JP2020196163A - 印刷装置の制御方法及び印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続印刷により一括して作成した複数枚のラベルの枚数を容易に把握することを可能にする。【解決手段】印刷媒体に対する印刷により作成するラベルの枚数を示す第1の値(NT)を設定し、印刷媒体をカットして個片化された1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数を示す第2の値(NP)を設定し、印刷媒体に対する印刷が行われ作成されたラベルの印刷が第2の値(NP)の回数行われた後の印刷媒体に対し、印刷が行われた領域より印刷媒体の搬送方向に対して後段の領域をカットして個片化し、ラベルの印刷が第1の値(NT)の回数行われた後の印刷媒体に対し、印刷が行われた領域より印刷媒体の搬送方向に対して後段の領域をカットして個片化する処理を含む印刷装置の制御方法である。【選択図】図5

Description

本明細書の開示は、印刷装置の制御方法及び印刷装置に関する。
テープ状の印刷媒体に印刷する印刷装置には、該印刷媒体に対して連続印刷を行って複数枚分のラベルを一括して作成するものがある。この種の印刷装置では、設定されたラベルの枚数だけ印刷媒体に対する印刷を行った後に、印刷媒体を切断する。
複数枚のラベルを一括して作成した場合、印刷装置の利用者は、作成されたラベルの枚数が設定した枚数と一致しているかを確認することが多い。しかしながら、作成したラベルの枚数が多い場合、その枚数を目視等で数えて確認するには非常に手間がかかる。
関連する技術として、特許文献1には、連続印刷により複数枚のラベルを一括して作成する場合に、余白に現在の枚数を印刷することが開示されている。
特開平11−277826号公報
複数枚分のラベルを一括して作成した場合、印刷装置からは、複数枚のラベルが一体的に保持された1つのラベルセットが排出される。このため、1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数が多くなり該ラベルセットが長尺化すると、取り扱いが難しくなり、目視によりラベルの枚数を把握する(数える)作業に手間がかかる。特に、隣り合う2つのラベルの間に余白を設けない場合には、特許文献1に記載されたような枚数を示す情報を印刷することができないため、目視によりラベルの枚数を把握する作業に非常に手間がかかる。
本発明は上記の実情を踏まえたものであり、一側面において、本発明は、連続印刷により一括して作成した複数枚のラベルの枚数を容易に把握することが可能な印刷装置の制御方法及び印刷装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る印刷装置の制御方法は、印刷媒体に対する印刷により作成するラベルの枚数を示す第1の値を設定し、前記印刷媒体をカットして個片化された1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数を示す第2の値を設定し、前記印刷媒体に対する印刷が行われ作成された前記ラベルの印刷が前記第2の値の回数行われた後の前記印刷媒体に対し、前記印刷が行われた領域より前記印刷媒体の搬送方向に対して後段の領域をカットして個片化し、前記ラベルの印刷が前記第1の値の回数行われた後の前記印刷媒体に対し、前記印刷が行われた領域より前記印刷媒体の搬送方向に対して後段の領域をカットして個片化する処理を含む印刷装置の制御方法である。
本発明の一態様に係る印刷装置は、印刷媒体を搬送する搬送処理部と、前記印刷媒体に印刷する印刷処理部と、前記印刷媒体をカットする切断処理部と、前記搬送処理部、前記印刷処理部、及び前記切断処理部の動作を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、印刷媒体に対する印刷により作成するラベルの枚数を示す第1の値を設定し、前記印刷媒体をカットして個片化された1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数を示す第2の値を設定し、前記印刷処理部に、前記印刷媒体に対する印刷を開始させた後、前記切断処理部に、前記ラベルの印刷が前記第1の値の回数行われた後の前記印刷媒体、及び前記ラベルの印刷が前記第2の値の回数行われた後の前記印刷媒体のそれぞれに対し、前記印刷が行われた領域より前記印刷媒体の搬送方向に対して後段の領域をカットして個片化させる、ように構成されている印刷装置である。
上記の態様によれば、連続印刷により一括して作成した複数枚のラベルの枚数を容易に把握することが可能な印刷装置の制御方法及び印刷装置を提供することができる。
一実施形態に係る印刷装置1の平面図である。 図1の印刷装置1における蓋4と重なる部位の内部構成例を示す図である。 一実施形態に係る印刷装置1の機能構成を示すブロック図である。 印刷装置1の動作を説明するフローチャートである。 一実施形態に係る印刷処理の内容を説明するフローチャートである。 割込カット処理の内容を説明するフローチャートである。 印刷処理の具体例を説明する図である。 連続印刷時に排出されるラベルセットの例を説明する図である。 連続印刷時に排出されるラベルセットの別の例を説明する図である。 フルカット間隔枚数を設定する際の画面表示の例を説明する図である。 図10のフルカット間隔枚数の設定に従って連続印刷をしたときに排出されるラベルの例を説明する図である。 フルカット間隔枚数を設定する際の画面表示の別の例を説明する図である。 フルカット間隔枚数算出処理の例を説明するフローチャートである。 フルカット間隔枚数算出処理によりフルカット間隔枚数を設定する際の画面表示の例を説明する図である。 印刷装置1のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る印刷装置に関する実施形態を説明する。
図1は、一実施形態に係る印刷装置1の平面図である。図2は、図1の印刷装置1における蓋4と重なる部位の内部構成例を示す図である。図2のX方向及びY方向は図1のX方向及びY方向と一致する。
図1及び図2に示した印刷装置1は、被記録媒体11が有する感熱テープ12に印刷を行うラベルプリンタである。被記録媒体11は、例えば、円筒形状の芯材に感熱テープ12を巻き付けたものである。感熱テープ12は、例えば、加熱することにより発色又は色が変化する感熱層と、該感熱層に積層された粘着層と、該粘着層を保護するセパレータ(剥離紙)とを含む。感熱テープ12は、印刷装置1に供給する印刷媒体の一例である。被記録媒体11は、媒体アダプタ10内に収容されており、芯材の軸心方向を回転軸として回転可能な状態で媒体アダプタ10に支持されている。図1及び図2に示した印刷装置1では、X方向及びY方向のそれぞれと直交する方向が被記録媒体11の芯材の軸心方向(すなわち被記録媒体11の回転軸)となる。被記録媒体11の感熱テープ12は、媒体アダプタ10に設けられた引き出し口(図示せず)から媒体アダプタ10の外部に繰り出され、該繰り出された部分に文字列等が印刷される。なお、図1及び図2における、下線が引かれた「9」という数字は、感熱テープ12の幅が9mmであることを示す。
以降では、感熱テープ12に印刷をする感熱方式のラベルプリンタを印刷装置1の例として説明するが、印刷装置1の印刷方式は特に限定されない。例えば、印刷装置1は、インクリボンを使用する熱転写方式のラベルプリンタであってもよい。また、ラベルプリンタである印刷装置1は、サーマルプリンタに限らない。例えば、印刷装置1は、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ等であってもよい。また、印刷装置1は、シングルパス(ワンパス)方式で印刷を行ってもよく、マルチパス(スキャン)方式で印刷を行ってもよい。
印刷装置1は、装置筐体2と、入力装置3と、蓋4と、表示装置5と、を備える。
装置筐体2は、印刷装置1の動作を制御する制御回路の一部を含むプリント回路板(図示せず)、媒体アダプタ10、プラテンローラ6、印刷ユニット7、カッター8等を収容する。装置筐体2には、蓋4が開閉自在な状態で取り付けられている。また、図示はしていないが、装置筐体2には、電源コード接続端子、外部機器接続端子、記録媒体挿入口等が設けられている。
