JPH06123469A - 空調換気機能付き除湿ユニットの運転制御装置 - Google Patents

空調換気機能付き除湿ユニットの運転制御装置

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JPH06123469A
JPH06123469A JP4270477A JP27047792A JPH06123469A JP H06123469 A JPH06123469 A JP H06123469A JP 4270477 A JP4270477 A JP 4270477A JP 27047792 A JP27047792 A JP 27047792A JP H06123469 A JPH06123469 A JP H06123469A
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ventilation
air
switch
indoor
blower
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Application number
JP4270477A
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English (en)
Inventor
Takeshi Onishi
毅 大西
Yasuhiro Shindo
泰宏 進藤
Takahisa Ishizuka
貴寿 石塚
Yasuo Ishikawa
泰夫 石川
Akio Sato
明郎 佐藤
Masaaki Tsushima
正秋 対馬
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Tohoku Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フル自動モードや自動モードで換気運転を最
優先とする。 【構成】 フル自動モードや自動モードでの除湿、サー
キュレート運転時では、室内吸込口7近傍の汚れセンサ
44が常時室内14の空気に汚れがあるか否かを検知し
ており、フル自動モードや自動モードの開始時やこの汚
れセンサ44が室内14の空気の汚れを検知したとき、
必ず換気運転に入る。この換気運転では、室外12から
吸込ダクト4,空調換気エレメント63,熱交換器5
2,室内吹出送風機59を経て室内14に至る第1の空
気通路と、室内14から空調換気エレメント63,熱交
換器54,室外吹出送風機60,吹出ダクト5を経て室
外12に至る第2の空気通路とが形成される。室外12
から室内14に新鮮な空気が吹き込まれ、室内14から
室外12に汚れた空気が排出される。夏期冷房、冬期暖
房時では、さらに、冷凍サイクルの熱交換器52,54
が作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅が高気密化、高断
熱化していく中で、室内の冷房、暖房等の空気調和によ
る空気の汚れを、システムとしての省エネを加味し、単
に換気するだけでなく、室内温熱環境に外乱を与えない
ように温度交換効率の向上を計る空調換気機能と除湿機
能とを兼ね備えた空調換気機能付き除湿ユニットの運転
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭48−26758号公報に
記載されるように、冷凍サイクルを塔載し、かつ回転マ
トリクス形熱交換器、または直交流形熱交換器を設けて
換気機能をもたせた冷房機が提案されている。
【0003】かかる冷房機では、直交流形熱交換器が仕
切板の近傍に設置されており、ファンケーシングの一端
を開口するダクトにより、このファンケーシング内の高
圧高温の室外空気の一部を直交流熱交換器を通過させて
室内に送り込み、これと同時に、仕切板の近傍に設けら
れた低圧低温の室内側空間の空気の一部を直交流形熱交
換器を通過させ、仕切板の近傍の空気圧の低い室外側空
間の空気を移動させて夏期冷房時の換気を行なうことが
できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によると、夏期冷房時のみの換気しかできない。
また、室内ファン、室外ファンが直交流形熱交換器及び
冷却器、再熱器に空気を吹き付けているため、空気の流
れに渦が発生し、ファンの圧力低下によって生ずるファ
ンモータの出力増加による消費電力の増加及び上記の渦
発生に伴なう騒音の増大化、室内の温熱環境の乱れが問
題となる。
【0005】本発明の目的は、かかる問題を解消し、夏
期冷房時ばかりでなく、冬期暖房時での換気を可能と
し、しかも、換気運転時などでの温度交換効率の向上を
計り、省エネ化、低騒音運転が実現できるようにした空
調換気機能付き除湿ユニットの運転制御装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、室外吸込口から吸込ダクトや空調換気エ
レメント,冷凍サイクルの第1の熱交換器,室内吹出送
風機を経て室内吹出口に至る第1の空気通路と、室内吸
込口から該空調換気エレメントや該冷凍サイクルの第2
の熱交換器,室外吹出送風機,吹出ダクトを経て室外吹
出口に至る第2の空気通路と、該吸込ダクトと該吹出ダ
クトとの間を連結するバイパス通路と、該吸込ダクトと
該バイパス通路とのいずれか一方を開いて他方を閉じる
第1の切換ダンパと、該吹出ダクトと該バイパス通路と
のいずれか一方を開いて他方を閉じる第2の切換ダンパ
と、各部の温度を検出する各種温度センサ,汚れセン
サ,湿度センサとを備えた空調換気機能付き除湿ユニッ
トの運転制御装置であって、操作パネルの各種運転指示
スイッチの操作に応じて動作し、上記各種センサの検出
出力に応じて上記冷凍サイクル,室内吹出送風機,室外
吹出送風機,第1,第2の切換ダンパを制御し、夏期冷
房時や冬期暖房時の換気運転、室内の除湿及び換気運
転、室内のサーキュレート運転、室内の吸気及び排気運
転の各運転状態を設定するようにする。
【0007】
【作用】本発明によると、操作パネルには各種運転を指
示するスイッチが設けられており、ユーザがそのうちの
所望のスイッチを操作すると、この指示操作に応じた制
御動作状態となり、各種温度センサ,汚れセンサ,湿度
センサの検出出力に応じて冷凍サイクル,室内吹出送風
機,室外吹出送風機,第1,第2の切換ダンパを制御
し、これによって操作されたスイッチで指示された夏期
冷房時や冬期暖房時の換気運転、もしくは室内の除湿及
び換気運転、室内のサーキュレート運転、室内の吸気及
び排気運転を行なわせる。
【0008】
【実施例】まず、図17により、本発明による空調換気
機能付き除湿ユニットの運転制御装置の使用状態の一例
について説明する。但し、1は本発明による空調換気機
能付き除湿ユニットの本体(以下、ユニット本体とい
う)、2は室外吸込口、3は室外吹出口、4は吸込ダク
ト、5は吹出ダクト、6は室内吹出口、7は室内吸込
口、8は化粧カバー、9は電気品箱、10は操作パネ
ル、11はリモコンコード、12は室外、13は壁、1
4は室内、15は冷房機、16は暖房機である。
【0009】ここでの空調換気機能付き除湿ユニットは
天井埋込み形であり、図17において、ユニット本体1
は天井に埋め込まれており、これから室内14に室内吹
出口6、室内吸込口7が夫々出されている。また、ユニ
ット本体1の上部に取り付けられている電気品箱9から
リモコンコード11を介して操作パネル10が室内に設
置されている。また、ユニット本体1から吸込ダクト
