JP4545922B2 - 切断装置およびこれを備えたテープ印刷装置並びに切断方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープカッタを用いてテープ状部材を切断可能な切断装置およびこれを備えたテープ印刷装置並びに切断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、受像層と剥離層とからなるテープ状部材に対し、剥離層を剥離しやすくするため、テープ状部材の受像層のみをカットするハーフカット装置が知られている。例えば、特開平9−314938号公報に記載の切断装置は、剥離層のみをカットする第1切断刃と、受像層のみをカットする第2切断刃とを有し、いずれか又は両方を駆動することで適宜ハーフカットやフルカットを行い得るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなハーフカットを行い得る装置の中には、上述の、受像層と剥離層とからなるテープ状部材だけでなく、種々の被印刷媒体が使用可能となっている場合が多い。しかし、被印刷媒体によっては、ハーフカットを行っても意味がないものや、ハーフカットを行うことができないものがある。例えば、転写テープなどのように、1層のみで構成されている被印刷媒体を用いる場合、剥離層が存在しないため、ハーフカットを行っても意味がない。また、磁石層を有する被印刷媒体などを用いる場合は、ハーフカットを行うことで刃を痛めてしまうため(フルカットを行った場合も同様)、はさみ等を用いて切断しなければならなかった。
【0004】
ところが、このような明らかにハーフカットを行う必要のない被印刷媒体を使用する場合であっても、従来は、切断の必要が生じた場合、ハーフカットかフルカットのいずれの切断方法でカットするかを設定しなければならず、面倒であった。さらに、切断方法に応じてカット操作が異なるため、操作が煩雑となるといった問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑み、検出したテープ種類に基づいて、テープカットを行うか否かの設定を行うことができる切断装置およびこれを備えたテープ印刷装置並びに切断方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の切断装置は、テープカッタを用いて、受像層と剥離層とを有するテープ状部材を切断可能な切断装置であって、テープ状部材の受像層のみを切断可能なハーフカッタと、テープ状部材の受像層よび剥離層を切断可能なフルカッタと、を含むテープカッタと、テープ状部材の材質および剥離層の有無を検出するテープ検出手段と、テープ検出手段の検出結果に基づいて、テープカッタを駆動するか否かを設定するテープカッタ駆動設定手段と、テープカッタ駆動設定手段によりテープカッタを駆動するように設定された場合、テープカッタを駆動してテープ状部材を切断するテープカット手段と、を備え、テープカッタ駆動設定手段は、テープ検出手段の検出結果に基づいて、ハーフカッタを駆動するか否か、およびフルカッタを駆動するか否かを、それぞれ設定することを特徴とする。
上記に記載の切断装置において、テープカッタ駆動設定手段は、テープ検出手段の検出結果から、テープ状部材に剥離層が存在しないと判別した場合は、ハーフカッタを駆動しないように設定し、テープ検出手段の検出結果から、テープ状部材がカッタを痛めてしまうような材質であることを検出した場合は、ハーフカッタおよびフルカッタの両方を駆動しないように設定することが好ましい。
上記に記載の切断装置において、テープ検出手段は、電源ONの直後にテープ状部材の種類を検出することが好ましい。
上記に記載の切断装置において、テープ検出手段の検出結果から、テープ状部材に剥離層が存在しないと判別した場合、電源ONの直後に、ハーフカッタを駆動しないように設定する旨を表示する表示手段を備えたことが好ましい。
上記に記載の切断装置において、ハーフカッタを駆動するように設定するか否かを指示するハーフカッタ駆動指示手段を更に備え、表示手段は、テープ検出手段の検出結果から、テープ状部材に剥離層が存在しないと判別した場合に、ハーフカッタ駆動指示手段によりハーフカッタを駆動するように設定する指示があった時、テープカッタを駆動するか否かに関する設定変更が無効である旨を表示することが好ましい。
本発明のテープ印刷装置は、上記に記載の切断装置と、テープ状部材に印刷を行う印刷装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明の切断方法は、テープカッタを用いて、受像層と剥離層とを有するテープ状部材を切断する切断方法であって、テープカッタは、テープ状部材の受像層のみを切断可能なハーフカッタと、テープ状部材の受像層よび剥離層を切断可能なフルカッタと、を含み、テープ状部材の材質および剥離層の有無を検出するテープ検出工程と、テープ検出工程の検出結果に基づいて、テープカッタを駆動するか否かを設定するテープカッタ駆動設定工程と、テープカッタ駆動設定工程においてテープカッタを駆動するように設定された場合、テープカッタを駆動してテープ状部材を切断するテープカット工程と、を備え、テープカッタ駆動設定工程では、テープ検出工程における検出結果に基づいて、ハーフカッタを駆動するか否か、およびフルカッタを駆動するか否かを、それぞれ設定することを特徴とする。
