JP2000301797A - テープ印刷装置およびテープ印刷方法 - Google Patents

テープ印刷装置およびテープ印刷方法

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JP2000301797A
JP2000301797A JP11111002A JP11100299A JP2000301797A JP 2000301797 A JP2000301797 A JP 2000301797A JP 11111002 A JP11111002 A JP 11111002A JP 11100299 A JP11100299 A JP 11100299A JP 2000301797 A JP2000301797 A JP 2000301797A
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tape
heat
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Masao Akaiwa
正夫 赤岩
Ayumi Mazeki
あゆみ 真関
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Seiko Epson Corp
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4075Tape printers; Label printers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J15/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in continuous form, e.g. webs
    • B41J15/04Supporting, feeding, or guiding devices; Mountings for web rolls or spindles
    • B41J15/044Cassettes or cartridges containing continuous copy material, tape, for setting into printing devices

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  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Labeling Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱収縮テープが熱収縮した状態でも判読し易
いキャラクタを印刷可能なテープ印刷装置およびテープ
印刷方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 加熱することで縦方向および/または横
方向に熱収縮して予め定められた記憶形状に変形する熱
収縮テープTに印刷を行うテープ印刷装置において、キ
ャラクタを入力可能な入力手段3と、熱収縮した状態で
キャラクタのフォントが通常フォントになるように、熱
収縮テープTの熱収縮を見越した変形フォントを記憶す
る変形フォント記憶手段52と、変形フォントに基づい
て、入力されたキャラクタを熱収縮テープTに印刷する
印刷手段12、80、81とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱収縮テープの熱
収縮を考慮して印刷を行うテープ印刷装置およびテープ
印刷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、加熱することで予め定められた記
憶形状に熱収縮する熱収縮テープに印刷を行うテープ印
刷装置が知られており、例えば、実用新案登録公報第2
583622号公報に記載されているものが挙げられ
る。ここに記載されたテープ印刷装置では、筒状の被貼
着物に貼り付けた場合に、剥がれ難い等の利点を有する
筒状の熱収縮テープが使用されている。この熱収縮テー
プは、平たくつぶされ、且つ、巻回された状態でテープ
カートリッジに収容されており、このテープカートリッ
ジから繰り出されながら所望のキャラクタの印刷が行わ
れる。そしてこの印刷は、通常のテープに印刷する場合
と同様に、記憶された通常のフォントを用いて行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常のフォ
ントで印刷された熱収縮テープを、被貼着物に貼り付け
て加熱すると、通常の径方向に収縮する熱収縮テープで
は、これに印刷した文字や画像(キャラクタ)が、熱収
縮テープの収縮率にならって扁平な形に変形してしま
い、判読しづらいといった問題がある。特に、電線の配
