JP2009073131A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1通信用インターフェイス68を介して接続された第1外部機器100からの印刷データの逐次印刷中に、第2通信用インターフェイス69を介して接続された第2外部機器200からデータ送信があると、テープ印刷装置1は、印刷バッファ66A内の印刷データ量が逐次印刷必要量M以上であれば(S1:YES)、逐次印刷の印刷速度を標準速度に設定する(S2)。逐次印刷必要量M未満の場合(S1:NO)、テープ印刷装置1は、標準速度より遅い低速度に設定する(S3)。テープ印刷装置1は、他の外部機器からのデータに対する処理を行いつつ、設定された印刷速度に基づき逐次印刷を継続する。
【選択図】図6
Description
例えば、或るインターフェイスを介して、外部機器から印刷データを受信し、当該印刷データの印刷実行中に他の外部機器からデータ受信した場合、上記印刷装置は、実行中の印刷処理を継続しつつ、他の外部機器から送信された印刷データを印刷バッファに格納する処理や、他の外部機器に対してビジーを返す処理を行っている。
つまり、逐次印刷を行う印刷装置の場合、複数のインターフェイスから同時期に送信されたデータに対応することができない場合があった。
そして、第1インターフェイスを介して、第1外部機器から送信された印刷データに基づく逐次印刷の実行中に、第2インターフェイスを介して、第2外部機器からデータの送信が行われた場合、当該印刷装置は、印刷バッファに格納されている前記第1外部機器から送信された印刷データの印刷データ量を検出する。検出した印刷バッファにおける逐次印刷に係る印刷データ量に応じて、当該印刷装置は、第1外部機器からの印刷データに基づく印刷の印刷態様を変更し、前記第1外部機器に係る印刷データの印刷を実行する。
この点、当該印刷装置によれば、印刷制御手段により、印刷バッファにおける第1外部機器からの印刷データ量に応じて、印刷態様を変更して、当該印刷データの印刷を実行する。この印刷態様の変更により、請求項1に係る印刷装置は、第1外部機器から送信される印刷データを、画質を低下させることなく被記録媒体に印刷することができる。
即ち、第1外部機器からの印刷データを逐次印刷している間に、第2外部機器からデータが送信された結果、逐次印刷に係る印刷データの受信が滞った場合でも、当該印刷装置は、十分な量の印刷データを確保しておくことができ、実行中の逐次印刷を中断することなく継続できる。つまり、当該印刷装置は、第1外部機器に係る逐次印刷に係る処理と、第2外部機器からのデータ送信に係る処理を同時に並行して実行することができ、複数の外部機器からのデータに同時に対応しうる。又、第2外部機器からのデータの送信の終了等により、当該処理負担が解消された場合にも対応できるので、当該逐次印刷をできるだけ迅速に完了し得る。
これにより、当該印刷装置は、所定期間内において、逐次印刷の実行により印刷バッファから消去される印刷データ量を、第1外部機器から受信した印刷データ量よりも少なくできる。つまり、当該印刷装置は、第2外部機器からのデータを受信することにより、第1外部機器からの印刷データの受信が滞った場合であっても、十分な量の逐次印刷に係る印刷データを印刷バッファ内に確保できる。この結果、当該印刷装置は、逐次印刷実行中に第2外部機器からのデータを受信した場合でも、逐次印刷を中断することなく、継続して実行することができ、逐次印刷の中断に伴う結果物の画質低下を防止しうる。
これにより、第2外部機器からのデータの送信が終了した場合等、逐次印刷に係る印刷データの受信遅滞が解消し、十分な量の逐次印刷に係る印刷データが印刷バッファ内に確保された場合には、第1印刷速度よりも速い標準印刷速度で、当該逐次印刷が実行される。従って、当該印刷装置によれば、遅い第1印刷速度で必要以上に逐次印刷が実行されることはなく、逐次印刷をより迅速に終了することができる。
そして、データ量検出手段により検出された第1外部機器からの印刷データ量が所定量以下である場合に、当該印刷装置は、逐次印刷で実行されている印刷データの印刷を、バッファリング印刷に変更して実行しうる。
上述したように、バッファリング印刷は印刷データの全てを受信した後に印刷を行うものである。従って、バッファリング印刷に変更した後に、第2外部機器からのデータの送信に伴い過度の処理負担が当該印刷装置にかかったとしても、実行中の印刷データに係る印刷を中断することなく実行し得る。