4、吹出ダクト5が夫々壁13を貫通して室外12に導
出され、吸込ダクト4の先端が室外吸込口2となり、吹
出ダクト5の先端が室外吹出口3となっている。
【0010】室内14では、夏期に冷房機15が使用さ
れて冷房がなされ、冬期に暖房機16が使用されて暖房
がなされるが、これとともに本発明による空調換気機能
付き除湿ユニットを使用することにより、あるいはま
た、他の季節やユーザの必要に応じて、後述するよう
に、室内14の換気運転制御や除湿運転制御を行なうこ
とができる。
【0011】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明
する。図9〜図11は本発明による運転制御装置の一実
施例によって制御される空調換気機能付き除湿ユニット
の構成を示す図面である。
【0012】図9に示す操作パネル10の内部には、図
11に示す各運転制御の情報を入力する基板10aが組
み込まれており、操作パネル10の表面には、フル自動
運転モードのところに「これっきり」スイッチ12a、
「サーキュレート」スイッチ13aと夫々の表示灯とし
てのLEDランプ14a1,14a2が設けられてい
る。また、自動運転モードのところに「換気」スイッチ
15a、「除湿」スイッチ16aと夫々の表示灯として
のLEDランプ14b1,14b2が設けられている。
さらに、マニュアル運転モードのところに「除湿」スイ
ッチ17、「換気」スイッチ18、「サーキュレート」
スイッチ19、「吸気」スイッチ20及び「排気」スイ
ッチ21と夫々の表示灯としてのLEDランプ14c1
〜14c5が設けられている。
【0013】また、図17に示したユニット本体1の上
部に設置された電気品箱9には、各種リレーやマイコン
からなる図10及び図11に示すような運転制御装置が
収納されている。即ち、電源リレー22がトランジスタ
23を介してマイコン24に結線されている。圧縮機リ
レー25、吸気ファンリレーLow26、吸気ファンリ
レーHi27、排気ファンリレーLow28、排気ファ
ンリレーHi29、吸気ダンパリレー30、排気ダンパ
リレー31のリレー類はマイコン32に結線され、この
マイコン32はマイコン24に結線されている。また、
圧縮機有熱ダンパリレー33、圧縮機排熱ダンパリレー
34、四方弁リレー35、暖房用二方弁リレー36、冷
房用二方弁リレー37、吐出圧力調整弁リレー38、霜
取り二方弁リレー39のリレー類はマイコン40に結線
され、このマイコン40はマイコン24に結線されてい
る。さらに、ドレンポンプリレー41はマイコン42に
結線され、このマイコン42はマイコン24に結線され
ている。
【0014】また、図17に示したユニット本体1の室
内吸込口7の近傍に、図12に示すように、室内吸込温
度センサ43が配置され、この室内吸込温度センサ43
はマイコン24に結線されている。室内吸込口7の近傍
に汚れサンサー44が設けられ、この汚れセンサ44は
マイコン45に結線されており、このマイコン45はマ
イコン24に結線されている。室内吸込口7の近傍に湿
度センサ46が設けられ、この湿度センサ46はマイコ
ン56に結線されており、このマイコン56はマイコン
24に結線されている。
【0015】さらに、図17に示した室内吹出口6の近
傍に、図12に示すように、室内吹出温度センサ48が
設けられている。この室内吹出温度センサ48は、図1
1に示すように、マイコン24に結線されている。図1
7に示した室外吸込口2の近傍に、図12に示すよう
に、室外吸込温度センサ49が設けられ、この室外吸込
温度センサ49はマイコン24に結線されている。ま
た、図12に示すように、圧縮機50の近傍に圧縮機温
度センサ51が設けられ、この圧縮機温度センサ51は
マイコン24に結線されている。また、図12に示すよ
うに、熱交換器52の近傍に夏期霜取り温度センサ55
が、熱交換器54の近傍に冬期霜取り温度センサ53が
夫々設けられており、これらセンサ類はマイコン56に
結線され、このマイコン56はマイコン24に結線され
ている。また、ドレンポンプ57(図12)のオーバフ
ロースイッチ58がマイコン24に結線されている。
【0016】次に、この実施例の運転制御の動作を説明
するが、まず、図1〜図4により、この実施例の構成と
夏期冷房時の換気運転制御の動作について説明する。
【0017】この場合には、他の空気調和機、例えば図
17の冷房機15で冷房運転が行なわれている。このよ
うな状態で室内14の空気が汚れた場合、あるいは換気
を必要とする場合には、ユニット本体1は空気換気運転
を行なう。
【0018】即ち、操作パネル10のフル自動運転モー
ドの「これっきり」スイッチ12a(図9)が押される
と(図1のステップ100)、吸気ファンリレーLow
26、排気ファンリレーLow28が作動し、室内吹出
送風機59と室外吹出送風機60とがLow(弱)運転
を行ない、サーキュレート弱運転となる(ステップ10
0)。ここで、室内14に汚れがある場合(ステップ1
01)には、換気を最優先とし(ステップ102)、汚
れがなくて高湿の場合には(ステップ115)、後述す
る除湿運転に自動的に切換わる。
【0019】汚れセンサ44で汚れが検知されたとき
(ステップ101)には、その検知出力がマイコン45、
24に入力され、その出力によって吸気ダンパリレー3
0、排気ダンパリレー31が作動し、除湿切換ダンパ6
1が図12に図示するように室外吸込口2を開とし、除
湿切換ダンパ62が図12で図示するように室外吹出口
3を開とする。また、吸気ファンリレーHi27、排気
ファンリレーHi29が作動し、室内吹出送風機59と
室外吹出送風機60とがHi(強)運転を行ない、これ
により、室外12の新鮮な暖かい空気が室内吹出送風機
59によって室外吸込口2から吸い込まれ、吸込ダクト
4、空調換気エレメント室外側吸込口64、空調換気エ
レメント63、熱交換器52、室内吹出送風機59の吸
込口66及び室内吹出送風機59を通って室内吸出口6
から室内14に送り込まれる。
【0020】一方、室内14の汚れた冷たい空気は室外
吹出送風機60によって室内吸込口7から吸い込まれ、
空調換気エレメント室内側吸込口67、空調換気エレメ
ント63、熱交換器54、室外吹出送風機60の吸込口
68、室外吹出送風機60及び吹出ダクト5を通って室
外吹出口3から室外12に排気される。
【0021】以上の過程がステップ102の換気運転で
あって、この過程において、室外12の新鮮な暖かい空
気と室内14の汚れた冷たい空気とが空調換気エレメン
ト63で直交流し、これにより、両者間で熱交換が行な
われる。
【0022】なお、空調換気エレメント63では、室外
12からの吸込み空気と室内14からの吸込み空気とが
決して混合しない構造になっている。
【0023】かかる換気運転において、空調換気エレメ
ント63と冷凍サイクルの熱交換器52、54(但し、
冷凍サイクルは作動していない)との組合せがステップ
102の空調エレメント換気運転である。
【0024】空気の汚れが検知されている限り、空調エ
レメント換気運転が開始してから1分経過するまではス
テップ101,102,103の処理が繰り返されて換
気運転を続行し、換気運転が1分経過すると、室内14
の空気と室外12の空気の温度交換効率ηtを算出する
ため、マイコン24は、室内吸込温度センサ43、室内
吹出温度センサ48及び室外吸込温度センサ49の検出
出力を取り込んで、次の数1で示す演算を行なって温度
交換効率ηt〔%〕を算出する。
【0025】
【数1】
