JP2004114550A - テープ印字装置 - Google Patents

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JP2004114550A
JP2004114550A JP2002282250A JP2002282250A JP2004114550A JP 2004114550 A JP2004114550 A JP 2004114550A JP 2002282250 A JP2002282250 A JP 2002282250A JP 2002282250 A JP2002282250 A JP 2002282250A JP 2004114550 A JP2004114550 A JP 2004114550A
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JP2002282250A
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Hitomi Hioki
日置 ひとみ
Sadahito Nonomura
野々村 禎人
Hironori Harada
原田 大令
Takashi Horiuchi
堀内 誉史
Tsutomu Kato
加藤 努
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】ハーフカット処理により剥離可能なラベル部を形成したラベルテープにおいて、ラベル部と余白部の境界が一目では判別しにくく、ラベル部を剥離し始める位置を特定するのが容易ではないラベル部を容易に剥離できる印字用テープ及びテープ印字装置を提供すること。
【解決手段】テープ印字装置40の制御機構90は、ラベルテープ10に形成された剥離テープ13から剥離可能なラベル部16に印字を行う際に、ラベル部16の内部または余白部17に、ラベル部16を剥離し易いように剥離開始位置を指示する剥離マーク100を印字する。
【選択図】    図14

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定形状のラベル部を有する印字媒体と剥離テープとを剥離可能に積層させてなる長尺テープ状のラベルテープに印字可能なテープ印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、被印字領域であるラベル部とその周囲の余白部を有する印字媒体と剥離テープとを剥離可能に積層させてなるラベルテープに印字可能なテープ印字装置がある(例えば、特許文献1)。ユーザは、このテープ印字装置によりラベル部に印字を行った後、ラベル部のみを剥離テープから剥離して所望の物品に貼付することが可能である。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−225746号公報(第6−9頁、図9−13)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ラベルテープに印字を行い、所望の物品に貼付すべくラベル部を剥離テープから剥離する際に、ラベル部と余白部の境界が一目では判別しにくく、ラベル部を剥離し始める位置を特定するのが容易ではない場合がある。特に、ラベル部と余白部との境界の一部がミシン目などの断続的な連結部を有し、ラベル部と余白部が完全に分離されていないようなラベルテープにおいては、その連結部分から剥離し始めようとしてしまった場合、ラベル部が容易に剥がれずに、爪等で引っ掻いてしまうことにより印字されたラベル部が折れ曲がるといった恐れがある。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、ユーザーがラベル部を剥離し易くすることが可能なテープ印字装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するために、請求項1に記載のテープ印字装置によれば、給送手段はラベルテープを給送し、給送検出手段はラベルテープに設けられた被検出部を検出し、印字手段はラベルテープに文字や記号を印字し、制御手段はこれら給送手段及び印字手段を制御する。そして、制御手段は、給送検出手段の検出情報によりラベルテープの給送を制御し、所定位置までラベルテープが給送されると、印字手段を制御して入力された文字や記号をラベル部に印字させ、また、剥離マークをラベル部端部のラベル部内または余白部に印字させる。
【0007】
請求項2に記載のテープ印字装置によれば、請求項1に記載のテープ印字装置と同様に作用する上、剥離マークは、ラベル部外の余白部に印字される。
【0008】
請求項3に記載のテープ印字装置によれば、請求項1に記載のテープ印字装置と同様に作用する上、剥離マークは、ラベル部内に印字される。
【0009】
請求項4に記載のテープ印字装置によれば、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のテープ印字装置と同様に作用する上、テープ種類検出手段はテープ印字装置に装着された印字テープがラベル部を有するラベルテープであるか否かを検出し、制御手段はこの検出情報に基づいて、装着された印字テープがラベルテープである場合には、剥離マークを印字するように設定し、ラベルテープでない場合は剥離マークを印字しないようにテープ印字装置を制御する。
【0010】
請求項5に記載のテープ印字装置によれば、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のテープ印字装置と同様に作用する上、ラベル種別検出手段はラベルテープの種別を検出し、制御手段はこの検出情報に基づいて、剥離マークをラベル部端部のラベル部内または余白部に印字するように剥離マークの印字位置を設定する。
【0011】
請求項6に記載のテープ印字装置によれば、請求項5に記載のテープ印字装置と同様に作用する上、ラベル部のテープ給送方向における一端側にて前記余白部と連続する連結部が形成されたラベルテープがテープ印字装置に装着された場合、連結部が形成されている側とは異なる側のラベル部端部のラベル部内または余白部に剥離マークが印字される。
【0012】
請求項7に記載のテープ印字装置によれば、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のテープ印字装置と同様に作用する上、剥離マークは、ラベル部のテープ給送方向における上流側に印字される。
【0013】
請求項8に記載のテープ印字装置は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のテープ印字装置と同様に作用する上、印字されたラベル部をラベルテープから切り離すための切断手段を有し、ラベルテープを切断する位置と印字されたラベル部との間に剥離マークが印字される。
【0014】
なお、請求項8に記載のテープ印字装置において、さらに、前記制御手段が、ラベルテープを切断する位置と印字されたラベル部との間の余白距離を計算し、その余白距離内に剥離マークが印字されるように剥離マークの大きさ、印字開始位置を設定するように構成してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態おける剥離マーク100は、図14や図15に示すように、ラベル部14を剥離し始めるために都合の良い位置を指示するマークのことを指す。
【0016】
まず、本発明の一実施形態であるテープ印字装置40の構成の概略について、図1を参照しつつ説明する。図1は、テープ印字装置40の外観を示す平面図である。
【0017】
本実施形態のテープ印字装置40は、長尺状の印字テープを給送しつつ当該印字テープに文字や記号等の印字を行う装置である。
