JP2556232C - - Google Patents

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JP2556232C
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【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明は、長尺テープ状の印刷媒体に、語句や名称などの比較的簡単な文を印
刷して例えばラベルを作成するテープ印刷装置に関する。 【従来の技術】 近年、例えば紙やプラスチックフィルム製のテープに、所望の文字,記号など
を印刷してラベルを作成するテープ印刷装置が供されてきている。このものは、
多数個の文字キーや機能キーなどからなるキーボードや液晶ディスプレイからな
る表示部を備えた入力操作部と、長尺のテープを横方向に送りつつ印刷ヘッドに
よる印刷を行う印刷部を有して構成されている。 そして、使用者が表示部を見ながらキーボードを操作して所望の文字データ等
を入力した後、キーボードにより印刷動作の実行を指示すると、図8に示すよう に、テープPに所望のキャラクタC(例えば「ABCD」)が印刷され、ラベル
が得られるようになっている。 而して、このようなテープ印刷装置にあっては、テープ状の印刷用紙Pに、1
行だけでなく、例えば図9に示すように、該印刷用紙Pの幅寸法に応じて複数行
にわたって印刷することができ、さらに、その複数行のキャラクタCを1個のブ
ロックBとして、複数個のブロックBを左から順に横に並べて印刷することがで
きるものが考えられている。 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来のテープ印刷装置(例えば、特願平3−91492号)に
あっては、キーボードに例えば1行キー及び2行キーを備え、これらのキーによ
り、使用者が、キャラクタデータを、1行または2行を指定して入力し、しかも
2行の際には上段行または下段行を指定して入力するようになっている。このた
め、入力後、行数を変更したり、異なる行のキャラクタを接続する等の編集が困
難であった。 仮に複数行の下にさらに別の行を接続しようとしたとき、テープ幅方向に印刷
可能な最大行数を越えてしまうといったことがあった。この場合、ディスプレイ
上でのテキストの編集は可能であるとしても、テープ幅内に印刷可能な最大行数
以上の印刷が不可能であるため、最大行数を越えたままで放っておくと、印刷が
不可能となり、印刷実行時にエラーが発生することになる。 このように、印刷実行時にエラーが発生すると、使用者は、テキスト中のエラ
ーの発生位置をいちいち捜して修正しなければならないが、このエラー位置を捜
すことは極めて面倒であり、使い勝手が悪い問題点があった。 また、タイプライタやワードプロセッサでは、1ページに設定した1行の文字
数、行数を越えて入力すると、自動的に改行したり、改ページするように構成し
ているが、テープ印刷装置では、複数行のキャラクタを1ブロックとして複数個
のブロックを並べて印刷するとき、各ブロックの長さは、キャラクタ列の長さに
よって決められ、タイプライタやワードプロセッサのように予め決められた1ペ
ージの大きさがない。つまりテープ印刷装置では、ラベルとして表示するキャラ
クタの性質上、キャラクタ列を使用者の意図しないところで分断したり、またテ ープ幅を超過した行を別ラベルにするといったことができず、タイプライタやワ
ードプロセッサの制御を適用することができない。 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ブロック間でキャラ
クタを接続する等の編集を容易にするとともに、印刷可能な最大行数以上の編集
を未然に防止することができるテープ印刷装置を提供するにある。 【課題を解決するための手段】 本発明のテープ印刷装置は、テープ状の印刷媒体に、文字,記号等のキャラク