【0026】 但し、T1 ; 室内空気吸込み温度 〔℃〕 T3 ; 室外空気吸込み温度 〔℃〕 T4 ; 室内空気吹出し温度 〔℃〕。
【0027】この演算で得られた温度交換効率ηtが5
0%に達していると(ステップ104)、次に、温度交
換効率ηtが90%に達したか否か判定する(ステップ
106)が、温度交換効率ηtが50%に達していない
とき(ステップ104)には、上記の換気運転が開始し
てから3分経過するまで、もしくは温度交換効率ηtが
50%に達するまでステップ104,105,101,
102,103の一連の処理をなす。上記の換気運転が
3分経過しても空気の汚れが検知され、かつ温度交換効
率ηtが50%に達しない場合には、次のステップ10
6に移っての温度交換効率ηt90%に達したか否か判
定する(ステップ106)。
【0028】次に、ステップ106で温度交換効率ηt
が90%以下と判定されると、圧縮機50の運転開始を
3分遅延させる(ステップ107)。また、温度交換効
率ηtが90%以上の場合には、上記の空調エレメント
換気運転を続行し(ステップ108)、温度交換効率η
tが80%以下か否かを判定する(ステップ109)。
これが80%以下ならば、圧縮機50の運転開始を3分
遅延させる(ステップ107)。また、温度交換効率η
tが80%以上ならば、汚れセンサ44で室内14の空
気の汚れを検知し(ステップ110)、汚れがある場合
には、換気運転を続行する(ステップ108)。そし
て、温度交換効率ηtが80%以下になると、圧縮機5
0の運転開始を3分遅延させる(ステップ107)。こ
の圧縮機50の運転開始の3分遅延中でも上記の換気運
転を続行し(ステップ111)、汚れセンサ44で室内
14の空気の汚れを検知して(図2のステップ20
4)、汚れがある場合には、3分間換気運転を続行させ
る(ステップ107)。
【0029】圧縮機50の運転開始の3分遅延が経過す
ると、室内空気吸込み温度T1が室外空気吸込み温度T3
より低い場合、または等しい場合には(ステップ11
2)、圧縮機リレー25(図10,図11)に入力され
て圧縮機50が作動し、冷凍サイクルが運転開始する。
これにより、冷媒が熱交換器52、54に流れて夏期冷
房時の換気運転となる(ステップ113)。
【0030】なお、かかる夏期冷房時の換気運転では、
図18に示す冷凍サイクルが次のように作動する。ま
ず、吐出圧力調整弁リレー38(図10,図11)が作
動して吐出圧力調整弁38aは開状態、四方弁35aも
開状態(ノルマルオープン)にあって、さらに、冷房用
二方弁リレー37(図10,図11)が作動し、冷房用
二方弁37aは開状態になっており、これら四方弁35
a、冷房用二方弁37a間に伝熱面積が大きい熱交換器
54aと伝熱面積が小さい熱交換器54bとが配置され
ていることになる。また、このとき、暖房用二方弁36
aは閉状態になっており、暖房用二方弁36a、四方弁
35a間に伝熱面積が大きい熱交換器52aと伝熱面積
が小さい熱交換器52bが設けられているが、暖房用二
方弁36aは閉状態にあるため、これらの間に伝熱面積
が小さい方の熱交換器52bが配置されていることにな
る。
【0031】そこで、圧縮機50の吐出口から吐出され
た高温高圧の冷媒は、吐出圧力調整弁38a、四方弁3
5aを通り、2つの熱交換器54a、54bを分流した
後、冷房用二方弁37a、逆止弁69を通り、ドライヤ
ー70、冷房用キャピラリー71で減圧されて低圧低温
の冷媒となり、冷却器(熱交換器52bが冷却器とな
る。後述する。)、四方弁35a、サクションタンク7
2を通って圧縮機50の吸込口から圧縮機50に戻る。
【0032】かかる冷凍サイクルが構成されるが、熱交
換器54a、54bは図12における空調換気エレメン
ト63の室外側吹出口67aの近くに配置された熱交換
器54であって、これらは高温高圧の冷媒が通って再熱
器として作用する。また、熱交換器52a、52bは図
12における空調換気エレメント63の室内側吹出口6
4aの近くに配置された熱交換器52であって、そのう
ちの熱交換器52bに低圧低温の冷媒が通って冷却器と
して作用する。
【0033】このようにして、室外12からの空気は冷
却器としての熱交換器52bでさらに冷やされて室内1
4に送り込まれ、室内14からの空気は再熱器54でさ
らに暖められて室外12に排出され、温度交換効率ηt
が80%以上、または90%以上になるようにマイコン
24(図11)で自動制御が行なわれて、室内14の温
熱環境に外乱を与えない夏期冷房時の空調換気運転が行
なわれる。
【0034】なお、圧縮機50で発生した熱は、圧縮機
温度センサ51(図12)より検知されて、その検知出
力がマイコン24に入力され、圧縮機排熱ダンパリレー
34(図10,図11)が作動し、図12において、圧
縮機室73内に設けられている排熱ダンパ74が開くこ
とにより、室外吹出送風機60によってその吸込口68
に吸い取られ、空調換気エレメント63からの汚れた室
内14の空気に吸収されて室外12に排出される。この
ため、圧縮機50の入力が少なくて省エネを計ることが
できる。
【0035】さて、上記の夏期冷房時の空調換気運転に
よると、図2において、この夏期冷房時の空調換気運転
が15分経過したか否か判定される(ステップ20
0)。この15分が経過しないときでも、汚れセンサ4
4で室内14の空気の汚れを検知し(ステップ20
4)、汚れがある場合には、図1のステップ111に戻
って夏期冷房時の空調換気運転を続行する。温度交換効
率ηtも、上記のように、常に室内吸込温度センサ4
3、室内吹出温度センサ48、室外吸込温度センサ49
からの検出出力をマイコン24で演算されることによっ
て算出される(ステップ106)。
【0036】夏期冷房時の空調換気運転が15分経過し
た後(図2のステップ200)、冷却器として動作して
いた熱交換器52b(図18)の近傍にある夏期霜取り
温度センサ55(図12)が温度が8℃以下と検出する
と(ステップ201)、この検出出力がマイコン56、
24(図10,図11)に入力されて霜取り二方弁リレ
ー39(図10,図11)を作動させ、これにより、霜
取換気運転を行なわせる。
【0037】そこで、図20において、除霜運転切換二
方弁39aが開状態となり、霜取換気運転が次のように
開始する。即ち、圧縮機50から吐出される高温高圧の
冷媒は、吐出圧力調整弁38a、四方弁35a、再熱器
としての熱交換器52、逆止弁75を通り、除霜運転切
換二方弁39aから熱交換器54に流れ、四方弁35a
及びサクションタンク72を通って圧縮機50に戻る。
このように冷媒の流れが繰り返されるが、このとき、冷
却器であったために霜が付着していた熱交換器52bが
再熱器として動作することになり、これによってこの霜
が蒸発して除かれる。また、この間は、室内吹出送風機
59、室外吹出送風機60は運転している。
【0038】なお、かかる霜取換気運転時では、除湿切
換ダンパ61、62によって室外吸込口2、室外吹出口
3が夫々閉じ、これにより、これらからの外気等の侵入
が防止される。
【0039】次に、図2において、霜取換気運転が5分
経過したか否か判定し(ステップ203)、5分経過し
ないときでも、汚れセンサ44で室内14の空気の汚れ
を検知し(ステップ205)、汚れがある場合には、そ
のまま霜取換気運転の5分間続行を行なわせる。5分間
霜取換気運転が行なわれた後には、汚れセンサ44で室
内14の空気の汚れを検知し(ステップ204)、汚れ
がある場合には、図1のステップ106に戻る。そし
て、温度交換効率ηtが90%以上であれば、空調エレ
メント換気運転を行なう(ステップ108)。また、温
