JP2556231C - - Google Patents

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JP2556231C
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【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明は、長尺テープ状の印刷媒体に、語句や名称などの比較的簡単な文を印
刷してラベルを作成するテープ印刷装置に関する。 【従来の技術】 近年、例えば紙やプラスチックフィルム製のテープに、所望の文字,記号など
を印刷することができるテープ印刷装置が供されてきている。このものは、多数
個の文字キーや機能キーなどからなるキーボードや液晶ディスプレイからなる表
示部を備えた入力操作部と、長尺のテープを長手方向に送りつつ印刷ヘッドによ
る印刷を行う印刷部を有して構成されている。 そして、使用者が表示部を見ながらキーボードを操作して所望の文字データ等
を入力した後、キーボードにより印刷動作の実行を指示すると、図7に示すよう に、印刷用紙Pに所望のキャラクタC(例えば文字「ABCD」)が印刷された
ラベルが得られるようになっている。 而して、このようなテープ印刷装置にあっては、テープ状の印刷用紙Pに、1
行だけでなく、例えば図8に示すように、該印刷用紙Pの幅寸法に応じて複数行
(この場合2行)にわたって印刷することができるものも考えられている。この
ものは、使用者が、まずキーボードにより1行目の入力を行うことを選択したの
ち、例えば「ABCD」の文字データを入力し、次に2行目の入力を行うことを
選択して「EFGH」の文字データを入力し、この後、印刷実行を指定するとい
った手順の操作を行うようになっていた。 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上述のような従来のテープ印刷装置にあっては、複数行にわた
っての印刷を行いたい際に、使用者は、1行毎に、これから何行目の入力を行う
といった指定を行わなければならず、操作が面倒で、使い勝手の悪いものとなっ
ていた。 特に、入力されたデータ(テキスト)を行間に跨がって編集するような場合、
例えば2行目の文字を1行目に続けるようにして1行にまとめるといった変更を
行う場合には、何行目かの指定を新たにし直さなければならず、その操作が非常
に面倒なものとなっていた。 一方ワードプロセッサでは、1ページに行数と1行内の文字数を設定して、文
字数が1行を超えれば自動的に改行し、行数が1ページを超えれば次ページに移
るようにしている。しかしテープ印刷装置ではラベルに印刷するキャラクタ列の
性質からしてキャラクタ列を自動的に分断することができない。また任意の長さ
のラベルを作成するために、改行指令がない限り長尺のテープ状印刷媒体に連続
して印刷するようになっており、ワードプロセッサのように自動的に改行したり
次ページに移るような制御ができない。つまり、テープ印刷装置では、テープに
印刷できる行数に合わせて、データを入力しなければならない。 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、複数行にわたっての
印刷を可能にしたものにおいて、使用者の使い勝手を良好にするとともに印刷で
きるデータ量を超えて入力するのを防止することができるテープ印刷装置を提供 するにある。 【課題を解決するための手段】 本発明のテープ印刷装置は、所定幅の長尺テープ状の印刷媒体に、その幅方向
において1行あるいは所定行数までの複数行にわたって文字,記号等のキャラク
タを印刷するものであって、前記キャラクタのデータを入力するためのキャラク
タデータ入力手段と、改行データを入力するための改行データ入力手段と、この
改行データ入力手段による前記所定行数に対応する個数以上の改行データの入力
を禁止する禁止手段と、前記キャラクタデータ入力手段及び改行データ入力手段
により入力されたキャラクタデータ及び改行データに基づいて前記印刷媒体に印
刷を実行する印刷手段を具備するところに特徴を有するものである。 上記テープ印刷装置においてさらに、行数を表示するとともに、前記改行デー
タ入力手段からの改行データの入力により、行数の表示に対応して前記キャラク
タデータ入力手段から入力されたキャラクタデータを表示する表示手段を具備す
