JP3713904B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3713904B2
JP3713904B2 JP17679397A JP17679397A JP3713904B2 JP 3713904 B2 JP3713904 B2 JP 3713904B2 JP 17679397 A JP17679397 A JP 17679397A JP 17679397 A JP17679397 A JP 17679397A JP 3713904 B2 JP3713904 B2 JP 3713904B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
tape
cutting
printing
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17679397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1120249A (ja
Inventor
勝吉 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP17679397A priority Critical patent/JP3713904B2/ja
Publication of JPH1120249A publication Critical patent/JPH1120249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3713904B2 publication Critical patent/JP3713904B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長短異なる文字列の印字されたテープを一定長に自動的に揃えて切断する印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、テープ状の印字媒体に手軽に印字出力できるテーププリンタ又はラベルプリンタと通称される小型の事務用機器(又は家庭用文具)が市販されている。このようなテーププリンタ(以下、単にプリンタという)は、オーディオカセットやビデオカセットに貼り付けるインデックスラベル、或は所持品などに貼り付けるネームラベル等を作成する場合に利用される。このようなラベルの利用では、テープ状の被印字媒体に所望の長さの印字を行った後、テープカット装置によりテープ状の被印字媒体の印字済み部分を未印字部分から切り離して使用する。
【0003】
また、このようなラベルを一度に多数作成する場合、一枚ずつ作成していたのでは面倒であるから、複数の文字列等を一括して入力したのち、それぞれの文字列の区切りごとに自動カット用の切断マークを入力し、これによって、多数のラベルを印字しながら自動的に切断し連続して切り出すようにしたものが知られている。
【0004】
図9は、一括して入力した人名を、連続して印字出力しながら自動裁断したラベルの例を示す図である。同図に示すように、「東」、「佐々木」及び「鈴木」の人名を夫々印字された3枚のラベルが連続して切り出されている。この文字ピッチは標準であり、文字列(この例では人名)の先端と後端の余白は予め標準的に一定の余白が設定されている。したがって、上記の例のように一枚のラベル毎に印字される文字数が異なると、切り出される3枚のラベルの長さa、b、cは夫々文字数に応じて異なって来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のインデックスラベルとしてオーディオカセットやビデオカセットに貼り付ける場合、インデックスの内容に拘らずラベルの長さを一定にした方が、棚等に並べたときに見やすく見栄えも良い。また、ネームラベルとして使用する場合、所持品に貼付する場合は支障はないが、多数の人の名前を一ヶ所に並べて張り出す場合、或はタイムカード等に貼リ付けて使用する場合には、名前の長短に拘らず、ラベルの長さはやはり一定である方が統一が取れていて見やすい。したがって、ラベルに印字する文字列の長短に拘らず、切り出すラベルの長さを揃えたいという要望は多い。
【0006】
この場合、上記の自動カット用の切断マークを入力する方法でラベルを作成しようとすると、切断マーク間の長さを一定の所望の長さに固定する必要がある。このとき、その固定長を設定するためのキー操作が繁雑で面倒であるという問題が発生した。
【0007】
