JP3670771B2 - 空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予め便器や浴槽が一体に取り付けられている浴室ユニット等に設置される空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
居室等には、空気調和を図る空調装置(以下「エアコン」という)が設けられるのが一般的となっている。このエアコンは、冷凍サイクルによって冷却ないし加熱した空気を室内へ吹出すことにより、室内が快適となるように空気調和を図るようになっている。
【0003】
一方、必要に応じて人が出入りする空間である浴室や便所等、特に浴槽と便器とが同一の空間に設けられている浴室にもエアコンの設置が望まれることがある。このような要求は、エアコンの小型化、低価格化、省エネルギー化が進み、エアコンが普及するにしたがって多くなっている。
【0004】
ところで、このような浴室や便所等に設置されるエアコンは、一般的な居室に設置されるエアコンを用いており、特に、構造等が浴室ないし便所等に設けるための専用の構造とはされていない。
【0005】
このために、人の入っていない間でも常に空調運転されていたり、また、人が入ったときに必要に応じて運転操作を行うために、内部が所望の空調状態となる前に運転が停止されることになり、有効に利用され、また効率的に内部の空気調和を図ることができるものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、浴室、特に浴室ユニットなどの便器や浴槽等が設けられている室内の設置に好ましく、これらの室内を効率的に空気調和を図る空調装置を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、便器ないし浴槽の少なくとも一方が設けられている室内に設置され、室内側ユニットと室外側ユニットによって構成される冷凍サイクルによって外気温度ないし室内温度と設定温度に基づいて該室内の空気調和を図る空調ユニットを備えた空調装置であって、室内の空気を吸引する吸引口が設けられた第1のダクトと、室外に開口された換気口が設けられた第2のダクトと、前記吸引ダクトと前記換気ダクトとが連通され中間部に設けられた熱交換器を通過した空気を室内へ向けて開口された換気口から送出する第3のダクトと、前記第1のダクトと前記第2のダクトを切り換えて前記第3のダクトに連通させる切換手段と、前記第2のダクトの換気口または第1のダクトの吸引口から導入した空気を前記第3のダクトの換気口への送出と、第3のダクトの換気口から導入した空気を第2のダクトの換気口へ向けての送出とが可能な送風手段と、前記切換手段、前記送風手段及び前記空調ユニットを制御して空気調和及び換気を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、切換手段によって室内の空気を導入して効率的な空調を行うことができると共に、外気を導入することにより、室内に新鮮な空気を導入しながら空調を行うことができる。また、送風手段によって第3のダクトの換気口から室内の空気を吸引して、第2のダクトの換気口から排気する換気運転も可能となる。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の空調装置であって、前記第3のダクトから分岐され前記送風手段によって第3のダクトから供給される空気を室内に設けられている前記便器の近傍の所定の部位へ向けて送出可能とする分岐ダクトを、さらに含むことを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、小ダクトによって室内の特定の部位へ向けて空調された空気を吹出すことができる。これによって、例えば室内が高温となっているときに、便器の便座に着座した使用者へ向けて空調された冷風を吹出すことができ、高温となっている室内に入ったときにも爽快感を感じさせることができる。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2の何れかに記載の空調装置であって、前記制御手段が室内温度の計測結果に基づいて空調ユニットと送風手段とによる空調運転と、送風手段による換気運転とを行うことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、室内温度と設定温度に基づいて、 通常の空調装置と同様に空調運転を行うと共に、室内温度が設定温度に達しているときには、換気運転を行うようにすることができる。これによって、 空調運転と換気運転とを切り換える煩わしい操作から解消されて、自動的に室内が快適な温度となる空調運転と室内の空気を快適とする換気運転とを行うことができ、室内を新鮮な空気で快適な空調状態に維持することができる。
【0013】
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の空調装置であって、前記室内への入退室を検知する検知手段を含み、前記制御手段が、前記検知手段により入室を検知したときに空調運転を開始すると共に、前記検知手段により退室を検知してから前記送風手段を所定時間作動させて前記第3のダクトの換気口から吸引した空気を前記第2のダクトの換気口へ向けて送出することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、検知手段の検知結果に基づいて使用者が入室している間、空調運転を行い、使用者が退室して空調運転が不要となると換気運転を行う。これによって、 空調と換気を行うための煩わしいスイッチ操作を行うことなく自動的に空調運転と換気運転とを連続して行うことができる。