装置筐体2のうちの、蓋4が閉じた状態である場合に、XY平面視において蓋4の下方となる領域(蓋4と重なる領域)には、アダプタ収容部2a、プラテンローラ6、印刷ユニット7、及びカッター8が設けられている。アダプタ収容部2aは、媒体アダプタ10を収容可能な空間を画成する凹形状の部位である。アダプタ収容部2aは、図1及び図2に示したような感熱テープ12の幅が9mmの被印刷媒体11を収容する媒体アダプタ10に限らず、他の幅(例えば、6mm、12mm、及び18mm等)の感熱テープ12の被印刷媒体11を収容する媒体アダプタ10も収容可能な形状に形成されている。
プラテンローラ6は、媒体アダプタ10から供給される感熱テープ12を搬送するローラである。プラテンローラ6は、図示しない搬送用モータ(例えば、DC(直流)モータ)と接続されており、該搬送用モータからの動力により回転する。印刷装置1では、媒体アダプタ10から供給される(繰り出された)感熱テープ12を、プラテンローラ6と印刷ユニット7のサーマルヘッド701との間に狭持した状態でプラテンローラ6を回転させることにより、感熱テープ12を所望の搬送方向に搬送する。本実施形態の印刷装置1では、プラテンローラ6を図2における反時計回りに回転させることにより感熱テープ12が媒体アダプタ10から繰り出される方向に搬送される。また、本実施形態の印刷装置1では、プラテンローラ6を図2における時計回りに回転させることにより、感熱テープ12が媒体アダプタ10内に戻される方向に搬送される。以降では、感熱テープ12を媒体アダプタ10から繰り出す方向のプラテンローラ6の回転を「正転」といい、該正転と逆方向のプラテンローラ6の回転を「逆転」という。プラテンローラ6は、感熱テープ12を搬送する搬送部材の一例である。
プラテンローラ6は、例えば、図示していないロータリエンコーダ等の搬送量計測機構と接続されている。印刷装置1は、ロータリエンコーダ等により計測したプラテンローラ6の回転量に基づいて感熱テープ12の搬送量を認識し、感熱テープ12に対する印刷動作やカット動作を制御する。
印刷ユニット7は、感熱テープ12に対する印刷を行うものであり、サーマルヘッド(印刷ヘッド)701を含む。サーマルヘッド701は、感熱テープ12の搬送方向に直交する主走査方向(すなわち感熱テープ12の幅方向と平行な方向)に配列された複数の発熱素子を有し、発熱素子で感熱テープ12を加熱することにより1ラインずつ印刷を行う。
カッター8は、感熱テープ12をカット(切断)する切断装置であり、例えば、感熱テープ12における印刷が行われた領域をラベルとして個片化することに用いられる。本実施形態の印刷装置1では、後述する2つのカッターを含む。第1のカッターは、感熱テープ12をフルカットする場合、すなわちセパレータ(剥離紙)を含む感熱テープ12全体をカットして感熱テープ12を切り出す(個片化する)場合に用いるカッターである。第2のカッターは、感熱テープ12をハーフカットする場合、すなわち感熱テープ12の切断位置を境とした両側の部位における少なくとも一部が切断されず一体の状態を維持するように(例えば、感熱テープ12におけるセパレータを切断しないように)感熱テープ12をカットする場合に用いるカッターである。本実施形態における「個片化」は、フルカットによる個片化とハーフカットによる個片化とを含む。
図3は、一実施形態に係る印刷装置1の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る印刷装置1は、機能構成の観点では、制御部101と、入力部102と、表示部103と、記憶部104とを備える。また、印刷装置1は、アダプタ検知部105と、テープ情報取得部106と、搬送処理部107と、印刷処理部108と、切断処理部109とを備える。
制御部101は、後述する印刷処理を含む、印刷装置1において実行可能な各種処理を制御する。
入力部102は、感熱テープ12に印刷する文字や図形の入力、各種処理に係る設定値や実行命令の入力等を受け付ける。入力部102は、例えば、図1に示した入力装置3が持つ機能の1つである。表示部103は、入力部102からの入力に対応する文字や図形、各種設定のための選択メニュー、各種処理に関するメッセージ等を表示する。表示部103は、図1に示した表示装置5が持つ機能の1つである。
記憶部104は、印刷装置1において各種処理を実行する際に必要となるプログラムや情報を記憶する。
アダプタ検知部105は、アダプタ収容部2aに媒体アダプタ10が収容されているか否か、及び収容された媒体アダプタ10がどのテープ幅の被記録媒体11の収容に適したものであるか等を検知する。テープ情報取得部106は、媒体アダプタ10から供給される感熱テープ12の情報を取得する。テープ情報取得部111は、感熱テープ12の情報として、少なくとも供給される感熱テープ12の幅の情報を取得する。
搬送処理部107は、媒体アダプタ10から供給される感熱テープ12を所定の搬送方向に所定の搬送量(搬送長さ)だけ搬送する処理を行う。搬送処理部107は、プラテンローラ6を含む搬送機構が持つ機能の1つであり、搬送量測定部107A(例えば、ロータリエンコーダ)を含む。印刷処理部108は、媒体アダプタ10から供給される感熱テープ12に熱エネルギーを印加し感熱テープ12に文字や図形を印刷する処理を行う。印刷処理部108は、サーマルヘッド701を含む印刷ユニット7が持つ機能の1つである。切断処理部109は、媒体アダプタ10から供給される感熱テープ12をカット(切断)する処理を行う。切断処理部109は、カッター8を含む切断機構が持つ機能の1つである。
図4は、印刷装置1の動作を説明するフローチャートである。本実施形態の印刷装置1は、電源を投入すると、図4に示すように、まず、所定の起動処理(ステップS1)を行う。次に、印刷装置1は、印刷データ作成処理(ステップS2)を行う。ステップS2の印刷データ作成処理において、印刷装置1は、例えば、該印刷装置1の利用者が入力装置3を操作して入力した文字列及びフォント等の情報、印刷枚数の情報、並びにカットに関する情報(例えば、ハーフカットをするか否かの指定)等を受け付け、感熱テープ12に印刷するための印刷データを作成する。入力装置3を操作して入力した情報は、入力部102が受け付ける。印刷データの作成は、制御部101が行う。入力部102で受け付けた情報、及び制御部101で作成した印刷データに関する情報は、例えば、表示部103(表示装置5)に表示される。なお、印刷データの作成に用いる情報は、例えば、USB(Universal Serial Bus)コネクタを有するメモリ装置、SD規格のメモリカード等の可搬型記録媒体を読み出して取得してもよい。更に印刷データの作成に用いる情報は、スマートフォン等の通信端末を利用して入力されてもよい。
印刷データの作成が終了し、印刷開始を示す情報が入力されると、印刷装置1は、印刷処理(ステップS3)を行う。本実施形態の印刷装置1が行うステップS3の印刷処理の具体例は後述する。
印刷処理が終了すると、印刷装置1は、新たな印刷をするか否かを判定する(ステップS4)。印刷装置1は、印刷処理が終了すると、例えば、表示部103に新たな印刷をするか否かを問い合わせる情報を表示し、問い合わせに対する利用者の回答を入力部102で受け付ける。新たな印刷をすることを示す回答を受け付けた場合(ステップS4;YES)、印刷装置1は、ステップS2以降の処理を繰り返す。新たな印刷をしないことを示す回答を受け付けた場合(ステップS4;NO)、印刷装置1は、処理を終了する。
図5は、一実施形態に係る印刷処理の内容を説明するフローチャートである。
