JP2006155265A - タグテープ及びタグラベル作成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線タグ回路素子のIC回路部とアンテナとの接続部を損傷させることなく、タグラベルを容易に対象物に貼り付ける。
【解決手段】タグ情報を記憶するIC回路部151と情報の送受信を行うアンテナ152とを備えた無線タグ回路素子Toをテープ長手方向に複数個配設した基材テープ101であって、無線タグ回路素子Toを貼り付け対象に貼り付けるための粘着層101cを覆い、貼り付け時には剥離される剥離紙101dを有し、この剥離紙101dのうちIC回路部151とアンテナ152との接続部分に対応する位置以外の位置に、ハーフカット線HLを設ける。
【選択図】 図11
Description
本発明は、外部と情報の無線通信が可能な無線タグラベルを連続的に作成するタグテープ及びこれを用いたタグラベル作成装置に関する。
従来、被印字材となるテープをロール状に収納し、ロールよりテープを繰り出しつつ所望の文字を印刷してラベル状に排出するテープ印字装置(ラベル作成装置)が既に提唱されている(例えば、特許文献1)。
この従来技術においては、透明テープ(被印字テープ)を巻回したロール(供 給スプール)と、片面側に粘着材層を備えた剥離紙を巻回したロール(供給スプール)とを備えている。一方のロールから上記被印字テープを繰り出しつつ被印字テープに所定の印字を行うとともに、他方のロールから繰り出された剥離紙をその印字後の被印字テープに貼り合わせ、これをカッタ(完全切断カッタ)で所定の長さに切断して印字ラベル(テープ片)を作成するようになっている。
作成された印字ラベルは、剥離紙を剥離して上記粘着材層を露出させることで、印字ラベルを貼り付け対象に貼り付ける。その際、各印字ラベルにおいてハーフ切断カッタで剥離紙のみに切断を行い(被印字テープは切断しない)、剥離紙を剥がす際の切れ目となるハーフカット部を形成するようになっている。剥離紙を剥がして印字ラベルを所定の対象物に貼り付ける際には、印字ラベルのハーフカット部近傍を被印字テープ側に折り曲げることにより剥離紙のハーフカット部近傍の端部が被印字テープより剥がれて浮き上がるので、この浮き上がった部分を指でつまむことで容易に剥離紙を被印字テープから剥がすことができる。
近年、無線タグ回路素子を備えた小型のタグとリーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが注目されている。タグに備えられた無線タグ回路素子は、所定の情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続(接合)され情報の送受信を行うアンテナとを備えており、タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりタグに備えられた無線タグ回路素子にアクセス(情報の読み取り/書き込み)が可能であり、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されている。
ここで、このようなタグについて、内部に記憶されたタグ情報とは別にその無線タグ情報に関連した情報を上記従来技術と同様にラベルに印字し、印字付きタグラベルとして使用するようにすれば、ユーザ側から上記関連情報を視認できて何かと便利である。
そこで、タグラベルを生成する装置として、上記従来技術のタグラベル作成装置を応用し、無線タグへの情報読み取り/書き込み及びタグへの印字を併せて行ってタグラベルを作成し、さらにラベル裏の剥離紙にハーフカット部を形成することで、剥離紙をこのハーフカット部から指で容易に剥がせるようにしてタグラベルの貼り付けを容易とすることが考えられる。
しかしながら、この場合、前述したようにハーフカット部近傍を折り曲げると、タグラベルに備えられた無線タグ回路素子にその外力や変形によって物理的な悪影響を与える可能性がある。例えば上記のIC回路部とアンテナとは通常何らかの形で導通可能に接続(又は接合)されており、他の部分に比べて強度上相対的な弱点となるため、上記のような折り曲げによってこの接続部(又は接合部)が損傷する虞れがある。
本発明の目的は、無線タグ回路素子のIC回路部とアンテナとの接続部を損傷させることなく、タグラベルを容易に対象物に貼り付けることができるタグテープ及びタグラベル作成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、タグ情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えた無線タグ回路素子をテープ長手方向に複数個配設したタグテープであって、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に貼り付けるための貼付用粘着材層を覆い、貼り付け時には剥離される剥離材層を有し、この剥離材層のうち、前記IC回路部と前記アンテナとの接続部分に対応する位置以外の位置に、切断部位を設けたことを特徴とする。
本願第1発明においては、貼付用粘着材層を覆う剥離材層に切断部位(いわゆるハーフカット部位)を設けることにより、タグテープを用いて作成したタグラベルを対象物に貼り付ける際には、その切断部位近傍においてタグテープラベルを切断線方向に沿って剥離材層が外側となるように折り曲げることにより剥離材層の切断部位近傍の端部が貼り付け用粘着材層より剥がれて浮き上がり、この浮き上がった部分を指でつまむことで容易に剥離材層を剥がすことができる。このとき、切断部位はIC回路部とアンテナとの接続部分に対応する位置を避けた位置に設けられることにより、IC回路部とアンテナとの接続部分を避けた位置に設けられた切断部位近傍で上記の折り曲げ操作を行ない上記の剥離材層を剥がすことになるため、強度的に弱いIC回路部とアンテナ接続部分に折り曲げ時の応力が掛かりにくくなり接続部分を破壊することがなくなる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記剥離材層のうち、前記接続部分に対応する位置以外の位置で、前記アンテナに対応する位置に、切断部位を設けたことを特徴とする。
これにより、折り曲げ操作の影響がアンテナには多少及ぶ可能性があっても、少なくともIC回路部とアンテナとの接続部分には確実に悪影響が及ばないようにすることができる。また、切断部位を設けるために不必要な余白を設ける必要がなくなる。あるいは、アンテナ両端部の余白部が短くても十分な長さの切断部位を設けることができ、指でつまみやすくなる。
第3の発明は、上記第1発明において、前記剥離材層のうち、前記IC回路部及び前記アンテナに対応する位置以外の位置に、切断部位を設けたことを特徴とする。
これにより、折り曲げ操作の影響が、IC回路部とアンテナとの接続部分のみならず、アンテナやIC回路部自体にも確実に及ばないようにすることができる。
第4の発明は、上記第1乃至第3発明のいずれか1つにおいて、前記切断部位は、テープ長手方向に略沿って設けられていることを特徴とする。
テープ長手方向に略沿った切断部位をテープ幅方向に折り曲げることで、貼り付け用粘着材層より浮き上がった剥離材層の切断部位近傍を指でつまみ、容易に剥離材層を剥がすことができる。
第5の発明は、上記第4発明において、前記切断部位は、テープ長手方向略全長にわたって設けられていることを特徴とする。
テープ長手方向略全長にわたって設けられた切断部位をテープ幅方向に折り曲げることで、剥離材層の切断部位近傍のテープ幅方向一方側端部と他方側端部とを確実に貼り付け用粘着材層より浮き上がらせ、それら一方側端部及び他方側端部をそれぞれ指でつまんで容易に貼り付け用粘着材層から剥がすことができる。
第6の発明は、上記第4発明において、前記切断部位は、テープ長手方向に断続的に設けられていることを特徴とする。
テープ長手方向に断続的に設けられた切断部位をテープ幅方向に折り曲げることで、剥離材層の切断部位近傍のテープ幅方向一方側端部と他方側端部とを確実に貼り付け用粘着材層より浮き上がらせ、それら一方側端部又は他方側端部のいずれかを指でつまむことで切断部位以外の部分で繋がっている剥離材層全体を容易に貼り付け用粘着材層から剥がすことができる。
第7の発明は、上記第6発明において、前記切断部位は、テープ幅方向略中央部において、各無線タグ回路素子の前記IC回路部と前記アンテナとの接続部分に対応する位置以外の位置に、テープ長手方向に断続的に設けられていることを特徴とする。
切断部位をテープ幅方向略中央部に設けることにより、剥離材層の切断部位近傍のテープ幅方向一方側端部又は他方側端部のいずれかを指でつまみながら繋がっている剥離材層全体を剥がすときの剥がしやすさをさらに向上できる。またこのとき、各無線タグ回路素子のIC回路部とアンテナとの接続部分に対応する位置を避けて、これ以外の位置のみに断続的に切断部位を設けることで、少なくとも、強度的にもっとも弱い当該接続部分への悪影響を防止できる。
第8の発明は、上記第7発明において、前記切断部位は、前記無線タグ回路素子に対応した無線タグラベルごとに分断するための分断線と交差するように、設けられていることを特徴とする。
分断された各無線タグラベルのテープ長手方向端部に、その端部の分断線と交差して切れ込むように切断部位が設けられることとなるので、当該端部を軽く折り曲げるのみで極めて容易かつ円滑にその端部を貼り付け用粘着材層より浮き上がらせ、剥離材層全体を容易に貼り付け用粘着材層から剥がすことができる。
第9の発明は、上記第1乃至第3発明のいずれか1つにおいて、前記切断部位は、テープ幅方向に略沿って設けられていることを特徴とする。
テープ幅方向に略沿った切断部位をテープ長手方向に折り曲げることで、貼り付け用粘着材層より浮き上がった剥離材層の切断部位近傍を指でつまみ、容易に剥離材層を剥がすことができる。
第10の発明は、上記第9発明において、前記切断部位は、テープ略全幅にわたって設けられていることを特徴とする。
