JP4341243B2 - テープ印字装置及びそれに使用するスケール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、テープ印字装置及びそれに使用するスケールに関する。
【0002】
【従来の技術】
テープ印字装置は、入力した任意の文字列を印字テープに印字し、印字された部分を切断してラベルを作成するものである。このテープ印字装置に使用する印字テープは、幅サイズ(テープの長さ方向に直交する方向の寸法)の異なる複数種類のものが予め用意されており、作成したラベルを所望の対象物の被貼着場所に貼着できるように印字面の裏面に接着層が形成され、その接着層は剥離紙によってカバーされている。
【0003】
また、テープ印字装置は、予め設定したテープ長の範囲に文字列を印字し、テープを切断することにより所望の長さのラベルを作成する定長印字機能、あるいは、ユーザーが設定しなくとも装置に装着されている印字テープの幅サイズに応じて自動的に印字文字のサイズを設定する機能等の種々の機能を備えている。
【0004】
このようなテープ印字装置によりラベルを作成する場合には、ラベルを対象物に貼着したときのバランスを考慮し、あるいはその被貼着場所でのラベルの貼着可能なスペースのサイズを考慮して、適切な幅サイズの印字テープを選択して装置に装着するとともに、定長印字機能を使用してその長さを設定して印字を行うことがある。
【0005】
そして、従来のテープ印字装置として、例えば、特開平10−129086号公報のものでは、装置本体にメジャーを備えており、ラベルを貼る場所に合わせてメジャーを引き出すと、そのメジャーの移動量からラベルの寸法が自動的に検出され、その寸法の長さのラベルが定長印字機能により作成されるものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−129086号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のテープ印字装置は、メジャーにより寸法を測定するための手段やメジャーの移動量から寸法を自動的に検出してラベルを作成する手段を装置本体に設けているので、装置が大型で複雑になるという問題がある。
【0008】
また、前述のテープ印字装置では、ラベルの被貼着場所に合わせて複数種類の幅の印字テープの中から適切な幅の印字テープを選択して使用する場合に、メジャーによりラベルの被貼着場所のラベルの長さの設定はできるものの、使用する印字テープの幅を決めるためには機能せず、複数の幅サイズを有する複数種類の印字テープの中からどの幅寸法の印字テープが適切であるかを決めることができないという問題がある。
【0009】
また、前述のテープ印字装置は、ラベルに印字される文字のサイズがどの程度になり、文字のサイズがラベルの被貼着場所においてどの程度の大きさになるのか事前に確認できないという問題もある。
【0010】
本発明は、従来の問題点を解決するものであり、装置を大型にしたり複雑にすることなく、ラベルの被貼着場所に適合するサイズのラベル作成を行うべく、ラベルの被貼着場所でのラベルの長さと幅に対応する寸法の測定又は確認をすることができ、また印字する文字サイズを印字前に確認できるテープ印字装置及びそのテープ印字装置に組み合わせて使用するスケールを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明のテープ印字装置は、幅の異なる複数種類の印字テープが装着可能であり、その装着された印字テープに印字する文字列の文字サイズを印字テープの幅に応じて自動的に設定する文字サイズ設定機能を備え、その文字サイズ設定機能によって設定された文字サイズで装着された印字テープに対して文字列を印字してラベルを作成するテープ印字装置において、第1の目盛表示部と、第2の目盛表示部と、第3の目盛表示部を有するスケールを備え、前記第1の目盛表示部には、寸法を測定する寸法目盛を表記し、前記第2の目盛表示部には、前記複数種類の印字テープの幅寸法に対応する目盛を表記し、前記第3の目盛表示部には、前記文字サイズ設定機能によって設定される文字サイズによって前記複数種類の各印字テープの長さ方向に沿って文字列を1行で印字する各場合の、該文字列のテープ幅方向の各印字幅に対応する目盛を、前記各印字テープの幅を表す数値を付して表記したことを特徴としている。
【0012】