印刷処理(ステップS3)を開始すると、印刷装置1は、作成された印刷データに基づいて総印刷枚数NTを設定する(ステップS301)。総印刷枚数NTは、印刷データ作成処理において作成した文字列等の印刷単位を感熱テープ12に印刷する回数を示す値、言い換えると印刷媒体(感熱テープ12)に対する印刷により作成するラベルの枚数を示す第1の値である。作成するラベルが1枚である場合にはNT=1に設定される。連続印刷により2枚以上のラベルを一括して作成する場合には、NTは2以上の所望の値に設定される。次に、印刷装置1は、フルカット間隔枚数NPを設定する(ステップS302)。フルカット間隔枚数NPは、感熱テープ12に対してフルカット処理を行う間隔をラベル数で指定する値である。言い換えると、フルカット間隔枚数NPは、例えば、フルカット処理により個片化された1つの感熱テープ12(ラベルセット)に含まれるラベルの枚数を示す第2の値である。例えば、NP=3の場合、個片化された1つの感熱テープ12には3枚のラベルが含まれる。フルカット間隔枚数NPは、入力部102を介して直接入力されることによって設定されてもよいし、入力部102を介して入力された排出する感熱テープ12の長さの上限値に基づいて制御部101が算出することによって設定されてもよい。
次に、印刷装置1は、フルカット間印刷枚数Xを0に設定するとともに、印刷済み枚数Yを0に設定する(ステップS303)。フルカット間印刷枚数Xは、現在行っている印刷処理において、フルカット間印刷枚数NPのうちの何枚目の印刷まで終了しているかを示す値である。フルカット間印刷枚数Xは、後述するように、ラベル1枚分(印刷単位)の印刷が終了する毎に1だけインクリメントされ、フルカット処理の割込予約をする毎にリセットされる。印刷済み枚数Yは、現在行っている印刷処理において、総印刷枚数NTのうちの何枚目の印刷まで終了しているかを示す値である。印刷済み枚数Yは、後述するように、ラベル1枚分(印刷単位)の印刷が終了する毎に1だけインクリメントされる。
次に、印刷装置1は、ハーフカット割込の予約をする(ステップS304)。ここで、ハーフカット割込は、直後に行うラベル1枚分の印刷処理(ステップS305〜S310)中にハーフカット処理を行うことである。なお、現在行っている印刷処理においてハーフカットをしないように設定されている場合、ステップS304の処理は省略される。
次に、印刷装置1は、印刷データに基づいて感熱テープ12に対しラベル1枚分の印刷をするループ処理(ステップS305〜S310)を行う。このループ処理は、サーマルヘッド701により一度に印刷可能な領域(1ライン)単位で、例えば、1枚のラベルにおける搬送方向での印刷開始側の端から印刷終了側の端まで行われる。
ループ処理の始端(ステップS305)では、制御部101は、感熱テープ12における印刷の対象となるライン(領域)がサーマルヘッド701により印刷可能な位置に搬送されるのを待つ。印刷の対象となるラインが印刷可能な位置に搬送されると、印刷装置1は、次に、印刷の対象となるラインが印刷するラインであるか否かを判定する(ステップS306)。言い換えると、ステップS306では、印刷データに基づいてサーマルヘッド701の1つ以上の発熱素子に印刷用の駆動電流を印加するか否かを判定する。印刷するラインである場合(ステップS306;YES)、印刷装置1は、印刷データに基づいてサーマルヘッド701の1つ以上の発熱素子に印刷用の駆動電流を印加し、印刷の対象となるラインに対する印刷を行う(ステップS307)。ステップS307の処理を終えると、印刷装置1は、次に、カット割込のタイミングであるか否かを判定する(ステップS308)。また、印刷の対象となるラインが印刷するラインではない場合(ステップS306;NO)、印刷装置1は、ステップS307の処理をスキップしてステップS308の判定を行う。
ステップS308では、印刷装置1は、例えば、ハーフカット割込及びフルカット割込の予約状況と、現在行っているラベル1枚分の印刷処理における感熱テープ12の搬送量に基づいて、カット割込のタイミングであるか否かを判定する。ハーフカット割込が予約されている場合には、感熱テープ12の搬送量が搬送路におけるサーマルヘッド701からハーフカット用のカッターまでの距離と一致するタイミングが、ハーフカット割込のタイミングとなる。このため、印刷開始側の端に位置するラインから現在印刷の対象となっているラインまでのライン数が、サーマルヘッド701からハーフカット用のカッターまでの距離をライン数に換算した値と一致している場合、カット割込のタイミングであると判定する。また、フルカット割込が予約されている場合には、感熱テープ12の搬送量が搬送路におけるサーマルヘッド701からフルカット用のカッターまでの距離と一致するタイミングが、フルカット割込のタイミングとなる。このため、印刷開始側の端に位置するラインから現在印刷の対象となっているラインまでのライン数が、サーマルヘッド701からフルカット用のカッターまでの距離をライン数に換算した値と一致している場合、カット割込のタイミングであると判定する。
カット割込タイミングである場合(ステップS308;YES)、印刷装置1は、感熱テープ12に対する割込カット処理(ステップS309)を行う。ハーフカット割込が予約されている場合、印刷装置1は、ステップS309においてハーフカット処理を行う。一方、フルカット割込が予約されている場合、印刷装置1は、ステップS309においてフルカット処理を行う。カット処理を行った後、印刷装置1は、ループ処理の終端(ステップS310)において、例えば、ラベル1枚分の印刷が終了したか否かを判定する。また、カット割込タイミングではない場合(ステップS308;NO)、印刷装置1は、ステップS309のカット処理をスキップして、ループ処理の終端(ステップS310)における判定を行う。印刷が終了していない場合には、印刷装置1はループ処理を繰り返す。印刷が終了している場合には、印刷装置1は、ループ処理(ステップS305〜S310)を終了し、次に、フルカット間印刷枚数X及び印刷済み枚数Yの値のそれぞれを1ずつインクリメントする(ステップS311)。
次に、印刷装置1は、印刷済み枚数Yが総印刷枚数NT以上であるか否かを判定する(ステップS312)。Y<NTである場合(ステップS312;NO)、印刷装置1は、次に、フルカット間印刷枚数Xがフルカット間隔枚数NP以上であるか否かを判定する(ステップS313)。X<NPである場合(ステップS313;NO)、印刷装置1は、ステップS304の処理に戻る。一方、X≧NPである場合(ステップS313;YES)、印刷装置1は、次に、フルカット間印刷枚数Xを0にリセットし(ステップS314)、フルカット割込の予約をする(ステップS315)。ステップS315の後、印刷装置1は、ラベル1枚分の印刷をするループ処理(ステップS305〜S310)に戻り、ステップS309においてフルカット処理を行う。
これに対し、ステップS312においてY≧NTであると判定した場合(ステップS312;YES)、印刷装置1は、フルカット処理を行う(ステップS316)。ステップS316では、印刷装置1は、搬送路上におけるサーマルヘッド701からフルカット用のカッターまでの距離の分だけ感熱テープ12を搬送した後、フルカット用のカッターで感熱テープ12をフルカットする。ステップS316のフルカット処理を終えると、印刷装置1は、印刷処理を終了する。以上の処理により、ステップS301で設定した総印刷枚数NT分のラベルが作成される。
図6は、割込カット処理の内容を説明するフローチャートである。
上述のように、ステップS309の割込カット処理は、ラベル1枚分の印刷処理中に行われるカット処理であり、ラベル1枚分の印刷処理を開始する直前に予約されたハーフカット割込及びフルカット割込のいずれかに応じたカット処理を行う。このため、割込カット処理では、印刷装置1は、図6に示すように、まず、割込予約がハーフカット割込及びフルカット割込のどちらであるかを判定する(ステップS309a)。ハーフカット割込である場合(ステップS309a;ハーフカット)、印刷装置1は、ハーフカット処理(ステップS309b)を行って割込カット処理を終了する。一方、フルカット割込である場合(ステップS309a;フルカット)、印刷装置1は、フルカット処理(ステップS309c)を行って割込カット処理を終了する。
このように、本実施形態の印刷装置1では、複数枚のラベルを連続印刷で印刷して作成する場合に、フルカット間隔枚数設定NPに基づいて、印刷の途中でフルカット処理を行うことができる。このため、総印刷枚数NT枚のラベルを、NT枚よりも少ない複数枚のラベルを1つのセットとする複数のラベルセットに切り分けて排出することができ、作成されたラベルの枚数の確認作業等を容易にすることができる。