又、逐次印刷実行中に第2外部機器からのデータの送信が行われ、印刷バッファ内における印刷データの不足により逐次印刷が中断した場合であっても、当該印刷装置は、再開後の印刷をバッファリング印刷で行うため、逐次印刷の中断に基づく画質の低下を最小限に留め得る。
従って、逐次印刷実行中に、他の外部機器からデータの送信が行われることはないため、逐次印刷が中断されることはない。この結果、当該印刷装置は、ユーザに、良好な画質の逐次印刷による印刷結果を提供しうる。
又、複数の外部機器が接続されている場合、当該印刷装置は、バッファリング印刷により、各外部機器からの印刷データに基づく印刷を実行する。これにより、当該印刷装置は、一の外部機器からの印刷データを印刷している際に、他方の外部機器からデータが送信された場合であっても、実行中の印刷データに基づく印刷結果を良好な画質で提供することができる。
以下、本発明に係る印刷装置を、テープ印刷装置1に具体化した一実施形態(第1実施形態)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
また、本体筐体2の前面には、フロントカバー6が配設されている。このフロントカバー6には、シート排出口6Aと、操作部7が形成されている。シート排出口6Aは、印刷されたロールシート3Aを外部に排出する。そして、操作部7は、テープ印刷装置1に対する電源投入操作が行われる電源ボタン等種々のボタンにより構成されている。
同様に、本体筐体2の背面部には、第1通信用インターフェイス68と、第2通信用インターフェイス69とが配設されている。第1通信用インターフェイス68は、第1外部機器100(例えば、パーソナルコンピュータ)との接続に用いられるインターフェイスである(図4参照)。テープ印刷装置1における第1通信用インターフェイス68は、USBコネクタ(Universal Serial Bus)であり、第1外部機器100との間におけるデータ通信を直接的に行い得る。(図4、図5参照)。そして、第2通信用インターフェイス69は、第2外部機器200(例えば、第1外部機器100とは別のパーソナルコンピュータ)との接続に用いられるインターフェイスである(図4、図5参照)。図5に示すように、テープ印刷装置1における第2通信用インターフェイス69は、Ethernet(登録商標)用コネクタであり、ローカルエリアネットワーク網Nを介して、第2外部機器200との間におけるデータ通信を行い得る。
そして、ロールシートホルダ収納部4にロールシートホルダ3を収納する際、ロールシートホルダ3の取付部材21が、当該第1位置決め溝部24に嵌め込まれる。この取付部材21は、ロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材20に形成されている。そして、当該取付部材21は、位置決め保持部材20の外側方向に突設され、断面略矩形状に形成されている。
そして、この載置部29には、ロールシート3Aの複数の幅寸法に対応する位置に溝部が形成されている。当該溝部には、ロールシートホルダ3を構成するガイド部材28の端部が上方から嵌め込まれる。
又、当該サーマルヘッド32は、下方に揺動している場合、ロールシート3Aの移動経路よりも下方に位置する。つまり、ロールシート3Aは、プラテンローラ35の下端と、サーマルヘッド32の上面の間を移動し得る。
そして、上方に揺動すると、サーマルヘッド32は、プラテンローラ35の下端に当接する位置に移動する。この時、サーマルヘッド32の上面に配設されている発熱素子は、プラテンローラ35の下端に当接する。従って、移動経路上にロールシート3Aがある場合、サーマルヘッド32を上方に移動することにより、ロールシート3Aは、プラテンローラ35方向に押圧される。即ち、テープ印刷装置1は、サーマルヘッド32を上方向に移動することで、ロールシート3Aに対する印刷が可能な状態となる。
尚、本体筐体2の内部には、制御基板40の他に、電源基板等の各種機構及び制御回路が配設されている。
制御回路部61は、本体筐体2内部に配設された制御基板40(図3参照)上に形成される。この制御回路部61は、CPU62、CGROM63、ROM64、EEPROM65、RAM66、入出力インターフェイス67、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69等を備えている。
