JP2009073131A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のインターフェイスを備え、外部機器からの印刷データに基づく逐次印刷を実行可能な印刷装置に関し、特に、逐次印刷実行中に、他の外部機器からのデータ送信にも適切に対応し、印刷結果の画質低下を防止し得る印刷装置を提供する。
【解決手段】第1通信用インターフェイス68を介して接続された第1外部機器100からの印刷データの逐次印刷中に、第2通信用インターフェイス69を介して接続された第2外部機器200からデータ送信があると、テープ印刷装置1は、印刷バッファ66A内の印刷データ量が逐次印刷必要量M以上であれば(S1:YES)、逐次印刷の印刷速度を標準速度に設定する(S2)。逐次印刷必要量M未満の場合(S1:NO)、テープ印刷装置1は、標準速度より遅い低速度に設定する(S3)。テープ印刷装置1は、他の外部機器からのデータに対する処理を行いつつ、設定された印刷速度に基づき逐次印刷を継続する。
【選択図】図6

Description

本発明は、外部機器と接続可能な複数のインターフェイスを備え、外部機器からの印刷データの受信を行いつつ、当該印刷データを印刷する逐次印刷を実行可能な印刷装置に関し、特に、逐次印刷実行中に、他の外部機器からデータが送信される場合にも適切に対応し、逐次印刷に基づく印刷結果の画質低下を防止し得る印刷装置に関する。
従来、複数のインターフェイスを備える印刷装置が知られている。このような印刷装置は、各インターフェイスを介して、夫々外部機器に接続されており、外部機器からの送信されたデータに応じて、種々の処理を行う。
例えば、或るインターフェイスを介して、外部機器から印刷データを受信し、当該印刷データの印刷実行中に他の外部機器からデータ受信した場合、上記印刷装置は、実行中の印刷処理を継続しつつ、他の外部機器から送信された印刷データを印刷バッファに格納する処理や、他の外部機器に対してビジーを返す処理を行っている。
又、印刷装置においては、所謂逐次印刷による印刷を実行可能なものも存在している。ここで、逐次印刷とは、外部機器からの印刷データの受信と共に、受信した印刷データを被記録媒体に順次印刷していく印刷態様である。従って、逐次印刷を実行する場合、当該印刷装置は、印刷データの受信に係る処理、受信した印刷データをイメージデータへ変換する処理、イメージデータを被記録媒体に記録する処理等を同時に並行して行う。
ここで、特許文献1には、上記のような複数のインターフェイスを備える印刷装置に関する発明が記載されている。この特許文献1記載の印刷装置は、複数のインターフェイスを備えており、各インターフェイスに対して、夫々印刷バッファを対応付けている。そして、特許文献1記載の印刷装置では、或るインターフェイスを介して、外部機器(例えば、特許文献1におけるホストコンピュータ)から印刷データが送信されると、当該印刷データを全て対応する印刷バッファに格納し、その後、当該印刷データを被記録媒体に印刷するように構成されている。
特開平06−305204号公報
従って、特許文献1記載の印刷装置によれば、複数のインターフェイスを介して、複数の外部機器からのデータを受信した場合、データの受信処理を平行して同時に進行することができ、各インターフェイスに対応する印刷バッファに、夫々の印刷データを格納し得る。即ち、特許文献1記載の印刷装置は、複数のインターフェイスを介し、同時期に行われる外部機器からのデータ送信に対応できる。
しかしながら、上述した逐次印刷によって印刷データを印刷する印刷装置では、複数の外部機器から同時期にデータの送信に対応しきれない場合が生じうる。即ち、一の外部機器から送信された印刷データに基づく逐次印刷を実行している場合に、他の外部機器からデータの送信が行われると、過度の処理負担により、逐次印刷に係る処理が滞り、逐次印刷を一時中断せざるを得ない場合があった。
具体的に説明すると、上述のように、逐次印刷を実行する場合、当該印刷装置は、印刷データの受信に係る処理、受信した印刷データをイメージデータへ変換する処理、イメージデータを被記録媒体に記録する処理等の複数の処理を同時に並行して行う必要がある。従って、逐次印刷実行中に、別の外部装置からデータが送信されると、当該印刷装置は、逐次印刷に係る上記複数の処理と同時に、当該別の外部装置からのデータに対する処理を実行することになる。そうすると、当該別の外部装置からのデータに対する処理の実行が処理負担となり、逐次印刷に係る印刷データの受信が滞り、逐次印刷を一時中断しなければならない場合が生じうる。
つまり、逐次印刷を行う印刷装置の場合、複数のインターフェイスから同時期に送信されたデータに対応することができない場合があった。
逐次印刷が途中で中断されてしまうと、中断直前の印刷部分と、再開直後の印刷部分に若干の相違が生じ、当該部分により、印刷結果物全体の画質を低下させてしまう。又、再開後に、中断直前に印刷した部分を再度印刷したとしても(所謂繋ぎ印刷を実行した場合)、再度印刷された部分の画像濃度が、他の部分より高くなるため、印刷結果物全体の画質を低下させてしまう。
本発明は、前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、外部機器と接続可能な複数のインターフェイスを備え、外部機器からの印刷データの受信を行いつつ、当該印刷データを印刷する逐次印刷を実行可能な印刷装置に関し、特に、逐次印刷実行中に、他の外部機器からデータが送信される場合にも適切に対応し、逐次印刷に基づく印刷結果の画質低下を防止し得る印刷装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために成された請求項1に係る印刷装置は、第1外部機器と接続可能であり、当該第1外部機器に対するデータの送受信が可能な第1通信インターフェイスと、前記第1外部機器と異なる第2外部機器と接続可能であり、当該第2外部機器に対するデータの送受信が可能な第2通信インターフェイスと、前記第1通信インターフェイスを介して接続された第1外部機器及び第2通信インターフェイスを介して接続された第2外部機器から送信された印刷データが格納される印刷バッファと、前記印刷バッファに格納された印刷データを被記録媒体に印刷する印刷手段と、前記外部機器から送信された印刷データを前記印刷バッファに格納しつつ、格納された当該印刷データを前記印刷手段により被記録媒体に逐次印刷を行う第1制御手段と、前記第1外部機器から送信された印刷データに基づく逐次印刷の実行中に、前記第2外部機器からデータの送信が行われた場合に、前記印刷バッファに格納されている前記第1外部機器から送信された印刷データの印刷データ量を検出するデータ量検出手段と、前記データ量検出手段により検出された前記印刷バッファにおける第1外部機器からの印刷データ量に応じて、前記第1外部機器からの印刷データに基づく印刷の印刷態様を変更し、前記第1外部機器に係る印刷データの印刷を実行する印刷制御手段と、を備えることを特徴とする。
そして、請求項2記載の印刷装置は、請求項1記載の印刷装置において、前記印刷制御手段は、前記データ量検出手段により検出された前記印刷バッファにおける第1外部機器からの印刷データ量に応じて、前記第1外部機器からの印刷データに基づく逐次印刷の印刷速度を変更することを特徴とする。
又、請求項3記載の印刷装置は、請求項2記載の印刷装置において、前記印刷制御手段は、前記第1外部機器から送信された印刷データに基づいて、所定の標準印刷速度で逐次印刷を実行している場合に、前記データ量検出手段により、前記印刷バッファにおける第1外部機器からの印刷データ量が所定量以下と検出された時は、当該第1外部機器からの印刷データに基づく逐次印刷の印刷速度を、前記標準印刷速度よりも遅い第1印刷速度に変更することを特徴とする。
そして、請求項4記載の印刷装置は、請求項3記載の印刷装置において、前記印刷制御手段は、前記第1通信インターフェイスを介して、第1外部機器から送信された印刷データに基づいて、前記第1印刷速度で逐次印刷を実行している場合に、前記データ量検出手段により、前記印刷バッファ内の第1外部機器からの印刷データ量が所定量よりも多く検出された時は、当該第1外部機器からの印刷データに基づく逐次印刷の印刷速度を、前記標準印刷速度に変更することを特徴とする。
又、請求項5記載の印刷装置は、請求項1記載の印刷装置において、前記第1制御手段は、前記外部機器から送信された印刷データの全てを前記印刷バッファに格納した後、当該印刷データを前記印刷手段により印刷するバッファリング印刷を実行可能であり、前記印刷制御手段は、前記データ量検出手段により検出された第1外部機器からの印刷データ量が所定量以下である場合に、前記逐次印刷で実行されている前記第1外部機器に係る印刷データの印刷を、前記バッファリング印刷に変更して実行することを特徴とする。
