JPH11108416A - 人検知の判定方法及び空気調和機 - Google Patents

人検知の判定方法及び空気調和機

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JPH11108416A
JPH11108416A JP9270091A JP27009197A JPH11108416A JP H11108416 A JPH11108416 A JP H11108416A JP 9270091 A JP9270091 A JP 9270091A JP 27009197 A JP27009197 A JP 27009197A JP H11108416 A JPH11108416 A JP H11108416A
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一 島山
Mitsuru Toyoda
満 豊田
Hajime Takada
元 高田
Hiroyuki Nunokawa
廣之 布川
Manabu Ishihara
学 石原
Kensuke Matsumoto
健助 松本
Toru Fujisawa
透 藤沢
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    • F24F2120/00Control inputs relating to users or occupants
    • F24F2120/10Occupancy
    • F24F2120/12Position of occupants

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的な空調を行うための的確な人検知。 【解決手段】 サブリモコンの電源スイッチがオン操作
されると、カウンタをリセット/スタートさせ、人検知
センサから出力されるオン信号が入力されると、時間t
1 の計測を開始する(ステップ212〜ステップ21
6)と共に、オフしている時間t2 を計測しながら時間
2 が一定時間(1秒)以上のオン信号をカウントする
(ステップ218〜ステップ236)。このカウント値
Cが所定の時間(10秒以内)内で3回に達すると(ス
テップ222で肯定判定)、人を検知したと判定する
(ステップ238)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線を吸収する
焦電素子等の赤外線センサを用いて人検知を行うときの
人検知の判定方法及び、所定の領域内の人の有無を判定
して空調する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機(以下「エアコン」と言う)
は、被空調室内に設けられている室内機(室内ユニッ
ト)の熱交換器を通過させることによって温調した空気
を被空調室内へ吹き出して、被空調室内の空気調和を図
るようになっている。
【0003】このようなエアコンでは、エアコンの運転
操作を行うリモコンスイッチに温度センサを設け、主に
この温度センサ(リモコンセンサに設けた温度センサ)
によって検出した温度が設定温度となるように空調制御
している。すなわち、リモコンスイッチは、被空調室内
に居る人が操作するものであり、このリモコンスイッチ
の温度が被空調室内に居る人の体感温度に近い。したが
って、リモコンスイッチの温度センサによって検出した
温度を設定温度とすることにより、被空調室内が快適な
空調状態であると感じられる。
【0004】ところで、エアコンの室内ユニットの取付
け位置は、被空調室内の全域へ向けて空調風を吹き出す
ことができる位置が好ましく、これにより、室内の全域
を快適な空調状態とすることができる。
【0005】近年、エアコンによって空調する被空調室
は広くなりつつあり、また、L字形状等に形成されれる
など、形状も多様化している。一方、室内ユニットの取
付け位置は、窓や扉、梁等を避ける必要があり、制約を
受けることが多い。このため、1台の室内機で広い室内
の全域を均一に空調するためには、空調能力の高いエア
コンが必要となる。
【0006】しかし、省エネの観点からは、広い被空調
室内の全域を均一に空調するのは好ましくない。すなわ
ち、被空調室内が広くても、人が居るスペースは限られ
ていることが多く、広い被空調室内の全域を空調するこ
とは人のいないスペースへも温調した空気を行き渡らせ
ることになり、その分、空調能力を高くする必要が生じ
ていることになる。
【0007】このような空調時の省エネを考えた場合、
人の居るスペースを重点的に空調することが好ましい。
このために、室内ユニットは、人の居る時間が最も長い
領域(主空調領域とする)を空調するように設置され
る。
【0008】室内ユニットの取付け位置は、被空調室の
全域を一様に空調することを考えた場合、被空調室内の
全域を見渡すことができる位置であることが好ましい
が、主空調領域を空調するように室内ユニットを取付け
るときには、室内ユニットが主空調領域を正面に見るよ
うに取付けられ、広い室内の全域を見渡すことができる
位置(例えば中央部)でないことが多い。
【0009】ところで、主空調領域を重点的に空調する
ように室内ユニットを取付けたときにも、この主空調領
域以外の領域ないし室内全体を空調したくなることがあ
る。このために、室内ユニットの吹出し口に設けられた
左右フラップによって空調風の吹出し方向をかえること
により主空調領域以外の領域へ向けて空調風を吹出しよ
うにすることができる。
【0010】このようにエアコンによって主空調領域以
外の予め設定した領域(副空調領域とする)を空調する
ために、吹出し口に設けられた左右フラップを自動的に
スイングさせて副空調領域へ空調風が吹き出されるよう
にすることが考えられる。
【0011】一方、副空調領域に人が居ないのに、この
副空調領域を空調することは、主空調領域を空調するた
めの効率が低下すると共に、省エネの観点からも好まし
くない。このために、人検知センサによって副空調領域
に人が居るか居ないかを検出し、人が居るときにのみ左
右フラップをスイングさせるか、左右フラップのスイン
グ範囲を変えて、主空調領域と副空調領域のそれぞれに
空調風が行き渡るようにすることが考えられる。
【0012】すなわち、室内ユニットに対して副空調領
域の位置を予め設定しておき、この副空調領域に人が居
ることを検出したときに、主空調領域へ向けてられたい
る空調風の吹出し方向を、主空調領域と副空調領域の双
方へ交互に向けられるように左右フラップをスイングさ
せる。これによって、副空調領域に人が居るときにの
み、この副空調領域を空調することができる。
【0013】このような人の検知に用いられる人検知セ
ンサには、例えば人体から発せられる赤外線を焦電素子
によって検出し、検出した赤外線の量が変化することに
より、人の有無を判定するものがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人体か
ら発する赤外線の変化から人の有無を判定する場合、人
検知センサが設けられた副空調領域内を人が通過するだ
けでも人を検知することになる。このため、この検知結
果に基づいて副空調領域内を空調しようとすると、副空
調領域内を人が通過するだけでも空調してしまうことに
なってしまうと言う問題がある。
【0015】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、所定の領域内に人が居るときに適切に空調するた
めの人検知の判定方法及び空気調和機を提案することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の人検知の判定方