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、長短異なる文字列の印字されたテープを一定長に自動的に揃えて切断する印字装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以下に、本発明の印字装置の構成を述べる。本発明は、保持部材に巻回された長尺状の被印字媒体を繰り出しつつ該被印字媒体に文字・記号等の印字を行う印字手段1と、カッター駆動源による駆動力に基づいて上記被印字媒体を所定長に切断するカッター手段2とを備えた印字装置を前提とする。
【0009】
本発明の印字装置3a(図1の原理図参照)は、印字すべき文字・記号又は切断命令符号を入力する入力手段4と、該入力手段4により入力された文字・記号又は切断命令符号を入力順にデータとして記憶する記憶手段5と、該記憶手段5に記憶されたデータの中に切断命令符号が存在したとき該切断命令符号の前後に入力された各文字・記号のデータ長を比較して最も長いデータ長のデータに応じた切断長を設定する設定手段6と、上記記憶手段5に記憶されたデータを読み出して、データが文字・記号データの場合には該データを上記被印字媒体に印字すべく上記印字手段を作動させ、切断命令符号データの場合には上記設定手段により設定された切断長に基づいて上記被印字媒体を切断すべく上記カッター手段2を作動させる作動制御手段7とを備えて構成される。これにより、長短異なる文字列の印字されたテープを一定長に自動的に揃えて切断することができる。
【0010】
また、本発明の印字装置3b(図2の原理図参照)は、例えば請求項2記載のように、上記入力手段4、上記記憶手段5、上記設定手段6、及び上記作動制御手段7に加えて、上記文字・記号のデータを上記被印字媒体に印字するにあたり各文字・記号の配置を上記切断長に応じて均等配置すべく印字制御する印字制御手段8を更に備えて構成される。これにより、上記一定長に揃えて切断されたテープ上の文字列が均等な間隔に配置される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。尚、以下の説明において、上記の被印字媒体は例えばテープ26等からなり、印字手段は例えばサーマルヘッド17、プラテンローラ18、テープ送り用モータ45等からなり、カッター手段は例えばカッターカム56、ピン57、カッター22等からなり、入力手段は例えばキー入力部13の操作キー14等からなり、記憶手段は例えばRAM72等からなり、設定手段は例えばCPU70、ROM71等からなり、作動制御手段は例えばCPU70、テープ送り用モータ45、DCモータ47等からなり、そして印字制御手段は例えばCPU70、RAM72等からなる。
【0012】
図3(a) は、一実施の形態におけるプリンタ(印字装置)の斜視図であり、上方に、このプリンタに装着されて用いられるテープカセットも示している。そして、同図(b) に、そのテープカセットの平断面図を示している。同図(a),(b) において、プリンタ10は、匡体12の上面下方にキー入力部13を備え、このキー入力部13には、例えば電源を入れる「ON」キー14a、電源を切る「OFF」キー14bや、「書式」キー14c、「機能」キー14d、「文字」キー14e、「変換」キー14f、「印刷」キー14g、「実行」キー14h、「切断マーク」キー14j等からなる多数の操作キー14が配設されている。
【0013】
上記の「書式」キー14cは、テープ26に印字(印刷)する文字・記号等の文字列の縦書きか横書きかの印刷方向を設定し、印字する文字ピッチを決定し、あるいはテープの切断長を決めるためのキーである。「機能」キー14dは、一般に青色(又は黄色)に彩色されており、他の操作キー14の中の青色(又は黄色)で表記されている機能を選択して使用するためのキーである。「文字」キー14eは、英数字入力か、かな入力であるかを選択するためのキーである。「変換」キー14fは、かな入力した文字列を漢字に変換するためのキーである。「印刷」キー14gは、確定した文字列を設定されている書式に従ってテープに印字するためのキーである。「実行」キー14hは、メモリから読み出したファイルを確定し、あるいは入力した文字列の変換後の(又は無変換のままの)文字列を確定するためのキーである。「切断マーク」キー14jには、このキーの機能が一目で分かるように鋏の絵柄が表記されている。このキーは、複数のテープ内容を一括入力する際に、各テープの段落毎にこの「切断マーク」キー14jを入力操作して、印字後の裁断を指定するためのキーである。
【0014】
上記のキー入力部13の左上には液晶表示装置からなるLCD表示部15が配設され、その右方に、テープカセット収納部16が形成されている。LCD表示部15には上記各種の操作キー14から入力される文字・記号等が逐次表示され、次に入力すべき事柄を指示又は問い合わせる等のマン・マシン・インタフェースが形成される。尚、同図のテープカセット収納部16は、内部が見えるように蓋部材を取り除いて示している。