図7は、印刷処理の具体例を説明する図である。図7には、「ABCD」という文字列を印刷単位として3枚以上のラベルを一括して作成する例を示している。なお、図7の(a)〜(f)における搬送方向(左向きの矢印)は、プラテンローラ6(図2を参照)を正転させた場合に、感熱テープ12が搬送される方向を示している。
印刷装置1で印刷処理を行う際には、例えば、図7の(a)に示したように、感熱テープ12の先端12Aとサーマルヘッド701との位置合わせをした状態で印刷を開始する。このとき、印刷装置1は、まず、総印刷枚数NT及びフルカット間隔枚数NPを設定するとともに、フルカット間印刷枚数X及び印刷済み枚数Yをそれぞれ「0」に設定する(ステップS301〜S303)。ここでは、NT=4、及びNP=2に設定したとする。また、感熱テープ12における1枚目のラベルとなる領域の搬送方向において下流の端部となる位置C1及びラベルとなる領域の境界のうちのフルカットしない境界をハーフカットするように設定されている場合、印刷装置1は、1枚目のラベルとなる領域に対する印刷を開始する前に、ハーフカット割込の予約をする(ステップS304)。
その後、印刷装置1は、プラテンローラ6を正転させて、感熱テープ12を左方に搬送し、図7の(b)のように感熱テープ12の先端12Aから位置C1までの距離U1だけ搬送した時点で、1枚目のラベルとなる領域に対するラベル1枚分の印刷処理(ステップS305〜S310)を開始する。1枚目のラベルとなる領域に対する印刷処理を開始した後、印刷装置1は、印刷データに基づいて、搬送される感熱テープ12に対し1ライン毎に印刷していく。ここで、図7の(c)に示したように、搬送路上におけるサーマルヘッド701からハーフカット用のカッター802までのライン数に換算した距離をL2とすると、印刷装置1は、印刷の対象となるラインがL2+1になるまでは、ステップS308においてカット割込タイミングではないと判定し、割込カット処理(ステップS309)をスキップして印刷を行う。そして、図7の(c)に示したように感熱テープ12の搬送量がL2になり、感熱テープ12における位置C1がカッター802によりハーフカット可能な位置に到達すると、印刷装置1は、割込カット処理(ステップS309)を行う。このとき、予約されているのはハーフカット割込であるため、印刷装置1は、カッター802により、感熱テープ12における位置C1をハーフカットする。
感熱テープ12における位置C1をハーフカットした後、印刷装置1は、割込カット処理(ステップS309)をスキップしながら1枚目のラベルとなる領域に対する印刷を続ける。ここで、1枚目のラベルとなる領域の搬送方向において下流の端部となる位置C1から搬送方向において上流の端部となる位置C2までのライン数に換算した距離がL2+L3であるとすると、印刷装置1は、割込カット処理をした後、例えば、感熱テープ12を距離L3−1ラインだけ搬送した時点で1枚目のラベルとなる領域に対する印刷(ステップS305〜S310)を終了する。
1枚目のラベルとなる領域に対する印刷を終了すると、印刷装置1は、フルカット間印刷枚数X及び印刷済み枚数Yの値にそれぞれ1を加算し(ステップS311)、Y≧NTであるか否かを判定する(ステップS312)。ここでは、Y=1、NT=4であるため、ステップS312の判定はNOとなり、印刷装置1は、次に、X≧NPであるか否かを判定する(ステップS313)。ここでは、X=1、NP=2であるため、ステップS313の判定はNOとなる。このため、印刷装置1は、ハーフカット割込の予約(ステップS304)をした後、2枚目のラベルとなる領域に対するラベル1枚分の印刷(ステップS305〜S310)を行う。このとき、印刷装置1は、図7の(d)に示したように、感熱テープ12における1枚目のラベルとなる領域の搬送方向において上流の端部となる位置C2を、2枚目のラベルとなる領域の搬送方向において下流の端部として印刷を開始する。
2枚目のラベルとなる領域の印刷を開始した後、印刷装置1は、1枚目のラベルとなる領域の印刷と同様、印刷中に、カッター802による位置C2に対するハーフカット処理を行う割込カット処理を行う。2枚目のラベルとなる領域の印刷を終了すると、印刷装置1は、フルカット間印刷枚数X及び印刷済み枚数Yの値にそれぞれ1を加算するため、X=2及びY=2となる。このため、次に行われるステップS312の判定もNOとなるが、その次のステップS313の判定は、X=NP=2であるためYESとなる。よって、印刷装置1は、フルカット間印刷枚数Xを0にリセットし(ステップS314)、フルカット割込予約(ステップS315)をした後、3枚目のラベルになる領域に対するラベル1枚分の印刷を行う。
3枚目のラベルとなる領域に対するラベル1枚分の印刷は、フルカット処理の割込が予約された状態で行われる。ここで、図7の(e)に示したように、搬送路上におけるサーマルヘッド701からフルカット用のカッター801までのライン数に換算した距離をL1とすると、印刷装置1は、印刷の対象となるラインがL1+1になるまでは、ステップS308においてカット割込タイミングではないと判定し、割込カット処理(ステップS309)をスキップして印刷を行う。そして、図7の(f)に示したように感熱テープ12の搬送量がL1になり、感熱テープ12における位置C3がカッター801によりハーフカット可能な位置に到達すると、印刷装置1は、割込カット処理(ステップS309)を行う。このとき、予約されているのはフルカット割込であるため、印刷装置1は、カッター801により、感熱テープ12における位置C3をフルカットする。これにより、1枚目及び2枚目のラベルを含む1つのラベルセット(感熱テープ12)が印刷装置1から排出される。また、印刷装置1は、感熱テープ12における位置C3をフルカットした後、3枚目のラベルとなる領域のうちの残りの領域に対する印刷をする。この後、印刷装置1は、3枚目のラベルとなる領域の搬送方向において上流の端部となる位置C4をハーフカットするためのハーフカット割込予約をし、4枚目のラベルとなる領域に対する印刷を行う。そして、4枚目のラベルとなる領域に対する印刷を終了すると、Y=4、NT=4となり、ステップS312の判定がYESとなるため、印刷装置1は、ステップS316のフルカット処理を行い、4枚目のラベルとなる領域の搬送方向において上流の端部となる位置をフルカットする。これにより、3枚目及び4枚目のラベルを含むラベルセットが印刷装置1から排出され、印刷処理が終了する。
このように、本実施形態の印刷装置1は、感熱テープ12に対してラベル複数枚分の連続印刷を行って複数枚のラベルを一括作成する際に、総印刷枚数NT以下の枚数毎にフルカットによる個片化を行うことができる。このため、印刷装置1は、複数枚のラベルを一括作成する際に、全てのラベルを含む1つのラベルセットとして排出することができる上、当該1つのラベルセットをフルカットにより複数のラベルセットに切り分けた状態で排出することができる。また、図5のフローチャートのように、連続印刷の途中でハーフカット割込及びフルカット割込を予約して印刷中の感熱テープ12にハーフカット又はフルカットを行うことにより、複数枚のラベルを効率よく作成することができる。なお、1つのラベルセットに含まれる複数のラベルにおける隣接するラベル間をハーフカットすることにより、個々のラベルをセパレータから剥離する作業が容易になるが、ハーフカットは省略されてもよい。
なお、本実施形態の印刷装置1では、フルカット間隔枚数NPは総印刷枚数NT以下であればよく、NP=NTであってもよい。例えば、NT=2及びNP=2に設定された場合、印刷装置1は、図7の(e)に示したように2枚目のラベルとなる領域に対する印刷が終了した後、ステップS316のフルカット処理により、2枚目のラベルとなる領域の搬送方向における上流の端部の位置C3をフルカットする。この場合、感熱テープ12は、図7の(f)に示した状態とは異なり、位置C3からサーマルヘッド701までの区間には印刷がされていない状態となる。また、本実施形態の印刷装置1では、NT=NP=1であってもよいことはもちろんである。