そして、バス線70は、CPU62、CGROM63、ROM64、EEPROM65、RAM66、入出力インターフェイス67、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69を相互に接続しており、相互間のデータ通信を可能としている。
又、ROM64は、各シート判別センサS1〜S5からの信号と、ロールシート3Aの種別、感熱シートの材質、ロールシート幅等が対応付けられて記憶している。従って、CPU62は、シート判別センサS1〜S5からの信号に基づいて、装着されているロールシート3Aの詳細(例えば、ロールシート3Aの種別等)を判別でき、ロールシート3Aの種別等に応じた印刷を行い得る。
更に、ROM64は、多数の文字等のキャラクタの夫々に対するアウトラインデータを、コードデータに対応付けて記憶している。当該アウトラインデータは、各キャラクタの輪郭線を規定するデータであり、書体(ゴシック系書体、明朝体系書体等)毎に分類されて記憶されている。
印刷バッファ66Aは、印刷を実行する際に、複数の文字や記号等の印刷用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等から構成されるドットパターンデータを格納する記憶領域である。当該ドットパターンデータは、前記ROM64等に格納されているアウトラインデータに基づいて、印刷バッファ66A上に展開される。そして、サーマルヘッド32は、印刷バッファ66Aに展開されたドットパターンデータに従って印刷データに基づく印刷をロールシート3Aに施す。
シート判別センサS1〜S5は、ロールシートホルダ収納部4に収納されたロールシートホルダ3に対応する信号を出力するセンサである。上述したように、CPU62は、出力された信号に基づいて、ロールシート3Aの種別等を判別し得る。
ヘッド駆動回路71は、サーマルヘッド32の駆動制御を行う際に用いられる回路である。CPU62は、このヘッド駆動回路71を介して、サーマルヘッド32の駆動態様を制御し、印刷データに基づく印刷を実行する。
搬送モータ駆動回路73は、プラテンローラ35を回転駆動する搬送モータ72の駆動制御を行う際に用いられる回路である。そして、切断用モータ駆動回路75は、カッターユニット8を往復移動させる切断用モータ8Cの駆動制御を行う際に用いられる回路である。
一方、印刷バッファ66A内の逐次印刷中の印刷データ量が逐次印刷必要量M未満である場合(S1:NO)、CPU62は、当該逐次印刷に係る印刷速度を低速度に設定する(S3)。ここで、低速度とは、標準速度の半分程度の印刷速度である。印刷速度が変更された場合、テープ印刷装置1においては、ロールシート3Aの搬送速度や、サーマルヘッド32の発熱素子に対する電圧印加タイミング等が変更される。印刷速度を低速度に変更した後、CPU62は、データ変換処理(S4)に処理を移行する。
尚、当該印刷処理(S6)において、CPU62は、ロールシート3Aに印刷した部分に相当する印刷データ(ドットパターンデータ)を、印刷バッファ66Aから消去する。
そして、図7では、テープ印刷装置1の処理負担の状況変化及び印刷バッファ66Aの状況変化を、ライン印刷所要期間単位で示している。ここで、ライン印刷所要期間とは、1ライン分の印刷データをロールシート3Aに印刷する際に要する期間であり、上記逐次印刷処理プログラム(図6参照)のS1〜S7の処理を一通り実行するために要する期間と換言することもできる。
この結果、第1ライン印刷所要期間の下方に示すように、印刷バッファ66A内の印刷データ量は、第1ライン印刷所要期間を経過すると、逐次印刷必要量Mを若干上回る量まで減少する。
そうすると、第1ライン印刷所要期間と同様に、逐次印刷に基づく処理負担と、他データ受信処理に基づく処理負担により、逐次印刷に係る印刷データの受信が遅滞する。従って、第2ライン印刷所要期間においても、印刷データ受信処理により受信する印刷データ量が、印刷処理で印刷される印刷データ量を下回る。
この結果、第2ライン印刷所要期間の下方に示すように、第2ライン印刷所要期間を経過すると、印刷バッファ66A内の印刷データ量は、第1ライン印刷所要期間経過時から更に減少し、逐次印刷必要量Mを下回る。