タを前記印刷媒体の幅方向に任意行数印刷すると共に、前記任意行数のキャラク
タを1個のブロックとして、複数個のブロックを前記印刷媒体の長手方向に順に
印刷することを可能としたものであって、前記キャラクタのデータを入力するキ
ャラクタデータ入力手段と、入力されたキャラクタのデータを前記印刷媒体の長
手方向に任意の長さで、かつその幅方向に複数の行に形成するための改行データ
を入力する改行データ入力手段と、前記任意行数のキャラクタを、前記印刷媒体
の長手方向に並ぶ前記ブロックに区切るための改ブロックデータを入力する改ブ
ロックデータ入力手段と、当該改ブロックデータ入力手段により入力された改ブ
ロックデータを削除することにより、前記印刷媒体の長手方向に並ぶ後段のブロ
ック内のキャラクタを前段のブロック内の最後のキャラクタの後で、かつそれと
同じ行に接続する接続手段と、前記印刷媒体の長手方向に任意の長さでかつ幅方
向に前記任意行数からなるブロックを前記印刷媒体の長手方向に複数個配置して
前記印刷媒体に印刷を実行する印刷手段と、前記改ブロックデータにより区切ら
れた前後のブロックにおける改行データの合計数を検索し、その合計数が前記印
刷媒体の幅方向に印刷可能な最大行数に対応する個数を越えるときに前記接続手
段による前記ブロックの接続を禁止する禁止手段を具備する。 なお、上記テープ印刷装置において、前記接続手段による前記ブロックの接続
をする際、前記改ブロックデータにより区切られた前後のブロックにおける改行
データの合計数を検索し、その合計数が前記印刷媒体の幅方向に印刷可能な最大
行数に対応する個数を越えるときにエラー報知をする手段を具備する構成とする
こともできる。 【作用】 上記テープ印刷装置によれば、使用者は、キャラクタデータ入力手段により、
印刷すべきキャラクタのデータを入力し、また、改行データ入力手段により改行
データを入力して、テープ状印刷媒体の長手方向に任意の行長さで行を変えてそ
の後のキャラクタの印刷を幅方向の次の行に移す。さらに、改ブロックデータ入
力手段により改ブロックデータを入力して、任意行数のキャラクタを、印刷媒体
の長手方向に並ぶブロックに区切る。これにより、印刷手段は、印刷媒体の長手
方向に任意の長さで、かつ幅方向に任意数の行からなるブロックを、印刷媒体の
長手方向に複数個配置して印刷媒体に印刷を実行する。そして、使用者は、接続
手段により、後段のブロック内のキャラクタを前段のブロック内のキャラクタに
接続し、入力後でも異なるブロック間で編集することができる。上記接続をする
合、後段のブロック内のキャラクタを前段のブロック内のキャラクタの最後
、かつそれと同じ行に接続することで、使用者が所望する行数をできる限り維持
して編集できる。 さらにこのとき、改ブロックデータにより区切られた前後のブロックにおける
改行データの合計数を検索し、その合計数が印字媒体の幅に印刷可能な最大行数
に対応する個数を越える場合にはその接続を禁止、またはエラー報知し、テキス
トの編集時に、例えば1個のブロックが印刷可能な最大行数を越えてしまうこと
を未然に防止する。 【実施例】 以下本発明の一実施例について、図1乃至図7を参照して説明する。まず、図
3乃至図5に基づいて、本実施例に係るテープ印刷装置の概略構成について述べ
る。図4はテープ印刷装置の本体1を示しており、この本体1は、大きく分けて
、前側に位置する入力操作部2と、後側に位置する印刷手段としての印刷部3と
から構成されている。 前記入力操作部2には、キーボード4及び液晶ディスプレイ5が設けられてい
る。このうちキーボード4には、アルファベットや数字等の文字や各種の記号等
のキャラクタを入力するための多数個のキャラクタキー6が設けられていると共
に、各種の機能キー7が設けられている。 詳しく図示はしないが、この機能キー7には、カーソル移動キーや印刷実行キ ー,改行データを入力するための改行キー,改ブロックデータを入力するための
改ブロックキー,前記キャラクタデータや改行データあるいは改ブロックデータ