テープ幅方向略全幅にわたって設けられた切断部位をテープ長手方向に折り曲げることで、剥離材層の切断部位近傍のテープ長手方向一方側端部と他方側端部とを確実に貼り付け用粘着材層より浮き上がらせ、それら一方側端部及び他方側端部をそれぞれ指でつまんで容易に貼り付け用粘着材層から剥がすことができる。
第11の発明は、上記第9発明において、前記切断部位は、テープ幅方向縁部からテープ幅方向中心側に向かって切り込むように設けられていることを特徴とする。
テープ幅方向縁部から切り込むように設けられた切断部位をテープ長手方向に折り曲げることで、剥離材層の切断部位近傍のテープ長手方向一方側端部と他方側端部とを確実に貼り付け用粘着材層より浮き上がらせ、それら一方側端部又は他方側端部のいずれかを指でつまむことで切断部位以外の部分で繋がっている剥離材層全体を容易に貼り付け用粘着材層から剥がすことができる。
上記目的を達成するために、第12の発明は、タグ情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えた無線タグ回路素子をテープ長手方向に複数個配設するとともに、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に貼り付けるための貼付用粘着材層を覆い貼り付け時には剥離される剥離材層を有するタグテープが巻回されたタグテープロールを内包するタグラベル作成装置用カートリッジを、着脱可能なカートリッジホルダ部を筐体の一部に有し、前記カートリッジホルダ部に、印字を行う印字ヘッドと、前記タグテープを前記タグテープロールから繰り出すための駆動軸とを備え、前記タグテープロールから繰り出した前記タグテープの前記剥離材層のうち、前記IC回路部と前記アンテナとの接続部分に対応する位置以外の位置に切断部位を形成する剥離材層切断手段を設けたことを特徴とする。
本願第12発明においては、駆動軸でタグテープロールから繰り出したタグテープを用いてタグラベルを生成する際、タグテープの剥離材層のうちIC回路部とアンテナとの接続部分に対応する位置を除きそれ以外の位置に、剥離材層切断手段で切断部位を形成する。これにより、タグテープを用いて作成したタグラベルを対象物に貼り付ける際には、その切断部位近傍においてタグテープラベルを切断線方向に沿って剥離材層が外側となるように折り曲げることにより剥離材層の切断部位近傍の端部が貼り付け用粘着材層より剥がれて浮き上がり、この浮き上がった部分を指でつまむことで容易に剥離材層を剥がすことができる。このとき、切断部位は上記接続部分に対応する位置を避けた位置に設けられることにより、IC回路部とアンテナとの接続部分を避けた位置に設けられた切断部位近傍で上記の折り曲げ操作を行ない上記の剥離材層を剥がすことになるため、強度的に弱いIC回路部とアンテナ接続部分に折り曲げ時の応力が掛かりにくくなり接続部分を破壊することがなくなる。
第13の発明は、上記第12発明において、前記駆動軸による前記タグテープロールの繰り出しに対応して前記剥離材層切断手段の切断動作を制御する制御手段を有することを特徴とする。
これにより、剥離材層切断手段の切断動作を制御し、例えば、タグテープロールの長手方向の繰り出しに同期して長手方向に略沿って形成する切断部位の長手方向長さの設定・制御や、タグテープロールの繰り出しを停止させてテープ幅方向に略沿って形成する切断部位の幅方向長さの設定・制御等を行うことが可能となる。
第14の発明は、上記第12発明において、前記タグテープを、前記一つ乃至複数の無線タグ回路素子に対応した無線タグラベルごとに分断するための分断手段を有し、この分断手段を、前記剥離材層切断手段に兼用したことを特徴とする。
第14の発明においては、タグテープから無線タグラベルの分断用に通常タグラベル作成装置に備えられている分断手段を流用し、新たにカッタ等を設けることなく、剥離材層のみを切断する剥離材層切断手段を実現することができる。この結果、別途剥離材層切断手段を設ける場合に比べ、部品点数の増大を防止しコストを低減できるとともに、省スペース及び装置全体の小型化を図ることも可能である。
本発明によれば、無線タグ回路素子のIC回路部とアンテナとの接続部を損傷させることなく、タグラベルを容易に対象物に貼り付けることができる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。本実施形態は本 発明を無線タグラベルの生成システムに適用した場合の実施形態である。
図1は、本実施形態のタグテープを備えたラベル作成装置が適用される無線タグ生成システムを表すシステム構成図である。
図1に示すこの無線タグ生成システム1において、タグラベル作成装置(無線タグ情報通信装置)2は、有線あるいは無線による通信回線3を介してルートサーバ4、端末5、汎用コンピュータ6、及び複数の情報サーバ7に接続されている。
図2は、上記タグラベル作成装置2の詳細構造を表す概念的構成図である。
図2において、タグラベル作成装置2の装置本体8には、凹所としてのカートリッジホルダ部(図示せず)が設けられ、このホルダ部にカートリッジ100が着脱可能に取り付けられている。
装置本体8は、カートリッジ100を嵌合させる上記カートリッジホルダ部を備えるとともに外郭を構成する筐体9と、カバーフィルム103に所定の印字(印刷)を行う印字ヘッド(サーマルヘッド)10と、カバーフィルム103への印字が終了したインクリボン105を駆動するリボン巻取りローラ駆動軸11と、カバーフィルム(被印字テープ)103と帯状の基材テープ(タグテープ)101とを貼り合わせつつ印字済タグラベル用テープ110としてカートリッジ100から繰り出すためのテープ送りローラ駆動軸12(駆動軸)と、印字済タグラベル用テープ110に備えられる無線タグ回路素子To(詳細は後述)との間でUHF帯等の高周波を用いて無線通信により信号の授受を行うアンテナ14と、上記印字済タグラベル用テープ110を所定のタイミングで所定の長さに分断しラベル状の無線タグラベルT(詳細は後述)を生成する分断手段としてのカッタ15と、剥離材層切断手段としての略円板状のハーフカッタ19と、上記無線通信による信号授受時において無線タグ回路素子Toをアンテナ14に対向する所定のアクセスエリアに設定保持するとともに切断後の各無線タグラベルTを案内するための一対の搬送ガイド13と、その案内された無線タグラベルTを搬出口(排出口)16へと搬送し送出する送出ローラ17と、搬出口16における無線タグラベルTの有無を検出する排出センサ18とを有している。
排出センサ18は、例えば投光器及び受光器からなる反射型の光電センサである。投光器と受光器との間に無線タグラベルTが存在しない場合には、その投光器から出力された光が受光器に入力される。一方、投光器と受光器との間に無線タグラベルTが存在する場合には、投光器から出力された光が遮蔽されて受光器からの制御出力が反転させられるようになっている。
一方、装置本体8はまた、上記アンテナ14を介し上記無線タグ回路素子Toへアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ための高周波回路21と、無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理するための信号処理回路22と、前述したリボン巻取りローラ駆動軸11及びテープ送りローラ駆動軸12を駆動するカートリッジ用モータ23と、このカートリッジ用モータ23の駆動を制御するカートリッジ駆動回路24と、上記印字ヘッド10への通電を制御する印刷駆動回路25と、上記カッタ15を印字済タグラベル用テープ110の搬送路に対し遠近方向(図2中上下方向)に駆動し印字済タグラベル用テープ110の分断動作を行わせる第1ソレノイド26aと、上記ハーフカッタ19を印字済タグラベル用テープ110の搬送路に対し遠近方向(図2中上下方向)に駆動しハーフカット(詳細な後述)動作を行わせる第2ソレノイド26bと、これら2つのソレノイド26a,26bを個別に制御するソレノイド駆動回路27と、上記送出ローラ17を駆動する送出ローラ用モータ28と、この送出ローラ用モータ28を制御する送出ローラ駆動回路29と、上記高周波回路21、信号処理回路22、カートリッジ駆動回路24、印刷駆動回路25、ソレノイド駆動回路27、送出ローラ駆動回路29等を介し、タグラベル作成装置2全体の動作を制御するための制御回路30とを有する。
制御回路30は、いわゆるマイクロコンピュータであり、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU、ROM、及びRAM等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。またこの制御回路30は、入出力インターフェイス31を介し例えば通信回線3に接続され、この通信回線3に接続された前述のルートサーバ4、他の端末5、汎用コンピュータ6、及び情報サーバ7等との間で情報のやりとりが可能となっている。
図3は、上記タグラベル作成装置2に備えられた本実施形態によるカートリッジ100の詳細構造を説明するための説明図である。
この図3において、カートリッジ100は、上記基材テープ101が巻回された第1ロール(タグテープロール)102と、上記基材テープ101と略同じ幅である透明な上記カバーフィルム103が巻回された第2ロール104と、上記インクリボン105(熱転写リボン、但しカバーフィルム103が感熱テープの場合は不要)を繰り出すリボン供給側ロール111と、印字後のインクリボン105を巻き取る上記リボン巻取りローラ106と、上記基材テープ101とカバーフィルム103とを押圧し接着させ上記印字済タグラベル用テープ110としつつ矢印Aで示す方向にテープ送りをする圧着ローラ107とを有している。
第1ロール102は、リール部材102aの周りに、長手方向に複数の無線タグ回路素子To(図2参照)が所定の等間隔で順次形成された上記基材テープ101を巻回している。