【0015】
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の空調装置であって、前記制御手段が前記空調運転時に室内温度及び外気温度と設定温度に基づいて前記切換手段を制御することを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、内気を循環させて空調運転を行うときには、室内温度と設定温度に基づいて制御され、外気を室内に導入して空調運転を行うときも室内の温度が設定温度に至るように制御する。これによって、室内温度と外気温度の温度差があっても室内を所望の空調状態とすることができる。
【0017】
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の空調装置であって、室内の湿度を測定する湿度測定手段を備え、前記制御手段が前記湿度測定手段の測定結果及び外気温度と設定温度または室内温度の検出結果に基づいて除湿運転を行うことを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、 室内の湿度が高いときには、除湿運転を行う。 入浴中であれば、 室外の空気の湿度が低いために室外機の空気を導入する方が除湿効率は高くなる。このとき、室外温度と設定温度ないし室内温度に基づいて除湿運転を行い、 例えば外気温度が低いときには、 換気のみとするか、 暖房運転を行うことにより、 実質的に低湿度に空調された空気を室内へ導入して室内の空気の湿度の低下を図ることができ、室内温度を下げることなく除湿を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の一実施の形態として適用した浴室ユニット120の概略構成が示されている。この浴室ユニット120は、浴槽122、便器124及び洗面台126が予め組み付けられており、住宅やマンション等の所定の位置に据え付けることにより、便器と浴槽が設置されている浴室が建築できる所謂ユニットバスとなっている。また、この浴室ユニット120には、照明灯128が設けられており、浴室の外側で図示しない出入り用のドアの近傍に設置されたスイッチの操作によって点灯するようになっている。
【0020】
この浴室ユニット120には、本発明を適用した浴室ユニット用空調装置(以下「エアコン10」という)が設けられており、このエアコン10は、浴室ユニット120の天井裏に設置される室内ユニット12、浴室ユニット120の外方(屋外)に設置される室外ユニット14及び浴室ユニット120の内壁面の所定の位置に取り付けられる空調操作パネル80によって構成されている。
【0021】
図2に示されるように、室内ユニット12と室外ユニット14との間には、冷媒を循環させる太管の冷媒配管15Aと細管の冷媒配管15Bが設けられており、それぞれの一端が室内ユニット12の熱交換器16に接続されている。
【0022】
一方の冷媒配管15Aの他端は、室外ユニット14のバルブ18に接続されている。このバルブ18は、マフラー20Aを介して四方弁22に接続されている。また、この四方弁22には、アキュムレータ24、コンプレッサ26及びマフラー20Bを連結する配管の両端がそれぞれ接続されている。さらに、室外ユニット14には、熱交換器28が設けられており、この熱交換器28の一方に四方弁22が接続され、他方に冷暖房用のキャピラリチューブ30、ストレーナ32及びバルブ34が接続されている。このバルブ34には、冷媒配管15Bの他端が接続されており、これによって室内ユニット12と室外ユニット14の間に冷媒を循環する密閉された循環路、すなわち、冷凍サイクルが形成されている。
【0023】
エアコン10では、四方弁22の切り換えによって運転モードが冷房モード(除湿(ドライ)モードを含む)と暖房モードに切り換えられる。なお、図2では、矢印で冷房モード(冷房、ドライ時)及び暖房モード(暖房時)の冷媒の流れを示している。
【0024】
一方、図5には、室内ユニットの概略構成図が示されている。室内ユニット12は、浴室ユニット120の天井裏に取り付けられるケーシング36に囲われたダクト38(本発明の第3のダクト)の内部に熱交換器16が配置されている。このダクト38の一方の開口は、室内側換気口(以下「換気口42」という)とされ、浴室ユニット120の天井面にグリル42Aを介して開口されている(図1参照)。このダクト38は中間部でダクト44、46に分岐されており、分岐された一方のダクト44(本発明の第1のダクト)は、浴室ユニット120の天井面にグリル44Aを介して吸気口50として開口されている(図1参照)。また、分岐された他方のダクト46(本発明の第2のダクト)は、屋外への換気口52として図示しないダクトが接続されて屋外と連通されている。
【0025】
熱交換器16は、ダクト38の中間部に取り付けられており、この熱交換器16の近傍に送風ファン40が配置されている。また、ダクト38からダクト44、46へ分岐される分岐点には、ダンパ48が配置されており、このダンパ48によってダクト44、46の一方が閉止されるようになっている。
【0026】
