JP3829466B2 - ラベル作成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長尺状の帯状記録紙(テープ)を被印字媒体とし、文字情報を印字した範囲のテープを切断してラベルを作成するラベル作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、オーディオカセットやビデオカセットに貼付けてその内容を記すインデックスラベル、あるいは種々の所持品に貼付けてその所有者を記すネームラベル等をオリジナルで作成する装置の1つとして、例えばラベル作成装置が提供されている。
【0003】
このラベル作成装置は、多数の文字入力キーを備えた文書作成機能を有し、この文書作成機能により任意に作成した文字列からなる文書データを、印刷キーを操作することで長尺状のテープにサーマル印字ヘッドを介して熱転写印字して出力するもので、この印字されたテープは、順次搬送されて装置本体側面のテープ排出口より外部に排出され、前記印字ヘッドとテープ排出口との間に配設された手動又は自動的に駆動されるカッタにより、前記インデックスやネーム等のラベルとして切断分離されるようになっている。
【0004】
そして、このような従来のラベル作成装置では、複数枚のラベルを連続して作成する際に、その印刷過程でテープを切断しながら1枚ずつラベルに切離す処理モードと、そのような処理を行なわない処理モードの2つの処理モードの設定が可能になっている。例えば、氏名からなる文字列を印字した同一のネームラベルを複数枚連続して作成する場合に、第1の処理モードに設定すると、1文字列の印字毎にテープカットが行なわれ、所望の枚数分、全て1枚1枚にカットされたラベルが作成される。
【0005】
また、第2の処理モードに設定すると、前記1文字列印字毎のテープカットは行なわれず、所望の枚数に相当する分の1文字列の印字が繰り返し行なわれ、その所望の枚数の印刷が終了したときに、テープカットが行なわれる。従って、未カット状態のラベルが作成されることになり、各ネーム文字列の間には後で鋏で切断できるように切断線が印字される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のラベル作成装置では、例えば100枚のラベルを作成する場合に、第1の処理モードに設定して印刷処理を行なうと、1枚1枚にカットされたラベルが次々に100枚作成されることになり、収拾,整理がつきにくく、取り扱いが不便な問題がある。
【0007】
また、同様に、例えば100枚のラベルを作成する場合に、第2の処理モードに設定して印刷処理を行なうと、100枚分のラベルが未カット状態で非常に長い1枚のラベルとして作成されることになり、この場合も整理がしにくく、しかも、実際の使用に際しては個別のラベルに切断するカット数が多くなってカット作業が非常に面倒で、取り扱いが不便な問題がある。
【0008】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、複数枚のラベルを連続印字により作成する場合でも、1枚1枚ばらばらに分離されたラベルや全て繋がった1枚のラベルとして作成されることなく、取り扱いに便利なラベルの作成を行なうことが可能になるラベル作成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の請求項1に係わるラベル作成装置は、テープを搬送しながらテープの長手方向に沿って文字情報を印字する印字手段と、文字情報が印字された前記テープをラベルに切断する切断手段とを備えたラベル作成装置であって、印字するラベルの枚数を入力設定する印字枚数設定手段と、前記切断手段で切断を行なうことなく前記印字手段によって前記テープに連続して印字するラベルの枚数を入力設定する連続印字枚数設定手段と、前記印字手段に、前記連続印字枚数設定手段によって入力設定されたラベルの枚数分の文字情報を前記テープに連続して印字させる動作を前記印字枚数設定手段によって入力設定されたラベルの枚数分まで繰り返させながら、その連続して印字された文字情報の印字領域の後端が前記切断手段の位置に搬送される毎に、前記切断手段により前記テープを切断するべく前記印字手段の動作を中断させる印字制御手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
このようなラベル作成装置によれば、印字枚数設定手段により印字するラベルの総枚数を入力設定すると共に、連続印字枚数設定手段により切断手段での切断を行なうことなく印字手段によってテープに連続して印字するラベルの枚数を入力設定すると、前記印字手段において、前記連続印字枚数設定手段によって入力設定されたラベルの枚数分の文字情報を前記テープに連続して印字させる動作が前記印字枚数設定手段によって入力設定されたラベルの総枚数分まで繰り返されながら、その連続印字設定枚数分の文字情報の印字領域の後端が前記切断手段の位置に搬送される毎に、前記切断手段により前記テープを切断するべく前記印字手段の動作が中断され、テープの切断が行なえるので、所望の連続印字設定枚数ずつ未カット状態で繋がった適当な長さのラベルが作成されることになる。
【0011】
また、本発明の請求項2に係わるラベル作成装置は、テープを搬送しながらテープの長手方向に沿って文字情報を印字する印字手段と、文字情報が印字された前記テープをラベルに切断する切断手段とを備えたラベル作成装置であって、
ラベルに印字する文字情報を入力する入力手段と、印字するラベルの枚数を入力設定する印字枚数設定手段と、前記切断手段によって切断される前記テープの切断テープ長を入力設定する切断テープ長設定手段と、前記入力手段から入力された文字情報の印字長を算出する印字長算出手段と、前記印字長算出手段によって算出された文字情報の印字長に基づいて、前記切断テープ長設定手段によって設定された切断テープ長の範囲に印字可能なラベルの枚数を求めるラベル枚数演算手段と、前記印字手段に、前記ラベル枚数演算手段によって求めたラベルの枚数分の文字情報を前記テープに連続して印字させる動作を前記印字枚数設定手段によって入力設定されたラベルの枚数分まで繰り返させながら、その連続して印字された文字情報の印字領域の後端が前記切断手段の位置に搬送される毎に前記印字手段の動作を中断させる印字制御手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