図8は、連続印刷時に排出されるラベルセットの例を説明する図である。図8には、ラベル20枚分の連続印刷を行って20枚分のラベルを一括作成する際に、フルカット間隔枚数NPを総印刷枚数NTと同じ値(すなわち、NP=NT=20)に設定した例を示している。
図8に示した例では、NP=NT=20であるため、フルカット間印刷枚数X及び印刷済み枚数Yの値が20未満であるうちは、ステップS312の判定及びステップS313の判定がいずれもNOとなり、ハーフカット割込の予約が行われる。すなわち、X=0からX=19である場合にステップS309で行われる、感熱テープ12の位置C1〜C20に対するカット処理は、全てハーフカット処理となる。そして、ラベル20枚分の印刷が終了してX=Y=20になると、ステップS312の判定がYESとなり、20枚目のラベルになる領域の搬送方向において上流の端部となる位置C21に対するフルカット処理(ステップS316)が行われる。このため、印刷装置1からは、20枚のラベルが一体的に保持された1つのラベルセット1201が排出される。ここで、搬送方向における1枚のラベルの長さLLを3cmとし、印刷開始時に生じる余白の長さLMを0.3cmとすると、ラベルセット1201の長さ(LL×20)+LMは、60.3cmになる。このような長尺なラベルセット1201が排出された場合、当該ラベルセット1201に対する確認作業(例えば、作成されたラベルの枚数の確認、印刷不良のラベルの有無の確認等)に手間がかかる。
このため、本実施形態の印刷装置1では、上記のように、ラベル複数枚分の連続印刷を行って複数枚分のラベルを一括して作成する場合に、フルカット間隔枚数NPを総印刷枚数NT以下の値に設定し、一括して作成する複数枚分のラベルを複数のラベルセットに分割することを可能にする。
図9は、連続印刷時に排出されるラベルセットの別の例を説明する図である。図9には、ラベル20枚分の連続印刷を行って20枚分のラベルを一括作成する際に、フルカット間隔枚数NPを総印刷枚数NTの半分の値(すなわち、NT=20、NP=10)に設定した例を示している。
図9に示した例では、NT=20及びNP=10であるため、フルカット間印刷枚数X及び印刷済み枚数Yの値が10未満であるうちは、ステップS312の判定及びステップS313の判定がいずれもNOとなり、ハーフカット割込の予約が行われる。すなわち、X=0からX=9である場合にステップS309で行われる、感熱テープ12の位置C1〜C10に対するカット処理は、全てハーフカット処理となる。そして、ラベル10枚分の印刷が終了してX=Y=10になると、ステップS312の判定はNOであるが、ステップS313の判定はYESとなる。このため、印刷装置1は、フルカット間隔枚数Xの値を0に更新し(ステップS314)、フルカット割込の予約をする(ステップS315)。このため、次の11枚目のラベルとなる領域に対する印刷におけるステップS309の割込カット処理では、10枚目のラベルと11枚目のラベルとの境界となる位置C11に対するフルカット処理が行われる。
この後、20枚目までのラベルとなる各領域に対する印刷が終了するまでは、X<10及びY<20であるため、印刷装置1は、感熱テープ12における位置C12〜C20のそれぞれに対するハーフカット処理を行う。そして、20枚目のラベルとなる領域に対する印刷を終了すると、Y=NT=20となるため、印刷装置1は、当該領域の搬送方向において上流の端部となる位置C21に対するフルカット処理(ステップS316)を行う。このため、NT=20及びNP=10に設定した場合、印刷装置1からは、図9に示したように、10枚のラベルが一体的に保持された2つのラベルセット1202及び1203が排出される。ここで、搬送方向における1枚のラベルの長さLLを3cmとし、印刷開始時に生じる余白の長さLMを0.3cmとすると、第1のラベルセット1202の長さ(LL×10)+LMは30.3cmになり、第2のラベルセット1203の長さ(LL×10)は30cmとなる。このように、図9に示した例におけるラベルセット1202及び1203の長さは、図8に示した例におけるラベルセット1201の長さのおよそ半分となる。このため、ラベルセット1202及び1203は、ラベルセット1201と比べて取り扱いが容易になり、各ラベルセット1202及び1203に対する確認作業(例えば、作成されたラベルの枚数の確認、印刷不良のラベルの有無の確認等)が容易になる。例えば、第1のラベルセット1202に作成されているラベルの枚数を数えて10枚であることを確認した後、第1のラベルセット1202の長さと第2のラベルセット1203の長さを比較し、長さが略同一であれば、第2のラベルセット1203に作成されているラベルの枚数を数えなくても10枚であることが容易に推測できる。なお、図9にはフルカット間隔枚数NPを10に設定した場合を例に挙げたが、フルカット間隔枚数NPは、総印刷枚数NT以下の範囲(すなわち1≦NP≦NT)において適宜設定可能である。また、フルカット間隔枚数NPは、印刷装置1の利用者が入力装置3(入力部102)を利用して設定できるようにしてもよい。
図10は、フルカット間隔枚数を設定する際の画面表示の例を説明する図である。図11は、図10のフルカット間隔枚数の設定に従って連続印刷をしたときに排出されるラベルの例を説明する図である。
図5の印刷処理を開始した印刷装置1は、ステップS301において総印刷枚数NTを設定した後、フルカット間隔枚数NPを設定する(ステップS302)。ステップS302において、印刷装置1は、まず、表示装置5(表示部103)に、図10に示したような画面501を表示する。画面501は、設定された総印刷枚数NT(図10では20枚)を示すメッセージと、1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数の入力を促すメッセージと、入力された数字を表示する欄とを含む。表示装置5に画面501が表示された状態で利用者が「5」を入力すると、印刷装置1は、フルカット間隔枚数NPを5に設定し、表示装置5に画面502を表示する。NT=20及びNP=5に設定した場合、印刷装置1は、ラベル5枚分の印刷をする毎にフルカット割込の予約をし、次のラベル1枚分の印刷においてフルカット処理(ステップS309c)を行う。このため、印刷装置1が表示する画面502には、20枚のラベルを、5枚のラベルを1つのラベルセットとして4つのラベルセットを排出することを示すメッセージが表示される。また、画面502には、「OK」と「戻る」の選択文字列が表示される。利用者が「OK」を選択した場合、印刷装置1は、NT=20及びNP=5としてステップS303以降の処理を開始する。一方、利用者が「戻る」を選択した場合、印刷装置1は、表示装置5に画面501を表示する。
利用者が画面502の「OK」を選択すると、印刷装置1は、図11に示したように、4つのラベルセット1204〜1207を順次排出する。排出された4つのラベルセット1204〜1207は、それぞれ、「ABCD」の文字列が印刷されたラベルを5枚ずつ含む。この場合、印刷装置1の利用者は、例えば、1つ目のラベルセット1204が排出された後、残りの3つのラベルセット1205〜1207が排出される間に、ラベルセット1204のラベルの枚数が5枚であることや印字不良等の不良の有無を目視により確認することができる。その後、利用者は、例えば、図11に示したように、4つのラベルセット1204〜1207を縦方向に並べて長さを比較することにより、各ラベルセットのラベルの枚数が5枚であると確認することができる。また、4つのラベルセット1204〜1207を縦方向に並べることにより、20枚のラベルを一度に目視することができ、印字不良等の不良を見つけやすくなる。
更に、図8に示したように20枚のラベルを1つの長尺なラベルセット1201として排出した場合、例えば、ラベルセット1201から数枚のラベルをはがして使用した後、ラベルの残り枚数の把握に手間がかかることがある。これに対し、図11のように複数のラベルセット1204〜1207に分けることにより、ラベルの残り枚数を把握しやすくなる。また、1つのラベルセットが長尺である場合、保管時にラベルセットを折り曲げたり丸めたりすることによりラベルの端部がめくれてしまうこと等があるが、1つのラベルセットを短くすることにより折り曲げたり丸めたりする機会が少なくなりラベルの端部がめくれてしまうことを防げる。
