JPH1120249A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH1120249A
JPH1120249A JP17679397A JP17679397A JPH1120249A JP H1120249 A JPH1120249 A JP H1120249A JP 17679397 A JP17679397 A JP 17679397A JP 17679397 A JP17679397 A JP 17679397A JP H1120249 A JPH1120249 A JP H1120249A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長短異なる文字列の印字されたテープを一定長
に自動的に揃えて切断する印字装置を提供する。 【解決手段】印字装置3aの入力手段4は操作キー14
等からなり例えば東、佐々木、鈴木等の人名と各区切り
目の切断マークとが入力される。記憶手段5はRAM7
2等からなり上記の文字(記号)又は切断マークを入力
順にデータとして記憶する。設定手段6はCPU70等
からなり記憶されたデータ中に切断マークがあるときそ
れらの前後に入力された各データ中最も長いデータ長の
データに合わせて切断長を設定する。作動制御手段7は
CPU70、カッターカム56等からなり印字手段1に
より上記記憶されたデータ(東、佐々木、鈴木等)をテ
ープに印字させ、そのテープをカッター手段2により上
記設定された切断長で切断させる。これにより、長短異
なる文字列の各ネームラベルが最も長い「佐々木」のラ
ベルの長さbに揃えられ一定長で切り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長短異なる文字列
の印字されたテープを一定長に自動的に揃えて切断する
印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テープ状の印字媒体に手軽に
印字出力できるテーププリンタ又はラベルプリンタと通
称される小型の事務用機器(又は家庭用文具)が市販さ
れている。このようなテーププリンタ(以下、単にプリ
ンタという)は、オーディオカセットやビデオカセット
に貼り付けるインデックスラベル、或は所持品などに貼
り付けるネームラベル等を作成する場合に利用される。
このようなラベルの利用では、テープ状の被印字媒体に
所望の長さの印字を行った後、テープカット装置により
テープ状の被印字媒体の印字済み部分を未印字部分から
切り離して使用する。
【0003】また、このようなラベルを一度に多数作成
する場合、一枚ずつ作成していたのでは面倒であるか
ら、複数の文字列等を一括して入力したのち、それぞれ
の文字列の区切りごとに自動カット用の切断マークを入
力し、これによって、多数のラベルを印字しながら自動
的に切断し連続して切り出すようにしたものが知られて
いる。
【0004】図9は、一括して入力した人名を、連続し
て印字出力しながら自動裁断したラベルの例を示す図で
ある。同図に示すように、「東」、「佐々木」及び「鈴
木」の人名を夫々印字された3枚のラベルが連続して切
り出されている。この文字ピッチは標準であり、文字列
(この例では人名)の先端と後端の余白は予め標準的に
一定の余白が設定されている。したがって、上記の例の
ように一枚のラベル毎に印字される文字数が異なると、
切り出される3枚のラベルの長さa、b、cは夫々文字
数に応じて異なって来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のイン
デックスラベルとしてオーディオカセットやビデオカセ
ットに貼り付ける場合、インデックスの内容に拘らずラ
ベルの長さを一定にした方が、棚等に並べたときに見や
すく見栄えも良い。また、ネームラベルとして使用する
場合、所持品に貼付する場合は支障はないが、多数の人
の名前を一ヶ所に並べて張り出す場合、或はタイムカー
ド等に貼リ付けて使用する場合には、名前の長短に拘ら
ず、ラベルの長さはやはり一定である方が統一が取れて
いて見やすい。したがって、ラベルに印字する文字列の