ることができる。 また本発明のテープ印刷装置は、所定幅の長尺印刷媒体テープにその幅方向に
おいて印刷可能な最大行数以下の行数に文字、記号等のキャラクタを、印刷ヘッ
ドとテープをそのテープの長手方向に相対移動して印刷するものであって、前記
キャラクタのデータとともに改行データを入力するための入力手段と、前記改行
データによる改行数をチェックし、前記最大行数を超える行のデータ入力を禁止
する禁止手段と、前記入力手段により入力されたキャラクタのデータを、前記改
行データに基づいて前記テープの幅方向に行を配置した状態でそのテープの長手
方向に順次印刷する印刷手段を具備する構成とすることができる。 さらに本発明のテープ印刷装置は、所定幅の長尺テープ状の印刷媒体に、その
幅方向において1行あるいは所定行数までの複数行にわたって文字、記号等のキ
ャラクタを、印刷ヘッドとテープをそのテープの長手方向に相対移動して印刷す
るものであって、前記キャラクタのデータを入力するためのキャラクタデータ入
力手段と、改行データを入力するための改行データ入力手段と、前記改行データ
による改行数をチェックし、前記テープの幅方向において印刷可能な前記所定行
数を超える行のデータ入力を禁止する禁止手段と、行数を表示するとともに、前 記改行データ入力手段からの改行データの入力により、行数の表示に対応して前
記キャラクタデータ入力手段から入力されたキャラクタデータを表示する表示手
段と、前記キャラクタデータ入力手段により入力されたキャラクタのデータを、
前記改行データ入力手段により入力された改行データに基づいて前記テープ状印
刷媒体の幅方向に行を配置した状態でそのテープ状印刷媒体の長手方向に印刷す
る印刷手段を具備する構成とすることもできる。 また 上記テープ印刷装置において、好ましくは前記印刷手段は、入力された行
数に応じたキャラクタの大きさにて印刷を実行する構成とすることができる。 【作用】 上記手段によれば、使用者は、キャラクタデータ入力手段により印刷媒体に印
刷すべき所望のキャラクタのデータを入力することができる。そして、改行デー
タ入力手段により所望の位置に改行データを入力することができ、印刷手段によ
って、その位置で行を変えてその後のキャラクタデータを次の行に移した印刷を
行わせることができる。 したがって使用者は、どの行にどのキャラクタデータを配置するかをいちいち
指定する必要はなく、改行データを改行したい所望の位置に入力するだけで自動
的に改行がなされるものであるから、キャラクタデータの入力あるいは編集の際
に、フレキシブルに改行を指定することができる。 この場合、表示手段に行数が表示され、この行数の表示に対応してキャラクタ
のデ─タが表示されるので、小さな表示手段でも、何行目を入力しているのか、
また何行目が表示されているのか容易に知ることができ、入力作業や編集作業が
しやすい。 また、禁止手段により、印刷可能な所定行数に対応する個数以上の改行が禁止
されているから、印刷不能な行数にわたるキャラクタデータの入力が未然に防止
されるものである。 これにより、使用者は、所望の位置にて改行がなされるようなキャラクタデー
タを容易に入力することができ、印刷手段により、テープ状の印刷媒体に、所定
の位置で改行した所望の形態のキャラクタの印刷を行わせることができるもので
ある。 【実施例】 以下、本発明の一実施例について、図1乃至図6を参照して説明する。まず、
図2乃至図4に基づいて、本実施例に係るテープ印刷装置の概略構成について述
べる。図3はテープ印刷装置の本体1を示しており、この本体1は、大きく分け
て、前側に位置する入力操作部2と、後側に位置する印刷手段としての印刷部3
とから構成されている。 前記入力操作部2には、キーボード4及び液晶ディスプレイ5が設けられてい
る。このうちキーボード4には、アルファベットや数字等の文字や各種の記号等
のキャラクタを入力するための多数個のキャラクタキー6が設けられていると共
に、各種の機能キー7が設けられている。詳しく図示はしないが、機能キー7に
は、カーソルキーや印刷実行キー,改行データを入力するための改行キー等が含
まれている。 また、前記液晶ディスプレイ5には、キーボード4の操作により入力されたキ
ャラクタや、改行マーク,あるいは各種のメッセージが表示されるようになって
いる。これにて、この入力操作部2が、後述する印刷媒体に印刷すべきキャラク
タのデータを入力するためのキャラクタデータ入力手段、及び、改行データを入
力するための入力手段として機能するようになっている。尚、本実施例では、前
