JP2016022711A - プリンタ - Google Patents

プリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2016022711A
JP2016022711A JP2014150507A JP2014150507A JP2016022711A JP 2016022711 A JP2016022711 A JP 2016022711A JP 2014150507 A JP2014150507 A JP 2014150507A JP 2014150507 A JP2014150507 A JP 2014150507A JP 2016022711 A JP2016022711 A JP 2016022711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
print medium
printing
printer
guide member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014150507A
Other languages
English (en)
Inventor
毅彦 横澤
Takehiko Yokozawa
毅彦 横澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Holdings Corp
Original Assignee
Sato Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Holdings Corp filed Critical Sato Holdings Corp
Priority to JP2014150507A priority Critical patent/JP2016022711A/ja
Publication of JP2016022711A publication Critical patent/JP2016022711A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ロール状に巻回された印字媒体に印字する機能と単票用紙に印字する機能とを兼ね備えたプリンタの小型化を推進する。
【解決手段】プリンタ1の本体ケース2は、ラベル連続体を収容する用紙収容部8を備えている。用紙収容部8の下部には単票ラベルCPの搬送をガイドするガイド部材14が設けられており、本体ケース2の背面の下部には単票ラベルCPを用紙収容部8に送るための挿入孔17が設けられている。挿入孔17を通じて用紙収容部8に挿入された単票ラベルCPは、用紙収容部8の下部とガイド部材14の下面との間を通って印字部に搬送される。
【選択図】図10

Description

本発明は、プリンタに関し、例えばロール状に巻回されたラベル連続体に印字する機能と単票用紙に印字する機能とを兼ね備えたプリンタに好適に利用できるものである。
従来、ロール状に巻回されたシート(ロールシート)に印字する機能と単票シートに印字する機能とを兼ね備えた携帯型プリンタが知られている(特許文献1)。
特許文献1に記載されたプリンタは、ロールシート収納部を備えた筐体と、この筐体に開閉可能な状態で取り付けられた収納ケースカバーとを備えている。収納ケースカバーは、外側部材である外側ケースカバーと内側部材である内側ケースカバーとで構成され、共に筐体の後端側にあるヒンジ部を支点として回動自在に支持されている。そして、ロールシートは、筐体内部のロールシート収納部と、その上部の内側ケースカバーとで形成される空間内に収納されるようになっている。
一方、単票シートを使用する場合は、ロールシート収納部からロールシートを取り出した後、内側ケースカバーを筐体側に押し込むように回動させる。このようにすると、外側ケースカバーと内側ケースカバーとの間に単票シートが挿入可能な給送口が形成されるので、この給送口から単票シートを挿入して印字部に搬送する。
特許第4723998号公報
特許文献1に記載されたプリンタは、ロールシート収納部の上部を覆う収納ケースカバーを、外側ケースカバーと内側ケースカバーの二枚重ね構造とし、単票シートに印字を行う時は、外側ケースカバーと内側ケースカバーとを離間させて両者の間に隙間(給送口)を設け、この隙間から単票シートを筐体内に挿入する。