長短に拘らず、切り出すラベルの長さを揃えたいという
要望は多い。
【0006】この場合、上記の自動カット用の切断マー
クを入力する方法でラベルを作成しようとすると、切断
マーク間の長さを一定の所望の長さに固定する必要があ
る。このとき、その固定長を設定するためのキー操作が
繁雑で面倒であるという問題が発生した。
【0007】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
長短異なる文字列の印字されたテープを一定長に自動的
に揃えて切断する印字装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明の印字装
置の構成を述べる。本発明は、保持部材に巻回された長
尺状の被印字媒体を繰り出しつつ該被印字媒体に文字・
記号等の印字を行う印字手段1と、カッター駆動源によ
る駆動力に基づいて上記被印字媒体を所定長に切断する
カッター手段2とを備えた印字装置を前提とする。
【0009】本発明の印字装置3a(図1の原理図参
照)は、印字すべき文字・記号又は切断命令符号を入力
する入力手段4と、該入力手段4により入力された文字
・記号又は切断命令符号を入力順にデータとして記憶す
る記憶手段5と、該記憶手段5に記憶されたデータの中
に切断命令符号が存在したとき該切断命令符号の前後に
入力された各文字・記号のデータ長を比較して最も長い
データ長のデータに応じた切断長を設定する設定手段6
と、上記記憶手段5に記憶されたデータを読み出して、
データが文字・記号データの場合には該データを上記被
印字媒体に印字すべく上記印字手段を作動させ、切断命
令符号データの場合には上記設定手段により設定された
切断長に基づいて上記被印字媒体を切断すべく上記カッ
ター手段2を作動させる作動制御手段7とを備えて構成
される。これにより、長短異なる文字列の印字されたテ
ープを一定長に自動的に揃えて切断することができる。
【0010】また、本発明の印字装置3b(図2の原理
図参照)は、例えば請求項2記載のように、上記入力手
段4、上記記憶手段5、上記設定手段6、及び上記作動
制御手段7に加えて、上記文字・記号のデータを上記被
印字媒体に印字するにあたり各文字・記号の配置を上記
切断長に応じて均等配置すべく印字制御する印字制御手
段8を更に備えて構成される。これにより、上記一定長
に揃えて切断されたテープ上の文字列が均等な間隔に配
置される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。尚、以下の説明において、上
記の被印字媒体は例えばテープ26等からなり、印字手
段は例えばサーマルヘッド17、プラテンローラ18、
テープ送り用モータ45等からなり、カッター手段は例
えばカッターカム56、ピン57、カッター22等から
なり、入力手段は例えばキー入力部13の操作キー14
等からなり、記憶手段は例えばRAM72等からなり、
設定手段は例えばCPU70、ROM71等からなり、
作動制御手段は例えばCPU70、テープ送り用モータ
45、DCモータ47等からなり、そして印字制御手段
は例えばCPU70、RAM72等からなる。
【0012】図3(a) は、一実施の形態におけるプリン
タ(印字装置)の斜視図であり、上方に、このプリンタ
に装着されて用いられるテープカセットも示している。
そして、同図(b) に、そのテープカセットの平断面図を
示している。同図(a),(b) において、プリンタ10は、
匡体12の上面下方にキー入力部13を備え、このキー
入力部13には、例えば電源を入れる「ON」キー14
a、電源を切る「OFF」キー14bや、「書式」キー
14c、「機能」キー14d、「文字」キー14e、
「変換」キー14f、「印刷」キー14g、「実行」キ
ー14h、「切断マーク」キー14j等からなる多数の
操作キー14が配設されている。
【0013】上記の「書式」キー14cは、テープ26
に印字(印刷)する文字・記号等の文字列の縦書きか横
書きかの印刷方向を設定し、印字する文字ピッチを決定
し、あるいはテープの切断長を決めるためのキーであ
る。「機能」キー14dは、一般に青色(又は黄色)に