従って、この発明のテープ印字装置によれば、ラベルの被貼着場所におけるラベルの長さに対応する寸法をスケールの第1の目盛表示部により測定し、ラベルの被貼着場所におけるラベルの幅に対応する寸法をスケールの第2の目盛表示部により測定することができ、簡単なスケールにより被貼着場所の寸法の測定ができ、これらの測定した情報をラベルの作成に反映させて長さや幅の寸法を特定したラベルの作成を容易に行うことができる。また、作成するラベルに印字される文字列のテープ幅方向の印字幅を印字前に把握することができる。
【0019】
また、この発明のスケールは、幅の異なる複数種類の印字テープが装着可能であり、その装着された印字テープに印字する文字列の文字サイズを印字テープの幅に応じて自動的に設定する文字サイズ設定機能を備え、その文字サイズ設定機能によって設定された文字サイズで装着された印字テープに対して文字列を印字してラベルを作成するテープ印字装置に対応して使用するためのスケールであって、第1の目盛表示部と、第2の目盛表示部と、第3の目盛表示部を有し、前記第1の目盛表示部には、寸法を測定する寸法目盛を表記し、前記第2の目盛表示部には、前記複数種類の印字テープの幅寸法に対応する目盛を表記し、前記第3の目盛表示部には、前記文字サイズ設定機能によって設定される文字サイズによって前記複数種類の各印字テープの長さ方向に沿って文字列を1行で印字する各場合の、該文字列のテープ幅方向の各印字幅に対応する目盛を、前記各印字テープの幅を表す数値を付して表記したことを特徴としている。
【0020】
従って、この発明のスケールによれば、ラベルの被貼着場所におけるラベルの長さに対応する寸法を第1の目盛表示部により測定し、ラベルの被貼着場所におけるラベルの幅に対応する寸法を第2の目盛表示部により測定することができので、テープ印字装置と組み合わせて使用することにより、テープ印字装置で長さや幅の寸法を特定したラベルを容易に作成することができる。また、また、第3の目盛表示部により作成するラベルに印字される文字列のテープ幅方向の印字幅を印字前に把握することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図4を参照して、この発明の第1の実施の形態に係るテープ印字装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るテープ印字装置の平面図であり、図2は、そのテープ印字装置のカセット収納部の平面図であり、図3は、そのテープ印字装置の装置本体の部分断面図であり、図4は、そのテープ印字装置が備えるスケールの平面図である。
これらの図に示されたテープ印字装置1は、文字列等を手軽に図2に示す印字テープ27に印字し、印字されたテープ27を切断することによりラベルを作成するテープ印字専用の印刷装置である。
【0025】
このテープ印字装置1は、装置本体2を備えている。この装置本体2の上面には、図1に示すように、キー入力部3及び表示部4が設けられている。また、装置本体2には、図2に示すようにテープカセット21を収納するためのカセット収納部8が設けられ、このカセット収納部8を覆う開閉蓋5が装置本体2の上面に設けられている。
【0026】
開閉蓋5にはカセット収納部8内を透視できる窓6が設けられている。また印字されたテープ27を切断するカッタ16を手動操作により駆動するカッタ操作ボタン7が装置本体2の上面に設けられている。
【0027】
キー入力部3には、印字テープ27に印字する文字列のデータ入力を行う文字入力キー、入力したデータの編集を行う漢字変換キーや無変換キー、カーソルの移動を指示するカーソルキー、印字開始を指令する印字キー、印字文字のサイズ等の書式設定や定長印字等の特定印字機能の設定等の各種の入力設定を行うための設定キーが設けられ、その他印字に必要な各種制御キーが設けられている。表示部4は、キー入力部3から入力され編集されるデータを表示したり、各選択メニューの表示をしたり、必要なメッセージの表示を行う。
【0028】
図2は、開閉蓋5を取り除いた状態での装置本体2に設けられたカセット収納部8の内部を示すものであり、このカセット収納部8は、装置本体2の上面に設けられた開閉蓋5を開くことにより装置本体2の上面に開口する。
【0029】
このカセット収納部8内には、サーマルヘッド9、プラテンローラ10及びリボン巻取り軸11等を備える印字機構が設けられているととともに、テープカセット21が着脱可能に装着され、このテープカセット21内に印字テープ27が収納されている。
【0030】
また、装置本体2の外側面には印字された印字テープ27の排出口12が形成され、カセット収納部8内から排出口12に至る経路が印字テープ27の排出路13となっており、この排出路13に固定刃14と可動刃15を備えるカッタ16が設けられている。そして前記可動は5を前記カッタ操作ボタン7の操作により作動させて印字テープ27を切断することができるようになっている。