このようなラベル作成装置によれば、入力手段によりラベルに印字する文字情報を入力し、印字枚数設定手段により印字するラベルの枚数を入力設定すると共に、切断テープ長設定手段により切断手段にて切断するテープの1枚の切断テープ長を入力設定すると、前記入力された1ラベルあたりの文字情報の印字長が算出され、この算出された1ラベルあたりの印字長に基づいて、前記切断テープ長設定手段によって設定された切断テープ長の範囲に印字可能なラベルの連続枚数が求められ、前記印字手段において、前記ラベルの連続枚数分の文字情報を前記テープに連続して印字させる動作が前記印字枚数設定手段によって入力設定されたラベルの総枚数分まで繰り返されながら、その連続して印字された文字情報の印字領域の後端が前記切断手段の位置に搬送される毎に前記印字手段の動作が中断され、テープの切断が行なえるので、所望の切断テープ長に相当する連続枚数ずつ未カット状態で繋がった適当な長さのラベルが作成されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明のラベル作成装置の実施形態に係わるテーププリンタの外観の構成を示す斜視図である。
【0014】
図1に示すように、装置本体11の上面には、キーボード(キー入力部)12、液晶表示部13が設けられ、開閉自在の蓋14でカバーされたカセット収容部15が設けられる。
【0015】
キーボード12には、文書データ(テキストデータ)を入力するためのアルファベット文字キー、数字キー、記号キー等の文字入力キー12aが備えられ、さらに、電源キー12b、液晶表示部13上に表示されるカーソルを移動させるカーソルキー12c、入力された文書データの印刷処理を実行する際に操作される「印刷」キー12d、各種入力データや選択データの確定、所定機能の開始の指示等を行なうときに操作される「実行」キー12e等が備えられる。
【0016】
16は印字されたテープ30が装置本体11の外部に排出されるテープ排出口、16aは該テープ排出口16から排出されたテープの先頭部分をラベルとして切断分離するためのカッタ操作レバーである。
【0017】
図2は前記テーププリンタの装置本体11の上面の蓋14を開いて見たカセット収容部15の内部の構成を示す図である。
このカセット収容部15の内部には、サーマルプリンタからなる印字ヘッド部17が設けられる。
【0018】
また、カセット収容部15には、印字用のテープ30と熱転写用のインクリボン31を収容したテープカセット24が装着される。
前記印字ヘッド部17は、文書データに基づいて発熱駆動されるサーマル印字ヘッド18と、このサーマル印字ヘッド18の駆動時に回転駆動されてテープ30及びインクリボン31を搬送するプラテンローラ22及びインクリボン巻き取り軸23等を備える。
【0019】
サーマル印字ヘッド18は、テープ30の幅方向に沿って1列に配列された複数個の発熱素子19を備え、支軸20を中心に回動可能な支持体21に取り付けられている。サーマル印字ヘッド18は図示しない機構により蓋14の開閉に連動して支軸20を中心に回動しプラテンローラ22と接触したり開離したりする。
【0020】
すなわち、蓋14が閉じられた印刷時には、図2に示すように、サーマル印字ヘッド18はテープ30とインクリボン31を間に挟んでプラテンローラ22に押圧される。また、テープカセット24の交換時等で蓋14が開けられたときには、サーマル印字ヘッド18はプラテンローラ22から離れてテープカセット24の交換を可能にする。
【0021】
プラテンローラ22は反時計回りの1方向に回転されるもので、図示しない駆動部により印字動作に伴ない回転駆動されてテープ30及びインクリボン31を一定速度で搬送する。このプラテンローラ22の回転駆動と共に、インクリボン巻き取り軸23も前記駆動部により時計回りの1方向に回転駆動されてサーマル印字ヘッド18で熱転写された使用済みのインクリボン31が巻き取られる。
【0022】
カセット収容部15に装着されるテープカセット24は、カセットケース25と、印字用のテープ30を巻装したテープ供給リール26と、熱転写用のインクリボン31を巻装したインクリボン供給リール27と、巻き取り駆動軸23により回転駆動されるインクリボン巻き取りリール28とを備えている。また、カセットケース25の一部には、サーマル印字ヘッド18が収容される凹部29が設けられ、この凹部29にカセットケース25からテープ30及びインクリボン31が引き出されてサーマル印字ヘッド18とプラテンローラ22との間にセットされる。
【0023】
前記印字用のテープ30は、裏面に接着剤が塗布され表面が印字面となる合成樹脂シートと、この合成樹脂シートの裏面に貼着される剥離紙とで構成される。また、カセット収容部15には、テープ排出口16に隣接してカッタ機構32が設けられる。
【0024】
図3は前記テーププリンタのカセット収容部15に設けられたカッタ機構32の構成を示す図である。
カッタ機構32は、装置本体11に固定して設けられる固定刃33と、この固定刃33に軸35で回動可能に軸着された前記カッタ操作レバー16aの操作により回動する可動刃34とからなるハサミ形状に構成される。
【0025】
カッタ操作レバー16aが矢印aで示す方向に回転操作されると、このレバー16aの支持軸36に固着された円板37が矢印a1 で示す同一方向に回転され、この円板37の一側面の外周帯に立設された可動ピン38が矢印a2 で示す方向に移動される。この円板37の可動ピン38は、可動刃34における軸35の側とは反対端部34aに形成された長孔34bに挿通されており、該可動ピン38の矢印a2 方向への移動に伴ない可動刃34の反対端部34aが回転方向に引っ張られ、軸35を中心に回動することで、矢印a3 に示すように、可動刃34が固定刃33と噛み合いテープ30が切断される。