【0015】
このテープカセット収納部16には、サーマルヘッド17が上下に回動自在に配設され、このサーマルヘッド17に対向してプラテンローラ18がサーマルヘッド17方向に付勢されて配設され、更に、サーマルヘッド17の下方に、テープリール支持ピン19、インクリボン巻き取り駆動軸21が配設され、サーマルヘッド17の右側のテープカセット収納部16の側壁にカッター22(可動刃22a、固定刃22b)が配設されている。カッター22の右方にはテープ排出口23が形成されている。
【0016】
このテープカセット収納部16に、テープカセット25が収納されると、テープ26を巻着するテープカセット25内のテープリール孔27にテープリール支持ピン19が係合し、同じくテープカセット25内のインクリボン巻き取りリール孔28にインクリボン巻き取り駆動軸21が係合する。
【0017】
テープカセット25は、カセットケース20の内部のテープリール31にテープ26を巻着し、インクリボンリール32にはインクリボン33を巻着している。これらのテープ26及びインクリボン33は、用途に応じて、およそ10mm〜50mmまで、種々の幅のものが用意されている。
【0018】
テープカセット25の上部に形成されている凹部29(ヘッド受け入れ部)の開口部にはテープ26とインクリボン33が重ねて差し渡され、それらの下方にプリンタ10のサーマルヘッド17が挿通されて配置される。このサーマルヘッド17に対向し、テープ26及びインクリボン33をサーマルヘッド17との間に挟んで、プラテンローラ18が配置される。
【0019】
印字の際は、サーマルヘッド17が上方に回動して、その先端に配設されている発熱体がインクリボン33及びテープ26を介してプラテンローラ18に圧接し、インクリボン33のインクをテープ26の印字面に熱転写する。インクリボン33のインク転写済み部分33′は、インクリボン巻き取りリール34に巻き取られ、これによってインクリボン33の未使用部分がインクリボンリール32から引き出されて印字部に供給される。
【0020】
テープ26は、プラテンローラ18の反時計回り方向への回転により、一方では未使用部分がテープリール31から引き出され、他方では印字済み部分26′がカッター22を通過してテープ排出口23から外部に送り出される。このとき、例えば黒一色のプリンタであれば上記印字の終了して外部に送り出された印字済みのテープ26′はカッター22により自動的に裁断される。
【0021】
また、フルカラー印刷のプリンタであれば、一旦サーマルヘッド17が印字位置から離隔し、テープ26が所定の長さだけ巻き戻される。インクリボン33には長手方向にマゼンタ、シアン、イエローの減法混色の三原色のインクが面順次に塗布されており、次に塗り重ねる色のインク部分が印字位置に設定される。再び上述したと同様に印字、巻き戻し、印字を繰り返し行って、3色の塗り重ね印字が終了すると、この印字済み部分26′がカッター22を通過してテープ排出口23から外部に送り出される。そして、この場合も外部に送り出された印字済みのテープ26′はカッター22により自動的に裁断される。
【0022】
図4(a) は、上記印字済みテープを自動的に裁断する裁断機構の平面図であり、同図(b) はその側面図、同図(c) はその上面図である。これらの図に示す裁断機構は、図3(a) に示したテープカセット収納部16の上方から底部下方にかけて配置されている。また、図4(a),(b) 又は同図(c) には、裁断機構の位置関係を示すために、図3(a) に示したサーマルヘッド17、プラテンローラ18、テープリール支持ピン19及びインクリボン巻き取り駆動軸21も示している。
【0023】
上記のサーマルヘッド17は、その後端部をヘッドアーム35の上端を回動自在に支持する支点軸36に支持されてヘッドアーム35に係止している。ヘッドアーム35には、長手方向に沿って長溝穴37が穿設され、この長溝穴37に不図示のカムのピンが滑動自在に嵌入している。このヘッドアーム35の下端と本体フレーム間に引きバネ38が介装されヘッドアーム35を反時計回り方向に付勢している。また、他方ではヘッドアーム35の上端近傍と本体フレーム間に他の引きバネ39が介装されて、ヘッドアーム35を時計回り方向に付勢している。不図示のカムが駆動され長溝穴37に嵌入しているピンが図の左方に移動すれば、ヘッドアーム35が、つまりサーマルヘッド17が、支点軸36を支点として時計回り方向に回動して非印字位置に定位し、一方、不図示のカムピンが図の右方に移動すれば、ヘッドアーム35、つまりサーマルヘッド17が、支点軸36を支点として反時計回り方向に回動して、その先端の印字部(発熱体アレイ)が、テープ26とインクリボン33(図3(a) 参照)を介してプラテンローラ18に圧接する。