この送風ファン40は、正逆転可能となっており、例えば、正転駆動されることにより、吸引口50または換気口52から吸引した空気を室内側の換気口42へ向けて送り出す。このとき、ダクト38内に吸引された空気が熱交換器16を通過するときに、熱交換器16によって冷却または加熱され、この空気を室内へ吹き出すことにより室内の空調が可能となっている。
【0027】
また、送風ファン40は、ダンパ48が吸気口52に連通するダクト44を閉止した状態で逆転駆動されるようになっており、これによって、換気口42から室内の空気を吸引し、ダクト38、46を介して換気口52から屋外へ排出する。なお、エアコン10は換気時に室外ユニット14が運転を停止するようになっている。また、本実施の形態では、熱交換器16と換気口42の間に送風ファン40を配置しているが、ダクト38内のいずれに配置しても良く、また、ダクト38、44、46に亘って複数の送風ファンを配置するようにしてもよい。さらに、浴室ユニット120には、所定の部位に屋外(室外)と連通された図示しない通気口が設けられており、送風ファン40の作動による外気の排出及び導入に応じてこの通気口から外気が導入され、また室内の空気の一部が排出される。
【0028】
一方、室内側の換気口42の近傍には、複数のシャッタ43が設けられており、このシャッタ43の近傍に、後述する空調操作パネル80と連通される小ダクト45が連結されており、シャッタ43によって換気口42を狭めるか閉止することにより、熱交換器16を通過した空気を空調操作パネル80へ送り込むことができるようになっている。
【0029】
なお、換気口52には、フィルタ52Aが設けられており、換気運転時に室外のちりや埃等を吸込むのを防止している。
【0030】
図3に示されるように、室内ユニット12には、エアコン10を運転するための電力が供給される電源基板54、コントロール基板56及びパワーリレー基板76が設けられている。電源基板54には、モータ電源62、制御回路電源64、シリアル電源66及び駆動回路60が設けられている。また、コントロール基板56には、シリアル回路68、駆動回路70及びマイコン72が設けられている。
【0031】
電源基板54の駆動回路60には、送風ファン40を駆動するファンモータ58(例えばDCブラシレスモータ)が接続されており、マイコン72からの制御信号に応じてモータ電源62からファンモータ58へ駆動電力を供給するようになっている。マイコン72は、例えば、駆動回路60から12V〜36Vの範囲で出力電圧を256ステップで変化させ、室内への吹出し風量をきめこまかく制御できるようになっている。
【0032】
また、コントロール基板56の駆動回路70には、パワーリレー基板76及びダンパ48を操作するダンパモータ78、シャッタ43を操作するシャッタモータ79が接続されている。パワーリレー基板76には、パワーリレー74と温度ヒューズが設けられており、マイコン72からの信号によってパワーリレー74を操作して、室外ユニット14へ電力を供給するパワーリレー接点74Aを開閉するようになっている。また、ダンパモータ78及びシャッタモータ79は、マイコン72からの制御信号に応じて作動され、ダンパ48の切り換え及びシャッタ43の開閉が制御される。
【0033】
このように、室内ユニット12のマイコン72は、送風ファン40の回転数及び回転方向と共にダンパ48及びシャッタ43を制御し、所望の風量で浴室ユニット120内の空調を行うと共に、浴室ユニット120内の空気の換気を行うようになっている。
【0034】
シリアル回路68には、マイコン72と共に電源基板54のシリアル電源66及び室外ユニット14が接続されている。マイコン72は、室内ユニット12の機器の作動を制御すると共に、シリアル回路68を介して室外ユニット14との間でシリアル通信を行って、室外ユニット14の作動を制御するようになっている。
【0035】
マイコン72には、空調操作パネル80が接続されている。図1に示されるように、この空調操作パネル80は、浴室ユニット120の使用者が便器124の便座に着座したときに、この着座した使用者に対向する位置に据え付けされている。
【0036】
図6に示されるように、この空調操作パネル80には、エアコン10の運転状態を表示する表示部81、エアコン10の運転/停止と共に、運転モードの設定、空調温度、湿度、風量等の設定を行うための複数のシートスイッチによって構成されているスイッチ部82が設けられている。なお、表示部81及びスイッチ部82はそれぞれ防水処理が施されている。
【0037】
また、この空調操作パネル80には、室内ユニット12のダクト38から分岐された小ダクト45に連結され、この小ダクト45を介して室内ユニット12から供給される空気が吹き出される複数の吹出しノズル83及び吸込みグリル84が設けられている。なお、吸込みグリル84は、図示しないダクトを介して吸気口50が設けられているダクト44に連結されている。
【0038】
また、図3に示されるように、空調操作パネル80には、便器124の便座に着座した使用者を検知する検知手段として赤外線センサ85が設けられている。エアコン10は、この赤外線センサの検出結果に応じて作動して、便器124の便座に着座した使用者へ向けて吹出しノズル83から空調された空気が吹き出されるようになっている。
【0039】
なお、吹出しノズル83としては、空気の吹出し方向が任意に変更可能な、所謂ユニバーサルタイプを用いており、これによって便座に着座した使用者が所望の方向へ向けて空調された空気を吹出すことができるようになっている。また、検知手段としては、浴室ユニット120内に入室した使用者を検知できるものであれば赤外線センサ85に限らず、種々のセンサを用いることができる。