彩色されており、他の操作キー14の中の青色(又は黄
色)で表記されている機能を選択して使用するためのキ
ーである。「文字」キー14eは、英数字入力か、かな
入力であるかを選択するためのキーである。「変換」キ
ー14fは、かな入力した文字列を漢字に変換するため
のキーである。「印刷」キー14gは、確定した文字列
を設定されている書式に従ってテープに印字するための
キーである。「実行」キー14hは、メモリから読み出
したファイルを確定し、あるいは入力した文字列の変換
後の(又は無変換のままの)文字列を確定するためのキ
ーである。「切断マーク」キー14jには、このキーの
機能が一目で分かるように鋏の絵柄が表記されている。
このキーは、複数のテープ内容を一括入力する際に、各
テープの段落毎にこの「切断マーク」キー14jを入力
操作して、印字後の裁断を指定するためのキーである。
【0014】上記のキー入力部13の左上には液晶表示
装置からなるLCD表示部15が配設され、その右方
に、テープカセット収納部16が形成されている。LC
D表示部15には上記各種の操作キー14から入力され
る文字・記号等が逐次表示され、次に入力すべき事柄を
指示又は問い合わせる等のマン・マシン・インタフェー
スが形成される。尚、同図のテープカセット収納部16
は、内部が見えるように蓋部材を取り除いて示してい
る。
【0015】このテープカセット収納部16には、サー
マルヘッド17が上下に回動自在に配設され、このサー
マルヘッド17に対向してプラテンローラ18がサーマ
ルヘッド17方向に付勢されて配設され、更に、サーマ
ルヘッド17の下方に、テープリール支持ピン19、イ
ンクリボン巻き取り駆動軸21が配設され、サーマルヘ
ッド17の右側のテープカセット収納部16の側壁にカ
ッター22(可動刃22a、固定刃22b)が配設され
ている。カッター22の右方にはテープ排出口23が形
成されている。
【0016】このテープカセット収納部16に、テープ
カセット25が収納されると、テープ26を巻着するテ
ープカセット25内のテープリール孔27にテープリー
ル支持ピン19が係合し、同じくテープカセット25内
のインクリボン巻き取りリール孔28にインクリボン巻
き取り駆動軸21が係合する。
【0017】テープカセット25は、カセットケース2
0の内部のテープリール31にテープ26を巻着し、イ
ンクリボンリール32にはインクリボン33を巻着して
いる。これらのテープ26及びインクリボン33は、用
途に応じて、およそ10mm〜50mmまで、種々の幅
のものが用意されている。
【0018】テープカセット25の上部に形成されてい
る凹部29(ヘッド受け入れ部)の開口部にはテープ2
6とインクリボン33が重ねて差し渡され、それらの下
方にプリンタ10のサーマルヘッド17が挿通されて配
置される。このサーマルヘッド17に対向し、テープ2
6及びインクリボン33をサーマルヘッド17との間に
挟んで、プラテンローラ18が配置される。
【0019】印字の際は、サーマルヘッド17が上方に
回動して、その先端に配設されている発熱体がインクリ
ボン33及びテープ26を介してプラテンローラ18に
圧接し、インクリボン33のインクをテープ26の印字
面に熱転写する。インクリボン33のインク転写済み部
分33′は、インクリボン巻き取りリール34に巻き取
られ、これによってインクリボン33の未使用部分がイ
ンクリボンリール32から引き出されて印字部に供給さ
れる。
【0020】テープ26は、プラテンローラ18の反時
計回り方向への回転により、一方では未使用部分がテー
プリール31から引き出され、他方では印字済み部分2
6′がカッター22を通過してテープ排出口23から外
部に送り出される。このとき、例えば黒一色のプリンタ
であれば上記印字の終了して外部に送り出された印字済
みのテープ26′はカッター22により自動的に裁断さ
れる。
【0021】また、フルカラー印刷のプリンタであれ
ば、一旦サーマルヘッド17が印字位置から離隔し、テ
ープ26が所定の長さだけ巻き戻される。インクリボン
33には長手方向にマゼンタ、シアン、イエローの減法
混色の三原色のインクが面順次に塗布されており、次に