これにより、第3ライン印刷所要期間においては、CPU62は、逐次印刷に係る処理及び他データ受信処理に、より多くの時間をかけることができる。つまり、第1実施形態に係るテープ印刷装置1は、逐次印刷の印刷速度を低速度に設定することにより、逐次印刷に係る処理と、他データ受信処理の並行処理に基づく処理負担を軽減し、逐次印刷に係る処理(即ち、印刷データ受信処理(S7))を確実に実行しうる。具体的には、テープ印刷装置1は、第3ライン印刷所要期間において、逐次印刷により印刷バッファ66Aから消去される印刷データ量を上回る印刷データ量を、印刷データ受信処理(S7)により受信できる。
この結果、第3ライン印刷所要期間の下方に示すように、第3ライン印刷所要期間を経過すると、印刷バッファ66A内の印刷データ量は、第2ライン印刷所要期間経過時の印刷データ量と比較して増加し、逐次印刷必要量Mを若干下回る量となる。
これにより、第3ライン所要期間と同様に、テープ印刷装置1は、第4ライン印刷所要期間においても、逐次印刷により印刷バッファ66Aから消去される印刷データ量を上回る印刷データ量を、印刷データ受信処理(S7)により受信できる。
この結果、第4ライン印刷所要期間の下方に示すように、第4ライン印刷所要期間を経過すると、印刷バッファ66A内の印刷データ量は、第3ライン印刷所要期間経過時の印刷データ量と比較して更に増加し、逐次印刷必要量Mを上回る量となる。
これにより、テープ印刷装置1は、受信する逐次印刷に係る印刷データ量を、逐次印刷による印刷に伴い印刷バッファ66Aから消去される印刷データ量よりも多くできる。即ち、第1実施形態に係るテープ印刷装置1は、過度の処理負担がかかった場合であっても、逐次印刷の継続に十分な量の印刷データを、印刷バッファ66A内に確保することができ、実行中の逐次印刷の中断を防止できる。そして、逐次印刷の中断を防止することにより、繋ぎ印刷等が生じなくなるので、テープ印刷装置1は、逐次印刷の中断に伴う画質の低下を防止することができる。
続いて、上述した第1実施形態とは異なる実施形態(第2実施形態)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。この第2実施形態に係るテープ印刷装置1は、上述した第1実施形態に係るテープ印刷装置1と基本的に同様の構成である。具体的には、第2実施形態に係るテープ印刷装置1は、第1実施形態に係るテープ印刷装置1と、逐次印刷処理プログラムの内容が相違している。従って、この第2実施形態においては、第1実施形態と相違する逐次印刷処理プログラムの内容について、図8を参照しつつ詳細に説明する。図8は、第2実施形態に係るテープ印刷装置の逐次印刷処理プログラムのフローチャートである。
印刷データ受信処理(S17)で受信した全ての印刷データを、ロールシート3Aに印刷すると、CPU62は、バッファリング印刷処理(S19)を終了する。そして、バッファリング印刷処理(S19)の終了後、CPU62は、逐次印刷処理プログラムを終了する。
バッファリング印刷処理(S19)に移行すると、CPU62は、先ず、データ変換処理(S21)を実行する。このデータ変換処理(S21)では、CPU62は、印刷データ受信処理(S17)で受信した印刷データの1ライン分のデータを、ドットパターンデータに変換し、印刷バッファ66Aに格納する。1ライン分の印刷データの変換を終了すると、CPU62は、印刷処理(S22)に処理を移行する。
又、図9は、第1外部機器100からの印刷データの逐次印刷している場合に、第2外部機器200からデータ通信があった或る時点からのライン印刷所要時間単位の状況変化を示している。
そして、CPU62は、印刷停止処理(S16)、印刷データ受信処理(S17)を実行している間、他データ受信処理を並行して実行する。この場合、逐次印刷に係る処理(即ち、データ変換処理、印刷処理、印刷データ受信処理)と同時期に、他データ受信処理を実行する場合と異なり、実行する処理が減少することになるので、処理負担を軽減することができる(図10参照)。
この場合において、当該印刷データの受信遅滞に起因して、印刷バッファ66A内の印刷データ量が逐次印刷必要量Mを下回ると、CPU62は、逐次印刷により実行していた印刷を一度中断し(S16)、バッファリング印刷により再開して実行する(S17〜S19)。