そして、請求項6記載の印刷装置は、第1外部機器と接続可能であり、当該第1外部機器に対するデータの送受信が可能な第1通信インターフェイスと、前記第1外部機器と異なる第2外部機器と接続可能であり、当該第2外部機器に対するデータの送受信が可能な第2通信インターフェイスと、前記第1通信インターフェイスを介して接続された第1外部機器及び第2通信インターフェイスを介して接続された第2外部機器から送信された印刷データが格納される印刷バッファと、前記印刷バッファに格納された印刷データを被記録媒体に印刷する印刷手段と、前記外部機器から送信された印刷データを前記印刷バッファに格納しつつ、格納された当該印刷データを前記印刷手段により被記録媒体に印刷する逐次印刷と、前記外部機器から送信された印刷データの全てを前記印刷バッファに格納した後、当該印刷データを前記印刷手段により印刷するバッファリング印刷を実行可能な第2制御手段と、前記第1通信インターフェイスに第1外部機器が接続されたことを検出する第1接続検出手段と、前記第2通信インターフェイスに第2外部機器が接続されたことを検出する第2接続検出手段と、前記第1接続検出手段及び第2接続検出手段により、第1外部機器又は第2外部機器のみとの接続が検出された場合、前記逐次印刷により、接続されている外部機器から送信された印刷データの印刷を行い、前記第1接続検出手段及び第2接続検出手段により、第1外部機器及び第2外部機器との接続が検出された場合、前記バッファリング印刷により、接続されている外部機器から送信された印刷データの印刷を行う印刷制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1記載の印刷装置によれば、第1制御手段により、外部機器から送信された印刷データを前記印刷バッファに格納しつつ、格納された当該印刷データを前記印刷手段により被記録媒体に印刷する、所謂、逐次印刷を行うことができる。
そして、第1インターフェイスを介して、第1外部機器から送信された印刷データに基づく逐次印刷の実行中に、第2インターフェイスを介して、第2外部機器からデータの送信が行われた場合、当該印刷装置は、印刷バッファに格納されている前記第1外部機器から送信された印刷データの印刷データ量を検出する。検出した印刷バッファにおける逐次印刷に係る印刷データ量に応じて、当該印刷装置は、第1外部機器からの印刷データに基づく印刷の印刷態様を変更し、前記第1外部機器に係る印刷データの印刷を実行する。
ここで、第1外部機器からの印刷データを逐次印刷している間に、第2外部機器からデータが送信された場合、当該印刷装置では、第2外部機器からのデータの受信に伴い、処理負担が増大する。この処理負担の増大により、第1外部機器からの印刷データの受信が滞り得る。
この点、当該印刷装置によれば、印刷制御手段により、印刷バッファにおける第1外部機器からの印刷データ量に応じて、印刷態様を変更して、当該印刷データの印刷を実行する。この印刷態様の変更により、請求項1に係る印刷装置は、第1外部機器から送信される印刷データを、画質を低下させることなく被記録媒体に印刷することができる。
請求項2記載の印刷装置は、印刷制御手段により、印刷バッファにおける第1外部機器からの印刷データ量に応じて、第1外部機器からの印刷データに基づく逐次印刷の印刷速度を変更し得る。
即ち、第1外部機器からの印刷データを逐次印刷している間に、第2外部機器からデータが送信された結果、逐次印刷に係る印刷データの受信が滞った場合でも、当該印刷装置は、十分な量の印刷データを確保しておくことができ、実行中の逐次印刷を中断することなく継続できる。つまり、当該印刷装置は、第1外部機器に係る逐次印刷に係る処理と、第2外部機器からのデータ送信に係る処理を同時に並行して実行することができ、複数の外部機器からのデータに同時に対応しうる。又、第2外部機器からのデータの送信の終了等により、当該処理負担が解消された場合にも対応できるので、当該逐次印刷をできるだけ迅速に完了し得る。
請求項3記載の印刷装置によれば、第1外部機器から送信された印刷データを所定の標準印刷速度で逐次印刷を実行している場合に、データ量検出手段により、当該逐次印刷に係る印刷データ量が所定量以下と検出された時は、当該逐次印刷の印刷速度を、前記標準印刷速度よりも遅い第1印刷速度に変更する。
これにより、当該印刷装置は、所定期間内において、逐次印刷の実行により印刷バッファから消去される印刷データ量を、第1外部機器から受信した印刷データ量よりも少なくできる。つまり、当該印刷装置は、第2外部機器からのデータを受信することにより、第1外部機器からの印刷データの受信が滞った場合であっても、十分な量の逐次印刷に係る印刷データを印刷バッファ内に確保できる。この結果、当該印刷装置は、逐次印刷実行中に第2外部機器からのデータを受信した場合でも、逐次印刷を中断することなく、継続して実行することができ、逐次印刷の中断に伴う結果物の画質低下を防止しうる。
請求項4記載の印刷装置によれば、第1外部機器から送信された印刷データに基づいて、標準印刷速度よりも遅い第1印刷速度で逐次印刷を実行している場合に、データ量検出手段により、当該逐次印刷に係る印刷データ量が所定量よりも多く検出された時は、当該逐次印刷の印刷速度を標準印刷速度に変更する。
これにより、第2外部機器からのデータの送信が終了した場合等、逐次印刷に係る印刷データの受信遅滞が解消し、十分な量の逐次印刷に係る印刷データが印刷バッファ内に確保された場合には、第1印刷速度よりも速い標準印刷速度で、当該逐次印刷が実行される。従って、当該印刷装置によれば、遅い第1印刷速度で必要以上に逐次印刷が実行されることはなく、逐次印刷をより迅速に終了することができる。
請求項5記載の印刷装置は、逐次印刷による印刷データの印刷を行うことができ、更に、外部機器から送信された印刷データの全てを前記印刷バッファに格納した後、当該印刷データを前記印刷手段により印刷するバッファリング印刷によっても、印刷データを被記録媒体に印刷できる。
そして、データ量検出手段により検出された第1外部機器からの印刷データ量が所定量以下である場合に、当該印刷装置は、逐次印刷で実行されている印刷データの印刷を、バッファリング印刷に変更して実行しうる。
従って、当該印刷装置によれば、逐次印刷実行中に、第2外部機器からのデータ通信により、逐次印刷に係る印刷データの受信遅滞が生じ、印刷バッファ内に十分な量の逐次印刷に係る印刷データが確保できなくなった場合、実行中であった印刷をバッファリング印刷により実行する。
上述したように、バッファリング印刷は印刷データの全てを受信した後に印刷を行うものである。従って、バッファリング印刷に変更した後に、第2外部機器からのデータの送信に伴い過度の処理負担が当該印刷装置にかかったとしても、実行中の印刷データに係る印刷を中断することなく実行し得る。
又、逐次印刷実行中に第2外部機器からのデータの送信が行われ、印刷バッファ内における印刷データの不足により逐次印刷が中断した場合であっても、当該印刷装置は、再開後の印刷をバッファリング印刷で行うため、逐次印刷の中断に基づく画質の低下を最小限に留め得る。
請求項6記載の印刷装置によれば、一の外部機器(即ち、第1外部機器又は第2外部機器)の接続が検出された場合、接続されている外部機器からの印刷データを逐次印刷により実行する。そして、当該印刷装置は、複数の外部機器(即ち、第1外部機器及び第2外部機器)の接続が検出された場合、何れの外部機器からの印刷データもバッファリング印刷により実行する。
従って、逐次印刷実行中に、他の外部機器からデータの送信が行われることはないため、逐次印刷が中断されることはない。この結果、当該印刷装置は、ユーザに、良好な画質の逐次印刷による印刷結果を提供しうる。
又、複数の外部機器が接続されている場合、当該印刷装置は、バッファリング印刷により、各外部機器からの印刷データに基づく印刷を実行する。これにより、当該印刷装置は、一の外部機器からの印刷データを印刷している際に、他方の外部機器からデータが送信された場合であっても、実行中の印刷データに基づく印刷結果を良好な画質で提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る印刷装置を、テープ印刷装置1に具体化した一実施形態(第1実施形態)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るテープ印刷装置1の概略構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るテープ印刷装置1の外観斜視図である。図2は、テープ印刷装置1にロールシートホルダ3が装着された状態を示す斜視図である。
図1乃至図3に示すように、テープ印刷装置1は、樹脂製の本体筐体2と、上カバー5と、を備えて構成されている。そして、図2、図3に示すように、本体筐体2には、ロールシートホルダ収納部4が形成されている。当該ロールシートホルダ収納部4には、ロールシートホルダ3が収納される。
ここで、図2に示すように、ロールシートホルダ3には、所定幅のロールシート3Aが巻回されている。ここで、当該ロールシート3Aは、自己発色性を有する長尺状の感熱シート(所謂、サーマルペーパー)や、感熱シートの片面に粘着剤を介して離形紙が貼り合わされた長尺状のラベルシート等で構成される。
そして、本体筐体2の後側上端縁部には、透明樹脂製の上カバー5が、前記ロールシートホルダ収納部4の上側を覆うように開閉自在に取り付けられている。この上カバー5は、図1〜図3に示すように、側面視略半円形状に形成されている。
また、本体筐体2の前面には、フロントカバー6が配設されている。このフロントカバー6には、シート排出口6Aと、操作部7が形成されている。シート排出口6Aは、印刷されたロールシート3Aを外部に排出する。そして、操作部7は、テープ印刷装置1に対する電源投入操作が行われる電源ボタン等種々のボタンにより構成されている。
また、図1、図2に示すように、本体筐体2の前面下端縁部には、トレイ部材9が回動自在に取り付けられている。このトレイ部材9の内側には、トレイ収納部47が形成されている(図3参照)。そして、トレイ部材9の端部には、排出トレイ48が回動可能に取り付けられている。従って、トレイ収納部47には、内側方向に回動された排出トレイ48が、トレイ部材9に係止された状態で収納されている。
また、図3に示すように、本体筐体2の背面部には、インレット10が配設されている。このインレット10には、電源コード(図示せず)が接続される。