度交換効率ηtが90%以下であれば、再び図18に示
した冷凍サイクルが動作する状態に切り換わる。以下、
上記のフル自動運転モードを繰り返し、室内14の空気
の汚れがなくなると(ステップ204,205)、室内
14の湿度センサ46で検知し(ステップ206)、室
内14の湿度が低湿の場合には、全ての運転を停止をし
て(ステップ207)、室内14の空気の汚れを、汚れ
センサ44で常に監視する。
【0040】また、操作パネル10のフル自動運転モー
ドの中の「サーキュレート」スイッチ13a(図9)を
入れておくと、図1〜図4に示す………の経路のように
なる。即ち、室内14の湿度が低湿の場合には(ステッ
プ206)、図2〜図4の……の経路を通って図1のス
テップ100に移り、サーキュレート弱運転を行なう。
室内14の湿度が高湿の場合には(ステップ206)、
圧縮機50の運転開始の3分遅延中か否かの判定のステ
ップ300(図3)に移り、圧縮機50の運転開始の3
分遅延中であれば、サーキュレート強運転を行ない(図
3のステップ301)、そのとき、室内14の空気の汚
れがある場合には(ステップ302)、汚れセンサ44
で検知するが、空気の汚れがない場合には、汚れセンサ
44は検知しない。いま、この場合には、汚れがない場
合を仮定して、圧縮機50の運転開始の3分遅延中に戻
り(ステップ300)、圧縮機50の運転開始の3分遅
延が経過すると、除湿運転を行なう(ステップ30
3)。
【0041】以下、この除湿運転を図1〜図4、図9〜
図11、図14、図19、図20により説明する。吸気
ファンリレーHi27、排気ファンリレーHi29が作
動すると、室内吹出送風機59と室外吹出送風機60と
が運転開始すると同時に、吸気ダンパリレー30、排気
ダンパリレー31が作動して、図14に示すように、除
湿運転ダンパ61が室外吸込口2を閉じ、除湿切換ダン
パ62も室外吹出口3を閉じて、吸込ダクト4と吹出ダ
クト5が除湿バイパス通路76で連結される。これによ
り、室内14の湿った空気は室外吹出送風機60によっ
て室内吸込口7から吸い込まれ、空調換気エレメント室
内側吸込口67、空調換気エレメント63、熱交換器5
4、室外吹出送風機60の吸込口68、室外吹出送風機
60、除湿バイパス通路76、吸込ダクト4、空調換気
エレメント室外側吸込口64、空調換気エレメント6
3、熱交換器52、室内吹出送風機59の吸込口66、
室内吹出送風機59及び室内吹出口6を通って室内14
に吹き出される。
【0042】このときの冷凍サイクルは図19に示す冬
期暖房運転の場合と同様である(後述する)。熱交換器
54bが冷却器として動作し、室内14の湿った空気は
冷却器で蒸発されて除湿する。従って、梅雨時や秋雨
時、早朝の窓ガラスの結露、カビ等を防止することがで
きる。
【0043】図14において、圧縮機50で発生した熱
は圧縮機温度センサ51より検知され、その検出出力が
マイコン24に入力されて圧縮機排熱ダンパリレー34
が作動し(以上、図11)、このとき、圧縮機室73内
に設けられている排熱ダンパ74が開くことにより、こ
の熱は室外吹出送風機60によってその吸込口68に吸
い込まれ、空調換気エレメント63からの除湿された空
気に吸い取られて室内14に放出される。さらに、再熱
器としての熱交換器52と圧縮機50とで発生した熱に
より、圧縮機室73内の空気の温度が室内14の温度よ
りも高くなると、室内吸込温度センサ43、圧縮機温度
センサ51がそれぞれの温度を検知してマイコン24に
送り、これによって排気ダンパリレー31の作動によ
り、吹出ダクト5の除湿切換ダンパ62が開となり、室
内14からの高温の空気が室外12に排出されるように
なる。これにより、室内14の温熱環境が乱されない除
湿運転が行なわれる。
【0044】図3において、かかる除湿運転中に、室内
14の空気に汚れがあるか否かを汚れセンサ44で検知
し(ステップ304)、空気の汚れがない場合には、除
湿運転を続行して除湿運転が60分経過したか否か判定
する(ステップ305)。除湿運転が60分経過しない
ときでも、湿度センサ64で室内14の湿度を検知する
(図4のステップ401)。そして、湿度が低湿の場合
には、除湿運転を7分間停止して(ステップ402)、
室内14の空気の汚れの有無を見る(ステップ40
3)。また、除湿運転が60分経過後(図3のステップ
305)、冷却器として動作していた熱交換器54bの
近傍の冬期霜取り温度センサ53(図14)が8℃以下
であることを検知すると、この検知出力がマイコン5
6、24に入力されて霜取り二方弁リレー39が作動
し、霜取運転が行なわれる。
【0045】図20がこの霜取運転での冷凍サイクルを
示し、除霜運転切換二方弁39aが開状態となって霜取
運転が次のように開始する。即ち、図20において、圧
縮機50から吐出される高温高圧の冷媒は、吐出圧力調
整弁38a、四方弁35a、再熱器としての熱交換器5
2、逆止弁75を通り、除霜運転切換二方弁39aから
冷却器として動作する熱交換器54bに流れ、四方弁3
5a及びサクションタンク72を通って圧縮機50に戻
る。このように冷媒の流れが繰り返されるが、このと
き、冷却器であったために霜が付着していた熱交換器5
4bが高温となり、これによってこの霜が蒸発して除か
れる。
【0046】なお、かかる霜取運転時では、図14に示
すように、除湿切換ダンパ61、62によって室外吸込
口2、室外吹出口3が夫々閉じ、これにより、これから
の外気等の侵入が防止される。
【0047】次に、霜取運転終了後、室内14の空気の
汚れがあるか否かを判定し(図3のステップ308)、
室内14の空気に汚れがある場合には、汚れセンサ44
で検知して、空調エレメント換気運転を行なう(図1の
ステップ102)。室内14の空気の汚れがない場合に
は(図3のステップ308)、冷却器として動作してい
る熱交換器54bの温度が12℃以下のとき(図4のス
テップ400)、霜取運転を行なう(図3のステップ3
07)。また、冷却器として動作している熱交換器54
bの温度が12℃以上のときには(図4のステップ40
0)、湿度センサ64で室内14の湿度を検知し(ステ
ップ401)、低湿の場合には、除湿運転を7分間停止
して(ステップ402)室内14の空気の汚れの有無を
見る(ステップ403)。また、高湿の場合には(ステ
ップ401)、除湿運転を行なう(図3のステップ30
3)。上記のステツプ402の7分間の除湿運転停止中
に室内14の空気に汚れがあることが検出される場合に
は(ステップ403)、空調エレメント換気運転を行な
う(図1のステップ102)。室内14の空気に汚れが
ない場合には(ステップ403)、除湿運転停止の7分
が経過したか否か判定し(ステップ404)、この7分
間が経過した後、湿度センサ64で室内14の湿度を検
知する(ステップ405)。そして、低湿の場合には、
室内14の空気の汚れの有無を判定し(図1のステップ
101)、汚れがある場合には、空調エレメント換気運
転を行なう(ステップ102)。高湿の場合には、除湿
運転を行なう(図3のステップ303)。
【0048】以下、室内14の空気の状態に応じて、空
調エレメント換気運転、夏期冷房時の空調換気運転、除
湿運転が各々行なわれる。
【0049】次に、図1〜図4、図9〜図11、図1
3、図14、図17、図19、図20により、この実施
例の冬期暖房時での空調換気運転について説明する。但
し、前記図面において対応する部分には同一符号をつけ
ている。
【0050】この場合には、例えば図17の暖房機16
等の他の空気調和機で暖房運転が行なわれており、室内