線明示等に使用する場合は、キャラクタが小さいため、
より判読が困難となる。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであり、熱収縮テープが熱収縮した状態でも
判読し易いキャラクタを印刷可能なテープ印刷装置およ
びテープ印刷方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のテープ印刷装置
は、加熱することで縦方向および/または横方向に熱収
縮して予め定められた記憶形状に変形する熱収縮テープ
に印刷を行うテープ印刷装置において、キャラクタを入
力可能な入力手段と、熱収縮した状態でキャラクタのフ
ォントが通常フォントになるように、熱収縮テープの熱
収縮を見越した変形フォントを記憶する変形フォント記
憶手段と、前記変形フォントに基づいて、前記入力され
たキャラクタを前記熱収縮テープに印刷する印刷手段と
を備えたことを特徴とする。
【0006】この構成によれば、テープ印刷装置におい
て、熱収縮した状態でキャラクタのフォントが通常フォ
ントになるように、熱収縮テープの熱収縮を見越した変
形フォントを記憶し、その変形フォントに基づいて、入
力したキャラクタをテープに印刷することができる。し
たがって、物体に貼り付けた熱収縮テープが熱収縮し、
それに伴って印刷したキャラクタが縦長形、横長形又は
縮小形へと変形すると、このキャラクタは、ほぼ通常の
フォントとなる。すなわち変形フォントで印刷したキャ
ラクタが、熱収縮テープの収縮により、ほぼ通常フォン
トのキャラクタとなる。
【0007】なお、ここで、「キャラクタ」とは、文
字、記号および画像等、通常入力されるキャラクタをい
う。また、この「キャラクタ」は、入力後、テープの長
手方向において、「縦書き」または「横書き」となるい
ずれの入力であっても良い。また、「通常フォント」と
は一のキャラクタの縦方向と横方向のサイズがほぼ同じ
ものを基本として、縦2倍角や横1/2倍角等、通常の
印刷装置やワードプロセッサ等に備わるフォントをい
う。
【0008】この場合、前記熱収縮テープには、熱収縮
率の異なる複数種のものが用意されており、前記変形フ
ォント記憶手段は、前記複数の熱収縮率に対応した複数
の変形フォントを記憶し、前記印刷手段は、前記複数の
変形フォントから任意の一の変形フォントを選択可能に
構成されていることが好ましい。
【0009】この構成によれば、複数の熱収縮率に対応
した複数の変形フォントを記憶しているため、様々な熱
収縮テープに対して、熱収縮した状態で通常フォントに
なるような印刷が可能となる。
【0010】この場合、前記複数種の熱収縮テープは、
それぞれカートリッジケースに繰り出し可能に収容され
ており、前記カートリッジケースを介して前記熱収縮テ
ープの種別を検出する検出手段と、前記カートリッジケ
ースに設けられ、前記検出手段の検出端が臨む識別子と
を備え、前記印刷手段は、前記検出手段の検出結果に基
づいて、前記複数の変形フォントから任意の一の変形フ
ォントを選択可能に構成されていることが好ましい。
【0011】この構成によれば、テープ印刷装置におい
て、熱収縮テープを収容したカートリッジケースが着脱
自在に装着されているため、熱収縮テープが扱いやすく
なるとともに、交換が簡単にできる。また、カートリッ
ジケースに、収容したテープの熱収縮に関する情報を判
読可能な形式で保持した識別子を備えているため、これ
を検出端によって検出することにより、そのテープが熱
収縮した状態で通常フォントとなる変形フォントを自動
的に選択し、印刷することができる。したがって、テー
プに応じた熱収縮率の設定の必要がなくなるとともに、
テープの交換毎にフォントを変更する煩わしさがない。
【0012】本発明のテープ印刷方法は、加熱すること
で縦方向および/または横方向に熱収縮して予め定めら
れた記憶形状に変形する熱収縮テープに印刷を行うテー
プ印刷方法において、熱収縮した状態でキャラクタのフ
ォントが通常フォントになるように、熱収縮テープの熱
収縮を見越した変形フォントを用意し、当該変形フォン
トを用いて前記キャラクタを印刷することを特徴とす
る。
【0013】この構成によれば、テープ印刷装置におい
て、熱収縮した状態でキャラクタのフォントが通常フォ
ントになるように、熱収縮テープの熱収縮を見越した変
形フォントを記憶し、その変形フォントに基づいて、入
力したキャラクタをテープに印刷することができる。し
たがって、物体に貼り付けた熱収縮テープが熱収縮し、
それに伴って印刷したキャラクタが縦長形、横長形又は
縮小形へと変形すると、このキャラクタは、ほぼ通常の
フォントとなる。すなわち変形フォントで印刷したキャ
ラクタが、熱収縮テープの収縮により、ほぼ通常フォン
トのキャラクタとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施形態に係るテープ印刷装置およびテープ印刷方