【0018】
テープ印字装置40の筐体をなす本体カバー41の前部には、文字や記号や数字などの文字キーに加えて、印字キー等の種々の機能キーなどが設けられたキーボード42が配設されている。このキーボード42の直ぐ後ろ側には、入力した文字や記号を表示可能な液晶ディスプレイ43が設けられている。
【0019】
また、本体カバー41には、開閉可能なカセットカバー44が設けられており、カセットカバー44を開放するために操作されるスライドツマミ45が、このカセットカバー44の直ぐ手前に配設されている。このカセットカバー44に対応するカセットカバー41の内部には、サーマル印字機構50が配設されている。
【0020】
本テープ印字装置40には、複数種類の印字テープを適用可能であって、印字テープの交換は、スライドツマミ45を操作してカセットカバー44を開放し、印字テープを収容したテープカセットをサーマル印字機構50に着脱することにより行う。
【0021】
本体カバー41の左側面には、印字済みの印字テープが排出されるテープ排出スリット78(図5参照)が形成されている。また、テープ印字装置40の後部左側には、印字済みの印字テープを切断するために操作される切断用ノブ85が配設されている。
【0022】
次に、本実施形態のテープ印字装置40に用いられるラベルテープ10について図2〜図4を用いて説明する。図2は、ラベルテープ10を印字媒体11の側から見た平面図であり、図3は、図2におけるA−A断面の拡大図であり、図4は、ラベルテープ10を剥離テープ13の側から見た図である。
【0023】
ラベルテープ10は長尺テープ状に構成されており、図3に示すように、文字や記号、イラストなどが印字される印字媒体11と、粘着剤層12と、剥離テープ13とを、この順に積層して構成されている。
【0024】
印字媒体11は、その表面側に、印字が施される被印字面11aを有し、その裏側の面に粘着剤層12が固着されている。剥離テープ13は、粘着剤層12と接する面がシリコン樹脂等の離型性材料により離型処理されており、粘着剤層12と剥離テープ13とは剥離可能となっている。
【0025】
ラベルテープ10には、印字される被印字面11aの側から略長方形状にハーフカット14が、ラベルテープ10の長手方向に沿って多数形成されており、ハーフカット14のテープ給送方向における下流側(図2における左側)の一辺には、図2に示すように、連結部15aが断続的に設けられたミシン目部15が形成されている。印字媒体11のうち、ハーフカット14により囲まれた領域によりラベル部16が形成され、その周囲の部分により余白部17が形成されている。ここで、ミシン目部15における連結部15aの長さは1.5mm以下であることが好ましく、0.5mm以下であればより好ましい。連結部15aの長さが0.5mm以下である場合、ラベル部16を余白部17から分離することが非常に容易となる。
【0026】
ハーフカット14は、打抜き機等を用いて形成され、その打抜き形状は打抜き機に用いられるハーフカット用刃体により任意に形成できる。ハーフカット14の深さは打抜き機の刃体の進入深さをコントロールすることにより調整され、少なくとも印字媒体11と粘着剤層12とを切断できる深さで、かつ剥離テープ13が容易に千切れない深さで形成される。
【0027】
ラベルテープ10のラベル部16は、お互いに所定距離離隔して形成されている。その理由を図5を用いて説明する。図5は、ラベルテープ10を収納したテープカセット20をテープ印字装置40のサーマル印字機構50に装着した状態を示す平面図である。図5に示すように、サーマルヘッド52とテープ切断機構80とは、所定距離離れて配置されている。そのため、サーマルヘッド52によりある文字列をラベル部16に印字し、その文字列の最後の文字が印字された段階ではテープ切断機構80の切断位置までラベルテープ10が充分送られていないので、ラベルテープ10をテープ切断機構80により適切な位置で切断して、排出することができない。したがって、印字されたラベル部16が、少なくともテープ切断機構80の切断位置を通過するまで、印字を行わないでラベルテープ10を所定量送り、そのテープ送りの後にテープ切断機構80によりラベルテープ10を切断する必要がある。そのため、サーマルヘッド52とテープ切断機構80との離間距離だけ印字がされない余白が生じるので、ラベル部16は、少なくともその余白の長さより大きい間隔でラベルテープ10上に配列されている。なお、必ずしも上記サーマルヘッド52とテープ切断機構80との離間距離だけ各ラベル部16は互いに離隔して形成されていなくともよく、例えば、印字テープを巻き戻す機構を有するテープ印字装置であれば、ラベル部16をより間隔を短くして形成したラベルテープでも使用することが可能である。
【0028】
ここで、ラベル部16に対してテープ給送方向における下流側をラベル部前方とし、上流側をラベル部後方とする。
【0029】
図4に示すように、剥離テープ13の表面(粘着剤層12と接する面と反対側の面)には、ラベルテープ10の長手方向におけるラベル部16に対応した所定位置に、各ラベル部毎に光学センサの読み取り用マーカー18が予め印刷されている。このマーカー18は光学センサの検出光に対して反射率が低く、この反射光の強弱を光学センサが読み取ることで、テープ印字装置40の側でラベルテープ10の給送状態を検出することが可能である。なお、マーカー18は、各ラベル部毎に印刷されていなくてもよい。
【0030】
次に、このラベルテープ10が収納されるテープカセット20について図6を用いて説明する。図6は、ラベルテープ10を収納するテープカセット20の概略構成を示した平面図である。
【0031】
テープカセット20は、筐体となるテープケース21と、その内部に配設されたテープスプール22と、リボンスプール26と、リボン巻取りスプール27と、テープ送りローラ31とからなる。
【0032】
テープスプール22は、テープケース21内に回動自在に設けられており、ラベルテープ10は、このテープスプール22に巻回された状態でテープケース21内に収納される。また、インクリボン25が巻回されたリボンスプール26と、このインクリボン25を巻き取るリボン巻取りスプール27とが、テープケース21内に回動可能に設けられている。
【0033】
テープケース21内には、複数のテープガイド部材28が立設されており、この複数のテープガイド部材28は、ラベルテープ10が、リボンスプール26及びリボン巻取りスプール27を含むインクリボン25の給送経路の外側を通るように、湾曲状に配列されている。また、テープケース21内には、複数のリボンガイド部材29が立設されており、この複数のリボンガイド部材29は、インクリボン25が、ラベルテープ10の給送経路の内側を通るように、湾曲状に配列されている。
【0034】
テープケース21の一側面には、スリット状のテープ出口24が形成されており、このテープ出口24の近傍には、略円筒形状のテープ送りローラ31が回動可能に配置されている。また、テープケース21におけるテープ出口24が形成されている一側面と隣り合う一側面には、テープ出口24に向けて給送されるラベルテープ10をテープケース21の外側に向けて露出するためのケース開口部23が設けられている。テープ送りローラ31は、その円筒面の一部がケース開口部23に露出するように配置される。ケース開口部23におけるテープ送りローラ31よりもラベルテープ10の給送方向上流側には、インクリボン25の給送経路を、ケース開口部23からテープケース21の内側に向けて鋭角的に変更するためのリボン分離部30が配置されている。
【0035】