同様に、本体筐体2の背面部には、第1通信用インターフェイス68と、第2通信用インターフェイス69とが配設されている。第1通信用インターフェイス68は、第1外部機器100(例えば、パーソナルコンピュータ)との接続に用いられるインターフェイスである(図4参照)。テープ印刷装置1における第1通信用インターフェイス68は、USBコネクタ(Universal Serial Bus)であり、第1外部機器100との間におけるデータ通信を直接的に行い得る。(図4、図5参照)。そして、第2通信用インターフェイス69は、第2外部機器200(例えば、第1外部機器100とは別のパーソナルコンピュータ)との接続に用いられるインターフェイスである(図4、図5参照)。図5に示すように、テープ印刷装置1における第2通信用インターフェイス69は、Ethernet(登録商標)用コネクタであり、ローカルエリアネットワーク網Nを介して、第2外部機器200との間におけるデータ通信を行い得る。
また、図2に示すように、テープ印刷装置1においては、ホルダ支持部材23が、ロールシートホルダ収納部4の側端縁部(図2中、右側側端縁部)に配設されている。このホルダ支持部材23は、幅方向上方に開口した側面視略縦長Uの字状の第1位置決め溝部24を有している。
そして、ロールシートホルダ収納部4にロールシートホルダ3を収納する際、ロールシートホルダ3の取付部材21が、当該第1位置決め溝部24に嵌め込まれる。この取付部材21は、ロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材20に形成されている。そして、当該取付部材21は、位置決め保持部材20の外側方向に突設され、断面略矩形状に形成されている。
また、載置部29が、挿入口26(図3参照)の近傍に設けられている。挿入口26には、ロールシート3Aが挿入される。そして、載置部29は、挿入口26の後端縁部からロールシートホルダ収納部4の前側上端縁部まで略水平に延出されて形成されている。
そして、この載置部29には、ロールシート3Aの複数の幅寸法に対応する位置に溝部が形成されている。当該溝部には、ロールシートホルダ3を構成するガイド部材28の端部が上方から嵌め込まれる。
従って、上記載置部29の溝部、ホルダ支持部材23により、ロールシートホルダ3は、ロールシートホルダ収納部4の所定位置に位置決めされる。上述したように、所定位置に装着されたロールシートホルダ3には、ロールシート3Aが巻回されている。図3に示すように、当該ロールシート3Aは、ロールシートホルダ3から、挿入口26を経由して、シート排出口6Aに至る移動経路に沿って搬送される。
次に、本実施形態に係るテープ印刷装置1の内部構成について図面を参照しつつ詳細に説明する。図3は、テープ印刷装置の内部構成を示す側断面図である。
図3に示すように、シート排出口6Aの下方において、カッターユニット8が本体筐体2内部に配設されている。このカッターユニット8は、ロールシート3Aを切断する為のユニットである。当該カッターユニット8は、固定刃8Aと、可動刃8Bと、切断用モータ8Cから構成されている。固定刃8Aは、ロールシート3Aの移動経路の上方に固設されている。一方、可動刃8Bは、ロールシート3Aの移動経路下方の初期位置から、前記固定刃8Aの位置まで上下方向に移動可能に配設されている。そして、切断用モータ8Cは、DCモータ等で構成されており、可動刃8Bの移動に用いられる。
テープ印刷装置1においては、ロールシート3Aを切断する場合、可動刃8Bは、切断用モータ8Cの駆動に基づいて、上下方向に往復移動される。これにより、可動刃8Bの移動経路上に位置するロールシート3Aは、固定刃8Aと可動刃8Bにより挟み込まれて切断される。そして、固定刃8A、可動刃8Bによって切断されたロールシート3Aは、シート排出口6Aから排出される。
また、挿入口26のロールシート搬送方向下流側には、プラテンローラ35が回転自在に軸支されている。このプラテンローラ35は、後述する搬送モータ72の駆動により回転駆動する(図4参照)。
そして、プラテンローラ35の下方には、サーマルヘッド32が、上下方向に揺動可能に配設されている。サーマルヘッド32は、その上面に複数の発熱素子を備えており、各発熱素子の発熱態様を制御することにより、ロールシート3Aに所望の印刷を施すことができる。
又、当該サーマルヘッド32は、下方に揺動している場合、ロールシート3Aの移動経路よりも下方に位置する。つまり、ロールシート3Aは、プラテンローラ35の下端と、サーマルヘッド32の上面の間を移動し得る。
そして、上方に揺動すると、サーマルヘッド32は、プラテンローラ35の下端に当接する位置に移動する。この時、サーマルヘッド32の上面に配設されている発熱素子は、プラテンローラ35の下端に当接する。従って、移動経路上にロールシート3Aがある場合、サーマルヘッド32を上方に移動することにより、ロールシート3Aは、プラテンローラ35方向に押圧される。即ち、テープ印刷装置1は、サーマルヘッド32を上方向に移動することで、ロールシート3Aに対する印刷が可能な状態となる。
そして、図3に示すように、本体筐体2の内部には、制御基板40が配設されている。この制御基板40は、制御回路部等を備えている。当該制御回路部は、第1外部機器100や第2外部機器200(即ち、パーソナルコンピュータ等)からの指令により、サーマルヘッド32等の各機構部の駆動制御を行う。
尚、本体筐体2の内部には、制御基板40の他に、電源基板等の各種機構及び制御回路が配設されている。
次に、テープ印刷装置1の制御系構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図4は、テープ印刷装置1の制御系構成を示すブロック図である。
制御回路部61は、本体筐体2内部に配設された制御基板40(図3参照)上に形成される。この制御回路部61は、CPU62、CGROM63、ROM64、EEPROM65、RAM66、入出力インターフェイス67、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69等を備えている。
そして、バス線70は、CPU62、CGROM63、ROM64、EEPROM65、RAM66、入出力インターフェイス67、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69を相互に接続しており、相互間のデータ通信を可能としている。
そして、CPU62は、テープ印刷装置1における制御の中枢を担う中央演算処理装置であり、後述するROM64に記憶されている各種のプログラムを実行し、各種の演算処理を行なう。
ROM64は、テープ印刷装置1の制御上必要な各種データや制御プログラムが格納されている記憶装置である。従って、このROM64は、後述する逐次印刷処理プログラム(図6等参照)を格納している。
又、ROM64は、各シート判別センサS1〜S5からの信号と、ロールシート3Aの種別、感熱シートの材質、ロールシート幅等が対応付けられて記憶している。従って、CPU62は、シート判別センサS1〜S5からの信号に基づいて、装着されているロールシート3Aの詳細(例えば、ロールシート3Aの種別等)を判別でき、ロールシート3Aの種別等に応じた印刷を行い得る。
更に、ROM64は、多数の文字等のキャラクタの夫々に対するアウトラインデータを、コードデータに対応付けて記憶している。当該アウトラインデータは、各キャラクタの輪郭線を規定するデータであり、書体(ゴシック系書体、明朝体系書体等)毎に分類されて記憶されている。
また、RAM66は、CPU62による各種の演算結果を一時的に記憶する記憶装置である。当該RAM66は、印刷バッファ66A、ワーク領域66B等の各種記憶領域を有している。
印刷バッファ66Aは、印刷を実行する際に、複数の文字や記号等の印刷用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等から構成されるドットパターンデータを格納する記憶領域である。当該ドットパターンデータは、前記ROM64等に格納されているアウトラインデータに基づいて、印刷バッファ66A上に展開される。そして、サーマルヘッド32は、印刷バッファ66Aに展開されたドットパターンデータに従って印刷データに基づく印刷をロールシート3Aに施す。
CGROM63は、各キャラクタに対応するドットパターンデータを記憶している。印刷を実行する際には、CPU62は、アウトラインデータに基づくドットパターンデータをCGROM63から読み出し、印刷バッファ66Aに展開する。
そして、EEPROM65は、テープ印刷装置1の電源をオフしても記憶内容を保持している記憶装置である。当該EEPROM65は、第1外部機器100等から受信した外字データ等のドットパターンデータや各種図柄データのドットパターンデータ等に登録番号を付して記憶し得る。
そして、入出力インターフェイス67には、シート判別センサS1〜S5、ヘッド駆動回路71、搬送モータ駆動回路73、切断用モータ駆動回路75が夫々接続されている。
シート判別センサS1〜S5は、ロールシートホルダ収納部4に収納されたロールシートホルダ3に対応する信号を出力するセンサである。上述したように、CPU62は、出力された信号に基づいて、ロールシート3Aの種別等を判別し得る。
ヘッド駆動回路71は、サーマルヘッド32の駆動制御を行う際に用いられる回路である。CPU62は、このヘッド駆動回路71を介して、サーマルヘッド32の駆動態様を制御し、印刷データに基づく印刷を実行する。
搬送モータ駆動回路73は、プラテンローラ35を回転駆動する搬送モータ72の駆動制御を行う際に用いられる回路である。そして、切断用モータ駆動回路75は、カッターユニット8を往復移動させる切断用モータ8Cの駆動制御を行う際に用いられる回路である。