塗り重ねる色のインク部分が印字位置に設定される。再
び上述したと同様に印字、巻き戻し、印字を繰り返し行
って、3色の塗り重ね印字が終了すると、この印字済み
部分26′がカッター22を通過してテープ排出口23
から外部に送り出される。そして、この場合も外部に送
り出された印字済みのテープ26′はカッター22によ
り自動的に裁断される。
【0022】図4(a) は、上記印字済みテープを自動的
に裁断する裁断機構の平面図であり、同図(b) はその側
面図、同図(c) はその上面図である。これらの図に示す
裁断機構は、図3(a) に示したテープカセット収納部1
6の上方から底部下方にかけて配置されている。また、
図4(a),(b) 又は同図(c) には、裁断機構の位置関係を
示すために、図3(a) に示したサーマルヘッド17、プ
ラテンローラ18、テープリール支持ピン19及びイン
クリボン巻き取り駆動軸21も示している。
【0023】上記のサーマルヘッド17は、その後端部
をヘッドアーム35の上端を回動自在に支持する支点軸
36に支持されてヘッドアーム35に係止している。ヘ
ッドアーム35には、長手方向に沿って長溝穴37が穿
設され、この長溝穴37に不図示のカムのピンが滑動自
在に嵌入している。このヘッドアーム35の下端と本体
フレーム間に引きバネ38が介装されヘッドアーム35
を反時計回り方向に付勢している。また、他方ではヘッ
ドアーム35の上端近傍と本体フレーム間に他の引きバ
ネ39が介装されて、ヘッドアーム35を時計回り方向
に付勢している。不図示のカムが駆動され長溝穴37に
嵌入しているピンが図の左方に移動すれば、ヘッドアー
ム35が、つまりサーマルヘッド17が、支点軸36を
支点として時計回り方向に回動して非印字位置に定位
し、一方、不図示のカムピンが図の右方に移動すれば、
ヘッドアーム35、つまりサーマルヘッド17が、支点
軸36を支点として反時計回り方向に回動して、その先
端の印字部(発熱体アレイ)が、テープ26とインクリ
ボン33(図3(a) 参照)を介してプラテンローラ18
に圧接する。
【0024】また、上記のテープリール支持ピン19
は、不図示の駆動系に連結するテープ巻戻し用ギア41
に係合して回転駆動され、インクリボン巻き取り駆動軸
21は、これも不図示の駆動系に連結しているインクリ
ボン巻取り用ギア42に係合して回転駆動される。そし
て、上記のプラテンローラ18は、プラテンギア43を
備え、このプラテンギア43が変速ギア44の小径ギア
に噛合している。変速ギア44の大径ギアはテープ送り
用モータ45の駆動ギア46に噛合している。これによ
り、ステッピングモータ45が正逆両方向に回転する
と、変速ギア44を介して、プラテンローラ18が正逆
両方向に回転駆動される。上記サーマルヘッド17とプ
ラテンローラ18により印字の終了したテープは機外
(図の右方)に排出される。
【0025】そして、これら諸装置の上方の、本体フレ
ームとの間に裁断機構が配置される。この裁断機構にお
いては、DCモータ(ステッピングモータでもよい)4
7が配設され、この駆動軸にウォームギア48が固設さ
れ、このウォームギア48にウォームホイール49が噛
合する。ウォームホイール49と一体な小径ギア50に
は、減速ギア51の大径ギアが噛合し、この減速ギア5
1の小径ギアに、傘歯車52と一体の平歯車53が噛合
する。そして、傘歯車52には他の傘歯車54が噛合し
ている。これにより、DCモータ47により駆動される
傘歯車52の横方向(プリンタ本体の平面方向)に沿っ
た回転が、傘歯車54の縦方向(プリンタ本体の垂直方
向)に沿った回転に変換される。
【0026】この傘歯車54にはカッターカム56が同
軸に連結される。カッターカム56には、同図(b) に示
すように(同図(b) は図の左方がプリンタ本体上面、右
方がプリンタ本体下面となる)、その円周面に接してマ
イクロスイッチ61がプリンタ本体のフレームに配設さ
れている。マイクロスイッチ61は、カッターカム56
の円周面上の所定の一ヶ所に設けられた凹部により、カ
ッターカム56の初期位置を検知して、その検知信号を
後述する制御回路に出力する。
【0027】このカッターカム56には、上記の初期位
