JP2556231B2 - テープ印刷装置 - Google Patents

テープ印刷装置

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JP2556231B2
JP2556231B2 JP3358985A JP35898591A JP2556231B2 JP 2556231 B2 JP2556231 B2 JP 2556231B2 JP 3358985 A JP3358985 A JP 3358985A JP 35898591 A JP35898591 A JP 35898591A JP 2556231 B2 JP2556231 B2 JP 2556231B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺テープ状の印刷媒
体に、語句や名称などの比較的簡単な文を印刷してラベ
ルを作成するテープ印刷装置に関する。
【従来の技術】近年、例えば紙やプラスチックフィルム
製のテープに、所望の文字,記号などを印刷することが
できるテープ印刷装置が供されてきている。このもの
は、多数個の文字キーや機能キーなどからなるキーボー
ドや液晶ディスプレイからなる表示部を備えた入力操作
部と、長尺のテープを長手方向に送りつつ印刷ヘッドに
よる印刷を行う印刷部を有して構成されている。そし
て、使用者が表示部を見ながらキーボードを操作して所
望の文字データ等を入力した後、キーボードにより印刷
動作の実行を指示すると、図7に示すように、印刷用紙
Pに所望のキャラクタC(例えば文字「ABCD」)が
印刷されたラベルが得られるようになっている。而し
て、このようなテープ印刷装置にあっては、テープ状の
印刷用紙Pに、1行だけでなく、例えば図8に示すよう
に、該印刷用紙Pの幅寸法に応じて複数行(この場合2
行)にわたって印刷することができるものも考えられて
いる。このものは、使用者が、まずキーボードにより1
行目の入力を行うことを選択したのち、例えば「ABC
D」の文字データを入力し、次に2行目の入力を行うこ
とを選択して「EFGH」の文字データを入力し、この
後、印刷実行を指定するといった手順の操作を行うよう
になっていた。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のテープ印刷装置にあっては、複数行にわた
っての印刷を行いたい際に、使用者は、1行毎に、これ
から何行目の入力を行うといった指定を行わなければな
らず、操作が面倒で、使い勝手の悪いものとなってい
た。特に、入力されたデータ(テキスト)を行間に跨が
って編集するような場合、例えば2行目の文字を1行目
に続けるようにして1行にまとめるといった変更を行う
場合には、何行目かの指定を新たにし直さなければなら
ず、その操作が非常に面倒なものとなっていた。一方ワ
ードプロセッサでは、1ページに行数と1行内の文字数
を設定して、文字数が1行を超えれば自動的に改行し、
行数が1ページを超えれば次ページに移るようにしてい
る。しかしテープ印刷装置ではラベルに印刷するキャラ
クタ列の性質からしてキャラクタ列を自動的に分断する
ことができない。また任意の長さのラベルを作成するた
めに、改行指令がない限り長尺のテープ状印刷媒体に連
続して印刷するようになっており、ワードプロセッサの
ように自動的に改行したり次ページに移るような制御が
できない。つまり、テープ印刷装置では、テープに印刷
できる行数に合わせて、データを入力しなければならな
い。本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、複数行にわたっての印刷を可能にしたものにおい
て、使用者の使い勝手を良好にするとともに印刷できる
データ量を超えて入力するのを防止することができるテ
ープ印刷装置を提供するにある。
【課題を解決するための手段】本発明のテープ印刷装置
は、所定幅の長尺テープ状の印刷媒体に、その幅方向に
おいて1行あるいは所定行数までの複数行にわたって文
字,記号等のキャラクタを印刷するものであって、前記
キャラクタのデータを入力するためのキャラクタデータ
入力手段と、改行データを入力するための改行データ入
力手段と、この改行データ入力手段による前記所定行数
に対応する個数以上の改行データの入力を禁止する禁止
手段と、前記キャラクタデータ入力手段及び改行データ
入力手段により入力されたキャラクタデータ及び改行デ
ータに基づいて前記印刷媒体に印刷を実行する印刷手
具備するところに特徴を有するものである。上記テー
プ印刷装置においてさらに、行数を表示するとともに、
前記改行データ入力手段からの改行データの入力によ
り、行数の表示に対応して前記キャラクタデータ入力手