を削除するためのバックスペースキー等が含まれている。 また、前記液晶ディスプレイ5には、キーボード4の操作により入力されたキ
ャラクタCや、改行マークR,改ブロックマークSあるいは各種のメッセージが
表示されるようになっている。尚、本実施例では、この液晶ディスプレイ5は2
行の表示が可能とされている。 これにて、この入力操作部2が、後述する印刷媒体に印刷すべきキャラクタの
データを入力するためのキャラクタデータ入力手段、改行データを入力するため
の改行データ入力手段、改ブロックデータを入力するための改ブロックデータ入
力手段、及び、改ブロックデータを削除してブロック間のキャラクタを接続する
接続手段として機能するようになっている。 一方、前記印刷部3には、後述するテープカセット8が交換可能にセットされ
るテープカセット装着部9が設けられている。このテープカセット装着部9には
、リボン巻取軸10及びテープ送り軸11が設けられ、さらに、図5にも示すよ
うに、サーマルヘッド12が設けられていると共に、後述するローラホルダ13
及びカッター機構14(共に図5にのみ図示)が設けられている。前記リボン巻
取軸10及びテープ送り軸11は、パルスモータ15(図3にのみ図示)により
駆動されるようになっている。また、前記サーマルヘッド12は、後述する印刷
媒体に印刷を行うためのもので、複数個の発熱素子を縦方向に並設して構成され
ている。 ここで、前記テープカセット8について詳述する。図5は、テープカセット装
着部9にテープカセット8がセットされた様子を、テープカセット8の上ケース
を取除いた状態で示している。このテープカセット8は、前記上ケースと下ケー
ス16aとからなるケース16内に、以下のような機構を組込んで構成されてい
る。 即ち、ケース16は全体として矩形箱状をなし、その前面(図5で下側の面)
の左端部分に開口部17を有している。このケース16内の図で右側上部に位置
して、印刷媒体としての例えば長尺なテープ状の透明フィルム18が巻回された テープスプール19が回転自在に設けられ、図でその下方に位置して、長尺なサ
ーマルインクリボン20が巻回されたリボンスプール21が回転自在に設けられ
ている。さらに、ケース16内の図で左側には、外面側にのみ剥離紙が付された
長尺な両面粘着テープ22が巻回された粘着テープスプール23がやはり回転自
在に設けられている。 そして、前記粘着テープスプール23の図で下方には、前記サーマルヘッド1
2が挿通される穴部16bが形成されている。また、ケース16内の図で左下の
隅部には、圧接ローラ25が設けられている。さらに、ケース16内のほぼ中心
部分には、リボン巻取スプール24が設けられている。 このリボン巻取スプール24は、前記リボン巻取軸10に連結されて回転され
るようになっている。これにて、前記リボンスプール21から引出されたサーマ
ルインクリボン20は、ケース16内に設けられた案内ローラ26,27,28
等により前記サーマルヘッド12部分に案内されて印刷に供された後、リボン巻
取スプール24に巻取られるようになっている。 一方、前記ローラホルダ13は、上記テープカセット8の前面部分に位置して
、右端部の軸29を中心に図5に示すセット位置と左端部側がテープカセット8
から離れるリリース位置との間で回動可能に設けられ、その左端部側にはケース
16の開口部17に臨むプラテンローラ30及びテープ送りローラ31を備えて
構成されている。 セット位置においては、前記プラテンローラ30が前記サーマルヘッド12に
接して前記フィルム18及びサーマルインクリボン20を受けるようになってお
り、また、テープ送りローラ31は、前記圧接ローラ25に圧接すると共に、前
記テープ送り軸11に連結され、前記フィルム18及び両面粘着テープ22の送
りを行うようになっている。 これにて、前記テープスプール19から引出されたフィルム18は、案内ロー
ラ32に掛渡された後、前記サーマルインクリボン20と重ね合わされた状態で
、サーマルヘッド12とプラテンローラ30との間に送られて、所定のキャラク