法は、予め定めた領域内から発せられる赤外線を検出す
る赤外線センサが、検出している赤外線の量の変化に応
じて出力するオン信号に基づいて前記領域内の人の有無
を判定する人検知の判定方法であって、所定の時間内に
一定時間以上の間隔を開けて前記赤外線センサが所定回
数オンしたときに、前記領域内に人が居ると判定するこ
とを特徴とする。
【0017】この発明によれば、所定の時間内の赤外線
センサのオン回数及び赤外線センサがオフしてから次に
オンするまでの時間を計測し、この計測結果に基づいて
人が居るか否かを判定する。
【0018】赤外線センサにより人を検知する範囲内を
人が通過するときには、通過する人が発する赤外線の変
化があるので、赤外線センサがオフしている時間が短く
なる。また、人が赤外線センサの前を通過する時間は、
数秒程度と見ることができる。すなわち、人が通過する
ときの赤外線センサの出力は、オフ時間が短く、一定時
間以上の間隔でオンする回数は少ないと判断できる。
【0019】ここから、所定時間内(例えば10秒程
度)に一定時間以上(例えば1秒以上)の間隔を開けて
オンした回数が所定値(例えば3回)以上であったとき
に、人が通過しているのではなく、その場所に居ると的
確に判断することができる。
【0020】本発明の請求項2に係る空気調和機は、室
内ユニットの取付けられた被空調室内へ、温調した空気
を室内ユニットの吹出し口から吹き出すことにより空調
する空気調和機であって、前記吹出し口から吹き出され
る空調風の吹出し方向ないし吹出し範囲を偏向する偏向
手段と、前記空調風の吹出し範囲内に予め定めている領
域内の人の有無を検知する人検知手段と、前記人検知手
段の検知結果に基づいて前記領域内の人の有無を判定す
る判定手段と、前記前記判定手段の判定結果に基づいて
前記偏向手段を作動させて前記領域へ向けて空調風を偏
向する偏向制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、予め定めた領域内に人
がいると判定したときに、該領域へ向けて空調風を吹き
出すように空調風の吹出し方向ないし吹出し範囲を偏向
する。
【0022】判定手段は、前記した請求項1に記載の判
定方向を用いることが好ましい。これによって、予め定
めた領域に確実に人が居ると判定したときにのみ、該領
域の空調を行うことができ、的確で且つ効率的な空調が
可能となる。
【0023】請求項3に係る空気調和機は、前記判定手
段が前記領域内に人が居ると判定したときに所定時間、
該領域に人が居ると設定する有人設定手段と、前記有人
設定手段によって人が居ると設定されているときに所定
のインターバルで該領域内に人が居ることを示す信号を
出力する送信手段と、を含み、前記送信手段によって送
信された信号に基づいて前記偏向制御手段が作動するこ
とを特徴とする。
【0024】この発明によれば、予め定めた領域に人が
居ると判定されると、所定時間の間人が居ると設定さ
れ、この設定に基づいて所定のインターバルで信号が送
出される。単に人検知手段の検知結果に基づいて判定を
すると、有人、無人の判定が頻繁に繰り返され、この結
果が逐次送信されることになる。
【0025】これに対して、人が居ると判定されたとき
には、所定時間、有人であると設定し、この設定状態で
あるときに、所定のインターバルで信号を送信すること
により、有人、無人の信号を頻繁に送信する必要がなく
なる。
【0026】また、予め定めた領域に居た人がこの領域
から出て、所定の時間は人が居ると判定されていること
になるため、この領域の空調を停止させる時間を遅らせ
ることができる。これにより、この領域に痛人がこの領
域から出ても、所定時間の間は空調されるので、この領
域から出ている時間が所定の時間よりも短ければ、戻っ
たときにも空調される続けていることになり、快適性が
損なわれることがない。
【0027】なお、人が居なくなったときに空調を停止
する時間を遅らせるときには、有人設定手段のみでな
く、送信手段が信号を送信するときのインターバルによ
っても調整することができる。また、送信手段空の信号
を所定時間(または所定回数)受信しなかったときに、
偏向手段の作動を停止させるようにした場合にも、実質
的に空調を停止する時間を遅らせることができる。した
がって、空調の停止を遅らせる時間は、有人設定手段が
有人と設定している時間に加えて、送信手段が信号を送
信するインターバルや送信手段が送信した信号を受信し
なくなってから偏向制御手段が偏向手段の作動を停止さ
せるまでの時間が含まれるので、これらの時間を、予め
定めた領域が無人となってから該領域の空調を停止する
までの時間(遅延時間)に基づいて設定すれば良い。
【0028】請求項4に係る空気調和機は、前記偏向制
御手段が前記判定手段の判定結果に基づいて第1の領域
または第1の領域と異なる第2の領域ないし第1の領域
及び第2の領域へ向けて空調風が吹き出されるように前
記偏向手段を作動させることを特徴とする。
【0029】この発明によれば、例えば第1の領域を通
常空調が行われる主空調領域とし、第2の領域を必要に
応じて空調を行うために予め定めた領域(副空調領域)
とし、副空調領域内の人を検知したときに、第1の領域
(主空調領域)と第2の領域(副空調領域)の双方を空
調するか、または第2の領域のみを空調する。
【0030】なお、第1及び第2の領域のそれぞれに人
検知手段を設けて、該人検知手段によって人を検知した
と判定された領域の空調を行うようにしても良い。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態を説
明する。
【0032】図2には、本発明を適用した空気調和機
(以下「エアコン10」という)の冷凍サイクルを示し
ている。このエアコン10は、被空調室に設置される室
内ユニット12と室外に設置される室外ユニット14に
よって構成されており、室内ユニット12と室外ユニッ
ト14とは、冷媒を循環させる太管の冷媒配管16A
と、細管の冷媒配管16Bとで接続されている。
【0033】室内ユニット12には、熱交換器18が設
けられており、冷媒配管16A、16Bのそれぞれの一
端がこの熱交換器18に接続されている。また、冷媒配
管16Aの他端は、室外ユニット14のバルブ20Aに
接続されている。このバルブ20Aは、マフラー22A
を介して四方弁24に接続されている。この四方弁24
は、アキュムレータ28を介して及びマフラー22Bを
介してコンプレッサ26に接続されている。
【0034】さらに、室外ユニット14には、熱交換器
30が設けられている。この熱交換器30は、一方が四
方弁24に接続され、他方がキャピラリチューブ32、
ストレーナ34、モジュレータ38を介してバルブ20
Bに接続されている。また、ストレーナ34とモジュレ
ータ38の間には、電動膨張弁36が設けられ、バルブ
20Bには、冷媒配管16Bの他端が接続されている。
これによって、室内ユニット12と室外ユニット14の
間に冷凍サイクルを形成する冷媒の密閉された循環路が
構成されている。
【0035】エアコン10は、コンプレッサ26の運転
によってこの冷凍サイクル中を冷媒が循環されることに
より冷房または暖房運転が可能となっている。
【0036】すなわち、冷房モードでは、コンプレッサ
26によって圧縮された冷媒が熱交換器30へ供給され
ることにより液化され、この液化された冷媒が室内ユニ
ット12の熱交換器18で気化することにより、熱交換
器18を通過する空気を冷却する。また、暖房モードで
は、逆に、コンプレッサ26によって圧縮された冷媒
が、室内ユニット12の熱交換器18で凝縮されること
により放熱し、この冷媒が放熱した熱で熱交換器18を
通過する空気が加熱される。