段から入力されたキャラクタデータを表示する表示手段
を具備することができる。 また本発明のテープ印刷装置
は、所定幅の長尺印刷媒体テープにその幅方向において
印刷可能な最大行数以下の行数に文字、記号等のキャラ
クタを、印刷ヘッドとテープをそのテープの長手方向に
相対移動して印刷するものであって、前記 キャラクタの
データとともに改行データを入力するための入力手段
と、前記改行データによる改行数をチェックし、前記最
大行数を超える行のデータ入力を禁止する禁止手段と、
前記入力手段により入力されたキャラクタのデータを、
前記改行データに基づいて前記テープの幅方向に行を配
置した状態でそのテープの長手方向に順次印刷する印刷
手段を具備する構成とすることができる。 さらに本発明
のテープ印刷装置は、所定幅の長尺テープ状の印刷媒体
に、その幅方向において1行あるいは所定行数までの複
数行にわたって文字、記号等のキャラクタを、印刷ヘッ
ドとテープをそのテープの長手方向に相対移動して印刷
するものであって、前記キャラクタのデータを入力する
ためのキャラクタデータ入力手段と、改行データを入力
するための改行データ入力手段と、行数を表示するとと
もに、前記改行データ入力手段からの改行データの入力
により、行数の表示に対応して前記キャラクタデータ入
力手段から入力されたキャラクタデータを表示する表示
手段と、前記キャラクタデータ入力手段により入力され
たキャラクタのデータを、前記改行データ入力手段によ
り入力された改行データに基づいて前記テープ状印刷媒
体の幅方向に行を配置した状態でそのテープ状印刷媒体
の長手方向に印刷する印刷手段を具備する構成とするこ
ともできる。 上記テープ印刷装置においてさらに、前記
改行データによる改行数をチェックし、前記テープの幅
方向において印刷可能な前記所定行数を超える行のデー
タ入力を禁止する禁止手段を具備することができる。
た上記テープ印刷装置において、好ましくは前記印刷手
段は、入力された行数に応じたキャラクタの大きさにて
印刷を実行する構成とすることができる
【作用】上記手段によれば、使用者は、キャラクタデー
タ入力手段により印刷媒体に印刷すべき所望のキャラク
タのデータを入力することができる。そして、改行デー
タ入力手段により所望の位置に改行データを入力するこ
とができ、印刷手段によって、その位置で行を変えてそ
の後のキャラクタデータを次の行に移した印刷を行わせ
ることができる。したがって使用者は、どの行にどのキ
ャラクタデータを配置するかをいちいち指定する必要は
なく、改行データを改行したい所望の位置に入力するだ
けで自動的に改行がなされるものであるから、キャラク
タデータの入力あるいは編集の際に、フレキシブルに改
行を指定することができる。この場合、表示手段に行数
が表示され、この行数の表示に対応してキャラクタのデ
ータが表示されるので、小さな表示手段でも、何行目を
入力しているのか、また何行目が表示されているのか容
易に知ることができ、入力作業や編集作業がしやすい。
また、禁止手段により、印刷可能な所定行数に対応する
個数以上の改行が禁止されているから、印刷不能な行数
にわたるキャラクタデータの入力が未然に防止されるも
のである。これにより、使用者は、所望の位置にて改行
がなされるようなキャラクタデータを容易に入力するこ
とができ、印刷手段により、テープ状の印刷媒体に、所
定の位置で改行した所望の形態のキャラクタの印刷を行
わせることができるものである。
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1乃至
図6を参照して説明する。まず、図2乃至図4に基づい
て、本実施例に係るテープ印刷装置の概略構成について
述べる。図3はテープ印刷装置の本体1を示しており、
この本体1は、大きく分けて、前側に位置する入力操作
部2と、後側に位置する印刷手段としての印刷部3とか
ら構成されている。前記入力操作部2には、キーボード
4及び液晶ディスプレイ5が設けられている。このうち
キーボード4には、アルファベットや数字等の文字や各
種の記号等のキャラクタを入力するための多数個のキャ
ラクタキー6が設けられていると共に、各種の機能キー
7が設けられている。詳しく図示はしないが、機能キー
7には、カーソルキーや印刷実行キー,改行データを入
力するための改行キー等が含まれている。また、前記液
晶ディスプレイ5には、キーボード4の操作により入力
されたキャラクタや、改行マーク,あるいは各種のメッ
セージが表示されるようになっている。これにて、この
入力操作部2が、後述する印刷媒体に印刷すべきキャラ
クタのデータを入力するためのキャラクタデータ入力手
段、及び、改行データを入力するための入力手段として