14の空気が汚れた場合、あるいは換気を必要とする場
合、空調換気運転が次のように行なわれる。
【0051】即ち、除湿切換ダンパ61、62は図12
と同じ状態にある。室内吹出送風機59、室外吹出送風
機60が作動すると、室外12の新鮮な冷たい空気が室
内吹出送風機59によって室外吸込口2から吸い込ま
れ、吸込ダクト4、空調換気エレメント室外側吸込口6
4、空調換気エレメント63、再熱器としての熱交換器
52、室内吹出送風機59の吸込口66、室内吹出送風
機59、室内吹出口6を通って室内14に送り込まれ
る。一方、室内14の汚れた暖かい空気は室外吹出送風
機60によって室内吸込口7から吸い込まれ、空調換気
エレメント室内側吸込口67、空調換気エレメント6
3、冷却器としての熱交換器54b、室外吹出送風機6
0の吸込口68、室外吹出送風機60、吹出ダクト5、
室外吹出口3を通って室外12に排出される。
【0052】以上の過程において、室外12の新鮮な冷
たい空気と室内14の汚れた暖かい空気が空調換気エレ
メント63の直交流により、両者間で熱交換が行なわれ
る。この運転制御は、図1〜図4、図9〜図11におい
て、前記の夏期冷房時の換気運転制御の動作と同様に、
操作パネル10のフル自動運転モードの「これっきり」
スイッチ12a及び「サーキュレート」スイッチ13a
を押すと、サーキュレート弱運転を行ない(ステップ1
00)、室内14の空気の汚れがあるか否かを汚れセン
サ44で検知する(ステップ101)。室内14の空気
の汚れがない場合には、室内14の湿度を湿度センサ4
6で検知し(ステップ115)、高湿の場合には、除湿
運転を(図3のステップ300,303)、低湿の場合
には、運転停止(図3のステップ309を経て図2のス
テップ207)またはサーキュレート弱運転(図1のス
テップ100)を夫々行なう。室内14の空気に汚れが
ある場合には(ステップ101)、前記の夏期冷房時と
同様、空調換気エレメントと冷凍サイクルの熱交換器と
での空調エレメント換気運転を行ない(ステップ10
2)、温度交換効率ηtが90%以下(ステップ10
6)、または80%以下(ステップ109)であって、
室内空気吸込み温度T3 が室外空気吸込み温度T1 より
高い場合、冬期暖房時の換気運転となる(ステップ11
4)。
【0053】かかる換気運転では、図19に示すように
冷凍サイクルが作動し、次のようにして、熱交換器52
は再熱器として、熱交換器54bは冷却器として夫々動
作する。
【0054】図13、図19において、冷凍サイクル
は、四方弁リレー35が作動して、四方弁35aの切換
えによるヒートポンプ式であり、この四方弁35aによ
り、吐出圧力調整弁38aが熱交換器52に、熱交換器
54がサクションタンク72に夫々連結される。
【0055】上記冷凍サイクルの運転は、圧縮機リレー
25に、上記温度交換効率の指示が入力され、圧縮機5
0が作動して圧縮機50の吐出口から吐出される高温高
圧の冷媒は吐出圧力調整弁38aに送られるが、吐出圧
力調整弁38aは、まず、閉状態にあり、四方弁35a
の動作圧力まで上昇すると、マイコン32、24よって
吐出圧力調整弁リレー38が作動し、吐出圧力調整弁3
8aが開状態となる。これは、圧縮機50がインバータ
ー圧縮機であって、その回転数が低下した場合や小形圧
縮機等であって冷媒循環量が少ない場合、容易に四方弁
35aが切り換わるようにするためである。
【0056】このとき、暖房用二方弁リレー36の作動
により、二方弁36aは開状態になっており、このた
め、高温高圧の冷媒は吐出圧力調整弁38a、四方弁3
5aを通って2つの熱交換器52a、52bに送られ
る。従って、これら熱交換器52a、52bは、即ち、
図13での熱交換器52は再熱器として動作する。これ
ら熱交換器52a、52bからの高温高圧の冷媒は、逆
止弁75を通り、ドライヤー77や暖房・除湿用のキャ
ピラリー78で減圧されて低圧低温の冷媒となる。この
とき、冷房用二方弁リレー37は作動しておらず、二方
弁37aは閉状態にあり、このため、低圧低温の冷媒は
伝熱面積が小さい方の熱交換器54bを通り、四方弁3
5a、サクションタンク72から圧縮機50に戻る。こ
れにより、熱交換器54bが冷却器として動作する。従
って、図13における熱交換器54は冷却器として動作
することになる。
【0057】そこで、図13においては、室外12から
の空気は再熱器としての熱交換器52でさらに暖められ
て室内14に送り込まれ、室内14からの空気は冷却器
としての熱交換器54でさらに冷やされて室外12に排
出され、温度交換効率ηtが80%以上、または90%
以上になるようにマイコン24で自動制御が行なわれ
て、室内14の温熱環境に外乱を与えない冬期暖房時の
空調換気運転が行なわれる。
【0058】なお、圧縮機50で発生した熱が圧縮機温
度センサ51で検出されて、その検出出力がマイコン2
4に入力されると、圧縮機有熱ダンパリレー33が作動
し、圧縮機室73内に設けられている有熱ダンパ79が
開いて排熱ダンパ74が閉じる。これにより、圧縮機5
0で発生した熱は、室内吹出送風機59によってその吸
込口66に吸い込まれ、空調エレメント63からの新鮮
な室外12からの空気に吸い取られて室内14に送り込
まれる。このため、温度交換効率ηtがさらに向上する
とともに、圧縮機50の電気入力が少なくなり、省エネ
を計ることができる。
【0059】また、霜取換気運転は、夏期冷房時の空調
換気運転と同様であり、除湿運転も夏期冷房時の除湿運
転と同様である。
【0060】さらに、夏期冷房時及び冬期暖房時に、室
外吸込口2にフィルタあるいは空気清浄装置(いずれも
図示せず)を挿入することにより、室外12の空気をさ
らに新鮮にして室内14に送り込むこともできるし、室
外吹出口2に同様のフィルタあるいは空気清浄装置を挿
入することにより、室内14の汚れた空気を清浄し、新
鮮な空気に戻して室外12に排出することもできる。ま
た、室外吸込口2と室外吹出口3とにフィルタあるいは
空気清浄装置を挿入することにより、新鮮な空気の取り
込み、排気ができる。
【0061】さらにまた、室内14の空気の汚れがない
場合であって、室内14が低湿の場合には、サーキュレ
ート弱運転により、室内14の冷房機15(図17)或
いは暖房機16による室内14の温度分布を均一にする
効果がある。
【0062】次に、図5、図6、図9、図10、図11
により、自動運転モードの換気運転について説明する。
操作パネル10の自動運転モードの「換気」スイッチ1
5aを押すと、図5、図6に示す自動運転モードの運転
が行なわれるが、これは、前記の図1〜図4に示したフ
ル自動モードの換気運転とほとんど同様であって、図5
に示す動作は図1に示した動作と同様であり、図6に示
す動作は図2に示した動作と同様である。即ち、サーキ
ュレート弱運転(ステップ500)、空調エレメント換
気運転(ステップ502)が行なわれた後、室内空気吸
込み温度T1が室外吸込み温度T3より低い場合(ステッ
プ512)には、夏期冷房時の換気運転(ステップ51
3)となり、室内空気吸込み温度T1が室外空気吸込み
温度T3より高い場合には、冬期暖房時の換気運転とな
る(ステップ514)。
【0063】また、室内14の空気の汚れの検知及び温
度交換効率ηtの判定は前記のフル自動モードと同様で
ある。
【0064】次に、図7、図8、図9、図10、図11
でもって自動運転モードの除湿運転について説明する。
図9の操作パネル10の自動運転モードの「除湿」スイ
ッチ16aを押すと、図7、図8の自動除湿モードの運
