホルダアームの前記斜め形状部に沿うように、当該第2ホルダアームと前記第1ホルダアームとの間の空間に挿入配置される
    ことを特徴とする印刷装置。
  10. 請求項1又は2記載の印刷装置において、
    前記センサユニットは、
    前記印刷手段よりも前記搬送経路に沿って搬送方向上流側に設けられており、
    前記第2センサは、
    前記センサユニットのうち前記搬送経路に沿って搬送方向下流側の端部に設けられている
    ことを特徴とする印刷装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の印刷装置において、
    前記センサユニット外に設けられ、前記媒体カートリッジに備えられた押下部による押下を検出する第3センサを有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  12. 短手方向の一方側に第1側壁部を備え、前記短手方向の前記一方側であってかつ長手方向及び前記短手方向にそれぞれ直交する直交方向における前記第1側壁部の一方側に第2側壁部を備え、前記短手方向の前記一方側であってかつ前記直交方向における前記第2側壁部の前記一方側に第3側壁部を備えた、筐体と、
    互いに反対側となる第1面及び第2面を備えるとともに前記第2面にマークを備えた帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた帯状の第2シート、を備えたテープを巻回し、前記筐体内に収納されたテープロールと、
    前記第1側壁部のうち、前記第1シートの前記第2面の前記マークの移動経路に対向する部分に設けられた第1孔と、
    前記第2側壁部に設けられた第2孔と、
    前記第3側壁部に設けられた少なくとも1つの第3孔と、
    を有し、
    前記第2孔の、前記筐体の前記長手方向の位置は、
    前記第1孔の前記長手方向の位置、及び、前記第3孔の前記長手方向の位置よりも、前記マークの移動方向における上流側である
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  13. 請求項12記載のテープカートリッジにおいて、
    前記マークの大きさが、前記第1孔の大きさよりも大きい
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  14. 請求項12記載のテープカートリッジにおいて、
    前記第3孔は、
    前記長手方向の位置が互いに異なると共に、前記直交方向の位置が互いに略同一である、2つの孔を含む
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  15. 請求項12記載のテープカートリッジにおいて、
    前記第3孔は、
    前記長手方向の位置が互いに異なると共に、前記直交方向の位置が互いに異なる、2つの孔を含む
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  16. 請求項12記載のテープカートリッジにおいて、
    前記第3孔は、
    前記長手方向の位置が、前記第1孔の当該長手方向の位置と略同一となる、少なくとも1つの孔を含んでいる
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  17. 請求項12記載のテープカートリッジにおいて、
    前記第3孔の前記長手方向の位置は、
    前記第1孔の当該長手方向の位置と異なる
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  18. 請求項12乃至請求項17のいずれか1項記載のテープカートリッジにおいて、
    前記筐体は、
    前記直交方向における他方側の第1ケース部と前記直交方向の前記一方側の第2ケース部とが固定されて一体化されており、
    前記第1孔は前記第1ケース部に備えられ、
    前記第2孔及び前記第3孔は前記第2ケース部に備えられている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  19. 請求項12乃至請求項18のいずれか1項記載のテープカートリッジにおいて、
    前記筐体の隅部に、前記直交方向に沿った突起部が備えられる
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  20. 請求項19記載のテープカートリッジにおいて、
    前記筐体は、
    4つの隅部のうち、互いに対角線上に位置する2つの隅部近傍にそれぞれ設けられる2つの挿入孔を備えており、
    前記突起部は、その前記長手方向における位置が、
    前記長手方向における1つの前記挿入孔の位置と略同一となるように設けられている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  21. 請求項19又は請求項20記載のテープカートリッジにおいて、
    前記筐体は、
    少なくとも一部が前記テープロールの外形状に沿うロール収納部と、
    前記長手方向及び前記短手方向に沿って前記ロール収納部よりも外周側に設けられ、略平板形状の外形を備えたフランジ部と、