なお、以下の構成としても良い。
本発明のハーフカット装置は、受像層と剥離層とを有するテープ状部材の幅方向に対し、ハーフカッタを用いて当該テープ状部材の受像層のみを切断可能なハーフカット装置において、前記テープ状部材の種類を検出するテープ検出手段と、前記テープ検出手段の検出結果に基づいて、前記ハーフカッタを駆動するか否かを設定するハーフカッタ駆動設定手段と、前記ハーフカッタ駆動設定手段により前記ハーフカッタを駆動するように設定された場合、前記ハーフカッタを駆動して前記テープ状部材の受像層のみを切断するハーフカットを行うハーフカット手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明のハーフカット方法は、受像層と剥離層とを有するテープ状部材の幅方向に対し、ハーフカッタを用いて当該テープ状部材の受像層のみを切断可能なハーフカット方法において、前記テープ状部材の種類を検出するテープ検出工程と、前記テープ検出工程の検出結果に基づいて、前記ハーフカッタを駆動するか否かを設定するハーフカッタ駆動設定工程と、前記ハーフカッタ駆動設定工程により前記ハーフカッタを駆動するように設定された場合、前記ハーフカッタを駆動して前記テープ状部材の受像層のみを切断するハーフカットを行うハーフカット工程と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、テープ状部材の種類を検出し、その検出結果に基づいて、ハーフカッタを駆動するか否かを設定するため、ハーフカットを行う必要のあるテープ状部材を検出した場合はハーフカッタを駆動し、ハーフカットを行う必要のないテープ状部材を検出した場合はハーフカッタを駆動しない。すなわち、テープ状部材を切断する必要が生じた場合、ユーザは、その都度、ハーフカットを行うか否かの設定を行う必要がないため、操作を簡素化することができる。
【0009】
この場合、前記テープ検出手段には、前記テープ状部材に剥離層が存在するか否かを検出する手段が含まれ、前記ハーフカッタ駆動設定手段には、前記テープ検出手段により前記テープ状部材に剥離層が存在しないことが検出された場合、ハーフカッタを駆動しないように設定する手段が含まれることが好ましい。
【0010】
また、この場合、前記テープ検出工程には、前記テープ状部材に剥離層が存在するか否かを検出する工程が含まれ、前記ハーフカッタ駆動設定工程には、前記テープ検出工程により前記テープ状部材に剥離層が存在しないことが検出された場合、ハーフカッタを駆動しないように設定する工程が含まれることが好ましい。
【0011】
この構成によれば、テープ状部材に剥離層が存在しないことを検出した場合、ハーフカッタを駆動しないように設定するため、例えば、転写テープなどのように1層のみで構成されているためハーフカットを行っても意味がないテープ状部材や、受像層に厚みがあるためハーフカットできないテープ状部材を検出した場合は、ハーフカッタを駆動しない。すなわち、ハーフカットを行う必要のないテープ状部材を使用する場合、ユーザは、ハーフカットを行うか否かの設定を行う必要がないため、操作を簡素化することができる。
【0012】
これらの場合、前記ハーフカット手段により、前記ハーフカッタを駆動するか否かを指示するハーフカッタ駆動指示手段を更に備え、前記ハーフカッタ駆動設定手段には、前記テープ検出手段により前記テープ状部材に剥離層が存在しないことが検出された場合、前記ハーフカッタ駆動指示手段による指示内容に関わらず、ハーフカッタを駆動しないように設定する手段が含まれることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、テープ状部材に剥離層が存在しないことを検出した場合、ハーフカッタを駆動するよう指示がなされても、ハーフカッタを駆動しないように設定することができる。このため、ハーフカットを行っても意味がないテープ状部材をハーフカットするなど、無駄な処理を行うことがない。
【0014】
また、これらの場合、前記ハーフカッタ駆動設定手段による設定内容を報知する設定内容報知手段を更に備えたことが好ましい。
【0015】
この構成によれば、ハーフカッタ駆動設定手段による設定内容を報知する設定内容報知手段を備えているため、ハーフカット装置の使用中、ユーザは、ハーフカットを行うように設定されているか否かを確認することができる。
【0016】
また、これらの場合、ユーザに対し、メッセージを表示する表示手段を更に備え、前記ハーフカッタ駆動設定手段による設定内容が変更された場合、その旨を表示する手段が含まれることが好ましい。