【0037】図2では矢印によって暖房運転時(暖房モ
ード)と冷房運転時(冷房モードまたはドライモード)
の冷媒の流れを示しており、四方弁24の切り換えによ
って、運転モードが冷房モード(含むドライモード)と
暖房モードが切り換えられ、電動膨張弁36の弁開度を
制御することにより、冷媒の蒸発温度が調整される。な
お、本発明は、任意の構成の空気調和機に適用すること
ができ、エアコン10はその一例を示している。
【0038】図3に示されるように、室内ユニット12
は、吸込み口48と吹出し口50が形成されたケーシン
グ42内に熱交換器18が設けられている。このケーシ
ング42は、ベース板40によって室内の壁面等へ固定
される。
【0039】このケーシング42内には、熱交換器18
と吸込み口48の間にクロスフローファン44とフィル
タ46が配置されており、クロスフローファン44の作
動によって室内の空気がケーシング42内へ吸引され、
フィルタ46及び熱交換器18を通過した後、吹出し口
50から室内へ吹き出される。このとき、室内へ吹き出
される空気が熱交換器18を通過することにより熱交換
器18内を循環される冷媒との間で熱交換が行われ、室
内を空調する温調された空気となる。
【0040】室内ユニット12の吹出し口50には、左
右フラップ52と共に上下フラップ54が設けられてお
り、左右フラップ52及び上下フラップ54によって、
吹出し口50から吹き出される空調風(温調された空
気)の向きが変えられるようになっている。すなわち、
吹出し口50から室内へ吹き出される空気は、上下フラ
ップ54によって上下方向に沿って風向が換えられる。
また、左右フラップ52は、吹出し口50から吹き出す
空気の方向を左右方向(水平方向)に沿って換えるよう
になっている。エアコン10は、上下フラップ54及び
左右フラップ52により吹出し口50から吹き出される
空気の風向を任意に換えることができるようになってい
る。
【0041】図4に示されるように、室内ユニット12
には、電源基板56、コントロール基板58及びパワー
リレー基板60が設けられている。エアコン10を運転
するための電力が供給される電源基板56には、モータ
電源62、制御回路電源64、シリアル電源66及び駆
動回路68が設けられている。また、コントロール基板
58には、シリアル回路70、駆動回路72及びマイコ
ン74が設けられている。
【0042】電源基板56の駆動回路68には、クロス
フローファン44を駆動するファンモータ76(例えば
DCブラシレスモータ)が接続されており、コントロー
ル基板58に設けられているマイコン74からの制御信
号に応じてモータ電源62から駆動電力を供給する。こ
のとき、マイコン74は、駆動回路68からの出力電圧
を12V〜36Vの範囲で256ステップで変化させる
ように制御する。これによって、室内ユニット12の吹
出し口50から吹き出される空調風の風量が調整され
る。
【0043】コントロール基板58の駆動回路72に
は、パワーリレー基板60、左右フラップ52を操作す
る左右フラップモータ77及び上下フラップ54を操作
する上下フラップモータ78が接続されている。パワー
リレー基板60には、パワーリレー80と温度ヒューズ
等が設けられており、マイコン74からの信号によっ
て、パワーリレー80を操作し、室外ユニット14へ電
力を供給するための接点80Aを開閉する。エアコン1
0は、接点80Aが閉じられることにより、室外ユニッ
ト14への電力の供給が可能となる。
【0044】左右フラップモータ77及び上下フラップ
モータ78は、マイコン74の制御信号に応じて制御さ
れて、左右フラップ52及び上下フラップ54のそれぞ
れを操作する。左右フラップ52が左右方向へスイング
されることにより、吹出し口50から吹き出される空気
(空調風)の吹出し方向が左右方向へ換えられ、上下フ
ラップ54が上下方向へスイングされることにより、室
内ユニット12の吹出し口50から吹き出される空気
(空調風)の吹出し方向が上下方向へ換えられる。左右
フラップ52及び上下フラップ54の操作は、吹出し風
が任意の方向へ向けられるように固定でき、また、風向
がランダムに変化するようにも設定できる。
【0045】エアコン10の室内ユニット12では、ク
ロスフローファン44の回転と左右フラップ52及び上
下フラップ54の操作が制御されることにより、所望の
風量及び風向(マニュアルモード)または室内を快適に
するために制御された風量及び風向(自動モード)で、
空調された空気を室内へ吹出す。
【0046】なお、図9に示されるように、左右フラッ
プ52は、室内ユニット12の正面を中心に左右方向に
角度θ0 (全体として角度2θ0 )の範囲で風向を変化
するように制御される。この角度2θ0 は、例えば、従
来約90°の範囲であったのに対して100°〜120
°と広くなるように設定されている。
【0047】図4に示されるように、マイコン74及び
電源基板56のシリアル電源66に接続されているシリ
アル回路70は、室外ユニット14へ接続されるように
なっており、マイコン74は、このシリアル回路70を
介して室外ユニット14との間でシリアル通信を行い、
室外ユニット14の作動を制御する。
【0048】また、室内ユニット12には、リモコンス
イッチ120(図1参照)からの操作信号を受信する受
信回路及び運転表示用の表示LED等を備えた表示基板
82が設けられており、この表示基板82がマイコン7
4に接続されている。図1に示されるように、ケーシン
グ42の前面には、表示基板82の表示部82Aが配置
されており、この表示部82Aにリモコンスイッチ12
0から送出される操作信号を受信する受信部が設けられ
ている。これにより、リモコンスイッチ120を表示部
82Aへ向けて操作することにより、リモコンスイッチ
120からの操作信号が受信部で受信されてマイコン7
4に入力される。
【0049】図4に示されるように、マイコン74に
は、室内温度を検出する室温センサ84及び熱交換器1
8のコイル温度を検出する熱交温度センサ86が接続さ
れ、さらに、コントロール基板58に設けられているサ
ービスLED及び運転切換スイッチ88が接続されてい
る。運転切換スイッチ88は、「通常運転」とメンテナ
ンス時等に行う「試験運転」との切換及び、電源スイッ
チ88Aの接点を開放してエアコン10への運転電力の
供給を遮断する「停止」に切換えられる。通常、この運
転切換スイッチ88は、「通常運転」に設定され電源ス
イッチ88Aの接点が閉じられている。なお、サービス
LEDは、メンテナンス時に点灯操作することにより、
サービスマンに自己診断結果を知らせるようになってい
る。
【0050】室内ユニット12には、室外ユニット14
との間の配線が接続される端子台90が設けられてい
る。この端子台90のターミナル90A、90B、90
Cには、室内ユニット12から室外ユニット14へ供給
する電源用の配線と、室内ユニット12と室外ユニット
14の間でシリアル通信を行うための配線が接続され
る。
【0051】図5に示されるように、室外ユニット14
には、端子台92が設けられており、この端子台92の
ターミナル92A、92B、92Cがそれぞれ室内ユニ
ット12の端子台90のターミナル90A、90B、9
0Cに接続される。
【0052】この室外ユニット14には、整流基板9
4、コントロール基板96が設けられている。コントロ
ール基板96には、マイコン98、ノイズフィルタ10
0A、100B、100C、シリアル回路102及びス
イッチング電源104等が設けられている。
【0053】整流基板94には、ノイズフィルタ100
Aを介して供給される電力を倍電圧整流し、ノイズフィ
ルタ100B、100Cを介して平滑化した直流電力を