【0040】
図3に示されるように、マイコン72には、熱交換器16の冷媒コイルの温度を検出する熱交換器温度センサ(熱交温度センサ)88が設けられており、空調操作パネル80には、室内温度を検出する室内温度センサ(室温センサ)86及び湿度を検出する湿度センサ87が設けられている。エアコン10のマイコン72は、空調操作パネル80によって設定されら運転モード、室温センサ86の検出結果及び熱交温度センサ88等の検出結果に応じて作動するようになっている。なお、空調操作パネル80には、図示は省略するが、メンテナンス時に点灯・点滅によってサービスマンに自己診断結果を表示する複数のサービスLED及び運転切換スイッチが設けられている。運転切換スイッチは、通常運転とメンテナンス時に行う試運転の切換と共に、電源スイッチの接点を開放して、エアコン10への電力供給を遮断できるようになっている。
【0041】
一方、図4に示されるように、室外ユニット14には、ターミナル96A、96B、96Cを備えた端子板14Aが設けられており、ターミナル96A、96B、96Cが室内ユニット12の端子板12Aに設けられているターミナル90A、90B、90C(図3参照)にそれぞれ接続されており、これによって室内ユニット12から運転電力が供給されると共に、室内ユニット12のマイコン72との間でシリアル通信が可能となっている。
【0042】
室外ユニット14には、整流基板92とコントロール基板94が設けられている。コントロール基板94には、シリアル回路98、マイコン106及びスイッチング電源104が設けられている。整流基板92は、ノイズフィルタ100Aを介して交流電力が供給されると整流して出力する。スイッチング電源104には、整流・平滑化された直流電力がノイズフィルタ100B、100Cを介して供給される。また、スイッチング電源104は、マイコン106と共に、コンプレッサモータ112が接続されているインバータ回路102が接続されている。これによって、室外ユニット14では、マイコン106から出力される制御信号に応じた周波数の電力をコンプレッサモータ112へ供給する。コンプレッサ26はコンプレッサモータ112によって回転される。すなわち、室外ユニット14では、コンプレッサモータ112の回転を制御することにより、コンプレッサ26による冷暖房能力を制御している。
【0043】
また、コントロール基板94には、エアコン10による冷房運転(除湿運転を含む)及び暖房運転時に冷暖房の運転モードを切り換えるための四方弁22、熱交換器28を冷却するためのファン114(図2参照)を駆動するファンモータ108とファンモータコンデンサ108Aが接続され、マイコン106に制御されるようになっている。また、マイコン106には、外気温度センサ110A、熱交換器28のコイル温度センサ110B及びコンプレッサ温度センサ110Cが接続されており、外気温度、熱交換器28の温度及びコンプレッサ26の温度を検出しながら各機器を制御するようになっている。
【0044】
以下に本実施の形態の作用を説明する。なお、エアコン10の基本的構成及び冷房、除湿、暖房運転時の基本的操作は、通常の居室に用いる空気調和機と同一であり、エアコン10が設定温度に応じて行う基本的な制御については、詳細な説明は省略する。
【0045】
このエアコン10は、空調操作パネル80によって運転モードが設定されると、設定された運転モードに基づいて空調ないし換気運転を行うようになっている。なお、このエアコン10で設定される運転モードは、自動換気モード、手動換気モード、手動空調モードに加えて、自動運転として、トイレ自動モード及び風呂自動換気モードが設定されている。
【0046】
エアコン10では、空調操作パネル80の操作によって手動換気モードが設定されることにより、ダンパ48を操作して、ダクト38とダクト46とを連通させる。この後、運転/停止スイッチを操作することにより、送風ファン40が作動して、室内側の換気口42から浴室ユニット120内の空気を吸引し、屋外に連通している換気口52から排気するようになっている。また、さらに、運転/停止スイッチが操作されることにより、送風ファン40が停止されて換気運転を終了する。
【0047】
一方、自動換気モードでは、予め設定されている時間または空調操作パネル80のスイッチ部82の操作によって設定した換気時間だけ、送風ファン40を作動させ、設定された換気時間に達すると、自動的に運転を停止するようになっている。
【0048】
なお、換気運転時には、外気の吸引も可能となっており、これによって、新鮮な外気を浴室ユニット120内に吸引することができるようになっている。この場合、例えば、外気の導入と内気の排出を一定の時間間隔で繰り返すようにすることができる。また、換気運転の運転開始及び停止は、空調操作パネル80に設けている赤外線センサ85の検出結果に基づいて行ってもよく、また、浴室ユニット120の照明灯128を点灯/消灯させるための図示しないスイッチに連動させてもよい。この場合、照明灯128を点灯するスイッチを例えば空調操作パネル80のスイッチ部82に接続しておけばよい。
【0049】
これらの換気運転中は、室外ユニット14が運転を停止している状態で行われる。これに対して、エアコン10では、手動空調モードが設定されると、通常の居室等に設けられる空調装置と同様に、設定温度と室外の温度ないし室内の温度の検出結果に基づいて運転を開始し、浴室ユニット120内の室温を設定温度に維持するように空調(冷房または暖房)運転を行うようになっている。