【0026】
すなわち、前記印字ヘッド部17では、文書データの印字動作時に、テープ30とインクリボン31とがリボン巻き取りリール28及びプラテンローラ22の回転により、それぞれ同一の速度で搬送され、サーマル印字ヘッド18がプラテンローラ22との間にテープ30とインクリボン31とを挟み付けて熱転写動作することにより、文書データが順次テープ30に印字される。印字が済んだテープ30は、テープ排出口16から装置本体11の外部に排出される。そして、カッタ機構32により印字済み部分のテープ30が切断分離されラベルが作成される。
【0027】
なお、テープ30に対するサーマル印字ヘッド18による印字位置と、カッタ機構32によるテープ切断位置との間隔はLとされる。そして、本実施形態では、ラベルの作成に伴ないその印字領域の前後に設定される余白Mは、前記ヘッド〜カッタ間距離Lに等しい一律の長さ(M=L)とされる。
【0028】
図4は前記テーププリンタの電子回路の構成を示すブロック図である。
このテーププリンタの電子回路には、制御部(CPU)40が備えられる。
制御部40は、キーボード(キー入力部)12からのキー操作信号に応じてROM41に予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、回路各部の動作制御を行なう。
【0029】
ROM41には、このテーププリンタの全体の動作を司るシステムプログラムが予め記憶されると共に、文字列データの入力処理、表示処理、入力された文字列データからなる文書データの印刷処理等をそれぞれ司る種々のサブプログラムが予め記憶される。
【0030】
前記制御部(CPU)40には、キーボード12、ROM41の他、テーププリンタにおける入力,表示,印刷処理に関する各種データを記憶するRAM42、表示のためのフォントのパターンデータを記憶する表示用キャラクタジェネレータ43、印字のためのフォントのパターンデータを記憶する印字用キャラクタジェネレータ44、入力された文字列データを液晶表示部13に表示させるための表示駆動回路45が接続される。
【0031】
さらに、制御部(CPU)40には、ヘッド駆動回路46を介してサーマル印字ヘッド18が接続され、また、ステップモータ駆動回路47を介して、プラテンローラ22及びリボン巻取軸23を駆動するためのステップモータ48が接続される。
【0032】
図5は前記テーププリンタ電子回路のRAM42に備えられるデータメモリの構成を示す図である。
RAM42には、テキストメモリ42a、書式メモリ42b、印字長メモリ42c、印字データメモリ42d、印字枚数メモリ42e、連続印字枚数メモリ42f、印字枚数カウンタ42g、連続印字枚数カウンタ42h、搬送ステップ数カウンタ42i等が備えられる。
【0033】
テープ切断長メモリ42j及び印字ラベル長メモリ42kについては、後述する他の実施形態において説明する。
図6は前記テーププリンタにより作成された1枚のラベルにおける文書印字領域である印字長Dと前後余白M,1印字ラベル長Hとの関係を示す図である。
【0034】
前記印字長Dは、被印字文書データの文字数A、書式設定された文字サイズX,文字間隔Yに基づき、下式(1)に従って算出される。
D=X×A+Y×(A−1) ・・・式(1)
そして、前記印字ラベル長Hは、印字長Dと書式設定された前後余白Mとに基づき、下式(2)に従って算出される。
【0035】
H=D+2M …式(2)
前記テキストメモリ42aには、文字列データの入力処理に伴ないキーボード12の文字入力キー12aにより入力された文字列データが文字コードとして記憶される。
【0036】
書式メモリ42bには、前記テキストメモリ42aに入力されて記憶された文字列データからなる文書データの設定書式データが、文字サイズX、文字間隔Y、前後余白Mの組み合わせとして記憶される。
【0037】
印字長メモリ42cには、前記テキストメモリ42aに入力されて記憶された文字列データの印字長Dが、被印字文字列の文字数A、書式メモリ42bに記憶された文字サイズX,文字間隔Yに基づき、前記式(1)に従って算出され記憶される。
【0038】
印字データメモリ42dには、前記テキストメモリ42aに文字コードとして記憶された文字列データが、印字用キャラクタジェネレータ44により変換される各文字のフォントからなる印刷パターンデータに展開されて記憶される。
【0039】
印字枚数メモリ42eには、前記テキストメモリ42aに記憶された文字列データを繰り返し連続印字して複数のラベルを作成する際の総印字枚数Pが、キーボード12により数値入力されて設定記憶される。
【0040】
連続印字枚数メモリ42fには、前記テキストメモリ42aに記憶された文字列データを繰り返し連続印字して複数のラベルを作成する際に、カッタ機構32による切断を行なわず未カット状態で連続してテープ20に印字するラベルの連続印字枚数Qが、キーボード12により数値入力されて設定記憶される。
【0041】
印字枚数カウンタ42gでは、前記テキストメモリ42aに記憶された文字列データを繰り返し連続印字して複数のラベルを作成する際の総印字枚数nがカウントされる。
【0042】
連続印字枚数カウンタ42hでは、前記テキストメモリ42aに記憶された文字列データを繰り返し連続印字して複数のラベルを作成する際の連続印字枚数Nがカウントされる。
【0043】
搬送ステップ数カウンタ42iでは、テープ30を搬送するステップモータ48の印刷開始からの駆動ステップ数Sがカウントされる。
なお、本実施形態のテーププリンタでは、ステップモータ48が1ステップ駆動される毎にテープ30は被印字データの1ドットラインに相当する幅で搬送され、このステップモータ48の1ステップ駆動毎の1ライン印字処理を繰り返すことで、印字データメモリ42dに記憶された被印字データが順次テープ30に印字される。
【0044】