しかしながら、このプリンタのように、ロールシートの搬送経路とは別に単票シートの搬送経路(外側ケースカバーと内側ケースカバーとの間)を設ける場合は、プリンタの小型化が制約されるという問題がある。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、ロール状に巻回された印字媒体に印字する機能と単票用紙に印字する機能とを兼ね備えたプリンタの小型化を推進する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のプリンタは、一面に開口を有する筐体と、前記筐体に開閉可能に軸支され、前記筐体の前記開口から離間する方向に付勢された開閉カバーと、前記筐体内に設けられた印字部と、前記筐体内に設けられ、ロール状に巻回された第1の印字媒体が収容される印字媒体収容部と、前記筐体の下部に設けられ、第2の印字媒体が挿入される挿入孔と、前記印字媒体収容部に回動可能に軸支され、前記印字媒体収容部の下部方向に付勢された板状のガイド部材とを備え、前記挿入孔に挿入された前記第2の印字媒体が前記印字媒体収容部の下部と前記ガイド部材との間を通って前記印字部に搬送されるように構成されたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明のプリンタは、上記請求項1記載の発明において、前記ガイド部材は、前記第1の印字媒体の外周面に沿うように湾曲した湾曲面を有し、前記印字媒体収容部の内壁面には、前記ガイド部材が収容される凹溝が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明のプリンタは、上記請求項1または2に記載の発明において、前記ガイド部材は、複数の突起部を備えた平面形状を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明のプリンタは、上記請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発明において、前記開閉カバーには、前記印字媒体収容部の内部を視認し得る透明窓が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明のプリンタは、上記請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記印字媒体収容部には、前記第1の印字媒体と前記第2の印字媒体とが同時に収容可能であることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、第1の印字媒体を収容する印字媒体収容部内に第2の印字媒体の搬送経路を設け、第1の印字媒体の搬送経路と第2の印字媒体の搬送経路とを共通化することにより、プリンタの小型化を実現することができる。
請求項2記載の発明によれば、ガイド部材の上面と印字媒体収容部の内壁面とがほぼ同一の面となるので、印字収容部のスペースを最大限に有効利用することができ、プリンタのさらなる小型化を実現することができる。
請求項3記載の発明によれば、ガイド部材の複数の突起部の間から第2の印字媒体の位置を容易に視認することができるので、第2の印字媒体の位置決めを確実に行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、開閉カバーが閉止状態になっている時でも、透明窓を通して印字媒体収容部内の印字媒体の位置や残量などを外部から視認することができる。
請求項5記載の発明によれば、第1の印字媒体を印字媒体収容部に収容したままで第2の印字媒体に印字を行うことができる。
実施の形態のプリンタの斜視図である。 実施の形態のプリンタの開閉カバーを開いた状態を示す斜視図である。 実施の形態のプリンタの開閉カバーを取り外した状態を示す斜視図である。 実施の形態のプリンタを背面側から見た図である。 実施の形態のプリンタの概略断面図である。 (a)は、実施の形態のプリンタで使用するラベル連続体の斜視図であり、(b)は、実施の形態のプリンタで使用する単票ラベルの斜視図である。 ラベル連続体の印字工程を説明する斜視図である。 ラベル連続体の印字工程を説明する概略断面図である。 単票ラベルの印字工程を説明する斜視図である。 単票ラベルの印字工程を説明する概略断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
まず、図1乃至図6を参照しながら本実施の形態のプリンタの概略構成を説明する。図1は、本実施の形態のプリンタの斜視図、図2は、このプリンタの開閉カバーを開いた状態を示す斜視図、図3は、このプリンタの開閉カバーを取り外した状態を示す斜視図、図4は、このプリンタを背面側から見た図、図5は、このプリンタの概略断面図、図6(a)は、このプリンタで使用するラベル連続体の斜視図、図6(b)は、このプリンタで使用する単票ラベルの斜視図である。