基材テープ101はこの例では4層構造となっており(図3中部分拡大図参照)、内側に巻かれる側(図3中右側)よりその反対側(図3中左側)へ向かって、適宜の粘着材からなる粘着層101a、PET(ポリエチレンテレフタラート)等から成る色付きのベースフィルム101b、適宜の粘着材からなる貼付用粘着材層となる粘着層101c、剥離紙(剥離材層)101dの順序で積層され構成されている。
ベースフィルム101bの裏側(図3中左側)には、情報の送受信を行うアンテナ(アンテナ部)152A,152Bが一体的に設けられており、これに接続するように接続端子159A,159Bを介し情報を記憶するIC回路部151が形成され、さらにアンテナ152A,152Bの端部、上記接続端子159A,159B、上記IC回路部151を略覆うよう保持部材としての保護フィルム160(IC保護フィルム)が配置されている。なお、IC回路部151とアンテナ152A,152Bとによって無線タグ回路素子Toが構成されている。
ベースフィルム101bの表側(図3中右側)には、後にカバーフィルム103を接着するための上記粘着層101aが形成され、またベースフィルム101bの裏側(図3中左側)には、無線タグ回路素子Toを内包するように設けた上記粘着層101cによって上記剥離紙101dがベースフィルム101bに接着されている。
剥離紙101dは、最終的にラベル状に完成した無線タグラベルTが所定の商品等に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着層101cにより当該商品等に接着できるようにしたものである。またこの剥離紙101dには、前述のハーフカッタ19によってハーフカット線が形成される(後述の図11参照)。
第2ロール104は、リール部材104aの周りに上記カバーフィルム103 を巻回している。カバーフィルム103は、その裏面側(すなわち上記基材テープ101と接着される側)に配置されたリボン供給側ロール111及びリボン巻取りローラ106で駆動されるインクリボン105が、上記印字ヘッド10に押圧されることで当該カバーフィルム103の裏面に当接させられるようになっている。
リボン巻取りローラ106及び圧着ローラ107は、それぞれカートリッジ100外に設けた例えばパルスモータである上記カートリッジ用モータ23(前述の図2参照)の駆動力が上記リボン巻取りローラ駆動軸11及び上記テープ送りローラ駆動軸12に伝達されることによって回転駆動される。
上記構成のカートリッジ100において、上記第1ロール102より繰り出された基材テープ101は、圧着ローラ107へと供給される。一方、第2ロール104より繰り出されるカバーフィルム103は、上述したようにその裏面にインクリボン105が当接させられるようになっている。
そして、カートリッジ100が上記装置本体8のカートリッジホルダ部に装着されロールホルダ(図示せず)が離反位置から当接位置に移動されると、カバーフィルム103及びインクリボン105が印字ヘッド10とプラテンローラ108との間に狭持されるとともに、基材テープ101及びカバーフィルム103が圧着ローラ107とサブローラ109との間に狭持される。そして、カートリッジ用モータ23の駆動力によってリボン巻取りローラ106及び圧着ローラ107が矢印B及び矢印Dで示す方向にそれぞれ同期して回転駆動される。このとき、前述のテープ送りローラ駆動軸12と上記サブローラ109及びプラテンローラ108はギヤ(図示せず)にて連結されており、テープ送りローラ駆動軸12の駆動に伴い圧着ローラ107、サブローラ109、及びプラテンローラ108が回転し、第1ロール102から4層構造の基材テープ101が繰り出され、上述のように圧着ローラ107へ供給される。一方、第2ロール104からはカバーフィルム103が繰り出されるとともに、上記印刷駆動回路25により印字ヘッド10の複数の発熱素子が通電される。この結果、カバーフィルム103の裏面(=粘着層101a側の面)に所定の文字、記号、バーコード等の印字R(後述の図10参照)が印刷(但し裏面から印刷するので印刷側から見て鏡面対称の文字等を印刷している)される。そして、上記4層構造の基材テープ101と上記印刷が終了したカバーフィルム103とが上記圧着ローラ107及びサブローラ109により接着されて一体化され、印字済タグラベル用テープ110として形成され、カートリッジ100外へと搬出される。なお、カバーフィルム103への印字が終了したインクリボン105は、リボン巻取りローラ駆動軸11の駆動によりリボン巻取りローラ106に巻取られる。
図4は、上記高周波回路21の詳細機能を表す機能ブロック図である。この図4において、高周波回路21は、アンテナ14(図2参照)を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部32と、アンテナ14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波を入力する受信部33と、送受分離器34とから構成される。
送信部32は、無線タグ回路素子ToのIC回路部151の無線タグ情報にアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ための搬送波を発生させる水晶振動子35、PLL(Phase
Locked Loop)36、及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)37と、上記信号処理回路22から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例では信号処理回路22からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路38(但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路38により変調された変調波を増幅する送信アンプ39とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、好適にはUHF帯の周波数を用いており、上記送信アンプ39の出力は、送受分離器34を介してアンテナ14に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部151(図3参照)に供給される。
Locked Loop)36、及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)37と、上記信号処理回路22から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例では信号処理回路22からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路38(但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路38により変調された変調波を増幅する送信アンプ39とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、好適にはUHF帯の周波数を用いており、上記送信アンプ39の出力は、送受分離器34を介してアンテナ14に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部151(図3参照)に供給される。
受信部33は、アンテナ14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生させられた搬送波とを掛け合わせる受信第1乗算回路40と、その受信第1乗算回路40の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第1バンドパスフィルタ41と、この第1バンドパスフィルタ41の出力を増幅して第1リミッタ42に供給する受信第1アンプ43と、上記アンテナ14により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生された後に位相を90°遅らせた搬送波とを掛け合わせる受信第2乗算回路44と、その受信第2乗算回路44の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第2バンドパスフィルタ45と、この第2バンドパスフィルタ45の出力を入力するとともに増幅して第2リミッタ46に供給する受信第2アンプ47とを備えている。そして、上記第1リミッタ42から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ46から出力される信号「RXS−Q」は、上記信号処理回路22に入力されて処理される。
また、受信第1アンプ43及び受信第2アンプ47の出力は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)回路48にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が信号処理回路22に入力されるようになっている。このようにして、本実施形態に係るタグラベル作成装置2では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの反射波の復調が行われる。
図5は、上記した第1ロール102の詳細な構造を表す概念的側面図である。前述したように、第1ロール102に巻回された基材テープ101は、その長手方向に複数の無線タグ回路素子Toが例えば等間隔で順次形成されている。
図6は、上記第1ロールに巻回された基材テープに備えられた上記無線タグ回路素子Toの詳細構造を表す、図3の部分拡大図中VI−VI面による矢視断面図である。また図7は、図6中A部を抽出して示す部分拡大上面図であり、図8は、図7中VIII−VIII′断面による側断面図である。