なお、フルカット間隔枚数NPの設定方法は、上記のような1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数を指定する方法に限らず、他の方法であってもよい。例えば、フルカット間隔枚数NPの設定方法は、フルカットにより個片化するラベルセットの数(言い換えると排出するラベルセットの数)を指定する方法であってもよい。
図12は、フルカット間隔枚数を設定する際の画面表示の別の例を説明する図である。
フルカット間隔枚数NPを設定するステップS302において、印刷装置1は、例えば、図12に示した画面503を表示装置5に表示させてもよい。画面503は、設定された総印刷枚数NT(図12では20枚)を示すメッセージと、ラベルセットの分割数(排出するラベルセットの数)の入力を促すメッセージと、入力された数字を表示する欄とを含む。表示装置5に画面503が表示された状態で利用者が「4」を入力すると、印刷装置1は、フルカット間隔枚数NPを5(=20/4)に設定し、表示装置5に画面504を表示する。画面504には、20枚のラベルを、5枚のラベルを1つのラベルセットとして4つのラベルセットを排出することを示すメッセージが表示される。また、画面504には、「OK」と「戻る」の選択文字列が表示される。利用者が「OK」を選択した場合、印刷装置1は、NT=20及びNP=5としてステップS303以降の処理を開始する。一方、利用者が「戻る」を選択した場合、印刷装置1は、表示装置5に画面503を表示する。
また、フルカット間隔枚数NPの設定方法は、例えば、1つのラベルセットの長さを指定する方法であってもよい。この場合、印刷装置1は、例えば、図13のフローチャートに沿った算出処理を行い、指定された長さの条件を満たすフルカット間隔枚数NPを設定する。
図13は、フルカット間隔枚数算出処理の例を説明するフローチャートである。図13には、ラベルセットの長さの上限値を指定することによりフルカット間隔枚数NPを算出する処理の一例を示している。
図13のフルカット枚数算出処理において、印刷装置1は、まず、ラベル1枚分の長さLLを取得する(ステップS11)。ラベル1枚分の長さLLは、例えば、印刷データ作成処理(図4のステップS2)で作成した印刷データから取得する。
次に、ラベル1枚分の長さLLとステップS301で設定される総印刷枚数NTとに基づいて、ラベルの全長LT=(LL×NT)を算出する(ステップS12)。
次に、印刷装置1は、例えば、1つのラベルセットの長さの上限値LTHを受け付ける(ステップS13)。受付可能な上限値LTHは、LL≦LTH≦LTとする。
その後、印刷装置1は、フルカット間隔枚数NP=INT{LTH/LL}を算出(ステップS14)する。ここで、上記のINT{LTH/LL}は、LTH/LL(実数値)における整数値を算出する関数である。
図14は、フルカット間隔枚数算出処理によりフルカット間隔枚数を設定する際の画面表示の例を説明する図である。図14には、1枚3cmのラベルを20枚作成する場合に表示装置5に表示される画面の例を示している。
ステップS11で取得したラベル1枚分の長さLLが3cmであり、ステップS301で設定された総印刷枚数NTが20枚であるとすると、印刷装置1は、表示装置5(表示部103)に、例えば、図14に示したようなラベルセットの長さの上限値の入力を受け付ける画面505を表示する。画面505は、ラベル1枚分の長さLL及び作成するラベルの枚数NT、排出されるラベルの全長LT=60を通知するメッセージ、ラベルセットの長さの上限値LTHの入力を促すメッセージ、並びに入力された長さを表示する欄を含む。ラベルセットの長さの上限値LTHの入力を促すメッセージは、図14の画面505のように、上限値LTHとして有効な値の範囲を含んでもよい。
表示装置5に画面505が表示された状態で利用者が「10」を入力すると、印刷装置1は、ステップS14の処理を行い、フルカット間隔枚数NP=3(=INT{10/3})を算出する。その後、印刷装置1は、例えば、図14に示した画面506のように、排出されるラベルセットに関する情報を表示する。NP=3の場合、印刷装置1は、3枚のラベルを1つのラベルセットとし、ラベル3枚分の印刷を行う毎にフルカット割込の予約(ステップS315)を行う。ただし、NT=20(=3×6+2)であるため、画面506には、3枚のラベルを1組とするラベルセットが6セット排出され、2枚のラベルを1組とするラベルセットが1セット排出されることを通知するメッセージが表示される。また、画面506には、「OK」と「戻る」の選択文字列が表示される。利用者が「OK」を選択した場合、印刷装置1は、NT=20及びNP=3としてステップS303以降の処理を開始する。一方、利用者が「戻る」を選択した場合、印刷装置1は、表示装置5に画面505を表示する。更に、画面506には、図7等に示した感熱テープ12のように印刷開始側の端部に余白(ラベルとなる領域とは別の領域)が生じることを通知するメッセージが含まれてもよい。
なお、1つのラベルセットの長さを指定することによりフルカット間隔枚数NPを設定する場合、指定した長さ以下になるようにするだけでなく、ラベルセットの長さが指定した長さよりも長くかつ最も短くなるような値にフルカット間隔枚数NPを設定してもよい。例えば、1枚3cmのラベルを20枚作成する処理においてフルカット間隔枚数NPを指定する長さを10cmとした場合、10cm以上でありかつ最も短くなるラベルセットの長さは12cmである。このため、印刷装置1は、フルカット間隔枚数NPを4(12/3)に設定して印刷処理を行ってもよい。このように、1つのラベルセットの長さに関する指定に基づいてフルカット間隔枚数NPを設定することにより、印刷後のラベルセットの取り扱い方法や保管方法に応じた適切な長さのラベルセットを作成することができる。また、1つのラベルセットの長さに関する指定に基づいて設定されるフルカット間隔枚数NPを表示装置5(表示部103)に表示することで、利用者は、1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数を容易に把握することができる。
また、フルカット間隔枚数NPは、印刷装置1の利用者が入力した値に限らず、印刷装置1に予め設定されていてもよい。たとえば、フルカット間隔枚数NPは、1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数を目視により確認しやすい値(例えば「5」)に固定されていてもよい。また、フルカット間隔枚数NPは、例えば、総印刷枚数NTの約数のうちの1及びNT以外の約数のなかから選択するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の印刷装置1は、感熱テープ12に対する連続印刷により複数枚のラベルを一括して作成する場合に、ラベルの総印刷枚数NTよりも少ない印刷枚数(フルカット間隔枚数X)毎に感熱テープ12をフルカットし、複数のラベルセットに分割して排出することができる。分割された個々のラベルセットは、作成した全てのラベルを含む1つの長尺なラベルセットと比べて短く、かつ1つのラベルセットに含まれるラベルの数が少ないので、1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数を目視で容易に数えることができる。また、排出された複数のラベルセットの長さを比較することで、各ラベルセットに含まれるラベルの枚数を容易に確認することができる。更に、複数のラベルセットに分割することで取り扱いや保管が容易になる。
また、本実施形態の印刷装置1では、上記のように、1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数を指定する代わりに、1つのラベルセットの長さを指定してフルカット間隔枚数NPを設定することもできる。このため、例えば、複数枚のラベルを一括して作成する際に、当該複数枚分のラベルを保管する容器(ケースや封筒等)の寸法に適した長さに分割された状態で排出させることができる。このため、例えば、容器に入れるためにラベルを折り曲げたり丸めたりすること、あるいは手作業でラベルを切り分けること等、取り扱い及び保管に関する手間を省ける。