本実施の形態のプリンタ1は、ロール状に巻回されたラベル連続体(第1の印字媒体)を連続発行する連続発行モードの印字と、単票ラベル(第2の印字媒体)を一枚ずつ発行する単票発行モードの印字を可能としたモービルプリンタであり、図1に示すような本体ケース(筐体)2と、この本体ケース2の開口を覆う開閉カバー3およびフロントカバー4を備えている。
開閉カバー3は、その基端部がヒンジ機構によって本体ケース2の後端部に軸支され、本体ケース2の開口に対して離間および接近する方向に回動される。また、開閉カバー3は、その基端部に取り付けられたトーションバネ5(図5参照)の弾性によって、本体ケース2の開口から離間する方向(開方向)に付勢されている。開閉カバー3の先端部には、印字媒体(ラベル連続体および単票ラベル)の搬送手段であるプラテンローラ6がプラテンローラ軸7を介して回転自在に軸支されている。
図6(a)に示すように、ラベル連続体RPは、長尺の台紙11とその表面(ラベル貼付面)に所定の間隔で仮着された多数枚のラベル12とを有しており、ロール状に巻回された状態でプリンタ1の本体ケース2に装填可能に収容される。
台紙11の表面に仮着されたラベル12は、所定の温度領域に達すると発色する感熱発色層がコーティングされたサーマルラベルである。また、台紙11の裏面には、ラベル12の位置検出に利用される黒色のIマーク(アイマーク)13が所定の間隔で形成されている。図示は省略するが、台紙11の表面には、ラベル12の剥離を容易にするために、シリコーンなどの剥離剤がコーティングされている。
図6(b)に示すように、単票ラベルCPは、四角形の台紙35とその表面に仮着されたラベル36とで構成されている。ラベル36は、ラベル連続体RPのラベル12と同じく所定の温度領域に達すると発色する感熱発色層がコーティングされたサーマルラベルである。
次に、本実施の形態のプリンタ1の用紙収容部(印字媒体収容部)8について説明する。プリンタ1の本体ケース2は、図6(a)に示すラベル連続体RPを収容する用紙収容部8を備えている。この用紙収容部8には、図2および図3に示すような円盤形状を有する一対の用紙ガイド9、9が設けられている。また、用紙ガイド9、9のそれぞれの一部には、上面がラベル連続体RPの外周面に沿うように湾曲した湾曲部9a、9b(図3参照)が設けられている。ラベル連続体RPを用紙収容部8に装填する際には、この湾曲部9a、9bの上にラベル連続体RPを載置する。
一対の用紙ガイド9、9は、ラベル連続体RPを回転可能に支持すると共に、ラベル連続体RPの搬送をガイドする。また、一対の用紙ガイド9、9は、ラベル連続体RPの幅のサイズに応じて位置を変えられるように、ラックアンドピニオン機構10(図3参照)によってラベル連続体RPの幅方向にスライドする。
用紙収容部8の下部には、図6(b)に示す単票ラベルCPの搬送をガイドするガイド部材14が設けられている。このガイド部材14は、用紙ガイド9、9の湾曲部9a、9bと同様、ラベル連続体RPの外周面に沿うように湾曲した湾曲面を有する薄い樹脂板で構成され、一対の用紙ガイド9、9の間(用紙収容部8の中央下部)に配置されている。
ガイド部材14は、その基端部がヒンジ機構によって用紙収容部8の下部に軸支され、用紙収容部8の下部に対して離間および接近する方向に回動される。また、ガイド部材14は、その基端部に取り付けられたトーションバネ15(図5参照)の弾性によって、用紙収容部8の下部方向に付勢されている。
図3に示すように、ガイド部材14は、その先端側に向かって突出する一対の突起部14a、14bを備えたコの字形の平面形状を有している。一方、用紙収容部8の内壁面において、ガイド部材14の突起部14a、14bと対向する箇所には、浅い凹溝16、16が設けられている。ガイド部材14の突起部14a、14bは、後述する単票発行時を除き、トーションバネ15の弾性によって凹溝16、16の内部に収容されている。
なお、ガイド部材14は、一対の突起部14a、14bを備えたコの字形に代えて、複数の突起部を備えた櫛歯状の平面形状であってもよい。この場合は、その形状に対応して、浅い凹溝もその突起部の数だけ設けられることになる。
このように、単票ラベルCPの搬送をガイドするガイド部材14は、ラベル連続体RPの外周面に沿うように湾曲した湾曲面を有し、かつ用紙収容部8の内壁面に設けられた凹溝16、16の内部に収容されているので、ガイド部材14の上面と用紙収容部8の内壁面は、ほぼ同一の面となっている。従って、ラベル連続体RPを用紙収容部8に収容する際にガイド部材14が収容の妨げになったり、連続発行モードで印字を行う際にガイド部材14がラベル連続体RPの搬送の妨げになったりすることはない。