タの印刷が行われるようになっている。 そして、この後、印刷が行われたフィルム18は、サーマルインクリボン20 とは離され、粘着テープスプール23から引出された両面粘着テープ22と重ね
合わされた状態で、圧接ローラ25とテープ送りローラ31との間を通され、ケ
ース16の開口部17の左端部から排出される。このとき、印刷が行われたフィ
ルム18の裏面に、裏面側に剥離紙が付された両面粘着テープ22が貼付けられ
るようになっている。 さらに、開口部17から排出された両面粘着テープ22付のフィルム18は、
テープカセット8の左側に位置して設けられたカッター機構14により、所定の
長さで切断され、以て所定の印刷がなされたラベルが形成されるようになってい
る。詳細な説明は省略するが、このカッター機構14は、固定刃に対して接離及
びスライド移動する可動刃を有して構成され、鋏の如く、前記フィルム18(ラ
ベル)を両刃間に挟んだ状態で、DCモータ33の駆動により可動刃を移動させ
て切断動作を行うようになっている。 尚、図4に示すように、前記印刷部3には、テープカセット装着部9にセット
されたテープカセット8を開閉可能に覆うカバー34が設けられており、テープ
カセット8の交換作業などは、このカバー34を開放して行われるようになって
いる。 さて、図3に示すように、本体1内には、上記した各機構を制御するための制
御装置35が設けられている。この制御装置35は、マイクロコンピュータを主
体として構成され、CPU36,ROM37,RAM38等を備えている。前記
CPU36には前記キーボード4が接続されていると共に、前記液晶ディスプレ
イ5を駆動する液晶ディスプレイ駆動回路39,前記パルスモータ15を駆動す
るパルスモータ駆動回路40,前記DCモータ33を駆動するDCモータ駆動回
路41,前記サーマルヘッド12を駆動するサーマルヘッド駆動回路42が、夫
々接続されている。 そして、前記ROM37には、表示用及び印刷用のキャラクタジェネレータや
、各種の制御用プログラムが記憶されている。また、前記RAM38は、入力さ
れたキャラクタデータ等からなるテキストを記憶するテキストデータ記憶領域を
有すると共に、印刷の際に前記テキスト等に基づいて印刷パターンを展開するイ
メージバッファ等を有して構成されている。 これにて、使用者がキーボード4を操作して、所望のキャラクタのデータ及び
改行データ並びに改ブロックデータ等からなるテキストを入力すると、そのキャ
ラクタCや改行マークR,改ブロックマークSが液晶ディスプレイ5に表示され
るようになる(図6参照)と共に、作成されたテキストのデータがRAM38に
記憶される。この際、使用者が液晶ディスプレイ5を見ながらキーボード4を操
作することにより、テキストの編集も行うことができるようになっている。 また、この後、使用者が機能キー7を操作して印刷実行の指令を行うことによ
り、前記RAM38に記憶されたテキストのデータが、イメージバッファに展開
され、これに基づいてサーマルヘッド12が駆動されると共に、パルスモータ1
5及びDCモータ33が駆動され、以て、前記フィルム18にキャラクタCを印
刷してラベルを形成する印刷動作が実行されるのである。 ここで、本実施例では、図7に示すように、前記フィルム18の幅方向に、1
行から最大5行までの複数行にわたってのキャラクタCの印刷の実行が可能とさ
れ、さらに、その所定行数以内のキャラクタCを1個のブロックBとして、複数
個のブロックBを、フィルムの長手方向に左から順に横に並べて印刷することが
できるようになっている。 この場合、テキスト中に改行データが存在することにより、その位置で行を変
えてその後のキャラクタCを次の行に移した印刷が行われ、また、テキスト中に
改ブロックデータが存在することにより、その位置をブロックBの区切りとした
印刷が行われるようになっている。尚、印刷にあたっては、使用者が特に指定を
行わない限り、自動的に各ブロックBにおける行数に応じた大きさのキャラクタ