【0050】
ところで、本実施の形態に適用したエアコン10では、運転モードとして、トイレ自動モード及び風呂自動換気モードを備えている。それぞれのモードでは、設定温度、室外温度及び室内温度に基づいて空調制御を行う。
【0051】
図7乃至図9のフローチャートには、エアコン10によるトイレ自動モード及び風呂自動換気モードの制御の一例をそれぞれ示しており、以下、これらのフローチャートに沿って説明する。
【0052】
図7には、トイレ自動モードによる運転制御の一例を示している。このトイレ自動モードは、予め空調操作パネル80のスイッチ操作によってモードと共に温度設定がなされると、便器124の便座に着座した使用者を検出する毎に実行される。
【0053】
このフローチャートの最初のステップ200では、赤外線センサ85によって使用者の浴室ユニット120への入室を検出する。ここで、使用者が浴室ユニット120内に入室して便器124に接近するか便座に着座すると、赤外線センサ85が作動する。赤外線センサ85が作動すると、ステップ200で肯定判定されて、トイレ自動モードによる空調運転を開始する。
【0054】
ステップ202では、設定温度を読込むと共に、室温センサ86によって室内温度(浴室ユニット120内の温度)を測定し、次に、ステップ204では、設定温度Aと室内温度Bとを比較する。このステップ204では、設定温度Aと室内温度Bとの温度差から、エアコン10による冷房運転を行うか暖房運転を行うか、或いは換気のみの運転とするかを判定する。
【0055】
ここで設定温度Aに対して室内温度Bが高いときには、冷房運転が必要であると判断し、ステップ206へ移行して、設定温度Aと室内温度Bの温度差に応じた能力で冷房運転を開始する。これにより、エアコン10は、冷房運転を開始する。
【0056】
エアコン10では、トイレ自動モードで冷房運転を開始するときには、ダンパ48によってダクト46を閉止して、浴室ユニット120内の空気シャッタ43を操作して、換気口42を狭めるか閉止する。この状態で冷房運転を開始することにより、便器124に隣接対向させて取り付けている空調操作パネル80の吹出しノズル83から、便器124の便座に着座した使用者へ向けて冷房風が吹き出される。これによって、締め切られている空間である浴室ユニット120内の温度が高かったり、高い温度の外部から入室したときでも、便器124の便座に着座することにより、快適な冷房風が吹き付けられることになる。
【0057】
なお、トイレ自動モードの冷房運転時には、外気温度と室内温度を比較して、外気温度が低いときには、ダンパ48を操作して、換気口52から外気を導入するようにしても良い。これによって、エアコン10による冷房効率を上げることができると共に、新鮮な外気を浴室ユニット120内に導入することができ、より好ましい。
【0058】
この後、ステップ208では、使用者が退出したか否かを赤外線センサ85の検出結果に応じて判断する。すなわち、便器124の便座に着座している使用者が、便座から離れて退出するなどして、赤外線センサ85が非検出状態となったか否かを判定している。これと共に、ステップ210では、室内温度を測定し、室内温度が設定温度に達したか否かの確認を行っている(ステップ212)。
【0059】
ここで、測定した室内温度が設定温度に達したとき(ステップ212で肯定判定)には、ステップ214へ冷房運転を終了する。また、赤外線センサ85によって使用者の退出を検出したとき(ステップ208で肯定判定)には、浴室ユニット120内の空調運転が不要となるために、冷房運転を終了して、換気動作を行う。
【0060】
一方、ステップ204における設定温度Aと室内温度Bの比較結果が、設定温度Aに対して室内温度Bが低いときには、浴室ユニット120内の暖房が必要であると判断して、ステップ216へ移行し、設定温度Aと室内温度Bに応じた暖房運転を開始する。
【0061】
エアコン10は、暖房運転を開始するときに、ダンパ48によってダクト46を閉止すると共に、シャッタ43を操作して、空調操作パネル80の吹出しノズル83から暖房風を吹出すようにしている。これによって、温度の低くなっている浴室ユニット120内へ入ってきたときに、便器124の便座に着座すれば、暖房風が空調操作パネル80の吹出しノズル83から吹き出されるため、体が冷えることなく快適に温められる。
【0062】
なお、暖房運転時においても、室内温度と室外温度の温度差に応じて外気を導入するようにしてもよい。また、シャッタ43を開閉度合いを変えることにより、暖房風を吹出しノズル83から緩やかに吹出すと共に、浴室ユニット120内に設けられている換気口42からも暖房風を吹出して、浴室ユニット120内を暖房するようにしてよい。
【0063】
この後、ステップ218では、使用者が退室したか否かを確認すると共に、ステップ220では、室内温度を測定し、次のステップ222で室内温度が設定温度に達したか否かの確認を行っている。
【0064】
ここで、室内温度が設定温度に達すると、ステップ222で肯定判定されて、ステップ224へ移行してエアコン10による暖房運転を終了する。また、赤外線センサ85の検出結果から使用者の退室を検知したとき(ステップ218で肯定判定)、すなわち赤外線センサ85が非検出状態となったときには、暖房運転を終了して、後述する換気動作を行う。