機能するようになっている。尚、本実施例では、前記液
晶ディスプレイ5は2行の表示が可能とされている。一
方、前記印刷部3には、後述するテープカセット8が交
換可能にセットされるテープカセット装着部9が設けら
れている。このテープカセット装着部9には、リボン巻
取軸10及びテープ送り軸11が設けられ、さらに、図
4にも示すように、サーマル印刷ヘッド12が設けられ
ていると共に、後述するローラホルダ13及びカッター
機構14(共に図4にのみ図示)が設けられている。前
記リボン巻取軸10及びテープ送り軸11は、パルスモ
ータ15(図2にのみ図示)により駆動されるようにな
っている。また、前記サーマルヘッド12は、後述する
印刷媒体に印刷を行うためのもので、複数個の発熱素子
を縦方向に並設して構成されている。ここで、前記テー
プカセット8について詳述する。図4は、テープカセッ
ト装着部9にテープカセット8がセットされた様子を、
テープカセット8の上ケースを取除いた状態で示してい
る。このテープカセット8は、前記上ケースと下ケース
16aとからなるケース16内に、以下のような機構を
組込んで構成されている。即ち、ケース16は全体とし
て矩形箱状をなし、その前面(図4で下側の面)の左端
部分に開口部17を有している。このケース16内の図
で右側上部に位置して、印刷媒体としての例えば長尺な
テープ状の透明フィルム18が巻回されたテープスプー
ル19が回転自在に設けられ、図でその下方に位置し
て、長尺なサーマルインクリボン20が巻回されたリボ
ンスプール21が回転自在に設けられている。さらに、
ケース16内の図で左側には、外面側にのみ剥離紙が付
された長尺な両面粘着テープ22が巻回された粘着テー
プスプール23がやはり回転自在に設けられている。そ
して、前記粘着テープスプール23の図で下方には、前
記サーマルヘッド12が挿通される穴部16bが形成さ
れている。また、ケース16内の図で左下の隅部には、
圧接ローラ25が設けられている。さらに、ケース16
内のほぼ中心部分には、リボン巻取スプール24が設け
られている。このリボン巻取スプール24は、前記リボ
ン巻取軸10に連結されて回転されるようになってい
る。これにて、前記リボンスプール21から引出された
サーマルインクリボン20は、ケース16内に設けられ
た案内ローラ26,27,28等により前記サーマルヘ
ッド12部分に案内されて印刷に供された後、リボン巻
取スプール24に巻取られるようになっている。一方、
前記ローラホルダ13は、上記テープカセット8の前面
部分に位置して、右端部の軸29を中心に図4に示すセ
ット位置と左端部側がテープカセット8から離れるリリ
ース位置との間で回動可能に設けられ、その左端部側に
はケース16の開口部17に臨むプラテンローラ30及
びテープ送りローラ31を備えて構成されている。セッ
ト位置においては、前記プラテンローラ30が前記サー
マルヘッド12に接して前記フィルム18及びサーマル
インクリボン20を受けるようになっており、また、テ
ープ送りローラ31は、前記圧接ローラ25に圧接する
と共に、前記テープ送り軸11に連結され、前記フィル
ム18及び両面粘着テープ22の送りを行うようになっ
ている。これにて、前記テープスプール19から引出さ
れたフィルム18は、案内ローラ32に掛渡された後、
前記サーマルインクリボン20と重ね合わされた状態
で、サーマルヘッド12とプラテンローラ30との間に
送られて、所定のキャラクタの印刷が行われるようにな
っている。そして、この後、印刷が行われたフィルム1
8は、サーマルインクリボン20とは離され、粘着テー
プスプール23から引出された両面粘着テープ22と重
ね合わされた状態で、圧接ローラ25とテープ送りロー
ラ31との間を通され、ケース16の開口部17の左端
部から排出される。このとき、印刷が行われたフィルム
18の裏面に、裏面側に剥離紙が付された両面粘着テー
プ22が貼付けられるようになっている。さらに、開口
部17から排出された両面粘着テープ22付のフィルム
18は、テープカセット8の左側に位置して設けられた
カッター機構14により、所定の長さで切断され、以て
所定の印刷がなされたラベルが形成されるようになって
いる。詳細な説明は省略するが、このカッター機構14
は、固定刃に対して接離及びスライド移動する可動刃を
有して構成され、鋏の如く、前記フィルム18(ラベ
ル)を両刃間に挟んだ状態で、DCモータ33の駆動に
より可動刃を移動させて切断動作を行うようになってい
る。尚、図3に示すように、前記印刷部3には、テープ
カセット装着部9にセットされたテープカセット8を開
閉可能に覆うカバー34が設けられており、テープカセ
ット8の交換作業などは、このカバー34を開放して行