Cにて印刷がなされるようになっている。 そして、後述するフローチャートの説明にて明らかとなるように、制御装置3
5は、そのソフトウエア構成により、使用者がキーボード4を操作してテキスト
から改ブロックデータを削除する際に、その改ブロックデータにより区切られた
前後のブロックBにおける改行データの合計数が印刷可能な最大行数(この場合
5行)に対応する個数即ち5個以上であるときに、その改ブロックデータが削除
されることを禁止する禁止手段として機能するようになっている。 次に、上記構成の作用について述べる。テープ印刷装置の電源が投入されると
、 図1及び図2のフローチャートに示す手順にて処理が行われる。尚、ここでは、
図7に示すように、「A」,「B」,「C」,……といった文字の印刷を行う場
合を具体例としてあげながら説明する。 即ち、電源が投入されると、まず初期設定の処理が行われ(ステップS1)、
使用者によるキー入力が可能となる(ステップS2)。ここで、使用者がキーボ
ード4のキャラクタキー6等を操作してキャラクタCのデータを入力した場合に
は(ステップS2及びステップS3にてYes)、入力されたキャラクタデータ
がRAM38に記憶されると共に、液晶ディスプレイ5に表示が行われる(ステ
ップS4)。 今、図7(a)に示すようなキャラクタCの印刷を行いたい場合には、使用者
は、まず、キャラクタキー6により、「ABCD」のキャラクタデータを順に入
力する(ステップS2及びステップS3にてYes)。このとき、図6(a)に
示すように、液晶ディスプレイ5の1行目(上段)には、行数を表すための数字
「1」及びコロン「:」が表示され、これに引続いて「ABCD」が表示される
(ステップS4)。 そして、使用者が、その位置で行を変えてその後のキャラクタデータを次の行
に移したい場合には、改行キーを操作して改行データを入力する(ステップS2
にてYes、ステップS3にてNo、ステップS5にてYes)。すると、まず
、今までの改行データの個数のチェックがなされ(ステップS6)、改行データ
がすでに4個存在しているかが判断される(ステップS7)。 ここで、本実施例では、改行データがすでに4個存在している場合には(ステ
ップS7にてYes)、それ以上の改行データの入力が禁止されるようになって
いる。即ち、改行キーの操作により5個目の改行データを入力しようとしても、
そのキー入力は受付けられず、ディスプレイ表示あるいはアラーム等によるエラ
ー報知がなされるようになる(ステップS8)。これにて、データの入力時に、
印刷不能な行数にわたるキャラクタデータが入力されてしまうことが未然に防止
されるのである。 一方、改行データの数が4個未満であった場合には(ステップS7にてNo)
、ステップS5の改行データが受付けられて、液晶ディスプレイ5に改行マーク
R の表示が行われると共に、カーソルが次の行の先頭に移行するようになる(ステ
ップS9)。 上記の例では、「ABCD」の入力後、改行キーを操作すると(ステップS2
にてYes、ステップS3にてNo、ステップS5にてYes)、液晶ディスプ
レイ5には、「D」の文字の次に改行マークRが表示され(ステップS9)、カ
ーソルが2行目の先頭(「2:」の次)に移行する。そこで、使用者は、ステッ
プS2に戻って「EFGH」を順に入力すると(ステップS2及びステップS3
にてYes)、図6(a)に示すように、1行目に「ABCD」、2行目に「E
FGH」が表示されることになる(ステップS4)。 このような「EFGH」のキャラクタデータの入力後、再びステップS2にて
改行データを入力すると(ステップS2にてYes、ステップS3にてNo、ス
テップS5にてYes)、液晶ディスプレイ5は1行分だけスクロールし(ステ
ップS6、ステップS7にてNo、ステップS8)、3行目(「3:」)が現わ
れるようになる。以下、同様に、3行目に「IJKL」のキャラクタデータを入
力しさらに改行データを入力すると、図6(b)に示すように4行目(「4:」