【0031】
テープカセット21は、カセットケース22を備えており、このカセットケース22の外側部には、サーマルヘッド9が挿入されるヘッド挿入部23が設けられ、カセットケース22の内部には、印字テープ27がテープ供給リール24に巻装されて収納されている。
【0032】
また、カセットケース22内には、リボン供給リール25及びリボン巻取りリール26が設けられ、リボン供給リール25に未使用のインクリボン28が巻装されている。リボン巻取りリール26は前記リボン巻取り軸11と係合し、そのリボン巻取り軸11により駆動されて回転し、その回転で前記インクリボン28の使用済み部分を順次巻き取るようになっている。
【0033】
このテープ印字装置1では、プラテンローラ10を回転駆動して印字テープ27及びインクリボン28を重ねて搬送し、印字テープ27の幅方向に配列されたサーマルヘッド9の発熱体を駆動して搬送される印字テープ27の長さ方向に沿ってキー入力部3から入力されたデータに基づく文字列を印字する。またリボン巻取り軸11を回転駆動して使用されたインクリボン28をリボン巻取りリール26に回収する。
【0034】
文字列が印字された印字テープ27は、排出路13を通り排出口12から装置外に排出される。そして、排出された印字テープ27の印字処理部分をカッタ16により切り離してラベルを作成する。
【0035】
このテープ印字装置1では、幅サイズの異なる印字テープを収納した複数種類のテープカセットが予め用意されており、これらのテープカセットを選択して使用することにより種々のサイズのラベルを作成できるようにしている。例えば、このテープ印字装置1のカセット収納部8には、テープ幅が、6mm、9mm、12mm、18mm及び24mmの各印字テープを収容した5種類のテープカセットを装着することができ、これら5種類の幅の印字テープを使ってラベルの作成が可能となっている。
【0036】
印字テープ27は、その印字面側の裏面に接着層が設けられ、その接着層に剥離紙が貼り付けられており、作成したラベルは剥離紙を剥離し、裏面の接着層によって任意の対象物(被貼着場所)に貼着することができる。
【0037】
また、このテープ印字装置1は、寸法数値を入力設定してその長さのラベルを作成する定長印字機能や、印字する文字の文字サイズを自動的に設定する文字サイズ自動設定機能を有している。この文字サイズ自動設定機能では、ユーザーが特に文字サイズを設定しない場合に、テープ印字装置1に装着されている印字テープの幅及び印字するデータの行数に応じてデフォルト値の文字サイズが設定されるもので、例えば、1行の印字の場合では、印字の文字サイズは、6mm幅の印字テープで縦横が3×3mm、9mm幅の印字テープで6×6mm、12mm幅の印字テープで9×9mm、18mm幅の印字テープで12×12mm、24mm幅の印字テープで15×15mmとなっている。
【0038】
そして、このテープ印字装置1では、装置本体2の上面の前端部にスケール31を備えている。図3は装置本体2の前端部の断面を示すものであり、装置本体2の前端部には凹状に形成されたスケール収容部17が設けられ、このスケール収容部17にスケール31が装着されている。スケール31は装置本体2に対して着脱可能になっており、スケール31の裏面側の適所には係止爪35及び位置合わせ突起36が設けられ、これらに対応して装置本体2側には係止爪35が係止される凹部18及び位置合わせ突起36が突き当てられる凹部19が設けられている。また、スケール31が装置本体2に装着された状態では、装置本体2の上面とスケール31のスケール面とは面一になっている。
【0039】
図4はスケール31の平面図を示しており、図示のように、スケール31は、アクリル樹脂等の透明の樹脂素材からなり、略平板状で長方形の外形形状を有している。スケール31の上面であるスケール面には、一長辺に沿ってその一端部を始点(基準点32)として寸法目盛が付された寸法目盛表示部33が印刷により表記されている。
【0040】
この寸法目盛表示部33の寸法目盛には一定間隔で寸法数値が付記され、寸法単位が表示されている。また、スケール面には、一短辺に沿って前記基準点32を始点とし、前記寸法目盛表示部33とは直交する方向に、印字テープの幅サイズを表す目盛とともに、その幅サイズの数値を表示するテープ幅目盛表示部34が印刷により表記されている。
【0041】
前記寸法目盛表示部33の寸法目盛は等間隔であるが、印字テープの幅サイズを表すテープ幅目盛表示部34の各目盛は、このテープ印字装置1に装着して使用が可能な複数種類のテープカセットに収納される印字テープの幅を実寸法で表示するものであるため、図4のように印字テープの幅に対応した不等間隔の目盛になっている。