これら図6、図7、及び図8において、上記無線タグ回路素子ToのIC回路部151と接続される側に複数の接続端部152a,152bをそれぞれ備え情報の送受信を行う2つのアンテナ152A,152Bと、これらアンテナ152A,152Bより大きな剛性を備える上記IC回路部151と、このIC回路部151と2つの接続端部152a,152bとをそれぞれ接続するために設けられ、アンテナ152A,152Bより大きな剛性を備える上記接続端子159A,159Bと、上記IC回路部151、上記接続端子159A,159B、及びアンテナ152A,152Bの上記接続端部152a,152bを略覆うように配設された上記保護フィルム160とが設けられている。前述したように、アンテナ152A,152Bの接続端部152a,152b、接続端子159A,159B、IC回路部151は保護フィルム160によってその図8中上側より略覆われている。
図9は、上記無線タグ回路素子Toの機能的構成を表す機能ブロック図である。この図9において、無線タグ回路素子Toは、タグラベル作成装置2側のアンテナ14とUHF帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行う上記アンテナ152と、このアンテナ152に接続された上記IC回路部151とを有している。
IC回路部151は、アンテナ152により受信された搬送波を整流する整流部153と、この整流部153により整流された搬送波のエネルギを蓄積しIC回路部151の駆動電源とするための電源部154と、上記アンテナ152により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部155に供給するクロック抽出部156と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶手段として機能するメモリ部157と、上記アンテナ152に接続された変復調部158と、上記整流部153、クロック抽出部156、及び変復調部158等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部155とを備えている。
変復調部158は、アンテナ152により受信された上記タグラベル作成装置2のアンテナ14からの通信信号の復調を行うと共に、上記制御部155からの応答信号に基づき、アンテナ152より受信された搬送波を変調反射する。
制御部155は、上記変復調部158により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部157において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部158により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図10(a)及び図10(b)は、上述のようにして無線タグ回路素子Toの情報読み取り(又は書き込み)及び印字済タグラベル用テープ110の分断及びハーフカットが完了し形成された無線タグラベルTの外観の一例を表す図であり、図10(a)は上面図、図10(b)は下面図である。また図11は、図10中XI−XI′断面(前述の図6においてはxi−xi′断面に相当)による横断面図である。
これら図10(a)、図10(b)、図11において、無線タグラベルTは、図3に示した4層構造にカバーフィルム103が加わった5層構造となっており、カバーフィルム103側(図11中上側)よりその反対側(図11中下側)へ向かって、カバーフィルム103、粘着層101a、ベースフィルム101b、粘着層101c、剥離紙101dで5層を構成している。
剥離紙101dには、既に述べたように上記ハーフカッタ19によって(この例では)テープ長手方向に略沿って切断部位(ハーフカット線)HLが形成される。
またベースフィルム101bの裏側には、アンテナ152を含む無線タグ回路素子Toが粘着層101c内に備えられるとともに、カバーフィルム103の裏面には、印字R(この例では無線タグラベルTの種類を示す「RF−ID」の文字)が印刷されている。
図12は、上述したようなタグラベル作成装置2による無線タグ回路素子ToのIC回路部151の無線タグ情報へのアクセス(読み取り又は書き込み)に際して、上記した端末5又は汎用コンピュータ6に表示される画面の一例を表す図である。
図12において、この例では、タグラベルの種別(アクセス周波数及びテープ寸法)、無線タグ回路素子Toに対応して印刷された印字文字R、その無線タグ回路素子Toに固有のIDであるアクセス(読み取り又は書き込み)ID、上記情報サーバ7に記憶された物品情報のアドレス、及び上記ルートサーバ4におけるそれらの対応情報の格納先アドレス等が前記端末5又は汎用コンピュータ6に表示可能となっている。そして、その端末5又は汎用コンピュータ6の操作によりタグラベル作成装置2が作動されて、カバーフィルム103に上記印字文字Rが印刷されると共に、IC回路部151に予め記憶された上記読み取りID及び物品情報等の無線タグ情報が読みとられる(又はIC回路部151に上記書き込みID及び物品情報等の情報が書き込まれる)。
なお、上記においては、印刷動作に伴い搬送ガイド13を移動中の印字済タグラベル用テープ110に対してアクセスエリア内に保持してアクセス(読み取り又は書き込み)するようにした例を示したが、これに限られず、その印字済タグラベル用テープ110を所定位置で停止させて搬送ガイド13にて保持した状態で上記アクセスを行うようにしてもよい。
また、上記のような読み取り又は書き込みの際、生成された無線タグラベルTのIDとその無線タグラベルTのIC回路部151から読みとられた情報(又はIC回路部151に書き込まれた情報)との対応関係は、前述のルートサーバ4に記憶され、必要に応じて参照できるようになっている。
上記のように構成した本実施形態のタグラベル作成装置2においては、カートリッジ100から印刷済みタグラベル用テープ110として取り出され、ハーフカッタ19によって上記剥離紙101dにハーフカット線HLを形成し、搬送ガイド13によってアンテナ14に対向する所定位置(アクセスエリア)に設定保持された無線タグ回路素子Toに対し、順次アクセス(IC回路部151の無線タグ情報の読み取り又はIC回路部151への書き込み)が行われ、カッタ15により各無線タグ回路素子Toごとに分断されて無線タグラベルTが生成される。 生成された無線タグラベルTは、ユーザによって上記剥離紙101dが剥がされて粘着層101cが露出された後、この粘着層101cを介し対象となる各種物品等に貼り付けられて使用される。
以上述べた基本概略構成及び概略手順のうち、本実施形態のもっとも大きな特徴は、印字済みタグラベル用テープ110の剥離紙101dのうち、IC回路部とアンテナとの接続部分に対応する位置以外の部位(特にこの例ではIC回路部151及びアンテナ152A,152Bに対応する位置以外における剥離紙101dの所定部位に)において、剥離紙101dのみを切断可能なハーフカッタ109によりテープ長手方向全長にわたってハーフカット線HLを形成することである。以下、その詳細を説明する。
図13は、上記ハーフカッタ19により、印字済タグラベル用テープ110から分断される無線タグラベルの長手方向全長にわたってハーフカット線HLが形成される挙動を示す説明図である。
図13において、上記ハーフカッタ19は、印字済タグラベル用テープ110を所定長さに分断するカッタ15の近傍には、カッタ15位置から所定距離L0だけ搬送方向下流側(図中左側)に配置されている。このハーフカッタ19は、円板状の刃物を備えており、印字済タグラベル用テープ110の移動方向に回転し、上記第2ソレノイド26bにより突当板Mに向けて進退移動し、剥離紙101dの厚みが切断可能となるストロークに駆動される。
前回の無線タグラベルTの作成が終わった時にはテープ先端はカッタ15位置にあり、今回のラベル作成が開始されると、前述のように基材テープ101及び印字済みのカバーフィルム103が貼り合わされて印字済みタグラベル用テープ110が生成され、その先端はまずハーフカッタ19の中心位置までの距離L0だけ前進移動する((A)の状態)。
さらに搬送が進みテープ110の先端部位がカッタ15位置から無線タグラベルTの全長分の長さLだけ移動した段階で、分断線となるフルカット線FC(後述する)においてカッタ15によってテープ110が上記所定長さLに分断されて無線タグラベルTが生成される((B)の状態)。この段階では、ハーフカット線HLはタグラベル全長LのうちL−L0分だけ形成された状態である。
その後さらに搬送が進み、無線タグラベルTがカッタ15位置からL+L0移動することで、無線タグラベルTの長手方向全長に亘ってハーフカット線HLが形成される((C)の状態)。
図14は、以上の手順を繰り返して印字済みタグラベル用テープ110の先端から順次ハーフカット線HLが形成された無線タグラベルTが生成される様子を表した説明図である。図示のように、この例では、印字済みタグラベル用テープ110の剥離紙101dのうちの幅方向両側における一方の余白部T2)にハーフカット線HLが形成される。
図15は、上述したハーフカット線HLつき無線タグラベルTを作成するときに、上記制御回路30によって実行される制御手順を表すフローチャートである。
この図15において、まずステップS105では、タグラベル作成装置2の読み取り操作が行われるとこのフローが開始される。そして、図1、図2に示される上記端末5又は汎用コンピュータ6を介して入力操作された、印字ヘッド10により無線タグラベルTへ印字すべき印字情報が通信回線3及び入出力インターフェイス31を介し読み込まれる。
その後、ステップS110において、無線タグ回路素子Toからの応答がなく、リトライを行う回数(アクセス試行回数)をカウントする変数N、及び通信良好か不良かを表すフラグFを0に初期化する。
そして、ステップS115において、カートリッジ駆動回路24(図2参照)
に制御信号を出力し、カートリッジ用モータ23の駆動力によって図3に示したリボン巻取りローラ106及び圧着ローラ107を回転駆動させる。これにより、第1ロール102から基材テープ101が繰り出され圧着ローラ107へ供給され、第2ロール104からはカバーフィルム103が繰り出される。またこのとき、印刷駆動回路25に制御信号を出力し、印字ヘッド10を通電して、カバーフィルム103のうち所定の領域(例えば基材テープ101に所定ピッチで等間隔で配置された無線タグ回路素子Toの裏面に貼り合わせることとなる領域)に、ステップS105で読み込んだ文字、記号、バーコード等の印字Rを印刷させる。