スイッチング電源104へ出力する。スイッチング電源
104は、マイコン98と共にインバータ回路106に
接続されており、このインバータ回路106がコンプレ
ッサモータ108に接続されている。インバータ回路1
06は、マイコン98から出力される制御信号に応じた
周波数の電力をコンプレッサモータ108へ出力し、コ
ンプレッサ26を回転駆動する。
【0054】なお、マイコン98は、インバータ回路1
06から出力される電力の周波数が、オフまたは14Hz
以上(上限は運転電流の上限による)の範囲となるよう
に制御しており、これによって、コンプレッサモータ1
08、すなわちコンプレッサ26の回転数が変えられ、
コンプレッサ26の運転能力(エアコン10の冷暖房能
力)が制御される。
【0055】このコントロール基板96には、四方弁2
4及び熱交換器30を冷却するための送風ファン(図示
省略)を駆動するファンモータ110、ファンモータコ
ンデンサ110Aが接続されている。また、室外ユニッ
ト14には、外気温度を検出する外気温度センサ11
2、熱交換器30の冷媒コイルの温度を検出するコイル
温度センサ114及びコンプレッサ26の温度を検出す
るコンプレッサ温度センサ116が設けられており、こ
れらがマイコン98に接続されている。
【0056】マイコン98は、運転モードに応じて四方
弁24を切り換えると共に、室内ユニット12からの制
御信号、外気温度センサ112、コイル温度センサ11
4及びコンプレッサ温度センサ116の検出結果に基づ
いて、ファンモータ110のオン/オフ及びコンプレッ
サモータ108の運転周波数(コンプレッサ26の能
力)等を制御するようになっている。
【0057】また、コントロール基板96には、電動膨
張弁36を開閉駆動するモータ118が接続されてい
る。マイコン98は、モータ118によって電動膨張弁
36の開度を制御する。
【0058】図6(A)及び図6(B)には、エアコン
10の運転操作を行うためのリモコンスイッチ120
(以下「メインリモコン」とする)が示されている。メ
インリモコン120には、表示部122が設けられてい
る。この表示部122には、運転モード、設定温度、室
内温度(室温)、時間に加えて風向、風量等のエアコン
10を運転するときの運転条件が表示されるようになっ
ている。
【0059】また、メインリモコン120には、運転/
停止ボタン124、温度設定ボタン126A、126
B、体感ボタン128と共に、吹出し口50から吹き出
される空気の方向を左右方向へ変更する風向ボタン13
0が設けられている。エアコン10は、運転/停止ボタ
ン124の操作によって運転/停止される。また、温度
設定ボタン126A、126Bによって表示部122に
表示される設定温度(空調するときの目標温度)が変え
られるようになっている。
【0060】メインリモコン120には、スライドカバ
ー134が設けられており、このスライドカバー134
のスライド操作によって、種々の操作ボタンを有する操
作パネル132が露出されるようになっている。
【0061】図6(A)に示されるように、スライドカ
バー134内に隠蔽されている操作パネル132の運転
切換ボタン136によって、エアコン10の運転モード
が自動、暖房、ドライ、冷房、空気清浄、乾燥と順に切
り換えられる。また、操作パネル132内のスイッチ操
作により、吹出し口50から吹出す風量、風向(上下方
向)の切換えが可能であり、また、ハイパワー及び能力
セーブ等の空調能力の選択が可能となっている。さら
に、操作パネル132上のボタン操作によって運転開始
時間、運転停止時間等のタイマー設定が可能となってい
る。
【0062】このメインリモコン120には、内部に温
度センサ(図示省略)が設けられており、操作信号と共
に所定のタイミングで室内ユニット12へ温度センサに
よって検出した室内温度を室内ユニット12へ送出する
ようになっている。
【0063】エアコン10は、メインリモコン120に
よって検出されて送られる室内温度に基づいて空調運転
を行うことができる。すなわち、メインリモコン120
は、エアコン10によって空調される室内のメインエリ
アで操作されることにより、このメインエリアの空調状
態(主に温度)を検出でき、メインリモコン120によ
って検出した温度が設定温度となるように空調運転が行
われる。
【0064】ところで、図1に示されるように、エアコ
ン10の表示部82Aは、メインリモコン120とは別
に設けられるリモコンセンサスイッチ(以下「サブリモ
コン140」と言う)からの信号も合わせて受信する。
このサブリモコン140からの信号は、メインリモコン
120の体感ボタン128の操作によって体感モードに
設定され、さらに風向ボタン130の操作によって風向
(主に左右フラップ52の向き)が「自動」に設定され
ているときに用いられる。
【0065】図7、図8(A)及び図8(B)には、サ
ブリモコン140の概略が示されている。図7に示され
るように、サブリモコン140は、サブリモコン140
の周囲の温度を検出し、検出した温度に応じた信号(例
えば電圧)を出力する温度検出部142と共に、人検知
部144及び位置設定スイッチ146を備えており、ぞ
れぞれが変換部148に接続されている。また、この変
換部148は、通信部150に接続されている。
【0066】人検知部144には、フルネルレンズによ
って集光した遠赤外線を検出する焦電素子を備えた人検
知センサ152が設けられている。図8(A)及び図8
(B)に示されるように、サブリモコン140の中央部
に設けられている半球状のドームカバー154がフルネ
ルレンズによって形成されており、人検知センサ152
は、このドームカバー154の内方に配置され、ドーム
カバー154(フルネルレンズ)を透過した周囲の遠赤
外線を検出するようになっている。
【0067】図7に示されるように、この人検知センサ
152は、検知回路156に接続されている。人検知部
144は、検知回路156が人検知センサ152によっ
て検出した赤外線の変化の有無からサブリモコン140
の周囲(ドームカバー154に対向する所定の領域)の
人の有無を検出する一般的な人検知の構成となってい
る。すなわち、人検知センサ152は、人体から発せら
れる赤外線の変化に応じてオン/オフするようになって
いる。
【0068】人検知回路156は、人検知センサ152
が人体から発せられる赤外線を検出してオンすることに
より、人検知センサ152が人を検出したと判定し、こ
の判定結果が変換部148を介して通信部150へ入力
される。
【0069】人検知回路156には、感度調整器158
が接続されている。図8(B)に示されるように、サブ
リモコン140には、感度調整器158の調整つまみ1
58Aが設けられており、この調整つまみ158Aによ
って人感知センサ152の感度、すなわち、検出距離を
調整することができるようになっている。
【0070】なお、人検知センサ152の感度は、例え
ば約0(感度が最も低い)〜約5mの範囲となってお
り、また、最大感度とすることにより、常に人を検出し
ている状態となる。
【0071】この人検知回路156では、人検知センサ
152がオンすることにより、人を検知したことを示す
信号(人検知信号)を変換部148へ出力する。このと
き、人検知センサ152からのオン信号が所定時間の間
に、一定間隔以上をおいて所定回数入力されることによ
り、人検知信号を出力する。例えば、本実施の形態で
は、人検知センサ152から断続的にオン信号が人検知
回路156へ出力されるときに、人検知回路156が最
初のオン信号を検出してから10秒間に、1秒以上の間
隔で3回以上のオン信号を検出することにより、人を検
知したことを示す信号(人検知信号)を変換部148へ
出力する。