転を行なうが、これは、前記の図1〜図4のフル自動モ
ードの除湿運転と同様である。
【0065】即ち、まず、湿度センサ46が室内14の
湿度を検出し(ステップ700)、湿度が低湿の場合に
は、サーキュレート強運転を行なって(ステップ70
6)、室内14の湿度のむらをなくし、湿度が高くなれ
ば、ステップ701を経て除湿運転を行なう(ステップ
701)。また、初めから室内14の湿度が高湿の場合
には、直ちに除湿運転を行なう。さらに、霜取り(ステ
ップ705)、運転開始の7分遅延(ステップ803)
の機能は、前記のフル自動モードの場合と同様である。
【0066】この自動運転モードでは、除湿・換気運転
が別々になっており、室内14の空気状態により速やか
に換気が必要か、除湿が必要かを手動で選択ができる運
転の制御を行なうようにしたものである。
【0067】次に、マニュアル運転モードについて説明
する。マニュアル運転モードの除湿運転の場合には、図
9において、操作パネル10のマニュアル運転モードの
「除湿」スイッチ17を押すと、図14の状態が設定さ
れ、室内14の湿度に関係なく連続除湿運転を行なう。
なお、霜取り機能は、前記のフル自動モード及び自動運
転モードと同様である。
【0068】マニュアル運転モードの空調エレメント換
気運転の場合には、操作パネル10のマニュアル運転モ
ードの「換気」スイッチ18を押すと、図12の状態が
設定されて空調エレメント換気のLow運転を行ない、
もう一度押すと、空調エレメント換気のHi運転を行な
い、さらにもう一度押すと、運転停止状態になる。
【0069】マニュアル運転モードのサーキュレート運
転の場合には、操作パネル10のマニュアル運転モード
の「サーキュレート」スイッチ19を押すと、図14に
状態が設定されてサーキュレートLow運転を行ない、
もう一度押すと、サーキュレートHi運転を行ない、さ
らにもう一度押すと、運転停止状態になる。
【0070】マニュアル運転モードの吸気運転の場合に
は、操作パネル10のマニュアル運転モードの「吸気」
スイッチ20を押すと、図15の状態が設定されて吸気
Low運転を行ない、もう一度押すと、吸気Hi運転を
行ない、さらにもう一度押すと、運転停止になる。な
お、図15において、吸気ファンリレーHi27の作動
により、室内吹出送風機59が動作することともに、除
湿切換ダンパ61が室外吸込口2を開き、除湿切換ダン
パ62が室外吹出口3を閉じる。これにより、室外12
の新鮮な空気が室内吹出送風機59によって室外吸込口
2から吸い込まれ、吸込ダクト4、空調換気エレメント
室外側吸込口64、空調換気エレメント63、熱交換器
52、室内吹出送風機59の吸込口66、室内吹出送風
機59及び室内吹出口6を通って室内14に送り込ま
れ、吸気が行なわれる。
【0071】マニュアル運転モードの排気運転の場合に
は、操作パネル10のマニュアル運転モードの「排気」
スイッチ21を押すと、図16の状態が設定されて排気
Low運転を行ない、もう一度押すと、排気Hi運転を
行ない、さらにもう一度押すと、運転停止状態になる。
なお、図16において、排気ファンリレーHi29の作
動により、室外吹出送風機60が動作するとともに、除
湿切換ダンパ61が室外吸込口2を閉じ、除湿切換ダン
パ62が室外吹出口3を開く。これにより、室内14の
汚れた空気は室外吹出送風機60によって室内吸込口7
から吸い込まれ、空調換気エレメント室内側吸込口6
7、空調換気エレメント63、熱交換器54、室外吹出
送風機60の吸込口68、室外吹出送風機60及び吹出
ダクト5を通って室外吹出口3から室外12に排出さ
れ、排気が行なわれる。
【0072】なお、停止時には吸気ダンパリレー30,
排気ダンパリレー31がOFFとなり、除湿切換ダンパ
61、62が開となって室外吸込口2と室外吹出口3が
閉となり、これにより、これからの外気などの侵入が防
止される。
【0073】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこの実施例のみに限定されるものではな
い。例えばユニット本体1は、天井埋込形に限らず、天
井取付形や壁取付形、壁埋込形、ダクト方式形としても
よい。
【0074】また、例えば、室内、室外のCO、C
2、O2、タバコの煙、台所等で発生する煙、またはそ
の他の煙、臭気をセンサー等で感知して空調換気運転を
行なうようにすることができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
空調換気エレメントと冷凍サイクルを塔載して1つのユ
ニット本体内に収納され、各ダンパにより、フル運転モ
ードでの夏期冷房時、冬期暖房時の運転制御は、「これ
っきり」スイッチ及び「サーキュレート」スイッチを押
すだけで全自動運転を行ない、その制御機能は、室内の
空気の汚れを最優先として換気を行なう。
【0076】その換気方法には、温度交換効率が50%
以下の場合は、空調エレメント換気運転を行ない、温度
交換効率が50%以上に達し、しかも室内の空気の汚れ
がある場合は、冷凍サイクルが作動し、冷却器及び再熱
器で温度交換効率が80〜90%を常に保つように自動
制御を行ない、室内の温熱環境に外乱を与えない空調換
気運転ができる。
【0077】また、上記運転で室内の空気の汚れがなく
なり、室内の湿度が高湿の場合は、除湿運転を行なう。
除湿運転60分経過後は、常に室内の空気の汚れを監視
して、空気の汚れがある場合は、換気運転に切り換わ
る。室内が高湿の場合は除湿運転を続行する。
【0078】また、上記の運転制御により、室内の空気
の汚れがなくなり、室内の湿度が低湿になった場合は、
自動的にサーキュレートLow運転に切り換わる。
【0079】従って、室内の空気の状態により、空調エ
レメント換気運転、夏期冷房時の換気運転、冬期暖房時
の換気運転、サーキュレートLow運転を全て、マイコ
ンで自動制御運転を行ない、室内の快適性を常に保つこ
とができ、かつ操作も簡単で高齢者でも操作ができる。
【0080】次に、自動モードの運転制御は、「換気」
スイッチと「除湿」スイッチが別々に設置されており、
換気が必要な場合は、「換気」スイッチを押すと前記の
フル自動運転の換気運転を行なう。除湿が必要な場合
は、「除湿」スイッチを押すと前記のフル自動の除湿運
転を行なう。
【0081】従って、その用途によって換気運転か、ま
たは除湿運転の選択ができる。
【0082】次に、マニュアルモードの運転制御は、
「除湿」は連続運転、「換気」は、空調エレメント換気
運転、「サーキュレート」はLow、Hi運転、「吸
気」はLow、Hi運転、「排気」はLow、Hi運転
を行なう。
【0083】従って、室内の空気の状態及び使用目的に
合せて、その機能を個別に運転制御できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空調換気機能付き除湿ユニットの
運転制御装置の一実施例のフル自動モードの運転制御の
一部を示すフローチャートである。
【図2】本発明による空調換気機能付き除湿ユニットの
運転制御装置の一実施例のフル自動モードの運転制御の
他の一部を示すフローチャートである。
【図3】本発明による空調換気機能付き除湿ユニットの
運転制御装置の一実施例のフル自動モードの運転制御の
さらに他の一部を示すフローチャートである。
【図4】本発明による空調換気機能付き除湿ユニットの
運転制御装置の一実施例のフル自動モードの運転制御の
さらに他の一部を示すフローチャートである。
【図5】本発明による空調換気機能付き除湿ユニットの