なお、本発明に係る印刷装置1は、上記の実施形態で説明した構成に限らず、上記の実施形態で説明した本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、印刷装置1は、ハーフカット処理又はフルカット処理を行うカット処理と、感熱テープ12にラベル1枚分の印刷をする処理とが別個の処理であってもよい。上述したカット処理は、ラベルの印刷が総印刷枚数NTの回数行われた後の感熱テープ12(印刷媒体)、又はラベルの印刷がフルカット間隔枚数NPの回数行われた後の感熱テープ12のそれぞれに対し、印刷が行われた領域より印刷媒体の搬送方向に対して後段の領域をカットして個片化する処理である。このため、カット処理は、例えば、n枚目のラベルの印刷とn+1枚目のラベルの印刷との間で行ってもよいし、ラベル複数枚分の印刷をした後で行ってもよい。更に、印刷装置1は、例えば、本実施形態で説明したフルカット間隔枚数NP及びフルカット間印刷枚数Xを、ハーフカットを行うタイミングを指定する情報に置換し、印刷をNP回行う毎にハーフカットをしてもよい。
また、印刷装置1は、例えば、図4〜図6のフローチャートに沿った処理を実行して図3の各ブロックの機能を実現するよう構成された専用のハードウェアに限らず、機能の一部をコンピュータにより実現するように構成されたものであってもよい。
図15は、印刷装置1のハードウェア構成例を示す図である。図15に示すように、機能の一部をコンピュータにより実現する印刷装置1は、プロセッサ151と、ROM(Read Only Memory)152と、RAM(Random Access Memory)153と、補助記憶装置154と、表示処理部155と、入出力IF(インタフェース)156とを含む。印刷装置1におけるこれらの構成要素151〜156は、バス160により相互に接続されており、各種データを相互に受け渡しすることが可能になっている。印刷装置1におけるコンピュータは、バス160により相互に接続された構成要素151〜156を含む。
プロセッサ151は、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ等の演算処理装置であり、例えば、図4〜図6のフローチャートに沿った印刷プログラムを実行する。プロセッサ151は、上記の印刷プログラムを実行することにより、図3の印刷装置1における制御部101として機能する(動作する)。なお、上記の印刷プログラムは、図13のフルカット間隔枚数算出処理を含むものであってもよい。
ROM 152及びRAM 153は、いわゆる主記憶装置である。ROM 152には、例えば、OS(Operating System)等の印刷装置1を起動する際にプロセッサ151が実行するプログラムが格納される。RAM 153は、例えば、印刷装置1において上記の印刷プログラムを含む各種プログラムやアプリケーションを実行する際に、各種情報を一時的に記憶する記憶領域を提供する。RAM 153は、例えば、印刷データ作成処理(ステップS2)において作成した印刷データ、印刷処理(ステップS3)において設定する総印刷枚数NT、フルカット間隔枚数NP、フルカット間印刷枚数X、印刷済み枚数Y、ハーフカット割込の予約、フルカット割込の予約、搬送動作におけるモータ停止位置を示す情報、その他の印刷処理に関する制御情報、印刷履歴等の記憶に利用可能である。また、補助記憶装置154は、例えば、上記の印刷プログラムを含む各種プログラムやアプリケーション等を記憶する記憶領域を提供する。ROM 152、RAM 153、及び補助記憶装置154は、図3の印刷装置1における記憶部104として機能する。
表示処理部155は、表示装置5に表示させる表示データを作成し、該表示データを表示装置5に表示させる。表示処理部155は、入力装置3により入力された文字や図等の情報、印刷条件の設定画面、印刷イメージ等の表示データを作成し、表示装置5に表示させる。
入出力IF 156は、印刷装置1内の搬送機構16、印字機構17、及び切断機構18、並びにセンサ19を、印刷装置1内のコンピュータに接続する。搬送機構16、印字機構17、及び切断機構18は、それぞれ、プロセッサ151による制御下で、図3の印刷装置1における搬送処理部107、印刷処理部108、及び切断処理部109として機能する(動作する)。センサ19は、例えば、媒体アダプタ10の有無を検出するセンサ、感熱テープ12の幅を検知するセンサ等を含む。センサ19は、プロセッサ151による制御下で、図3の印刷装置1における媒体アダプタ検知部105及びテープ情報取得部106として機能する(動作する)。
なお、本発明に係る印刷装置1は、例えば、図1及び図2に示したような、入力装置3、表示装置5、及び感熱テープ12に印刷をする印刷処理装置が一体となった印刷装置1に限らず、例えば、入力装置3及び表示装置5を含む印刷データ作成装置が別体であってもよい。この種の印刷装置1では、印刷データ作成装置として、例えば、スマートフォンやタブレットコンピュータ等の携帯型通信端末を利用可能である。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
印刷媒体に対する印刷により作成するラベルの枚数を示す第1の値を設定し、
前記印刷媒体をカットして個片化された1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数を示す第2の値を設定し、
前記印刷媒体に対する印刷が行われ作成された前記ラベルの印刷が前記第2の値の回数行われた後の前記印刷媒体に対し、前記印刷が行われた領域より前記印刷媒体の搬送方向に対して後段の領域をカットして個片化し、
前記ラベルの印刷が前記第1の値の回数行われた後の前記印刷媒体に対し、前記印刷が行われた領域より前記印刷媒体の搬送方向に対して後段の領域をカットして個片化する
処理を含むことを特徴とする印刷装置の制御方法。
[付記2]
付記1に記載の印刷装置の制御方法であって、
前記第2の値を設定する処理は、前記1つのラベルセットに含まれる前記ラベルの枚数を指定する値の入力を受け付け、該入力された値に基づいて前記第2の値を設定する
ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
[付記3]
付記1に記載の印刷装置の制御方法であって、
前記第2の値を設定する処理は、前記1つのラベルセットの長さに関する値の入力を受け付け、該入力された値と1枚のラベルの長さとに基づいて前記第2の値を設定する
ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
[付記4]
付記3に記載の印刷装置の制御方法であって、
前記第2の値を設定する処理は、前記入力された値と前記1枚のラベルの長さとに基づいて、前記1つのラベルセットの長さが前記入力された値よりも短くかつ最長となる前記第2の値を算出して設定する
ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
[付記5]
付記3に記載の印刷装置の制御方法であって、
前記第2の値を設定する処理は、前記入力された値と前記1枚のラベルの長さとに基づいて、前記1つのラベルセットの長さが前記入力された値よりも長くかつ最短となる前記第2の値を算出して設定する
ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
[付記6]
付記4又は5に記載の印刷装置の制御方法であって、
前記第2の値を設定する処理は、算出した前記第2の値を含むメッセージを、前記印刷装置の表示部に表示する処理を更に含む
ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
[付記7]
付記1〜5のいずれかに記載の印刷装置の制御方法であって、