【0042】
すなわち、このテープ印字装置1では、6mm、9mm、12mm、18mm及び24mmの各幅サイズ(幅寸法)の印字テープが使用可能であるため、基準点32から夫々6mm、9mm、12mm、18mm及び24mmの長さの位置に各印字テープの幅サイズを示す目盛が付されている。
【0043】
このスケール31は、テープ印字装置1の装置本体2の上面から取り外してラベルの被貼着場所に押し当て、前記寸法目盛表示部33によって被貼着場所でのラベルの長さに対応する方向の長さを測定することができ、それと同時に、前記テープ幅目盛表示部34の目盛に基づいて被貼着場所でのラベルの幅に対応する方向の長さを確認することができる。
【0044】
従って、前記寸法目盛表示部33により測定した長さの情報によってテープ印字装置1で作成しようとするラベルの長さを決めることができ、また、前記テープ幅目盛表示部34によって被貼着場所に適合する幅の印字テープを選択してラベルを作成することができる。
【0045】
図5は本発明の第2の実施の形態に係るテープ印字装置が備えるスケール41の平面図を示してある。第2の実施の形態に係るテープ印字装置は、前述の第1の実施の形態に係るテープ印字装置と装置本体の構成は同一であるが、スケール41が、前述の第1の実施の形態に係るスケール31とはスケール面の表記が異なる点で相違している。
【0046】
すなわち、スケール41の上面であるスケール面には、一長辺に沿って寸法目盛を表示した寸法目盛表示部43が表記され、この寸法目盛表示部43には寸法数値が付記されている。また、スケール面には、このスケール41を備えるテープ印字装置に使用できる印字テープの幅サイズの数値が付記されるとともに、その各印字テープの幅サイズを実寸法の長さの線分で表す指標44a、44b、44c、44d、44eからなるテープ幅指標表示部44が設けられている。指標44aは6mm幅の印字テープを表す指標であり、以下、44bは9mm幅、44cは12mm幅、44dは18mm幅、44eは24mm幅の夫々の印字テープを表す指標である。
【0047】
このスケール41は透明の樹脂材からなり、寸法目盛表示部43の目盛やテープ幅指標表示部44の各指標等は印刷によって表記されている。
【0048】
このスケール41は、テープ印字装置から取り外し、ラベルの被貼着場所に押し当て被貼着場所の寸法を測定するために使用するものであり、前記寸法目盛表示部43により被貼着場所でのラベルの長さに対応する方向の長さを測定し、また、前記テープ幅指標表示部44の指標44a〜44eにより被貼着場所に適合する最適な印字テープの幅を確認することができる。
【0049】
従って、前記寸法目盛表示部43により測定した長さの情報により作成するラベルの長さを決めることができ、また、前記テープ幅指標表示部44により被貼着場所に適合する幅の印字テープを選択してラベルを作成することができる。
【0050】
なお、図5では、前記テープ幅指標表示部44の各指標44a〜44eは、スケール41の長辺に沿った寸法目盛表示部43に対して平行に配置しているが、寸法目盛表示部43に対して直交する方向に配置してもよい。
【0051】
図6は本発明の第3の実施の形態に係るテープ印字装置が備えるスケール51の平面図を示してある。第3の実施の形態に係るテープ印字装置も前述の第1及び第2の実施の形態に係るテープ印字装置とはスケールの構成を除いて装置本体の構成は同一である。
【0052】
図6に示すように、この第3の実施の形態に係るテープ印字装置が備えるスケール51は、前述の第1及び第2の実施の形態に係るスケール31、41とはスケール面の表記が異なっている。
【0053】
すなわち、このスケール51のスケール面には、一長辺に沿ってその一端部を基準点52とする寸法目盛表示部53が表記されている。また、スケール面には、一短辺に沿って前記基準点52を始点とし寸法目盛表示部53とは直交する方向にこのテープ印字装置で使用可能な印字テープの幅サイズの数値が付記されたテープ幅目盛表示部54が表記されている。これらの寸法目盛表示部53及びテープ幅目盛表示部54は第1の実施の形態における寸法目盛表示部33及びテープ幅目盛表示部34と同一である。
【0054】
一方、スケール51の他の長辺にも基準点55を始点とする寸法目盛表示部56が表記されている。そして、スケール51の他の短辺に沿ってこのテープ印字装置で使用可能な印字テープの各幅内に印字される文字の印字文字サイズを示す目盛からなる文字サイズ目盛表示部57が表記されている。
【0055】