そして、前記書式メモリ42bに記憶される文字サイズX,文字間隔Y,余白Mは、印字ドットのサイズ換算で記憶されるので、この書式設定データは勿論、これに基づき算出されて印字長メモリ42cに記憶される被印字データの印字長Dも、前記テープ30を搬送するステップモータ48の駆動ステップ数Sに対応する値となる。
【0045】
次に、前記構成によるテーププリンタの動作について説明する。
図7は前記テーププリンタにおける入力文書の印刷処理を示すフローチャートである。
【0046】
図8は前記テーププリンタにおける入力文書の印刷処理に伴なう複数のラベルの連続作成状態を示す図である。
キーボード12上の文字入力キー12aの選択操作に伴ない、任意に入力された文字列データ「ABC」からなる文書データが、RAM42内のテキストメモリ42aに記憶されると共に、その書式設定データが書式メモリ42bに記憶された状態で、キーボード12上の「印刷」キー12dが操作されると、図7における入力文書の印刷処理が起動される。
【0047】
この入力文書の印刷処理では、まず、ラベルの総作成枚数を設定する総印字枚数P及び未カット状態でのラベルを何枚連続させるかを設定する連続印字枚数Qのユーザ入力を促すラベル枚数入力画面が液晶表示部13に表示される(ステップS1)。
【0048】
このラベル枚数入力画面の表示状態において、キーボード12上の文字入力キー12aが操作され、前記総印字枚数P及び前記連続印字枚数Qがそれぞれ、例えば「P=22,Q=10」として数値入力されて設定されると、この入力設定された総印字枚数P(=22)及び連続印字枚数Q(=10)は、それぞれRAM42内の印字枚数メモリ42e及び連続印字枚数メモリ42fに記憶される(ステップS2→S3)。
【0049】
ここで、印刷開始の指示に相当する「実行」キー12eが操作されると、RAM42内の印字枚数カウンタ42gにおけるカウントデータn、連続印字枚数カウンタ42hにおけるカウントデータN、搬送ステップ数カウンタ42iにおけるカウントデータSがそれぞれ“0”クリアされて初期設定される(ステップS4→S5)。
【0050】
すると、前記テキストメモリ42aに記憶されている文字列データ「ABC」が、印刷用キャラクタジェネレータ44から読み出される各文字毎のフォントパターンによって被印刷データとして展開され、印字データメモリ42dに記憶される(ステップS6)。
【0051】
すると、前記印字データメモリ42dに展開された被印刷データ「ABC」の印刷が、1ドットライン印字出力する毎にステップモータ48を1ステップ駆動してテープ30を1ドットラインの幅で搬送する1ライン印字処理として、RAM42内の搬送ステップ数カウンタ42iにおいてステップモータ48によるテープ30の搬送ステップ数Sがカウントされながら、前記被印刷データの全てのラインの印字が成されるまで繰り返される(ステップS7,S8,S9→S7)。
【0052】
そして、前記印刷データメモリ42dに展開された被印刷データ「ABC」の全てのラインの繰り返し印字処理が終了すると、印字枚数カウンタ42gのカウントデータn及び連続印字枚数カウンタ42hのカウントデータNがそれぞれ“0”→“1”にカウントアップされ、該連続印字枚数カウンタ42hのカウントデータN(=1)が前記連続印字枚数メモリ42fに設定記憶された連続印字枚数Q(=10)に到達した(N=Q)か否か判断される(ステップS9→S10,S11)。
【0053】
この場合、前記連続印字枚数カウンタ42hのカウントデータN(=1)は連続印字枚数メモリ42fに設定記憶された連続印字枚数Q(=10)に到達してないと判断され、次に、印字枚数カウンタ42gのカウントデータn(=1)が印字枚数メモリ42eに設定記憶された総印字枚数P(=22)に到達した(n=P)か否か判断される(ステップS11→S12)。
【0054】
この場合、前記印字枚数カウンタ42gのカウントデータn(=1)は印字枚数メモリ42eに設定記憶された総印字枚数P(=22)にも到達してないと判断され、ステップモータ駆動回路47によるステップモータ48の駆動が継続され、テープ30の搬送が継続されると共に、搬送ステップ数カウンタ42iにおけるテープ搬送ステップ数Sのカウントも継続される(ステップS13,S14)。
【0055】
そして、テープ30の搬送及び搬送ステップ数Sのカウントがさらに繰り返され、当該テープ搬送ステップ数Sが、印字長メモリ42cに記憶されている被印刷データ「ABC」の印字長Dと前記書式メモリ42bに記憶されている余白Mとの合計値に一致(S=D+M)、つまり、1枚目の印字ラベルとなる前余白及び被印刷データ「ABC」の印字済み部分から後余白末尾までのテープ30が、サーマル印字ヘッド18による印字位置より先に搬送されたと判断されると、ステップモータ駆動回路47によるステップモータ48の駆動が停止されてテープ30の搬送が停止され、個々のラベルの境界を示す点線のカットマークCが印字される(ステップS15→S16,S17)。
【0056】
すると、前記ステップモータ駆動回路47によるステップモータ48の駆動が再開されてテープ30の搬送が再開されると共に、搬送ステップ数カウンタ42iにおけるテープ搬送ステップ数Sのカウントも再開される(ステップS18,S19)。
【0057】
そして、テープ30の搬送及び搬送ステップ数Sのカウントが繰り返され、当該テープ搬送ステップ数Sが、印字長メモリ42cに記憶されている被印刷データ「ABC」の印字長Dと前記書式メモリ42bに記憶されている前後余白2Mとの合計値に一致(S=D+2M)、つまり、1枚目の印字ラベルとなる前余白及び被印刷データ「ABC」の印字済み部分から後余白末尾までのテープ30が、カッタ機構32によるテープ切断位置より先に排出され、サーマル印字ヘッド18による印字位置に対し2枚目の印字ラベルとなる被印刷データ「ABC」の印字開始位置がセットされたと判断されると、前記搬送ステップ数カウンタ42iによるカウントデータSが“0”クリアされ、2枚目の印字ラベルとなる被印刷データ「ABC」の1ライン印字処理が続けて開始される(ステップS20→S21→S7)。