運転制御装置の一実施例の自動モードの換気運転制御の
一部を示すフローチャートである。
【図6】本発明による空調換気機能付き除湿ユニットの
運転制御装置の一実施例の自動モードの換気運転制御の
他の一部を示すフローチャートである。
【図7】本発明による空調換気機能付き除湿ユニットの
運転制御装置の一実施例の自動モードの除湿運転制御の
一部を示すフローチャートである。
【図8】本発明による空調換気機能付き除湿ユニットの
運転制御装置の一実施例の自動モードの除湿運転制御の
他の一部を示すフローチャートである。
【図9】本発明による空調換気機能付き除湿ユニットの
運転制御装置の一実施例の操作パネルの一具体例を示す
平面図である。
【図10】本発明による空調換気機能付き除湿ユニット
の運転制御装置の一実施例の各種リレーを示す回路図で
ある。
【図11】本発明による空調換気機能付き除湿ユニット
の運転制御装置の一実施例の各種センサとの関係を示す
ブロック図である。
【図12】本発明による運転制御装置によって制御され
る空調換気機能付き除湿ユニットの夏期冷房時の空調換
気運転動作状態を示す図である。
【図13】本発明による運転制御装置によって制御され
る空調換気機能付き除湿ユニットの冬期暖房時の空調換
気運転動作状態を示す図である。
【図14】本発明による運転制御装置によって制御され
る空調換気機能付き除湿ユニットの除湿運転動作状態を
示す図である。
【図15】本発明による運転制御装置によって制御され
る空調換気機能付き除湿ユニットの吸気運転動作状態を
示す図である。
【図16】本発明による運転制御装置によって制御され
る空調換気機能付き除湿ユニットの実施例の排気運転動
作状態を示す図である。
【図17】本発明による運転制御装置によって制御され
る空調換気機能付き除湿ユニットの設置状態の一例を示
す図である
【図18】本発明による運転制御装置によって制御され
る空調換気機能付き除湿ユニットの夏期冷房空調換気動
作時での冷凍サイクルを示す図である。
【図19】本発明による運転制御装置によって制御され
る空調換気機能付き除湿ユニットの冬期暖房空調換気動
作時での冷凍サイクルを示す図である。
【図20】本発明による運転制御装置によって制御され
る空調換気機能付き除湿ユニットの除霜運転動作時での
冷凍サイクルを示す図である。
【符号の説明】
1 ユニット 2 室外吸込口 3 室外吹出口 4 吸込ダクト 5 吹出ダクト 6 室内吹出口 7 室内吸込口 9 電気品箱 10 遠隔操作パネル 10a 基板 11 リモコンコード 12 室外 12a フル自動モード「これっきり」スイッチ 13a フル自動モード「サーキュレート」スイッチ 14 室内 14a、b、c 表示ランプ(LED) 15a 自動モード「換気」スイッチ 16a 自動モード「除湿」スイッチ 17 マニュアル「除湿」スイッチ 18 マニュアル「換気」スイッチ 19 マニュアル「サーキュレート」スイッチ 20 マニュアル「吸気」スイッチ 21 マニュアル「排気」スイッチ 24、32、40、42、45、56 マイコン 30a 吸気ダンパ 31 排気ダンパリレー 31a 排気ダンパ 35a 四方弁 36a 暖房用二方弁 37a 冷房用二方弁 38a 吐出圧力調整弁 39a 除霜運転切換二方弁 43 室内吸込温度センサー 44 汚れセンサー 46 湿度センサー 48 室内吹出温度センサー 49 室外吸込温度センサー 50 圧縮機 51 圧縮機温度センサー 52、52a、52b 熱交換器 53 冬期霜取り温度センサー 54、54a、54b 熱交換器 55 夏期霜取り温度センサー 59 室内吹出送風機 60 室外吹出送風機 61、62 除湿切換 63 空調換気エレメント 64a 空調換気エレメント63の室内側吹出口 67a 空調換気エレメント63の室外側吹出口 74 排熱ダンパ 76 除湿バイパス通路 79 有熱ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 貴寿 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 石川 泰夫 宮城県仙台市青葉区中山七丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内 (72)発明者 佐藤 明郎 宮城県仙台市青葉区中山七丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内 (72)発明者 対馬 正秋 宮城県仙台市青葉区中山七丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外吸込口から吸込ダクト,空調換気エ
    レメント,冷凍サイクルの第1の熱交換器,室内吹出送
    風機を経て室内吹出口に至る第1の空気通路と、 室内吸込口から該空調換気エレメント,該冷凍サイクル
    の第2の熱交換器,室外吹出送風機,吹出ダクトを経て
    室外吹出口に至る第2の空気通路と、 該吸込ダクトと該吹出ダクトとの間を連結するバイパス
    通路と、 該吸込ダクトと該バイパス通路とのいずれか一方を開い
    て他方を閉じる第1の切換ダンパと、 該吹出ダクトと該バイパス通路とのいずれか一方を開い
    て他方を閉じる第2の切換ダンパと、 各部の温度を検出する各種温度センサ,汚れセンサ,湿
    度センサとを備えた空調換気機能付き除湿ユニットの運
    転制御装置であって、 操作パネルの各種運転指示スイッチの操作に応じて動作
    し、上記各種センサの検出出力に応じて上記冷凍サイク
    ル,室内吹出送風機,室外吹出送風機,第1,第2の切
    換ダンパを制御し、 夏期冷房時や冬期暖房時の換気運転、室内の除湿及び換
    気運転、室内のサーキュレート運転、室内の吸気及び排
    気運転の各運転状態を設定することを特徴とする空調換
    気機能付き除湿ユニットの運転制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記操作パネルの前記運転指示スイッチの1つはフル自
    動運転を指示する「これっきり」スイッチであって、該
    「これっきり」スイッチの操作により、 まず、前記冷凍サイクルを停止状態とし、前記第1,第
    2の切換ダンパを制御して前記吸込ダクト及び前記吹出
    ダクトを閉とし、前記室内吹出送風機及び前記室外吹出
    送風機をLow運転させるサーキュレート弱運転を設定
    し、 次いで、該サーキュレート弱運転と同じ状態で室内の空
    気の汚れを前記汚れセンサで常時検知して、室内の空気
    の汚れがあるときには、前記第1,第2の切換ダンパを
    制御して前記吸込ダクト及び前記吹出ダクトを開として
    換気運転を設定し、所定の前記温度センサの検出出力か
    ら前記空調エレメントでの温度交換効率を算出して該温
    度交換効率が最大に達するまで換気運転状態を継続さ
    せ、最大温度交換効率に達すると、該冷凍サイクルを作
    動させて制御することにより、最大温度交換効率が所定
    の設定値にあるようにして前記夏期冷房時もしくは前記
    冬期暖房時の換気運転とすることを特徴とする空調換気
    機能付き除湿ユニットの運転制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記操作パネルの前記運転指示スイッチの1つは自動除
    湿運転を指示する「除湿」スイッチであって、該「除