法について詳細に説明する。本発明のテープ印刷装置お
よびテープ印刷方法は、一般の印刷用テープに加え、加
熱することで予め定められた記憶形状に変形する熱収縮
テープ(以下「テープT」という)にも印刷可能に構成
したものである。そして、このテープTに、入力したキ
ャラクタ(文字、画像等)を特殊なフォントで印刷する
ものである。
【0015】図1は開蓋状態のテープ印刷装置1の外観
斜視図であり、同図に示すようにテープ印刷装置1は、
上下2分割の装置ケース2により外郭が形成され、装置
ケース2の前部上面には各種入力キーを備えたキーボー
ド3が配置されるとともに、後部上面には開閉蓋4が配
設されている。開閉蓋4の内側には表示画面5aとカー
トリッジ6を装着するためのカートリッジ装着部7が窪
入形成されており、カートリッジ6は、開閉蓋4を開放
した状態でカートリッジ装着部7に着脱可能に装着され
る。また、開閉蓋4にはこれを閉止した状態で表示画面
5aを視認するための覗き窓4aが形成されている。
【0016】キーボード3には、文字キー群3a、各種
動作モード等を指定するための機能キー群3b等が配列
されている。文字キー群3aは、JIS配列に基づい
た、フルキー構成であり、操作するキー数の増加を抑え
るためのシフトキーを備えるなど、一般のワードプロセ
ッサ等と同様である。また、機能キー群3bには、他の
機能キーによる処理の取り消し等のための取り消しキー
31、後述の熱収縮率を設定するための熱収縮率設定キ
ー32、文字方向や文字サイズ等を設定するスタイルキ
ー33、カーソル移動用のカーソルキー34、印刷動作
を開始させる印刷キー35、および各種モードの選択や
テキスト入力時の改行のための選択キー36が含まれ
る。
【0017】また、表示画面5aは、現段階において実
行されている機能を表示するインジケータ部と、主表示
部とからなる。インジケータ部では、「文字方向」や
「文字サイズ」等のスタイル状態、「ローマ字入力」や
「かな入力」等の入力モード状態、「均等割付」や「前
寄せ」等の書式設定状態が、視認可能な状態で表示され
る。また、主表示部では、キーボード3からの入力内容
が表示される。その表示内容は自由に制御することがで
き、所定のキー入力がなされた際には現在の印字イメー
ジのレイアウトを表示することが可能である。また、マ
イクロスイッチ23にて、検出されたテープの熱収縮率
や、テープ幅等の情報も表示される。
【0018】装置ケース2の左側部には、カートリッジ
装着部7と装着外部とを連通するテープ排出口8が形成
され、このテープ排出口8には、送り出したテープTと
切断するためのテープカッタ(図示せず)が臨んでい
る。そして、テープ排出口8から印刷済のテープTが送
り出されることにより、このテープTがテープカッタに
より切断される。
【0019】一方、カートリッジ装着部7には、ヘッド
カバー11に覆われた発熱素子を有するサーマルヘッド
12と、サーマルヘッド12に対峙するプラテン駆動軸
13と、後述のインクリボン18の巻き取り駆動軸14
と、後述のテープリール17の位置決め突起15とを備
えている。また、カートリッジ装着部7の下側には、プ
ラテン駆動軸13(図示せず)および巻き取りリール駆
動軸14を回転させるテープ送り機構が内蔵されてい
る。
【0020】カートリッジ6はその断面を図2に示す
と、カートリッジケース16内部の上部中央部にテープ
Tを巻回したテープリール17と、右下部にインクリボ
ン18を巻回したリボンリール19とを収容して構成さ
れており、その左下部には前記ヘッドカバー11に差し
込むための貫通孔20が形成されている。また、テープ
Tとインクリボン18とが重なる部分に対応して、前記
プラテン駆動軸13に嵌合されて回転駆動するプラテン
ローラ21が配置されている。一方、前記リボンリール
19に近接してリボン巻き取りリール22が配置され、
リボンリール19から繰り出されたインクリボン18
は、ヘッドカバー11を周回するように配置されてリボ
ン巻き取りリール22に巻き取られるようになってい
る。
【0021】カートリッジ6がカートリッジ装着部7に
装着されると、ヘッドカバー11に貫通孔20が、位置
決め突起15にテープリール17の中心孔が、巻き取り
駆動軸14にリボン巻き取りリール22の中心孔がそれ
ぞれ差し込まれ、テープTおよびインクリボン18を挟
み込んでサーマルヘッド12がプラテンローラ21に当
接して印刷が可能になる。
【0022】一方、テープTには、熱収縮率やテープ幅
が異なる複数種のものが用意されており、この種別を指
標する複数の識別子24がカートリッジケース16に設
けられている。識別子24は、カートリッジの外装面に
形成した小さな複数の孔で構成されており、これに対応
してカートリッジ装着部7には、この識別子24の有無
および数によってテープの種別をを検出するマイクロス