)が現われ、さらに、「MNOP」のキャラクタデータを入力する。これにて、
1番目のブロックBに関するデータの入力が完了する。 そして、次に、2番目のブロックBのデータを入力したい場合には、使用者は
、改ブロックキーを操作して改ブロックデータを入力するようにする(ステップ
S2にてYes、ステップS3及びステップS5にてNo、ステップS10)。
すると、図6(c)に示すように、液晶ディスプレイ5には、前記「P」の後に
改ブロックマークS(例えば改行マークRを反転させたもの)が表示されると共
に、新たに1行め(「1:」)の表示が現われるようになる(ステップS11)
。尚、ここでは、例えば行数が5行を超過したときに自動的に改ブロックがなさ
れるといったことはなく、改ブロックを行うためには、改ブロックデータを入力
することが必要となっている。 これにて、2番目のブロックについてのキャラクタデータの入力が可能となり
、使用者は、図6(d),(e)に示すように、「QRS」のキャラクタデータ
、改行データ、「TUV」のキャラクタデータ、改行データ、「WXY」のキャ
ラ クタデータ、改行データ、「Z」のキャラクタデータを順に入力する。 以上のように、キャラクタデータ及び改行データ並びに改ブロックデータの入
力がなされてテキストが作成された後、例えば削除などの編集を行わずに使用者
により印刷実行キーが操作されると(ステップS2にてYes、ステップS3,
ステップS5,ステップS10,ステップS12にてNo)、ステップS13の
その他の処理において、印刷が実行される。これにより、図7(a)に示すよう
に、フィルム18に、「ABCD」,「EFGH」,「IJKL」,「MNOP
」,「QRS」,「TUV」,「WXY」,「Z」というキャラクタCが2ブロ
ックにわたって各4行にて印刷されるようになる。 一方、前述のように、本実施例のテープ印刷装置は、前記キャラクタデータや
改行データ,改ブロックデータの、修正,加入,削除,移動,コピーといったテ
キストの編集が可能とされている。ここで、使用者は、液晶ディスプレイ5の表
示を見ながら、カーソル移動キーによりカーソルを動かし、さらにバックスペー
スキーを操作することにより、任意のデータを削除することができる。 このように、バックスペースキーが操作された場合(ステップS2にてYes
、ステップS3,ステップS5,ステップS10にてNo、ステップS12にて
Yes)には、図2に示すように、まず、ステップS14にて、カーソルが表示
されている位置の直前にあるデータの削除が可能かが判断される。ここで、例え
ばカーソルが液晶ディスプレイ5の先頭の位置(上記の例では「A」の位置)に
あるときには、削除が不可能であるため(No)、例えばアラームによりエラー
報知がなされる(ステップS15)。 また、削除が可能であるときには(ステップS14にてYes)、次のステッ
プS16にて、削除するデータが改ブロックデータかどうかが判断される。ここ
では、削除するデータが改ブロックデータでないデータ即ちキャラクタデータや
改行データである場合には(No)、そのままテキスト中からそのデータの削除
が行われ(ステップS17)、これと共に、液晶ディスプレイ5の表示において
もそのキャラクタCあるいは改行マークRが削除される(ステップS18)。 例えば、上記の例において、テキストから「V」のキャラクタデータ以降のデ
ータを全て削除するような場合には、液晶ディスプレイ5において「Z」の次の 位置にカーソルを移動させ、ここから、バックスペースキーを6回操作すると、
2個の改行データ及び「WXYZ」の4個のキャラクタデータが削除され、液晶
ディスプレイ5の表示は、図6(f)のようになる。尚、この状態で、印刷を実
行すると、フィルム18には図7(b)に示すような印刷がなされる。 そして、前記ステップS16にて、改ブロックデータの削除が指定された場合
には(Yes)、まず、ステップS19にて、その改ブロックデータにより区切
られた前後のブロックBを構成するデータ中に、改行データが合計で何個存在し