【0017】
この構成によれば、ハーフカッタ駆動設定手段による設定内容が変更された場合、その旨を表示するため、ユーザは、ハーフカットを行うか、又は行わないかの設定がなされたこと(設定が変更されたこと)を視覚的に認識することができる。
【0018】
また、この場合、前記表示手段には、前記テープ検出手段により前記テープ状部材に剥離層が存在しないことが検出された場合、前記ハーフカッタ駆動指示手段による指示内容を無効にする旨を表示する手段が含まれることが好ましい。
【0019】
この構成によれば、テープ状部材に剥離層が存在しないことを検出した場合、ハーフカッタを駆動するよう指示がなされてもその指示内容を無効にする旨を表示することができる。このため、ユーザは、使用するテープ状部材に剥離層が存在しないことを確認することができると共に、ハーフカッタが駆動されないことを認識することができる。
【0020】
本発明のテープ印刷装置は、上述のハーフカット装置と、前記テープ状部材に印刷を行う印刷装置とを備えたことを特徴とする。
【0021】
この構成によれば、テープ状部材の検出結果に基づいて、ハーフカットを行うか否かの設定を行うことができるハーフカット装置を備えているため、ハーフカットを行うか否かの設定の手間を省くことができると共に、テープ状部材に印刷を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る切断装置およびこれを備えたテープ印刷装置並びに切断方法について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】
図1は、本実施形態におけるテープ印刷装置1の全体を示す外観構成であり、図2は、テープ印刷装置1の蓋体8を開蓋した状態の外観構成であり、図3は、テープ印刷装置1の蓋体8を閉蓋し、且つ開閉蓋5を開放してテープカートリッジCを装着した状態の外観構成である。
【0024】
図1ないし図3に示すように、このテープ印刷装置1は、装置ケース4により外殻を形成した装置本体2と、装置本体2に着脱自在に装着したテープカートリッジCとから構成されている。装置本体2は、装置ケース4の後部左方上面に取り付けられた窓付きの開閉蓋5と、開閉蓋5の右隣に配設され開閉蓋5を開閉操作する開閉ボタン6と、開閉ボタン6右方の装置ケース4の上面に配設されたトリム部7と、中間部に取り付けられディスプレイ14が組み込こまれた開閉自在な蓋体8と、蓋体8の手前側で装置ケース4の上面から突出し露出ランプ群19を有する三日月形状部9とを備えている。また、三日月形状部9左方の装置ケース4の上面には、2個のキーからなる露出キー群10が配設され、露出キー群10と同一平面上に蓋体8に開閉自在に覆われるキーボード3が配設されている。
そして、開閉蓋5の内側には、テープカートリッジCを着脱自在に装着するポケットPが形成されている。
【0025】
図1ないし図3に示すように、テープ印刷装置1では、ユーザが、開閉ボタン6により開閉蓋5を開放し、ポケットPにテープカートリッジCを装着した後、蓋体8を開蓋して、キーボード3を開放し、ディスプレイ14を参照しながらキーボード3を操作する。キーボード3により所望の文字など(文字、数字、記号、簡易図形等のキャラクタ)の印刷情報を入力して、印刷を指示すると、テープカートリッジCからテープTを繰り出して、印刷ヘッド122によりテープTに所望の印刷を行い、印刷済み部分はテープ排出口22から随時外部に送り出される。所望の印刷が完了すると、余白分を含むテープ長さの位置までテープTの送りを行った後、その送りを停止し、テープ排出口22に形成されたテープカッタ(フルカット用テープカッタ132a,図4参照)により、送りだしたテープTを切断する。
【0026】
なお、このようにして形成したテープTの端部をトリム部7によりトリミングすることもできる。すなわち、ユーザは、装置ケース4の上面を下斜め方向に切り込んだテープ挿入ガイド13にテープTを案内させることで、自動的に起動するトリミング機構によりテープTの端部を成形切断(角部をR形状に面取り)することもできる。
【0027】
テープTは、印刷面となる受像層Taと、その裏面側に形成された粘着材層Tbと、さらにその裏面側に形成された剥離層Tcとにより構成されている(図8(a)および(b)参照)。テープTとインクリボンRは、貫通孔55の位置で相互に重なり合った状態で走行するとともに、テープTのみが外部に排出され、インクリボンRは内部で巻き取られるようになっている。外部に排出されたテープTは、剥離層Tcを剥がして貼付対象物に貼付される。なお、テープ印刷装置1には、図8(b)に示すように、1層のみの(剥離層Tcを有しない)テープT’も使用可能である。
【0028】