さらに、送出ローラ駆動回路29を介して送出ローラ用モータ28に制御信号を出力し、送出ローラ17を回転駆動させる。
に制御信号を出力し、カートリッジ用モータ23の駆動力によって図3に示したリボン巻取りローラ106及び圧着ローラ107を回転駆動させる。これにより、第1ロール102から基材テープ101が繰り出され圧着ローラ107へ供給され、第2ロール104からはカバーフィルム103が繰り出される。またこのとき、印刷駆動回路25に制御信号を出力し、印字ヘッド10を通電して、カバーフィルム103のうち所定の領域(例えば基材テープ101に所定ピッチで等間隔で配置された無線タグ回路素子Toの裏面に貼り合わせることとなる領域)に、ステップS105で読み込んだ文字、記号、バーコード等の印字Rを印刷させる。
さらに、送出ローラ駆動回路29を介して送出ローラ用モータ28に制御信号を出力し、送出ローラ17を回転駆動させる。
以上の結果、前述したように基材テープ101と上記印刷が終了したカバーフィルム103とが上記圧着ローラ107及びサブローラ109(図3参照)により接着されて一体化され、印字済タグラベル用テープ110として形成され、カートリッジ100外方向へと搬送される。
その後、ステップS116において、ソレノイド駆動回路27を介し第2ソレノイド26bに制御信号を出力し、ハーフカッタ19を駆動して突当板Mに向けて所定量移動させる。これにより、上記のようにして搬送される印字済タグラベル用テープ110の先端が、カッタ15位置からハーフカッタ19の中心位置までの距離L0だけ前進移動した段階で、剥離紙101dの長手方向に沿った切断が開始される(前述の図13(A)も参照)。
その後、ステップS120において、印字済タグラベル用テープ110が所定量A(例えば、対応する印字が施されたカバーフィルム103が貼り合わされた無線タグ回路素子Toが搬送ガイド13に到達するだけの搬送距離)だけ搬送されたかどうかを判断する。
このときの搬送距離の判定は、例えば、上記基材テープ101に設けた適宜の識別用マークを別途設けた公知のマークセンサで検出することにより行えば足りる。カートリッジ用モータ23を駆動するカートリッジ駆動回路の出力するパルス数をカウントすることによってもよい。判定が満たされたら、ステップS200に移る。ステップS200ではタグ情報読み取り処理を行い、読み込むための問いかけ信号を無線タグ回路素子Toに送信し、無線タグ情報を含む返答信号を受信して読み込む(詳細は後述の図16参照)。このステップS200が終了したらステップS125に移る。
ステップS125では、フラグF=0であるかどうかが判定される。読み取り処理が正常に完了していればF=0のまま(後述の図16に示すフローのステップS280参照)であるので、この判定が満たされ、ステップS130に移る。
ステップS130では、上記ステップS200で無線タグ回路素子Toより読み取られた情報と、これに対応して既に印字ヘッド10により印字された印字情報との組み合わせを、図1、図2に示す入出力インターフェイス31及び通信回線3を介し端末5又は汎用コンピュータ6を介して出力され、情報サーバ7やルートサーバ4に記憶される。なお、この記憶データは必要に応じて端末5又は汎用コンピュータ6より参照可能に例えばデータベース内に格納保持される。
その後、ステップS135では、カバーフィルム103のうちこの時点で処理対象としている無線タグ回路素子Toに対応する領域への印字がすべて完了しているかどうかを確認した後、ステップS140へ移る。
なお、先に述べたステップS125において、何らかの理由で読み取り処理が正常に完了していない場合はF=1とされている(後述の図16に示すフローのステップS280参照)のでステップS125の判定が満たされず、ステップS137に移り、印刷駆動回路25(図2参照)に制御信号を出力して印字ヘッド10への通電を中止し印字を停止させる。このように印字中途停止によって当該無線タグ回路素子Toが正常品でないことを明らかに表示するようにした後、ステップS140へ移る。
ステップS140では、印字済タグラベル用テープ110がさらに所定量(例えば、対象とする無線タグ回路素子To及びこれに対応するカバーフィルム103の印字領域のすべてがカッタ15を所定の長さ(余白量)分越えるだけの搬送距離)だけ搬送されたかどうかを判断する。このときの搬送距離判定も、前述のステップS120と同様、例えばマーキングをマークセンサで検出することにより行えば足りる。判定が満たされたら、ステップS145に移る。
ステップS145では、カートリッジ駆動回路24及び送出ローラ駆動回路29に制御信号を出力し、カートリッジ用モータ23及び送出ローラ用モータ28の駆動を停止して、リボン巻取りローラ106、圧着ローラ107、送出ローラ17の回転を停止する。これにより、カートリッジ100から繰り出された印字済タグラベル用テープ110が、排出方向に移動する過程でハーフカッタ19により上述した位置にハーフカット線HLを長手方向に形成しつつ、テープ110の先端部位がカッタ15位置から無線タグラベルTの全長分の長さL(図13(B)参照)移動したところで、第1ロール102からの基材テープ101の繰り出し、第2ロール104からのカバーフィルム103の繰り出し、及び印字済みタグラベル用テープ110の送出ローラ17による搬送が停止する。
その後、ステップS150でソレノイド駆動回路27に制御信号を出力して第1ソレノイド26aを駆動し、カッタ15によって印字済タグラベル用テープ110の分断を行う。前述したように、この時点で、例えば処理対象の無線タグ回路素子To及びこれに対応するカバーフィルム103の印字領域のすべてがカッタ15を十分に越えた位置(カッタ15がフルカット位置FCに臨む位置)となっており、このカッタ15による分断によってテープから切り離され、無線タグ回路素子Toの無線タグ情報が読み取られかつこれに対応する所定の印字が行われたラベル状の無線タグラベルTが生成される。
その後、ステップS152に移り、送出ローラ用駆動回路29に制御信号を出力し、送出ローラ用モータ28の駆動を再開して、送出ローラ17を回転させる。
これにより、送出ローラ17による搬送が再開されて上記ステップS150でラベル状に生成された無線タグラベルTが搬出口16へ向かって搬送される。このとき、前述したようにカッタ15位置からL+L0移動したところで無線タグラベルTの長手方向全長に亘ってハーフカット線HLの形成が完成された適宜の段階で、ソレノイド駆動回路27を介し第2ソレノイド26bに駆動信号を出力し、ハーフカッタ19を上方へ待避させる。
これにより、送出ローラ17による搬送が再開されて上記ステップS150でラベル状に生成された無線タグラベルTが搬出口16へ向かって搬送される。このとき、前述したようにカッタ15位置からL+L0移動したところで無線タグラベルTの長手方向全長に亘ってハーフカット線HLの形成が完成された適宜の段階で、ソレノイド駆動回路27を介し第2ソレノイド26bに駆動信号を出力し、ハーフカッタ19を上方へ待避させる。
その後、ステップS155で、上記のようにしてハーフカット線HLが形成された無線タグラベルTを引き続き駆動している送出ローラ用モータ28によって搬出口16からタグラベル作成装置2外へと排出し、このフローを終了する。
図16は、上述したステップS200の詳細手順を表すフローチャートである。
図16において、まず、ステップS210では、印字済みタグラベル用テープ110の印刷後、情報読み取り対象とする無線タグ回路素子Toがアンテナ14近傍に搬送され、対象となるタグが設定される。
その後、ステップS220において、所定の通信パラメータ等に沿う形で無線タグ回路素子Toに記憶された情報を読み出す「Scroll All ID」コマンドを信号処理回路22に出力する。これに基づき信号処理回路22でアクセス情報としての「Scroll
All ID」信号が生成されて高周波回路21を介してアクセス対象の無線タグ回路素子Toに送信され、返信を促す。
All ID」信号が生成されて高周波回路21を介してアクセス対象の無線タグ回路素子Toに送信され、返信を促す。
次に、ステップS230において、上記「Scroll All ID」信号に対応してアクセス対象の無線タグ回路素子Toから送信されたリプライ信号(物品情報等の無線タグ情報)をアンテナ14を介して受信し、高周波回路21及び信号処理回路22(図2参照)を介し取り込む。
次に、ステップS240において、上記ステップS230で受信したリプライ信号に誤りがないか否かを公知の誤り検出符号(CRC符号;Cyclic Redundancy Check等)を用いて判定する。
判定が満たされない場合はステップS250に移ってNに1を加え、さらにステップS260においてN=5かどうかが判定される。N≦4の場合は判定が満たされずステップS220に戻り同様の手順を繰り返す。N=5の場合はステップS270に移り、エラー表示信号を入出力インターフェイス31及び通信回線3を介し上記端末5又は汎用コンピュータ6へ出力し、対応する読み取り失敗(エラー)表示を行わせ、ステップS280で前述のフラグF=1にして、このフローを終了する。このようにして読み取りが不調でも5回までは再試行が行われる。
ステップS240の判定が満たされた場合、読み取り対象とする無線タグ回路素子Toからの無線タグ情報の読み取りが完了し、このルーチンを終了する。
以上のルーチンにより、カートリッジ100内のアクセス対象の無線タグ回路素子Toに対し、IC回路部151の無線タグ情報にアクセスし、これを読み出すことができる。
なお、以上において、制御回路30及びソレノイド駆動回路27が、各請求項記載の、駆動軸によるタグテープロールの繰り出しに対応して剥離材層切断手段の切断動作を制御する制御手段を構成する。