前述のように、テープ印字装置1では、印字テープの幅に応じて印字する文字のサイズを自動的に設定する機能を備えており、前記文字サイズ目盛表示部57は、前述の5種類の幅の各印字テープに1行の文字列を印字する場合に自動的に設定される文字サイズを表している。
【0056】
図中の6、9、12、18及び24の数値は、夫々6mm、9mm、12mm、18mm及び24mmの各幅の印字テープにおいて1行に印字する場合の文字のサイズを実寸法で表すもので、本印字装置では前記5種類の印字テープに対して前述のような数値の文字サイズが自動設定される関係から、6mm幅の印字テープを意味する6の数値が付された目盛は基準点55から3mmの位置にあり、以下、基準点55から、9mm幅の印字テープを意味する9の数値が付された目盛は6mm、12の数値が付された目盛は9mm、18の数値が付された目盛は12mm、24の数値が付された目盛は15mmの夫々の長さに離れて位置している。
【0057】
このスケール51は、テープ印字装置から取り外してラベルの被貼着場所に押し当て、第1の実施の形態に係るスケール31と同様に、前記寸法目盛表示部53及び前記テープ幅目盛表示部54によって被貼着場所のサイズを測定してラベルの長さ及び幅を決めることができ、また、前記寸法目盛表示部56及び前記文字サイズ目盛57をラベルの被貼着場所に当てることによりラベルに印字しようとする文字サイズを事前に確認することができる。
【0058】
なお、第1ないし第3の実施の形態に係るテープ印字装置が備える各スケール31、41、51は、テープ印字装置の装置本体に着脱可能に設けるようにしてあるが、これをテープ印字装置の装置本体に直接印刷によって表記するようにしてもよい。
【0059】
また、第1ないし第3の実施の形態に係るテープ印字装置が備える各スケール31、41、51は、テープ印字装置の装置本体に着脱可能に設けるものであり、テープ印字装置の装置本体に装着した状態では、装置本体の上面パネルの一部を構成するものであったが、これらスケール31、41、51をテープ印字装置とは別個の単体のスケール装置としてもよい。例えば、単体の装置として販売することで、スケールを備えていないテープ印字装置でも、このスケールを組み合わせて使用することにより、第1ないし第3の実施の形態に係るテープ印字装置に備えられるスケールのように、ラベルの被貼着場所における長さの測定やラベルの幅及び文字サイズの確認を行うことができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のテープ印字装置によれば、ラベルの被貼着場所におけるラベルの長さに対応する寸法をスケールの第1の目盛表示部により測定し、ラベルの被貼着場所におけるラベルの幅に対応する寸法をスケールの第2の目盛表示部により測定することができ、簡単なスケールにより被貼着場所の寸法の測定ができ、これらの測定した情報をラベルの作成に反映させて長さや幅の寸法を特定したラベルの作成を容易に行うことができる。また、第3の目盛表示部により作成するラベルに印字される文字列のテープ幅方向の印字幅を印字前に把握することができる。
【0063】
また、本発明のスケールによれば、ラベルの被貼着場所におけるラベルの長さに対応する寸法を第1の目盛表示部により測定し、ラベルの被貼着場所におけるラベルの幅に対応する寸法を第2の目盛表示部により測定することができ、テープ印字装置と組み合わせて使用することにより、テープ印字装置で長さや幅の寸法を特定したラベルを容易に作成することができる。また、第3の目盛表示部により作成するラベルに印字される文字列のテープ幅方向の印字幅を印字前に把握することができる。
【0064】
また、請求項10の発明のスケールによれば、ラベルの被貼着場所におけるラベルの長さに対応する寸法を目盛表示部により測定し、ラベルの被貼着場所におけるラベルの幅に対応する寸法を複数種類の印字テープの幅の寸法に対応する指標表示部と比較対照して測定することができ、テープ印字装置と組み合わせて使用することにより、テープ印字装置で長さや幅の寸法を特定したラベルを容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るテープ印字装置の平面図。
【図2】そのテープ印字装置のカセット収納部の平面図。
【図3】そのテープ印字装置の装置本体の部分断面図。
【図4】そのテープ印字装置が備えるスケールの平面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るテープ印字装置が備えるスケールの平面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るテープ印字装置が備えるスケールの平面図。