【0065】
このようなエアコン10の空調運転に対して、設定温度と室内温度の比較結果(ステップ204での比較結果)が、設定温度Aと室内温度Bとがほぼ同じときには、冷房ないし暖房運転が不要であると判断して、ステップ226へ移行する。
【0066】
このステップ226では、外気温度Cを測定する。次にステップ228では、測定した外気温度Cと先に測定している室内温度Bを比較する。ここで、温度差が所定値以内(外気温度Cと室内温度Bの温度差が少ない)ときには、このステップ228で肯定判定され、次のステップ230で換気運転を開始する。
【0067】
換気運転時には、ダンパ48を操作してダクト38とダクト46を連通させると共に、送風ファン40を逆転駆動して、換気口42から浴室ユニット120内の空気を吸込み、この空気を換気口52から屋外へ排気する。この排気に伴って、図示しない吸気口から浴室ユニット120内に外気が入り込むが、室内温度Bと室外温度Cの温度差が少ないため、この外気によって浴室ユニット120内の温度が急激に変化して、便器124の便座に着座している使用者に不快感を感じさせることがない。
【0068】
これと共に、ステップ232では、使用者が退室したか否かを確認しており、使用者が退室したことを検知する(ステップ232で肯定判定)と、ステップ234へ移行する。なお、外気温度Cと室内温度Bの温度差が大きいときには、ステップ228で否定判定され、換気動作を行わずにステップ232へ移行する。これにより、温度差の大きい外気が室内ユニット120内に入りこんで、便器1124の便座に着座している使用者に不快感を感じさせてしまうのを防止することができる。
【0069】
このステップ234は、前記した冷房運転及び暖房運転時に使用者の退室が検知されることによっても実行され、送風ファン40を逆転駆動して、浴室ユニット120内の空気を換気口52から屋外へ排出する。これにと共に、次のステップ236では、換気オフタイマをリセット/スタートさせる。
【0070】
この後、換気運転を継続しながら、ステップ238では、換気オフタイマがタイムアップしたか否かを確認する。このようにして、使用者が浴室ユニット120から退室した後に、換気運転を行いながら所定の時間経過して、換気オフタイマがタイムアップする(ステップ238で肯定判定)と、ステップ240へ移行して送風ファン40を停止させ、トイレ自動モードによる運転を終了する。
【0071】
このトイレ自動モードでは、冷房ないし暖房運転時においても、必要に応じて換気を行うことができる。図8には、トイレ自動モード運転時に換気を行うための割込みルーチンの一例を示している。
【0072】
このフローチャートでは、最初のステップ250で換気モードに設定されたか否かの確認を行う。エアコン10はトイレ自動モードで運転中に空調操作パネル80のスイッチ部82の操作によって換気モードが選択されると、このステップ250で肯定判定され、ステップ252へ移行して割込みルーチンを実行する。
割込みルーチンが実行されると、先ずステップ252でダンパ48の切り換えを行う。吸引口50から浴室ユニット120からの空気を吸引しているときには、ダンパ48の切り換えを行って換気口52がダクト38に接続されるようにする。これにより、送風ファン40が回転駆動されていると、換気口52から新鮮な外気がダクト38内へ導入される。
【0073】
次のステップ254では、外気温度Cを測定し、外気温度Cと設定温度Aを比較し、この比較結果に応じて、暖房運転ないし冷房運転を行う(ステップ256)。すなわち、前記した図7のフローチャートのステップ204で行った判断を外気温度Cと設定温度Aについて行い、この判断結果に基づいて、冷房運転、暖房運転または換気運転の何れかを選択する。すなわち、ステップ204へ移行し、室内温度Bに換えて外気温度Cを用いて冷房運転、暖房運転または換気運転の判断を行い、以降は、この判断結果に基づいた制御を行う。
【0074】
設定温度Aと外気温度Cの比較結果に基づいて冷房運転が選択されると、ダクト38に導入された外気が熱交換器16を通過するときに、熱交換器16によって冷却され、吹出しノズル83から吹き出される。また、暖房運転が選択されると、熱交換器16によって加熱された空気が吹出しノズル83(必要に応じて換気口42)から吹き出される。
【0075】
これによって、浴室ユニット120内の空調運転が行われながら、同時に換気が行われる。
【0076】
なお、エアコン10では、赤外線センサ85によって浴室ユニット85内の使用者の有無を検出したが、これに限らず、浴室ユニット120内の照明灯128の点灯状態または照明灯128を点灯するためのスイッチの操作状態から、浴室ユニット120内の使用者の有無を判断するようにしても良い。
【0077】
一方、図9には、風呂自動換気モードの一例を示している。
【0078】
このフローチャートは、風呂自動換気モードか否が選択され、自動換気を行うときには、空調温度(設定温度)、空調湿度(設定湿度)等の設定が行われ、運転/停止スイッチが操作されると実行される。最初のステップ260では、自動換気モードに設定されているか否かの確認を行い、自動換気モードに設定されているとき(ステップ260で肯定判定)には、ステップ262へ移行して自動換気モードによる運転を開始する。
【0079】
自動換気モードで運転されるときに実行される最初のステップ262では、設定温度Aを読込み、ステップ264では室内温度B、室外温度C及び湿度Dの計測を行う。