【0024】
また、上記のテープリール支持ピン19は、不図示の駆動系に連結するテープ巻戻し用ギア41に係合して回転駆動され、インクリボン巻き取り駆動軸21は、これも不図示の駆動系に連結しているインクリボン巻取り用ギア42に係合して回転駆動される。そして、上記のプラテンローラ18は、プラテンギア43を備え、このプラテンギア43が変速ギア44の小径ギアに噛合している。変速ギア44の大径ギアはテープ送り用モータ45の駆動ギア46に噛合している。これにより、ステッピングモータ45が正逆両方向に回転すると、変速ギア44を介して、プラテンローラ18が正逆両方向に回転駆動される。上記サーマルヘッド17とプラテンローラ18により印字の終了したテープは機外(図の右方)に排出される。
【0025】
そして、これら諸装置の上方の、本体フレームとの間に裁断機構が配置される。この裁断機構においては、DCモータ(ステッピングモータでもよい)47が配設され、この駆動軸にウォームギア48が固設され、このウォームギア48にウォームホイール49が噛合する。ウォームホイール49と一体な小径ギア50には、減速ギア51の大径ギアが噛合し、この減速ギア51の小径ギアに、傘歯車52と一体の平歯車53が噛合する。そして、傘歯車52には他の傘歯車54が噛合している。これにより、DCモータ47により駆動される傘歯車52の横方向(プリンタ本体の平面方向)に沿った回転が、傘歯車54の縦方向(プリンタ本体の垂直方向)に沿った回転に変換される。
【0026】
この傘歯車54にはカッターカム56が同軸に連結される。カッターカム56には、同図(b) に示すように(同図(b) は図の左方がプリンタ本体上面、右方がプリンタ本体下面となる)、その円周面に接してマイクロスイッチ61がプリンタ本体のフレームに配設されている。マイクロスイッチ61は、カッターカム56の円周面上の所定の一ヶ所に設けられた凹部により、カッターカム56の初期位置を検知して、その検知信号を後述する制御回路に出力する。
【0027】
このカッターカム56には、上記の初期位置にあるとき最下端となる縁部に、ピン57が突設される。このピン57は、カッター22の可動刃22aと一体な回動アーム62の長孔63に滑動自在に嵌入し、先端が長孔63の外で屈折して、長孔63との係合から逸脱しないように形成されている。カッターカム56が上述したように、DCモータ47によって、ウォームギア48、ウォームホイール49、小径ギア50、減速ギア51、平歯車53、傘歯車52、及び傘歯車54を介して反時計回り方向に回転駆動されると、ピン57によってカッター22の回動アーム62が支点軸64を支点にして上下に回動し、これにより、可動刃22aが固定刃22bに対して開閉する。これにより、印字済みテープ26′が自動的に裁断される。
【0028】
図5(a) 〜(f) は、上記DCモータ47によって駆動されるカッターカム56とカッターの可動刃22aによるテープ裁断の基本動作を示す動作状態図である。同図(a) は、図4(b) を簡略な形で再掲したものであり、カッターカム56が初期位置に在る状態を示している。このカッターカム56の位置は、マイクロスイッチ61により検出されることは前述した。つまり、組立時には必ずこの初期位置で、マイクロスイッチ51がカッターカム56の凹部に当接するように組み付ける。この状態で、ピン57は長孔63のほぼ中間位置に停止しており、これにより、回動アーム62が水平に停止している。また、これにより可動刃22aが固定刃22bに対して最大に開いている。
【0029】
DCモータ47が回転を開始すると、カッターカム56の回転に伴われてピン57が、図5(a) の矢印A1に示すように反時計回り方向に円移動を開始する。そして、同図(b) の矢印A2及び同図(c) の矢印A3に示すように円移動が進行してピン57が長孔63の右端に到達したとき、可動刃22aが固定刃22bとによる剪断動作(テープ26′の裁断)を開始する。
【0030】
カッターカム56の継続する回転により、同図(d) の矢印A4に示すように、ピン57が更に円移動して長孔63の左方に戻りながら更に回動アーム62を引き起こし、これにより、可動刃22aの反時計回り方向への回動が更に進行して、可動刃22aと固定刃22bとが完全に閉じられる。これにより、カッター22の剪断動作が完了する。このカッター22による裁断の完了位置は、例えば50mmの最大幅を有するテープを完全に裁断するための位置である。
【0031】