以上のようにして作成した本実施形態の無線タグラベルTによれば、粘着層101cを覆う剥離紙101dに長手方向に切断したハーフカット線HLを設けているので、対象物に貼り付ける際は、ハーフカット線HLの近傍において、この無線タグラベルTをハーフカット線HLの方向に沿って剥離紙101dが外側となるように折り曲げることにより、剥離紙101dのハーフカット線HL近傍の端部が粘着層101cより剥がれて浮き上がり、この浮き上がった部分を指でつまむことで容易に剥離紙101dを剥がすことができる。
特に、本実施形態ではハーフカット線HLが長手方向全長に亘って形成されているので、剥離紙101dのハーフカット線HL近傍の無線タグラベルTの幅方向一方側端部と他方側端部とを確実に粘着層101cより浮き上がらせ、それら一方側端部及び他方側端部をそれぞれ指でつまみ容易に上記粘着層101cから剥がすことができる。
このとき、ハーフカット線HLを、IC回路部151とアンテナ152A,152Bとの接続部分となる接続端部152a,152bに対応する位置を避けた位置に設けることにより、このハーフカット線HL近傍で上記の折り曲げ操作を行ない、上記の粘着層101cを剥がすとき、強度的に弱いIC回路部151とアンテナ152A,152Bとの接続部分(例えば接続端部152a,152b付近)に折り曲げ時の応力が掛かりにくくなり接続部分を破壊することがなくなる。
特に本実施形態では、ハーフカット線HLが、アンテナ152A,152Bに対応する位置以外の位置(この例では印字済みタグラベル用テープ110の余白部T2)に形成しているので、折り曲げ操作の影響が、上記IC回路部151とアンテナ152A,152Bとの接続部分のみならず、アンテナ152A,152BやIC回路部151自体にも確実に及ばないようにすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で、種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を説明する。
(1)テープの幅方向中心部にハーフカット線を断続的に形成する場合
図17は、この変形例において、印字済みタグラベル用テープ110の先端から順次ハーフカット線HL1が形成された無線タグラベルTが生成される様子を表した説明図であり、前述の図14に対応する図である。図示のように、この変形例では、IC回路部151とアンテナ152A,152Bとの接続部分に対応する位置以外の部位として、印字済タグラベル用テープ110のテープ幅方向略中央部のかつ長手方向両端における余白部T1に、フルカット線FCと交差するように、ハーフカット線HL1をテープ長手方向に断続して形成している。
図17は、この変形例において、印字済みタグラベル用テープ110の先端から順次ハーフカット線HL1が形成された無線タグラベルTが生成される様子を表した説明図であり、前述の図14に対応する図である。図示のように、この変形例では、IC回路部151とアンテナ152A,152Bとの接続部分に対応する位置以外の部位として、印字済タグラベル用テープ110のテープ幅方向略中央部のかつ長手方向両端における余白部T1に、フルカット線FCと交差するように、ハーフカット線HL1をテープ長手方向に断続して形成している。
図18は、この変形例において前述のハーフカッタ19により、印字済タグラベル用テープ110から分断される無線タグラベルの長手方向に断続的にハーフカット線HL1が形成される挙動を示す説明図である。
図18において、今回のラベル作成が開始されると、前述のように基材テープ101及び印字済みのカバーフィルム103が貼り合わされて印字済みタグラベル用テープ110が生成され、その先端はまずハーフカッタ19の中心位置までの距離L0だけ前進移動する((A)の状態)。
これより搬送が進むとともにハーフカッタ19によりテープ幅中央付近に長手 方向に沿ってハーフカット線HL1の形成が開始され、テープ110の先端部位がカッタ15位置から所定の長さL1だけ移動するまでハーフカッタ19によりハーフカット線HL1が形成される((B)の状態)。
この後、ハーフカッタ19が印字済みタグラベル用テープ110の搬送路から退行する方向に駆動されて待避し、さらに搬送が進みテープ110の先端部位がカッタ15位置から無線タグラベルTの全長分の長さLだけ移動した段階で、分断線となるフルカット線FCにおいてカッタ15によってテープ110が上記所定長さLに分断されて無線タグラベルTが生成される((C)の状態)。
その後さらに搬送が進み、上記(C)の状態からL0−L1だけ移動した状態(言い換えれば無線タグラベルTの後端部L1分がハーフカッタ19より搬送方向上流側に残った状態)になると、再びハーフカッタ19が印字済みタグラベル用テープ110の搬送路へ近づく方向に駆動され、テープ幅中央付近に長手方向に沿ってハーフカット線HL1の形成が再開される((D)の状態)。
その後さらに搬送が進み、上記(D)の状態からL1だけ移動した状態(言い換えれば無線タグラベルTの先端部がカッタ15位置からL+L0移動し後端部がハーフカッタ19から抜けようとする状態)となると、無線タグラベルTの後端部までハーフカット線HLが形成される((E)の状態)。
図19は、この変形例において上記挙動を実現するために制御回路30が実行する制御手順を表すフローチャートである。
図19が、先に説明した図15のフローチャートと異なる点は、ステップS116に代えて、前端のハーフカット線HL1を形成するためのステップS138A、ステップS138B、ステップS141A、及びステップS141Bを設け、ステップS152に代えてステップS143A、ステップS143B、ステップS146A、及びステップS146Bを設けたことである。
すなわち、ステップS115において、カバーフィルム103のうち所定の領域に文字、記号、バーコード等の印字Rを印刷すると共に、送出ローラ17を回転駆動させて印字済タグラベル用テープ110がカートリッジ100外方向への搬送が開始されると、新たに設けたステップS138Aに移る。
このステップS138Aでは、印字済タグラベル用テープ110が所定のハーフカット(開始)位置まで搬送されたかどうか(テープ110の先端が、カッタ15位置からハーフカッタ19の中心位置までの距離L0だけ搬送されたか否か、上記図18(A)参照)が判断される(このときの搬送距離の判定も、前述と同様、例えば、上記基材テープ101に設けた適宜の識別用マークを別途設けた公知のテープセンサで検出することにより行えば足りる、以下同様)。
印字済タグラベル用テープ110の搬送距離L0が確認されると判定が満たされてステップS138Bに移り、ソレノイド駆動回路27を介し第2ソレノイド26bに制御信号を出力し、ハーフカッタ19を駆動して突当板Mに向けて所定量移動させる。これにより、上記のようにして搬送される印字済タグラベル用テープ110の先端が、カッタ15位置からハーフカッタ19の中心位置までの距離L0だけ前進移動した段階で、剥離紙101dの長手方向に沿った切断が開始される。
その後、ステップS141Aに移り、印字済タグラベル用テープ110が所定のハーフカット終了位置まで搬送されたかどうか(テープ110の先端が、上記ハーフカッタ19の中心位置からさらに距離L1だけ搬送されたか否か、上記図18(B)参照)が判断される。
印字済タグラベル用テープ110の上記搬送距離L1が確認されると判定が満たされてステップS141Bに移り、ソレノイド駆動回路27を介し第2ソレノイド26bに制御信号を出力し、ハーフカッタ19を退行駆動して印字済みタグラベル用テープ110の搬送路から待避させる。これにより、印字済タグラベル用テープ110の先端から長さL1だけのハーフカット線HLの形成が完成される(上記図18(B)参照)。
このステップS141Bが終了したら、前述のステップS120に移り、ステップS120〜ステップS150までは同様の手順を実行する。
ステップS150におけるカッタ15による前述の分断動作が終了したら(上記図18(C)参照)、新たに設けたステップS143Aに移る。このステップS143Aでは、印字済タグラベル用テープ110(但しこの時点では既にカッタ15により分断され無線タグラベルTとなっている。以下同様)が次のハーフカット(開始)位置まで搬送されたかどうか(テープ110の先端が、ハーフカッタ19の位置からL−L1だけ搬送されたか否か、上記図18(D)参照)が判断される。
印字済タグラベル用テープ110の上記搬送距離L−L1が確認されると判定が満たされてステップS143Bに移る。ステップS143Bでは、ソレノイド駆動回路27を介し第2ソレノイド26bに制御信号を出力し、再びハーフカッタ19を駆動して突当板Mに向けて所定量移動させる。これにより、上記のようにして搬送される印字済タグラベル用テープ110の後端部がハーフカッタ19より距離L1だけ搬送方向上流側に残存している段階で、剥離紙101dの長手方向に沿った切断が再び開始される。
その後、ステップS146Aに移り、印字済タグラベル用テープ110が所定のハーフカット終了位置まで搬送されたかどうか(例えばテープ110の後端がハーフカッタ19の中心位置から抜けたか否か、上記図18(E)参照)が判断される。
上記終了位置までの搬送が確認されると判定が満たされてステップS146Bに移り、ソレノイド駆動回路27を介し第2ソレノイド26bに制御信号を出力し、ハーフカッタ19を再び退行駆動して印字済みタグラベル用テープ110の搬送路から待避させる。これにより、印字済タグラベル用テープ110の後端から長さL1だけのハーフカット線HLの形成が完成される(上記図18(E)参照)。なお前述したようにこの時点では印字済みタグラベル用テープ110は後端側が切断されて無線タグラベルTとなっているので、上記ハーフカッタ19の待避は必ずしも必要ではないし、ラベル排出後等、もっと遅いタイミングで待避させてもよい。
この後、ステップS155については上記図15と同様である。