記液晶ディスプレイ5は2行の表示が可能とされている。 一方、前記印刷部3には、後述するテープカセット8が交換可能にセットされ
るテープカセット装着部9が設けられている。このテープカセット装着部9には
、リボン巻取軸10及びテープ送り軸11が設けられ、さらに、図4にも示すよ
うに、サーマル印刷ヘッド12が設けられていると共に、後述するローラホルダ
13及びカッター機構14(共に図4にのみ図示)が設けられている。 前記リボン巻取軸10及びテープ送り軸11は、パルスモータ15(図2にの
み図示)により駆動されるようになっている。また、前記サーマルヘッド12は
、後述する印刷媒体に印刷を行うためのもので、複数個の発熱素子を縦方向に並
設して構成されている。 ここで、前記テープカセット8について詳述する。図4は、テープカセット装
着部9にテープカセット8がセットされた様子を、テープカセット8の上ケース を取除いた状態で示している。このテープカセット8は、前記上ケースと下ケー
ス16aとからなるケース16内に、以下のような機構を組込んで構成されてい
る。 即ち、ケース16は全体として矩形箱状をなし、その前面(図4で下側の面)
の左端部分に開口部17を有している。このケース16内の図で右側上部に位置
して、印刷媒体としての例えば長尺なテープ状の透明フィルム18が巻回された
テープスプール19が回転自在に設けられ、図でその下方に位置して、長尺なサ
ーマルインクリボン20が巻回されたリボンスプール21が回転自在に設けられ
ている。さらに、ケース16内の図で左側には、外面側にのみ剥離紙が付された
長尺な両面粘着テープ22が巻回された粘着テープスプール23がやはり回転自
在に設けられている。 そして、前記粘着テープスプール23の図で下方には、前記サーマルヘッド1
2が挿通される穴部16bが形成されている。また、ケース16内の図で左下の
隅部には、圧接ローラ25が設けられている。さらに、ケース16内のほぼ中心
部分には、リボン巻取スプール24が設けられている。 このリボン巻取スプール24は、前記リボン巻取軸10に連結されて回転され
るようになっている。これにて、前記リボンスプール21から引出されたサーマ
ルインクリボン20は、ケース16内に設けられた案内ローラ26,27,28
等により前記サーマルヘッド12部分に案内されて印刷に供された後、リボン巻
取スプール24に巻取られるようになっている。 一方、前記ローラホルダ13は、上記テープカセット8の前面部分に位置して
、右端部の軸29を中心に図4に示すセット位置と左端部側がテープカセット8
から離れるリリース位置との間で回動可能に設けられ、その左端部側にはケース
16の開口部17に臨むプラテンローラ30及びテープ送りローラ31を備えて
構成されている。 セット位置においては、前記プラテンローラ30が前記サーマルヘッド12に
接して前記フィルム18及びサーマルインクリボン20を受けるようになってお
り、また、テープ送りローラ31は、前記圧接ローラ25に圧接すると共に、前
記テープ送り軸11に連結され、前記フィルム18及び両面粘着テープ22の送 りを行うようになっている。 これにて、前記テープスプール19から引出されたフィルム18は、案内ロー
ラ32に掛渡された後、前記サーマルインクリボン20と重ね合わされた状態で
、サーマルヘッド12とプラテンローラ30との間に送られて、所定のキャラク
タの印刷が行われるようになっている。 そして、この後、印刷が行われたフィルム18は、サーマルインクリボン20
とは離され、粘着テープスプール23から引出された両面粘着テープ22と重ね
合わされた状態で、圧接ローラ25とテープ送りローラ31との間を通され、ケ
ース16の開口部17の左端部から排出される。このとき、印刷が行われたフィ
ルム18の裏面に、裏面側に剥離紙が付された両面粘着テープ22が貼付けられ
るようになっている。 さらに、開口部17から排出された両面粘着テープ22付のフィルム18は、
テープカセット8の左側に位置して設けられたカッター機構14により、所定の
長さで切断され、以て所定の印刷がなされたラベルが形成されるようになってい
る。詳細な説明は省略するが、このカッター機構14は、固定刃に対して接離及
びスライド移動する可動刃を有して構成され、鋏の如く、前記フィルム18(ラ
ベル)を両刃間に挟んだ状態で、DCモータ33の駆動により可動刃を移動させ