更に、カッターカム56が回転を続け、ピン57が、同図(e) の矢印A5、及び同図(f) の矢印A6に示すように、円移動を続けることにより、回動アーム62が押し下げられて下方に回動する。これにより、可動刃22aが時計回り方向へ回動を開始して、固定刃22bに対して開き始める。そして、同図(f) から同図(a) の初期状態に戻って可動刃22aが固定刃22bに対して全開し、マイクロスイッチ61により位置を検出されて、その初期位置に停止する。
【0032】
図6は、そのようなカッター22の剪断動作を制御する制御回路を示す図である。同図に示すように、制御回路はCPU(中央演算処理装置)70に読み出し専用メモリのROM71及び可変メモリのRAM72が接続されている。RAM72の所定領域には、キー入力部13の操作キー14により一括入力された複数の人々の名前、例えば、東、佐々木、鈴木等の名前と、夫々の名前と名前の間に入力された裁断指示マークが入力された順に記憶されている。
【0033】
また、CPU70の入力側には、電源73から電圧VDDが入力し、図3(a) にも示したキー入力部13から操作キー14のキー操作ステータス信号が入力し、図4(b) 及び図5にも示したマイクロスイッチ61からカッターカム56の初期位置の検知信号が入力する。
【0034】
また、CPU70の出力側からは、図3にも示したLCD表示部15へ表示駆動信号が出力され、DCモータドライバーIC74へは図5に示したようにカッター22を裁断作動させるためにモータ47を回転駆動させる指示信号が出力され、図3(a) 及び図4(a) にも示したサーマルヘッド17へ発熱駆動信号が出力され、そして、図4(a) にも示したテープ送り用モータ45の駆動回路74へ駆動指示信号が出力される。上記の電源73は、上記のDCモータドライバーIC74、サーマルヘッド17、及びテープ送り用モータ45へ駆動電圧Vp を出力している。
【0035】
CPU70は、ROM71に格納されている制御プログラムを読み出し、この読み出したプログラムに従い、操作キー14からのキー操作ステータス信号に基づいて上記各部を制御し、また、マイクロスイッチ61からの検知信号に基づいてカッターカム56、つまりカッター22を初期位置に設定する。
【0036】
次に、上記の構成において、RAM72に記憶された印字データに基づいて、均等な間隔の文字列からなる印字を行い、一定の長さに揃った裁断を行う上記CPU70による処理の動作を説明する。
【0037】
図7は、カッター22による裁断を制御するCPU70の処理動作のフローチャートである。同図に示すように、先ず、文章を作成する(ステップS1)。この処理では、例えば「東」、「佐々木」、「鈴木」のように人名が一括して入力され、各人名の区切り目において切断マークキー14jの操作により自動裁断の指示「カット」が入力されることに対応して、これら入力されたデータを、図6に示すように、RAM72に記憶する処理である。
【0038】
上記に続いて、印刷キー14gが押されたことを確認する(ステップS2)。CPU70は、常に各操作キー14のステータス信号を参照しており、印刷キー14gが押されたか否かを判別している。そして印刷キー14gが押されたことを確認すると、RAM72から印刷すべきデータを読み出して、そのデータにテープを自動裁断するカットマーク「カット」が有るか否かを判別する(ステップS3)。
【0039】
データ中にカットマーク「カット」が有ったときは(S3がY)、各カットマーク「カット」と「カット」の間にある文字数を調べて、それらの各文字列を通常に印字する際のテープの長さ(各ラベルの長さ)を計算する(図9のラベルの長さa、b、c参照)。
【0040】
続いて、上記の計算で得られたラベルの長さの中で最も長いものを抽出する(ステップS5)。例えば図9の例であれば、「佐々木」が最も字数が多く、したがって、そのラベルの長さbが最も長いことになる。
【0041】
次に、その最も長いテープ長を、全てのテープの長さ(ラベルを切り出す長さ)に設定する(ステップS6)。これにより、例えば図9の例であれば、最も長いテープ長となる「佐々木」のラベルの長さbが、指定されるべきテープカット長データとして、RAM72の所定の領域に設定される。
【0042】
そして、印刷を実行する(ステップS7)。これにより、印字後のラベルが、あたかもユーザによる複雑なキー入力で予め一定のカット長が指定されている場合と同様に、最も長いネームラベルである「佐々木」の長さに合わせて全部のラベルの長さが統一されて切り出される。
【0043】
図8(a),(b),(c) は上記の処理により切り出されたテープ(ネームラベル)の態様を示す図である。同図(a) は左寄せ印字が指定されている場合の切り出し後のラベルを示し、同図(b) は右寄せ印字が指定されている場合の切り出し後のラベルを示し、そして、同図(c) は均等割り付けが指定されている場合の切り出し後のラベルを示している。いずれの場合も、最も長いネームラベルである「佐々木」の長さbに合わせた一定の長さで切り出されている。