これにより、第2実施形態に係るテープ印刷装置1によれば、一度、過度の処理負担による印刷データの受信遅滞が生じた場合、その後の印刷をバッファリング印刷により実行するので、当該その後の印刷においては、過度の処理負担がかかることは無い。即ち、第2実施形態に係るテープ印刷装置1は、その後の印刷部分の印刷中断を防止することができ、印刷結果物における逐次印刷の中断に基づく画質の低下を最小限に留め得る。
次に、上述した第1実施形態、第2実施形態とは異なる実施形態(第3実施形態)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。この第3実施形態に係るテープ印刷装置1は、上述した第1実施形態に係るテープ印刷装置1と基本的に同様の構成である。具体的には、第3実施形態に係るテープ印刷装置1は、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69近傍の構成と、第3実施形態に係るテープ印刷装置1で実行される制御プログラムが相違する。従って、第3実施形態においては、上記相違点について詳細に説明する。
この点、第1接続検出センサ81、第2接続検出センサ82は、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69を介して、第1外部機器100、第2外部機器200との間で、通信可能に接続されているか否かを検出するものであってもよい。
即ち、第3実施形態に係るテープ印刷装置1では、印刷データ量が一度、逐次印刷必要量M未満となると、印刷を停止し、停止した状態で、逐次印刷必要量M以上の印刷データを受信するまで処理を待機する。
上述したように、バッファリング印刷処理プログラムにおいては、CPU62は、先ず、対象である印刷データの全てを受信してから、当該印刷データを1ライン毎にロールシート3Aに対して印刷する。従って、第2実施形態におけるバッファリング印刷実行時と同様に、バッファリング印刷用の印刷データを受信している間に、他の外部機器から送信されたデータに対する処理(即ち、他データ受信処理)を並行して実行しても、過度の処理負担となることはない。
即ち、当該テープ印刷装置1によれば、逐次印刷実行中に、他の外部機器からデータの送信が行われることはないため、逐次印刷が中断されることはない。この結果、当該テープ印刷装置1は、良好な画質の印刷結果をユーザに提供しうる。
又、当該テープ印刷装置1は、一の外部機器からの印刷データを印刷している際に、他方の外部機器からデータが送信された場合であっても、バッファリング印刷により印刷しているので、実行中の印刷データに基づく印刷結果を良好な画質で提供することができる。
例えば、本実施形態においては、第1通信用インターフェイス68における第1外部機器100との接続態様と、第2通信用インターフェイス69における第2外部機器200との接続態様を異なる態様としていたが、この態様に限定するものではない。即ち、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69のいずれにおいても、直接、第1外部機器100、第2外部機器200と接続するように構成し得る。同様に、第1通信用インターフェイス68、第2通信用インターフェイス69の何れにおいても、ネットワーク通信網(例えば、ローカルエリアネットワーク網N)を介して、第1外部機器100、第2外部機器200と接続するように構成摺ることも可能である。
32 サーマルヘッド
35 プラテンローラ
61 制御回路部
62 CPU
63 CGROM
64 ROM
65 EEPROM
66 RAM
66A 印刷バッファ
68 第1通信用インターフェイス
69 第2通信用インターフェイス
72 搬送モータ
81 第1接続検出センサ
82 第2接続検出センサ
100 第1外部機器
200 第2外部機器
Claims (6)
- 第1外部機器と接続可能であり、当該第1外部機器に対するデータの送受信が可能な第1通信インターフェイスと、
前記第1外部機器と異なる第2外部機器と接続可能であり、当該第2外部機器に対するデータの送受信が可能な第2通信インターフェイスと、
前記第1通信インターフェイスを介して接続された第1外部機器及び第2通信インターフェイスを介して接続された第2外部機器から送信された印刷データが格納される印刷バッファと、
前記印刷バッファに格納された印刷データを被記録媒体に印刷する印刷手段と、