て切断動作を行うようになっている。 尚、図3に示すように、前記印刷部3には、テープカセット装着部9にセット
されたテープカセット8を開閉可能に覆うカバー34が設けられており、テープ
カセット8の交換作業などは、このカバー34を開放して行われるようになって
いる。 さて、図2に示すように、本体1内には、上記した各機構を制御するための制
御装置35が設けられている。この制御装置35は、マイクロコンピュータを主
体として構成され、CPU36,ROM37,RAM38等を備えている。前記
CPU36には前記キーボード4が接続されていると共に、前記液晶ディスプレ
イ5を駆動する液晶ディスプレイ駆動回路39,前記パルスモータ15を駆動す
るパルスモータ駆動回路40,前記DCモータ33を駆動するDCモータ駆動回
路41,前記サーマルヘッド12を駆動するサーマルヘッド駆動回路42が、夫 々接続されている。 そして、前記ROM37には、表示用及び印刷用のキャラクタジェネレータや
、各種の制御用プログラムが記憶されている。また、前記RAM38は、入力さ
れたキャラクタデータ等からなるテキストを記憶するテキストデータ記憶領域を
有すると共に、印刷の際に前記テキスト等に基づいて印刷パターンを展開するイ
メージバッファ等を有して構成されている。 これにて、使用者がキーボード4を操作して、所望のキャラクタのデータ及び
改行データ等(テキスト)を入力すると、そのキャラクタCや改行マークRが液
晶ディスプレイ5に表示されるようになる(図5参照)と共に、作成されたテキ
ストのデータがRAM38に記憶される。この際、使用者が液晶ディスプレイ5
を見ながらキーボード4を操作することにより、テキストの編集なども行うこと
ができるようになっている。 また、この後、使用者が機能キー7を操作して印刷実行の指令を行うことによ
り、前記RAM38に記憶されたテキストのデータが、イメージバッファに展開
され、これに基づいてサーマルヘッド12が駆動されると共に、パルスモータ1
5及びDCモータ33が駆動され、以て、前記フィルム18にキャラクタCを印
刷してラベルを形成する印刷動作が実行されるのである。尚、本実施例では、前
記フィルム18に最大5行までの印刷を実行することが可能とされている。 そして、後述するフローチャートの説明にて明らかとなるように、制御装置3
5は、そのソフトウエア構成により、使用者がキーボード4を操作してテキスト
を作成する際に、印刷可能な最大行数(この場合5行)に対応する個数即ち5個
以上の改行データが入力されることを禁止する禁止手段として機能するようにな
っている。 次に、上記構成の作用について述べる。テープ印刷装置の電源が投入されると
、図1のフローチャートに示す手順にて処理が行われる。尚、ここでは、図6に
示すように、フィルム18に、「A」〜「S」のキャラクタCを5行にわたって
印刷する場合を具体例としてあげながら説明する。 即ち、電源が投入されると、まず初期設定の処理が行われ(ステップS1)、
使用者によるキー入力が可能となる(ステップS2)。ここで、使用者がキーボ ード4のキャラクタキー6等を操作してキャラクタCのデータを入力した場合に
は(ステップS2及びステップS3にてYes)、入力されたキャラクタデータ
がRAM38に記憶されると共に、液晶ディスプレイ5に表示が行われる(ステ
ップS4)。 上記の例の場合には、使用者は、まず、キャラクタキー6により、「ABCD
」のデータを順に入力し、このとき、図5(a)に示すように、液晶ディスプレ
イ5の1行目(上段)には、行数を表すための数字「1」及びコロン「:」が表
示され、これに引続いて「ABCD」が表示される。 そして、使用者が、その位置で行を変えてその後のキャラクタデータを次の行
に移したい場合には、改行キーを操作して改行データを入力する(ステップS2
にてYes、ステップS3にてNo、ステップS5にてYes)。すると、まず
、今までの改行データの個数のチェックがなされ(ステップS6)、改行データ
がすでに4個存在しているかが判断される(ステップS7)。4個未満であった
場合には(ステップS7にてNo)、ステップS5の改行データが受け付けられ
て、液晶ディスプレイ5に改行マークRの表示が行われ、カーソルが次の行の先
頭に移行する(ステップS8)。 上記の例では、「ABCD」の入力後、改行キーを操作すると、液晶ディスプ
レイ5には、「D」の文字の次に改行マークRが表示され、カーソルが2行目の
先頭(「2:」の次)に移行する。そこで、使用者は、ステップS2に戻って「