図4および図5に示すように、本体ケース2の背面の下部には、単票ラベルCPを用紙収容部8に送るための挿入孔17が設けられている。この挿入孔17は、用紙収容部8の下部に取り付けられたガイド部材14の下面とほぼ同じ高さの位置に設けられている(図5参照)。従って、この挿入孔17に外部から単票ラベルCPを差し込むと、単票ラベルCPがガイド部材14の下面と接触し、ガイド部材14がトーションバネ15の弾性力に抗して単票ラベルCPの厚さ分だけ持ち上がる結果、用紙収容部8の下部とガイド部材14の下面との間に単票ラベルCPの搬送経路が形成される。
なお、ガイド部材14の一対の突起部14a、14bの間には、ガイド部材14の上面とほぼ同一の面となる用紙収容部8の内壁面が設けられているので、単票ラベルCPを搬送経路に挿通する時に、単票ラベルCPの先端が凹溝16に引っ掛かることを防止することができる。
次に、プリンタ1の印字部について説明する。本体ケース2の内部において、用紙収容部8に隣接した領域は、印字部となっている。印字部は、用紙収容部8から繰り出されたラベル連続体RPおよび単票ラベルCPに印字を行う機能部であり、図5に示すヘッドブラケット20、サーマルヘッド21、コイルバネ22などを備えている。
ヘッドブラケット20は、開閉カバー3が閉止状態になった時に、開閉カバー3に取り付けられたプラテンローラ6と対向する位置に配置され、図示しない係合手段を介して開閉カバー3を閉止位置に固定する。また、ヘッドブラケット20は、コイルバネ22の弾性によって、常にプラテンローラ6に近接する方向(図5の右方向)に付勢されている。
サーマルヘッド21は、印字媒体(ラベル連続体RPおよび単票ラベルCP)に文字、記号、図形、バーコードなどの情報を印字する手段であり、サーマルヘッド21に印字信号を伝送する回路基板23に実装された状態でヘッドブラケット20に取り付けられている。図示は省略するが、サーマルヘッド21の印字面(プラテンローラ6と対向する面)には、通電によって発熱する複数の発熱抵抗体(発熱素子)が設けられている。プリンタ1が印字を行う時は、用紙収容部8に収容された印字媒体(ラベル連続体RPまたは単票ラベルCP)がサーマルヘッド21の印字面とプラテンローラ6とに挟まれた状態になり、この状態でプラテンローラ6が回転駆動することで、印字媒体を搬送しながら印字を行う。
図1に示すように、開閉カバー3とフロントカバー4との間には、発行口18が設けられている。上記した印字部で印字が行われたラベル連続体RPおよび単票ラベルCPは、この発行口18を通じてプリンタ1の外部に排出される。
また、図1に示すように、開閉カバー3の一部には、透明なアクリル樹脂板などで構成された透明窓19が設けられており、開閉カバー3が閉止状態になっている時でも、この透明窓19を通して用紙収容部8内の単票ラベルCPの位置や、ラベル連続体RPの残量などが外部から視認できるようになっている。なお、開閉カバー3の一部に透明窓19を設ける手段に代えて、開閉カバー3自体を透明なアクリル樹脂板などで構成してもよい。
図1および図3に示すように、本体ケース2の上部を覆うフロントカバー4には、操作パネル24およびカバー開閉ボタン25が取り付けられている。
操作パネル24は、プリンタ1の操作コマンドや各種メッセージを表示する表示部24a、プリンタ1の動作を操作する操作ボタン24b、24c、プリンタ1の電源をオン/オフする電源ボタン24dなどを備えている。
図5に示すように、カバー開閉ボタン25は、その下端部がヘッドブラケット20に近接して配置されている。そして、作業者がカバー開閉ボタン25を指で下方に押すと、その下端部がヘッドブラケット20に当接してヘッドブラケット20に下向きの力を加える。これにより、ヘッドブラケット20の係合手段(図示せず)と開閉カバー3との係合状態が解除され、開閉カバー3が開状態となる。
図5に示すように、本体ケース2の内部において、ヘッドブラケット20の近傍には、プラテンローラ6を駆動するためのステッピングモータ26が搭載されている。このステッピングモータ26は、開閉カバー3が開放状態から閉止状態になった時、すなわち開閉カバー3が本体ケース2に収容された時に、図示しないギアなどを介してプラテンローラ軸7の端部のギア28(図2参照)に接続される。
図2に示すように、開閉カバー3の先端部において、プラテンローラ6の近傍には、反射型センサ30および発光素子31aが取り付けられている。また、図3に示すように、用紙収容部8の内壁面には、受光素子31bが取り付けられている。受光素子31bは、開閉カバー3が本体ケース2に収容された時、発光素子31aと対向するようになっている。
反射型センサ30は、例えばラベル連続体RPや単票ラベルCPが用紙収容部8から印字部に搬送されたかどうかを検出するセンサである。一方、発光素子31aと受光素子31bは、これらが一対となって透過型センサを構成している。この透過型センサは、発光素子31aと受光素子31bとの隙間(用紙収容部8から印字部に搬送される印字媒体の搬送経路)に発光素子31aの光を照射し、この搬送経路を通るラベル連続体RPを透過した光を受光素子31bで検出することによって、ラベル連続体RPのラベル位置などを検出するセンサである。