【符号の説明】
1…テープ印字装置
2…装置本体
8…カセット収納部
17…スケール収容部
21…テープカセット
27…印字テープ
31…スケール
32…基準点
33…寸法目盛表示部(第1の目盛表示部)
34…テープ幅目盛表示部(第2の目盛表示部)
41…スケール
43…寸法目盛表示部(目盛表示部)
44…テープ幅指標表示部(指標表示部)
44a〜44e…指標
51…スケール
52…基準点
55…基準点
56…寸法目盛表示部(第1の目盛表示部)
57…文字サイズ目盛表示部(第2の目盛表示部)
Claims (7)
- 幅の異なる複数種類の印字テープが装着可能であり、その装着された印字テープに印字する文字列の文字サイズを印字テープの幅に応じて自動的に設定する文字サイズ設定機能を備え、その文字サイズ設定機能によって設定された文字サイズで装着された印字テープに対して文字列を印字してラベルを作成するテープ印字装置において、
第1の目盛表示部と、第2の目盛表示部と、第3の目盛表示部を有するスケールを備え、
前記第1の目盛表示部には、寸法を測定する寸法目盛を表記し、
前記第2の目盛表示部には、前記複数種類の印字テープの幅寸法に対応する目盛を表記し、
前記第3の目盛表示部には、前記文字サイズ設定機能によって設定される文字サイズによって前記複数種類の各印字テープの長さ方向に沿って文字列を1行で印字する各場合の、該文字列のテープ幅方向の各印字幅に対応する目盛を、前記各印字テープの幅を表す数値を付して表記したことを特徴とするテープ印字装置。 - 前記スケールは、テープ印字装置に着脱可能に取り付けられた部材であることを特徴とする請求項1記載のテープ印字装置。
- 前記スケールは、テープ印字装置の本体表面に備えられていることを特徴とする請求項1記載のテープ印字装置。
- 前記スケールは、略平板状で長方形の外形形状を有する部材からなり、
前記第1の目盛表示部は、前記部材の長方形の一方及び他方の長辺に夫々設けられ、
前記第2の目盛表示部は、前記部材の長方形の一方の短辺に設けられ、
前記第3の目盛表示部は、前記部材の長方形の他方の短辺に設けられ、
前記一方の長辺に設けられた前記第1の目盛表示部と、前記一方の短辺に設けられた前記第2の目盛表示部とは、基準点を一致させ互いに直交する関係に配置され、
前記他方の長辺に設けられた前記第1の目盛表示部と、前記他方の短辺に設けられた前記第3の目盛表示部とは、基準点を一致させ互いに直交する関係に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のテープ印字装置。 - 幅の異なる複数種類の印字テープが装着可能であり、その装着された印字テープに印字する文字列の文字サイズを印字テープの幅に応じて自動的に設定する文字サイズ設定機能を備え、その文字サイズ設定機能によって設定された文字サイズで装着された印字テープに対して文字列を印字してラベルを作成するテープ印字装置に対応して使用するためのスケールであって、
第1の目盛表示部と、第2の目盛表示部と、第3の目盛表示部を有し、
前記第1の目盛表示部には、寸法を測定する寸法目盛を表記し、
前記第2の目盛表示部には、前記複数種類の印字テープの幅寸法に対応する目盛を表記し、
前記第3の目盛表示部には、前記文字サイズ設定機能によって設定される文字サイズによって前記複数種類の各印字テープの長さ方向に沿って文字列を1行で印字する各場合の、該文字列のテープ幅方向の各印字幅に対応する目盛を、前記各印字テープの幅を表す数値を付して表記したことを特徴とするスケール。 - 前記スケールは、前記テープ印字装置に着脱可能に取り付けられた部材であることを特徴とする請求項5記載のスケール。
- 前記スケールは、略平板状で長方形の外形形状を有する部材からなり、
前記第1の目盛表示部は、前記部材の長方形の一方及び他方の長辺に夫々設けられ、
前記第2の目盛表示部は、前記部材の長方形の一方の短辺に設けられ、
前記第3の目盛表示部は、前記部材の長方形の他方の短辺に設けられ、
前記一方の長辺に設けられた前記第1の目盛表示部と、前記一方の短辺に設けられた前記第2の目盛表示部とは、基準点を一致させ互いに直交する関係に配置され、
前記他方の長辺に設けられた前記第1の目盛表示部と、前記他方の短辺に設けられた前記第3の目盛表示部とは、基準点を一致させ互いに直交する関係に配置されていることを特徴とする請求項5又は6記載のスケール。
Priority Applications (1)
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