ところで、テープ印刷装置1は、装置本体2とパソコンPCとをケーブルで接続することで、パソコンPCで入力・編集したデータをテープTに印刷することもできる。テープ印刷装置1とパソコンPCとの通信接続状態は、装置本体2とパソコンPCとをケーブルで接続することで、通信接続待機状態となり、通信入力キー18のON操作により、通信接続可能状態へと切り替え可能となっている。すなわち、接続端子部30は、テープTの排出口とは反対側の装置ケース4に配設されているため、接続したケーブルやACアダプタのコードが、排出されたテープTを拾い上げる際に邪魔にならないようになっている。また、テープ印刷装置1は、背面を下にした立ち姿勢でも、パソコンPCで入力した印刷データをテープTに印刷することも可能である。
【0029】
なお、このようにテープ印刷装置1をパソコンPCと通信接続する場合、キーボード3は、特に使用する必要がないため、図1に示すように蓋体8に隠蔽されるようになる。
【0030】
露出ランプ群19は、三日月形状部9の中央部に配設された複数の表示ランプから構成されている。複数の表示ランプは、図示左側から、印刷表示ランプ40、電源表示ランプ41、ハーフカット表示ランプ42、通信表示ランプ43、およびトリム表示ランプ44の順に配列され、各種の動作状態に対応して点灯・消灯する。印刷表示ランプ40は、テープTに印刷中および印刷済みのテープTをフルカット動作中に点灯し、ハーフカット表示ランプ42は、印刷に先立ってテープTの先端部にハーフカットを行うように設定されている場合に点灯する(詳細は後述する)。また、通信表示ランプ43は、後述する通信入力キー18がONの状態のときに点灯し、トリム表示ランプ44は、トリム部7で印刷済みのテープTの隅部を成形切断中に点灯する。
【0031】
また、露出キー群10は、互いに近接して配設した左側の電源入力キー17と右側の通信入力キー18とから成る。電源入力キー17は、装置本体2の電源をON−OFF操作可能とするキーであり、また通信入力キー18は、パソコンPCとの通信接続をON−OFF操作可能とするキーである。
【0032】
次に、制御系の基本的な構成について説明する。図4のブロック図に示すようにキーボード3やディスプレイ14を有してユーザとのインタフェースを行う操作部11、印刷ヘッド(サーマルヘッド)122やテープ送り部120を有してポケットP内に装着したテープカートリッジCのテープTに印刷を行う印刷部12、印刷後のテープTの切断を行う切断部13、各種センサを有して各種検出を行う検出部15、各種ドライバを有して各部回路を駆動する駆動部270、および、テープ印刷装置1内の各部を制御する制御部200を備えている。このため、装置ケース4の内部には、印刷部12、切断部13、検出部15などの他、図外の回路基板が収納されている。この回路基板には、電源ユニットの他、駆動部270や制御部200の各回路などが搭載され、図外のACアダプタ接続口や外部から着脱可能なニッカド電池等の電池に接続されている。
【0033】
操作部11は、キーボード3とディスプレイ14とを備えている。ディスプレイ14は、横方向(X方向)約6cm×縦方向(Y方向)4cmの長方形の形状の内側に、96ドット×64ドットの表示画像データを表示可能な表示画面45を有し、ユーザがキーボード3からデータを入力して、キャラクタ列画像データなどの印刷画像データを作成・編集したり、その結果等を視認したり、キーボード3から各種指令・選択指示等を入力したりする際などに用いられる。
【0034】
キーボード3には、アルファベットキー群、数字キー群、平仮名や片仮名等の仮名キー群、および外字を呼び出して選択するための外字キー群等を含む文字キー群31の他、各種の動作モードなどを指定するための機能キー群32などが配列されている。機能キー群32には、印刷実行を指示する「印刷」キーの他、漢字変換や機能を選択する場合に、表示されている選択肢を選択する「選択」キー、カーソル位置(図6D12等参照)の文字を削除したり各種機能の操作中に操作の取り消しを行う「削除」キー、次に入力されるキャラクタ位置や操作の対象となる位置を示すカーソルKを移動するための「カーソル」キー(「↑」、「↓」、「→」、「←」)などが含まれる。また、印刷に先立ってテープTの先端部にハーフカットを行うよう指示する「ハーフカット」キーも含まれる。なお、当然ながら、これらのキー入力は、一般的なキーボードと同様に、各キー入力毎に個別にキーを設けて入力しても良いし、シフトキー等と組み合わせてより少ない数のキーを用いて入力しても良い。図4に示すように、キーボード3は、種々の指令およびデータを制御部200に入力する。
【0035】
テープ送り部120は、テープを送り出す送りモータ121を備え、送りモータ121の先端には図外の検出開口が形成された円盤が固着されている。さらに、その検出開口に臨むようにフォトセンサ等を有する回転速度センサ141が設けられていて、送りモータ121の回転速度を検出して制御部200に報告する。
【0036】