【0072】図8(A)及び図8(B)に示されるよう
に、サブリモコン140には、スライドカバー140A
が設けられており、このスライドカバー140Aを下方
へスライド操作することにより、位置設定スイッチ14
6と共に調整つまみ156Aが開放される。
【0073】図8(B)に示されるように、位置設定ス
イッチ146は、サブリモコン140に対する室内ユニ
ット12の位置に応じて、操作ノブ146Aを「右」、
「中央中」及び「左」の3段階の表示位置へスライド操
作するようになっている。
【0074】図9に示されるように、この操作ノブ14
6Aの操作位置は、サブリモコン140に対して、室内
ユニット12がどの方向にあるかの相対位置として決め
られる。
【0075】変換部148は、温度検出部142、人検
知部144及び位置設定スイッチ146からの入力信号
を、それぞれの信号を予め設定されたコードに基づいて
変換して、通信部150へ出力する。
【0076】また、図8(A)及び図8(B)に示され
るように、サブリモコン140には、サブリモコン14
0をオン/オフする電源スイッチ160が設けられてい
る。通信部150は、電源スイッチ160がオン操作さ
れることにより、オン信号を送出すると共に、温度検出
部142、人検知部144及び位置設定スイッチ146
からの入力に応じた信号の送出を開始する。
【0077】サブリモコン140は、電源スイッチ16
0の操作時と共に、電源スイッチ160がオンされてい
るときに位置設定スイッチ146が操作されることによ
り、位置設定スイッチ146の操作状態及び温度検出部
142で検出している温度に基づいた温度信号を送出す
る。
【0078】変換部148は、人検知回路156から人
検知信号が入力されることにより、一定時間、人の検出
状態であると設定する(人検知設定)。通信部150
は、変換部148が人検知状態で設定されている間は、
予め設定されたインターバルで位置及び温度を示す信号
を送出する。
【0079】一方、変換部148は、一定時間人検知回
路156から人検知信号が入力されないと、人の非検出
状態であると設定する(非検知設定)。通信部150
は、人の非検知状態となると、予め設定されたインター
バルでの位置及び温度を示す信号の送出を停止するよう
になっている。すなわち、サブリモコン140は、人を
検知しなくなると、再度人が検知されるまでスリープ状
態となる。
【0080】なお、信号の送出の停止は、位置及び温度
を示す信号の送出を停止する旨の信号(停止信号)を送
出した後に、新たに人が検知されるか、位置設定スイッ
チ146等の操作が行われるまでとしている。
【0081】このようなサブリモコン140の動作に対
して、室内ユニット12のマイコン74は、サブリモコ
ン140から位置設定信号によって、サブリモコン14
0の位置を判定し、この位置へ吹出し口50からの空調
風が吹き出されるように左右フラップ52をスイングさ
せる。また、室内ユニット12のマイコン74は、サブ
リモコン140から人を検知したことを示す信号が停止
されると、この左右フラップ52のスイングを停止し、
再度、人を検出した信号が入力されることにより左右フ
ラップ52のスイングを開始する。このとき、マイコン
74は、サブリモコン140から送出される温度に基づ
いて、空調風の温度及び風量を制御するようになってい
る。
【0082】図10及び図11に示されるように、エア
コン10の室内ユニット12は、通常、空調される被空
調室162内のメインエリア162Aへ向けて空調風を
吹き出すように取付けられる(図11参照)。すなわ
ち、室内ユニット12は、正面が被空調室内のメインエ
リアへ向けられて取付けられ、通常、このメインエリア
が快適な空調状態となるように運転される。
【0083】サブリモコン140は、被空調室162内
でメインエリア162Aと異なる位置で空調を行いたい
エリア(以下「サブエリア162B」と言う)に取付け
られる。
【0084】図9に示されるように、エアコン10は、
左右フラップ52によって吹き出される空調風の向き
が、通常、室内ユニット12の正面がイニシャル位置
(以下イニシャル位置C」とする)となっており、左右
フラップ52は、このイニシャル位置Cを中心に角度θ
0 の範囲で左右にスイングされる(例えば左右に50°
の範囲でスイング)。また、サブリモコン140の位置
設定スイッチ146が、「中」に設定されているときに
は、このイニシャル位置Cを中心に同様に左右フラップ
52がスイングされる。
【0085】一方、サブリモコン140の位置設定スイ
ッチ146が「左」または「右」に設定されると、室内
ユニット12は、左右フラップ52をイニシャル位置R
(角度θR )またはイニシャル位置L(角度θL )に設
定し、このイニシャル位置R、Lを中心に、左右フラッ
プ52を左右に角度θ1 (例えば約30°)の範囲でス
イングする。すなわち、左右フラップ52のスイングが
サブリモコン140の位置設定スイッチ146によっ
て、右または左側へ偏寄されるようになっている。
【0086】また、サブリモコン140の位置設定スイ
ッチ146が「中央」に設定されると、室内ユニット1
2は左右フラップ52をイニシャル位置Cに設定し、こ
のイニシャル位置Cを中心に角度θ0 の範囲で左右フラ
ップ52をスイングさせる。
【0087】この左右フラップ52のイニシャル位置及
びスイング範囲の変更は、メインリモコン120の風向
ボタン130の操作によって風向(主に左右フラップ5
2による風向)を「自動」に設定した状態で、サブリモ
コン140からの信号を受信することによりなされる。
また、左右フラップ52のイニシャル位置及びスイング
範囲の変更は、メインリモコン120の風向ボタン13
0の操作によって「自動」が解除されたとき、または、
サブリモコン140がオフされるか、サブリモコン14
0が人の非検知状態となって位置及び温度を示す信号が
受信されなくなると終了し、元の状態(メインエリア1
62Aへ向けられた状態)に戻される。
【0088】なお、サブリモコン140からの信号によ
って左右フラップ52をスイングさせるときには、吹出
し口50から吹き出される風量を増加させるようになっ
ており、これによって、サブリモコン140が示すサブ
エリア162Bへ空調風が確実に達するようにしてい
る。
【0089】以下に本実施の形態の作用を説明する。エ
アコン10では、メインリモコン120のスイッチ操作
によって冷房運転、ドライ運転及び暖房運転等の何れか
に設定された状態で運転/停止操作がなされると、設定
された運転モードによる運転を開始する。
【0090】エアコン10は運転操作がなされて空調運
転を開始すると、設定温度と室内温度を測定し、この測
定結果に基づいて、コンプレッサ26の運転周波数、風
量(クロスフローファンの回転数)等を設定し、この設
定結果に基づいて空調運転を行う。
【0091】また、室外ユニット14では、設定された
運転モードに応じて四方弁24を切換える。例えば、冷
房ないしドライモードに設定されると、コンプレッサ2
6によって圧縮された冷媒が、室外ユニット14の熱交
換器30へ供給されるようにする。これにより、コンプ
レッサ26によって圧縮された冷媒は、熱交換器30を
通過することにより液化され、この液化された冷媒が室
内ユニット12の熱交換器18へ供給される。室内ユニ
ット12の熱交換器18へ供給された冷媒は、熱交換器
18を通過するときに気化して、熱交換器18を通過す
る空気を冷却する。
【0092】一方、暖房運転時には、コンプレッサ26
によって圧縮した高圧の冷媒が室内ユニット12の熱交
換器18へ供給されるように四方弁24を切換える。こ
れにより、コンプレッサ26で圧縮された高圧の冷媒