【0058】
そして、前記ステップS7〜S21における各処理が繰り返し行なわれることで、1ラベル分の被印刷データの印字処理、印字枚数カウンタ42g,連続印字枚数カウンタ42hによる各カウントデータn,Nのカウントアップ処理、及び各ラベル境界を示すカットマークCの印字処理が繰り返し実行されるもので、この後、ステップS9において、10枚目の印字ラベルとなる被印刷データ「ABC」の印字処理が終了したと判断された際に、ステップS10において、印字枚数カウンタ42gのカウントデータn及び連続印字枚数カウンタ42hのカウントデータNがそれぞれ“9”→“10”にカウントアップされることで、ステップS11において、該連続印字枚数カウンタ42hのカウントデータN(=10)が連続印字枚数メモリ42fに設定記憶された連続印字枚数Q(=10)に到達した(N=Q)と判断されると、さらに、印字枚数カウンタ42gのカウントデータn(=10)が印字枚数メモリ42eに設定記憶された総印字枚数P(=22)に到達した(n=P)か否か判断される(ステップS11→S22)。
【0059】
この場合、前記連続印字枚数カウンタ42hのカウントデータN(=10)が連続印字枚数メモリ42fに設定記憶された連続印字枚数Q(=10)に到達しただけで、印字枚数カウンタ42gのカウントデータn(=10)は印字枚数メモリ42eに設定記憶された総印字枚数P(=22)には到達してないと判断され、ステップモータ駆動回路47によるステップモータ48の駆動が継続され、テープ30の搬送が継続されると共に、搬送ステップ数カウンタ42iにおけるテープ搬送ステップ数Sのカウントも継続される(ステップS22→S23,S24)。
【0060】
そして、この10枚目のラベル部分に対する被印刷データ「ABC」印字後のテープ30の搬送及び搬送ステップ数Sのカウントが繰り返され、当該テープ搬送ステップ数Sが、印字長メモリ42cに記憶されている被印刷データ「ABC」の印字長Dと前記書式メモリ42bに記憶されている前後余白2Mとの合計値に一致(S=D+2M)、つまり、10枚目の印字ラベルとなる前余白及び被印刷データ「ABC」の印字済み部分から後余白末尾までのテープ30、すなわち、1枚目〜10枚目までの連続印字済みのラベル部分に相当するテープ30が、カッタ機構32によるテープ切断位置より先に排出され、サーマル印字ヘッド18による印字位置に対し11枚目の印字ラベルとなる被印刷データ「ABC」の印字開始位置がセットされたと判断されると、制御部(CPU)40からテープ切断指示信号が出力されることで、ステップモータ駆動回路47によるステップモータ48の駆動が停止されてテープ30の搬送が停止され、液晶表示部13に対し、前記設定された連続印字枚数Q(=10)分のラベル印字済み部分のテープ切断をユーザに促すメッセージ(例えば「テープカットして下さい!」)が表示される(ステップS25→S26,S27)。
【0061】
ここで、ユーザによりカッタ操作レバー16aが操作され、その動作がカッタ機構32に設けられたマイクロスイッチ等により検出されることで、この場合1枚目から10枚目に相当する10枚分のラベル連続印字済み部分のテープ30が切断されて分離されたと判断されると、前記連続印字枚数カウンタ42hによるカウントデータN及び搬送ステップ数カウンタ42iによるカウントデータSが、共に“0”リセットされ、11枚目の印字ラベルとなる被印刷データ「ABC」の1ライン印字処理が開始される(ステップS28→S29,S30→S7)。
【0062】
なお、カッタ動作の終了確認をマイクロスイッチ等の自動検出によらずに、切断操作終了時にユーザが操作するキーボード12の任意のキーのキー操作信号を検出することによって行なってもよい。
【0063】
この後、ステップS7〜S21における繰り返し処理により、11枚目以降の各ラベル部分に対する被印刷データ「ABC」の印字及びカットマークCの印字が繰り返される状態で、ステップS9において、20枚目の印字ラベルとなる被印刷データ「ABC」の印字処理が終了したと判断された際に、ステップS10において、印字枚数カウンタ42gのカウントデータnが“19”→“20”にカウントアップされると共に、連続印字枚数カウンタ42hのカウントデータNが“9”→“10”にカウントアップされることで、ステップS11において、該連続印字枚数カウンタ42hのカウントデータN(=10)が連続印字枚数メモリ42fに設定記憶された連続印字枚数Q(=10)に到達した(N=Q)と判断されると、さらに、印字枚数カウンタ42gのカウントデータn(=20)が印字枚数メモリ42eに設定記憶された総印字枚数P(=22)に到達した(n=P)か否か判断される(ステップS11→S22)。
【0064】
この場合、前記連続印字枚数カウンタ42hのカウントデータN(=10)が連続印字枚数メモリ42fに設定記憶された連続印字枚数Q(=10)に到達しただけで、印字枚数カウンタ42gのカウントデータn(=20)は印字枚数メモリ42eに設定記憶された総印字枚数P(=22)には到達してないと判断され、ステップモータ駆動回路47によるステップモータ48の駆動が継続され、テープ30の搬送が継続されると共に、搬送ステップ数カウンタ42iにおけるテープ搬送ステップ数Sのカウントも継続される(ステップS22→S23,S24)。
【0065】
そして、この20枚目のラベル部分に対する被印刷データ「ABC」印字後のテープ30の搬送及び搬送ステップ数Sのカウントが繰り返され、当該テープ搬送ステップ数Sが、印字長メモリ42cに記憶されている被印刷データ「ABC」の印字長Dと前記書式メモリ42bに記憶されている前後余白2Mとの合計値に一致(S=D+2M)、つまり、20枚目の印字ラベルとなる前余白及び被印刷データ「ABC」の印字済み部分から後余白末尾までのテープ30、すなわち、11枚目〜20枚目までの連続印字済みのラベル部分に相当するテープ30が、カッタ機構32によるテープ切断位置より先に排出され、サーマル印字ヘッド18による印字位置に対し21枚目の印字ラベルとなる被印刷データ「ABC」の印字開始位置がセットされたと判断されると、制御部(CPU)40からテープ切断指示信号が出力されることで、ステップモータ駆動回路47によるステップモータ48の駆動が停止されてテープ30の搬送が停止され、液晶表示部13に対し、前記設定された連続印字枚数Q(=10)分のラベル印字済み部分のテープ切断をユーザに促すメッセージ(例えば「テープカットして下さい!」)が表示される(ステップS25→S26,S27)。