また、第1通信用インターフェイス68は、上述したように、外部機器と接続可能なインターフェイスであり、接続された外部機器との間におけるデータの送受信を行い得る。第1実施形態においては、テープ印刷装置1は、当該第1通信用インターフェイス68を介して、第1外部機器100と接続されている(図4、図5参照)。従って、第1通信用インターフェイス68は、テープ印刷装置1と、第1外部機器100の間のデータ通信(例えば、第1外部機器100からテープ印刷装置1への印刷データの送信等)を行い得る。
そして、第2通信用インターフェイス69は、第1通信用インターフェイス68と同様に、外部機器と接続し、接続された外部機器との間のデータの送受信を行い得るインターフェイスである。第1実施形態において、テープ印刷装置1は、当該第2通信用インターフェイス69、ローカルエリアネットワーク網Nを介して、第2外部機器200と接続されている(図4、図5参照)。従って、第2通信用インターフェイス69は、ローカルエリアネットワーク網Nを介して、テープ印刷装置1と、第2外部機器200との間のデータ通信を行い得る。
ここで、第1実施形態に係るテープ印刷装置1は、外部機器(即ち、第1外部機器100、第2外部機器200)から送信された印刷データを、逐次印刷によりロールシート3Aに印刷し得る。逐次印刷とは、印刷データの受信を行いつつ、当該印刷データの印刷を実行する印刷態様である。即ち、この逐次印刷の場合、テープ印刷装置1は、或る外部機器から送信された印刷データの一部を受信しつつ、既に受信している当該印刷データの他の部分を印刷する。従って、この逐次印刷を実行する場合、CPU62は、逐次印刷に係る処理として、複数の処理(印刷データの一部を印刷する処理と、当該印刷データの他の部分を受信する処理等)を並行して行う(図7参照)。
そして、第1実施形態に係るテープ印刷装置1は、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69により、第1外部機器100、第2外部機器200に接続されている。従って、テープ印刷装置1は、一方の外部機器から送信された印刷データの逐次印刷中に、他方の外部機器からのデータを受信することもある。この場合、当該テープ印刷装置1は、他方の外部機器からのデータに対する処理も要求されるため、更に多くの処理を並行して実行することが要求される。
次に、第1実施形態に係るテープ印刷装置1の逐次印刷処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図6は、第1逐次印刷処理プログラムのフローチャートである。尚、この逐次印刷処理プログラムは、テープ印刷装置1において逐次印刷を行う場合に、CPU62により実行される。又、以下の説明においては、或る外部機器(例えば、第1外部機器100)から送信された印刷データを逐次印刷している場合に、他方の外部機器(例えば、第2外部機器200)からデータが送信されているものとする。
逐次印刷処理プログラムの実行を開始すると、CPU62は、先ず、印刷バッファ66Aを参照し、現在実行中の逐次印刷に係る印刷データのデータ量が逐次印刷必要量M以上であるか否かを判断する(S1)。ここで、逐次印刷必要量Mは、逐次印刷を確実に継続して実行する為に必要な印刷データ量であり、第1実施形態においては、48ライン分の印刷データ量をいう。
ここで、上述したように、或る外部機器(例えば、第1外部機器100)からの印刷データに基づく逐次印刷実行中に、他の外部機器(例えば、第2外部機器200)からデータが送信された場合、これらの処理を並行して実行することは、テープ印刷装置1に対する過度の処理負担となる。この過度の処理負担により、逐次印刷に係る処理(例えば、当該印刷データの受信処理等)が遅滞し得る。逐次印刷に係る印刷データの受信処理が遅滞すると、随時、ロールシート3Aへの印刷に伴い消去される印刷データの量を下回る場合が生じうる。この場合、印刷バッファ66A内の印刷データ量は、漸次減少することになる。そして、印刷バッファ66A内の印刷データが少なくなってしまうと、CPU62は、印刷すべき印刷データが足りなくなるため、逐次印刷を一時中断しなければならなくなる。
即ち、このS1において、CPU62は、逐次印刷実行中における他の外部機器からのデータの受信処理が過度の処理負担となり、逐次印刷に係る印刷データの受信が遅滞しているか否かを判断している。又、このS1の判断処理は、逐次印刷を中断せざるを得ない状態となる虞の有無を判断する処理と換言し得る。
印刷バッファ66A内の逐次印刷中の印刷データ量が逐次印刷必要量M以上である場合(S1:YES)、CPU62は、当該逐次印刷に係る印刷速度を標準速度に設定する(S2)。印刷速度を標準速度に設定した後、CPU62は、データ変換処理(S4)に処理を移行する。
一方、印刷バッファ66A内の逐次印刷中の印刷データ量が逐次印刷必要量M未満である場合(S1:NO)、CPU62は、当該逐次印刷に係る印刷速度を低速度に設定する(S3)。ここで、低速度とは、標準速度の半分程度の印刷速度である。印刷速度が変更された場合、テープ印刷装置1においては、ロールシート3Aの搬送速度や、サーマルヘッド32の発熱素子に対する電圧印加タイミング等が変更される。印刷速度を低速度に変更した後、CPU62は、データ変換処理(S4)に処理を移行する。
続くS4では、CPU62は、データ変換処理を実行する。このデータ変換処理(S4)においては、CPU62は、外部機器から受信した逐次印刷に係る印刷データを、ドットパターンデータに変換し、印刷バッファ66Aに格納する。データ変換処理(S4)を終了すると、CPU62は、S5に処理を移行する。
S5に移行すると、CPU62は、印刷処理を実行する。この印刷処理(S5)では、CPU62は、印刷バッファ66Aに格納されている印刷データ(即ち、ドットパターンデータ等)に基づいて、サーマルヘッド32の発熱態様を制御し、ロールシート3Aに対して、当該印刷データに基づく印刷を施す。所定量(例えば、1ライン分)の印刷データを印刷した後、CPU62は、印刷処理(S5)を終了し、S6に処理を移行する。
尚、当該印刷処理(S6)において、CPU62は、ロールシート3Aに印刷した部分に相当する印刷データ(ドットパターンデータ)を、印刷バッファ66Aから消去する。
S6においては、CPU62は、逐次印刷に係る印刷データに基づく印刷を完了しているか否かを判断する。逐次印刷の対象である印刷データの印刷を完了している場合(S6:YES)、CPU62は、逐次印刷処理プログラムを終了する。一方、未だ逐次印刷の対象である印刷データの印刷を完了していない場合(S6:NO)、CPU62は、S7に処理を移行する。
S7では、CPU62は、印刷データ受信処理を実行する。この印刷データ受信処理(S7)において、CPU62は、外部機器から送信された印刷データを受信し、RAM66に格納する。この時受信される印刷データは、当該逐次印刷に係る印刷データの一部を構成するデータであり、未だ受信、印刷がなされていない部分のデータである。受信した印刷データをRAM66に格納した後、CPU62は、印刷データ受信処理(S7)を終了し、S1に処理を戻す。
S1に処理を戻すことにより、CPU62は、既に受信している逐次印刷に係る印刷データを、ロールシート3Aに印刷しうる。又、CPU62は、当該印刷データを全て受信していない場合(即ち、未受信の部分がある場合)、逐次印刷に係る印刷データの未受信部分の受信を行い得る。
次に、第1実施形態に係る逐次印刷処理プログラムを実行した場合におけるテープ印刷装置1の状態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図7は、第1実施形態に係る逐次印刷処理プログラム実行時におけるテープ印刷装置1の状態を示す説明図である。
この図7は、第1外部機器100からの印刷データを逐次印刷している場合に、第2外部機器200からデータを受信する際の第1実施形態に係るテープ印刷装置1の処理負担の状況及び印刷バッファ66Aの状況を示している。
そして、図7では、テープ印刷装置1の処理負担の状況変化及び印刷バッファ66Aの状況変化を、ライン印刷所要期間単位で示している。ここで、ライン印刷所要期間とは、1ライン分の印刷データをロールシート3Aに印刷する際に要する期間であり、上記逐次印刷処理プログラム(図6参照)のS1〜S7の処理を一通り実行するために要する期間と換言することもできる。
又、図7は、第1外部機器100からの印刷データの逐次印刷している場合に、第2外部機器200からデータ通信があった或る時点からのライン印刷所要時間単位の状況変化を示しており、第1ライン印刷所要時間、第2ライン印刷所要時間、第3ライン印刷所要時間、第4ライン印刷所要時間の順で経過時間を示している。
先ず、第1ライン印刷所要期間におけるテープ印刷装置1の状況について説明する。この場合、テープ印刷装置1のCPU62は、上記逐次印刷処理プログラム(図6参照)を実行しているので、データ変換処理(S4)、印刷処理(S5)、印刷データ受信処理(S7)を実行している。そして、上述したように、当該テープ印刷装置1に対しては、第2外部機器200からデータが送信されているので、CPU62は、当該第2外部機器200から送信されるデータに対する処理(以下、他データ受信処理という)も同時期に実行している。尚、この第1ライン印刷所要期間においては、CPU62は、「印刷速度:標準速度」により逐次印刷を実行している。
従って、逐次印刷に係る処理(即ち、データ変換処理、印刷処理、印刷データ受信処理)と同時期に、他データ受信処理を実行することになるので、CPU62には、過度の処理負担がかかる。この結果、印刷データ受信処理により受信する印刷データ量が、印刷処理で印刷される印刷データ量を下回る。
この結果、第1ライン印刷所要期間の下方に示すように、印刷バッファ66A内の印刷データ量は、第1ライン印刷所要期間を経過すると、逐次印刷必要量Mを若干上回る量まで減少する。