図5に示すように、本体ケース2の内部において、操作パネル24の下方には、上記した反射型センサ30や透過型センサ(発光素子31aおよび受光素子31b)によって検出された情報に基づいて印字タイミングなどを制御する制御基板29が取り付けられている。図示は省略するが、制御基板29には、プリンタ1の制御部を構成するCPU(中央処理装置)、ROM、RAMなどの回路素子が実装されている。印字を行う時は、この制御基板29からサーマルヘッド21に送信された印字信号に従ってサーマルヘッド21の発熱抵抗体が選択的に発熱し、ラベル連続体RPや単票ラベルCPに所望の情報を印字する。
また、図5に示すように、本体ケース2の下部(印字部の下方)には、バッテリケース32が設けられている。このバッテリケース32の内部には、プリンタ1の駆動電源であるリチウムイオン二次電池などからなるバッテリパック33が装填可能に収容されている。図2に示すように、本体ケース2の一方の側面には、バッテリケース32のバッテリ挿入口を覆うバッテリカバー34が取り付けられている。
次に、図7および図8を参照しながら、ラベル連続体RPの印字工程について説明する。図7は、ラベル連続体RPの印字工程を説明する斜視図であり、図8は、ラベル連続体RPの印字工程を説明する概略断面図である。
ラベル連続体RPに印字を行う時は、まずフロントカバー4に設けられたカバー開閉ボタン25を押して開閉カバー3を開き、用紙収容部8に設けられた用紙ガイド9、9の間隔をラベル連続体RPの幅に合わせてスライドさせる。
次に、図7に示すように、ラベル連続体RPを用紙収容部8に装填し、ラベル連続体RPの先端部を発行口18から僅かに露出させた後、図8に示すように、開閉カバー3を閉じる。これにより、ラベル連続体RPがサーマルヘッド21の印字面とプラテンローラ6とに挟まれた状態になる。
次に、所定の操作コマンドを入力して印字を開始する。そして、所望する枚数のラベル12に印字を行った後、発行口18から露出しているラベル連続体RPの台紙11をカットする。
次に、図9および図10を参照しながら、単票ラベルCPの印字工程について説明する。図9は、単票ラベルCPの印字工程を説明する斜視図であり、図10は、単票ラベルCPの印字工程を説明する概略断面図である。
単票ラベルCPに印字を行う時は、まず図9に示すように、本体ケース2の背面の下部に設けられた挿入孔17を通じて単票ラベルCPを用紙収容部8に挿入する。すると、単票ラベルCPは、用紙収容部8の下部とガイド部材14の下面との間(単票ラベルCPの搬送経路)を通って用紙収容部8に収容される。
用紙収容部8に収容された単票ラベルCPは、用紙収容部8の下部方向に付勢されたガイド部材14と用紙収容部8の内壁面とに挟まれた状態となり、用紙収容部8に確実に位置決めされる。また、単票ラベルCPは、作業者の衣服のポケットに入れたまま保管される等の保管状況によっては、保管中に巻き癖(カール)が生じることがあるが、本実施の形態のガイド部材14を使用することにより、カールが生じた単票ラベルCPであっても、用紙収容部8に確実に位置決めすることができる。
さらに、ガイド部材14には、一対の突起部14a、14bが設けられているので、幅の狭い単票ラベルCPを使用する場合でも、突起部14a、14bの間から単票ラベルCPの位置を容易に視認することができる。すなわち、単票ラベルCPを挿入孔17から挿入した時に、単票ラベルCPの先端が搬送経路上のどの位置にきているかを容易に視認することができる。また、単票ラベルCPの挿入時の斜行も容易に視認できる。従って、用紙収容部8に収容された単票ラベルCPに位置ずれが生じた場合でも、位置ずれの補正を容易に行うことができる。
次に、図10に示すように、単票ラベルCPの先端部がサーマルヘッド21の印字面とプラテンローラ6とに挟まれた状態になる。続いて、所定の操作コマンドを入力して印字を開始する。印字中は、プラテンローラ6を回転駆動させて単票ラベルCPを搬送し、前述した反射型センサ30によって単票ラベルCPの位置を検出し、単票ラベルCPの後端部がサーマルヘッド21とプラテンローラ6とに挟まれた時に単票ラベルCPの搬送を停止する。その後、作業者が発行口18から単票ラベルCPを取ることによって、印字が完了する。
本実施の形態のプリンタ1は、ラベル連続体RPの印字後に単票ラベルCPの印字を行うような場合、用紙収容部8内にラベル連続体RPを装填したまま単票ラベルCPの印字を行うこともできる。この場合は、まず開閉カバー3を開き、用紙収容部8内のラベル連続体RPを巻き戻してその先端部を印字部から取り除く。次に、単票ラベルCPを挿入孔17から用紙収容部8に挿入してその先端部を印字部に送った後、開閉カバー3を閉じて印字を開始すればよい。