印刷部12には、開閉蓋5の内側に、テープカートリッジCを装着するためのポケットPが設けられていて、テープカートリッジCはこの開閉蓋5を開放した状態でポケットPに対して着脱される。テープカートリッジCには、カートリッジケース51の内部に一定の幅(4.5mm〜48mm程度)のテープTとインクリボンRとを収容されており、また、ポケットPに配設されたヘッドユニットに差し込むための貫通孔55が形成されている。また、相異なる幅等のテープTの種別を識別できるように、裏面に小さな複数の孔が設けられ、ポケットPには、この孔の有無を検出するマイクロスイッチなどのテープ識別センサ142が設けられていて、これにより、テープTの種別を検出できるようになっている。
【0037】
切断部13は、テープTを切断するフルカット用テープカッタ132aと、テープTの受像層Taおよび粘着層Tbのみを切断するハーフカット用テープカッタ132bと、任意長印刷などの場合に手動によりテープカッタ132a、132bを切断動作させるカットボタン133a、133bと、定長印刷などの場合に自動的にテープカッタ132a、132bを切断動作させるカッタモータ131と、を備えている。また、テープ印刷装置1では、モード設定によって、自動/手動を切り替えられるようにしている。このため、手動カットの場合、印刷が完了した時点で、ユーザが、装置ケース4に配設されたカットボタン133a、133bを押すことで、テープカッタ132a、132bが作動しテープTが所望の長さに切断される。また、自動カットの場合、印刷が終了して余白分だけテープ送りされ、それが停止すると同時に、カッタモータ131が駆動され、テープTの切断が行われる。
【0038】
また、モード設定によって自動に設定された場合は、後述するテープ識別センサ142により、テープ種別を検出し、その検出結果に基づいて、印刷に先立ち、テープTの先端部にハーフカットを行うか否かの設定がなされる。この場合のハーフカットとは、剥離層(剥離紙)Tcを剥離しやすくするため、テープTに剥離紙Tcのみを残したカットを施すものであり、これにより、テープTは、スリットの入ったタブ状のものが形成される(図8(a)参照)。なお、詳細については後述する。
【0039】
検出部15は、前述の回転速度センサ141、テープ識別センサ142を備えている。
【0040】
駆動部270は、ディスプレイドライバ271と、ヘッドドライバ272と、モータドライバ273とを備えている。ディスプレイドライバ271は、制御部200から出力される制御信号に基づき、その指示にしたがって、操作部11のディスプレイ14を駆動する。同様に、ヘッドドライバ272は、制御部200の指示にしたがって、印刷部12の印刷ヘッド122を駆動する。また、モータドライバ273は、印刷部12の送りモータ121を駆動する送りモータドライバ273dと、切断部13のカッタモータ131を駆動するカッタモータドライバ273cとを有し、同様に、制御部200の指示にしたがって、各モータを駆動する。
【0041】
制御部200は、CPU210、ROM220、キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)230、RAM240、周辺制御回路(P−CON)250を備え、互いに内部バス260により接続されている。ROM220は、CPU210で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラム領域221の他、キャラクタ一覧テーブル、色変換テーブルおよび文字修飾テーブルを含む制御データを記憶する制御データ領域222を有している。CG−ROM230は、テープ印刷装置1に用意されている記号、図形等のビットマップデータを記憶していて、文字等を特定するコードデータが与えられたときに、対応するビットマップデータを出力する。
【0042】
RAM(記憶装置)240は、電源キーの操作により電源がオフにされても、記憶したデータを保持しておくように図外のバックアップ回路によって電源の供給を受けており、各種レジスタ群241や、ユーザがキーボード3から入力した文字等のキャラクタデータを記憶するキャラクタデータ領域242、表示画面45の表示画像データを記憶する表示画像データ領域243、印刷画像データを記憶する印刷画像データ領域244、描画登録画像データを記憶する描画登録画像データ領域245の他、印刷履歴データ領域246やその他の色変換バッファなどの各種変換バッファ領域247などの領域を有し、制御処理のための作業領域として使用される。
【0043】
P−CON250には、CPU210の機能を補うとともに周辺回路とのインタフェース信号を取り扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSIなどにより構成されて組み込まれている。例えば、種々の計時を行うタイマ251などもP−CON250内の機能として組み込まれている。このため、P−CON250は、検出部15の各種センサやキーボード3と接続され、検出部15からの前述した各種検出信号およびキーボード3からの各種指令や入力データなどをそのままあるいは加工して内部バス260に取り込むとともに、CPU210と連動して、CPU210等から内部バス260に出力されたデータや制御信号を、そのままあるいは加工して駆動部270に出力する。