【0066】
ここで、ユーザによりカッタ操作レバー16aが操作され、その動作がカッタ機構32に設けられたマイクロスイッチ等により検出されることで、この場合11枚目から20枚目に相当する10枚分のラベル連続印字済み部分のテープ30が切断されて分離されたと判断されると、前記連続印字枚数カウンタ42hによるカウントデータN及び搬送ステップ数カウンタ42iによるカウントデータSが、共に“0”リセットされ、21枚目の印字ラベルとなる被印刷データ「ABC」の1ライン印字処理が開始される(ステップS28→S29,S30→S7)。
【0067】
この後、さらに、ステップS7〜S21における繰り返し処理により、21枚目以降の各ラベル部分に対する被印刷データ「ABC」の印字及びカットマークCの印字が繰り返される状態で、ステップS9において、22枚目の印字ラベルとなる被印刷データ「ABC」の印字処理が終了したと判断された際に、ステップS10において、印字枚数カウンタ42gのカウントデータnが“21”→“22”にカウントアップされると共に、連続印字枚数カウンタ42hのカウントデータNが“1”→“2”にカウントアップされることで、ステップS11において、該連続印字枚数カウンタ42hのカウントデータN(=2)は連続印字枚数メモリ42fに設定記憶された連続印字枚数Q(=10)に到達しないと判断され、さらに、ステップS11において、印字枚数カウンタ42gのカウントデータn(=22)は印字枚数メモリ42eに設定記憶された総印字枚数P(=22)に到達した(n=P)と判断されると、ステップモータ駆動回路47によるステップモータ48の駆動が継続され、テープ30の搬送が継続されると共に、搬送ステップ数カウンタ42iにおけるテープ搬送ステップ数Sのカウントも継続される(ステップS12→S31,S32)。
【0068】
そして、この22枚目のラベル部分に対する被印刷データ「ABC」印字後のテープ30の搬送及び搬送ステップ数Sのカウントが繰り返され、当該テープ搬送ステップ数Sが、印字長メモリ42cに記憶されている被印刷データ「ABC」の印字長Dと前記書式メモリ42bに記憶されている前後余白2Mとの合計値に一致(S=D+2M)、つまり、22枚目の印字ラベルとなる前余白及び被印刷データ「ABC」の印字済み部分から後余白末尾までのテープ30、すなわち、21枚目〜22枚目までの連続印字済みのラベル部分に相当するテープ30が、カッタ機構32によるテープ切断位置より先に排出されたと判断されると、制御部(CPU)40からテープ切断指示信号が出力されることで、ステップモータ駆動回路47によるステップモータ48の駆動が停止されてテープ30の搬送が停止され、液晶表示部13に対し、前記設定された総印字枚数P(=22)分の最後の連続ラベル印字済み部分のテープ切断をユーザに促すメッセージ(例えば「テープカットして下さい!」)が表示される(ステップS33→S34,S35)。
【0069】
ここで、ユーザによりカッタ操作レバー16aが操作され、その動作がカッタ機構32に設けられたマイクロスイッチ等により検出されることで、この場合21枚目から22枚目に相当する2枚分の最後のラベル連続印字済み部分のテープ30が切断されて分離されたと判断されると、前記一連の印刷処理が終了される(ステップS36→END)。
【0070】
したがって、前記構成のテーププリンタにおけるラベル作成機能によれば、RAM42内の印字枚数メモリ42eに対して印字するラベルの総印字枚数P(=22) をキー入力して設定記憶させると共に、連続印字枚数メモリ42fに対して未カット状態で連続して印字するラベルの連続印字枚数Q(=10) をキー入力して設定記憶させると、前記入力設定されたラベルの連続印字枚数Q(=10) 分の被印刷データ「ABC」を各ラベル境界のカットマークCを付しながらテープ30に連続して印字させる動作が、前記入力設定されたラベルの総印字枚数P(=22) 分まで繰り返されながら、その連続印字設定枚数Q(=10) 分の印字済みラベル部分の後端がカッタ機構32によるテープ切断位置に搬送される毎に、制御部(CPU)40からテープ切断指示信号が出力されて印字,搬送動作が停止され、液晶表示部13に対するテープカットメッセージの表示により、前記設定連続印字枚数Q(=10) 毎のラベル連続印字済み部分のテープカットが行なえるので、所望の連続印字設定枚数Qずつ未カット状態で繋がった適当な長さのラベルを作成できるようになる。
【0071】
これにより、従来のテープ印字装置のように、1枚1枚にカットされたラベルが次々に多数枚作成されて、収拾,整理がつきにくくなったり、また、多数枚分のラベルが未カット状態で非常に長い1枚のラベルとして作成されて、後の鋏などによるカット作業が非常に面倒になったりすることはなく、取り扱いに便利な連続印字ラベルを作成することができる。
【0072】
なお、前記実施形態では、連続印字枚数Qをキー入力により直接数値設定し、RAM42内の連続印字枚数メモリ42fに記憶させて、印刷処理における連続印字制御を行なう構成としたが、図5,図8における点線開示部分、及び図9における差し替えフローチャートに示すように、未カット状態で連続印字するテープ30の切断長さRを数値入力により設定し、この切断長さRに応じた前記連続印字枚数Qを演算により求めて、前記同様の連続印字制御を行なう構成としてもよい。
【0073】
図9は前記テーププリンタによる印刷処理のステップS1〜S3に差し替えられる他の実施形態を示すフローチャートである。