かかる構成のテープカセット20において、ラベルテープ10は、テープスプール22より引き出され、複数のテープガイド部材28によってインクリボン25の給送経路の外側を湾曲状にガイドされる。そして、ケース開口部23を経てテープ送りローラ31に対向し、テープ出口24よりテープケース21から排出される。また、インクリボン25は、リボンスプール26より引き出される。そして、複数のリボンガイド部材29によってラベルテープ10の給送経路の内側を湾曲状にガイドされ、ケース開口部23においてラベルテープ10と略平行状に近接して給送され、リボン分離部30で鋭角的に折り曲げられることによりラベルテープ10の給送経路と分離され、リボン巻取りスプール27に巻き取られる。
【0036】
テープケース21には、収納されている印字テープの種類やラベル種別を検出させるために、任意の検出用穴32aを組み合わせたテープ種類検出用穴群32が形成されている。この検出用穴32aの組み合わせにより、テープ種類やラベル種別といった各種情報をテープ印字装置40の側で検出することが可能である。
【0037】
ここで、テープ種類とは、テープ幅の違いやラベル部の有無により区別される印字テープの種類のことをいう。また、ラベル種別とは、ラベル部のテープ長手方向における長さ(ラベルサイズ)の違いや、ラベル部を形成するハーフカット処理の形態(ラベル部前方または後方いずれの一端が連結部を有するか、または全辺が完全に分離されているか)の違いによって区別されるラベルの種類のことをいう。
【0038】
また、ケース開口部23のテープ給送方向における上流側に位置するテープケース21の一側面には、センサ開口部33が設けられている。給送されるラベルテープ10は、このセンサ開口部33においてテープケース21から露出し、剥離テープ13に印刷されたマーカー18がテープ印字装置40のマーカー検出センサ77(図5参照)で読み取られる。
【0039】
さらに、本実施形態のテープ印字装置40に備えられたサーマル印字機構50の具体的構成について、図5及び図7を用いて説明する。図7は、サーマル印字機構50の概略構成を示す図である。
【0040】
テープ印字装置40の内部には、金属板からなる本体フレーム51が配設されており、この本体フレーム51には、サーマルヘッド52と、テープ・インクリボン給送機構60と、テープ種類検出機構79と、テープ切断機構80と、制御装置90(図9参照)とが設けられている。
【0041】
まず、ラベルテープ10とインクリボン25を印字方向である送り方向と、反印字方向である巻戻し方向とに給送可能なテープ・インクリボン給送機構60について説明する。
【0042】
図7に示すように、テープ・インクリボン給送機構60は、駆動モータ61と、駆動ギヤ62と、駆動モータ61の駆動力を各所に伝達するギヤ63〜70と、テープスプール支持カム71と、リボン巻取りカム72と、テープ駆動カム73と、ローラホルダ74に回転可能に支持されたテープ送りサブローラ75と、サブローラギヤ75aと、プラテンローラ76と、プラテンギヤ76aと、マーカー検出センサ77とからなる。
【0043】
本体フレーム51の端部には、ステッピングモータからなる駆動モータ61が取付けられ、この駆動モータ61の回動軸には、駆動ギヤ62が着設されている。
【0044】
また、本体フレーム51には、テープカセット20をサーマル印字機構50に装着した際に、テープスプール22の中央部に係合可能なテープスプール支持カム71と、リボン巻取りスプール27の中央部に係合可能なリボン巻取りカム72と、テープ送りローラ31の中央部に係合するテープ駆動カム73とが回転可能に枢支されている。
【0045】
テープスプール支持カム71は、ラベルテープ10が送り方向に給送される際のテープスプール22の回転を支持するとともに、ラベルテープ10を巻戻し方向に給送する場合に、テープスプール22を、ラベルテープ10が巻き取られる方向に回転駆動させるための駆動軸を構成する。そのテープスプール支持カム71の下端部には、図示しないクラッチ機構を介してギヤ67が接続されている。上述の図示しないクラッチ機構により、テープスプール支持カム71は、ラベルテープ10が送り方向に給送されるときは、ギヤ67とは独立して自由に回転し、ラベルテープ10が巻き戻し方向に給送されるときは、ギヤ67からの駆動力が伝達されてラベルテープ10を巻き戻す方向に回転する。
【0046】
リボン巻取りカム72は、印字中にインクリボン25をリボン巻取りスプール27に巻き取る方向に回転駆動させるための駆動軸であり、その下端部に図示しないクラッチ機構を介してギヤ65が接続されている。上述の図示しないクラッチ機構により、リボン巻取りカム72は、ラベルテープ10が送り方向に給送されるときはギヤ65からの駆動力が伝達され、インクリボンを巻き取る方向に回転し、巻戻し方向にラベルテープ10が給送されるときは、ギヤ65からの駆動力伝達が遮断されて自由に回転する。
【0047】
テープ駆動カム73は、ラベルテープ10を送り方向に給送するためにテープ送りローラ31を回転駆動させるための駆動軸であり、その下端部には図示しないクラッチ機構を介してギヤ69が接続されている。上述の図示しないクラッチ機構により、テープ駆動カム73は、ラベルテープ10を送り方向に給送するときはギヤ69からの駆動力が伝達され、ラベルテープ10を印字方向に送るように回転し、巻戻し方向にラベルテープ10が給送されるときは、ギヤ65からの駆動力伝達が遮断されて自由に回転する。
【0048】
ローラホルダ74は、本体フレーム51に立設された枢支軸74aにより回動可能に枢支されており、テープ送りサブローラ75と、プラテンローラ76とを回転可能に支持している。ローラホルダ74は、図示しない移動機構によりカセットカバー44の開閉動作と連動して動作する。ローラホルダ74は、カセットカバー44が閉じた状態では、プラテンローラ76がサーマルヘッド52を押圧する印字位置に配置され、カセットカバー44が開いているときには、プラテンローラ76がサーマルヘッド52から離隔したリリース位置に配置される。
【0049】
テープ送りサブローラ75は、回転中心軸の周囲にゴム層からなるローラ部が形成された略円筒状部材であり、ローラホルダ74が印字位置にあるときに、テープ送りローラ31との間でラベルテープ10を狭圧している。そして、テープ送りサブローラ75の下端部には、図示しないクラッチ機構を介してサブローラギヤ75aが接続されている。上述の図示しないクラッチ機構により、テープ送りサブローラ75は、ラベルテープ10が送り方向に給送されるときには、サブローラギヤ75aからの駆動力が伝達され、ラベルテープ10を印字方向に送るように回転し、ラベルテープ10が巻き戻し方向に給送されるときは、サブローラギヤ75aとは独立して自由に回転する。尚、ローラホルダ74がリリース位置にあるときには、サブローラギヤ75aとギヤ69は離隔しており、ローラホルダ74が印字位置に切換えられたときには、サブローラギヤ75aがギヤ69と噛合して、駆動モータ61の駆動力が伝達される。
【0050】
プラテンローラ76は、回転中心軸の周囲にゴム層からなるローラ部が形成された略円筒状部材であり、ローラホルダ74が印字位置にあるときに、ラベルテープ10とインクリボン25をサーマルヘッド52に押圧している。プラテンローラ76の下端部には、図示しないクラッチ機構を介してプラテンギヤ76aが接続されている。上述の図示しないクラッチ機構により、プラテンローラ76は、ラベルテープ10が送り方向に給送されるときには、プラテンギヤ76aからの駆動力が伝達されて、ラベルテープ10を印字方向に送るように回転し、ラベルテープ10が巻き戻し方向に給送されるときには、プラテンギヤ76aとは独立して自由に回転する。尚、ローラホルダ74がリリース位置にあるときには、プラテンギヤ76aとギヤ70は離隔しており、ローラホルダ74が印字位置に切換えられたときには、プラテンギヤ76aがギヤ70に噛合して、駆動モータ61の駆動力が伝達される。