イッチ(検出端)23が、複数設けられている。マイク
ロスイッチ23の突出長は、識別子24の深さに合わせ
て構成されており、浅い識別子24に入り込んだマイク
ロスイッチ23は、その識別子24に当接して押圧さ
れ、スイッチがオン状態になる。また、深い識別子24
に入り込んだマイクロスイッチ23は、識別子24に嵌
合し、スイッチはオフ状態になる。したがって、このマ
イクロスイッチ23の状態を検出することで、テープの
熱収縮率や、テープ幅等の種別を判別できるようになっ
ている。
【0023】テープTは、テープリール17から繰り出
され、インクリボン18はリボンロール19から繰り出
され、テープTと重なって併走した後、リボン巻き取り
リール22に巻き取られる。すなわち、プラテンローラ
21とリボン巻き取りリール22とが同期して回転する
ことにより、テープTとインクリボン18とが同時に送
られ、かつ、これらに同期してサーマルヘッド12が駆
動することで印刷が行われる。
【0024】また、テープTは、加熱することで縦方向
および/または横方向に熱収縮して予め定められた記憶
形状に変形する熱収縮性を有し、カートリッジ6内に収
容されいる間および印刷後排出されるまでは図3(a)
に示すように、平たくつぶされた形態になっている。排
出されたテープTは、同図(b)に示すように、筒状に
展開して、筒状の被貼着物に挿通する。その後、ドライ
ヤ等を用いて熱を加え、熱収縮させることにより固定さ
せる。なお、テープTの内面に、加熱することで粘着力
を発揮する感熱性粘着剤(接着剤)から成る粘着層を設
け、より強力に固定させることも可能である。
【0025】次に、図4を参照して、テープ印刷装置1
の制御系の構成を説明する。制御系は、CPU40、R
OM50、RAM60およびCG−ROM70を有する
制御回路80を備えている。制御回路80の入力ポート
側には、キーボード3が接続されている。また、制御回
路80の入力ポート側には、ヘッド駆動用のドライバ8
1を介してサーマルヘッド12が接続され、表示駆動用
のドライバ82を介して液晶表示器5が接続されてい
る。
【0026】ROM50は、プログラムメモリ領域51
を有し、ここには、サーマルヘッド12や液晶表示器5
を制御する制御プログラムや、後述する各処理プログラ
ム等を記憶している。また、ROM50は、後述の変形
フォントのデータを記憶する変形フォントメモリ領域5
2を有している。
【0027】RAM60は、キーボード3から入力され
た文字、画像等のテキストデータを一時的に記憶するテ
キストメモリ61、液晶表示器5の表示画面5aの表示
内容に対応する画像データを記憶する表示画像データメ
モリ62、CPU40の処理結果を一時的に記憶するレ
ジスタ群63、後述する各種処理において画像データ等
を作成するための作業領域64などを備えている。CG
−ROM70は、テープ印刷装置1に用意されている文
字や画像等のフォントデータを記憶しており、文字など
を特定するコードデータが与えられたときに、対応する
フォントデータを出力する。
【0028】次に、テープ印刷装置1の制御全体の処理
フローを説明する。本発明は、熱収縮テープの熱収縮を
見越した変形フォントを備え、この変形フォントに基づ
いて、入力されたキャラクタを熱収縮テープに印刷する
ものである。そこで、テープの種別を判別する方法とし
て、カートリッジケース16に設けられた識別子24を
自動検出する方法と、ユーザによって、テープの種別を
入力する方法の2パターンについて説明する。なお、テ
ープの種別として、テープの熱収縮率の他、テープ幅等
が検出されるが、ここでは、テープの熱収縮に関する事
柄についてのみ、言及する。
【0029】まず、テープの種別(熱収縮率)を判別す
る方法として、カートリッジケース16に設けられた識
別子24を自動検出する方法について説明する。図5に
示すように、電源ON等により処理が開始すると、ま
ず、カートリッジ装着部7に設けられた複数のマイクロ
スイッチ23によって、カートリッジケース16に設け
られた複数の識別子24を検出し、それぞれのマイクロ
スイッチ23の検出結果の組み合わせによってテープT
の熱収縮率を判別する(S1)。
【0030】テープの熱収縮率が判別されると、印刷さ
れる文字方向が、「縦書き」か「横書き」かを選択する
(S2)。なお、「縦書き」とは、テープの長手方向に
おいて、「縦」となる文字を指すものであり、「横書
き」とは、テープの長手方向において、「横」となる文
字を指すものである。
【0031】文字方向の選択は、スタイルキー33によ
って行う。スタイルキー33を押下すると、「縦書き」
か「横書き」の選択が可能となり(図7T5参照)、デ
フォルトの「横書き」で良い場合は、選択キー36を押
下する(図7T6参照)。また、「縦書き」に設定した
い場合は、カーソルキー34(「↓」キーor「→」キ
ー)を押下すると「横書き」の表示が「縦書き」に変わ