【0044】
そして、CPU210は、上記の構成により、ROM220内の制御プログラムにしたがって、P−CON250を介して各種検出信号、各種指令、各種データ等を入力し、CG−ROM230からのビットマップデータ、RAM240内の各種データ等を処理し、P−CON250を介して駆動部270に制御信号を出力することにより、印刷の位置制御や表示画面45の表示制御等を行うとともに、印刷ヘッド122を制御して所定の印刷条件でテープTに印刷するなど、テープ印刷装置1全体を制御している。
【0045】
ここで、テープ印刷装置1におけるハーフカットの設定方法について説明する。本発明のテープ印刷装置1は、前述の通り、テープ識別センサ142により、テープ種別を検出し、その検出結果に基づいて、印刷に先立ち、テープTの先端部ハーフカットを行うか否かの設定を行うものである。そこで、図5を参照しながら、本発明のハーフカットの設定方法の全体フローを説明する。なお、カットモードの設定は「手動モード」ではなく、「自動モード」に設定されているものとし、テープT(テープカートリッジC)は、電源をONにした後、装着されるものとする。また、テープ種別の検出は、剥離紙(剥離層)Tcを有するか否かを検出するものとする。
【0046】
図5に示すように、ユーザにより電源がONにされると、所定の初期設定が行われる(S11)。ここで、前回、テープ印刷装置1の電源をOFFにした際に、「ハーフカットON」の状態に設定されていた場合は、ハーフカットの設定が、「ハーフカットON」のまま維持する。一方、前回、テープ印刷装置1の電源をOFFした際に、「ハーフカットOFF」の状態に設定されていた場合は、ハーフカットの設定が、「ハーフカットOFF」となっているので、ここでは、「ハーフカットON」の状態に設定し、これに伴って三日月形状部9の中央部に配設されたハーフカット表示ランプ(以下、「ハーフカットLED」という)42は、点灯するものとする。
【0047】
ここで、ユーザにより「ハーフカット」キーが押下されると(S12:Yes)、ハーフカットLED42は消灯し、「ハーフカットOFF」に設定した旨を表示する(S13,図6D13参照)。さらに、この状態で、テープTが装着されて(S14,この場合、テープTは、剥離紙Tc付のものであっても、剥離紙Tcなしのものであっても良い)、「印刷」キーが押下されると(S15)、印刷に先立ったハーフカットは行われず、印刷を行った後、テープTの後端のフルカットのみが行われる(S16,図8(b)参照)。
【0048】
一方、ユーザにより「ハーフカット」キーの押下が行われなかった場合であって(S12:No)、その後、剥離紙Tc付のテープTが装着された場合は(S17)、(その後、「ハーフカット」キーが押下されず(S18:No))「印刷」キーが押下されると(S19)、印刷に先立って、テープTの先端部ハーフカットを行う(S20,図8(a)参照)。このように、ハーフカットを行うことにより、剥離紙Tcを容易に剥離することができる。具体的には、短冊状に切断されたテープTの端部をそれぞれ両手でつまみ、受像層Ta側を上向きにして、ハーフカット部を凸曲させると、ハーフカット部から自然に剥離される。すなわち、剥離層Tcを剥離しやすくすることで、ユーザの作業効率を向上させることができる。なお、ハーフカット後、印刷が行われ、テープTの後端のフルカットが行われる。
【0049】
ところで、ユーザにより、剥離紙Tc付のテープTが装着された後(S17)、「ハーフカット」キーが押下された場合は(S18:Yes)、ハーフカットLED42が消灯し、「印刷」キーが押下されると(S15)、印刷を行った後、フルカットのみを行う(図8(b)参照)。
【0050】
また、ユーザにより、剥離紙TcなしのテープT(テープT’:図8(b)参照)が装着された場合は(S21)、ハーフカットLED42を消灯すると共に、自動で「ハーフカットOFF」に設定した旨を表示する(S22,図7D21参照)。ここで、「ハーフカット」キーが押下されず(S23:No)、「印刷」キーが押下されると(S15)、印刷を行った後、フルカットのみを行う(S16)。一方、「ハーフカット」キーが押下された場合は(S23:Yes)、設定変更が無効である旨を表示する(S24,図7D24参照)。これは、剥離紙TcなしのテープT(テープT’)が装着されている場合は、ハーフカットを行っても意味がないためである。その後、「印刷」キーが押下されると(S15)、印刷を行った後、フルカットのみを行う(S16)。
【0051】
なお、テープTの送り出し中にテープT(カートリッジC)が離脱され、印刷不良となることを防ぐため、テープT(カートリッジC)の交換時(開閉蓋5の開蓋時)には電源が切れてしまうように構成された装置の場合は、電源ONの直後にテープ種を検出するよう構成することが好ましい。この場合、剥離紙付テープTを検出した場合には、上述の(S18)以降の処理を行い、剥離紙なしテープT’を検出した場合には、上述の(S22)以降の処理を行う。