【0051】
かかる構成のテープ・リボン給送機構60において、駆動モータ61が図7において時計回り方向(図7の矢印方向)に回転した場合、その駆動力は駆動ギヤ62、ギヤ63、64を介してギヤ65に伝達され、ギヤ65は反時計回り方向に回転する。これにより、ギヤ65の図7の反時計回りの駆動力が、リボン巻取りカム72に伝達され、リボン巻取りカム72に係合しているリボン巻取りスプール27がインクリボン25を巻き取る方向に回転して、インクリボン25が送り方向に給送される。
【0052】
また、ギヤ65に伝達された駆動力は、ギヤ66を介してギヤ67、68に伝達され、ギヤ67、68は、それぞれ反時計回り方向に回転する。ギヤ67に伝達された駆動力は、図示しないクラッチ機構により、テープスプール支持カム71には伝達されず、テープスプール支持カム71に係合しているテープスプール22は、ラベルテープ10が引き出される方向に回転する。
【0053】
一方、ギヤ68に伝達された駆動力は、ギヤ69、70に伝達され、ギヤ69、70はそれぞれ時計回り方向に回転する。ギヤ69に伝達された駆動力は、テープ駆動カム73に伝達されるとともに、ギヤ69に噛合しているサブローラギヤ75aを介してテープ送りサブローラ75に伝達され、ラベルテープ10は送り方向に給送される。また、ギヤ70に伝達された駆動力は、ギヤ70と噛合しているプラテンギヤ76aを介してプラテンローラ76に伝達され、プラテンローラ76は反時計回り方向に回転する。
【0054】
駆動モータ61が図7において反時計回り方向(図7の矢印とは反対方向)に回転した場合、その駆動力は駆動ギヤ62、ギヤ63、64を介してギヤ65に伝達され、ギヤ65は時計回り方向に回転する。ギヤ65に伝達された駆動力は、、リボン巻取りカム72には伝達されず、インクリボン25は給送されない。
【0055】
また、ギヤ65に伝達された駆動力は、ギヤ66を介してギヤ67,68に伝達され、ギヤ67、68は、それぞれ時計回り方向に回転する。ギヤ67に伝達された駆動力は、テープスプール支持カム71に伝達され、ラベルテープ10は巻戻し方向に給送される。
【0056】
一方、ギヤ68に伝達された駆動力は、ギヤ69、70に伝達され、ギヤ69、70はそれぞれ反時計回り方向に回転する。ギヤ69に伝達された駆動力は、図示しないクラッチ機構により、テープ駆動カム73には伝達されない。また、ギヤ69に伝達された駆動力は、サブローラギヤ75aに伝達され、サブローラギヤ75aは時計回り方向に回転するが、図示しないクラッチ機構により、テープ送りサブローラ75には伝達されない。したがって、テープ駆動カム73と、テープ送りサブローラ75は、ラベルテープ10が巻き戻されるに従って巻戻し方向に回転する。
【0057】
一方、ギヤ70に伝達された駆動力は、ギヤ70と噛合しているプラテンギヤ76aに伝達され、プラテンギヤ76aは時計回り方向に回転するが、図示しないクラッチ機構により、プラテンローラ76には伝達されず、プラテンローラ76は、ラベルテープ10が巻き戻されるに従って巻戻し方向に回転する。
【0058】
以上より、駆動モータ61が図7において時計回り方向に回転した場合、ラベルテープ10は、インクリボン25とともに送り方向に給送され、サーマルヘッド52で印字されながら、テープ切断機構80を通過してテープ排出スリット78から外部に排出される。一方、駆動モータ61が図7において反時計回り方向に回転した場合、ラベルテープ10は、テープスプール22に巻き取られるように給送される。
【0059】
次に、マーカー検出センサ77について図5を参照しながら説明する。
【0060】
マーカー検出センサ77は、テープカセット20をテープ印字装置40に装着した場合に、テープカセット20のセンサ開口部33に対向するように、本体フレーム51の上に配設されている。マーカー検出センサ77は、発光素子と受光素子を有しており、発光素子から発射された検出光が、センサ開口部33において露出したラベルテープ10に反射して、受光素子に検出されるように配置されている。
【0061】
かかる構成を有するマーカー検出センサ77は、ラベルテープ10で反射した発光素子からの検出光を受光素子で検出して、その検出光の強さを判別し、剥離テープ13のマーカー18以外の部分に光が反射した場合は、「H」レベル信号を、マーカー18に検出光が反射した場合は、検出光が非常に弱く、「L」レベル信号を制御装置90に対して出力する。
【0062】
次に、テープ印字装置40に装着されたテープカセット20のテープ種類を検出するテープ種類検出機構79について図7を参照しながら説明する。
【0063】
本体フレーム51には、テープカセット20のテープケース21に設けられたテープ種類検出用穴群32の各検出用穴32aの有無を検出するために、検出スイッチ79a〜79fからなるテープ種類検出機構79が配設されている。検出スイッチ79a〜79fは、検出用穴32aの穴径に対して直径の小さい略円柱状の突起部材を有し、この突起部材の下端部には弾性部材が固着されており、この突起部材を上方に付勢している。
【0064】
かかる構成を有するテープ種類検出機構79において、テープカセット20が装着された際、各検出スイッチ79a〜79fは、それぞれ、前記突起部材が検出用穴32aに陥入した場合は、スイッチは「OFF」状態のままであり、一方、テープケース21の対応する位置に検出用穴32aが形成されておらず、前記突起部材がテープケース21の底面と接触した場合は、前記突起部材が押下されて、スイッチが「ON」となる。したがって、検出スイッチ79a〜79fのスイッチ信号の組合わせにより、装着された印字テープの種類、ラベル種別といった情報を検出することが可能である。
【0065】
次に、印字されたラベルテープ10を切断するテープ切断機構80について、図7、図8に基づいて説明する。図8は、テープ印字装置40に備えられるテープ切断機構80の側面図である。
【0066】
図8に示すように、テープ切断機構80は、固定刃81と、切断用レバー82と、可動刃83と、ビス84と、切断用ノブ85からなる。
【0067】
本体フレーム51の左端壁51aには、固定刃81の下端部が固着され、側面視略L字状の切断用レバー82の基端部がビス84で回動可能に枢支され、その切断用レバー82には可動刃83が形成されている。また、切断用レバー82の先端部には切断用ノブ85が着設されている。
【0068】
図8に示すように、切断用ノブ85を下方向に押圧操作したときには、可動刃83が2点鎖線で示す切断位置に回動し、固定刃81と可動刃83との間に位置するラベルテープ10が、これら両刃81・83の協働により切断される。そして、切断用レバー82の押圧操作を停止すると、切断用レバー82は、図示外のバネによる付勢力により、実線で示す元の所定位置に復帰回動する。
【0069】
次に、テープ印字装置40の制御系について、図9を用いて説明する。図9は、本実施形態のテープ印字装置40の制御系のブロック図である。
【0070】
制御装置90は、テープ印字装置40の全体的な制御を行う制御装置であり、CPU91と、ROM92と、フォントROM93と、RAM94〜97と、入出力インターフェース98とがバス99を介して接続されている。
【0071】
また、制御装置90の入出力インターフェース98には、キーボード42と、液晶ディスプレイ43に表示データを出力するためのディスプレイコントローラ43aと、サーマルヘッド52を駆動するための駆動回路52aと、駆動モータ61を駆動するためのモータドライバ61aと、マーカー検出センサ77と、テープ種類検出機構79とが夫々接続されている。
【0072】