このように、本実施の形態のプリンタ1は、ラベル連続体RPを収容する用紙収容部8の下部に単票ラベルCPの挿入孔17とガイド部材14とを設け、ラベル連続体RPの搬送経路の一部を単票ラベルCPの搬送経路として利用する構造を採用している。
従って、本実施の形態のプリンタ1によれば、ラベル連続体RPの搬送経路とは別に単票ラベルCPの搬送経路を設ける必要がないので、ラベル連続体RPの印字と単票ラベルCPの印字を兼用するモービルプリンタの小型化を実現することができる。
また、本実施の形態のプリンタ1は、用紙収容部8の内壁面に設けた凹溝16、16の内部にガイド部材14を収容し、ガイド部材14の上面と用紙収容部8の内壁面とをほぼ同一の面としているので、用紙収容部8のスペースを最大限に有効利用することができ、モービルプリンタのさらなる小型化を実現することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、前記実施の形態では、第1および第2の印字媒体として、ラベルと台紙とで構成されたもの(ラベル連続体および単票ラベル)を使用する場合について説明したが、第1および第2の印字媒体として、ジャーナル紙(感熱紙)などを使用する場合にも適用することができる。
また、前記実施の形態では、ラベル連続体を連続発行モードで印字する場合について説明したが、ラベル連続体を剥離発行モード(ラベル連続体の台紙からラベルを1枚ずつ剥がして発行するモード)で印字する場合にも適用することができる。
さらに、前記実施の形態のプリンタは、単票ラベルに代えてファンフォールド紙を印字することもできる。この場合も単票ラベルを印字する場合と同様、用紙収容部の下部に設けた挿入孔を通じてファンフォールド紙を用紙収容部に挿入すればよい。
1 ラベルプリンタ
2 本体ケース(筐体)
3 開閉カバー
4 フロントカバー
5 トーションバネ
6 プラテンローラ
7 プラテンローラ軸
8 用紙収容部(印字媒体収容部)
9 用紙ガイド
9a、9b 湾曲部
10 ラックアンドピニオン機構
11 台紙
12 ラベル
13 Iマーク
14 ガイド部材
14a、14b 突起部
15 トーションバネ
16 凹溝
17 挿入孔
18 発行口
19 透明窓
20 ヘッドブラケット
21 サーマルヘッド
22 コイルばね
23 回路基板
24 操作パネル
24a 表示部
24b、24c 操作ボタン
24d 電源ボタン
25 カバー開閉ボタン
26 ステッピングモータ
28 ギア
29 制御基板
30 反射型センサ
31a 発光素子
31b 受光素子
32 バッテリケース
33 バッテリパック
34 バッテリカバー
35 台紙
36 ラベル
CP 単票ラベル(第2の印字媒体)
RP ラベル連続体(第1の印字媒体)

Claims (5)

  1. 一面に開口を有する筐体と、
    前記筐体に開閉可能に軸支され、前記筐体の前記開口から離間する方向に付勢された開閉カバーと、
    前記筐体内に設けられた印字部と、
    前記筐体内に設けられ、ロール状に巻回された第1の印字媒体が収容される印字媒体収容部と、
    前記筐体の下部に設けられ、第2の印字媒体が挿入される挿入孔と、
    前記印字媒体収容部に回動可能に軸支され、前記印字媒体収容部の下部方向に付勢された板状のガイド部材と、
    を備え、
    前記挿入孔に挿入された前記第2の印字媒体が前記印字媒体収容部の下部と前記ガイド部材との間を通って前記印字部に搬送されるように構成されたことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記ガイド部材は、前記第1の印字媒体の外周面に沿うように湾曲した湾曲面を有し、前記印字媒体収容部の内壁面には、前記ガイド部材が収容される凹溝が設けられていることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記ガイド部材は、複数の突起部を備えた平面形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ。
  4. 前記開閉カバーには、前記印字媒体収容部の内部を視認し得る透明窓が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプリンタ。
  5. 前記印字媒体収容部には、前記第1の印字媒体と前記第2の印字媒体とが同時に収容可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプリンタ。