ているかがチェックされ、次のステップS20にて、その合計数が5個以上かど
うかが判断される。 ここで、改行データの合計数が4個以下である場合には(ステップS20にて
No)、上述のキャラクタデータや改行データと同様にその改ブロックデータの
削除が行われる(ステップS17,S18)。この場合、改ブロックデータの削
除に伴って、前記2このブロックBが1個のブロックに統合される。 これに対し、改行データの合計数が5個以上である場合には(ステップS20
にてYes)、その改ブロックデータの削除が禁止され、そのキー入力は受付け
られず、ディスプレイ表示あるいはアラーム等によるエラー報知がなされるよう
になる(ステップS21)。これにて、1個のブロックBが印刷可能な最大行数
を越えてしまうことが未然に防止されるのである。 上記の例では、図6(e)までの入力がなされて作成されたテキストの場合、
改ブロックデータの前後のブロックBは各4行で、夫々3個合計6個の改行デー
タが存在しているので、改ブロックデータの削除は禁止される。これに対し、図
6(f)及び図7(b)に示すテキストの場合、1番目のブロックBには3個、
2番目のブロックBには1個の改行マークが存在し、合計が4個であるため、「
P」の後の改ブロックデータの削除が可能とされる。 この削除を行うと、液晶ディスプレイ5には、図6(g)に示すように、「P
」の後に「QRS」が接続され、「TUV」が自動的に5行めに配置された表示
がなされる。また、このテキストにより印刷を行うと、図7(c)に示すように
、フィルム18には5行1ブロックでの印刷が行われるようになるのである。 このように本実施例によれば、改ブロックデータの前後のブロックBを構成す るデータ中に、印刷可能な行数である5個以上の改行データが存在しているとき
には、その改ブロックデータの削除を禁止するようにしたので、従来のような改
ブロックデータの削除を自由に行うことができるものと異なり、テキストの編集
時に、1個のブロックBが印刷可能な最大行数を越えてしまうことが未然に防止
され、ひいては、印刷実行時にエラーが発生することなく、必ず所定行数以内の
印刷が行われるようになる。 この結果、使用者がエラーの発生位置をいちいち捜して修正するといった面倒
なことをしなくて済むようになり、従来に比べて使い勝手を十分に向上させ得る
ものである。また、特に本実施例では、1個のブロックBに5個以上の改行デー
タを入力することも禁止しているから、印刷不能な行数にわたるキャラクタデー
タの入力を未然に防止できるといった効果も得ることができるものである。 尚、上記実施例では透明フィルム18に印刷を行う場合を例としたが、印刷媒
体としては、テープ状の紙であっても良く、また、必ずしも裏面に両面粘着テー
プ22を貼付ける構成としなくとも良いなど、本発明は要旨を逸脱しない範囲内
で適宜変更して実施し得ることが可能である。 【発明の効果】 以上の説明にて明らかなように、本発明のテープ印刷装置によれば、多数のキ
ャラクタを任意行長さで任意行数にわたって、また任意数のブロックに容易に入
力することができ、このため各ブロックの長さ、行数を自由にレイアウトしたラ
ベルを作成することができる。またブロック間でキャラクタを接続する等の編集
を容易に行なうことができるとともに編集作業で1個のブロックが印刷可能な最
大行数を越えてしまうことを未然に防止することができ、使用者の使い勝手を良
好とすることができるという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例を示す処理手順のフローチャート(その1) 【図2】 処理手順のフローチャート(その2) 【図3】 電気的構成を概略的に示すブロック図 【図4】 テープカセットを取外して示す全体の平面図 【図5】 テープカセット部分を示す拡大平面図 【図6】 液晶ディスプレイの表示の一例を示す平面図 【図7】 フィルムの印刷例を示す図 【図8】 従来例を示す印刷例を示す図 【図9】 異なる印刷例を示す図 【符号の説明】 図面中、1はテープ印刷装置本体、2は入力操作部、3は印刷部、4はキーボ