モータドライバ61aは、CPU91からの制御信号により、正電圧または負電圧の何れかの電圧の駆動パルスを出力する。駆動モータ61は、正電圧の駆動パルスが1回出力されるとテープ送り方向に所定量回転し、負電圧の駆動パルスが1回出力されると、テープ巻き戻し方向に所定量回転する。
【0073】
CPU91は、各種制御に必要な演算を行い、各装置等に制御信号を出力する。
【0074】
ROM92には、キーボード42から入力された文字や記号や数字などのキャラクタのコードデータに対応させて、ディスプレイコントローラ43aを制御する表示制御プログラム、入力された文字や記号について印字に供するドットパターンデータを作成する印字制御プログラムや、作成されたドットパターンデータについて1ドット列毎のドットパターンデータを順次サーマルヘッド52に出力して、駆動モータ61を制御しながら印字する印字制御プログラムなどが格納されている。また、ROM92には、テープ印字装置40に装着されている印字テープのテープ種類やラベル種別を、テープ種類検出機構79の検出信号に基づいて識別するために、テープ情報テーブルが格納されている。テープ情報テーブルには、印字テープのテープ幅、ラベルサイズ、ラベル部を形成するハーフカット処理の形態、マーカー18とラベル部前端までの距離、マーカー18と印字したラベルテープを切断する位置までの距離といった、各テープ種類毎のデータ(レコード)が記憶されている。
【0075】
フォントROM93には、文字や記号などの多数のキャラクタの各々に関して表示用ドットパターンデータが格納されるとともに、印字用ドットパターンデータが複数の印字文字サイズ分格納されている。
【0076】
RAM94は設定メモリであり、テープ種類やラベル種別などの検出情報や、各種印字テープに対応した印字書式設定や、剥離マーク印字設定等の各種設定データが格納される。ここで、剥離マーク印字設定とは、剥離マーク100の形状、大きさ、ラベル部の前方または後方のいずれに印字するか等の印字条件の設定である。
【0077】
RAM95は演算データメモリであり、CPU91で演算された結果が一時的に記憶される。入力されたテキストデータの印字開始位置や、剥離マーク100の印字位置などの演算結果も一時的に格納される。
【0078】
RAM96はテキストメモリであり、キーボード42から入力された文字や記号からなるテキストデータが、設定されている書式に対応付けて格納される。
【0079】
RAM97は印字データバッファであり、テキストメモリ96に格納されたテキストデータに対応するドットパターンデータが展開して格納される。また、剥離マーク100の印字時には、剥離マーク100のキャラクタデータについてもドットパターンデータが展開して格納される。
【0080】
次に、テープ印字装置40の制御装置90で行われる制御について、図10〜図13を用いて説明する。図10は、テープ印字装置40の印字処理に関わる制御の概略フローチャートであり、図11は、テープ種類検出処理の制御動作を示す概略フローチャートである。また、図12は、印字を開始する前に行われるプレ印字処理制御の概略フローチャートであり、図13は印字処理制御の概略フローチャートである。尚、剥離マーク100を印字しない設定での印字処理に関する制御については説明を省略する。
【0081】
テープ印字装置40に電源が投入されると、S101において、まず制御装置90を初期化する初期化処理が行われ、S102の処理に移行し、装着されている印字テープの種類、ラベル種別を検出するテープ種類検出処理(図11参照)が行われる。
【0082】
ここで、テープ種類検出処理の制御の概略について、図11を参照しつつ説明する。まず、S201において、テープ種類検出機構79の検出信号に基づき、装着されている印字テープの種類が、ROM92に格納されているテープ情報テーブルにより識別される。そして、S202において、装着されている印字テープに対応するテープ情報テーブルのレコードが読み出され、設定メモリ94に書き込まれる。
【0083】
次に、S203において、装着されている印字テープがラベルテープか否かが判別され、ラベルテープでない場合(S203:No)、S204の処理へ移行し、剥離マーク100が印字されないように設定メモリ94のフラグMFが0に設定され、図10に示すS103の処理に移行する。ここで、フラグMFは、0〜4までの整数値で設定され、剥離マーク100が印字されない場合はMF=0、ラベル部後方の余白部に印字される場合はMF=1、ラベル部前方の余白部に印字される場合はMF=2、ラベル部後方のラベル部内に印字される場合はMF=3、ラベル部前方のラベル部内に印字される場合はMF=4に設定される。
【0084】
一方、S203において、装着されている印字テープがラベルテープであると判別された場合(S203:Yes)、S205の処理へ移行し、装着されているラベルテープのラベル部の前端に余白部との連結部が形成されているか否かが判別され、ラベル部の前端に連結部が形成されている場合(S205:Yes)、S207の処理に移行し、剥離マーク100がラベル部の後方の余白部に印字されるように、フラグMFが1に設定され、図10に示すS103の処理に移行する。
【0085】
また、S205において、ラベル部の前端に連結部が形成されていないと判別された場合(S205:No)、S206の処理に移行し、ラベル部の後端に連結部が形成されているか否かが判別される。S206において、ラベル部の後端に連結部が形成されていないと判別された場合(S206:No)、S207の処理へ移行し、剥離マーク100がラベル部の後方の余白部に印字されるように、フラグMFが1に設定され、図10に示すS103の処理に移行する。ここで、本実施形態においては、ラベル部が前端と後端のいずれにも連結部が形成されていない場合、ラベル部の後方に剥離マーク100が印字されるよう設定される構成となっている。
【0086】
S206において、ラベル部の後端に連結部が形成されていると判別された場合(S206:Yes)、S208の処理へ移行し、ラベル部の前方の余白部に剥離マーク100が印字されるように、フラグMFが2に設定され、図10に示す処理へ戻る。
【0087】
以上、テープ種類検出処理が終了すると、図10に示すS103の処理へ移行し、液晶ディスプレイ43にテキスト入力画面が表示され、S104の処理へ移行し、ユーザーのキー入力待ち受け状態となる。
【0088】
ユーザーからキー入力があると(S104:Yes)、S105の処理へ移行し、その入力キーが機能キーであるか否かが判別される。入力キーが機能キーでない場合(S105:No)、入力キーは文字キーであると判別されて、S106の処理に移行する。
【0089】
S106では、テキストメモリ96に記憶されているテキストデータが読出され、そのテキストデータに入力された文字キーのデータが追加されて、その合成されたテキストデータが演算データメモリ95に記憶され、S107の処理へ移行する。
【0090】
S107において、演算データメモリ95に記憶された前記更新されたテキストデータが印字可能であるか否かが判別される。印字不可能であると判別された場合(S107:No)、液晶ディスプレイ43にエラーマークが表示され、演算データメモリ95に記憶されたテキストデータが消去されて、S103の処理に戻る。
【0091】
S107において、印字可能な入力であると判別された場合(S107:Yes)、S108の処理に移行し、演算データメモリ95に記憶された前記更新されたテキストデータが、テキストメモリ96に上書きされ、演算データメモリ95に記憶されたテキストデータが消去されて、S103の処理に戻る。
【0092】
一方、S105において、入力キーが機能キーであると判別された場合(S105:Yes)、S109の処理へ移行し、入力された機能キーが印字キーであるか否かが判別される。
【0093】