上記のようにして形成された本変形例の無線タグラベルTによれば、分断された各無線タグラベルTの幅方向略中央部において、IC回路部151及びアンテナ152A,152Bに対応する位置以外の長手方向両端における余白部T1に、フルカット線FCと交差して切れ込むようにハーフカット線HL1が形成されることとなるので、当該端部を軽く折り曲げるのみで極めて容易かつ円滑にその端部を粘着層101cより浮き上がらせ、剥離紙101d全体を容易に粘着層101cから剥がすことができる。
なお、この変形例におけるハーフカット線HL1は、分断された各無線タグラ ベルTの幅方向略中央部にフルカット線FCと交差するように設けたものであるが、これに限らず、幅方向略中央部以外の余白部T1にもフルカット線FCと交差するように長手方向断続的に設けることもでき、この場合も同様の効果を得る。
(2)テープ幅方向にハーフカット線を形成する場合
図20は、この変形例において、印字済みタグラベル用テープ110の先端から順次ハーフカット線HWが形成された無線タグラベルTが生成される様子を表した説明図であり、前述の図14及び図17に対応する図である。図示のように、この変形例では、IC回路部151とアンテナ152A,152Bとの接続部分に対応する位置以外の部位として、印字済タグラベル用テープ110の長手方向一端における余白部T1に、テープ略全幅にわたってハーフカット線HWが形成されている。
図20は、この変形例において、印字済みタグラベル用テープ110の先端から順次ハーフカット線HWが形成された無線タグラベルTが生成される様子を表した説明図であり、前述の図14及び図17に対応する図である。図示のように、この変形例では、IC回路部151とアンテナ152A,152Bとの接続部分に対応する位置以外の部位として、印字済タグラベル用テープ110の長手方向一端における余白部T1に、テープ略全幅にわたってハーフカット線HWが形成されている。
図21は、本変形例のハーフカッタ50により、印字済タグラベル用テープ110から分断される無線タグラベルの幅方向全長にわたってハーフカット線HWが形成される挙動を示す説明図である。
図21において、本変形例のハーフカッタ50は、前述したように印字済タグラベル用テープ110の搬送方向後端の余白部T1(後端からL1の位置)に、長手方向に対して直交する幅方向に剥離紙101dを切断するもので、上記カッタ15の近傍に、このカッタ15位置から距離L0だけテープ搬送方向下流側(図中右側)に配置されている。このハーフカッタ50は、例えば板状の刃物を備えており、上記ハーフカッタ19と同様に上記第2ソレノイド26bにより突当板Mに向けて進退移動し、剥離紙101dの厚みが切断可能となるストロークに駆動される。
前回の無線タグラベルTの作成が終わった時にはテープ先端はカッタ15位置にあり、今回のラベル作成が開始されると、前述のように基材テープ101及び印字済みのカバーフィルム103が貼り合わされて印字済みタグラベル用テープ110が生成され、先端がカッタ15位置から無線タグラベルTの全長分の長さLだけ搬送されると、分断線となるフルカット線FCにおいてカッタ15によってテープ110が上記所定長さLに分断されて無線タグラベルTが生成される((A)の状態)。この段階では、ハーフカット線HWは生成されていない。
その後搬送が進み、無線タグラベルTが上記位置からL−L1だけ移動する(言 い換えれば無線タグラベルTの後端部L1分がハーフカッタ50より搬送方向上流側に残った状態)になると、ハーフカッタ50が印字済みタグラベル用テープ110の搬送路へ近づく方向に駆動され、テープ幅方向に沿ってハーフカット線HWを形成する((B)の状態)。
図22は、この変形例において上記挙動を実現するために制御回路30が実行する制御手順を表すフローチャートである。
図22が、前述の図15のフローチャートと異なる点は、ステップS116を省略した点と、ステップS150とステップS152との間に、ハーフカット線HWを形成するためのステップS148、ステップS149、ステップS151を設けた点である。
図22において、ステップS105〜ステップS150までは図15と同様であるので説明を省略する。但し前述のようにステップS116が省略されており、この時点ではハーフカッタの駆動はない。
上記ステップS150において、カッタ15によって印字済タグラベル用テープ110の分断が行なわれ無線タグラベルTが生成されると、新たに設けたステップS148に移る。
このステップS148Aでは、印字済タグラベル用テープ110が所定のハーフカット(開始)位置まで搬送されたかどうか(テープ110後端部がハーフカッタ19の中心位置より上流側にL1だけ残った状態となったか否か、上記図21(B)参照)が判断される(このときの搬送距離の判定も、前述と同様、例えば、上記基材テープ101に設けた適宜の識別用マークを別途設けた公知のマークセンサで検出することにより行えば足りる)。
上記搬送が確認されると判定が満たされてステップS149に移り、上記ステップS145と同様、カートリッジ駆動回路24及び送出ローラ駆動回路29に制御信号を出力し、カートリッジ用モータ23及び送出ローラ用モータ28の駆動を停止して、リボン巻取りローラ106、圧着ローラ107、送出ローラ17の回転を停止する。これにより、第1ロール102からの基材テープ101の繰り出し、第2ロール104からのカバーフィルム103の繰り出し、及び印字済みタグラベル用テープ110の送出ローラ17による搬送が停止する。
その後、ステップS151に移り、ソレノイド駆動回路27を介し第2ソレノイド26bに制御信号を出力し、ハーフカッタ50を駆動して突当板Mに向けて所定量移動させる。これにより、上記のように印字済タグラベル用テープ110の後端部L1の位置に剥離紙101dの幅方向に沿ったハーフカット線HWが形成される。
その後は、上記と同様のステップS152に移り、ソレノイド駆動回路27を介し第2ソレノイド26bに制御信号を出力し、ハーフカッタ50を退行駆動して印字済みタグラベル用テープ110の搬送路から待避させる。以降は図15と同様であるので説明を省略する。
本変形例の無線タグラベルTによれば、分断された各無線タグラベルTのIC回路部151及びアンテナ152A,152Bに対応する位置以外の後端余白部T1にテープ幅方向略全幅にわたってハーフカット線HWが形成されることとなるので、そのハーフカット線HWを無線タグラベルTの長手方向に折り曲げることで、剥離紙101dのハーフカット線HW近傍の無線タグラベルT一方側端部と他方側端部とを確実に粘着層101cより浮き上がらせ、それら一方側端部及び他方側端部をそれぞれ指でつまんで容易に粘着層101cから剥がすことができる。
(3)幅方向ハーフカット線HWのバリエーション
(3−a)テープ幅方向長さの一部分に形成
図23はこの変形例を表す図であり、ハーフカット線HW1は、印字済タグラベル用テープ110のIC回路部151及びアンテナ152A,152Bに対応する位置以外の長手方向一端における余白部T1に、無線タグラベルTのテープ幅方向に対し略半分の長さで(テープ幅方向縁部から無線タグラベルTのテープ幅方向中心側に向かって切り込むように)形成されている。
(3−a)テープ幅方向長さの一部分に形成
図23はこの変形例を表す図であり、ハーフカット線HW1は、印字済タグラベル用テープ110のIC回路部151及びアンテナ152A,152Bに対応する位置以外の長手方向一端における余白部T1に、無線タグラベルTのテープ幅方向に対し略半分の長さで(テープ幅方向縁部から無線タグラベルTのテープ幅方向中心側に向かって切り込むように)形成されている。
本変形例によれば、切り込むように形成されたハーフカット線HW1をテープ長手方向に折り曲げることで、剥離紙101dのハーフカット線HW1近傍のテープ長手方向一方側端部と他方側端部とを確実に粘着層101cより浮き上がらせ、それらのいずれかを指でつまむことでハーフカット線HW以外の部分で繋がっている剥離紙101d全体を容易に粘着層101cから剥がすことができる。
なお、上記のハーフカット線HWは、無線タグラベルTのテープ幅方向中心側に向かって斜めに形成することも出来きる。これによって、尖った先端が粘着層101cより浮き上がるので指で摘みやすくなる。
(3−b)アンテナ位置に対応する位置に幅方向に形成
図24(a)はこの変形例を表す図であり、ハーフカット線HW’は、印字済タグラベルのアンテナ152A,152Bに対応する位置における無線タグラベルTのテープ全幅にわたって形成されている。
図24(a)はこの変形例を表す図であり、ハーフカット線HW’は、印字済タグラベルのアンテナ152A,152Bに対応する位置における無線タグラベルTのテープ全幅にわたって形成されている。
この変形例においても、ハーフカット線HW′は、少なくともIC回路部151とアンテナ152A,152Bとの接続部分となる接続端部152a,152bに対応する位置を避けた位置に設けられているので、上記実施形態と同様、強度的に弱いIC回路部151とアンテナ152A,152Bとの接続部分(例えば接続端部152a,152b付近)に折り曲げ時の応力がかからず接続部分を破壊しないという本発明本来の効果を得ることができる。
なお、図24(b)に示すように、テープ幅方向に対し略半分の長さのハーフカット線HW′1としてもよいことは言うまでもない。
(3−c)アンテナ位置に対応する位置を含み長手方向に(断続的に)形成
図25はこの変形例を表す図であり、 ハーフカット線HL2は、印字済タグラベル用テープ110のアンテナ152A,152Bに対応する位置に、フルカット線FCと交差するように長手方向に沿って断続的に形成されている。
図25はこの変形例を表す図であり、 ハーフカット線HL2は、印字済タグラベル用テープ110のアンテナ152A,152Bに対応する位置に、フルカット線FCと交差するように長手方向に沿って断続的に形成されている。
この変形例においても、ハーフカット線HL2は、少なくともIC回路部151とアンテナ152A,152Bとの接続部分となる接続端部152a,152bに対応する位置を避けた位置に設けられているので、上記実施形態と同様、強度的に弱いIC回路部151とアンテナ152A,152Bとの接続部分(例えば接続端部152a,152b付近)に折り曲げ時の応力がかからず接続部分を破壊しないという本発明本来の効果を得ることができる。