【0052】
そこで、上述のように、テープTの交換時には電源が切れてしまうように構成された装置におけるハーフカットの設定方法を、図6および図7の画面表示45を参照し、操作手順に従って説明する。まず、剥離紙Tc付のテープを装着した場合について説明する。図6に示すように、剥離紙Tc付のテープを装着した後、電源キーをONにすると、テキスト入力画面を表示する(D11)。なお、画面表示45中の「丸付き数字1」は、テキスト1行目の入力であることを示す。また、このとき、ハーフカットLED42を点灯している。
【0053】
ここで、テキスト「山田 太郎」が入力され(D12)、さらに「ハーフカット」キーが押下されると、ハーフカットLED42を消灯すると共に、「ハーフカットOFF」に設定した旨を表示する(D13)。「ハーフカットOFF」に設定した旨を1〜2秒表示すると、画面はテキスト入力画面に遷移する(D14)。この状態で、さらに、「ハーフカット」キーが押下されると、ハーフカットLED42を点灯すると共に、「ハーフカットON」に設定した旨を表示する(D15)。
【0054】
次に、剥離紙TcなしのテープT(テープT’)を装着した場合について説明する。図7に示すように、剥離紙TcなしのテープT(テープT’)を装着した後、電源キーをONにすると、自動で「ハーフカットOFF」に設定した旨を表示する(D21)。また、このときハーフカットLED42は消灯している。さらに、これを1〜2秒表示すると、画面はテキスト入力画面に遷移する(D22)。
【0055】
ここで、テキスト「山田 太郎」が入力され(D23)、「ハーフカット」キーが押下されると、ハーフカット不可のテープが装着されているため、設定変更が無効である旨を表示する(D24)。これを1〜2秒表示した後、画面はテキスト入力画面に遷移する(D25)。
【0056】
以上、説明したとおり、本発明のハーフカット装置およびこれを備えたテープ印刷装置並びにハーフカット方法によれば、テープTの種別を検出し、その検出結果に従って、印刷に先立ち、テープTの先端部にハーフカットを行うか否かを自動的に設定することができる。従って、ハーフカットを行っても意味がないテープT(剥離紙Tcが存在しないものなど)を使用する場合、ユーザは、ハーフカットを行わないように設定を切り替える必要がないため、操作を簡素化することができる。また、剥離紙Tcを有するテープTを使用する場合は、ユーザの指示に従って、ハーフカットを行わないように設定を切り替えることもできる。さらに、ハーフカットLED42によって、ハーフカットが行われるか否かをユーザに報知したり、ハーフカットの設定が変更された場合は、表示画面45にその旨が表示されるため、操作性が向上する。
【0057】
なお、上記実施例において、テープTの種別は、テープカートリッジCの裏面に形成された孔の有無を検出することにより判別するものとしたが、テープカートリッジCに識別テープを貼着するなど(例えば、剥離紙Tc付のテープの場合には黒色の識別テープを貼着し、剥離紙Tcなしのテープの場合には白色の識別テープを貼着するなど)して、検出するようにしても良い。
【0058】
なお、上記実施例において、テープTの検出は、剥離紙Tc付であるか否かを検出するものとしたが、剥離紙Tcの有無だけでなく、テープTの材質など、テープTに関する具体的な情報を検出できるよう構成することが好ましい。この構成によれば、剥離紙Tc付であっても磁石層を有するなど、ハーフカットを行うことで刃を痛めてしまうようなテープTを検出した場合は、ハーフカットを行わないように設定することができる。なお、この場合は、フルカットも行わないよう構成することが好ましい。これにより、誤ってカットを行い、刃を痛めてしまうなどの問題を解消することができる。
【0059】
また、受像層Taに厚みがあるためハーフカットできないテープを検出した場合も、ハーフカットを行わないように設定することが好ましい。このように、ハーフカットを行う必要のないテープ状部材に対してハーフカットを行わないことにより、ハーフカットに要するテープ先端部の不要部分(テープの先端部Tpより図示左側部分:図8(a)参照)を無くすことができる。
【0060】
また、本発明のハーフカッタ132bは、受像層Taおよび粘着層Tbを切断するものであるが、剥離層Tcのみをカットすることにより、剥離層Tcを剥がし易くしても良い。また、ハーフカット用とフルカット用の2種類のカッタを用いるのではなく、1のカッタでハーフカットとフルカットの切断が可能な装置においても、本発明のハーフカット方法を適用可能である。
【0061】
【発明の効果】
上述のように、本発明のハーフカット装置およびこれを備えたテープ印刷装置並びにハーフカット方法によれば、検出したテープ種類に基づいて、ハーフカットを行うか否かの設定を行うことで操作を簡素化することができる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るハーフカット装置を備えたテープ印刷装置の外観斜視図である。