S109において、入力キーが印字キーでないと判別された場合(S109:No)、S110の処理へ移行し、入力された機能キーで指定された処理が実行され、その処理が終了するとS103の処理へと戻る。尚、S110の処理において、ユーザーは剥離マーク100の印字位置や形状など、剥離マーク印字設定を変更することが可能である。
【0094】
一方、S109において、入力キーが印字キーであると判別された場合(S109:Yes)、図12に示すプレ印字処理へと移行する。
【0095】
次に、図12を用いてプレ印字処理の制御動作について説明する。プレ印字処理とは、実際に印字動作を開始する前に、設定された印字書式で印字を行うために必要なデータをメモリに展開する処理である。
【0096】
プレ印字処理が開始されると、装着されている印字テープがラベルテープであるか否かが判別される。ラベルテープでないと判別された場合(S301:No)、その他の印字処理へと移行する。
【0097】
S301において、印字テープがラベルテープであると判別された場合(S301:Yes)、S302の処理へ移行し、印字されたラベルテープを切断する位置まで給送するために、マーカー検出センサ77がマーカー18を検出した位置(マーカー検出位置)から、何回駆動パルスを出力して駆動モータ61を回転させる必要があるかが計算され、そのパルス数が切断位置変数APとして演算データメモリ95に記憶される。
【0098】
次に、S303において、ラベルテープをマーカー検出位置からテキスト印字開始位置まで給送するために必要な駆動パルス数が計算され、そのパルス数がテキスト印字開始位置変数TPとして演算データメモリ95に記憶され、S304の処理へ移行する。
【0099】
S304では、設定メモリ94のフラグMFが参照され、剥離マーク100が印字されないように設定(フラグMF=0)されている場合(S304:No)、その他の印字処理へ移行する。
【0100】
S304において、剥離マーク100が印字されるように設定(フラグMF=1〜4)されている場合は(S304:Yes)、S305の処理へ移行し、ラベルテープをマーカー検出位置から剥離マーク100を印字する位置まで給送するために必要な駆動パルス数が計算され、そのパルス数が剥離マーク位置変数PPとして演算データメモリ95に記憶される。なお、剥離マーク100を印字するためにラベルテープを巻戻す場合、ラベルテープの先端がテープケース21のテープ出口24より内側まで巻戻されないように、剥離マーク位置変数PPは計算される。
【0101】
次に、S306において、テキストメモリ96に記憶されているテキストデータが、印字用のドットパターンデータに変換されて、印字データバッファ97に展開され、S307の処理に移行し、ラベル部とテープ切断位置との間に剥離マーク100が収まるように、剥離マーク100のキャラクタサイズが計算され、剥離マーク100のドットパターンデータが作成されて、印字データバッファ97に展開され、図13に示す印字処理へ移行する。
【0102】
次に、図13を用いて印字処理について説明する。印字処理は、実際に駆動モータ61を回転させ、ラベルテープを給送させつつサーマルヘッド52により印字を行う処理である。
【0103】
印字処理が開始されると、S401において、モータドライバ61aにおいて正電圧の駆動パルスが1回出力され、駆動モータ61は、1パルス分テープ送り方向に回転(正回転)する。
【0104】
駆動モータ61が1パルス分正回転すると、マーカー検出センサ77によりマーカー18が検出されたか否かが判別され、。マーカー18が検出されなかった場合(S402:No)、S401の処理へもどる。
【0105】
S402において、マーカー18が検出された場合(S402:Yes)、S403の処理へ移行し、カウンタ変数PCが0にリセットされる。カウンタ変数PCは、モータドライバ61aにより出力された駆動パルス数をカウントする変数であり、正電圧の駆動パルスが1回出力されると1だけインクリメントされ、負電圧の駆動パルスが1回出力されると1だけデクリメントされる。
【0106】
次に、S404において、テキスト印字開始位置変数TPと剥離マーク印字位置変数PPの大小が比較され、テキストと剥離マーク100のいずれが先に印字されるかが判別される。テキストが先に印字される場合(S404:Yes)、S405の処理に移行し、PC=TPとなるまで駆動モータ61が回転し、テキスト印字開始位置までラベルテープが給送される。
【0107】
そして、S406において、印字データバッファ97に格納されたテキストのドットパターンデータが駆動回路52aに出力され、サーマルヘッド52によりテキストの印字が行われ、S407の処理へ移行する。
【0108】
テキストの印字が終了すると、PC=PPとなるまで駆動モータ61が回転し、剥離マーク印字位置までラベルテープが給送され、S408の処理へ移行し、印字データバッファ97に格納された剥離マーク100のドットパターンデータが駆動回路52aに出力され、サーマルヘッド52により剥離マーク100の印字が行われる。
【0109】
S408において、印字が終了するとS413の処理へ移行し、駆動モータ61はPC=APとなるまで回転し、ラベルテープが切断位置まで給送されて、印字処理が終了し、図10に示すS103の処理へ戻る。
【0110】
一方、S404において、剥離マーク100がテキストよりも先に印字されると判別された場合(S404:No)、S409の処理に移行し、PC=PPとなるまで駆動モータ61が回転し、剥離マーク印字開始位置までラベルテープが給送される。
【0111】
そして、S410において、印字データバッファ97に格納された剥離マーク100のドットパターンデータが駆動回路52aに出力され、サーマルヘッド52により剥離マーク100の印字が行われ、S411の処理へ移行する。
【0112】
剥離マーク100の印字が終了すると、PC=TPとなるまで駆動モータ61が回転し、テキスト印字位置までラベルテープが給送され、S412の処理へ移行し、印字データバッファ97に格納されたテキストのドットパターンデータが駆動回路52aに出力され、サーマルヘッド52によりテキストの印字が行われる。
【0113】
S412において、印字が終了するとS413の処理へ移行し、駆動モータ61はPC=APとなるまで回転し、ラベルテープが切断位置まで給送されて、印字処理が終了し、図10に示すS103の処理へ戻る。
【0114】
以上の制御により、本実施形態のテープ印字装置40は入力されたテキストと剥離マーク100の印字を行うことができる。
【0115】
ここで、本実施形態のラベルテープ10を用いて、図14に示すラベルを印刷する場合について、図10〜図14を用いて説明する。図14は、ラベルテープ10を用いた場合の印字例を示す説明図である。なお、剥離マークの印字設定は初期設定の状態とし、ユーザの入力により変更されていないものとする。
【0116】
まず、図10に示す初期化処理が行われ(S101)、テープ種類検出処理へ移行する(S102)。図11に示すテープ種類検出処理により、テープ印字装置40に装着されている印字テープのテープ種類検出が行われ(S201)、その検出信号に基づいて、ROM92のテープ情報テーブルによりラベルテープ10が装着されていると特定される(S202)。そして、装着されている印字テープがラベルテープ10であるので(S203:Yes)、ラベル部の前端に連結部が形成されているか否か判別され(S205)、ラベルテープ10は、そのラベル部16の前端に連結部15aを有するので(S205:Yes)、フラグMFが1に設定され(S207)、図10に示すS103の処理へ進む。
【0117】
ユーザによって、キーボード42からの入力によりテキストデータが作成され(S103〜S110)、キーボード42から印字キーの入力がある(S109:Yes)と図12に示すプレ印字処理が行われる。