JP2014150507A 2014-07-24 2014-07-24 プリンタ Pending JP2016022711A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014150507A JP2016022711A (ja) 2014-07-24 2014-07-24 プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014150507A JP2016022711A (ja) 2014-07-24 2014-07-24 プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016022711A true JP2016022711A (ja) 2016-02-08

Family

ID=55269925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014150507A Pending JP2016022711A (ja) 2014-07-24 2014-07-24 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016022711A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019199060A (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 株式会社オートニクス ラベルプリンター、ラベル印刷方法
CN114368225A (zh) * 2020-10-15 2022-04-19 斑马技术公司 用于介质处理装置的盖子系统

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019199060A (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 株式会社オートニクス ラベルプリンター、ラベル印刷方法
JP7093543B2 (ja) 2018-05-18 2022-06-30 株式会社オートニクス ラベルプリンター、ラベル印刷方法
CN114368225A (zh) * 2020-10-15 2022-04-19 斑马技术公司 用于介质处理装置的盖子系统
JP2022065661A (ja) * 2020-10-15 2022-04-27 ゼブラ テクノロジーズ コーポレイション 媒体処理装置用蓋サブシステム
US11772395B2 (en) 2020-10-15 2023-10-03 Zebra Technologies Corporation Lid subsystem for media processing devices
JP7384879B2 (ja) 2020-10-15 2023-11-21 ゼブラ テクノロジーズ コーポレイション 媒体処理装置用蓋サブシステム
CN114368225B (zh) * 2020-10-15 2024-03-01 斑马技术公司 用于介质处理装置的盖子系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5850977B2 (ja) プリンタ
JP5897656B2 (ja) プリンタ
JP2014008661A (ja) テープカセット及びテープ印字装置
JP2016022711A (ja) プリンタ
JP5839520B1 (ja) ラベルプリンタ
JP6460761B2 (ja) プリンタ
JP5929095B2 (ja) テープ印刷装置
JP2010046978A (ja) サーマルプリンタ
JP6257452B2 (ja) プリンタ
CN107933105B (zh) 打印机
JP6262032B2 (ja) プリンタ
JP6487079B2 (ja) ラベルプリンタおよび制御方法
JP6880049B2 (ja) プリンタ、及びプリンタの制御方法
JP6588783B2 (ja) プリンタ
JP6505984B2 (ja) プリンタ
JP6722796B2 (ja) プリンタ
JP6389415B2 (ja) プリンタ
JP6496113B2 (ja) プリンタ
JP6280830B2 (ja) ラベルプリンタ
JP6494256B2 (ja) ラベルプリンタ
JP6358759B2 (ja) プリンタ
JP2013230560A (ja) サーマルプリンターおよびそのラベル連続体装填方法
JP6324473B2 (ja) プリンターおよびプリンターの印字用紙装填方法
JP6587902B2 (ja) プリンタ
JP2020121562A (ja) プリンタ