置にあるとき最下端となる縁部に、ピン57が突設され
る。このピン57は、カッター22の可動刃22aと一
体な回動アーム62の長孔63に滑動自在に嵌入し、先
端が長孔63の外で屈折して、長孔63との係合から逸
脱しないように形成されている。カッターカム56が上
述したように、DCモータ47によって、ウォームギア
48、ウォームホイール49、小径ギア50、減速ギア
51、平歯車53、傘歯車52、及び傘歯車54を介し
て反時計回り方向に回転駆動されると、ピン57によっ
てカッター22の回動アーム62が支点軸64を支点に
して上下に回動し、これにより、可動刃22aが固定刃
22bに対して開閉する。これにより、印字済みテープ
26′が自動的に裁断される。
【0028】図5(a) 〜(f) は、上記DCモータ47に
よって駆動されるカッターカム56とカッターの可動刃
22aによるテープ裁断の基本動作を示す動作状態図で
ある。同図(a) は、図4(b) を簡略な形で再掲したもの
であり、カッターカム56が初期位置に在る状態を示し
ている。このカッターカム56の位置は、マイクロスイ
ッチ61により検出されることは前述した。つまり、組
立時には必ずこの初期位置で、マイクロスイッチ51が
カッターカム56の凹部に当接するように組み付ける。
この状態で、ピン57は長孔63のほぼ中間位置に停止
しており、これにより、回動アーム62が水平に停止し
ている。また、これにより可動刃22aが固定刃22b
に対して最大に開いている。
【0029】DCモータ47が回転を開始すると、カッ
ターカム56の回転に伴われてピン57が、図5(a) の
矢印A1に示すように反時計回り方向に円移動を開始す
る。そして、同図(b) の矢印A2及び同図(c) の矢印A
3に示すように円移動が進行してピン57が長孔63の
右端に到達したとき、可動刃22aが固定刃22bとに
よる剪断動作(テープ26′の裁断)を開始する。
【0030】カッターカム56の継続する回転により、
同図(d) の矢印A4に示すように、ピン57が更に円移
動して長孔63の左方に戻りながら更に回動アーム62
を引き起こし、これにより、可動刃22aの反時計回り
方向への回動が更に進行して、可動刃22aと固定刃2
2bとが完全に閉じられる。これにより、カッター22
の剪断動作が完了する。このカッター22による裁断の
完了位置は、例えば50mmの最大幅を有するテープを
完全に裁断するための位置である。
【0031】更に、カッターカム56が回転を続け、ピ
ン57が、同図(e) の矢印A5、及び同図(f) の矢印A
6に示すように、円移動を続けることにより、回動アー
ム62が押し下げられて下方に回動する。これにより、
可動刃22aが時計回り方向へ回動を開始して、固定刃
22bに対して開き始める。そして、同図(f) から同図
(a) の初期状態に戻って可動刃22aが固定刃22bに
対して全開し、マイクロスイッチ61により位置を検出
されて、その初期位置に停止する。
【0032】図6は、そのようなカッター22の剪断動
作を制御する制御回路を示す図である。同図に示すよう
に、制御回路はCPU(中央演算処理装置)70に読み
出し専用メモリのROM71及び可変メモリのRAM7
2が接続されている。RAM72の所定領域には、キー
入力部13の操作キー14により一括入力された複数の
人々の名前、例えば、東、佐々木、鈴木等の名前と、夫
々の名前と名前の間に入力された裁断指示マークが入力
された順に記憶されている。
【0033】また、CPU70の入力側には、電源73
から電圧VDDが入力し、図3(a) にも示したキー入力部
13から操作キー14のキー操作ステータス信号が入力
し、図4(b) 及び図5にも示したマイクロスイッチ61
からカッターカム56の初期位置の検知信号が入力す
る。
【0034】また、CPU70の出力側からは、図3に
も示したLCD表示部15へ表示駆動信号が出力され、
DCモータドライバーIC74へは図5に示したように
カッター22を裁断作動させるためにモータ47を回転
駆動させる指示信号が出力され、図3(a) 及び図4(a)
にも示したサーマルヘッド17へ発熱駆動信号が出力さ