続く第2ライン印刷所要期間においても、同様に、第1外部機器100からの印刷データの逐次印刷を行いつつ、第2外部機器200に対する他データ受信処理を実行している。そして、上述したように、第2ライン印刷所要期間移行時における印刷バッファ66Aには、逐次印刷必要量M以上の印刷データが存在しているので(S1:YES)、標準速度により逐次印刷を実行する(S2)。
そうすると、第1ライン印刷所要期間と同様に、逐次印刷に基づく処理負担と、他データ受信処理に基づく処理負担により、逐次印刷に係る印刷データの受信が遅滞する。従って、第2ライン印刷所要期間においても、印刷データ受信処理により受信する印刷データ量が、印刷処理で印刷される印刷データ量を下回る。
この結果、第2ライン印刷所要期間の下方に示すように、第2ライン印刷所要期間を経過すると、印刷バッファ66A内の印刷データ量は、第1ライン印刷所要期間経過時から更に減少し、逐次印刷必要量Mを下回る。
つまり、第3ライン印刷所要期間移行時に、印刷バッファ66A内の印刷データ量が逐次印刷必要量Mを下回るので(S1:NO)、CPU62は、印刷速度を低速度に設定し、第3ライン印刷所要期間における逐次印刷処理プログラムを実行する。この第3ライン印刷所要期間では、CPU62は、同様に、逐次印刷に係る処理及び他データ受信処理を実行する。
上述したように、第3ライン印刷所要期間は、印刷速度が低速度に設定されているので(S2)、1ラインを印刷するために要する期間は、より標準速度設定時と比較して長期になる。即ち、低速度に設定された第3ライン印刷所要期間は、標準速度による第1ライン印刷所要期間、第2ライン印刷所要期間よりも長期間となる。
これにより、第3ライン印刷所要期間においては、CPU62は、逐次印刷に係る処理及び他データ受信処理に、より多くの時間をかけることができる。つまり、第1実施形態に係るテープ印刷装置1は、逐次印刷の印刷速度を低速度に設定することにより、逐次印刷に係る処理と、他データ受信処理の並行処理に基づく処理負担を軽減し、逐次印刷に係る処理(即ち、印刷データ受信処理(S7))を確実に実行しうる。具体的には、テープ印刷装置1は、第3ライン印刷所要期間において、逐次印刷により印刷バッファ66Aから消去される印刷データ量を上回る印刷データ量を、印刷データ受信処理(S7)により受信できる。
この結果、第3ライン印刷所要期間の下方に示すように、第3ライン印刷所要期間を経過すると、印刷バッファ66A内の印刷データ量は、第2ライン印刷所要期間経過時の印刷データ量と比較して増加し、逐次印刷必要量Mを若干下回る量となる。
そして、第4ライン印刷所要期間移行時において、印刷バッファ66Aに逐次印刷必要量Mを下回る印刷データ量が格納されているので(S1:NO)、CPU62は、低速度設定に基づく逐次印刷に係る処理及び他データ受信処理を行う。従って、当該第4ライン印刷所要期間においても、テープ印刷装置1は、逐次印刷に係る処理及び他データ受信処理の並行処理に基づく処理負担を軽減し得る。
これにより、第3ライン所要期間と同様に、テープ印刷装置1は、第4ライン印刷所要期間においても、逐次印刷により印刷バッファ66Aから消去される印刷データ量を上回る印刷データ量を、印刷データ受信処理(S7)により受信できる。
この結果、第4ライン印刷所要期間の下方に示すように、第4ライン印刷所要期間を経過すると、印刷バッファ66A内の印刷データ量は、第3ライン印刷所要期間経過時の印刷データ量と比較して更に増加し、逐次印刷必要量Mを上回る量となる。
尚、図示しないが、次のライン印刷所要期間に移行する場合、印刷バッファ66Aに逐次印刷必要量Mを上回る量の印刷データが格納されているので(S1:YES)、当該ライン印刷所要期間における逐次印刷に係る処理は、低速度設定から、標準速度設定に変更される(S2)。
以上説明したように、第1実施形態に係るテープ印刷装置1によれば、或る外部機器(例えば、第1外部機器100)からの印刷データを逐次印刷している間に、他の外部機器(例えば、第2外部機器200)からのデータを受信し、過度の処理負担がCPU62等にかかった場合、印刷バッファ66A内の印刷データ量に応じて、印刷速度をより低速度に変更する。
これにより、テープ印刷装置1は、受信する逐次印刷に係る印刷データ量を、逐次印刷による印刷に伴い印刷バッファ66Aから消去される印刷データ量よりも多くできる。即ち、第1実施形態に係るテープ印刷装置1は、過度の処理負担がかかった場合であっても、逐次印刷の継続に十分な量の印刷データを、印刷バッファ66A内に確保することができ、実行中の逐次印刷の中断を防止できる。そして、逐次印刷の中断を防止することにより、繋ぎ印刷等が生じなくなるので、テープ印刷装置1は、逐次印刷の中断に伴う画質の低下を防止することができる。
又、第1実施形態に係るテープ印刷装置1は、低速度により逐次印刷を実行している場合に、印刷バッファ66Aに格納されている印字データ量が、逐次印刷必要量M以上となれば(S1:YES)、低速度より速い標準速度に設定変更して、当該逐次印刷を実行する。従って、当該テープ印刷装置1によれば、逐次印刷に係る印刷速度が一度低速度に変更された後、終始低速度で逐次印刷されることはなく、印刷速度は、印刷バッファ66A内の印刷データ量に応じて適宜変更される。これにより、当該テープ印刷装置1は、印刷バッファ66A内の印刷データ量に基づきつつ、より迅速に、印刷結果物をユーザに提供することができる。
(第2実施形態)
続いて、上述した第1実施形態とは異なる実施形態(第2実施形態)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。この第2実施形態に係るテープ印刷装置1は、上述した第1実施形態に係るテープ印刷装置1と基本的に同様の構成である。具体的には、第2実施形態に係るテープ印刷装置1は、第1実施形態に係るテープ印刷装置1と、逐次印刷処理プログラムの内容が相違している。従って、この第2実施形態においては、第1実施形態と相違する逐次印刷処理プログラムの内容について、図8を参照しつつ詳細に説明する。図8は、第2実施形態に係るテープ印刷装置の逐次印刷処理プログラムのフローチャートである。
第2実施形態に係るテープ印刷装置1の逐次印刷処理プログラムは、第1実施形態と同様、テープ印刷装置1において逐次印刷を行う場合に、CPU62により実行される。又、以下の説明においては、或る外部機器(例えば、第1外部機器100)から送信された印刷データを逐次印刷している場合に、他方の外部機器(例えば、第2外部機器200)からデータが送信されているものとする。
第2実施形態に係る逐次印刷処理プログラムの実行を開始すると、CPU62は、先ず、印刷バッファ66Aを参照し、現在実行中の逐次印刷に係る印刷データのデータ量が逐次印刷必要量M以上であるか否かを判断する(S11)。ここで、逐次印刷必要量Mは、逐次印刷を確実に継続して実行する為に必要な印刷データ量であり、第2実施形態においても、48ライン分の印刷データ量をいう。
この第2実施形態においても、或る外部機器(例えば、第1外部機器100)からの印刷データに基づく逐次印刷実行中に、他の外部機器(例えば、第2外部機器200)からデータが送信された場合、これらの処理を並行して実行することは、テープ印刷装置1に対する過度の処理負担となる。そして、この過度の処理負担により、逐次印刷に係る処理(例えば、当該印刷データの受信処理等)が遅滞し、印刷バッファ66A内の印刷データ量は、漸次減少しうる。そして、印刷バッファ66A内の印刷データが少なくなってしまうと、CPU62は、印刷すべき印刷データが足りなくなるため、逐次印刷を一時中断しなければならなくなる。
即ち、このS11において、CPU62は、逐次印刷実行中における他の外部機器からのデータの受信処理が過度の処理負担となり、逐次印刷に係る印刷データの受信が遅滞しているか否かを判断している。又、このS11の判断処理は、逐次印刷を中断せざるを得ない状態となる虞の有無を判断する処理と換言し得る。
印刷バッファ66A内の逐次印刷中の印刷データ量が逐次印刷必要量M以上である場合(S11:YES)、CPU62は、データ変換処理(S12)に処理を移行する。一方、印刷バッファ66A内の逐次印刷中の印刷データ量が逐次印刷必要量M未満である場合(S1:NO)、CPU62は、印刷停止処理(S16)に処理を移行する。
S12に移行すると、CPU62は、データ変換処理を実行する。このデータ変換処理(S12)は、既に説明した第1実施形態におけるデータ変換処理(S4)と同様の処理である。従って、データ変換処理(S12)についての詳細な説明は省略する。データ変換処理(S12)を終了した後、CPU62は、印刷処理(S13)に処理を移行する。
続くS13では、CPU62は、印刷処理を実行する。この印刷処理(S13)は、既に説明した第1実施形態における印刷処理(S5)と同様の処理である。従って、印刷処理(S13)についての詳細な説明は省略する。印刷処理(S13)を終了した後、CPU62は、S14に処理を移行する。
S14においては、CPU62は、逐次印刷に係る印刷データに基づく印刷を完了しているか否かを判断する。逐次印刷の対象である印刷データの印刷を完了している場合(S14:YES)、CPU62は、逐次印刷処理プログラムを終了する。一方、未だ逐次印刷の対象である印刷データの印刷を完了していない場合(S14:NO)、CPU62は、S15に処理を移行する。
S15では、CPU62は、印刷データ受信処理を実行する。この印刷データ受信処理(S15)において、CPU62は、外部機器から送信された逐次印刷用の印刷データを受信し、RAM66に格納する。逐次印刷用の印刷データをRAM66に格納した後、CPU62は、印刷データ受信処理(S15)を終了し、S11に処理を戻す。