り(図7T7参照)、選択キー36を押下すると「縦書
き」に設定される。なお、「文字方向」は、通常、段落
毎に設定されるが、熱収縮テープが装着されている場合
は、いずれかの段落が「縦書き」に設定されると、その
他の段落も同様に設定される。
【0032】次に、検出されたテープの熱収縮率と、文
字方向の選択結果によって、適当なフォントが決定され
る(S3)。図6は、文字方向が「横書き」の場合の印
刷文字と熱収縮率の関係を示すものである。例えば、こ
れら6種類のカートリッジ種類の中からカートリッジ
「3」が装着され、テープTの熱収縮率が縦50%、横
0%である旨の情報が検出されており、さらに、文字方
向が「横書き」に設定されている場合は、熱収縮後に通
常フォントとなるように、縦横比率が2×1のサイズの
変形フォントが決定される。仮に、S2において、文字
方向が「縦書き」に設定されていた場合は、縦横比率の
縦と横が入れ替わった変形フォント(この場合は、縦横
比率が1×2のサイズの変形フォント)が決定される。
【0033】続いて、印刷に使用されるフォントが決定
されると、入力されたキャラクタに対応する変形フォン
トを変形フォントメモリ領域52から読み出して、印刷
画像データを作成する(S4)。同時に、表示画面5a
の主表示部には、テープTが熱収縮テープである場合
は、その縦方向および横方向の熱収縮率が表示され、
「横書き」に設定された場合はインジケータ群の一つで
ある「縦書きインジケータ」が消灯し、「横書き」の場
合は「縦書きインジケータ」が点灯する(図7T4、T
8参照)。さらに、読み出された印刷画像データに基づ
いて印刷処理を行う(S5)。
【0034】以上、テープの種別(熱収縮率)を、カー
トリッジケース16に設けられた識別子24を自動検出
することにより判別する方法について説明したが、次に
ユーザによって設定する方法について、図7を参照して
説明する。まず、所望するキャラクタを入力した状態で
(T1)、機能キー群の一つである「熱収縮率設定キ
ー」32を押下すると、熱収縮率設定画面に移る(T
2)。選択可能な熱収縮率は、図6に示すとおり、6種
類が用意されており、その中から、テープの熱収縮率に
合うものを選択する。例えば、縦50%、横0%の熱収
縮率を有するテープを使用している場合は、カーソルキ
ー34等を操作して(この場合は「↓」キーor「→」
キーを2回押下)、「縦50%、横0%」を反転表示
させ(T3)、選択キー36を押下することによって、
選択する。ここで、文字方向は、デフォルトが「横書
き」に設定されているため、「縦書きインジケータ」は
消灯されたままで、主表示部には縦方向および横方向の
熱収縮率が表示される(T4)。また、この時点で印刷
キー35を押下すると、縦横比率が2×1の変形フォン
トで印刷される。「縦書き」に変更したい場合は、前述
と同様、スタイルキー33を押下して「縦書き」か「横
書き」の選択が可能な状態にし(T5)、選択キー36
を押下して「横書き」を反転表示する(T6)。続い
て、カーソルキー34(「↓」キーor「→」キー)を
押下すると「横書き」の表示が「縦書き」に変わり(T
7)、選択キー36を押下すると「縦書き」に設定され
る。なお、熱収縮テープが装着されている場合は、いず
れかの段落が「縦書き」に設定されると、その他の段落
も同様に設定される。以上の操作により、印刷に使用す
るフォントが決定されると、その後の処理(図5のS4
およびS5)は、前述の場合と同様である。
【0035】以上、説明したとおり、本発明によれば、
テープ印刷装置およびテープ印刷方法において、熱収縮
した状態で通常フォントになるように、熱収縮テープの
熱収縮を見越した変形フォントを記憶し、その変形フォ
ントに基づいて、入力したキャラクタをテープに印刷す
ることができる。したがって、熱収縮テープを物体に貼
り付け熱収縮させた場合、熱収縮に伴ってキャラクタが
扁平な形に変形し、判読がしづらいといった問題がな
い。また、カートリッジケース16に設けられた識別子
24を検出して、テープの熱収縮率を判別する方法で
は、熱収縮率の設定の必要がなくなるとともに、テープ
の交換毎にフォントを変更する煩わしさがない。
【0036】なお、本発明のテープ印刷装置1は、上記
実施例に何ら限定されるものではない。例えば、前述し
たユーザによってテープの熱収縮率を設定する方法は、
熱収縮率を6種類の中から選択するものとしたが、熱収
縮率は6種類に限定されるものではない。また、縦、横
それぞれの熱収縮率を、テープの公称の熱収縮率にとら
われず、数字キー等で入力するようにしても良い。
【0037】また、自動的にテープの熱収縮率が検出さ
れる場合でも、使用する用途や、ユーザの好みに応じ
て、適宜、その設定を変更できるようにしても良い。
【0038】また、本実施例では、1行印刷の場合を例
に挙げたが、複行印刷とすることも可能である。この場