が、熱交換器18で液化されるときに、熱交換器18を
通過する空気を加熱する。この熱交換器18で加熱され
た空気が吹出し口50から室内へ吹き出されることによ
り室内が暖房される。
【0093】ところで、エアコン10の室内ユニット1
2は、被空調室162内に主に空調を行うメインエリア
162Aに向けられて取付けられる。図11に示される
ように、このメインエリア162A内にメインリモコン
120を置くことにより、エアコン10は、このメイン
リモコン120内の図示しない温度センサによって検出
する温度に基づいて、メインリモコン120が置かれて
いるメインエリアを所望の空調状態とするように運転を
行う。
【0094】一方、図11に示されるように、エアコン
10によって空調される被空調室162内には、メイン
エリア162Aと異なるサブエリア162Bにサブリモ
コン140が取付けられるようになっている。このサブ
リモコン140は、例えば、サブエリア162Bの近傍
の壁面等に、ドームカバー154がサブエリア162B
へ向けられて取付けられる。このとき、サブリモコン1
40に対する室内ユニット12の位置を、位置設定スイ
ッチ146によって設定する。サブリモコン140は、
電源スイッチ160がオン操作されることにより、位置
設定スイッチ146によって設定されている位置を示す
信号と共に、サブリモコン140の周囲(サブエリア1
62B近傍の室温)及びサブエリア162B内の人の有
無を送出する。
【0095】エアコン10は、メインリモコン120の
風向ボタン130の操作によって「自動」に設定された
状態で、サブリモコン140から送出された信号を受信
すると、位置設定スイッチ146の設定に合わせて左右
フラップ52のイニシャル位置を変更する。例えば、図
9に示されるように、位置設定スイッチ146が「中
央」に設定されているときには、左右フラップ52は、
イニシャル位置Cを中心に所定の角度範囲でスイングを
行う。
【0096】これに対して、位置設定スイッチ146が
「左」に設定されているときにには、左右フラップ52
のイニシャル位置Lを中心に所定のスイング範囲でスイ
ングを開始する。また、位置設定スイッチ146が
「右」に設定されているときにには、左右フラップ52
のイニシャル位置Rを中心に所定のスイング範囲でスイ
ングを開始する。
【0097】これによって、例えば、図10に示される
ように、サブリモコン140が、室内ユニット12に向
かって右側に設定されたサブエリア162Bに隣接して
いる壁面に取付けられ、位置設定スイッチ146が
「左」に設定されると、室内ユニット12は、左右フラ
ップ52をイニシャル位置Lに設定し、このイニシャル
位置Lを中心に所定の角度範囲(角度θ1 )でスイング
する。これによって、空調風がメインエリア162Aと
サブエリア162Bへの双方へ向けて吹き出される。
【0098】図12乃至図14のフローチャートには、
サブリモコン140の動作の概略が示されている。サブ
リモコン140は、電源スイッチ160がオン操作され
ることにより動作を開始し、温度検知部142でサブエ
リア162Bの温度の測定を行うと共に、人検知部14
4でサブエリア162B内の人の有無を検出する。
【0099】これに合せてサブリモコン140は、室内
ユニット12へ位置及び温度を示す信号の送出を開始す
る。
【0100】図12に示されるフローチャートには、サ
ブリモコン140の動作、すなわち、室内ユニット12
への信号の送出の概略を示している。このフローチャー
トは、電源スイッチ160がオン操作されることにより
実行され、最初のステップ200では、位置設定スイッ
チ146の操作位置に基づく位置情報と、温度検出部1
42によって検出した温度(室温)を送出する。これと
共にステップ202では、信号を送出するタイミング
(インターバル)を計測するためのタイマをリセット/
スタートさせる。なお、このインターバルは、一例とし
て約10分弱に設定している。
【0101】室内ユニット12のマイコン74は、この
サブリモコン140から送出される位置情報に基づいて
左右フラップ52のイニシャル位置を変更し、イニシャ
ル位置に応じたスイング範囲を設定する。なお、室内ユ
ニット12では、メインリモコン120の体感ボタン1
28の操作によって体感モードに設定されているとき
に、サブリモコン140から送出する温度を、メインリ
モコン120から送出する温度と共に用いて空調能力を
制御するようになっている。
【0102】この後、ステップ204では、タイマによ
って計測している時間が所定の時間に達したか否かを確
認し、所定の時間に達してタイマがタイムアップ(ステ
ップ204で肯定判定)すると、ステップ206へ移行
して、サブエリア162B内に人がいると判定されてい
るか否かを確認する。
【0103】このとき、サブエリア162A内に人が居
ると判定(ステップ206で肯定判定)されていれば、
ステップ200へ戻って、一定のインターバルでサブリ
モコン140から室内ユニット12へ、位置信号及びサ
ブエリア162B内の温度が送られる。
【0104】一方、図13のフローチャートには、人検
知センサ152を用いた人検知判定を示している。この
フローチャートは、電源スイッチ160がオンされるこ
とにより実行され、電源スイッチ160のオフ操作によ
って終了する。
【0105】電源スイッチ160がオンされると、最初
のステップ210では、人検知センサ152の出力が安
定するまで待機する遅延処理を行う。この待機時間は、
30秒〜300秒程度に設定される。
【0106】遅延処理が終了すると、ステップ212で
は、人検知センサ152のオン回数をカウントするカウ
ンタをリセットし、次に人検知センサ152がサブエリ
ア162B内に居る人を検知してオン信号を出力したか
否かを確認する。なお、人検知センサ152が最初にオ
ンするまでは、人を検出していない人の非検知判定状態
となっている。
【0107】ここで、人検知センサ152がサブエリア
162B内に居る人の人体から発せられた赤外線を検出
してオン(ステップ214で肯定判定)すると、ステッ
プ216へ移行してタイマをリセット/スタートさせて
時間t1 の計測を開始すると共に、カウンタをインクリ
メント(カウントアップ)する。
【0108】この後、ステップ220では、時間t1
所定の時間(本実施の形態では、一例として10秒とし
ている)に達したか否かを確認し、ステップ222で
は、カウンタのカウント値Cが所定回数(本実施の形態
では、一例として3回)に達したか否かを確認する。
【0109】ステップ220、222で否定判定された
ときには、ステップ224へ移行して、人検知センサ1
52がオンしている時間t3 を計測するためのタイマを
リセット/スタートさせる。次のステップ226では、
人検知センサ152がオンしている時間t3 が所定時間
に達したか否かを確認し、ステップ228では、人検知
センサ152がオフしたか否かを確認する。
【0110】ここで、時間t3 が所定の時間に達する前
に人検知センサ152がオフしたとき(ステップ226
で否定判定、ステップ228で肯定判定)、すなわち、
人検知センサ152がオンしている時間が短いときに
は、ステップ230へ移行して、人検知センサ152が
オフしている時間t2 を計測するタイマをリセット/ス
タートさせ、ステップ232では、人検知センサ152
が再度オンしたかを確認する。
【0111】次に、ステップ232では、時間t1 が所
定の時間に達しているか否かを確認し、ステップ234
では、人検知センサ152がオンしたか否かを確認し、
人検知センサ152がオンすると(ステップ234で肯
定判定)、ステップ236へ移行して、時間t2 が一定
の時間経過しているか否かを判断する。