    湿」スイッチの操作により、 運転開始時、前記湿度センサの検出出力によって室内が
    低湿度の場合には、前記冷凍サイクルを停止状態とし、
    前記第1,第2の切換ダンパを制御して前記吸込ダクト
    及び前記吹出ダクトを閉とし、前記室内吹出送風機及び
    前記室外吹出送風機をHi運転させるサーキュレート強
    運転状態とし、 運転開始時、前記湿度センサの検出出力によって室内が
    高湿度の場合には、前記冷凍サイクルを制御して前記第
    1の熱交換器を再熱器、前記第2の熱交換器を冷却器と
    し、前記第1,第2の切換ダンパを制御して前記吸込ダ
    クト及び前記吹出ダクトを閉、前記バイパス通路を開と
    し、前記室内吹出送風機及び前記室外吹出送風機を運転
    させる除湿運転状態とすることを特徴とする空調換気機
    能付き除湿ユニットの運転制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記操作パネルの前記運転指示スイッチの1つは自動換
    気運転を指示する「換気」スイッチであって、該「換
    気」スイッチの操作により、 運転開始時、前記汚れセンサによって室内の空気の汚れ
    の有無を検出し、 汚れが無い場合、前記冷凍サイクルを停止状態とし、前
    記第1,第2の切換ダンパを制御して前記吸込ダクト及
    び前記吹出ダクトを閉とし、前記室内吹出送風機及び前
    記室外吹出送風機をLow運転させるサーキュレート弱
    運転を所定時間設定した後、運転停止状態とし、 運転開始時室内の空気に汚れがある場合、該サーキュレ
    ート弱運転と同じ状態で室内の空気の汚れを前記汚れセ
    ンサで常時検知して、室内の空気の汚れがあるときに
    は、前記第1,第2の切換ダンパを制御して前記吸込ダ
    クト及び吹出ダクトを開として換気運転を設定し、所定
    の前記温度センサの検出出力から前記空調エレメントで
    の温度交換効率を算出して該温度交換効率が最大に達す
    るまで換気運転状態を継続させ、最大温度交換効率に達
    すると、該冷凍サイクルを作動させて制御することによ
    り、最大温度交換効率が所定の設定値にあるようにして
    前記夏期冷房時もしくは前記冬期暖房時の換気運転とす
    ることを特徴とする空調換気機能付き除湿ユニットの運
    転制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記操作パネルの前記運転指示スイッチの1つはマニュ
    アル除湿運転を指示する「除湿」スイッチであって、該
    「除湿」スイッチの操作により、 前記湿度センサによって室内の湿度を検出し、 該室内の湿度が所定の設定湿度より低い場合には、運転
    停止状態とし、 該室内の湿度が該設定湿度より高い場合には、前記冷凍
    サイクルを制御して前記第1の熱交換器を再熱器、前記
    第2の熱交換器を冷却器とし、前記第1,第2の切換ダ
    ンパを制御して前記吸込ダクト及び前記吹出ダクトを
    閉、前記バイパス通路を開とし、前記室内吹出送風機及
    び前記室外吹出送風機を運転させる除湿運転状態を連続
    的に設定し、 該室内の湿度が設定湿度となるように、前記湿度センサ
    の検出出力に応じて運転停止状態と該除湿運転状態とを
    交互に設定する制御を行なうことを特徴とする空調換気
    機能付き除湿ユニットの運転制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記操作パネルの前記運転指示スイッチの1つはマニュ
    アルサーキュレート運転を指示するHi、Low切り換
    えの「サーキュレート」スイッチであって、 該「サーキュレート」スイッチの操作により、前記冷凍
    サイクルを停止状態とし、前記第1,第2の切換ダンパ
    を制御して前記吸込ダクト及び前記吹出ダクトを閉と
    し、前記室内吹出送風機及び前記室外吹出送風機をLo
    w運転させるサーキュレート弱運転状態とし、 再度の該「サーキュレート」スイッチの操作により、前
    記第1,第2の切換ダンパを制御して前記吸込ダクト及
    び前記吹出ダクトを開とし、前記室内吹出送風機及び前
    記室外吹出送風機をHi運転させるサーキュレート強運
    転状態とし、 さらに該「サーキュレート」スイッチの操作により、運
    転停止状態とすることを特徴とする空調換気機能付き除
    湿ユニットの運転制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記操作パネルの前記運転指示スイッチの1つはマニュ
    アル換気運転を指示するHi、Low切り換えの「換
    気」スイッチであって、 該「換気」スイッチの操作により、前記冷凍サイクルを
    停止状態とし、前記第1,第2の切換ダンパを制御して
    前記吸込ダクト及び前記吹出ダクトを開とし、前記室内
    吹出送風機及び前記室外吹出送風機をLow運転させ、
    室内の空気の汚れを前記汚れセンサで常時検知する換気
    弱運転状態とし、 再度の該「換気」スイッチの操作により、前記換気弱運
    転状態と同様にして前記室内吹出送風機及び前記室外吹
    出送風機をHi運転させる換気強運転状態とし、 さらに該「換気」スイッチの操作により、運転停止状態
    とすることを特徴とする空調換気機能付き除湿ユニット
    の運転制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 前記操作パネルの前記運転指示スイッチの1つはマニュ
    アル排気運転を指示するHi、Low切り換えの「排
    気」スイッチであって、 該「排気」スイッチの操作により、前記冷凍サイクルを
    停止状態とし、前記第1,第2の切換ダンパを制御して
    前記吸込ダクトを閉、前記吹出ダクトを開とし、前記室
    外吹出送風機をLow運転させる排気弱運転状態とし、 再度の該「排気」スイッチの操作により、該排気弱運転
    状態と同様な状態で前記室外吹出送風機をHi運転させ
    る排気強運転状態とし、 さらに該「排気」スイッチの操作により、運転停止状態
    とすることを特徴とする空調換気機能付き除湿ユニット
    の運転制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 前記操作パネルの前記運転指示スイッチの1つはマニュ
    アル吸気運転を指示するHi、Low切り換えの「吸
    気」スイッチであって、 該「吸気」スイッチの操作により、前記冷凍サイクルを
    停止状態とし、前記第1,第2の切換ダンパを制御して
    前記吸込ダクトを開、前記吹出ダクトを閉とし、前記室
    内吹出送風機をLow運転させる吸気弱運転状態とし、 再度の該「吸気」スイッチの操作により、該吸気弱運転
    状態と同様な状態で前記室内吹出送風機をHi運転させ
    る吸気強運転状態とし、 さらに該「吸気」スイッチの操作により、運転停止状態
    とすることを特徴とする空調換気機能付き除湿ユニット
    の運転制御装置。
JP4270477A 1992-10-08 1992-10-08 空調換気機能付き除湿ユニットの運転制御装置 Pending JPH06123469A (ja)

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