【0118】
プレ印字処理において、テープ印字装置40にはラベルテープ10が装着されているので(S301:Yes)、ラベルテープ10に対応する切断位置、テキスト印字開始位置が計算される(S302、S303)。そして、剥離マーク100が印字されるように設定されているので(S304:Yes)、剥離マーク100の印字位置が計算される(S305)。次に、テキストデータと剥離マーク100のドットパターンデータが作成され、印字データバッファに格納され(S306、S307)、図13に示す印字処理へ移行する。
【0119】
図13において、ラベルテープ10はマーカー18が検出されるまで送り方向に給送され(S401、S402)、カウンタ変数が0にリセットされる(S403)。本実施形態ではテキストを剥離マーク100より先に印字するように設定されており、TP<PPであるので(S404:Yes)、テキストがラベル部16に印字された後、剥離マーク100が印字される(S405〜S408)。そして、ラベルテープ10は切断位置まで給送されて(S413)印字動作が終了する。
【0120】
図2に示すような、ラベル部16の前方にミシン目状の連結部15aを有するラベルテープ10をテープ印字装置40に装着した場合、剥離マーク100をミシン目部15と反対のラベル部16の後方の余白部17に印字するように制御装置90において初期設定が行われる。
【0121】
このラベルテープを初期設定の通りに印字を行うと、図14に示すようにラベル部16の後方の余白部17に剥離マーク100が印字される。また、機能キーによって、剥離マーク印字設定の変更を行えば、図15に示すように、余白部17ではなくラベル部16内部に、ラベル部16と余白部17との境界を強調するような剥離マーク100を印字することも可能である。図15に示すような剥離マーク100は、ユーザーにラベル部の剥離開始位置を指示するという効果とともに、さらにラベル部16を立体的なものに見せるという視覚効果を有しており、絵的にも好適なラベルを得ることができる。
【0122】
尚、本実施形態のラベルテープ10のラベル部16は、そのラベル部16の前端にミシン目部15の連結部15aにより余白部17と連結されているが、このようにミシン目状にハーフカット処理を行わず、ラベル部16の少なくとも一端に、印字媒体11が切断されない深さで切り込みを入れることにより形成してもよい。
【0123】
以上のように、本発明のテープ印字装置40によれば、ラベルテープ10の種別に応じて剥離マーク100の印字位置が設定されるか、または、ユーザーの設定に応じて所望の位置に剥離マーク100の印字位置が設定可能である。このように、印字された剥離マーク100によって、ユーザーがラベル部16を剥離し始めるために都合の良い位置を的確に示すことができる。
【0124】
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内において、既存の技術や当業者に自明の技術に基づいて種々の変更を加えることができる。
【0125】
例えば、本実施形態において、マーカー検出センサ77を2組の発光・受光素子で構成し、この2組の発光・受光素子の間をラベルテープ10が通過するように構成してもよく、これによりマーカー18が被印字面11a側にある場合においても検出可能となる。
【0126】
また、本実施形態のテープ印字装置40のマーカー検出センサ77は、サーマルヘッド52よりもテープ給送方向における上流側に位置しているが、これをサーマルヘッド52のテープ給送方向における下流側に配置してもよい。
【0127】
また、給送検出手段は、本実施形態の様に、ラベルテープ10のマーカー18を光学センサで読み取る構成とせずとも良く、ラベルテープ10の余白部17に検出用の穴または切欠きを設け、テープ印字装置40にアクチュエータなどにより構成される検出センサを設けて、前記穴または切欠きを検出する方法にしてもよい。
【0128】
また、マーカー検出センサ77を設けずとも、ラベル部16の前端を本体カバー41の左側面に合わせたり、前記ラベルテープ10に設けた検出用の穴または切欠きを係合する部材を本体カバー41に設け、この係合部材に前記検出用の穴または切欠きを係合させることで、ラベルテープ10の位置合わせを手動で行うようにしてもよい。
上記実施形態では、インクリボンを用いたサーマルヘッドによる加熱転写方式の印字装置について述べているが、印字テープの印字媒体に感熱発色層を設けて、インクリボンを用いずに印字を行う構成でもよい。また、インクジェット方式の印字装置など、テープに印字できる方法であればどのような印字装置でもよいことは言うまでもない。
【0129】
また、本実施形態においては、装着されている印字テープの種類、ラベルテープの種別などを自動的に識別するように構成したが、これらの構成を設けずに、ユーザーが直接入力するように構成してもよい。
【0130】
また、本実施形態では、テープ種類検出手段とラベルテープ種別検出手段をテープ種類検出機構79が兼用しているが、これらを別々の装置として構成してもよい。
【0131】
さらに、ラベルテープとして、ラベル部の一端に連結部を有する種類のものしか使用しないテープ印字装置においては、ラベルテープであるか否かを判別するのみで剥離マークの印字を行うかを判断でき、さらに剥離マークの印字位置をラベル部前方か後方かを判断する手順を設けずともよく、ラベル種別検出方法、及び制御手順の簡略化が図れる。
【0132】
【発明の効果】
以上詳述したことから明らかなように、本発明の請求項1に記載のテープ印字装置によれば、ラベル部を有する印字テープに前記ラベル部を剥離する開始位置を指示する剥離マークを印字でき、この剥離マークによりユーザーは一目見ただけで、いずれの位置からラベル部を剥離し始めるべきか容易に確認できるという効果を奏する。
【0133】
また、請求項2に記載のテープ印字装置によれば、請求項1に記載のテープ印字装置が奏する効果に加えて、通常印字されずに活用されていなかったラベルテープの余白部に剥離マークを印字することにより余白部の有効活用を図るとともに、ラベル部には剥離マークが印字されないため、見た目にも好適なラベルを得ることができるという効果を奏する。
【0134】
また、請求項3に記載のテープ印字装置によれば、請求項1に記載のテープ印字装置が奏する効果に加えて、ユーザーにラベル部の剥離開始位置を指示するという効果とともに、さらにラベル部を立体的なものに見せるという視覚効果を有しており、絵的にも好適なラベルを得ることができるという効果を奏する。
【0135】
また、請求項4に記載のテープ印字装置によれば、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のテープ印字装置が奏する効果に加えて、テープ種類検出手段を有することにより、装着された印字テープの種類により剥離マークを印字するか否かが自動的に設定され、ユーザーが印字設定を行う必要がなく、ユーザーの利便性を高くすることができるという効果を奏する。
【0136】
また、請求項5に記載のテープ印字装置によれば、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のテープ印字装置が奏する効果に加えて、装着されたラベルテープの種別を検出し、その種別に応じた剥離マークの印字設定が自動で行われるように制御することで、ラベル部の形状等が異なる多種類のラベルテープを用いても、それぞれに対してユーザーが印字設定を行う必要がなく、ユーザーの利便性を高くできるという効果を奏する。
【0137】