れ、そして、図4(a) にも示したテープ送り用モータ4
5の駆動回路74へ駆動指示信号が出力される。上記の
電源73は、上記のDCモータドライバーIC74、サ
ーマルヘッド17、及びテープ送り用モータ45へ駆動
電圧Vp を出力している。
【0035】CPU70は、ROM71に格納されてい
る制御プログラムを読み出し、この読み出したプログラ
ムに従い、操作キー14からのキー操作ステータス信号
に基づいて上記各部を制御し、また、マイクロスイッチ
61からの検知信号に基づいてカッターカム56、つま
りカッター22を初期位置に設定する。
【0036】次に、上記の構成において、RAM72に
記憶された印字データに基づいて、均等な間隔の文字列
からなる印字を行い、一定の長さに揃った裁断を行う上
記CPU70による処理の動作を説明する。
【0037】図7は、カッター22による裁断を制御す
るCPU70の処理動作のフローチャートである。同図
に示すように、先ず、文章を作成する(ステップS
1)。この処理では、例えば「東」、「佐々木」、「鈴
木」のように人名が一括して入力され、各人名の区切り
目において切断マークキー14jの操作により自動裁断
の指示「カット」が入力されることに対応して、これら
入力されたデータを、図6に示すように、RAM72に
記憶する処理である。
【0038】上記に続いて、印刷キー14gが押された
ことを確認する(ステップS2)。CPU70は、常に
各操作キー14のステータス信号を参照しており、印刷
キー14gが押されたか否かを判別している。そして印
刷キー14gが押されたことを確認すると、RAM72
から印刷すべきデータを読み出して、そのデータにテー
プを自動裁断するカットマーク「カット」が有るか否か
を判別する(ステップS3)。
【0039】データ中にカットマーク「カット」が有っ
たときは(S3がY)、各カットマーク「カット」と
「カット」の間にある文字数を調べて、それらの各文字
列を通常に印字する際のテープの長さ(各ラベルの長
さ)を計算する(図9のラベルの長さa、b、c参
照)。
【0040】続いて、上記の計算で得られたラベルの長
さの中で最も長いものを抽出する(ステップS5)。例
えば図9の例であれば、「佐々木」が最も字数が多く、
したがって、そのラベルの長さbが最も長いことにな
る。
【0041】次に、その最も長いテープ長を、全てのテ
ープの長さ(ラベルを切り出す長さ)に設定する(ステ
ップS6)。これにより、例えば図9の例であれば、最
も長いテープ長となる「佐々木」のラベルの長さbが、
指定されるべきテープカット長データとして、RAM7
2の所定の領域に設定される。
【0042】そして、印刷を実行する(ステップS
7)。これにより、印字後のラベルが、あたかもユーザ
による複雑なキー入力で予め一定のカット長が指定され
ている場合と同様に、最も長いネームラベルである「佐
々木」の長さに合わせて全部のラベルの長さが統一され
て切り出される。
【0043】図8(a),(b),(c) は上記の処理により切り
出されたテープ(ネームラベル)の態様を示す図であ
る。同図(a) は左寄せ印字が指定されている場合の切り
出し後のラベルを示し、同図(b) は右寄せ印字が指定さ
れている場合の切り出し後のラベルを示し、そして、同
図(c) は均等割り付けが指定されている場合の切り出し
後のラベルを示している。いずれの場合も、最も長いネ
ームラベルである「佐々木」の長さbに合わせた一定の
長さで切り出されている。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、テープ裁断マークの間にある印字データの一番長
い印字データに自動的に合わせて印字後のテープを裁断
していくので、操作キーを入力操作して切り出すテープ
の長さを一定長に設定する面倒がなく、したがって、プ
リンタの使い勝手が向上する。また、自動的に一定長に
設定された範囲内に均等な間隔で文字列を配置して印字
するので、見た目に印字文字列の揃った感じの良い仕上
がりのラベルの作成が設定の手数要らずで実現でき、し