われるようになっている。さて、図2に示すように、本
体1内には、上記した各機構を制御するための制御装置
35が設けられている。この制御装置35は、マイクロ
コンピュータを主体として構成され、CPU36,RO
M37,RAM38等を備えている。前記CPU36に
は前記キーボード4が接続されていると共に、前記液晶
ディスプレイ5を駆動する液晶ディスプレイ駆動回路3
9,前記パルスモータ15を駆動するパルスモータ駆動
回路40,前記DCモータ33を駆動するDCモータ駆
動回路41,前記サーマルヘッド12を駆動するサーマ
ルヘッド駆動回路42が、夫々接続されている。そし
て、前記ROM37には、表示用及び印刷用のキャラク
タジェネレータや、各種の制御用プログラムが記憶され
ている。また、前記RAM38は、入力されたキャラク
タデータ等からなるテキストを記憶するテキストデータ
記憶領域を有すると共に、印刷の際に前記テキスト等に
基づいて印刷パターンを展開するイメージバッファ等を
有して構成されている。これにて、使用者がキーボード
4を操作して、所望のキャラクタのデータ及び改行デー
タ等(テキスト)を入力すると、そのキャラクタCや改
行マークRが液晶ディスプレイ5に表示されるようにな
る(図5参照)と共に、作成されたテキストのデータが
RAM38に記憶される。この際、使用者が液晶ディス
プレイ5を見ながらキーボード4を操作することによ
り、テキストの編集なども行うことができるようになっ
ている。また、この後、使用者が機能キー7を操作して
印刷実行の指令を行うことにより、前記RAM38に記
憶されたテキストのデータが、イメージバッファに展開
され、これに基づいてサーマルヘッド12が駆動される
と共に、パルスモータ15及びDCモータ33が駆動さ
れ、以て、前記フィルム18にキャラクタCを印刷して
ラベルを形成する印刷動作が実行されるのである。尚、
本実施例では、前記フィルム18に最大5行までの印刷
を実行することが可能とされている。そして、後述する
フローチャートの説明にて明らかとなるように、制御装
置35は、そのソフトウエア構成により、使用者がキー
ボード4を操作してテキストを作成する際に、印刷可能
な最大行数(この場合5行)に対応する個数即ち5個以
上の改行データが入力されることを禁止する禁止手段と
して機能するようになっている。次に、上記構成の作用
について述べる。テープ印刷装置の電源が投入される
と、図1のフローチャートに示す手順にて処理が行われ
る。尚、ここでは、図6に示すように、フィルム18
に、「A」〜「S」のキャラクタCを5行にわたって印
刷する場合を具体例としてあげながら説明する。即ち、
電源が投入されると、まず初期設定の処理が行われ(ス
テップS1)、使用者によるキー入力が可能となる(ス
テップS2)。ここで、使用者がキーボード4のキャラ
クタキー6等を操作してキャラクタCのデータを入力し
た場合には(ステップS2及びステップS3にてYe
s)、入力されたキャラクタデータがRAM38に記憶
されると共に、液晶ディスプレイ5に表示が行われる
(ステップS4)。上記の例の場合には、使用者は、ま
ず、キャラクタキー6により、「ABCD」のデータを
順に入力し、このとき、図5(a)に示すように、液晶
ディスプレイ5の1行目(上段)には、行数を表すため
の数字「1」及びコロン「:」が表示され、これに引続
いて「ABCD」が表示される。そして、使用者が、そ
の位置で行を変えてその後のキャラクタデータを次の行
に移したい場合には、改行キーを操作して改行データを
入力する(ステップS2にてYes、ステップS3にて
No、ステップS5にてYes)。すると、まず、今ま
での改行データの個数のチェックがなされ(ステップS
6)、改行データがすでに4個存在しているかが判断さ
れる(ステップS7)。4個未満であった場合には(ス
テップS7にてNo)、ステップS5の改行データが受
け付けられて、液晶ディスプレイ5に改行マークRの表
示が行われ、カーソルが次の行の先頭に移行する(ステ
ップS8)。上記の例では、「ABCD」の入力後、改
行キーを操作すると、液晶ディスプレイ5には、「D」
の文字の次に改行マークRが表示され、カーソルが2行
目の先頭(「2:」の次)に移行する。そこで、使用者
は、ステップS2に戻って「EFGH」を順に入力する
と(ステップS2及びステップS3にてYes)、図5
(b)に示すように、1行目に「ABCD」、2行目に
「EFGH」が表示されることになる(ステップS
4)。このような「EFGH」のキャラクタデータの入
力後、再びステップS2にて改行データを入力すると
(ステップS2にてYes、ステップS3にてNo、ス
テップS5にてYes)、図5(c)に示すように、液
晶ディスプレイ5は1行分だけスクロールし(ステップ