【0112】このとき、時間t2 が予め設定している一
定の時間(例えば1秒)に達しておらず、人検知センサ
152がオフしてから次にオンするまでの時間t2 が短
いときには、ステップ236で否定判定されてステップ
226へ移行する。すなわち、人検知センサ152のオ
ン・オフの間隔が短いときには、オン信号が継続してい
ると判断する。
【0113】一方、時間t2 が一定時間を越えていると
き(ステップ236で肯定判定)には、ステップ218
へ移行して、人検知センサ152のオン回数をカウント
するカウンタのカウントアップを行う。
【0114】このようにして、所定時間t1 以内に、一
定の間隔を開けて人検知センサ152が3回オンする
と、ステップ222で肯定判定されて、、ステップ23
8へ移行し、サブエリア162B内に人が居ると判断す
る(人検知判定)。
【0115】人検知判定がなされると、次のステップ2
40では、人検知センサ152がオフしているか否かを
確認し、人検知センサ152がオフすると(ステップ2
40で肯定判定)、ステップ242へ移行して非検知判
定に設定し、再度、人検知を開始する。
【0116】なお、所定時間以内に3回のオン信号が入
力されないときには、ステップ220またはステップ2
32で否定判定され、ステップ212へ戻ることによ
り、新たに人検知センサ152から出力されるオン信号
のカウントを開始する。
【0117】これにより、図15(A)に示されるよう
に、一定間隔(時間t2 )以上を開けて所定時間(時間
1 )以内に3回のオン信号が人検知センサ152から
出力されることにより、サブエリア162B内に入とが
居ると判断される。
【0118】これに対して、例えば、図15(B)に示
されるように、3回以上のオン信号が人検知センサ15
2から出力されても、一定の時間以上の間隔がなけれ
ば、オン信号が継続しているとみなし、一定の時間以上
の間隔が開いたオン信号のみをカウントするので、この
カウント値が3回に満たないときには、人を検知してい
るとは判定しない。
【0119】これにより、例えば、サブエリア162B
内を通過する人がいたときには、人体から発する赤外線
の量が頻繁に変化し、オフしている時間が短くなる。こ
のときには、所定時間内に人検知センサ152がオンし
た回数が少なくなるので、サブリモコン140(人検知
回路156)では、人がサブエリア162B内に居ると
は判定しないことになる。
【0120】このように、所定の時間内で人検知センサ
152が一定間隔以上でオンしたときの回数に基づい
て、サブエリア162B内の人の有無を判定することに
より、サブエリア162Bを通過する人を人検知センサ
152で検出しても、サブエリア162B内に人が居る
と判定してしまうのを防止できる。
【0121】図14には、人の検知結果に基づいたサブ
リモコン140のオン/オフ設定の一例を示している。
【0122】このフローチャートは、電源スイッチ16
0によってサブリモコン140がオンされることによ
り、最初にステップ250で、サブエリア162B内に
人が居ると設定するオン設定を行う。この後は、人検知
部144の判定結果に基づいてサブエリア162Bに人
がいると設定するオン設定か、人が居ないと設定するオ
フ設定がなされる。
【0123】ステップ250でオン設定されると、ステ
ップ252では、タイマをリセット/スタートさせる。
次に、ステップ254では、人検知部144(人検知回
路156)が人検知と判定しているか否か(人検知信号
を出力したか否か)を確認し、ステップ256では、タ
イマが所定の時間(例えば15分間)に達したか否かを
判定する。
【0124】ここで、所定の時間内に人検知の判定が入
力されることにより、再度、オン設定が継続されると共
に、再度タイマをリセット/スタートさせる。
【0125】これに対して、所定の時間以内に人検知判
定がなされないとき(ステップ254で否定判定、ステ
ップ256で肯定判定)には、ステップ258へ移行し
て、オフ設定がなされる。このオフ設定は、ステップ2
60で、人検知判定された信号が入力されるまで継続さ
れる。
【0126】すなわち、所定の時間以内にサブエリア1
62B内の人を検知しないときには、サブリモコン14
0はオフ設定される。
【0127】ここでオフに設定されることにより、図1
2に示されるフローチャートでは、ステップ206で否
定判定され、サブリモコン140が位置信号及び温度信
号の送出を停止するスリープ状態に入る。
【0128】エアコン10は、サブリモコン140から
位置信号及び温度信号が入力されることにより、左右フ
ラップ52のイニシャル位置を位置信号に基づいて変更
して、吹出し口50から吹き出す空調風をサブエリア1
62Bへ向けて偏寄させるが、サブリモコン140から
の信号が停止したとき(停止することを示す信号を受信
したとき)またはサブリモコン140から送出される信
号を受信できなくなったときには、左右フラップ52を
メインエリア162Aへ向けた位置へ戻すようになって
おり、これによりサブエリア162Bの空調が停止され
る。
【0129】これにより、サブエリア162B内に人が
居ないにも拘らず、不必要に空調してしまうのを防止す
ることができ、エアコン10を運転するときの省エネを
図ることができる。すなわち、サブエリア162Bに人
が居るときにのみ、サブエリア162Bを空調すること
ができ、人が居ないときにサブエリア162Bを不必要
に空調してしまうことがない。
【0130】サブリモコン140は、所定の時間以上、
サブエリア162B内に人を検知できないときに、信号
の送出を停止し、この信号の停止に基づいてエアコン1
0がサブエリア162Bの空調を停止するので、サブエ
リア162B内に人が居ない時間が短ければ、サブエリ
ア162B内の空調を継続させることになる。
【0131】このように、サブエリア162Bに人が居
なくなることにより空調を停止する時間を遅延すること
により、例えば、サブエリア162B内に居た人が、サ
ブエリア162B外へ出たとしても、短時間(所定の時
間内)で戻れば、サブエリア162Bが空調された状態
が継続するため、空調が停止することにより快適感が損
なわれるのを防止することができる。
【0132】また、人が頻繁にサブエリア162Bから
出たり、サブエリア162Bに戻ったときにも、その都
度、サブエリア162B内の空調と空調の停止が繰り替
えされてしまうことがない。
【0133】メインリモコン120が主に操作されるメ
インエリア162Aには、人が居ることが多いが、サブ
エリア162Bとメインエリア162Aの双方に人が居
た場合や、メインエリア162Aに居た人が一時的にサ
ブエリア162Bへ移動して、数分間程度サブエリア1
62Bに居た後に、メインエリア162Aに戻る場合等
がある。これらの場合、メインエリア162Aとサブエ
リア162Bを同時に空調することにより、メインエリ
ア162Aを快適な空調状態に維持しながら、必要に応
じてサブエリア162Bを空調することができる。
【0134】このように、本実施の形態に適用したエア
コン10では、室内ユニット12が設けられている被空
調室162の所定のエリアを設定するサブリモコン14
0を設け、このサブリモコン140によって設定した位
置へ向けて吹出し風を偏寄させることにより、被空調室
162内の特定のエリアが快適な空調状態となるように
重点的に空調することができる。
【0135】これにより、広い被空調室内の所望の領域
のみが快適となるように効率的に空調できるため、エア
コン10によって被空調室162内を空調するときの省
エネを図ることができる。
【0136】なお、本実施の形態では、1台の室内ユニ
ット12に対して1台ずつのメインリモコン120とサ
ブリモコン140を用いて説明したが、サブリモコン1