EFGH」を順に入力すると(ステップS2及びステップS3にてYes)、図
5(b)に示すように、1行目に「ABCD」、2行目に「EFGH」が表示さ
れることになる(ステップS4)。 このような「EFGH」のキャラクタデータの入力後、再びステップS2にて
改行データを入力すると(ステップS2にてYes、ステップS3にてNo、ス
テップS5にてYes)、図5(c)に示すように、液晶ディスプレイ5は1行
分だけスクロールし(ステップS6、ステップS7にてNo、ステップS8)、
3行目(「3:」)が現われるようになる。以下、同様に、3行目に「IJKL
」を入力しさらに改行データを入力すると、図5(d)に示すように4行目(「
4:」)が現われ、さらに、「MNOP」を入力しさらに改行データを入力する と5行目が現われる。ここまでで、入力された改行データ(改行マークR)の数
は4個となる。 そして、図5(e)に示すように、5行目に「QRS」のキャラクタデータを
入力する。すると、カーソルが「S」の次の位置にくるが、ここでは、すでに4
個の改行データが入力されているので、それ以上の改行データの入力が禁止され
ている。従って、もし次に改行キーを操作しても、ステップS7にてNoとなり
、エラー表示あるいはアラームによるエラー報知がなされるようになるのである
(ステップS9)。 以上のように、キャラクタデータ及び改行データ(テキスト)の入力がなされ
た後、使用者により例えば印刷実行キーが操作されると、ステップS10のその
他の処理において、印刷が実行される。これにより、図6に示すように、フィル
ム18に、「ABCD」,「EFGH」,「IJKL」,「MNOP」,「QR
S」というキャラクタCが5行にわたって印刷される。 尚、図1のフローチャートには具体的に示してはいないが、前述のように本実
施例のテープ印刷装置は、前記キャラクタデータや改行データの、修正,加入,
削除,移動,コピー,合成といったテキスト編集機能をも備え、使用者のキー操
作により所望の編集を行い得るようになっている。また、印刷にあたっては、入
力された行数に応じたキャラクタの大きさにて印刷がなされるようになっている
。従って、従来例で説明した図7及び図8に示すような、1行あるいは2行など
の印刷の実行も可能であることは勿論である。 そして、詳しい説明は省略するが、前記5行にわたるキャラクタCを1ブロッ
クとみなし、新たなブロックに係るキャラクタデータの入力を可能とする改ブロ
ックの機能が設けられている。この改ブロックは、キーボード4の改ブロックキ
ーが操作されたときにのみ行われるようになっており、この改ブロック機能を使
用することにより、前記フィルム18に各ブロックを横に並べて印刷することが
可能とされている。 このように本実施例によれば、改行キーの操作により、テキスト中の所望の位
置に改行データを入力することによって、その位置で行を変えてその後のキャラ
クタデータを次の行に移した印刷を行うことができるようになった。従って、従 来のものと異なって、使用者は、どの行にどのキャラクタデータを配置するかを
いちいち指定する必要はなく、改行データをテキストデータ中の所望の位置に入
力するだけで自動的に改行がなされ、キャラクタデータの入力あるいはテキスト
編集の際に、フレキシブルに改行を指定することができる。 しかも、印刷可能な所定行数に対応する個数以上の改行データの入力を禁止す
るようにしているから、使用者が誤って印刷不能な行数にわたるテキストを作成
してしまうといったことが未然に防止されるものである。 この結果、使用者は、所望の位置にて改行がなされたテキストを容易に作成す
ることができて所望の印刷を行わせることができ、従来に比べて使い勝手を十分
に向上させ得るものである。 尚、上記実施例では透明フィルム18に印刷を行う場合を例としたが、印刷媒
体としては、テープ状の紙であっても良く、また、必ずしも裏面に両面粘着テー
プ22を貼付ける構成としなくとも良いなど、本発明は要旨を逸脱しない範囲内
で適宜変更して実施し得ることが可能である。 【発明の効果】 以上の説明にて明らかなように、本発明のテープ印刷装置によれば、複数行に
わたっての印刷を可能としたものにおいて、キャラクタデータの入力あるいは編
集の際に、フレキシブルに改行を指定したり、行数を容易に知ることができ、使
用者の使い勝手を良好とすることができる。また使用者の意図したキャラクタの
配列が印刷不能な行数にわたるときキャラクタデータの入力を未然に防止するこ