合、印刷処理が開始すると、まず、各行文字列の大小関
係が読み込まれ、その結果と、マイクロスイッチ23の
検出結果から、各行毎の適当なフォントが決定される。
【0039】また、識別子24をカートリッジの内部形
状とする構成や、カートリッジの外部に突出する形状で
構成しても良い。
【0040】また、表示画面5aの主表示部には、収容
されたテープTの縦方向および横方向の熱収縮率が表示
されるものとしたが、その表示をインジケータ等で表示
するようにしても良い。
【0041】また、熱収縮率が大きい場合、変形フォン
トで印刷されたキャラクタの判読が難しくなるため、変
形フォントと共に、通常フォントでの印刷を行い、熱収
縮させる前に、印刷したキャラクタの内容が容易に確認
できるようにしても良い。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の印刷装置および
テープ印刷方法によれば、熱収縮テープが熱収縮した状
態でも判読し易いキャラクタを印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置1の
開蓋状態の外観斜視図である。
【図2】カートリッジ6の断面図である。
【図3】熱収縮テープの構成を示す図である。
【図4】図1のテープ印刷装置1の制御系を示す概略ブ
ロック図である。
【図5】テープの熱収縮率を自動検出する処理の概略フ
ローチャートである。
【図6】文字方向が「横書き」の場合の印刷文字と熱収
縮率の関係を示す図である。
【図7】テープの熱収縮率をユーザによって設定する処
理を表示画面5aのイメージで示す図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 3 キーボード 3a 文字キー群 3b 機能キー群 6 カートリッジ 7 カートリッジ装着部 23 マイクロスイッチ(検出端) 24 識別子 32 熱収縮率設定キー 33 スタイルキー T テープ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C055 CC00 CC01 CC05 2C087 AA07 AB01 AC05 BA09 BC05 BC07 BD06 BD13 BD24 5B021 AA12 BB03 JJ01 JJ05 LB02 PP04 5C082 AA32 BA02 BB32 CA82 CB01 CB06 DA87 MM10 9A001 HH24 JJ35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱することで縦方向および/または横
    方向に熱収縮して予め定められた記憶形状に変形する熱
    収縮テープに印刷を行うテープ印刷装置において、 キャラクタを入力可能な入力手段と、 熱収縮した状態でキャラクタのフォントが通常フォント
    になるように、熱収縮テープの熱収縮を見越した変形フ
    ォントを記憶する変形フォント記憶手段と、 前記変形フォントに基づいて、前記入力されたキャラク
    タを前記熱収縮テープに印刷する印刷手段とを備えたこ
    とを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記熱収縮テープには、熱収縮率の異な
    る複数種のものが用意されており、 前記変形フォント記憶手段は、前記複数の熱収縮率に対
    応した複数の変形フォントを記憶し、 前記印刷手段は、前記複数の変形フォントから任意の一
    の変形フォントを選択可能に構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記複数種の熱収縮テープは、それぞれ
    カートリッジケースに繰り出し可能に収容されており、 前記カートリッジケースを介して前記熱収縮テープの種
    別を検出する検出手段と、 前記カートリッジケースに設けられ、前記検出手段の検
    出端が臨む識別子とを備え、 前記印刷手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、
    前記複数の変形フォントから任意の一の変形フォントを
    選択可能に構成されていることを特徴とする請求項2に
    記載のテープ印刷装置。
  4. 【請求項4】 加熱することで縦方向および/または横
    方向に熱収縮して予め定められた記憶形状に変形する熱
    収縮テープに印刷を行うテープ印刷方法において、 熱収縮した状態でキャラクタのフォントが通常フォント
    になるように、熱収縮テープの熱収縮を見越した変形フ
    ォントを用意し、 当該変形フォントを用いて前記キャラクタを印刷するこ
    とを特徴とするテープ印刷方法。
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