また、請求項6に記載のテープ印字装置によれば、請求項5に記載のテープ印字装置が奏する効果に加えて、ラベル部の一端側に余白部との連結部が形成されている場合、その連結部とは異なる側に剥離マークを印字するように設定され、ユーザーが印字設定を行わなくとも、よりラベル部を剥がし易い位置に剥離マークが印字されるという効果を奏する。
【0138】
また、請求項7に記載のテープ印字装置によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載のテープ印字装置が奏する効果に加えて、テープカセットの交換時に、最初のラベル部の前端部に剥離マークが印字不可能な状態でラベルテープの給送方向下流側端部が切断されている場合、剥離マークをラベル部の後端部に印字するように設定すれば、テープカセット交換時の最初のラベル部についても、ラベル部後端に剥離マークを印字できるという効果を奏する。
【0139】
さらに、請求項8に記載のテープ印字装置によれば、請求項1乃至7のいずれかに記載のテープ印字装置が奏する効果に加えて、テープ切断位置とラベル部の間に剥離マークが収まるよう印字されるため、印字された剥離マークの手前や途中でラベルテープが切断されることがなく、ラベル部の剥離し始める位置を確実に表示できるという効果を奏する。
【0140】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるテープ印字装置の外観を示す平面図である。
【図2】本実施形態におけるラベルテープを印字媒体側から見た平面図である。
【図3】図2のA−A断面の拡大図である。
【図4】前記ラベルテープを剥離テープ側から見た図である。
【図5】テープカセットを前記テープ印字装置に装着した状態を示す平面図である。
【図6】前記ラベルテープを収納するテープカセットの概略構成を示した平面図である。
【図7】サーマル印字機構50の概略構成を示す平面図である。
【図8】前記テープ印字装置に備えられるテープ切断機構の側面図である。
【図9】前記テープ印字装置の制御系のブロック図である。
【図10】前記テープ印字装置の印字処理に関わる制御の概略フローチャートである。
【図11】テープ種類検出処理の制御動作を示す概略フローチャートである。
【図12】プレ印字処理制御の概略フローチャートである。
【図13】印字処理制御の概略フローチャートである。
【図14】前記ラベルテープを用いた場合の第1の印字例を示す説明図である。
【図15】前記ラベルテープを用いた場合の第2の印字例を示す説明図である。
【符号の説明】
10  ラベルテープ
11  印字媒体
11a 被印字面
12  粘着剤層
13  剥離テープ
14  ハーフカット
15  ミシン目部
15a 連結部
16  ラベル部
17  余白部
18  マーカー
20  テープカセット
21  テープケース
22  テープスプール
23  ケース開口部
24  テープ出口
25  インクリボン
26  リボンスプール
27  リボン巻取りスプール
28  テープガイド部材
29  リボンガイド部材
30  リボン分離部
31  テープ送りローラ
32  テープ種類検出用穴群
32a 検出用穴
33  センサ開口部
40  テープ印字装置
41  本体カバー
42  キーボード
43  液晶ディスプレイ
43a ディスプレイコントローラ
44  カセットカバー
45  スライドツマミ
50  サーマル印字機構
51  本体フレーム
51a 左端壁
52  サーマルヘッド
52a 駆動回路
60  テープ・インクリボン給送機構
61  駆動モータ
61a モータドライバ
62  駆動ギヤ
63、64、65、66、67、68、69、70  ギヤ
71  テープスプール支持カム
72  リボン巻取りカム
73  テープ駆動カム
74  ローラホルダ
74a 枢支軸
75  テープ送りサブローラ
75a サブローラギヤ
76  プラテンローラ
76a プラテンギヤ
77  マーカー検出センサ
78  テープ排出スリット
79  テープ種類検出機構
79a、79b、79c、79d、79e、79f  検出スイッチ
80  テープ切断機構
81  固定刃
82  切断用レバー
83  可動刃
84  ビス
85  切断用ノブ
90  制御機構
91  CPU
92  ROM
93  フォントROM
94  設定メモリ
95  演算データメモリ
96  テキストメモリ
97  印字データバッファ
98  入出力インターフェース
100 剥離マーク

Claims (8)

  1. 文字や記号が印字される複数のラベル部とその周囲の余白部とを有し、前記ラベル部と前記余白部とを分離可能に構成された印字媒体を、剥離テープと剥離可能に積層させてなり、前記ラベル部に対応して設けられた被検出部を有する長尺テープ状のラベルテープに対して印字可能なテープ印字装置であって、
    前記ラベルテープを給送する給送手段と、
    前記ラベルテープの前記被検出部を検出する給送検出手段と、
    前記ラベルテープに印字を行う印字手段と、
    前記給送検出手段の検出信号に基づいて、前記ラベル部を前記剥離テープから剥離する際の剥離開始位置を指示する剥離マークを前記ラベル部端部の前記ラベル部内または前記余白部に印字するように、前記印字手段と前記給送手段とを制御する制御手段と、
    を備えたテープ印字装置。
  2. 前記制御手段は、前記剥離マークを前記ラベル部端部の前記余白部に印字するように制御することを特徴とする請求項1に記載のテープ印字装置。
  3. 前記制御手段は、前記剥離マークを前記ラベル部端部の前記ラベル部内に印字するように制御することを特徴とする請求項1に記載のテープ印字装置。
  4. 前記ラベルテープを含む複数種類の印字テープを装着可能なテープ印字装置であって、
    テープ印字装置に装着された印字テープが前記ラベルテープであるか否かを検出するテープ種類検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記テープ種類検出手段の検出結果に基づき、前記剥離マークを印字するよう制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のテープ印字装置。
  5. 前記ラベルテープの種別を検出するラベル種別検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記ラベル種別検出手段により検出された前記ラベルテープの種別に応じて前記剥離マークの印字位置を設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のテープ印字装置。
  6. 前記ラベル種別検出手段が、前記ラベル部のテープ給送方向における一端側にて前記余白部と連続する連結部が形成されたラベルテープであることを検出した場合、前記制御手段は、そのラベル部のテープ給送方向における他端側の当該ラベル部端部の前記ラベル部内または前記余白部に前記剥離マークを印字するよう制御することを特徴とする請求項5に記載のテープ印字装置。
  7. 前記制御手段は、前記ラベル部のテープ給送方向における上流側に、前記剥離マークを印字するよう制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のテープ印字装置。
  8. 前記テープ印字装置は、印字されたラベル部を前記ラベルテープから切り離すための切断手段を有し、
    前記制御手段は、前記ラベルテープを切断する位置と前記印字されたラベル部との間に、前記剥離マークを印字するように制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のテープ印字装置。
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