このテーププリンタの他の実施形態では、さらに、図5で示すように、RAM42に対し、未カット状態で連続印字するテープ30の任意の切断長さRをキー入力により設定して記憶するためのテープ切断長メモリ42j、印字長メモリ42cに算出記憶された印字長Dと書式メモリ42bに設定記憶された余白Mとに基づき前記式(2)に従って算出される1印字ラベル長Hを記憶するための印字ラベル長メモリ42kが備えられる。
【0074】
すなわち、このテーププリンタの他の実施形態における印刷処理では、図9に示すように、まず、ラベルの総作成枚数を設定する総印字枚数P及び未カット状態で連続ラベル印字するテープ30の長さを設定するテープ切断長Rのユーザ入力を促すラベル作成入力画面が液晶表示部13に表示される(ステップA1)。
【0075】
このラベル作成入力画面の表示状態において、キーボード12上の文字入力キー12aが操作され、前記総印字枚数P及び前記テープ切断長Rがそれぞれ数値入力されて設定されると、この入力設定された総印字枚数P及びテープ切断長Rは、それぞれRAM42内の印字枚数メモリ42e及びテープ切断長メモリ42jに記憶される(ステップA2→A3)。
【0076】
すると、印字長メモリ42cに算出記憶されている印字長Dと書式メモリ42bに設定記憶されている余白Mとに基づき前記式(2)に従って1印字ラベル長Hが算出され、印字ラベル長メモリ42kに記憶される(ステップA4)。
【0077】
すると、前記ステップA3においてテープ切断長メモリ42jに設定記憶されたテープ切断長Rと、前記ステップA4において印字ラベル長メモリ42kに算出記憶された1印字ラベル長Hに基づき、テープ切断長Rに対応するラベルの連続印字枚数Qが、下式(3)に従って算出され連続印字枚数メモリ42fに記憶される(ステップA5)。
【0078】
Q=R/H …式(3)
この式(3)に従った連続印字枚数Qの算出にあたって得られる小数点以下の値は、四捨五入又は切下げか切上げの何れかに予め設定され、整数値として連続枚数メモリ42fに記憶される。つまり、連続印字枚数メモリ42fには、ユーザにより任意に入力設定されたテープ切断長Rに相当する未カット状態でのラベルの連続印字枚数Qが記憶されることになる。
【0079】
こうして、RAM42内の印字枚数メモリ42eに対してラベルの総印字枚数Pが記憶され、また、連続印字枚数メモリ42fに対してテープ切断長Rに応じたラベルの連続印字枚数Qが記憶されると、これ以降、前記実施形態における印刷処理のステップS4〜S36に伴なう各処理が実行され、前記実施形態同様に、所望のテープ切断長Rに応じた連続印字設定枚数Qずつ未カット状態で繋がった適当な長さのラベルが作成されるようになる。
【0080】
なお、前記各実施形態では、テープ30のカッタ機構32を、カッタ操作レバー16aの操作に応じて可動刃34を回動させて固定刃33との間でテープ30を切断する手動切断機構として構成したが、例えば前記連続印字枚数Qに対応して未カット状態で繋がった複数枚の連続印字済みラベル部分の後端がカッタ機構32によるテープ切断位置にセットされる毎に制御部(CPU)40から出力されるテープ切断指示信号、及び前記総印字枚数Pに対応した印字済みラベル部分の後端がカッタ機構32によるテープ切断位置にセットされるのに伴ない制御部(CPU)40から出力されるテープ切断指示信号に応じて動作するモータにより、前記可動刃34を回動させるようにした自動切断機構として構成してもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係わるラベル作成装置によれば、印字枚数設定手段により印字するラベルの総枚数を入力設定すると共に、連続印字枚数設定手段により切断手段での切断を行なうことなく印字手段によってテープに連続して印字するラベルの枚数を入力設定すると、前記印字手段において、前記連続印字枚数設定手段によって入力設定されたラベルの枚数分の文字情報を前記テープに連続して印字させる動作が前記印字枚数設定手段によって入力設定されたラベルの総枚数分まで繰り返されながら、その連続印字設定枚数分の文字情報の印字領域の後端が前記切断手段の位置に搬送される毎に、前記切断手段により前記テープを切断するべく前記印字手段の動作が中断され、テープの切断が行なえるので、所望の連続印字設定枚数ずつ未カット状態で繋がった適当な長さのラベルを作成できるようになる。
【0082】
また、本発明の請求項2に係わるラベル作成装置によれば、入力手段によりラベルに印字する文字情報を入力し、印字枚数設定手段により印字するラベルの枚数を入力設定すると共に、切断テープ長設定手段により切断手段にて切断するテープの1枚の切断テープ長を入力設定すると、前記入力された1ラベルあたりの文字情報の印字長が算出され、この算出された1ラベルあたりの印字長に基づいて、前記切断テープ長設定手段によって設定された切断テープ長の範囲に印字可能なラベルの連続枚数が求められ、前記印字手段において、前記ラベルの連続枚数分の文字情報を前記テープに連続して印字させる動作が前記印字枚数設定手段によって入力設定されたラベルの総枚数分まで繰り返されながら、その連続して印字された文字情報の印字領域の後端が前記切断手段の位置に搬送される毎に前記印字手段の動作が中断され、テープの切断が行なえるので、所望の切断テープ長に相当する連続枚数ずつ未カット状態で繋がった適当な長さのラベルを作成できるようになる。
【0083】
よって、本発明によれば、複数枚のラベルを連続印字により作成する場合でも、1枚1枚ばらばらに分離されたラベルや全て繋がった1枚のラベルとして作成されることなく、取り扱いに便利なラベルの作成を行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラベル作成装置の実施形態に係わるテーププリンタの外観の構成を示す斜視図。
【図2】前記テーププリンタの装置本体の上面の蓋を開いて見たカセット収容部の内部の構成を示す図。
【図3】前記テーププリンタのカセット収容部に設けられたカッタ機構の構成を示す図。
【図4】前記テーププリンタの電子回路の構成を示すブロック図。