(3−d)一直線でない形状に形成
以上はテープ長手方向又はテープ幅方向に一直線にハーフカット線を形成する場合を例にとって説明したが、これに限るものでもなく、他の形状、例えば図26(a)や図26(b)に示すように、例えばV字状に形成してもよい。
以上はテープ長手方向又はテープ幅方向に一直線にハーフカット線を形成する場合を例にとって説明したが、これに限るものでもなく、他の形状、例えば図26(a)や図26(b)に示すように、例えばV字状に形成してもよい。
これらの場合、V字形の先端が向く方向に対し直交する方向に軽く折り曲げるのみで、容易かつ円滑にそのV字形の先端部を粘着層101cより浮き上がらせ、剥離紙101d全体を容易に粘着層101cから剥がすことができる。
(4)その他
(4−a)ハーフカッタとカッタとを共用する場合
以上では、被印字済タグラベル用テープ110を分断するカッタ15と、ハーフカット線HL等を形成するハーフカッタ19等を別個に設けたが、これを共用としてもよい。特に、上記(2)の変形例のようにテープ幅方向にハーフカット線を形成する場合には、上述した分断用のカッタ15の切断時のテープ側への刃物駆動を適宜に制御(刃物の入り込み深さストロークを制御)し、剥離紙101dのみを切断するハーフカット機能を果たすようにすれば容易に上記共用が実現可能である。
(4−a)ハーフカッタとカッタとを共用する場合
以上では、被印字済タグラベル用テープ110を分断するカッタ15と、ハーフカット線HL等を形成するハーフカッタ19等を別個に設けたが、これを共用としてもよい。特に、上記(2)の変形例のようにテープ幅方向にハーフカット線を形成する場合には、上述した分断用のカッタ15の切断時のテープ側への刃物駆動を適宜に制御(刃物の入り込み深さストロークを制御)し、剥離紙101dのみを切断するハーフカット機能を果たすようにすれば容易に上記共用が実現可能である。
このように無線タグラベルTの分断用に通常タグラベル作成装置に備えられているカッタ15を流用すれば、新たにカッタ等を設けることなく、剥離紙101dのみを切断するハーフカッタを実現することができる。この結果、別途ハーフカッタを設ける場合に比べ、部品点数の増大を防止しコストを低減できるとともに、省スペース及び装置全体の小型化を図ることも可能である。
(4−b)カッタやハーフカッタを設けない構成
以上は、通常のハーフカット線が形成されていない基材テープ101に対しタグラベル作成装置2側で新たにハーフカッタ等でハーフカット線を形成し無線タグラベルTを作成するものであったが、基材テープとして、当初から対応する位置に上記ハーフカット線HL,HL1,HW,HW1,HW′,HW′1,HL2等が形成されたものを用いるようにしてもよい。この場合、ハーフカッタ19,50のない(あるいはカッタ15についてもハーフカッタ機能を備えていない)通常のタグラベル作成装置2を用いれば足り、この場合も、上記と同様の効果を得ることができる。
以上は、通常のハーフカット線が形成されていない基材テープ101に対しタグラベル作成装置2側で新たにハーフカッタ等でハーフカット線を形成し無線タグラベルTを作成するものであったが、基材テープとして、当初から対応する位置に上記ハーフカット線HL,HL1,HW,HW1,HW′,HW′1,HL2等が形成されたものを用いるようにしてもよい。この場合、ハーフカッタ19,50のない(あるいはカッタ15についてもハーフカッタ機能を備えていない)通常のタグラベル作成装置2を用いれば足り、この場合も、上記と同様の効果を得ることができる。
(4−c)アンテナ形状
以上説明した各無線タグ回路素子Toのアンテナ152A,152Bは、別のアンテナ構造でも良くこの形状に限定されるものではない。
以上説明した各無線タグ回路素子Toのアンテナ152A,152Bは、別のアンテナ構造でも良くこの形状に限定されるものではない。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 無線タグ生成システム
2 タグラベル作成装置
12 テープ送りローラ駆動軸(駆動軸)
14 アンテナ
15 カッタ(分断手段)
19 ハーフカッタ(剥離材層切断手段)
26a 第1ソレノイド
26b 第2ソレノイド
27 ソレノイド駆動回路(制御手段)
28 送出ローラ用モータ
29 送出ローラ駆動回路
30 制御回路(制御手段)
50 ハーフカッタ(剥離材層切断手段)
100 カートリッジ(無線タグ回路素子カートリッジ)
101 基材テープ(タグテープ)
101c 粘着層(貼付用粘着材層)
101d 剥離紙(剥離材層)
102 第1ロール(タグテープロール)
103 カバーフィルム
110 印字済タグラベル用テープ
151 IC回路部
152 アンテナ
152A,152B アンテナ
FC フルカット線(分断線)
HC、HL、HL1 ハーフカット線(切断部位)
HL2、HW、HW1ハーフカット線(切断部位)
HW’、HW’1 ハーフカット線(切断部位)
T 無線タグラベル
To 無線タグ回路素子
2 タグラベル作成装置
12 テープ送りローラ駆動軸(駆動軸)
14 アンテナ
15 カッタ(分断手段)
19 ハーフカッタ(剥離材層切断手段)
26a 第1ソレノイド
26b 第2ソレノイド
27 ソレノイド駆動回路(制御手段)
28 送出ローラ用モータ
29 送出ローラ駆動回路
30 制御回路(制御手段)
50 ハーフカッタ(剥離材層切断手段)
100 カートリッジ(無線タグ回路素子カートリッジ)
101 基材テープ(タグテープ)
101c 粘着層(貼付用粘着材層)
101d 剥離紙(剥離材層)
102 第1ロール(タグテープロール)
103 カバーフィルム
110 印字済タグラベル用テープ
151 IC回路部
152 アンテナ
152A,152B アンテナ
FC フルカット線(分断線)
HC、HL、HL1 ハーフカット線(切断部位)
HL2、HW、HW1ハーフカット線(切断部位)
HW’、HW’1 ハーフカット線(切断部位)
T 無線タグラベル
To 無線タグ回路素子
Claims (14)
- タグ情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えた無線タグ回路素子をテープ長手方向に複数個配設したタグテープであって、
前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に貼り付けるための貼付用粘着材層を覆い、貼り付け時には剥離される剥離材層を有し、
この剥離材層のうち、前記IC回路部と前記アンテナとの接続部分に対応する位置以外の位置に、切断部位を設けたことを特徴とするタグテープ。 - 請求項1記載のタグテープにおいて、
前記剥離材層のうち、前記接続部分に対応する位置以外の位置で、前記アンテナに対応する位置に、切断部位を設けたことを特徴とするタグテープ。 - 請求項1記載のタグテープにおいて、
前記剥離材層のうち、前記IC回路部及び前記アンテナに対応する位置以外の位置に、切断部位を設けたことを特徴とするタグテープ。 - 請求項1乃至3のいずれか1項記載のタグテープにおいて、
前記切断部位は、テープ長手方向に略沿って設けられていることを特徴とするタグテープ。 - 請求項4記載のタグテープにおいて、
前記切断部位は、テープ長手方向略全長にわたって設けられていることを特徴とするタグテープ。 - 請求項4記載のタグテープにおいて、
前記切断部位は、テープ長手方向に断続的に設けられていることを特徴とするタグテープ。 - 請求項6記載のタグテープにおいて、
前記切断部位は、テープ幅方向略中央部において、各無線タグ回路素子の前記IC回路部と前記アンテナとの接続部分に対応する位置以外の位置に、テープ長手方向に断続的に設けられていることを特徴とするタグテープ。 - 請求項7記載のタグテープにおいて、
前記切断部位は、前記無線タグ回路素子に対応した無線タグラベルごとに分断するための分断線と交差するように、設けられていることを特徴とするタグテープ。 - 請求項1乃至3のいずれか1項記載のタグテープにおいて、
前記切断部位は、テープ幅方向に略沿って設けられていることを特徴とするタグテープ。 - 請求項9記載のタグテープにおいて、
前記切断部位は、テープ略全幅にわたって設けられていることを特徴とするタグテープ。 - 請求項9記載のタグテープにおいて、
前記切断部位は、テープ幅方向縁部からテープ幅方向中心側に向かって切り込むように設けられていることを特徴とするタグテープ。 - タグ情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えた無線タグ回路素子をテープ長手方向に複数個配設するとともに、前記無線タグ回路素子を貼り付け対象に貼り付けるための貼付用粘着材層を覆い貼り付け時には剥離される剥離材層を有するタグテープが巻回されたタグテープロールを内包するタグラベル作成装置用カートリッジを、着脱可能なカートリッジホルダ部を筐体の一部に有し、
前記カートリッジホルダ部に、印字を行う印字ヘッドと、前記タグテープを前記タグテープロールから繰り出すための駆動軸とを備え、
前記タグテープロールから繰り出した前記タグテープの前記剥離材層のうち、前記IC回路部と前記アンテナとの接続部分に対応する位置以外の位置に切断部位を形成する剥離材層切断手段を設けたことを特徴とするタグラベル作成装置。 - 請求項12記載のタグラベル作成装置において、
前記駆動軸による前記タグテープロールの繰り出しに対応して前記剥離材層切断手段の切断動作を制御する制御手段を有することを特徴とするタグラベル作成装置。 - 請求項12記載のタグラベル作成装置において、
前記タグテープを、前記一つ乃至複数の無線タグ回路素子に対応した無線タグラベルごとに分断するための分断手段を有し、
この分断手段を、前記剥離材層切断手段に兼用したことを特徴とするタグラベル作成装置。
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