とができ、誤印刷したり、意図しない印刷結果になることを防止することができ
るという優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例を示す全体の処理手順のフローチャート 【図2】 電気的構成を概略的に示すブロック図 【図3】 テープカセットを取外して示す全体の平面図 【図4】 テープカセット部分を示す拡大平面図 【図5】 液晶ディスプレイの表示の一例を示す平面図 【図6】 フィルムの印刷例を示す図 【図7】 従来例を示す印刷例を示す図 【図8】 異なる印刷例を示す図 【符号の説明】 図面中、1はテープ印刷装置本体、2は入力操作部(キャラクタデータ入力手
段,改行データ入力手段)、3は印刷部、4はキーボード、5は液晶ディスプレ
イ、8はテープカセット、9はテープカセット装着部、12はサーマルヘッド、
14はカッター機構、16はケース、18は透明フィルム(印刷媒体)、20は
サーマルインクリボン、22は両面粘着テープ、25は圧接ローラ、30はプラ
テンローラ、31はテープ送りローラ、35は制御装置(禁止手段)、36はC
PU、37はROM、38はRAM、Cはキャラクタ、Rは改行マークを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定幅の長尺テープ状の印刷媒体にその幅方向において1行あ
    るいは所定行数までの複数行にわたって文字、記号等のキャラクタを印刷するも
    のであって、 前記キャラクタのデータを入力するためのキャラクタデータ入力手段と、 改行データを入力するための改行データ入力手段と、 この改行データ入力手段による前記所定行数に対応する個数以上の改行データ
    の入力を禁止する禁止手段と、 前記キャラクタデータ入力手段及び改行データ入力手段により入力されたキャ
    ラクタデータ及び改行データに基づいて前記印刷媒体に印刷を実行する印刷手段
    を具備することを特徴とするテープ印刷装置。 【請求項2】 請求項1において、さらに 行数を表示するとともに、前記改行データ入力手段からの改行データの入力に
    より、行数の表示に対応して前記キャラクタデータ入力手段から入力されたキャ
    ラクタデータを表示する表示手段 を具備することを特徴とするテープ印刷装置。 【請求項3】 所定幅の長尺印刷媒体テープにその幅方向において印刷可能な
    最大行数以下の行数に文字、記号等のキャラクタを、印刷ヘッドとテープをその
    テープの長手方向に相対移動して印刷するものであって、 前記キャラクタのデータとともに改行データを入力するための入力手段と、 前記改行データによる改行数をチェックし、前記最大行数を超える行のデータ
    入力を禁止する禁止手段と、 前記入力手段により入力されたキャラクタのデータを、前記改行データに基づ
    いて前記テープの幅方向に行を配置した状態でそのテープの長手方向に順次印刷
    する印刷手段 を具備することを特徴とするテープ印刷装置。 【請求項4】 所定幅の長尺テープ状の印刷媒体に、その幅方向において1 行あるいは所定行数までの複数行にわたって文字、記号等のキャラクタを、印刷
    ヘッドとテープをそのテープの長手方向に相対移動して印刷するものであって、 前記キャラクタのデータを入力するためのキャラクタデータ入力手段と、 改行データを入力するための改行データ入力手段と、 前記改行データによる改行数をチェックし、前記テープの幅方向において印刷
    可能な前記所定行数を超える行のデータ入力を禁止する禁止手段と、 行数を表示するとともに、前記改行データ入力手段からの改行データの入力に
    より、行数の表示に対応して前記キャラクタデータ入力手段から入力されたキャ
    ラクタデータを表示する表示手段と、 前記キャラクタデータ入力手段により入力されたキャラクタのデータを、前記
    改行データ入力手段により入力された改行データに基づいて前記テープ状印刷媒
    体の幅方向に行を配置した状態でそのテープ状印刷媒体の長手方向に印刷する印
    刷手段 を具備することを特徴とするテープ印刷装置。 【請求項6】 請求項1、3または4において、 前記印刷手段は、入力された行数に応じたキャラクタの大きさにて印刷を実行
    することを特徴とするテープ印刷装置。

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