S6、ステップS7にてNo、ステップS8)、3行目
(「3:」)が現われるようになる。以下、同様に、3
行目に「IJKL」を入力しさらに改行データを入力す
ると、図5(d)に示すように4行目(「4:」)が現
われ、さらに、「MNOP」を入力しさらに改行データ
を入力すると5行目が現われる。ここまでで、入力され
た改行データ(改行マークR)の数は4個となる。そし
て、図5(e)に示すように、5行目に「QRS」のキ
ャラクタデータを入力する。すると、カーソルが「S」
の次の位置にくるが、ここでは、すでに4個の改行デー
タが入力されているので、それ以上の改行データの入力
が禁止されている。従って、もし次に改行キーを操作し
ても、ステップS7にてNoとなり、エラー表示あるい
はアラームによるエラー報知がなされるようになるので
ある(ステップS9)。以上のように、キャラクタデー
タ及び改行データ(テキスト)の入力がなされた後、使
用者により例えば印刷実行キーが操作されると、ステッ
プS10のその他の処理において、印刷が実行される。
これにより、図6に示すように、フィルム18に、「A
BCD」,「EFGH」,「IJKL」,「MNO
P」,「QRS」というキャラクタCが5行にわたって
印刷される。尚、図1のフローチャートには具体的に示
してはいないが、前述のように本実施例のテープ印刷装
置は、前記キャラクタデータや改行データの、修正,加
入,削除,移動,コピー,合成といったテキスト編集機
能をも備え、使用者のキー操作により所望の編集を行い
得るようになっている。また、印刷にあたっては、入力
された行数に応じたキャラクタの大きさにて印刷がなさ
れるようになっている。従って、従来例で説明した図7
及び図8に示すような、1行あるいは2行などの印刷の
実行も可能であることは勿論である。そして、詳しい説
明は省略するが、前記5行にわたるキャラクタCを1ブ
ロックとみなし、新たなブロックに係るキャラクタデー
タの入力を可能とする改ブロックの機能が設けられてい
る。この改ブロックは、キーボード4の改ブロックキー
が操作されたときにのみ行われるようになっており、こ
の改ブロック機能を使用することにより、前記フィルム
18に各ブロックを横に並べて印刷することが可能とさ
れている。このように本実施例によれば、改行キーの操
作により、テキスト中の所望の位置に改行データを入力
することによって、その位置で行を変えてその後のキャ
ラクタデータを次の行に移した印刷を行うことができる
ようになった。従って、従来のものと異なって、使用者
は、どの行にどのキャラクタデータを配置するかをいち
いち指定する必要はなく、改行データをテキストデータ
中の所望の位置に入力するだけで自動的に改行がなさ
れ、キャラクタデータの入力あるいはテキスト編集の際
に、フレキシブルに改行を指定することができる。しか
も、印刷可能な所定行数に対応する個数以上の改行デー
タの入力を禁止するようにしているから、使用者が誤っ
て印刷不能な行数にわたるテキストを作成してしまうと
いったことが未然に防止されるものである。この結果、
使用者は、所望の位置にて改行がなされたテキストを容
易に作成することができて所望の印刷を行わせることが
でき、従来に比べて使い勝手を十分に向上させ得るもの
である。尚、上記実施例では透明フィルム18に印刷を
行う場合を例としたが、印刷媒体としては、テープ状の
紙であっても良く、また、必ずしも裏面に両面粘着テー
プ22を貼付ける構成としなくとも良いなど、本発明は
要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得ること
が可能である。
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
のテープ印刷装置によれば、複数行にわたっての印刷を
可能としたものにおいて、キャラクタデータの入力ある
いは編集の際に、フレキシブルに改行を指定したり、行
数を容易に知ることができ、使用者の使い勝手を良好と
することができる。また使用者の意図したキャラクタの
配列が印刷不能な行数にわたるときキャラクタデータの
入力を未然に防止することができ、誤印刷したり、意図
しない印刷結果になることを防止することができるとい
う優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の処理手順のフロ
ーチャート
【図2】電気的構成を概略的に示すブロック図
【図3】テープカセットを取外して示す全体の平面図
【図4】テープカセット部分を示す拡大平面図
【図5】液晶ディスプレイの表示の一例を示す平面図
【図6】フィルムの印刷例を示す図
【図7】従来例を示す印刷例を示す図
【図8】異なる印刷例を示す図