一方、印刷バッファ66A内の印刷データ量が逐次印刷必要量Mを下回っている場合(S11:NO)に移行するS16においては、CPU62は、印刷停止処理を実行する。上述したように、印刷バッファ66A内の印刷データ量が逐次印刷必要量Mを下回っている場合とは、逐次印刷を中断せざるを得ない状態となる可能性が高い状態である。従って、この場合には、CPU62は、印刷停止処理(S16)を実行し、逐次印刷により印刷していた当該印刷データの印刷を一時的に中断する。印刷停止処理(S16)により、逐次印刷を一時中断した後、CPU62は、S17に処理を移行する。
S17に移行すると、CPU62は、印刷データ受信処理を実行する。この印刷データ受信処理(S17)では、CPU62は、上述した逐次印刷用の印刷データを受信する印刷データ受信処理(S15)と異なり、バッファリング印刷用の印刷データを受信する。具体的には、CPU62は、印刷停止処理(S16)で中断された時点以後の部分に相当するバッファリング印刷用の印刷データを受信する。その後、CPU62は、S18に処理を移行する。
S18においては、CPU62は、バッファリング印刷用の全ての印刷データを受信したか否かを判断する。全ての印刷データを受信している場合(S18:YES)、CPU62は、バッファリング印刷処理(S19)に処理を移行する。一方、未だ全ての印刷データの受信を完了していない場合(S18:NO)、CPU62は、印刷データ受信処理(S17)に処理を戻す。これにより、第2実施形態に係るテープ印刷装置1は、バッファリング印刷用の印刷データの全てを受信するまで、当該印刷データの受信処理及び他の外部機器からのデータに対する処理を並行して実行する。
S19に移行すると、CPU62は、バッファリング印刷処理を実行する。このバッファリング印刷処理(S19)では、CPU62は、ロールシート3Aに対して、上述した印刷データ受信処理(S17)で受信した印刷データを、1ライン毎に印刷する処理である。尚、このバッファリング印刷処理(S19)の詳細については後に図面を参照しつつ説明する。
印刷データ受信処理(S17)で受信した全ての印刷データを、ロールシート3Aに印刷すると、CPU62は、バッファリング印刷処理(S19)を終了する。そして、バッファリング印刷処理(S19)の終了後、CPU62は、逐次印刷処理プログラムを終了する。
次に、上記バッファリング印刷処理(S19)で実行されるバッファリング印刷処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図9は、バッファリング印刷処理プログラムのフローチャートである。
バッファリング印刷処理(S19)に移行すると、CPU62は、先ず、データ変換処理(S21)を実行する。このデータ変換処理(S21)では、CPU62は、印刷データ受信処理(S17)で受信した印刷データの1ライン分のデータを、ドットパターンデータに変換し、印刷バッファ66Aに格納する。1ライン分の印刷データの変換を終了すると、CPU62は、印刷処理(S22)に処理を移行する。
S22においては、CPU62は、印刷処理を実行する。この印刷処理(S22)においては、CPU62は、データ変換処理(S21)で変換された1ライン分の印刷データに基づいて、サーマルヘッド32の発熱素子に通電し、ロールシート3Aに対する印刷を行う。1ライン分の印刷データに基づいて、ロールシート3Aに印刷した後、CPU62は、印刷処理(S22)を終了し、S23に処理を移行する。
S23に移行すると、CPU62は、印刷データ受信処理(S17)で受信した印刷データの全てをロールシート3Aに印刷したか否かを判断する。全ての印刷データの印刷を完了している場合(S23:YES)、CPU62は、バッファリング印刷処理プログラムを終了する。一方、未だ受信した全ての印刷データの印刷を完了していない場合(S23:NO)、CPU62は、データ変換処理(S21)に処理を戻す。これにより、CPU62は、印刷データ受信処理(S17)で受信した印刷データの内、次ライン分の印刷データに対するデータ変換処理(S21)、印刷処理(S22)を実行し得る。
次に、第2実施形態に係る逐次印刷処理プログラム(図8)を実行した場合におけるテープ印刷装置1の状態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図10は、第2実施形態に係る逐次印刷処理プログラム実行時におけるテープ印刷装置1の状態を示す説明図である。
この図9は、第1外部機器100からの印刷データを逐次印刷している場合に、第2外部機器200からデータを受信する際の第2実施形態に係るテープ印刷装置1の処理負担の状況及び印刷バッファ66Aの状況を示している。
又、図9は、第1外部機器100からの印刷データの逐次印刷している場合に、第2外部機器200からデータ通信があった或る時点からのライン印刷所要時間単位の状況変化を示している。
第1実施形態と同様に、第2実施形態に係るテープ印刷装置1は、第1ライン印刷所要期間、第2ライン印刷所要期間において、逐次印刷に係る処理(即ち、データ変換処理(S12)、印刷処理(S13)、印刷データ受信処理(S15))と共に、他データ受信処理を実行している。従って、第2実施形態においても、CPU62には、過度の処理負担がかかる。この結果、印刷データ受信処理(S15)により受信する印刷データ量が、印刷処理で印刷される印刷データ量を下回る。つまり、第1ライン印刷所要期間、第2ライン印刷所要期間を順次経過することで、印刷バッファ66A内の印刷データ量は漸次減少していく。そして、第2印刷所要期間を経過した時点では、印刷バッファ66A内の印刷データ量は、逐次印刷必要量Mを下回る(S11:NO)。
この結果、第2ライン印刷所要期間経過時において、CPU62は、印刷停止処理(S16)を実行する。その後、CPU62は、印刷データ受信処理(S17)により、バッファリング印刷用の印刷データを受信する。
そして、CPU62は、印刷停止処理(S16)、印刷データ受信処理(S17)を実行している間、他データ受信処理を並行して実行する。この場合、逐次印刷に係る処理(即ち、データ変換処理、印刷処理、印刷データ受信処理)と同時期に、他データ受信処理を実行する場合と異なり、実行する処理が減少することになるので、処理負担を軽減することができる(図10参照)。
印刷データ受信処理(S17)により、バッファリング印刷用の印刷データの全てを受信すると、第2実施形態に係るテープ印刷装置1では、第3ライン印刷所要期間が開始される。この第3ライン所要期間では、既にバッファリング印刷用の印刷データの全てを受信しているので、CPU62は、データ変換処理(S21)、印刷処理(S22)を実行するのみで、ロールシート3Aに対して、印刷データに基づく印刷を施すことができる。
尚、第3ライン印刷所要期間経過後は、CPU62は、印刷データ受信処理(S17)で受信した全ての印刷データの印刷を完了するまで、バッファリング印刷により、当該印刷データをロールシート3Aに印刷する。
上述したように、バッファリング印刷は、逐次印刷と異なり、より処理負担の少ない状態で印刷データの印刷を実行し得る。従って、他データ受信処理と、バッファリング印刷に係る処理を並行して実行する場合であっても、当該バッファリング印刷に係る処理が滞ることはなく、バッファリング印刷が中断することもない。つまり、第2実施形態に係るテープ印刷装置1では、印刷停止処理(S16)による中断後は、バッファリング印刷により当該印刷データの印刷が実行されるので、印刷停止処理(S16)による中断後の印刷が中断することはなく、印刷結果物における印刷中断による画質低下が生じる部分を最小限に留めることができる。
以上説明したように、第2実施形態に係るテープ印刷装置1においては、或る外部機器(例えば、第1外部機器100)からのデータを逐次印刷している場合に、他の外部機器(例えば、第2外部機器200)に係る他データ受信処理を実行すると、これらの処理を並行して実行することで、印刷データの受信遅滞が生じうる。
この場合において、当該印刷データの受信遅滞に起因して、印刷バッファ66A内の印刷データ量が逐次印刷必要量Mを下回ると、CPU62は、逐次印刷により実行していた印刷を一度中断し(S16)、バッファリング印刷により再開して実行する(S17〜S19)。
これにより、第2実施形態に係るテープ印刷装置1によれば、一度、過度の処理負担による印刷データの受信遅滞が生じた場合、その後の印刷をバッファリング印刷により実行するので、当該その後の印刷においては、過度の処理負担がかかることは無い。即ち、第2実施形態に係るテープ印刷装置1は、その後の印刷部分の印刷中断を防止することができ、印刷結果物における逐次印刷の中断に基づく画質の低下を最小限に留め得る。
(第3実施形態)
次に、上述した第1実施形態、第2実施形態とは異なる実施形態(第3実施形態)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。この第3実施形態に係るテープ印刷装置1は、上述した第1実施形態に係るテープ印刷装置1と基本的に同様の構成である。具体的には、第3実施形態に係るテープ印刷装置1は、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69近傍の構成と、第3実施形態に係るテープ印刷装置1で実行される制御プログラムが相違する。従って、第3実施形態においては、上記相違点について詳細に説明する。