【0044】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、テープ裁断マークの間にある印字データの一番長い印字データに自動的に合わせて印字後のテープを裁断していくので、操作キーを入力操作して切り出すテープの長さを一定長に設定する面倒がなく、したがって、プリンタの使い勝手が向上する。また、自動的に一定長に設定された範囲内に均等な間隔で文字列を配置して印字するので、見た目に印字文字列の揃った感じの良い仕上がりのラベルの作成が設定の手数要らずで実現でき、したがって、快適な使用感のプリンタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図(その1)である。
【図2】本発明の原理図(その2)である。
【図3】 (a) は一実施の形態におけるプリンタをテープカセットと共に示す斜視図、(b) はテープカセットの平断面図である。
【図4】 (a) は印字済みテープを自動的に裁断する裁断機構の平面図、(b) はその側面図、(c) はその上面図である。
【図5】 (a) 〜(f) はDCモータによって駆動されるカッターカムとカッターの可動刃によるテープ裁断の基本動作を示す動作状態図である。
【図6】カッターの剪断動作を制御する制御回路を示す図である。
【図7】カッターの裁断作動を制御するCPUの処理動作のフローチャートである。
【図8】 (a),(b),(c) は一実施の形態において自動裁断により切り出されたネームラベルの態様を夫々示す図である。
【図9】従来の一括して入力した人名を連続して印字出力しながら自動裁断したラベルの例を示す図である。
【符号の説明】
10 プリンタ(テーププリンタ)
12 匡体
13 キー入力部
14(14a、14b、14c、・・・) 操作キー
15 LCD表示部
16 テープカセット収納部
17 サーマルヘッド
18 プラテンローラ
19 テープリール支持ピン
20 カセットケース
21 インクリボン巻き取り駆動軸
22 カッター
22a 可動刃
22b 固定刃
23 テープ排出口
25 テープカセット
26 テープ
26′ テープ印字済み部分
27 テープリール孔
28 インクリボン巻き取りリール孔
29 凹部
31 テープリール
32 インクリボンリール
33 インクリボン
33′ インクリボン転写済み部分
34 インクリボン巻き取りリール
35 ヘッドアーム
36 支点軸
37 長溝穴
38 引きバネ
39 引きバネ
41 テープ巻戻し用ギア
42 インクリボン巻取り用ギア
43 プラテンギア
44 変速ギア
45 テープ送り用モータ
46 駆動ギア
47 DCモータ
48 ウォームギア
49 ウォームホイール
50 小径ギア
51 減速ギア
52、54 傘歯車
53 平歯車
56 カッターカム
57 ピン
61 マイクロスイッチ
62 回動アーム
63 長孔
64 支点軸

Claims (2)

  1. 保持部材に巻回された長尺状の被印字媒体を繰り出しつつ該被印字媒体に文字・記号等の印字を行う印字手段と、カッター駆動源による駆動力に基づいて前記被印字媒体を所定長に切断するカッター手段と、を備えた印字装置において、
    印字すべき文字・記号又は切断命令符号を入力する入力手段と、
    該入力手段により入力された文字・記号又は切断命令符号を入力順にデータとして記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶されたデータの中に前記切断命令符号が存在したとき該切断命令符号の前後に入力された各文字・記号のデータ長を比較して最も長いデータ長のデータに応じた切断長を設定する設定手段と、
    前記記憶手段に記憶されたデータを読み出して、データが文字・記号データの場合には該データを前記被印字媒体に印字すべく前記印字手段を作動させ、切断命令符号データの場合には前記設定手段により設定された切断長に基づいて前記被印字媒体を切断すべく前記カッター手段を作動させる作動制御手段と、
    を備えることを特徴とする印字装置。
  2. 前記入力手段、前記記憶手段、前記設定手段、及び前記作動制御手段に加えて、前記文字・記号のデータを前記被印字媒体に印字するにあたり各文字・記号の配置を前記切断長に応じて均等配置すべく印字制御する印字制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の印字装置。