40は、複数台設けても良い。これにより、広い室内を
多数のエリアに分割して、それぞれのうちの特定のエリ
アのみを効率的に空調することができる。
【0137】また、本実施の形態では、それぞれが別々
の機能を備えたメインリモコン120とサブリモコン1
40を用いたが、双方の機能を合わせたリモコンスイッ
チを用いてもよい。すなわち、メインリモコン120に
サブリモコン140の位置設定機能を合わせ持たせても
良く、さらに、人検知機能及びリモコンスイッチのオン
/オフ機能を合わせ持たせても良い。
【0138】さらに、本実施の形態では、通常、エアコ
ン10によってメインエリア162Aを空調し、必要に
応じてサブエリア162Bを空調するように説明した
が、人を検知したエリアをエアコン10によって選択し
て空調するようにしても良い。すなわち、メインエリア
162Aに人がおらずサブエリア162Bのみに人がい
るときには、サブエリア162Bのみを空調し、メイン
エリア162Aとサブエリア162Bの双方に人がいる
ときには、双方を空調するように選択しても良い。
【0139】これにより、リモコンスイッチによって設
定した被空調室内の特定のエリアを所望の空調状態に保
つことができる。
【0140】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
の構成を限定するものではない。本発明は、室内ユニッ
トが設けられる被空調室を空調する任意の構成の空気調
和機に適用できる。
【0141】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明では、単に赤
外線センサの前を人が通過するときには、人を検知した
と判定しないので、所定の領域内に人が居るか居ないか
を的確に判定することができる。
【0142】また、本発明の空気調和機は、予め定めた
領域に人が居ると判定されているときには、その領域を
空調するように空調風の向きを偏向する。このとき、的
確に人が居ると判定することにより、適切に且つ効率良
く空調することができると言う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した室内ユニットとリモコ
ンスイッチを示す概略斜視図である。
【図2】本実施の形態に適用したエアコンの冷凍サイク
ルを示す概略図である。
【図3】室内ユニットの内部を示す概略断面図である。
【図4】室内ユニット内の基板の構成を示す概略ブロッ
ク図である。
【図5】室外ユニットのきばんんの構成を示す概略ブロ
ック図である。
【図6】(A)及び(B)はそれぞれメインリモコンを
示す概略平面図であり、(A)はスライドカバーを開い
た状態を示し、(B)はスライドカバーを閉じた状態を
示している。
【図7】本発明に係るサブリモコンの概略構成を示すブ
ロック図である。
【図8】(A)及び(B)はそれぞれ本発明に係るサブ
リモコンを示す概略平面図であり、(A)はスライドカ
バーを開いた状態を示し、(B)はスライドカバーを閉
じた状態を示している。
【図9】サブリモコンによって指定された位置に対する
室内ユニットの左右フラップのスイング領域を示す概略
図である。
【図10】室内ユニットから空調風を吹き出す領域を示
す概略図であり、メインエリアとサブエリアの双方を空
調する状態を示している。
【図11】室内ユニットから空調風を吹き出す領域を示
す概略図であり、メインエリアを空調する状態を示して
いる。
【図12】サブリモコンの動作の一例を示すフローチャ
ートである。
【図13】人検知センサの検出結果に基づく人検知判定
の一例を示すフローチャートである。
【図14】人検知判定に基づくオン/オフ(人が居るか
居ないか)設定の一例を示すフローチャートである。
【図15】(A)及び(B)は人検知センサの検出結果
に基づく判定を示すタイミングチャートであり、(A)
は人が居ると判定するときの一例を示し、(B)は人が
居ないと判定するときの一例を示している。
【符号の説明】
10 エアコン(空気調和機) 12 室内ユニット 14 室外ユニット 18 熱交換器 26 コンプレッサ 50 吹出し口 52 左右フラップ(偏向手段) 54 上下フラップ 74 マイコン(偏向手段) 77 左右フラップモータ(偏向手段) 82 表示基板 120 メインリモコン 130 風向ボタン 140 サブリモコン 142 温度検出部 144 人検知部 146 位置設定スイッチ 148 変換部(有人設定手段) 150 通信部(送信手段) 152 人検知センサ 156 人検知回路(判定手段) 160 電源スイッチ 162 被空調室 162A メインエリア(第1の領域) 162B サブエリア(第2の領域)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 布川 廣之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 石原 学 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松本 健助 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 藤沢 透 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定めた領域内から発せられる赤外線
    を検出する赤外線センサが、検出している赤外線の量の
    変化に応じて出力するオン信号に基づいて前記領域内の
    人の有無を判定する人検知の判定方法であって、所定の
    時間内に一定時間以上の間隔を開けて前記赤外線センサ
    が所定回数オンしたときに、前記領域内に人が居ると判
    定することを特徴とする人検知の判定方法。
  2. 【請求項2】 室内ユニットの取付けられた被空調室内
    へ、温調した空気を室内ユニットの吹出し口から吹き出
    すことにより空調する空気調和機であって、前記吹出し
    口から吹き出される空調風の吹出し方向ないし吹出し範
    囲を偏向する偏向手段と、前記空調風の吹出し範囲内に
    予め定めている領域内の人の有無を検知する人検知手段
    と、前記人検知手段の検知結果に基づいて前記領域内の
    人の有無を判定する判定手段と、前記前記判定手段の判
    定結果に基づいて前記偏向手段を作動させて前記領域へ
    向けて空調風を偏向する偏向制御手段と、を含むことを
    特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記判定手段が前記領域内に人が居ると
    判定したときに所定時間、該領域に人が居ると設定する
    有人設定手段と、前記有人設定手段によって人が居ると
    設定されているときに所定のインターバルで該領域内に
    人が居ることを示す信号を出力する送信手段と、を含
    み、前記送信手段によって送信された信号に基づいて前
    記偏向制御手段が作動することを特徴とする請求項2に
    記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記偏向制御手段が前記判定手段の判定
    結果に基づいて第1の領域または第1の領域と異なる第
    2の領域ないし第1の領域及び第2の領域へ向けて空調
    風が吹き出されるように前記偏向手段を作動させること
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載の空気調和
    機。
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