先ず、第3実施形態に係るテープ印刷装置1の第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69近傍の構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図11は、第3実施形態に係るテープ印刷装置1の制御系の一部を示すブロック図である。尚、この図11に示す部分以外は、第1実施形態に係るテープ印刷装置1の制御系ブロック図(図4参照)と同様である。
図11に示すように、第3実施形態においても、第1通信用インターフェイス68は、第1外部機器100と接続可能であり、テープ印刷装置1と第1外部機器100との間におけるデータ通信をおこなうインターフェイスである。この点、第3実施形態では、第1接続検出センサ81が、第1通信用インターフェイス68に対して接続されている。この第1接続検出センサ81は、第1通信用インターフェイス68に対して、第1外部機器100が接続されていることを検出するセンサである。
同様に、第3実施形態に係る第2通信用インターフェイス69は、第2外部機器200と接続可能であり、テープ印刷装置1と第2外部機器200との間におけるデータ通信をおこなうインターフェイスである。この点、第3実施形態では、第2接続検出センサ82が、第2通信用インターフェイス69に対して接続されている。この第2接続検出センサ82は、第2通信用インターフェイス69に対して、第2外部機器200が接続されていることを検出するセンサである。
尚、第1接続検出センサ81、第2接続検出センサ82は、単純に第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69に接続ケーブルが接続されていることのみを検出するものである。
この点、第1接続検出センサ81、第2接続検出センサ82は、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69を介して、第1外部機器100、第2外部機器200との間で、通信可能に接続されているか否かを検出するものであってもよい。
次に、第3実施形態に係るテープ印刷装置1における印刷制御処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図12は、第3実施形態に係るテープ印刷装置1の印刷制御処理プログラムのフローチャートである。この印刷制御処理プログラムは、第3実施形態に係るテープ印刷装置1に対して、第1外部機器100、第2外部機器200から印刷データが送信され、当該印刷データをロールシート3Aに印刷する際にCPU62により実行される。
図12に示すように、印刷制御処理プログラムの実行が開始されると、CPU62は、先ず、外部機器との接続態様が単独接続であるか否かを判断する(S31)。即ち、CPU62は、第1接続検出センサ81、第2接続検出センサ82からの検出信号に基づいて、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69の何れか一方に外部機器が接続されているか否かを判断する。単独接続である場合(S31:YES)、CPU62は、逐次印刷実行処理(S33)に処理を移行する。一方、単独接続ではない場合、即ち、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69の何れも外部機器と接続されている場合(S31:NO)、CPU62は、バッファリング印刷処理(S32)に処理を移行する。
複数の外部機器と接続されている場合(S31:NO)に移行するS32では、CPU62は、バッファリング印刷処理を実行する。このバッファリング印刷処理(S32)では、CPU62は、第2実施形態に係るバッファリング印刷処理プログラムと同様の処理を実行する。ここで、当該バッファリング印刷処理プログラムについては、既に図9を参照しつつ詳細に説明しているので、再度の説明は省略する。バッファリング印刷処理(S32)を終了すると、CPU62は、印刷制御処理プログラムを終了する。
一方、単独接続の場合、即ち、一の外部機器のみと接続されている場合(S31:YES)に移行するS33では、CPU62は、逐次印刷実行処理を実行する。この逐次印刷実行処理(S33)では、CPU62は、後述する逐次印刷実行処理プログラムを実行することにより、印刷データをロールシート3Aに対して逐次印刷する。逐次印刷実行処理プログラムの詳細については、後述する。印刷データの逐次印刷を完了すると、CPU62は、印刷制御処理プログラムを終了する。
続いて、第3実施形態において、逐次印刷実行処理(S33)で実行される逐次印刷実行処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図13は、逐次印刷実行処理プログラムのフローチャートである。
逐次印刷実行処理(S33)に移行し、逐次印刷実行処理プログラムが開始されると、CPU62は、先ず、印刷バッファ66A内の印刷データ量が逐次印刷必要量M以上であるか否かを判断する(S41)。即ち、CPU62は、第1実施形態におけるS1と同様の判断処理を行う。逐次印刷必要量M以上の印刷データが印刷バッファ66Aに格納されている場合(S41:YES)、CPU62は、データ変換処理(S46)に処理を移行する。一方、印刷バッファ66A内の印刷データ量が逐次印刷必要量M未満である場合(S41:NO)、CPU62は、印刷停止処理(S42)に処理を移行する。
S42に移行すると、CPU62は、印刷停止処理を実行する。この印刷停止処理(S42)は、第2実施形態における印刷停止処理(S16)と同様の処理である。従って、再度の説明は省略する。印刷停止処理(S42)の後、CPU62は、S43に処理を移行する。
S43においては、CPU62は、印刷データ受信処理を実行する。この印刷データ受信処理(S43)では、CPU62は、逐次印刷用の印刷データを外部機器から受信する。そして、印刷データ受信処理(S43)の後、CPU62は、印刷バッファ66A内の印刷データ量が逐次印刷必要量M以上であるか否かを判断する(S44)。印刷データ量が逐次印刷必要量M以上である場合(S44:YES)、CPU62は、印刷再開処理(S45)に処理を移行する。一方、印刷データ量が逐次印刷必要量M未満である場合(S44:NO)、CPU62は、印刷データ受信処理(S43)に処理を戻す。
即ち、第3実施形態に係るテープ印刷装置1では、印刷データ量が一度、逐次印刷必要量M未満となると、印刷を停止し、停止した状態で、逐次印刷必要量M以上の印刷データを受信するまで処理を待機する。
逐次印刷必要量M以上の印刷データを受信し、S45に移行すると、CPU62は、印刷再開処理を実行する。この印刷再開処理(S45)では、印刷停止処理(S42)により中断された逐次印刷を再開する処理である。この印刷再開処理(S45)において、CPU62は、所謂繋ぎ印刷に係る処理を行う。即ち、CPU62は、印刷停止直前に印刷した部分を再度印刷しなおす処理を行う。印刷再開処理(S45)の後、CPU62は、S46に処理を移行する。
S46では、CPU62は、データ変換処理を実行する。このデータ変換処理(S46)は、第1実施形態に係るデータ変換処理(S4)と同様の処理である。従って、このデータ変換処理(S46)に関する説明は省略する。データ変換処理(S46)終了後、CPU62は、S47に処理を移行する。
続くS47では、CPU62は、印刷処理を実行する。この印刷処理(S47)は、第1実施形態に係る印刷処理(S5)と同様の処理である。従って、この印刷処理(S47)についても、その説明を省略する。印刷処理(S47)終了後、CPU62は、S48に処理を移行する。
S48に移行すると、CPU62は、逐次印刷に係る印刷データの全てをロールシート3Aに印刷したか否かを判断する。全ての印刷データの印刷を完了している場合(S48:YES)、CPU62は、逐次印刷実行処理プログラムを終了する。一方、未だ印刷データの印刷を完了していない場合(S48:NO)、CPU62は、S49に処理を移行する。
S49においては、CPU62は、印刷データ受信処理を実行する。この印刷データ受信処理(S49)は、上述した印刷データ受信処理(S43)と同様の処理である。従って、当該印刷データ受信処理(S49)に関する説明は省略する。印刷データ受信処理(S49)の後、CPU62は、S41に処理を戻す。
次に、第3実施形態に係るテープ印刷装置1において、複数の外部機器が接続されている場合の印刷時の状況変化について説明する。図14は、第3実施形態に係るテープ印刷装置1において、複数の外部機器が接続されている場合の状況変化に関する説明図である。
図14に示す場合、複数の外部機器(例えば、第1外部機器100、第2外部機器200)がテープ印刷装置1に接続されているので(S31:NO)、CPU62は、バッファリング印刷により、一の外部機器(例えば、第1外部機器100)からの印刷データをロールシート3Aに印刷する(S33)。
上述したように、バッファリング印刷処理プログラムにおいては、CPU62は、先ず、対象である印刷データの全てを受信してから、当該印刷データを1ライン毎にロールシート3Aに対して印刷する。従って、第2実施形態におけるバッファリング印刷実行時と同様に、バッファリング印刷用の印刷データを受信している間に、他の外部機器から送信されたデータに対する処理(即ち、他データ受信処理)を並行して実行しても、過度の処理負担となることはない。
又、図14中の第1ライン印刷所要期間〜第3ライン印刷所要期間に示すように、バッファリング印刷によりロールシート3Aに印刷を施している場合に、他データ受信処理を行った場合であっても、第3実施形態に係るテープ印刷装置1において、これらの処理が過度の処理負担となることはない。即ち、第3実施形態に係るテープ印刷装置1は、バッファリング印刷実行中に、他の外部機器からデータが送信されたとしても、印刷を中断することなく、印刷中断に基づく画質の低下のない印刷結果物を提供できる。