ード、5は液晶ディスプレイ、8はテープカセット、9はテープカセット装着部
、12はサーマルヘッド、14はカッター機構、16はケース、18は透明フィ
ルム(印刷媒体)、20はサーマルインクリボン、22は両面粘着テープ、25
は圧接ローラ、30はプラテンローラ、31はテープ送りローラ、35は制御装
置、36はCPU、37はROM、38はRAM、Bはブロック、Cはキャラク
タ、Rは改行マーク、Sは改ブロックマークを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 テープ状の印刷媒体に、文字,記号等のキャラクタを前記印刷
    媒体の幅方向に任意行数印刷すると共に、前記任意行数のキャラクタを1個のブ
    ロックとして、複数個のブロックを前記印刷媒体の長手方向に順に印刷すること
    を可能としたものであって、 前記キャラクタのデータを入力するキャラクタデータ入力手段と、 入力されたキャラクタのデータを前記印刷媒体の長手方向に任意の長さで、か
    つその幅方向に複数の行に形成するための改行データを入力する改行データ入力
    手段と、 前記任意行数のキャラクタを、前記印刷媒体の長手方向に並ぶ前記ブロックに
    区切るための改ブロックデータを入力する改ブロックデータ入力手段と、 当該改ブロックデータ入力手段により入力された改ブロックデータを削除する
    ことにより、前記印刷媒体の長手方向に並ぶ後段のブロック内のキャラクタを前
    段のブロック内の最後のキャラクタの後で、かつそれと同じ行に接続する接続手
    段と、 前記印刷媒体の長手方向に任意の長さでかつ幅方向に前記任意行数からなるブ
    ロックを前記印刷媒体の長手方向に複数個配置して前記印刷媒体に印刷を実行す
    る印刷手段と、 前記改ブロックデータにより区切られた前後のブロックにおける改行データの
    合計数を検索し、その合計数が前記印刷媒体の幅方向に印刷可能な最大行数に対
    応する個数を越えるときに前記接続手段による前記ブロックの接続を禁止する禁
    止手段とを具備することを特徴とするテープ印刷装置。 【請求項2】 テープ状の印刷媒体に、文字,記号等のキャラクタを前記印刷
    媒体の幅方向に任意行数印刷すると共に、前記任意行数のキャラクタを1個のブ
    ロックとして、複数個のブロックを前記印刷媒体の長手方向に順に印刷すること
    を可能としたものであって、 前記キャラクタのデータを入力するキャラクタデータ入力手段と、 入力されたキャラクタのデータを前記印刷媒体の長手方向に任意の長さで、か
    つその幅方向に複数の行に形成するための改行データを入力する改行データ入力
    手段と、 前記任意行数のキャラクタを、前記印刷媒体の長手方向に並ぶ前記ブロックに
    区切るための改ブロックデータを入力する改ブロックデータ入力手段と、 当該改ブロックデータ入力手段により入力された改ブロックデータを削除する
    ことにより、前記印刷媒体の長手方向に並ぶ後段のブロック内のキャラクタを前
    段のブロック内の最後のキャラクタの後で、かつそれと同じ行に接続する接続手
    段と、 前記印刷媒体の長手方向に任意の長さでかつ幅方向に前記任意行数からなるブ
    ロックを前記印刷媒体の長手方向に複数個配置して前記印刷媒体に印刷を実行す
    る印刷手段と、 前記接続手段による前記ブロックの接続をする際、前記改ブロックデータによ
    り区切られた前後のブロックにおける改行データの合計数を検索し、その合計数
    が前記印刷媒体の幅方向に印刷可能な最大行数に対応する個数を越えるときにエ
    ラー報知をする手段を具備することを特徴とするテープ印刷装置。

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