【0080】
次にステップ266では空調換気タイマをリセット/スタートさせると共に、ステップ268では、室内温度Aまたは外気温度Cと設定温度Aの比較結果に基づいて、冷房運転、暖房運転または換気運転の何れかの空調運転を選択し、選択した空調運転を実行する。なお、いずれの空調運転を行うかは、前記した図7のフローチャートのステップ204と同様の判断に基づいて実行することができる。
【0081】
このようにして空調換気を行いながらステップ206では、空調換気タイマがタイムアップしたか否かの確認を行う。ここで、予め設定されている空調換気時間に達して空調換気タイマがタイムアップする(ステップ206で肯定判定)と、ステップ208へ移行して、室内温度B、室外温度C及び湿度Dの計測を行う。この後、ステップ210では、湿度が設定湿度を越えているか否かの判断を行う。なお、空調換気時には、所定のタイミング(例えば一定の時間間隔)で室内温度Bの計測を行い、室内温度Bが設定温度Aに達したか否かの確認を行い、室内温度が設定温度に達したことを確認すると、空調換気タイマがタイムアップする前でもステップ272へ移行するようになっている。
【0082】
このようにして室内温度が設定温度に達するように空調運転を行うことにより、例えば冬季に温度が低くなっていても、短時間に浴室ユニット120内を暖めることができる。また、夏季では、浴室ユニット120内を涼しくすることができ、快適な入浴が可能となる。
【0083】
一方、浴室ユニット120内の湿度が浴槽122内から立ち上る湯気によって高湿度となっているときには、ステップ274で肯定判定され、ステップ276へ移行する。このステップ276では、外気温度と設定温度との温度差を比較して、除湿運転可能名温度差であるか否かの判断を行う(ステップ278)。
【0084】
ここで、外気温度に比べて室内温度(設定温度)が略同じか低いときには、外気を導入して除湿運転が可能となるため、ステップ278で肯定判定され、ステップ280へ移行する。
【0085】
このステップ280では、除湿運転時間を計測する除湿運転タイマをリセット/スタートさせ、除湿運転を開始する(ステップ282)。除湿運転中は、ステップ284で除湿運転タイマがタイムアップしたか否かの確認を行うと共に、ステップ286で湿度を測定し、設定湿度に達したか否かの確認を行う(ステップ288)。
【0086】
ここで、除湿運転タイマがタイムアップ(ステップ284で肯定判定)するか、浴室ユニット120内の湿度が設定湿度まで下がる(ステップ288で肯定判定)と、除湿運転を終了して、ステップ290へ移行する。
【0087】
一方、ステップ274で、浴室ユニット120内の湿度が目標湿度となっていると判定(ステップ274で否定判定)されたときもは、除湿運転を行わずにステップ290へ移行する。また、このフローチャートの最初のステップ260で自動換気モードではなく、手動換気モードが選択されていると判定(否定判定)されたときにも、ステップ290へ移行するようになっている・
このステップ290では、換気時間を計測する換気タイマをリセット/スタートさせ、換気運転を開始する(ステップ292)。この後、ステップ294では所定時間換気運転を継続し、換気タイマがタイムアップしたか否かの確認を行う。
【0088】
換気タイマがタイムアップすると、ステップ294で肯定判定され、次に換気運転を終了するか否かの確認を行う。ここで、このステップ296に到達するまでの間に空調操作パネル80の運転/停止スイッチが操作されて、運転の自動終了が設定されているときには、このステップ296で肯定判定されて、送風ファン40を停止させ、風呂換気モードを終了する。なお、風呂換気モードを終了するか否かは、照明灯128の点灯状態または照明灯128を点灯するためのスイッチの操作状態から、入浴が終了したか否かを判断するようにしてもよい。すなわち、照明灯128が消灯したときには、入浴が終了したと判断して風呂換気モードを終了するようにしても良い。また、風呂換気モードは、空調操作パネル80の操作によって強制終了も可能となっている。
【0089】
このように、入浴時の浴室ユニット120内の温度及び湿度を設定することにより、浴室ユニット120内を所望の温度及び湿度に維持しながら換気を行うので、季節の変化、すなわち外気温度にかかわらず快適な温度及び湿度で入浴することができる。
【0090】
なお、本実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、エアコン10を浴槽122と便器124が設けられた浴室ユニット120に適用した例を説明したが、浴槽122のみが設けられている所謂ユニットバスや浴室に用いてもよい。この場合、主に風呂換気モードによる運転及び手動換気を行うものであればよい。また、本発明の空調装置は、便器のみが設けられている所謂トイレユニットや便所に設けるものであっても良く、この場合は、自動及び手動による換気運転及び空調運転に加え、トイレ自動モードによる運転が可能であればよい。
【0091】
また、本実施の形態では、室内ユニット12、室外ユニット14及び空調操作パネル80が、それぞれ分割されているエアコン10を用いて説明したが、室内ユニット12と室外ユニット14とが一体となっている一体型の空調装置であってもよく、さらに、空調操作パネル80も一体となった構成であってもよい。
【0092】