【符号の説明】
図面中、1はテープ印刷装置本体、2は入力操作部(キ
ャラクタデータ入力手段,改行データ入力手段)、3は
印刷部、4はキーボード、5は液晶ディスプレイ、8は
テープカセット、9はテープカセット装着部、12はサ
ーマルヘッド、14はカッター機構、16はケース、1
8は透明フィルム(印刷媒体)、20はサーマルインク
リボン、22は両面粘着テープ、25は圧接ローラ、3
0はプラテンローラ、31はテープ送りローラ、35は
制御装置(禁止手段)、36はCPU、37はROM、
38はRAM、Cはキャラクタ、Rは改行マークを示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−180376(JP,A) 特開 昭55−150064(JP,A) 特開 平3−189177(JP,A) 特開 昭61−175722(JP,A) 特開 平3−114863(JP,A) 実開 平5−18853(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定幅の長尺テープ状の印刷媒体にその
    幅方向において1行あるいは所定行数までの複数行にわ
    たって文字、記号等のキャラクタを印刷するものであっ
    て、 前記キャラクタのデータを入力するためのキャラクタデ
    ータ入力手段と、 改行データを入力するための改行データ入力手段と、 この改行データ入力手段による前記所定行数に対応する
    個数以上の改行データの入力を禁止する禁止手段と、 前記キャラクタデータ入力手段及び改行データ入力手段
    により入力されたキャラクタデータ及び改行データに基
    づいて前記印刷媒体に印刷を実行する印刷手段具備す
    ることを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに 行数を表示するとともに、前記改行データ入力手段から
    の改行データの入力により、行数の表示に対応して前記
    キャラクタデータ入力手段から入力されたキャラクタデ
    ータを表示する表示手段 を具備することを特徴とするテ
    ープ印刷装置。
  3. 【請求項3】 所定幅の長尺印刷媒体テープにその幅方
    向において印刷可能な最大行数以下の行数に文字、記号
    等のキャラクタを、印刷ヘッドとテープをそのテープの
    長手方向に相対移動して印刷するものであって、 前記キャラクタのデータとともに改行データを入力する
    ための入力手段と、 前記改行データによる改行数をチェックし、前記最大行
    数を超える行のデータ入力を禁止する禁止手段と、 前記入力手段により入力されたキャラクタのデータを、
    前記改行データに基づいて前記テープの幅方向に行を配
    置した状態でそのテープの長手方向に順次印刷する印刷
    手段 を具備することを特徴とするテープ印刷装置。
  4. 【請求項4】 所定幅の長尺テープ状の印刷媒体に、そ
    の幅方向において1行あるいは所定行数までの複数行に
    わたって文字、記号等のキャラクタを、印刷ヘッドとテ
    ープをそのテープの長手方向に相対移動して印刷するも
    のであって、 前記キャラクタのデータを入力するための
    キャラクタデータ入力手段と、 改行データを入力するための改行データ入力手段と、 行数を表示するとともに、前記改行データ入力手段から
    の改行データの入力により、行数の表示に対応して前記
    キャラクタデータ入力手段から入力されたキャラクタデ
    ータを表示する表示手段と、 前記キャラクタデータ入力手段により入力されたキャラ
    クタのデータを、前記改行データ入力手段により入力さ
    れた改行データに基づいて前記テープ状印刷媒体の幅方
    向に行を配置した状態でそのテープ状印刷媒体の長手方
    向に印刷する印刷手段 を具備することを特徴とするテー
    プ印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、さらに 前記改行データによる改行数をチェックし、前記テープ
    の幅方向において印刷可能な前記所定行数を超える行の
    データ入力を禁止する禁止手段 を具備することを特徴と
    するテープ印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、3または4において、 前記印刷手段は、入力された行数に応じたキャラクタの
    大きさにて印刷を実行することを特徴とするテープ印刷
    装置。
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