    前記フランジ部の前記直交方向の前記一方側の面に設けられた第4孔と、
    を有しており、
    前記突起部の、前記一方側の端部の前記直交方向における位置は、前記第4孔が設けられた前記一方側の面よりも、前記直交方向の前記一方側である
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  22. 請求項21記載のテープカートリッジにおいて、
    前記第4孔は、
    前記短手方向の位置が、前記突起部の前記短手方向の位置と略同一となる、少なくとも1つの孔を含んでいる
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  23. 請求項21又は請求項22記載のテープカートリッジにおいて、
    前記筐体は、
    前記直交方向における位置が、前記フランジ部の前記一方側の面の前記直交方向の前記一方側の端部の前記直交方向における位置と略同一である凹み部を、前記長手方向において前記突起部に隣接する位置に備える
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  24. 請求項21乃至請求項23のいずれか1項記載のテープカートリッジにおいて、
    前記突起部の、前記一方側の端部の前記直交方向における位置は、前記ロール収納部の、前記一方側の端部の前記直交方向における位置と、略同一である
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  25. 第1側壁部、前記第1側壁部の一方側の第2側壁部、及び、前記第2側壁部の前記一方側の第3側壁部、を備えた筐体と、
    互いに反対側となる第1面及び第2面を備えた帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた帯状の第2シート、を備え、前記第1シートの前記第2面に、前記ラベル部に対応するマークが形成された被印字テープを巻回し、前記筐体内に収納されたテープロールと、
    前記第1側壁部のうち、前記第1シートの前記第2面に備えられた前記マークの移動経路に対向する部分に設けられた、当該マークを光学式センサにより検出するのに用いられる第1孔と、
    前記第3側壁部に設けられ、接触式スイッチが挿入可能な少なくとも1つの第3孔と、
    を有する
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  26. 請求項25記載のテープカートリッジにおいて、
    前記筐体の前記第2側壁部は、
    前記光学式センサ及び前記接触式スイッチが一体的に設けられたセンサユニットの進退をガイドする第2孔を有する
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  27. 請求項25又は請求項26記載のテープカートリッジにおいて、
    前記第3孔は、
    前記被印字テープのテープ幅に応じた数及び配置で、前記第3側壁部に形成されている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  28. 請求項25乃至請求項27のいずれか1項記載のテープカートリッジにおいて、
    前記筐体の隅部に、
    前記第1シートと前記第2シートとを備える前記被印字テープであることを表す、突起部を備える
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  29. 第1側壁部、前記第1側壁部の一方側の第2側壁部、及び、前記第2側壁部の前記一方側の第3側壁部、を備えた筐体;互いに反対側となる第1面及び第2面を備えた帯状の第1シート、及び、前記第1シートの前記第1面に貼られ切り込みによってラベル部と非ラベル部に分けられた帯状の第2シート、を備え、前記第1シートの前記第2面に、前記ラベル部に対応するマークが形成された被印字テープを巻回し、前記筐体内に収納されたテープロール;前記第1側壁部のうち、前記第1シートの前記第2面に備えられた前記マークの移動経路に対向する部分に設けられた、当該マークを光学的に検出するのに用いられる第1孔を備えた光学被検出部;前記第3側壁部に設けられ、接触式スイッチが挿入可能な少なくとも1つの第3孔を備えた接触被検出部;を有する、テープカートリッジを装着した、カートリッジホルダと、
    前記テープカートリッジから供給される前記被印字テープを搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記被印字テープに対し印刷を行う印刷手段と、
    少なくとも1つの前記接触式スイッチを備え、前記接触被検出部に対する前記接触式スイッチの接触結果に基づき、前記テープカートリッジの前記被印字テープに係わる第1情報の検出を行う第1センサと、
    前記光学被検出部に対し投光し、その投光に対応した受光結果に基づき、前記テープカートリッジの前記被印字テープに係わる第2情報の検出を行う第2センサと、
    を有し、
    前記第1センサ及び前記第2センサを、前記テープカートリッジに対し進退動作可能なセンサユニットとして一体化した
    ことを特徴とする、カートリッジつき印刷装置。
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