【図2】図1のテープ印刷装置の蓋体を開蓋した状態の外観斜視図である。
【図3】図1のテープ印刷装置の蓋体を閉蓋し、且つ開閉蓋を開放してテープカートリッジを装着した状態の外観斜視図である。
【図4】図1に示すテープ印刷装置の制御系のブロック図である。
【図5】図1のテープ印刷装置におけるハーフカット設定方法の全体フローを示す説明図である。
【図6】剥離紙付きのテープを装着した場合のハーフカット設定方法の一例を画面表示で示す説明図である。
【図7】剥離紙なしのテープを装着した場合のハーフカット設定方法の一例を画面表示で示す説明図である。
【図8】図1に示すテープ印刷装置に用いるテープの積層構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置
3 キーボード
C テープカートリッジ
11 操作部
12 印刷部
13 切断部
15 検出部
31 文字キー群
32 機能キー群
42 ハーフカット表示ランプ(ハーフカットLED)
45 表示画面
200 制御部
210 CPU
220 ROM
230 CG−ROM
240 RAM
K カーソル
T テープ
T’ テープ(剥離紙なしのもの)
Ta 受像層
Tb 粘着材層
Tc 剥離紙層
Tp テープ先端部
Claims (7)
- テープカッタを用いて、受像層と剥離層とを有するテープ状部材を切断可能な切断装置であって、
前記テープ状部材の受像層のみを切断可能なハーフカッタと、前記テープ状部材の受像層よび剥離層を切断可能なフルカッタと、を含むテープカッタと、
前記テープ状部材の材質および前記剥離層の有無を検出するテープ検出手段と、
前記テープ検出手段の検出結果に基づいて、前記テープカッタを駆動するか否かを設定するテープカッタ駆動設定手段と、
前記テープカッタ駆動設定手段により前記テープカッタを駆動するように設定された場合、前記テープカッタを駆動して前記テープ状部材を切断するテープカット手段と、を備え、
前記テープカッタ駆動設定手段は、前記テープ検出手段の検出結果に基づいて、前記ハーフカッタを駆動するか否か、および前記フルカッタを駆動するか否かを、それぞれ設定することを特徴とする切断装置。 - 前記テープカッタ駆動設定手段は、前記テープ検出手段の検出結果から、前記テープ状部材に前記剥離層が存在しないと判別した場合は、前記ハーフカッタを駆動しないように設定し、前記テープ検出手段の検出結果から、前記テープ状部材がカッタを痛めてしまうような材質であることを検出した場合は、前記ハーフカッタおよび前記フルカッタの両方を駆動しないように設定することを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
- 前記テープ検出手段は、電源ONの直後に前記テープ状部材の種類を検出することを特徴とする請求項2に記載の切断装置。
- 前記テープ検出手段の検出結果から、前記テープ状部材に前記剥離層が存在しないと判別した場合、前記電源ONの直後に、前記ハーフカッタを駆動しないように設定する旨を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の切断装置。
- 前記ハーフカッタを駆動するように設定するか否かを指示するハーフカッタ駆動指示手段を更に備え、
前記表示手段は、前記テープ検出手段の検出結果から、前記テープ状部材に前記剥離層が存在しないと判別した場合に、前記ハーフカッタ駆動指示手段により前記ハーフカッタを駆動するように設定する指示があった時、前記テープカッタを駆動するか否かに関する設定変更が無効である旨を表示することを特徴とする請求項4に記載の切断装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の切断装置と、
前記テープ状部材に印刷を行う印刷装置と、を備えたことを特徴とするテープ印刷装置。 - テープカッタを用いて、受像層と剥離層とを有するテープ状部材を切断する切断方法であって、
前記テープカッタは、前記テープ状部材の受像層のみを切断可能なハーフカッタと、前記テープ状部材の受像層よび剥離層を切断可能なフルカッタと、を含み、
前記テープ状部材の材質および前記剥離層の有無を検出するテープ検出工程と、
前記テープ検出工程の検出結果に基づいて、前記テープカッタを駆動するか否かを設定するテープカッタ駆動設定工程と、
前記テープカッタ駆動設定工程において前記テープカッタを駆動するように設定された場合、前記テープカッタを駆動して前記テープ状部材を切断するテープカット工程と、を備え、
前記テープカッタ駆動設定工程では、前記テープ検出工程における検出結果に基づいて、前記ハーフカッタを駆動するか否か、および前記フルカッタを駆動するか否かを、それぞれ設定することを特徴とする切断方法。
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