【図5】前記テーププリンタ電子回路のRAMに備えられるデータメモリの構成を示す図。
【図6】前記テーププリンタにより作成された1枚のラベルにおける文書印字領域である印字長Dと前後余白M,1印字ラベル長Hとの関係を示す図。
【図7】前記テーププリンタにおける入力文書の印刷処理を示すフローチャート。
【図8】前記テーププリンタにおける入力文書の印刷処理に伴なう複数のラベルの連続作成状態を示す図。
【図9】前記テーププリンタによる印刷処理のステップS1〜S3に差し替えられる他の実施形態を示すフローチャート。
【符号の説明】
11 …装置本体、
12 …キーボード(キー入力部)、
12a…文字入力キー、
12b…電源キー、
12c…カーソルキー、
12d…「印刷」キー、
12e…「実行」キー、
13 …液晶表示部、
15 …カセット収容部、
16 …テープ排出口、
16a…カッタ操作レバー、
17 …印字ヘッド部、
18 …サーマル印字ヘッド、
19 …ヘッド発熱素子、
22 …プラテンローラ、
23 …インクリボン巻き取り軸、
24 …テープカセット、
25 …カセットケース、
26 …テープ供給リール、
27 …インクリボン供給リール、
28 …インクリボン巻き取りリール、
30 …テープ、
31 …インクリボン、
32 …カッタ機構、
33 …カッタ固定刃、
34 …カッタ可動刃、
40 …制御部(CPU)、
41 …ROM、
42 …RAM、
42a…テキストメモリ、
42b…書式メモリ、
42c…印字長メモリ、
42d…印字データメモリ、
42e…印字枚数メモリ、
42f…連続印字枚数メモリ、
42g…印字枚数カウンタ、
42h…連続印字枚数カウンタ、
42i…搬送ステップ数カウンタ、
42j…テープ切断長メモリ、
42k…印字ラベル長メモリ、
43 …表示用キャラクタジェネレータ、
44 …印字用キャラクタジェネレータ、
46 …ヘッド駆動回路、
47 …ステップモータ駆動回路、
48 …ステップモータ
P …ラベル総印字枚数、
Q …ラベル連続印字枚数、
n …総印字枚数カウンタ値、
N …連続印字枚数カウンタ値、
S …テープ搬送ステップ数、
D …被印刷文字列印字長、
R …テープ切断長、
H …1印字ラベル長。

Claims (6)

  1. テープを搬送しながらテープの長手方向に沿って文字情報を印字する印字手段と、文字情報が印字された前記テープをラベルに切断する切断手段とを備えたラベル作成装置において、
    印字するラベルの枚数を入力設定する印字枚数設定手段と、
    前記切断手段で切断を行なうことなく前記印字手段によって前記テープに連続して印字するラベルの枚数を入力設定する連続印字枚数設定手段と、
    前記印字手段に、前記連続印字枚数設定手段によって入力設定されたラベルの枚数分の文字情報を前記テープに連続して印字させる動作を前記印字枚数設定手段によって入力設定されたラベルの枚数分まで繰り返させながら、その連続して印字された文字情報の印字領域の後端が前記切断手段の位置に搬送される毎に、前記切断手段により前記テープを切断するべく前記印字手段の動作を中断させる印字制御手段と、
    を備えることを特徴とするラベル作成装置。
  2. テープを搬送しながらテープの長手方向に沿って文字情報を印字する印字手段と、文字情報が印字された前記テープをラベルに切断する切断手段とを備えたラベル作成装置において、
    ラベルに印字する文字情報を入力する入力手段と、
    印字するラベルの枚数を入力設定する印字枚数設定手段と、
    前記切断手段によって切断される前記テープの切断テープ長を入力設定する切断テープ長設定手段と、
    前記入力手段から入力された文字情報の印字長を算出する印字長算出手段と、
    前記印字長算出手段によって算出された文字情報の印字長に基づいて、前記切断テープ長設定手段によって設定された切断テープ長の範囲に印字可能なラベルの枚数を求めるラベル枚数演算手段と、
    前記印字手段に、前記ラベル枚数演算手段によって求めたラベルの枚数分の文字情報を前記テープに連続して印字させる動作を前記印字枚数設定手段によって入力設定されたラベルの枚数分まで繰り返させながら、その連続して印字された文字情報の印字領域の後端が前記切断手段の位置に搬送される毎に前記印字手段の動作を中断させる印字制御手段と、
    を備えることを特徴とするラベル作成装置。
  3. 前記切断手段は、前記テープを切断する切断刃と、この切断刃を作動させる手動操作機構とを備え、
    前記ラベル作成装置は、更に、
    印字に必要な情報を表示する表示手段と、
    前記印字制御手段によって切断指示信号が出力されたときに、前記印字手段の動作を中断させるとともに、前記表示手段に前記切断手段の操作を促すメッセージ情報を表示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラベル作成装置。
  4. 前記ラベル作成装置は、更に、
    前記切断手段を駆動する駆動手段と、
    前記印字制御手段によって切断指示信号が出力されたときに、前記印字手段の動作を中断させるとともに、前記駆動手段によって前記切断手段を駆動する制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラベル作成装置。
  5. 前記印字制御手段は、前記印字枚数設定手段によって設定された枚数分のラベルの印字が終了し、最後の文字情報の印字領域の後端が前記切断手段の位置に搬送されたときに切断指示信号を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のラベル作成装置。
  6. 前記印字手段は、前記テープに連続して印字される各文字情報の間にカットマークを印字することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のラベル作成装置。
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