すなわち、図10に示されるように、コンプレッサ26、熱交換器28及びファン114が設けられた室外側ユニット130とダクト38等が設けられている室内側ユニット132を一体にした空調装置130であってもよい。この場合、空調装置130の取り付け位置は天井裏に限らず、任意の壁面に設置し、設置された壁面に空調操作パネル80、換気口42及び通気口44を設けるようにしてもよい。これによって、ダクトの長さを短くできると共に、例えば浴室に設けている出窓の下などに据え付けることができる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明の空調装置は、浴槽や便器が設けられている室内の空調と共に換気を行うことができ、新鮮な空気で快適な空調状態に維持することができる。また、本発明では、使用者の入室を検知し、設定温度、外気温度ないし室内温度等に基づいて自動的に効率良く空調ないし換気を行い、また使用者の退出の検知に合わせて自動的に換気運転を行うことができるので、煩わしい操作を行う必要がなく、快適に空調された室内を使用することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエアコンと浴室ユニットを示す概略構成図である。
【図2】エアコンの冷凍サイクルを示す概略配管系統図である。
【図3】エアコンの室内ユニットの回路構成を示す概略ブロック図である。
【図4】エアコンの室外ユニットの回路構成を示す概略ブロック図である。
【図5】室内ユニットの構成を示す概略図である。
【図6】空調操作パネルを示す概略正面図である。
【図7】トイレ自動モードの一例を示すフローチャートである。
【図8】トイレ自動モードでの運転時の割込みルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図9】風呂換気モードの一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明を適用した空調装置の他の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10 エアコン
12 室内ユニット
14 室外ユニット
16 熱交換器
26 コンプレッサ
28 熱交換器
38 ダクト(第3のダクト)
42 換気口
44 ダクト(第1のダクト)
45 小ダクト(分岐ダクト)
46 ダクト(第2のダクト)
48 ダンパ(切換手段)
50 吸気口
52 換気口
72 マイコン(制御手段)
80 操作パネル
83 吹出しノズル
85 赤外線センサ(検知手段)
86 室温センサ
87 湿度センサ
110A 外気温度センサ
120 浴室ユニット
122 浴槽
124 便器

Claims (6)

  1. 便器ないし浴槽の少なくとも一方が設けられている室内に設置され、室内側ユニットと室外側ユニットによって構成される冷凍サイクルによって外気温度ないし室内温度と設定温度に基づいて該室内の空気調和を図る空調ユニットを備えた空調装置であって、
    室内の空気を吸引する吸引口が設けられた第1のダクトと、
    室外に開口された換気口が設けられた第2のダクトと、
    前記吸引ダクトと前記換気ダクトとが連通され中間部に設けられた熱交換器を通過した空気を室内へ向けて開口された換気口から送出する第3のダクトと、
    前記第1のダクトと前記第2のダクトを切り換えて前記第3のダクトに連通させる切換手段と、
    前記第2のダクトの換気口または第1のダクトの吸引口から導入した空気を前記第3のダクトの換気口への送出と、第3のダクトの換気口から導入した空気を第2のダクトの換気口へ向けての送出とが可能な送風手段と、
    前記切換手段、前記送風手段及び前記空調ユニットを制御して空気調和及び換気を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする空調装置。
  2. 前記第3のダクトから分岐され前記送風手段によって第3のダクトから供給される空気を室内に設けられている前記便器の近傍の所定の部位へ向けて送出可能とする分岐ダクトを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記制御手段が室内温度の計測結果に基づいて空調ユニットと送風手段とによる空調運転と、送風手段による換気運転とを行うことを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の空調装置。
  4. 前記室内への入退室を検知する検知手段を含み、前記制御手段が、前記検知手段により入室を検知したときに空調運転を開始すると共に、前記検知手段により退室を検知してから前記送風手段を所定時間作動させて前記第3のダクトの換気口から吸引した空気を前記第2のダクトの換気口へ向けて送出することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の空調装置。
  5. 前記制御手段が前記空調運転時に室内温度及び外気温度と設定温度に基づいて前記切換手段を制御することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の空調装置。
  6. 室内の湿度を測定する湿度測定手段を備え、前記制御手段が前記湿度測定手段の測定結果及び外気温度と設定温度または室内温度の検出結果に基づいて除湿運転を行うことを特徴とする請求項5に記載の空調装置。
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