前記外部機器から送信された印刷データを前記印刷バッファに格納しつつ、格納された当該印刷データを前記印刷手段により被記録媒体に逐次印刷を行う第1制御手段と、
前記第1外部機器から送信された印刷データに基づく逐次印刷の実行中に、前記第2外部機器からデータの送信が行われた場合に、前記印刷バッファに格納されている前記第1外部機器から送信された印刷データの印刷データ量を検出するデータ量検出手段と、
前記データ量検出手段により検出された前記印刷バッファにおける第1外部機器からの印刷データ量に応じて、前記第1外部機器からの印刷データに基づく印刷の印刷態様を変更し、前記第1外部機器に係る印刷データの印刷を実行する印刷制御手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置において、
前記印刷制御手段は、
前記データ量検出手段により検出された前記印刷バッファにおける第1外部機器からの印刷データ量に応じて、前記第1外部機器からの印刷データに基づく逐次印刷の印刷速度を変更することを特徴とする印刷装置。 - 請求項2記載の印刷装置において、
前記印刷制御手段は、
前記第1外部機器から送信された印刷データに基づいて、所定の標準印刷速度で逐次印刷を実行している場合に、
前記データ量検出手段により、前記印刷バッファにおける第1外部機器からの印刷データ量が所定量以下と検出された時は、当該第1外部機器からの印刷データに基づく逐次印刷の印刷速度を、前記標準印刷速度よりも遅い第1印刷速度に変更することを特徴とする印刷装置。 - 請求項3記載の印刷装置において、
前記印刷制御手段は、
前記第1通信インターフェイスを介して、第1外部機器から送信された印刷データに基づいて、前記第1印刷速度で逐次印刷を実行している場合に、
前記データ量検出手段により、前記印刷バッファ内の第1外部機器からの印刷データ量が所定量よりも多く検出された時は、当該第1外部機器からの印刷データに基づく逐次印刷の印刷速度を、前記標準印刷速度に変更することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置において、
前記第1制御手段は、
前記外部機器から送信された印刷データの全てを前記印刷バッファに格納した後、当該印刷データを前記印刷手段により印刷するバッファリング印刷を実行可能であり、
前記印刷制御手段は、
前記データ量検出手段により検出された第1外部機器からの印刷データ量が所定量以下である場合に、前記逐次印刷で実行されている前記第1外部機器に係る印刷データの印刷を、前記バッファリング印刷に変更して実行することを特徴とする印刷装置。 - 第1外部機器と接続可能であり、当該第1外部機器に対するデータの送受信が可能な第1通信インターフェイスと、
前記第1外部機器と異なる第2外部機器と接続可能であり、当該第2外部機器に対するデータの送受信が可能な第2通信インターフェイスと、
前記第1通信インターフェイスを介して接続された第1外部機器及び第2通信インターフェイスを介して接続された第2外部機器から送信された印刷データが格納される印刷バッファと、
前記印刷バッファに格納された印刷データを被記録媒体に印刷する印刷手段と、
前記外部機器から送信された印刷データを前記印刷バッファに格納しつつ、格納された当該印刷データを前記印刷手段により被記録媒体に印刷する逐次印刷と、前記外部機器から送信された印刷データの全てを前記印刷バッファに格納した後、当該印刷データを前記印刷手段により印刷するバッファリング印刷を実行可能な第2制御手段と、
前記第1通信インターフェイスに第1外部機器が接続されたことを検出する第1接続検出手段と、
前記第2通信インターフェイスに第2外部機器が接続されたことを検出する第2接続検出手段と、
前記第1接続検出手段及び第2接続検出手段により、第1外部機器又は第2外部機器のみとの接続が検出された場合、前記逐次印刷により、接続されている外部機器から送信された印刷データの印刷を行い、
前記第1接続検出手段及び第2接続検出手段により、第1外部機器及び第2外部機器との接続が検出された場合、前記バッファリング印刷により、接続されている外部機器から送信された印刷データの印刷を行う印刷制御手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
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