たがって、快適な使用感のプリンタを提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図(その1)である。
【図2】本発明の原理図(その2)である。
【図3】(a) は一実施の形態におけるプリンタをテープ
カセットと共に示す斜視図、(b) はテープカセットの平
断面図である。
【図4】(a) は印字済みテープを自動的に裁断する裁断
機構の平面図、(b) はその側面図、(c) はその上面図で
ある。
【図5】(a) 〜(f) はDCモータによって駆動されるカ
ッターカムとカッターの可動刃によるテープ裁断の基本
動作を示す動作状態図である。
【図6】カッターの剪断動作を制御する制御回路を示す
図である。
【図7】カッターの裁断作動を制御するCPUの処理動
作のフローチャートである。
【図8】(a),(b),(c) は一実施の形態において自動裁断
により切り出されたネームラベルの態様を夫々示す図で
ある。
【図9】従来の一括して入力した人名を連続して印字出
力しながら自動裁断したラベルの例を示す図である。
【符号の説明】
10 プリンタ(テーププリンタ) 12 匡体 13 キー入力部 14(14a、14b、14c、・・・) 操作キー 15 LCD表示部 16 テープカセット収納部 17 サーマルヘッド 18 プラテンローラ 19 テープリール支持ピン 20 カセットケース 21 インクリボン巻き取り駆動軸 22 カッター 22a 可動刃 22b 固定刃 23 テープ排出口 25 テープカセット 26 テープ 26′ テープ印字済み部分 27 テープリール孔 28 インクリボン巻き取りリール孔 29 凹部 31 テープリール 32 インクリボンリール 33 インクリボン 33′ インクリボン転写済み部分 34 インクリボン巻き取りリール 35 ヘッドアーム 36 支点軸 37 長溝穴 38 引きバネ 39 引きバネ 41 テープ巻戻し用ギア 42 インクリボン巻取り用ギア 43 プラテンギア 44 変速ギア 45 テープ送り用モータ 46 駆動ギア 47 DCモータ 48 ウォームギア 49 ウォームホイール 50 小径ギア 51 減速ギア 52、54 傘歯車 53 平歯車 56 カッターカム 57 ピン 61 マイクロスイッチ 62 回動アーム 63 長孔 64 支点軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持部材に巻回された長尺状の被印字媒
    体を繰り出しつつ該被印字媒体に文字・記号等の印字を
    行う印字手段と、カッター駆動源による駆動力に基づい
    て前記被印字媒体を所定長に切断するカッター手段と、
    を備えた印字装置において、 印字すべき文字・記号又は切断命令符号を入力する入力
    手段と、 該入力手段により入力された文字・記号又は切断命令符
    号を入力順にデータとして記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶されたデータの中に前記切断命令符号
    が存在したとき該切断命令符号の前後に入力された各文
    字・記号のデータ長を比較して最も長いデータ長のデー
    タに応じた切断長を設定する設定手段と、 前記記憶手段に記憶されたデータを読み出して、データ
    が文字・記号データの場合には該データを前記被印字媒
    体に印字すべく前記印字手段を作動させ、切断命令符号
    データの場合には前記設定手段により設定された切断長
    に基づいて前記被印字媒体を切断すべく前記カッター手
    段を作動させる作動制御手段と、 を備えることを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段、前記記憶手段、前記設定
    手段、及び前記作動制御手段に加えて、前記文字・記号
    のデータを前記被印字媒体に印字するにあたり各文字・
    記号の配置を前記切断長に応じて均等配置すべく印字制
    御する印字制御手段を更に備えることを特徴とする請求
    項1記載の印字装置。
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