そして、第3実施形態に係るテープ印刷装置1においては、単独接続の場合のみ、逐次印刷による印刷が実行される。つまり、逐次印刷実行中に、他の外部機器からデータが送信されることは無い。この結果、逐次印刷に係る処理と他データ受信処理を並行して行う事態が生じることもないので、過度の処理負担が、第3実施形態に係るテープ印刷装置1にかかることもない。
以上説明したように、第3実施形態に係るテープ印刷装置1によれば、第1外部機器100又は第2外部機器200の一方が接続された単独接続である場合には(S31:YES)、当該外部機器からの印刷データを逐次印刷により印刷する(S33)。そして、当該テープ印刷装置1は、第1外部機器100、第2外部機器200の何れもが接続されている場合(S31:NO)、バッファリング印刷により、外部機器からの印刷データを印刷する(S32)。
即ち、当該テープ印刷装置1によれば、逐次印刷実行中に、他の外部機器からデータの送信が行われることはないため、逐次印刷が中断されることはない。この結果、当該テープ印刷装置1は、良好な画質の印刷結果をユーザに提供しうる。
又、当該テープ印刷装置1は、一の外部機器からの印刷データを印刷している際に、他方の外部機器からデータが送信された場合であっても、バッファリング印刷により印刷しているので、実行中の印刷データに基づく印刷結果を良好な画質で提供することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、第1通信用インターフェイス68における第1外部機器100との接続態様と、第2通信用インターフェイス69における第2外部機器200との接続態様を異なる態様としていたが、この態様に限定するものではない。即ち、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69のいずれにおいても、直接、第1外部機器100、第2外部機器200と接続するように構成し得る。同様に、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69の何れにおいても、ネットワーク通信網(例えば、ローカルエリアネットワーク網N)を介して、第1外部機器100、第2外部機器200と接続するように構成摺ることも可能である。
第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69は、上記実施形態におけるUSBコネクタ等に限定されるものではなく、種々の態様を採用することができる。又、第1外部機器100、第2外部機器200は、パーソナルコンピュータに限定されるものではなく、種々変更することができる。例えば、外部機器として、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話等を用いることも可能である。
テープ印刷装置の外観斜視図である。 テープ印刷装置1にロールシートホルダ3が装着された状態を示す斜視図である。 テープ印刷装置の内部構成を示す側断面図である。 テープ印刷装置の制御系を示すブロック図である。 テープ印刷装置と各外部機器との接続態様の一例を示す説明図である。 第1実施形態に係るテープ印刷装置の逐次印刷処理プログラムのフローチャートである。 第1実施形態に係るテープ印刷装置の状況変化を示す説明図である。 第2実施形態に係るテープ印刷装置の逐次印刷処理プログラムのフローチャートである。 第2実施形態に係るテープ印刷装置のバッファリング印刷処理プログラムのフローチャートである。 第2実施形態に係るテープ印刷装置の状況変化を示す説明図である。 第3実施形態に係るテープ印刷装置の各通信用インターフェイス近傍の制御系を示すブロック図である。 第3実施形態に係るテープ印刷装置の印刷制御処理プログラムのフローチャートである。 第3実施形態に係るテープ印刷装置の逐次印刷実行処理プログラムのフローチャートである。 第3実施形態に係るテープ印刷装置の状況変化を示す説明図である。
符号の説明
1 テープ印刷装置
32 サーマルヘッド
35 プラテンローラ
61 制御回路部
62 CPU
63 CGROM
64 ROM
65 EEPROM
66 RAM
66A 印刷バッファ
68 第1通信用インターフェイス
69 第2通信用インターフェイス
72 搬送モータ
81 第1接続検出センサ
82 第2接続検出センサ
100 第1外部機器
200 第2外部機器

Claims (6)

  1. 第1外部機器と接続可能であり、当該第1外部機器に対するデータの送受信が可能な第1通信インターフェイスと、
    前記第1外部機器と異なる第2外部機器と接続可能であり、当該第2外部機器に対するデータの送受信が可能な第2通信インターフェイスと、
    前記第1通信インターフェイスを介して接続された第1外部機器及び第2通信インターフェイスを介して接続された第2外部機器から送信された印刷データが格納される印刷バッファと、
    前記印刷バッファに格納された印刷データを被記録媒体に印刷する印刷手段と、
    前記外部機器から送信された印刷データを前記印刷バッファに格納しつつ、格納された当該印刷データを前記印刷手段により被記録媒体に逐次印刷を行う第1制御手段と、
    前記第1外部機器から送信された印刷データに基づく逐次印刷の実行中に、前記第2外部機器からデータの送信が行われた場合に、前記印刷バッファに格納されている前記第1外部機器から送信された印刷データの印刷データ量を検出するデータ量検出手段と、
    前記データ量検出手段により検出された前記印刷バッファにおける第1外部機器からの印刷データ量に応じて、前記第1外部機器からの印刷データに基づく印刷の印刷態様を変更し、前記第1外部機器に係る印刷データの印刷を実行する印刷制御手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記印刷制御手段は、
    前記データ量検出手段により検出された前記印刷バッファにおける第1外部機器からの印刷データ量に応じて、前記第1外部機器からの印刷データに基づく逐次印刷の印刷速度を変更することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2記載の印刷装置において、
    前記印刷制御手段は、
    前記第1外部機器から送信された印刷データに基づいて、所定の標準印刷速度で逐次印刷を実行している場合に、
    前記データ量検出手段により、前記印刷バッファにおける第1外部機器からの印刷データ量が所定量以下と検出された時は、当該第1外部機器からの印刷データに基づく逐次印刷の印刷速度を、前記標準印刷速度よりも遅い第1印刷速度に変更することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項3記載の印刷装置において、
    前記印刷制御手段は、
    前記第1通信インターフェイスを介して、第1外部機器から送信された印刷データに基づいて、前記第1印刷速度で逐次印刷を実行している場合に、
    前記データ量検出手段により、前記印刷バッファ内の第1外部機器からの印刷データ量が所定量よりも多く検出された時は、当該第1外部機器からの印刷データに基づく逐次印刷の印刷速度を、前記標準印刷速度に変更することを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記第1制御手段は、
    前記外部機器から送信された印刷データの全てを前記印刷バッファに格納した後、当該印刷データを前記印刷手段により印刷するバッファリング印刷を実行可能であり、
    前記印刷制御手段は、
    前記データ量検出手段により検出された第1外部機器からの印刷データ量が所定量以下である場合に、前記逐次印刷で実行されている前記第1外部機器に係る印刷データの印刷を、前記バッファリング印刷に変更して実行することを特徴とする印刷装置。
  6. 第1外部機器と接続可能であり、当該第1外部機器に対するデータの送受信が可能な第1通信インターフェイスと、
    前記第1外部機器と異なる第2外部機器と接続可能であり、当該第2外部機器に対するデータの送受信が可能な第2通信インターフェイスと、
    前記第1通信インターフェイスを介して接続された第1外部機器及び第2通信インターフェイスを介して接続された第2外部機器から送信された印刷データが格納される印刷バッファと、
    前記印刷バッファに格納された印刷データを被記録媒体に印刷する印刷手段と、
    前記外部機器から送信された印刷データを前記印刷バッファに格納しつつ、格納された当該印刷データを前記印刷手段により被記録媒体に印刷する逐次印刷と、前記外部機器から送信された印刷データの全てを前記印刷バッファに格納した後、当該印刷データを前記印刷手段により印刷するバッファリング印刷を実行可能な第2制御手段と、
    前記第1通信インターフェイスに第1外部機器が接続されたことを検出する第1接続検出手段と、
    前記第2通信インターフェイスに第2外部機器が接続されたことを検出する第2接続検出手段と、
    前記第1接続検出手段及び第2接続検出手段により、第1外部機器又は第2外部機器のみとの接続が検出された場合、前記逐次印刷により、接続されている外部機器から送信された印刷データの印刷を行い、
    前記第1接続検出手段及び第2接続検出手段により、第1外部機器及び第2外部機器との接続が検出された場合、前記バッファリング印刷により、接続されている外部機器から送信された印刷データの印刷を行う印刷制御手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
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