前記カットは、前記印刷媒体における前記印刷が行われた領域を前記後段の領域から切り離すフルカットと、前記印刷が行われた領域の一部が前記後段の領域の一部と一体化されているハーフカットとを含む
ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
[付記8]
付記7に記載の印刷装置の制御方法であって、
前記ラベルの印刷が前記第2の値の回数行われた後の前記印刷媒体に対する前記カット、及び前記第1の値の回数行われた後の前記印刷媒体に対する前記カットは、前記フルカットである
ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
[付記9]
付記1に記載の印刷装置の制御方法であって、
前記印刷媒体に対する前記印刷は、前記印刷媒体を所定の一方向に搬送しながら行い、
前記ラベルの印刷を前記第2の値の回数だけ行った後、前記カットの割込を予約し、
次の前記ラベルの印刷において前記印刷媒体が所定の位置まで搬送されたときに、前記予約された前記カットの割込処理を行う
ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
[付記10]
印刷媒体を搬送する搬送処理部と、
前記印刷媒体に印刷する印刷処理部と、
前記印刷媒体をカットする切断処理部と、
前記搬送処理部、前記印刷処理部、及び前記切断処理部の動作を制御する制御部と、を含み、
前記制御部は、印刷媒体に対する印刷により作成するラベルの枚数を示す第1の値を設定し、前記印刷媒体をカットして個片化された1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数を示す第2の値を設定し、前記印刷処理部に、前記印刷媒体に対する印刷を開始させた後、前記切断処理部に、前記ラベルの印刷が前記第1の値の回数行われた後の前記印刷媒体、及び前記ラベルの印刷が前記第2の値の回数行われた後の前記印刷媒体のそれぞれに対し、前記印刷が行われた領域より前記印刷媒体の搬送方向に対して後段の領域をカットして個片化させる、ように構成されている
ことを特徴とする印刷装置。
1 印刷装置
2 装置筐体
3 入力装置
4 蓋
5 表示装置
6 プラテンローラ
7 印刷ユニット
701 サーマルヘッド
8,801,802 カッター
10 媒体アダプタ
11 被記録媒体
12 感熱テープ
16 搬送機構
17 印字機構
18 切断機構
19 センサ
101 制御部
102 入力部
103 表示部
104 記憶部
105 アダプタ検知部
106 テープ情報取得部
107 搬送処理部
108 印刷処理部
109 切断処理部
151 プロセッサ
152 ROM
153 RAM
154 補助記憶装置
155 表示処理部
156 入出力IF
160 バス
1201,1202,1203 ラベルセット
1204,1205,1206,1207 ラベルセット
501,502,503,504,505,506 画面

Claims (10)

  1. 印刷媒体に対する印刷により作成するラベルの枚数を示す第1の値を設定し、
    前記印刷媒体をカットして個片化された1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数を示す第2の値を設定し、
    前記印刷媒体に対する印刷が行われ作成された前記ラベルの印刷が前記第2の値の回数行われた後の前記印刷媒体に対し、前記印刷が行われた領域より前記印刷媒体の搬送方向に対して後段の領域をカットして個片化し、
    前記ラベルの印刷が前記第1の値の回数行われた後の前記印刷媒体に対し、前記印刷が行われた領域より前記印刷媒体の搬送方向に対して後段の領域をカットして個片化する
    処理を含むことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  2. 請求項1に記載の印刷装置の制御方法であって、
    前記第2の値を設定する処理は、前記1つのラベルセットに含まれる前記ラベルの枚数を指定する値の入力を受け付け、該入力された値に基づいて前記第2の値を設定する
    ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  3. 請求項1に記載の印刷装置の制御方法であって、
    前記第2の値を設定する処理は、前記1つのラベルセットの長さに関する値の入力を受け付け、該入力された値と1枚のラベルの長さとに基づいて前記第2の値を設定する
    ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  4. 請求項3に記載の印刷装置の制御方法であって、
    前記第2の値を設定する処理は、前記入力された値と前記1枚のラベルの長さとに基づいて、前記1つのラベルセットの長さが前記入力された値よりも短くかつ最長となる前記第2の値を算出して設定する
    ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  5. 請求項3に記載の印刷装置の制御方法であって、
    前記第2の値を設定する処理は、前記入力された値と前記1枚のラベルの長さとに基づいて、前記1つのラベルセットの長さが前記入力された値よりも長くかつ最短となる前記第2の値を算出して設定する
    ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  6. 請求項4又は5に記載の印刷装置の制御方法であって、
    前記第2の値を設定する処理は、算出した前記第2の値を含むメッセージを、前記印刷装置の表示部に表示する処理を更に含む
    ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の印刷装置の制御方法であって、
    前記カットは、前記印刷媒体における前記印刷が行われた領域を前記後段の領域から切り離すフルカットと、前記印刷が行われた領域の一部が前記後段の領域の一部と一体化されているハーフカットとを含む
    ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の印刷装置の制御方法であって、
    前記ラベルの印刷が前記第2の値の回数行われた後の前記印刷媒体に対する前記カット、及び前記第1の値の回数行われた後の前記印刷媒体に対する前記カットは、前記フルカットである
    ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  9. 請求項1に記載の印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷媒体に対する前記印刷は、前記印刷媒体を所定の一方向に搬送しながら行い、
    前記ラベルの印刷を前記第2の値の回数だけ行った後、前記カットの割込を予約し、
    次の前記ラベルの印刷において前記印刷媒体が所定の位置まで搬送されたときに、前記予約された前記カットの割込処理を行う
    ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  10. 印刷媒体を搬送する搬送処理部と、
    前記印刷媒体に印刷する印刷処理部と、
    前記印刷媒体をカットする切断処理部と、
    前記搬送処理部、前記印刷処理部、及び前記切断処理部の動作を制御する制御部と、を含み、
    前記制御部は、印刷媒体に対する印刷により作成するラベルの枚数を示す第1の値を設定し、前記印刷媒体をカットして個片化された1つのラベルセットに含まれるラベルの枚数を示す第2の値を設定し、前記印刷処理部に、前記印刷媒体に対する印刷を開始させた後、前記切断処理部に、前記ラベルの印刷が前記第1の値の回数行われた後の前記印刷媒体、及び前記ラベルの印刷が前記第2の値の回数行われた後の前記印刷媒体のそれぞれに対し、前記印刷が行われた領域より前記印刷媒体の搬送方向に対して後段の領域をカットして個片化させる、ように構成されている
    ことを特徴とする印刷装置。
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