JP17679397A 1997-07-02 1997-07-02 印字装置 Expired - Fee Related JP3713904B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17679397A JP3713904B2 (ja) 1997-07-02 1997-07-02 印字装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17679397A JP3713904B2 (ja) 1997-07-02 1997-07-02 印字装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1120249A JPH1120249A (ja) 1999-01-26
JP3713904B2 true JP3713904B2 (ja) 2005-11-09

Family

ID=16019950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17679397A Expired - Fee Related JP3713904B2 (ja) 1997-07-02 1997-07-02 印字装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3713904B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4784537B2 (ja) * 2007-03-16 2011-10-05 カシオ計算機株式会社 ラベル作成装置、ラベル作成方法、およびラベル作成処理プログラム
JP5201414B2 (ja) * 2009-02-27 2013-06-05 カシオ計算機株式会社 テープ印刷装置、ネームラベルを作成するための印刷データ作成方法、ネームラベルを作成するための印刷データ作成プログラムが記憶された記憶媒体
JP5854309B2 (ja) * 2011-06-17 2016-02-09 ブラザー工業株式会社 印刷物作成プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1120249A (ja) 1999-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3911726B2 (ja) テープ印刷装置
JP2008307703A (ja) レタリングテープ及び印字装置
JP3660127B2 (ja) 印刷画像作成方法およびその装置並びにその装置を備えた印刷装置
US7418667B2 (en) Character input apparatus and tape printing apparatus incorporating the same as well as character input method
JP4566801B2 (ja) 情報処理装置、印刷・打刻複合装置、情報処理装置の表示方法、印刷・打刻複合装置の処理方法およびプログラム
JP2556232B2 (ja) テープ印刷装置
JP3829466B2 (ja) ラベル作成装置
JP3342149B2 (ja) テープ印刷装置
JP3713904B2 (ja) 印字装置
JPH0966632A (ja) テーププリンタ
JP2009048480A (ja) テキスト処理装置、テープ印刷装置、テキスト処理方法およびそのプログラム
JP2556231B2 (ja) テープ印刷装置
US5685656A (en) Tape-shaped label printing device having color range setting means
JP4042292B2 (ja) 印刷装置
JP4545922B2 (ja) 切断装置およびこれを備えたテープ印刷装置並びに切断方法
JP5552965B2 (ja) テープ印刷装置およびテープ印刷装置の制御方法
JPH111035A (ja) 印字装置
JP2006315414A (ja) テープ印刷装置
US6006014A (en) Tape-shaped label printing device having color range setting means
JP3094812B2 (ja) 複数行印刷できるテープ印刷装置
JP2560958B2 (ja) テープ印字装置
JP3045022B2 (ja) 複数ブロック印刷可能なテープ印刷装置
JP3731749B2 (ja) テープ印字装置
JP2546196B2 (ja) 任意行数のブロックを複数個印刷可能なテープ印刷装置
JP4534502B2 (ja) テープ印字装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130902

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees